JPH08267616A - 摺動ブッシュの製造方法 - Google Patents

摺動ブッシュの製造方法

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JPH08267616A
JPH08267616A JP10018695A JP10018695A JPH08267616A JP H08267616 A JPH08267616 A JP H08267616A JP 10018695 A JP10018695 A JP 10018695A JP 10018695 A JP10018695 A JP 10018695A JP H08267616 A JPH08267616 A JP H08267616A
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JP
Japan
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metal fitting
peripheral surface
tubular metal
sliding member
sliding
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Pending
Application number
JP10018695A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Watanabe
博之 渡辺
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Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rubber Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】摺動性能に優れた摺動ブッシュを簡単に製造す
ることができる製造方法を提供する。 【構成】摺動部材2を成形する射出成形型内に外筒金具
1を配置して樹脂材料を射出し固化させることにより、
外筒金具1の内周面にその外周面が固着されその内周面
に軸方向に延びる潤滑油溝21を有する摺動部材2を形
成する工程と、形成された摺動部材2の内周に、第1ス
トッパ部33をもつ第1分割体31と第2ストッパ部3
4をもつ第2分割体32とに軸方向において分割形成さ
れた内筒金具3を軸方向の両側からそれぞれ装着して組
み付ける工程と、摺動部材2と内筒金具3との間に潤滑
油を充填するとともに外筒金具1の両端部と内筒金具3
との間にそれぞれ環状シール部材4を装着して封止する
工程とを実施する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば車両のサスペン
ション等に好適に用いられる摺動ブッシュの製造方法に
関する。
【0002】
【従来技術】従来より、車両のサスペンション機構等に
おいて、ロッド等を車体又は車輪側部材に対して一軸回
りに回動可能に連結させるための摺動ブッシュが知られ
ている。このような摺動ブッシュは、例えば図3に示す
ように、外筒金具5と、外筒金具5の内側に同軸的に配
設され、軸方向中央部に軸方向所定長さにわたって外周
面が拡径された拡径部61をもつ内筒金具6と、内筒金
具6の拡径部61と外筒金具5との間に充填固化した樹
脂材料にて形成され、その外周面が外筒金具5の内周面
に固着されるとともにその内周面が内筒金具6の外周面
に軸心回りに摺動自在に保持された筒状の摺動部材7
と、外筒金具5の内周面に固定され摺動部材7の軸方向
両端面を係止する一対の環状の係止部材8と、外筒金具
5の軸方向両端部と内筒金具6との間に介在された一対
の環状シール部材9とから構成されている。
【0003】この摺動ブッシュは次のようにして製造さ
れる。先ず、外筒金具5の内周面に接着剤を塗布し、そ
の内側に内筒金具6を同軸状に挿入した後、外筒金具5
の内周面の両端に各係止部材8を圧入により嵌合固定す
る。次に、その外筒金具5及び内筒金具6を摺動部材7
を成形する射出成形型内の所定位置に配置する。その状
態で、外筒金具5に形成された注入孔51から外筒金具
5と内筒金具6との間に樹脂材料を射出し充填固化させ
ることにより外筒金具5の内周面に固着された摺動部材
7を形成する。このとき、摺動部材7の内周面と内筒金
具6の外周面との間には、固化時の収縮作用によりわず
かなクリアランスが形成される。その後、外筒金具5の
両端部と内筒金具6との間に環状シール部材9を装着
し、摺動部材7と内筒金具6との間に充填されたグリー
スを封止することにより摺動ブッシュが完成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
摺動ブッシュは、摺動部材7及び内筒金具6間での摺動
により外筒金具5及び内筒金具6間における軸心回りの
相対回動を許容して軸心回りの捩じり剛性を低減させて
いる。この摺動部材7及び内筒金具6間における摺動性
能は、摺動部材7を樹脂成形により形成する際に樹脂が
固化するときの収縮作用によって形成されるクリアラン
スに依存している。
【0005】しかし、上記従来の摺動ブッシュでは、内
筒金具6の拡径部61の存在により拡径部61と外筒金
具5との間のクリアランスが小さいので、そのクリアラ
ンスに充填された樹脂の収縮方向の厚肉は薄く、樹脂の
収縮量は小さくなる。そのため、形成されるクリアラン
スが不安定となり、安定した摺動性能を得ることが困難
となる。
【0006】また、摺動部材7と内筒金具6とのクリア
ランスにはグリース等が充填されているものの、そのク
リアランスが微少であるため摺動面全域に充分に行き渡
らないという不具合がある。本発明は上記実情に鑑み案
出されたものであり、摺動性能に優れた摺動ブッシュを
簡単に製造することができる製造方法を提供することを
解決すべき課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の摺動ブッシュの製造方法は、外筒金具と、該外筒金
具の内周面にその外周面が固着されその内周面に軸方向
に延びる潤滑油溝を有する樹脂よりなる円筒状の摺動部
材と、該摺動部材の内周面に軸心回りに摺動自在に保持
され、該摺動部材との間に軸方向への相対変位を規制す
る一対のストッパ部を有する内筒金具と、前記外筒金具
の両端部と前記内筒金具との間に介装され、該摺動部材
と前記内筒金具との間に充填された潤滑油を封止する一
対の環状シール部材とからなる摺動ブッシュの製造方法
であって、前記摺動部材を成形する射出成形型内に前記
外筒金具を配置して樹脂材料を射出し固化させることに
より、前記外筒金具の内周面にその外周面が固着されそ
の内周面に軸方向に延びる前記潤滑油溝を有する前記摺
動部材を形成する工程と、形成された前記摺動部材の内
周に、一方の前記ストッパ部をもつ第1分割体と他方の
前記ストッパ部をもつ第2分割体とに軸方向において分
割形成された前記内筒金具を軸方向の両側からそれぞれ
装着して組み付ける工程と、前記摺動部材と前記内筒金
具との間に潤滑油を充填するとともに前記外筒金具の両
端部と前記内筒金具との間にそれぞれ前記環状シール部
材を装着して封止する工程と、からなることを特徴とす
るものである。
【0008】
【作用】本発明の摺動ブッシュの製造方法では、摺動部
材を樹脂射出成形により形成する際に、摺動部材の内周
面に軸方向に延びる潤滑油溝が形成される。これによ
り、摺動部材と内筒金具との間に充填される潤滑油がそ
の潤滑油溝を介して摺動面の全域に円滑かつ確実に行き
渡るようになり、摺動部材及び内筒金具間における摺動
性能が良好になる。また、潤滑油溝が設けられているこ
とにより潤滑油の充填量の増量化が可能となり、良好な
摺動性能の長期にわたる維持が可能となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は本実施例において製造される摺動ブッシュの
断面図であって、その製造方法を説明する前に、この摺
動ブッシュの構成について説明する。この摺動ブッシュ
は、図1に示すように、外筒金具1と、外筒金具1の内
周面にその外周面が固着されその内周面に軸方向に延び
る複数の潤滑油溝21を有する樹脂よりなる円筒状の摺
動部材2と、摺動部材2の内周面に微少間隔を隔てて軸
心回りに摺動自在に保持され、摺動部材2との間に軸方
向への相対変位を規制する一対の第1及び第2ストッパ
部33、34を有する内筒金具3と、外筒金具1及び内
筒金具3間の両軸端部に装着され内部に注入されるグリ
ース(図示せず)を封止する一対の環状シール部材4と
で構成されている。
【0010】外筒金具1は、内周の軸方向中央部分に軸
方向所定長さにわたって形成された膨出部11を有す
る。この膨出部11には、その表面に固着される摺動部
材2と係合する回り止め用の係合溝12が設けられてい
る。また、外筒金具1の軸方向中央部分には、摺動部材
2を成形する際に樹脂材料を注入する注入孔13が厚さ
方向に貫設されている。
【0011】摺動部材2は、外筒金具1の膨出部11表
面に沿って略一定の厚さの円筒形状に形成されている。
この摺動部材2の内周面には、軸方向に延びる複数の潤
滑油溝21が形成されている。内筒金具3は、外筒金具
1よりも軸方向に長いパイプ状に形成されており、軸方
向中央で二つに分割された第1分割体31及び第2分割
体32で構成されている。第1分割体31の外周面に
は、外筒金具1の膨出部11の一側部の傾斜面と対向す
る傾斜面をもつリング状の第1ストッパ部33が突設さ
れている。また、第2分割体32の外周面には、外筒金
具1の膨出部11の他側部の傾斜面と対向する傾斜面を
もつリング状の第2ストッパ部34が突設されている。
【0012】環状シール部材4は、金属リング41と、
金属リング41に接着されたゴムリング42とからな
る、この環状シール部材4は、外筒金具1の内周面に金
属リング41を圧入することにより装着され、外筒金具
1と内筒金具3との間に形成されるクリアランスを軸方
向両端部で閉塞している。本実施例の摺動ブッシュは以
上のように構成されており、以下、この摺動ブッシュの
製造方法を説明する。
【0013】先ず、外筒金具1の内周面に接着剤を塗布
し、摺動部材を成形する射出成形型内の所定位置にその
外筒金具1を配置する。そして、ナイロン66やアセタ
ールにMoS2 等を添加してなる樹脂材料をその射出成
形型に形成されたキャビティ内に外筒金具1の注入孔1
3から射出し固化させることにより摺動部材2を形成す
る。これにより、その外周面が外筒金具1の内周面に固
着され、その内周面に軸方向に延びる複数の潤滑油溝2
1を有する摺動部材2が形成される。
【0014】次に、形成された摺動部材2及び外筒金具
1の一体物を射出成形型から取出し、第1ストッパ部3
3をもつ第1分割体31と第2ストッパ部34をもつ第
2分割体32とに分割形成された内筒金具3を摺動部材
2の内周に軸方向の両側からそれぞれ装着して組み付け
る。その後、摺動部材2と内筒金具3との間にグリース
を充填するとともに、外筒金具及1及び内筒金具2の両
軸端部にそれぞれ環状シール部材4を圧入することによ
り装着して封止する。これにより、図1に示す本実施例
の摺動ブッシュが完成する。
【0015】以上のようにして製造された本実施例の摺
動ブッシュは、摺動部材2と内筒金具3とのクリアラン
スに充填されたグリースが各潤滑油溝21を介して摺動
面全域に円滑かつ確実に行き渡るようになり、摺動部材
2及び内筒金具3間における摺動性能が良好になる。ま
た、潤滑油溝21を有することにより潤滑油の充填量が
増大し、良好な摺動性能が長期にわたって維持される。
【0016】以上のように、本実施例の摺動ブッシュ製
造方法によれば、摺動部材2を樹脂射出成形により形成
する際に、摺動部材2の内周面に潤滑油溝21を形成す
るようにしているため、摺動性能に優れた摺動ブッシュ
を簡単に製造することができる。なお、摺動部材2の内
周面に形成される潤滑油溝21は、摺動部材2の厚みや
強度等を考慮して所望の大きさに形成することができ、
その数も適宜選択することができる。
【0017】
【発明の効果】本発明の摺動ブッシュの製造方法によれ
ば、摺動部材を樹脂射出成形により形成する際に摺動部
材の内周面に軸方向に延びる潤滑油溝を形成し、摺動部
材と内筒金具との間に充填される潤滑油がその潤滑油溝
を介して摺動面の全域に円滑かつ確実に行き渡るように
しているため、摺動性能に優れた摺動ブッシュを簡単に
製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例において製造される摺動ブッシ
ュの断面図である。
【図2】本発明の実施例において摺動部材を成形した状
態を示す断面図である。
【図3】従来の摺動ブッシュの断面図である。
【符号の説明】
1、5…外筒金具 2、7…摺動部材 3、6…内
筒金具 4、9…環状シール部材 11…膨出部 12…係
合溝 13…注入孔 21…潤滑油溝 31…第1分割体 32…第2分割体 33…第1ストッパ部 34…
第2ストッパ部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外筒金具と、該外筒金具の内周面にその
    外周面が固着されその内周面に軸方向に延びる潤滑油溝
    を有する樹脂よりなる円筒状の摺動部材と、該摺動部材
    の内周面に軸心回りに摺動自在に保持され、該摺動部材
    との間に軸方向への相対変位を規制する一対のストッパ
    部を有する内筒金具と、前記外筒金具の両端部と前記内
    筒金具との間に介装され、該摺動部材と前記内筒金具と
    の間に充填された潤滑油を封止する一対の環状シール部
    材とからなる摺動ブッシュの製造方法であって、 前記摺動部材を成形する射出成形型内に前記外筒金具を
    配置して樹脂材料を射出し固化させることにより、前記
    外筒金具の内周面にその外周面が固着されその内周面に
    軸方向に延びる前記潤滑油溝を有する前記摺動部材を形
    成する工程と、 形成された前記摺動部材の内周に、一方の前記ストッパ
    部をもつ第1分割体と他方の前記ストッパ部をもつ第2
    分割体とに軸方向において分割形成された前記内筒金具
    を軸方向の両側からそれぞれ装着して組み付ける工程
    と、 前記摺動部材と前記内筒金具との間に潤滑油を充填する
    とともに前記外筒金具の両端部と前記内筒金具との間に
    それぞれ前記環状シール部材を装着して封止する工程
    と、 からなることを特徴とする摺動ブッシュの製造方法。
JP10018695A 1995-03-31 1995-03-31 摺動ブッシュの製造方法 Pending JPH08267616A (ja)

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