JPH0627863Y2 - ブッシュ組立体 - Google Patents
ブッシュ組立体Info
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- JPH0627863Y2 JPH0627863Y2 JP10744889U JP10744889U JPH0627863Y2 JP H0627863 Y2 JPH0627863 Y2 JP H0627863Y2 JP 10744889 U JP10744889 U JP 10744889U JP 10744889 U JP10744889 U JP 10744889U JP H0627863 Y2 JPH0627863 Y2 JP H0627863Y2
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- tubular body
- cylinder
- sliding member
- peripheral surface
- resin
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、第1筒状体及び第2筒状体の間に摺動部材を
介在させ、該摺動部材の摺動により上記第1筒状体及び
第2筒状体の相対回転を可能にしたブッシュ組立体に関
する。本考案のブッシュ組立体は、サスペンションアー
ムの取付け等に適用することができる。
介在させ、該摺動部材の摺動により上記第1筒状体及び
第2筒状体の相対回転を可能にしたブッシュ組立体に関
する。本考案のブッシュ組立体は、サスペンションアー
ムの取付け等に適用することができる。
[従来の技術] 従来より、第6図に示すように、内筒100と、内筒1
00と同心状に配設された外筒200と、内筒100と
外筒200との間に同心状に配設された中間筒300
と、中間筒300と外筒200との間に介在された弾性
部材400と、中間筒300に圧入により嵌合固定され
内筒100と中間筒300との間に介在された摺動部材
500と、摺動部材500の軸方向外方で内筒100の
外周面に圧入により固定されたストッパー金具600と
を有するブッシュ組立体が知られている(特開昭64−
6441号公報)。
00と同心状に配設された外筒200と、内筒100と
外筒200との間に同心状に配設された中間筒300
と、中間筒300と外筒200との間に介在された弾性
部材400と、中間筒300に圧入により嵌合固定され
内筒100と中間筒300との間に介在された摺動部材
500と、摺動部材500の軸方向外方で内筒100の
外周面に圧入により固定されたストッパー金具600と
を有するブッシュ組立体が知られている(特開昭64−
6441号公報)。
上記ブッシュ組立体では、外筒200と中間筒300と
の間に介在された弾性部材400により内筒100と外
筒200との軸方向に交差する方向の相対振動を吸収
し、また内筒100の外周面と摺動部材500の内周面
との間の境界面を摺動面として摺動部材500が摺動す
ることにより内筒100と外筒200との相対回転にと
もなう捩りばね作用を低減している。
の間に介在された弾性部材400により内筒100と外
筒200との軸方向に交差する方向の相対振動を吸収
し、また内筒100の外周面と摺動部材500の内周面
との間の境界面を摺動面として摺動部材500が摺動す
ることにより内筒100と外筒200との相対回転にと
もなう捩りばね作用を低減している。
[考案が解決しようとする課題] ところが、上記従来のブッシュ組立体は、内筒100、
中間筒300、及び摺動部材500をそれぞれ所定寸法
に製造し、中間筒300に摺動部材500を圧入により
嵌合固定後、摺動部材500と内筒100との間に一定
の摺動クリアランスが確保されるように中間筒300及
び摺動部材500を内筒100に嵌合することにより製
造される。そして、摺動部材500の内周面と内筒10
0の外周面との間の境界面を摺動面として摺動部材50
0を内筒100に対して摺動可能にしている。このた
め、各部材の製造誤差等による径方向及び軸方向の摺動
クリアランスのばらつき、ひいては径方向及び軸方向の
ガタ付きが発生しやすい。また、このガタ付きを防止す
るために切削加工等による各部材の寸法精度の向上を図
る必要があり、工程数が増えるとともにコスト高につな
がる。
中間筒300、及び摺動部材500をそれぞれ所定寸法
に製造し、中間筒300に摺動部材500を圧入により
嵌合固定後、摺動部材500と内筒100との間に一定
の摺動クリアランスが確保されるように中間筒300及
び摺動部材500を内筒100に嵌合することにより製
造される。そして、摺動部材500の内周面と内筒10
0の外周面との間の境界面を摺動面として摺動部材50
0を内筒100に対して摺動可能にしている。このた
め、各部材の製造誤差等による径方向及び軸方向の摺動
クリアランスのばらつき、ひいては径方向及び軸方向の
ガタ付きが発生しやすい。また、このガタ付きを防止す
るために切削加工等による各部材の寸法精度の向上を図
る必要があり、工程数が増えるとともにコスト高につな
がる。
さらに、摺動部材500の軸方向外方への抜出しを防止
するためのストッパー金具600を要するなど構成部品
数が多いため、組立工数も多くなりコスト高につなが
る。
するためのストッパー金具600を要するなど構成部品
数が多いため、組立工数も多くなりコスト高につなが
る。
本考案は、安定した摺動クリアランスを確保でき、しか
も組付けが容易なブッシュ組立体を提供することを解決
すべき技術課題とするものである。
も組付けが容易なブッシュ組立体を提供することを解決
すべき技術課題とするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案のブッシュ組立体は、第1筒状体と、該第1筒状
体の外周に所定間隔を隔てて同心状に配設され、その内
周面には円周方向に延びる凸状又は凹状の軸方向規制部
が設けられた第2筒状体と、該第1筒状体の外周面全体
を被覆するように設けられ、該第1筒状体と該第2筒状
体との間で少なくとも該軸方向規制部の軸方向幅を両側
に越える範囲内に射出成形により形成され、該射出成形
後の樹脂の収縮力により該第1筒状体に固定されるとと
もに該第2筒状体との間に摺動クリアランスが形成され
た筒状の樹脂製摺動部材と、該軸方向規制部の軸方向の
両外側において、内周面が該第1筒状の外周面上におけ
る該樹脂製摺動部材に密接されてシールする一対のシー
ル部材とからなることを特徴とする。
体の外周に所定間隔を隔てて同心状に配設され、その内
周面には円周方向に延びる凸状又は凹状の軸方向規制部
が設けられた第2筒状体と、該第1筒状体の外周面全体
を被覆するように設けられ、該第1筒状体と該第2筒状
体との間で少なくとも該軸方向規制部の軸方向幅を両側
に越える範囲内に射出成形により形成され、該射出成形
後の樹脂の収縮力により該第1筒状体に固定されるとと
もに該第2筒状体との間に摺動クリアランスが形成され
た筒状の樹脂製摺動部材と、該軸方向規制部の軸方向の
両外側において、内周面が該第1筒状の外周面上におけ
る該樹脂製摺動部材に密接されてシールする一対のシー
ル部材とからなることを特徴とする。
上記第1筒状体の外周面には周方向に延びる環状凹部又
は環状凸部を1条以上設けることが好ましい。この環状
凹部又は環状凸部により上記樹脂製摺動部材の第1筒状
体に対する軸方向結合力を高めることができる。
は環状凸部を1条以上設けることが好ましい。この環状
凹部又は環状凸部により上記樹脂製摺動部材の第1筒状
体に対する軸方向結合力を高めることができる。
上記第2筒状体は、第1筒状体の外周に所定間隔を隔て
て同心状に配設されている。第2筒状体の内周面には円
周方向に延びる凸状又は凹状の軸方向規制部が設けられ
ている。この軸方向規制部は、第2筒状体と樹脂製摺動
部材とを軸方向に規制するためのものである。凸状の軸
方向規制部は、第2筒状体にプレス加工等を施すことに
より第2筒状体と一体的に設けてもよいし、第2筒状体
の内周面の所定位置に別の筒状体を嵌合固定することに
より設けてもよい。一方、凹状の軸方向規制部は、第2
筒状体の内周面に切削加工等により溝状に設けることが
できる。また、上記凸状の軸方向規制部を2個設けた場
合、各該軸方向規制部間に1個の凹状の軸方向規制部が
設けられる。なお、第2筒状体は同軸状に突合された2
つの分割筒状体から構成することもできる。
て同心状に配設されている。第2筒状体の内周面には円
周方向に延びる凸状又は凹状の軸方向規制部が設けられ
ている。この軸方向規制部は、第2筒状体と樹脂製摺動
部材とを軸方向に規制するためのものである。凸状の軸
方向規制部は、第2筒状体にプレス加工等を施すことに
より第2筒状体と一体的に設けてもよいし、第2筒状体
の内周面の所定位置に別の筒状体を嵌合固定することに
より設けてもよい。一方、凹状の軸方向規制部は、第2
筒状体の内周面に切削加工等により溝状に設けることが
できる。また、上記凸状の軸方向規制部を2個設けた場
合、各該軸方向規制部間に1個の凹状の軸方向規制部が
設けられる。なお、第2筒状体は同軸状に突合された2
つの分割筒状体から構成することもできる。
上記樹脂製摺動部材は、上記第1筒状体の外周面全体を
被覆するように設けられ、上記第1筒状体と上記第2筒
状体との間で少なくとも上記第2筒状体の軸方向規制部
の軸方向幅を両側に超える範囲内に射出成形により充填
形成される。そして、該樹脂製摺動部材の射出成形後、
樹脂が冷えると樹脂製摺動部材は主に径方向内方に収縮
して上記第1筒状体に強固に固定されるとともに、上記
第2筒状体との間に適度の摺動クリアランスが形成され
る。
被覆するように設けられ、上記第1筒状体と上記第2筒
状体との間で少なくとも上記第2筒状体の軸方向規制部
の軸方向幅を両側に超える範囲内に射出成形により充填
形成される。そして、該樹脂製摺動部材の射出成形後、
樹脂が冷えると樹脂製摺動部材は主に径方向内方に収縮
して上記第1筒状体に強固に固定されるとともに、上記
第2筒状体との間に適度の摺動クリアランスが形成され
る。
[作用] 本考案のブッシュ組立体は、第1筒状体と第2筒状体と
の間で少なくとも凸状又は凹状の軸方向規制部の軸方向
幅を両側に超える範囲内に射出成形により形成された樹
脂製摺動部材が、該射出成形後の樹脂の主に径方向内方
への収縮力により第1筒状体に強固に固定されるととも
に、第2筒状体との間に安定した摺動クリアランスを確
保している。
の間で少なくとも凸状又は凹状の軸方向規制部の軸方向
幅を両側に超える範囲内に射出成形により形成された樹
脂製摺動部材が、該射出成形後の樹脂の主に径方向内方
への収縮力により第1筒状体に強固に固定されるととも
に、第2筒状体との間に安定した摺動クリアランスを確
保している。
したがって、第1筒状体と第2筒状体との間でこの樹脂
製摺動部材を介して安定した相対回転が可能となる。ま
た、上記樹脂製摺動部材は、第1筒状体に樹脂の収縮力
を利用して強固に固定されるとともに、第2筒状体の軸
方向規制部により軸方向の必要以上の遊動が規制されて
おり、これら第1筒状体、樹脂製摺動部材、及び第2筒
状体は径方向とともに軸方向に確実に結合される。
製摺動部材を介して安定した相対回転が可能となる。ま
た、上記樹脂製摺動部材は、第1筒状体に樹脂の収縮力
を利用して強固に固定されるとともに、第2筒状体の軸
方向規制部により軸方向の必要以上の遊動が規制されて
おり、これら第1筒状体、樹脂製摺動部材、及び第2筒
状体は径方向とともに軸方向に確実に結合される。
さらに、上記摺動クリアランスの成形と同時に、シール
部材との摺接部を含めて第1筒状体の外周面全体にわた
って樹脂製摺動部材が形成されていることから、第1筒
状体の外周面両端部の高い防錆性が得られるとともに、
シール部材との摺接部における平滑性が確保される。
部材との摺接部を含めて第1筒状体の外周面全体にわた
って樹脂製摺動部材が形成されていることから、第1筒
状体の外周面両端部の高い防錆性が得られるとともに、
シール部材との摺接部における平滑性が確保される。
[実施例] 以下、図面を参照しつつ実施例により本考案のブッシュ
組立体を説明する。
組立体を説明する。
第1図は、本実施例のブッシュ組立体の縦断面図であ
る。本実施例のブッシュ組立体は、内筒(第1筒状体)
1と、この内筒1と同心状に配設された外筒2と、内筒
1と外筒2との間に同心状に配設された内中間筒(第2
筒状体)3及び外中間筒4と、外中間筒4と外筒2との
間に介在された弾性部材5と、内筒1と内中間筒3との
間に介在された樹脂製摺動部材6と、外中間筒4の両端
内周面と内筒1の両端近くに固定された摺動部材6の外
周面との間に介設されたシール部材7とを主な構成要素
としている。
る。本実施例のブッシュ組立体は、内筒(第1筒状体)
1と、この内筒1と同心状に配設された外筒2と、内筒
1と外筒2との間に同心状に配設された内中間筒(第2
筒状体)3及び外中間筒4と、外中間筒4と外筒2との
間に介在された弾性部材5と、内筒1と内中間筒3との
間に介在された樹脂製摺動部材6と、外中間筒4の両端
内周面と内筒1の両端近くに固定された摺動部材6の外
周面との間に介設されたシール部材7とを主な構成要素
としている。
上記内筒1は、金属で形成された筒状体である。内筒1
の外周面には周方向に延びる環状凹部11が所定間隔を
隔ててて3条形成されている。
の外周面には周方向に延びる環状凹部11が所定間隔を
隔ててて3条形成されている。
上記外筒2は金属で形成された筒状体で、一端側に径方
向外方に張出す膨出部21を有している。
向外方に張出す膨出部21を有している。
上記内中間筒3は金属で形成された筒状体で、内筒1の
外周に所定間隔を隔てて同心状に配設されている。この
内中間筒3の内周面には金属で形成されたリング状の2
個の軸方向規制部材31、31が軸方向に所定間隔を隔
てて圧入により嵌合固定されている。
外周に所定間隔を隔てて同心状に配設されている。この
内中間筒3の内周面には金属で形成されたリング状の2
個の軸方向規制部材31、31が軸方向に所定間隔を隔
てて圧入により嵌合固定されている。
なお、上記内中間筒3は、同軸状に突合された2つの分
割筒状体から構成することもできる。例えば、第4図に
示すように、円周方向に伸びる環状で径方向内方に張出
すようにプレス加工により形成された凸部301をそれ
ぞれもつ2つの半内中間筒302、302を外中間筒4
内に圧入により嵌合固定したものを使用することができ
る。また第5図に示すように、内周面に一体的に形成さ
れた環状凸部311をそれぞれもつ2つの半中間筒31
0、310を突合せ端で接着剤等により固定して使用す
ることもできる。この場合、外中間筒4は特に必要とし
ない。
割筒状体から構成することもできる。例えば、第4図に
示すように、円周方向に伸びる環状で径方向内方に張出
すようにプレス加工により形成された凸部301をそれ
ぞれもつ2つの半内中間筒302、302を外中間筒4
内に圧入により嵌合固定したものを使用することができ
る。また第5図に示すように、内周面に一体的に形成さ
れた環状凸部311をそれぞれもつ2つの半中間筒31
0、310を突合せ端で接着剤等により固定して使用す
ることもできる。この場合、外中間筒4は特に必要とし
ない。
上記外中間筒4は金属で形成され、内中間筒3より軸方
向に長い筒状体である。この外中間筒4内に上記内中間
筒3が圧入により嵌合固定されている。
向に長い筒状体である。この外中間筒4内に上記内中間
筒3が圧入により嵌合固定されている。
上記弾性部材5はゴム弾性体からなり、外筒2の内周面
と外中間筒4の外周面との間に成形加硫するとともに外
筒2及び外中間筒4に加硫接着されている。
と外中間筒4の外周面との間に成形加硫するとともに外
筒2及び外中間筒4に加硫接着されている。
上記樹脂製摺動部材6は摺動性のよい含油プラスチック
を、内筒1と内中間筒3との間で上記2個の軸方向規制
部材31、31の間、内筒1と各軸方向規制部材31、
31との間、及び各軸方向規制部材31、31の軸方向
外方に位置する内筒1の両端外周面に射出成形すること
により形成されている。そして、摺動部材6と内中間筒
3及び各軸方向規制部材31、31との間には0.1m
mを超えない程度の摺動クリアランスが確保されてい
る。
を、内筒1と内中間筒3との間で上記2個の軸方向規制
部材31、31の間、内筒1と各軸方向規制部材31、
31との間、及び各軸方向規制部材31、31の軸方向
外方に位置する内筒1の両端外周面に射出成形すること
により形成されている。そして、摺動部材6と内中間筒
3及び各軸方向規制部材31、31との間には0.1m
mを超えない程度の摺動クリアランスが確保されてい
る。
上記シール部材7はゴムからなるリング状のもので、そ
の外周面にはL状断面をもつ金属環71が埋設されて外
中間筒4の両端内周面に圧入により嵌合されている。そ
して、シール部材7の内周面にはひだ状のシール部72
が形成されており、それぞれ内筒1の両端近くの外周面
に固定された摺動部材6の外周面に摺接している。
の外周面にはL状断面をもつ金属環71が埋設されて外
中間筒4の両端内周面に圧入により嵌合されている。そ
して、シール部材7の内周面にはひだ状のシール部72
が形成されており、それぞれ内筒1の両端近くの外周面
に固定された摺動部材6の外周面に摺接している。
上記構成を有する本実施例のブッシュ組立体は以下のよ
うに製造した。
うに製造した。
まず、第2図に示すように、外筒2と外中間筒4とを同
心状に配置した状態で弾性部材5を成形加硫するととも
に外筒2及び外中間筒4に加硫接着させることにより、
外筒2、外中間筒4、及び弾性部材5を一体化させる。
次に第3図に示すように、内周面の所定位置に2個の軸
方向規制部材31、31が圧入により嵌合固定された内
中間筒3と内筒1とを同心状に配置した状態で所定形状
の金型にセットし、含油プラスチックを型内に射出後、
冷却して摺動部材6とする。なお、摺動部材6と内筒1
との結合力をより強固にするために、内筒1の外周面に
予め接着剤を塗付しておくこともできる。また、より円
滑な摺動性を得るために、摺動部材6が摺接する内中間
筒3の内周面及び軸方向規制部材31、31の内周面に
予めグリース等を塗布しておくこともできる。上記冷却
過程中、含油性プラスチックは主に径方向内方に収縮
し、この収縮力により摺動部材6は内筒1に確実に固定
されるとともに内中間筒3及び各軸方向規制部材31、
31との間に適度の摺動クリアランスが確保される。そ
して、上記外筒2、外中間筒4、及び弾性部材5からな
る一体物内にこの内筒1、内中間筒3、及び摺動部材6
からなる一体物を圧入により嵌合固定し、さらに内筒1
の両端にシール部材7、7をそれぞれ圧入により嵌合し
て本実施例のブッシュ組立体とした。
心状に配置した状態で弾性部材5を成形加硫するととも
に外筒2及び外中間筒4に加硫接着させることにより、
外筒2、外中間筒4、及び弾性部材5を一体化させる。
次に第3図に示すように、内周面の所定位置に2個の軸
方向規制部材31、31が圧入により嵌合固定された内
中間筒3と内筒1とを同心状に配置した状態で所定形状
の金型にセットし、含油プラスチックを型内に射出後、
冷却して摺動部材6とする。なお、摺動部材6と内筒1
との結合力をより強固にするために、内筒1の外周面に
予め接着剤を塗付しておくこともできる。また、より円
滑な摺動性を得るために、摺動部材6が摺接する内中間
筒3の内周面及び軸方向規制部材31、31の内周面に
予めグリース等を塗布しておくこともできる。上記冷却
過程中、含油性プラスチックは主に径方向内方に収縮
し、この収縮力により摺動部材6は内筒1に確実に固定
されるとともに内中間筒3及び各軸方向規制部材31、
31との間に適度の摺動クリアランスが確保される。そ
して、上記外筒2、外中間筒4、及び弾性部材5からな
る一体物内にこの内筒1、内中間筒3、及び摺動部材6
からなる一体物を圧入により嵌合固定し、さらに内筒1
の両端にシール部材7、7をそれぞれ圧入により嵌合し
て本実施例のブッシュ組立体とした。
本実施例のブッシュ組立体は、内筒1及び外筒2の間に
径方向の外力が作用すると、弾性部材5がこれに応じて
径方向に圧縮変形して緩衝作用を果す。一方、内筒1及
び外筒2を相対回転させるような外力が作用する時は、
弾性部材5が周方向に弾性変形して緩衝作用を果すが、
このとき摺動部材6が内中間筒3及び各軸方向規制部材
31、31との間である摺動抵抗をもって回転するた
め、上記弾性部材5の弾性変形が低減され、緩衝作用を
適度なものとすることができる。
径方向の外力が作用すると、弾性部材5がこれに応じて
径方向に圧縮変形して緩衝作用を果す。一方、内筒1及
び外筒2を相対回転させるような外力が作用する時は、
弾性部材5が周方向に弾性変形して緩衝作用を果すが、
このとき摺動部材6が内中間筒3及び各軸方向規制部材
31、31との間である摺動抵抗をもって回転するた
め、上記弾性部材5の弾性変形が低減され、緩衝作用を
適度なものとすることができる。
そして、本実施例のブッシュ組立体では、内筒1と内中
間筒3及び各軸方向規制部材31、31の間に射出成形
により形成された樹脂製摺動部材6が、該射出成形後の
樹脂の主に径方向内方への収縮力により内筒1に強固に
固定されるとともに、内中間筒3及び各軸方向規制部材
31、31との間に安定した摺動クリアランスを確保し
ている。したがって、内筒1と内中間筒3との間でこの
樹脂製摺動部材6を介して安定した相対回転が可能とな
り、上記緩衝作用を確実に果すことができる。
間筒3及び各軸方向規制部材31、31の間に射出成形
により形成された樹脂製摺動部材6が、該射出成形後の
樹脂の主に径方向内方への収縮力により内筒1に強固に
固定されるとともに、内中間筒3及び各軸方向規制部材
31、31との間に安定した摺動クリアランスを確保し
ている。したがって、内筒1と内中間筒3との間でこの
樹脂製摺動部材6を介して安定した相対回転が可能とな
り、上記緩衝作用を確実に果すことができる。
また、射出成形後、樹脂が冷却される際の樹脂の収縮力
を利用して、摺動部材6と内中間筒3及び各軸方向規制
部材31、31との間に摺動クリアランスが形成される
ので、従来のように上記各部材を切削加工等によりそれ
ほど精度よく加工しなくても、軸方向及び径方向の摺動
クリアランスを常にほぼ一定の値にすることができ、低
コスト化、及び上述の緩衝作用の安定性向上を図ること
ができる。
を利用して、摺動部材6と内中間筒3及び各軸方向規制
部材31、31との間に摺動クリアランスが形成される
ので、従来のように上記各部材を切削加工等によりそれ
ほど精度よく加工しなくても、軸方向及び径方向の摺動
クリアランスを常にほぼ一定の値にすることができ、低
コスト化、及び上述の緩衝作用の安定性向上を図ること
ができる。
さらに、摺動部材6は射出成形により内筒1及び内中間
筒3に一体的に形成される。そして、内筒1の外周面に
は環状凹部11が形成され、この環状凹部11に摺動部
材6が埋込まれるように固定されている。また、摺動部
材6は内中間筒3の各軸方向規制部材31、31により
軸方向の必要以上の遊動が確実に規制されている。な
お、2個の軸方向規制部材31、31は、2個の凸状の
軸方向規制部として作用するほか、各軸方向規制部材3
1、31間に形成される1個の凹状の軸方向規制部とし
ても作用している。このため、摺動部材6が軸方向に抜
出すのを防止するためのストッパ金具が不要である。そ
して、摺動部材6の圧入工程及び上記ストッパ金具の圧
入工程が不要となり、組立て工数の減少を図ることがで
きる。
筒3に一体的に形成される。そして、内筒1の外周面に
は環状凹部11が形成され、この環状凹部11に摺動部
材6が埋込まれるように固定されている。また、摺動部
材6は内中間筒3の各軸方向規制部材31、31により
軸方向の必要以上の遊動が確実に規制されている。な
お、2個の軸方向規制部材31、31は、2個の凸状の
軸方向規制部として作用するほか、各軸方向規制部材3
1、31間に形成される1個の凹状の軸方向規制部とし
ても作用している。このため、摺動部材6が軸方向に抜
出すのを防止するためのストッパ金具が不要である。そ
して、摺動部材6の圧入工程及び上記ストッパ金具の圧
入工程が不要となり、組立て工数の減少を図ることがで
きる。
さらにまた、シール部材7のシール部材71が摺接する
内筒1の外周面端部まで摺動部材6が形成されているた
め、内筒1の外周面端部の高い防錆性及び平滑性を確保
することができる。
内筒1の外周面端部まで摺動部材6が形成されているた
め、内筒1の外周面端部の高い防錆性及び平滑性を確保
することができる。
さらに、上述の如く従来のブッシュ組立体のようにスト
ッパー金具を必要としないので、シール部材7が摺接す
るシール面の回転速度が小さくなる。すなわち、従来の
ブッシュ組立体における上記シール面は、内筒の外径と
ストッパー金具の径方向幅との合計長さを動径として回
転する面であるのに対し、本実施例のブッシュ組立体に
おける上記シール面は、内筒1の外径とシール部材7が
摺接する部分の摺動部材6の径方向幅との合計長さを動
径として回転する面である。したがって、本実施例のブ
ッシュ組立体では、上記動径が従来のものと比較して小
さく、その分シール面の回転速度も小さくなる。したが
って、シール面における摩擦抵抗が小さくなり、シール
部材7の摩耗量を小さくすることができる。
ッパー金具を必要としないので、シール部材7が摺接す
るシール面の回転速度が小さくなる。すなわち、従来の
ブッシュ組立体における上記シール面は、内筒の外径と
ストッパー金具の径方向幅との合計長さを動径として回
転する面であるのに対し、本実施例のブッシュ組立体に
おける上記シール面は、内筒1の外径とシール部材7が
摺接する部分の摺動部材6の径方向幅との合計長さを動
径として回転する面である。したがって、本実施例のブ
ッシュ組立体では、上記動径が従来のものと比較して小
さく、その分シール面の回転速度も小さくなる。したが
って、シール面における摩擦抵抗が小さくなり、シール
部材7の摩耗量を小さくすることができる。
[考案の効果] 以上詳述したように、本考案のブッシュ組立体は、第1
筒状体と第2筒状体との間で少なくとも軸方向規制部の
軸方向幅を両側に超える範囲内に射出成形により形成さ
れ、該射出成形後の樹脂の収縮力を利用して、樹脂製摺
動部材を第1筒状体に強固に固定するとともに摺動部材
と第2筒状体との間の安定した摺動クリアランスを確保
するものである。
筒状体と第2筒状体との間で少なくとも軸方向規制部の
軸方向幅を両側に超える範囲内に射出成形により形成さ
れ、該射出成形後の樹脂の収縮力を利用して、樹脂製摺
動部材を第1筒状体に強固に固定するとともに摺動部材
と第2筒状体との間の安定した摺動クリアランスを確保
するものである。
したがって、上記摺動クリアランスを常にほぼ一定の値
とすることができ、このため摺動による緩衝作用の安定
性向上を図るとともに、各部材を切削加工等により精密
加工する必要がなく、工程数の減少及びコストの低減を
図ることができる。
とすることができ、このため摺動による緩衝作用の安定
性向上を図るとともに、各部材を切削加工等により精密
加工する必要がなく、工程数の減少及びコストの低減を
図ることができる。
また、樹脂製摺動部材は、射出成形により第1筒状体及
び第2筒状体に一体的に形成されている。そして、樹脂
製摺動部材は、第1筒状体に強固に固定されるとともに
第2筒状体の軸方向規制部により軸方向の必要以上の遊
動が確実に規制されている。このため、従来のブッシュ
組立体では必要であった摺動部材の軸方向の抜出しを防
止するためのストッパー金具を必要としない。また、摺
動部材及びストッパー金具の圧入工程が不要となり、組
立て工数の減少を図ることができる。
び第2筒状体に一体的に形成されている。そして、樹脂
製摺動部材は、第1筒状体に強固に固定されるとともに
第2筒状体の軸方向規制部により軸方向の必要以上の遊
動が確実に規制されている。このため、従来のブッシュ
組立体では必要であった摺動部材の軸方向の抜出しを防
止するためのストッパー金具を必要としない。また、摺
動部材及びストッパー金具の圧入工程が不要となり、組
立て工数の減少を図ることができる。
さらに、シール部材との摺接部を含めて第1筒状体の外
周面全体にわたって樹脂製摺動部材が形成されているこ
とから、第1筒状体の外周面両端部の高い防錆性が得ら
れるとともに、シール部材との摺接部における平滑性が
確保されるので、第1筒状体の外周面両端部に防錆処理
や表面研磨加工等をあらためて施す必要がなく、またシ
ール部材と樹脂製摺動部材との摺動抵抗の低減によりシ
ール部材の摩耗量を小さくすることが可能となる。
周面全体にわたって樹脂製摺動部材が形成されているこ
とから、第1筒状体の外周面両端部の高い防錆性が得ら
れるとともに、シール部材との摺接部における平滑性が
確保されるので、第1筒状体の外周面両端部に防錆処理
や表面研磨加工等をあらためて施す必要がなく、またシ
ール部材と樹脂製摺動部材との摺動抵抗の低減によりシ
ール部材の摩耗量を小さくすることが可能となる。
第1図は本考案にかかる実施例のブッシュ組立体の縦断
面図、第2図は上記ブッシュ組立体の外筒、弾性部材、
及び外中間筒を一体的に形成した状態における縦断面
図、第3図は上記ブッシュ組立体の内中間筒、摺動部
材、及び内筒を一体的に形成した状態における縦断面
図、第4図は内中間筒の他の態様を示す縦断面図、第5
図は内中間筒のさらに他の態様を示す縦断面図、第6図
は従来のブッシュ組立体の縦断面図である。 1……内筒(第1筒状体)、2……外筒 3……内中間筒(第2筒状体) 4……外中間筒、5……弾性部材 6……樹脂製摺動部材、7……シール部材 31……軸方向規制部材
面図、第2図は上記ブッシュ組立体の外筒、弾性部材、
及び外中間筒を一体的に形成した状態における縦断面
図、第3図は上記ブッシュ組立体の内中間筒、摺動部
材、及び内筒を一体的に形成した状態における縦断面
図、第4図は内中間筒の他の態様を示す縦断面図、第5
図は内中間筒のさらに他の態様を示す縦断面図、第6図
は従来のブッシュ組立体の縦断面図である。 1……内筒(第1筒状体)、2……外筒 3……内中間筒(第2筒状体) 4……外中間筒、5……弾性部材 6……樹脂製摺動部材、7……シール部材 31……軸方向規制部材
Claims (1)
- 【請求項1】第1筒状体と、 該第1筒状体の外周に所定間隔を隔てて同心状に配設さ
れ、その内周面には円周方向に延びる凸状又は凹状の軸
方向規制部が設けられた第2筒状体と、 該第1筒状体の外周面全体を被覆するように設けられ、
該第1筒状体と該第2筒状体との間で少なくとも該軸方
向規制部の軸方向幅を両側に越える範囲内に射出成形に
より形成され、該射出成形後の樹脂の収縮力により該第
1筒状体に固定されるとともに該第2筒状体との間に摺
動クリアランスが形成された筒状の樹脂製摺動部材と、 該軸方向規制部の軸方向の両外側において、内周面が該
第1筒状の外周面上における該樹脂製摺動部材に密接さ
れてシールする一対のシール部材とからなることを特徴
とするブッシュ組立体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10744889U JPH0627863Y2 (ja) | 1989-09-13 | 1989-09-13 | ブッシュ組立体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10744889U JPH0627863Y2 (ja) | 1989-09-13 | 1989-09-13 | ブッシュ組立体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0346028U JPH0346028U (ja) | 1991-04-26 |
| JPH0627863Y2 true JPH0627863Y2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=31656140
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10744889U Expired - Lifetime JPH0627863Y2 (ja) | 1989-09-13 | 1989-09-13 | ブッシュ組立体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0627863Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-09-13 JP JP10744889U patent/JPH0627863Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0346028U (ja) | 1991-04-26 |
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