JPH08267703A - 中空円筒加工装置 - Google Patents
中空円筒加工装置Info
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- JPH08267703A JPH08267703A JP2221896A JP2221896A JPH08267703A JP H08267703 A JPH08267703 A JP H08267703A JP 2221896 A JP2221896 A JP 2221896A JP 2221896 A JP2221896 A JP 2221896A JP H08267703 A JPH08267703 A JP H08267703A
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- hollow
- bearing
- piston
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41C—PROCESSES FOR THE MANUFACTURE OR REPRODUCTION OF PRINTING SURFACES
- B41C1/00—Forme preparation
- B41C1/14—Forme preparation for stencil-printing or silk-screen printing
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41C—PROCESSES FOR THE MANUFACTURE OR REPRODUCTION OF PRINTING SURFACES
- B41C1/00—Forme preparation
- B41C1/14—Forme preparation for stencil-printing or silk-screen printing
- B41C1/145—Forme preparation for stencil-printing or silk-screen printing by perforation using an energetic radiation beam, e.g. a laser
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- Toxicology (AREA)
- Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
- Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 中空円筒の加工において、彫込みパターンの
位置ずれを防ぎ、精度の高い彫込みパターンを形成する
ことのできる加工装置を提供する。 【解決手段】 マシンベッド4上に配置された軸受装置
7,11の両端部面で中空円筒1を回転自在に保持す
る。軸流送風機9によって、中空円筒1の一端部から内
部に気体を送り込み中空円筒1を膨らませる。さらに、
気体供給装置9側に設けられた軸受装置11に、密封ピ
ストン14が少なくとも1つのひも状要素15を介して
接続され、中空円筒1内部を軸方向に移動し内部の圧力
調整を行うと共に、密封ピストン14によって中空円筒
1内部を分離し、軸受装置7側に圧力がかからないよう
にしてマシンベッド4が弓形に反ることを回避する。中
空円筒1の軸と光学系装置の移動軸とのズレを排除し、
光学系装置によって中空円筒表面に高精度のパターンを
彫り込む。
位置ずれを防ぎ、精度の高い彫込みパターンを形成する
ことのできる加工装置を提供する。 【解決手段】 マシンベッド4上に配置された軸受装置
7,11の両端部面で中空円筒1を回転自在に保持す
る。軸流送風機9によって、中空円筒1の一端部から内
部に気体を送り込み中空円筒1を膨らませる。さらに、
気体供給装置9側に設けられた軸受装置11に、密封ピ
ストン14が少なくとも1つのひも状要素15を介して
接続され、中空円筒1内部を軸方向に移動し内部の圧力
調整を行うと共に、密封ピストン14によって中空円筒
1内部を分離し、軸受装置7側に圧力がかからないよう
にしてマシンベッド4が弓形に反ることを回避する。中
空円筒1の軸と光学系装置の移動軸とのズレを排除し、
光学系装置によって中空円筒表面に高精度のパターンを
彫り込む。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中空円筒を加工す
る装置、特に、中空円筒内部に高圧空気を送り込みなが
ら中空円筒の表面を加工する中空円筒加工装置に関す
る。
る装置、特に、中空円筒内部に高圧空気を送り込みなが
ら中空円筒の表面を加工する中空円筒加工装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】中空円筒部材の加工装置については、欧
州特許出願94 101 572.9号においてすでに
提案されている。上記欧州特許出願に開示されている装
置はマシンベッドを備え、ここに2つの軸受装置が支持
されて、中空円筒をその両端面にて回転自在に保持する
ものである。上記装置はさらに、中空円筒の内部にガス
を送り込む気体供給装置を含み、適当な内圧によって中
空円筒を膨張させることにより中空円筒の断面を円形に
する。このガス(例えば空気)は、中空円筒の一端面か
ら部材内部に送り込まれる。マシンベッドにはさらに光
学系を支持するスライダが滑動自在に取り付けられてい
る。光学系スライダは中空円筒の長手方向に移動が可能
で、中空円筒の外周面に適当な光を照射して、中空円筒
表面を加工する。上記光学系スライダは例えば偏向ミラ
ーを有し、中空円筒と平行する方向に向いたレーザ光線
を中空円筒の表面方向に偏向させることができる。ある
いは、光学系スライダにレーザを直接取り付けることも
できる。この場合には、レーザは光学系スライダと共に
移動する。この場合、レーザから放射されたレーザー光
線は中空円筒の表面に直接衝突させることもできるし、
同様に光学系スライダに配設された偏向ミラーによって
適当な方法で偏向させることもできる。
州特許出願94 101 572.9号においてすでに
提案されている。上記欧州特許出願に開示されている装
置はマシンベッドを備え、ここに2つの軸受装置が支持
されて、中空円筒をその両端面にて回転自在に保持する
ものである。上記装置はさらに、中空円筒の内部にガス
を送り込む気体供給装置を含み、適当な内圧によって中
空円筒を膨張させることにより中空円筒の断面を円形に
する。このガス(例えば空気)は、中空円筒の一端面か
ら部材内部に送り込まれる。マシンベッドにはさらに光
学系を支持するスライダが滑動自在に取り付けられてい
る。光学系スライダは中空円筒の長手方向に移動が可能
で、中空円筒の外周面に適当な光を照射して、中空円筒
表面を加工する。上記光学系スライダは例えば偏向ミラ
ーを有し、中空円筒と平行する方向に向いたレーザ光線
を中空円筒の表面方向に偏向させることができる。ある
いは、光学系スライダにレーザを直接取り付けることも
できる。この場合には、レーザは光学系スライダと共に
移動する。この場合、レーザから放射されたレーザー光
線は中空円筒の表面に直接衝突させることもできるし、
同様に光学系スライダに配設された偏向ミラーによって
適当な方法で偏向させることもできる。
【0003】ここでいう中空円筒は、スクリーン印刷用
のステンシルの作製などに適する部材を含む。スクリー
ン印刷用のステンシルは、特に、布地やその他の適当な
材料のプリントに用いることができる。また、ハーフト
ーン技術に関しても有用である。
のステンシルの作製などに適する部材を含む。スクリー
ン印刷用のステンシルは、特に、布地やその他の適当な
材料のプリントに用いることができる。また、ハーフト
ーン技術に関しても有用である。
【0004】中空円筒は、表面に孔が均一に形成された
薄い金属ホイル(通常はニッケルから成る)で作ること
ができる。中空円筒の壁部の厚みはおよそ0.09ミリ
メートルである。ここで、金属ホイルに形成された孔
は、中空円筒の外周面上に設けられたラッカー層によっ
て塞がれている。所望のパターンを生成するには、この
ラッカー層をその位置において除去し、これにより所望
のパターンに応じて対応する金属ホイルの孔を露出させ
る。ラッカー層の組成により、ラッカー層の除去方法は
異なる。例えば、レーザー光線を照射してラッカー層を
焼き切る方法や、レーザー光線による露光の後に現像す
る方法などがある。
薄い金属ホイル(通常はニッケルから成る)で作ること
ができる。中空円筒の壁部の厚みはおよそ0.09ミリ
メートルである。ここで、金属ホイルに形成された孔
は、中空円筒の外周面上に設けられたラッカー層によっ
て塞がれている。所望のパターンを生成するには、この
ラッカー層をその位置において除去し、これにより所望
のパターンに応じて対応する金属ホイルの孔を露出させ
る。ラッカー層の組成により、ラッカー層の除去方法は
異なる。例えば、レーザー光線を照射してラッカー層を
焼き切る方法や、レーザー光線による露光の後に現像す
る方法などがある。
【0005】露光と現像によってラッカー層を除去する
場合には、ラッカー層は光重合化(photo-polymerizabl
e )できなければならない。一般的に、ラッカー層に存
在する分子の二重結合は、光照射により隣接するラッカ
ーすなわち樹脂の鎖状分子と反応する。これは、隣接す
るラッカー樹脂にも二重結合が存在したためである。こ
のような反応により橋かけが行われ、その部分が硬化す
る。通常、硬化によって体積収縮が起こる。同時に、橋
かけした部分は化学的抵抗がさらに高くなる。続く現像
工程においては、この化学的高抵抗が利用され、露光さ
れずに抵抗の小さい領域がラッカー層から溶かし出され
る。
場合には、ラッカー層は光重合化(photo-polymerizabl
e )できなければならない。一般的に、ラッカー層に存
在する分子の二重結合は、光照射により隣接するラッカ
ーすなわち樹脂の鎖状分子と反応する。これは、隣接す
るラッカー樹脂にも二重結合が存在したためである。こ
のような反応により橋かけが行われ、その部分が硬化す
る。通常、硬化によって体積収縮が起こる。同時に、橋
かけした部分は化学的抵抗がさらに高くなる。続く現像
工程においては、この化学的高抵抗が利用され、露光さ
れずに抵抗の小さい領域がラッカー層から溶かし出され
る。
【0006】別の例においては、単一ラッカー層の代わ
りに二重ラッカー層を用いることができる。二重ラッカ
ー層を用いる場合、円筒型の金属ホイル上に直接形成さ
れる層は、より高い光吸収率を有する層である。このよ
うな高い光吸収は、ラッカー層の基本樹脂成分に、大量
の光吸収染料を添加することによって実現させることが
できる。そして、この光吸収率の高い層の上に別の層が
形成される。この層は、大部分が透明であり、一般的に
感光剤を含んでいる。光照射によって橋かけを発生させ
るために樹脂が光量子を捕捉するので、当然ながら、第
2の層を完全に透明にすることはできない。このような
光捕捉により上記の光化学プロセスが開始され、最終的
に橋かけが起こる。上記の二重層による技術は、特に緻
密でシャープな輪郭のパターンを生成する場合に効果的
である。染料層が第1の層として形成されているので、
輪郭をばらつかせる拡散光散乱効果を、この層の下に設
けられた金属ホイルの金属表面によって防ぐことができ
る。この例において必要とされる2つの異なる層は、連
続的に形成される。各層は、その形成後に乾燥させられ
る。
りに二重ラッカー層を用いることができる。二重ラッカ
ー層を用いる場合、円筒型の金属ホイル上に直接形成さ
れる層は、より高い光吸収率を有する層である。このよ
うな高い光吸収は、ラッカー層の基本樹脂成分に、大量
の光吸収染料を添加することによって実現させることが
できる。そして、この光吸収率の高い層の上に別の層が
形成される。この層は、大部分が透明であり、一般的に
感光剤を含んでいる。光照射によって橋かけを発生させ
るために樹脂が光量子を捕捉するので、当然ながら、第
2の層を完全に透明にすることはできない。このような
光捕捉により上記の光化学プロセスが開始され、最終的
に橋かけが起こる。上記の二重層による技術は、特に緻
密でシャープな輪郭のパターンを生成する場合に効果的
である。染料層が第1の層として形成されているので、
輪郭をばらつかせる拡散光散乱効果を、この層の下に設
けられた金属ホイルの金属表面によって防ぐことができ
る。この例において必要とされる2つの異なる層は、連
続的に形成される。各層は、その形成後に乾燥させられ
る。
【0007】一方、表面を適当な方法で構成することの
できるマスター(master)を中空円筒として使用し、上
記のタイプの孔が形成された金属円筒を生成することも
できる。この場合は、孔は必ずしも均等に形成される必
要はない。
できるマスター(master)を中空円筒として使用し、上
記のタイプの孔が形成された金属円筒を生成することも
できる。この場合は、孔は必ずしも均等に形成される必
要はない。
【0008】中空円筒型のマスターは、一般的に、スク
リーン構造を有さない薄い金属シートでできている。こ
の金属円筒の外表面上に感光層システムが形成されてい
る。感光層システムは、例えば、既に説明したような単
一ラッカー層もしくは二重ラッカー層によって構成する
ことができる。
リーン構造を有さない薄い金属シートでできている。こ
の金属円筒の外表面上に感光層システムが形成されてい
る。感光層システムは、例えば、既に説明したような単
一ラッカー層もしくは二重ラッカー層によって構成する
ことができる。
【0009】マスターを加工する場合、マスターはその
2つの端部面が、2つの円錐形ピボットによって円形の
彫込み機に収容される。感光性のラッカー層にレーザー
光線によってパターンデザインが形成される。この場
合、ラッカー層はレーザー光線によって完全に除去する
ことができる。より詳細には、対応する強度及び波長を
有するレーザー光線を用いた熱による除去によってラッ
カー層を除去することができる(例えば、10.6μm
波長の光線を発するCO2 ガスレーザを用いる)。さら
に、フォトリソグラフィック除去によってラッカー層を
除去することもできる。この場合は、通常、波長が32
0nmから550nmの範囲にあるレーザによって除去
される。フォトリソグラフィック除去の場合も、前述の
露光と現像によって、重合化可能なラッカー層の橋かけ
を行うことができる。
2つの端部面が、2つの円錐形ピボットによって円形の
彫込み機に収容される。感光性のラッカー層にレーザー
光線によってパターンデザインが形成される。この場
合、ラッカー層はレーザー光線によって完全に除去する
ことができる。より詳細には、対応する強度及び波長を
有するレーザー光線を用いた熱による除去によってラッ
カー層を除去することができる(例えば、10.6μm
波長の光線を発するCO2 ガスレーザを用いる)。さら
に、フォトリソグラフィック除去によってラッカー層を
除去することもできる。この場合は、通常、波長が32
0nmから550nmの範囲にあるレーザによって除去
される。フォトリソグラフィック除去の場合も、前述の
露光と現像によって、重合化可能なラッカー層の橋かけ
を行うことができる。
【0010】上述のようにマスターを加工した後、加工
により得られた構造の表面に金属層が電着される。例え
ば、電気めっきのニッケルめっき工程において、あるい
は化学的ニッケル浴を用いて、ニッケル層が電着され
る。こうして、マスターの金属の存在しない部分にニッ
ケルが電着される。これにより、所望の孔パターンを有
するニッケル円筒が形成され、これがマスターから取り
外される。このニッケル円筒に均一の孔を形成される場
合、これを前述の円筒とすることができる。しかしなが
ら、マスターを適当に加工することにより、孔の構成を
別の方法で選択することもできる。例えば、ハーフトー
ン用の彫込みパターンを得るための孔構成を選択するこ
ともできる。
により得られた構造の表面に金属層が電着される。例え
ば、電気めっきのニッケルめっき工程において、あるい
は化学的ニッケル浴を用いて、ニッケル層が電着され
る。こうして、マスターの金属の存在しない部分にニッ
ケルが電着される。これにより、所望の孔パターンを有
するニッケル円筒が形成され、これがマスターから取り
外される。このニッケル円筒に均一の孔を形成される場
合、これを前述の円筒とすることができる。しかしなが
ら、マスターを適当に加工することにより、孔の構成を
別の方法で選択することもできる。例えば、ハーフトー
ン用の彫込みパターンを得るための孔構成を選択するこ
ともできる。
【0011】上述のような中空円筒を加工する従来の中
空円筒加工装置(レーザ彫込み機)を図8に示す。な
お、図8においては、装置の構造は概略的に示されてい
る。
空円筒加工装置(レーザ彫込み機)を図8に示す。な
お、図8においては、装置の構造は概略的に示されてい
る。
【0012】図8には、中空円筒1に例えば圧縮空気な
どの圧縮気体を充填させる際に主軸台2、心押し台3及
びマシンベッド4に作用する主な力、さらには、これら
の力の作用によるマシンベッドなどの変形が示されてい
る。中空円筒1に供給する空気の圧力が周辺圧力より高
い場合、レーザー彫込み機の心押し台3及び主軸台2に
はその高圧力が作用する。前記主軸台2と心押し台3
は、マシンベッド4に固定されている。この場合、心押
し台3はガイド上を移動して主軸台2に対する位置を変
えることができるので、異なる長さの中空円筒1をこれ
に係合させることが可能である。ただし、加工作業の間
は、心押し台3もマシンベッド4に固定される。
どの圧縮気体を充填させる際に主軸台2、心押し台3及
びマシンベッド4に作用する主な力、さらには、これら
の力の作用によるマシンベッドなどの変形が示されてい
る。中空円筒1に供給する空気の圧力が周辺圧力より高
い場合、レーザー彫込み機の心押し台3及び主軸台2に
はその高圧力が作用する。前記主軸台2と心押し台3
は、マシンベッド4に固定されている。この場合、心押
し台3はガイド上を移動して主軸台2に対する位置を変
えることができるので、異なる長さの中空円筒1をこれ
に係合させることが可能である。ただし、加工作業の間
は、心押し台3もマシンベッド4に固定される。
【0013】図8からわかるように、中空円筒1内部に
生成された内部面を押す力の働くラインは、中空円筒1
の回転軸5に一致する。中空円筒1の主軸台側端部6
が、主軸台2内に設けられた駆動シャフト8により駆動
可能な錐台形の軸受装置(係合部)7によって閉鎖され
ている場合、前記力の大きさは、中空円筒1内に発生し
た圧力と、中空円筒1の内側断面との積に対応する。こ
の力が中空円筒1の内側断面の重心を通過し、この力の
働くラインは中空円筒1の回転軸5に一致する。ここ
で、軸流送風機9の開放部などの表面が押す力を受けな
いように見えるとしても、心押し台3には、前記の力と
大きさの等しい反対向きの力が作用している。実際に、
軸流送風機9のブレードには高い荷重がかかり、軸流送
風機9に作用する全体的な力も、中空円筒1内に作用す
る圧力と、軸流送風機9の開放断面の積で表すことがで
きる。この力は、さらに、軸流送風機9のキャリア10
を介して心押し台3に伝えられる。心押し台3にはさら
に、その閉鎖面を介して、中空円筒1内で作用する圧力
の他の成分が作用している。したがって、これらすべて
の力の合計は、中空円筒1の内部断面と、中空円筒内部
に蓄積された圧力との積に対応する。
生成された内部面を押す力の働くラインは、中空円筒1
の回転軸5に一致する。中空円筒1の主軸台側端部6
が、主軸台2内に設けられた駆動シャフト8により駆動
可能な錐台形の軸受装置(係合部)7によって閉鎖され
ている場合、前記力の大きさは、中空円筒1内に発生し
た圧力と、中空円筒1の内側断面との積に対応する。こ
の力が中空円筒1の内側断面の重心を通過し、この力の
働くラインは中空円筒1の回転軸5に一致する。ここ
で、軸流送風機9の開放部などの表面が押す力を受けな
いように見えるとしても、心押し台3には、前記の力と
大きさの等しい反対向きの力が作用している。実際に、
軸流送風機9のブレードには高い荷重がかかり、軸流送
風機9に作用する全体的な力も、中空円筒1内に作用す
る圧力と、軸流送風機9の開放断面の積で表すことがで
きる。この力は、さらに、軸流送風機9のキャリア10
を介して心押し台3に伝えられる。心押し台3にはさら
に、その閉鎖面を介して、中空円筒1内で作用する圧力
の他の成分が作用している。したがって、これらすべて
の力の合計は、中空円筒1の内部断面と、中空円筒内部
に蓄積された圧力との積に対応する。
【0014】心押し台3には軸受装置11が回転自在に
さらに取り付けられ、これが中空円筒1の他端部を支持
する。軸受装置11は環状の形状で、中央部にダクトを
有する。このダクトから中空円筒1の内部に空気が送り
込まれる。
さらに取り付けられ、これが中空円筒1の他端部を支持
する。軸受装置11は環状の形状で、中央部にダクトを
有する。このダクトから中空円筒1の内部に空気が送り
込まれる。
【0015】円筒が実質的に円形の断面形状を形成する
ために必要な内部圧力は、円形にクランプされる中空円
筒1の壁厚が大きいほど、高くする必要がある。ここ
で、後工程のスクリーン印刷用ステンシルの電気鋳造工
程にはマスターが好都合だが、マスターにはさまざまな
応力がかかる。例えば、電気鋳造浴においては、静水上
昇力(hydrostatic lifting forces)の結果、曲げ応力
を受けることになる。このため、マスターの壁厚は、通
常スクリーン印刷用ステンシルの壁厚より大きい(約2
倍から3倍)。従って、マスターを円形に膨張させるに
は、ステンシルより高い圧力を用いなければならない。
ために必要な内部圧力は、円形にクランプされる中空円
筒1の壁厚が大きいほど、高くする必要がある。ここ
で、後工程のスクリーン印刷用ステンシルの電気鋳造工
程にはマスターが好都合だが、マスターにはさまざまな
応力がかかる。例えば、電気鋳造浴においては、静水上
昇力(hydrostatic lifting forces)の結果、曲げ応力
を受けることになる。このため、マスターの壁厚は、通
常スクリーン印刷用ステンシルの壁厚より大きい(約2
倍から3倍)。従って、マスターを円形に膨張させるに
は、ステンシルより高い圧力を用いなければならない。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】実質的に閉じられた中
空円筒を用いる場合、円筒内部に発生する端部面を押す
力のために、以下に述べるような問題が生じる。すなわ
ち、マシンベッドに結合された2つの軸受装置が互いを
遠ざける方向に付勢され、この結果、軸受装置がマシン
ベッドに固定されている場合にはマシンベッドが弓なり
に反ってしまう。一方、光学系装置もマシンベッド上に
支持されているので、マシンベッドが上記のように弓な
りに反ることにより、光学系装置の中空円筒に対する位
置もずれてしまう。この結果、中空円筒の表面に極めて
正確なパターンを生成することが不可能となる。
空円筒を用いる場合、円筒内部に発生する端部面を押す
力のために、以下に述べるような問題が生じる。すなわ
ち、マシンベッドに結合された2つの軸受装置が互いを
遠ざける方向に付勢され、この結果、軸受装置がマシン
ベッドに固定されている場合にはマシンベッドが弓なり
に反ってしまう。一方、光学系装置もマシンベッド上に
支持されているので、マシンベッドが上記のように弓な
りに反ることにより、光学系装置の中空円筒に対する位
置もずれてしまう。この結果、中空円筒の表面に極めて
正確なパターンを生成することが不可能となる。
【0017】具体的には、上記のタイプの中空円筒が図
8に示す装置でクランプされ、内部圧力を受けると、曲
げモーメントがマシンベッド4に作用する。この曲げモ
ーメントは、心押し台もしくは主軸台にかかる全力と、
中空円筒の回転軸5とマシンベッド4の断面の重心を通
る軸13との間の距離12との積である。この曲げモー
メントは、主軸台2と心押し台3の間の領域においてマ
シンベッド4を上方に湾曲させる。彫込み機全体の大き
さからすればこのような変形はきわめて小さいものであ
るが、この変形によって、彫込み用のスライダすなわち
光学系スライダ(図示されず)をガイドするためにマシ
ンベッド4に取り付けられたガイドは、中空円筒1の回
転軸5に対して湾曲する。この結果、前記ガイドは、中
空円筒1の表面母線(generatrices)に対してもずれて
しまう。このようなずれは、特に繊細な彫込み作業の場
合には、軽視できない。
8に示す装置でクランプされ、内部圧力を受けると、曲
げモーメントがマシンベッド4に作用する。この曲げモ
ーメントは、心押し台もしくは主軸台にかかる全力と、
中空円筒の回転軸5とマシンベッド4の断面の重心を通
る軸13との間の距離12との積である。この曲げモー
メントは、主軸台2と心押し台3の間の領域においてマ
シンベッド4を上方に湾曲させる。彫込み機全体の大き
さからすればこのような変形はきわめて小さいものであ
るが、この変形によって、彫込み用のスライダすなわち
光学系スライダ(図示されず)をガイドするためにマシ
ンベッド4に取り付けられたガイドは、中空円筒1の回
転軸5に対して湾曲する。この結果、前記ガイドは、中
空円筒1の表面母線(generatrices)に対してもずれて
しまう。このようなずれは、特に繊細な彫込み作業の場
合には、軽視できない。
【0018】本発明は、以下のような中空円筒の加工用
装置を提供することを目的とする。すなわち、中空円筒
の内部に高圧力が充満し、マシンベッドがそれほど強固
でない場合でも、中空円筒の表面に光照射による高い精
度のパターンを生成することのできる中空円筒加工装置
である。
装置を提供することを目的とする。すなわち、中空円筒
の内部に高圧力が充満し、マシンベッドがそれほど強固
でない場合でも、中空円筒の表面に光照射による高い精
度のパターンを生成することのできる中空円筒加工装置
である。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明はマシンベッド上で支持され、中空円
筒をその両端面を介して回転自在に保持する2つの軸受
装置と、前記中空円筒の一端面からその内部に気体を送
り込む気体供給装置と、前記中空円筒の外側表面に光を
照射し加工を行う光学系装置であって、前記中空円筒の
長さ方向にマシンベッド上をガイドされ移動する光学系
装置と、を含む中空円筒加工装置であって、気体供給装
置側に設けられた軸受装置に係合し、前記中空円筒の内
部を軸方向に移動し該中空ピストン内部の圧力を調整す
る密封ピストンと、前記密封ピストンを移動させる少な
くとも1つのひも状要素と、を備えることを特徴とす
る。
めに、第1の発明はマシンベッド上で支持され、中空円
筒をその両端面を介して回転自在に保持する2つの軸受
装置と、前記中空円筒の一端面からその内部に気体を送
り込む気体供給装置と、前記中空円筒の外側表面に光を
照射し加工を行う光学系装置であって、前記中空円筒の
長さ方向にマシンベッド上をガイドされ移動する光学系
装置と、を含む中空円筒加工装置であって、気体供給装
置側に設けられた軸受装置に係合し、前記中空円筒の内
部を軸方向に移動し該中空ピストン内部の圧力を調整す
る密封ピストンと、前記密封ピストンを移動させる少な
くとも1つのひも状要素と、を備えることを特徴とす
る。
【0020】密封ピストンが中空円筒の内部に設けられ
ていることにより、気体供給装置に対向しない密封ピス
トンの側に設けられた軸受装置は、圧力を受けない。一
方、中空円筒内部のガス気圧により、密封ピストンと、
気体供給装置の側に設けられた軸受部材とには、実質的
に等しい、反対向きの力が作用する。しかし、密封ピス
トンにかかる力は、前記ひも状要素のために気体供給装
置の側の軸受装置に作用する結果、この軸受装置にかか
る力は実質的にゼロになる。この結果、中空円筒を保持
する2つの軸受装置は互いを遠ざける方向に付勢される
ことはなく、つまりこれら2つの軸受装置の間の中央領
域でマシンベッドが弓なりに反る現象も起こらない。そ
こで、マシンベッドにしっかりと固定された光学系装置
を用いれば、中空円筒の表面により正確なパターンを形
成することができる。ここでは、心押し台あるいは主軸
台を軸受装置として扱ってもよい。
ていることにより、気体供給装置に対向しない密封ピス
トンの側に設けられた軸受装置は、圧力を受けない。一
方、中空円筒内部のガス気圧により、密封ピストンと、
気体供給装置の側に設けられた軸受部材とには、実質的
に等しい、反対向きの力が作用する。しかし、密封ピス
トンにかかる力は、前記ひも状要素のために気体供給装
置の側の軸受装置に作用する結果、この軸受装置にかか
る力は実質的にゼロになる。この結果、中空円筒を保持
する2つの軸受装置は互いを遠ざける方向に付勢される
ことはなく、つまりこれら2つの軸受装置の間の中央領
域でマシンベッドが弓なりに反る現象も起こらない。そ
こで、マシンベッドにしっかりと固定された光学系装置
を用いれば、中空円筒の表面により正確なパターンを形
成することができる。ここでは、心押し台あるいは主軸
台を軸受装置として扱ってもよい。
【0021】前記目的を達成するために、第2の発明
は、第1の発明の中空円筒加工装置において、前記密封
ピストンは、中空円筒の長さ方向の軸に沿って延びるひ
も状要素を介して前記軸受装置に係合されていることを
特徴とする。
は、第1の発明の中空円筒加工装置において、前記密封
ピストンは、中空円筒の長さ方向の軸に沿って延びるひ
も状要素を介して前記軸受装置に係合されていることを
特徴とする。
【0022】前記目的を達成するために、第3の発明
は、第1または第2の発明の中空円筒加工装置におい
て、前記ひも状要素は、前記軸受装置に固定されたロー
プドラムに巻き付け可能なロープであることを特徴とす
る。
は、第1または第2の発明の中空円筒加工装置におい
て、前記ひも状要素は、前記軸受装置に固定されたロー
プドラムに巻き付け可能なロープであることを特徴とす
る。
【0023】前記目的を達成するために、第4の発明
は、第3の発明の中空円筒加工装置において、前記ロー
プは、偏向プーリを介してロープドラムに導かれること
を特徴とする。
は、第3の発明の中空円筒加工装置において、前記ロー
プは、偏向プーリを介してロープドラムに導かれること
を特徴とする。
【0024】前記目的を達成するために、第5の発明
は、第1、第2、第3、第4の発明のいずれかの中空円
筒加工装置において、前記ひも状要素の長さ方向の移動
は、ステッピングモータによって行われることを特徴と
する。
は、第1、第2、第3、第4の発明のいずれかの中空円
筒加工装置において、前記ひも状要素の長さ方向の移動
は、ステッピングモータによって行われることを特徴と
する。
【0025】この構成によれば、密封ピストンと気体供
給装置側の軸受装置は、密封ピストンから軸受装置に横
断方向の力が極力伝わらないように結合することができ
る。また、密封ピストンは、円筒の長さ方向を簡単に移
動することができる。すなわち、気体供給装置の側の軸
受装置から遠ざかる方向には、中空円筒内部の圧力によ
って移動し、これにロープが追従する。さらに気体供給
装置の方向には、ロープをロープドラムに巻き付けるこ
とによって移動する。
給装置側の軸受装置は、密封ピストンから軸受装置に横
断方向の力が極力伝わらないように結合することができ
る。また、密封ピストンは、円筒の長さ方向を簡単に移
動することができる。すなわち、気体供給装置の側の軸
受装置から遠ざかる方向には、中空円筒内部の圧力によ
って移動し、これにロープが追従する。さらに気体供給
装置の方向には、ロープをロープドラムに巻き付けるこ
とによって移動する。
【0026】好ましくは、密封ピストンは、その動作に
おいて、内部圧力と追従するロープの運動とによって、
気体供給装置の側に設けられた軸受装置に対向する軸受
装置に限りなく近づけて移動される。ただし、この場
合、密封ピストンがこの軸受装置に接触しないようにす
る。このようにして中空円筒はその長さの範囲でできる
限り大きく膨張し、円形の断面を提供することができ
る。
おいて、内部圧力と追従するロープの運動とによって、
気体供給装置の側に設けられた軸受装置に対向する軸受
装置に限りなく近づけて移動される。ただし、この場
合、密封ピストンがこの軸受装置に接触しないようにす
る。このようにして中空円筒はその長さの範囲でできる
限り大きく膨張し、円形の断面を提供することができ
る。
【0027】中空円筒が、その加工作業工程において、
表面に衝突する光照射によって周面を開放される場合
は、次のようにして密封ピストンを移動させることがで
きる。すなわち、移動したピストンと気体供給装置側の
軸受装置の間に残された円筒の領域が完全に閉鎖された
状態になるか、もしくは中空円筒の数列の孔だけが開放
された状態になるように密封ピストンを移動することが
できる。こうすれば、中空円筒を膨らませるために、高
出力のガス圧力発生装置が必要とならない。この場合、
密封ピストンを光学系装置の長手方向の動きに合わせて
移動させればよい。また、円筒は、密封ピストンの前後
方部または密封ピストンの領域のいずれをも照射するこ
とができる。
表面に衝突する光照射によって周面を開放される場合
は、次のようにして密封ピストンを移動させることがで
きる。すなわち、移動したピストンと気体供給装置側の
軸受装置の間に残された円筒の領域が完全に閉鎖された
状態になるか、もしくは中空円筒の数列の孔だけが開放
された状態になるように密封ピストンを移動することが
できる。こうすれば、中空円筒を膨らませるために、高
出力のガス圧力発生装置が必要とならない。この場合、
密封ピストンを光学系装置の長手方向の動きに合わせて
移動させればよい。また、円筒は、密封ピストンの前後
方部または密封ピストンの領域のいずれをも照射するこ
とができる。
【0028】前記目的を達成するために、第6の発明
は、第1、第2、第3、第4、第5の発明のいずれかの
中空円筒加工装置において、気体供給装置と同じ側に設
けられた中空円筒を支持する軸受装置は、密封ピストン
と係合するレセプタクルを備えることを特徴とする。
は、第1、第2、第3、第4、第5の発明のいずれかの
中空円筒加工装置において、気体供給装置と同じ側に設
けられた中空円筒を支持する軸受装置は、密封ピストン
と係合するレセプタクルを備えることを特徴とする。
【0029】この構成によれば、密封ピストンが気体供
給装置側の軸受装置の位置に完全に達するまでガイドさ
れると、密封ピストンはこのレセプタクルに係合し、ひ
も状要素によりレセプタクルに引きつけられる。この結
果、密封ピストンはレセプタクルにしっかりと固定され
る。こうして、密封ピストンは、中空円筒を取り外した
場合にもこの軸受装置に結合される。
給装置側の軸受装置の位置に完全に達するまでガイドさ
れると、密封ピストンはこのレセプタクルに係合し、ひ
も状要素によりレセプタクルに引きつけられる。この結
果、密封ピストンはレセプタクルにしっかりと固定され
る。こうして、密封ピストンは、中空円筒を取り外した
場合にもこの軸受装置に結合される。
【0030】前記目的を達成するために、第7の発明
は、第1、第2、第3、第4、第5、第6の発明のいず
れかの中空円筒加工装置において、前記密封ピストン
は、玉軸受を介して、ひも状要素に連結された中央固定
体(central tie )に取り付けられることを特徴とす
る。
は、第1、第2、第3、第4、第5、第6の発明のいず
れかの中空円筒加工装置において、前記密封ピストン
は、玉軸受を介して、ひも状要素に連結された中央固定
体(central tie )に取り付けられることを特徴とす
る。
【0031】この構成によれば、密封ピストンが円筒と
共に回転可能であるだけでなく、ひも状要素のねじれを
効果的に防ぐこともできる。
共に回転可能であるだけでなく、ひも状要素のねじれを
効果的に防ぐこともできる。
【0032】前記目的を達成するために、第8の発明
は、第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7の発明
のいずれかの中空円筒加工装置において、前記気体供給
装置は、中空円筒を支持する軸受装置と同軸上に配設さ
れた軸流送風機であることを特徴とする。
は、第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7の発明
のいずれかの中空円筒加工装置において、前記気体供給
装置は、中空円筒を支持する軸受装置と同軸上に配設さ
れた軸流送風機であることを特徴とする。
【0033】前記目的を達成するために、第9の発明
は、第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7の発明
のいずれかの中空円筒加工装置において、前記気体供給
装置は、加工装置の外部に設けられた圧縮空気発生機
と、該圧縮空気発生機に接続され、中空円筒を支持する
軸受装置の内部に設けられたノズルとから構成されるこ
とを特徴とする。
は、第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7の発明
のいずれかの中空円筒加工装置において、前記気体供給
装置は、加工装置の外部に設けられた圧縮空気発生機
と、該圧縮空気発生機に接続され、中空円筒を支持する
軸受装置の内部に設けられたノズルとから構成されるこ
とを特徴とする。
【0034】この構成によれば、中空円筒内部に効率的
に気体を送り込み、該中空円筒を膨らませることができ
る。なお、前記圧縮空気発生機として、例えば圧縮空気
ネットワークに接続される。
に気体を送り込み、該中空円筒を膨らませることができ
る。なお、前記圧縮空気発生機として、例えば圧縮空気
ネットワークに接続される。
【0035】前記目的を達成するために、第10の発明
は、第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第
8、第9の発明のいずれかの中空円筒加工装置におい
て、前記密封ピストンは、光学系装置の長さ方向の移動
と同期して移動することを特徴とする。
は、第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第
8、第9の発明のいずれかの中空円筒加工装置におい
て、前記密封ピストンは、光学系装置の長さ方向の移動
と同期して移動することを特徴とする。
【0036】この構成によれば、光学系装置による加工
に適した中空円筒の膨張状態を維持した最適な中空円筒
表面の位置に光照射を行い高い精度のパターンを生成す
ることができる。
に適した中空円筒の膨張状態を維持した最適な中空円筒
表面の位置に光照射を行い高い精度のパターンを生成す
ることができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図面を用いて説明する。図1には、図8と同様に、中空
円筒1に例えば圧縮空気などの圧縮気体を充填させる際
に主軸台2、心押し台3及びマシンベッド4に作用する
主な力が示されている。図1において、中空円筒1はそ
の内部に、軸方向に移動が可能な密封ピストン14を備
える。密封ピストン14は、前記中空円筒の内壁を密封
し、ひも状要素15(ここではロープ)によって、密封
ピストンにかかる力を心押し台3に伝える。このような
構成により、マシンベッド4には曲げモーメントが作用
しないことが保証される。ひも状要素15の力、すなわ
ちロープの力16は心押し台の引っ張り力(pull)とし
て作用する。この引っ張りは、心押し台3にかかる力1
7の合計と等しく、さらにこれと反対の方向を向いた力
である。このためには、ひも状要素15すなわちロープ
を介して心押し台3に横方向の力が伝わらないようにし
なければならない。このため、ひも状要素15すなわち
ロープは、少なくとも実質的に中空円筒1の回転軸の方
向及びその位置に延びていなければならない。そして、
ロープは第1偏向プーリ18及び第2偏向プーリ19の
周囲をガイドされ、ロープドラム20に巻き付けられ
る。あるいはこれから巻き解かれる。当然ながら、ひも
状要素15の運動は、マシンベッド4のデザイン及び強
度によって、回転軸5の位置から多少ずれることもある
が、変形したマシンベッド4の曲線が特定の限定値を越
えた場合にのみ、彫込みパターンにおいてこの影響が顕
著に表れる。
図面を用いて説明する。図1には、図8と同様に、中空
円筒1に例えば圧縮空気などの圧縮気体を充填させる際
に主軸台2、心押し台3及びマシンベッド4に作用する
主な力が示されている。図1において、中空円筒1はそ
の内部に、軸方向に移動が可能な密封ピストン14を備
える。密封ピストン14は、前記中空円筒の内壁を密封
し、ひも状要素15(ここではロープ)によって、密封
ピストンにかかる力を心押し台3に伝える。このような
構成により、マシンベッド4には曲げモーメントが作用
しないことが保証される。ひも状要素15の力、すなわ
ちロープの力16は心押し台の引っ張り力(pull)とし
て作用する。この引っ張りは、心押し台3にかかる力1
7の合計と等しく、さらにこれと反対の方向を向いた力
である。このためには、ひも状要素15すなわちロープ
を介して心押し台3に横方向の力が伝わらないようにし
なければならない。このため、ひも状要素15すなわち
ロープは、少なくとも実質的に中空円筒1の回転軸の方
向及びその位置に延びていなければならない。そして、
ロープは第1偏向プーリ18及び第2偏向プーリ19の
周囲をガイドされ、ロープドラム20に巻き付けられ
る。あるいはこれから巻き解かれる。当然ながら、ひも
状要素15の運動は、マシンベッド4のデザイン及び強
度によって、回転軸5の位置から多少ずれることもある
が、変形したマシンベッド4の曲線が特定の限定値を越
えた場合にのみ、彫込みパターンにおいてこの影響が顕
著に表れる。
【0038】図1において、密封ピストン14に作用す
る付勢力は符号21で示されている。一方、軸受装置1
1は端部面レセプタクル22を有する。端部面レセプタ
クル22は、密封ピストン14が心押し台3まで完全に
移動すると、密封ピストン14と係合する。このため、
中空円筒1が加工装置から取り外された場合でも、密封
ピストン14は軸受装置11のレセプタクル22に固定
されたままである。
る付勢力は符号21で示されている。一方、軸受装置1
1は端部面レセプタクル22を有する。端部面レセプタ
クル22は、密封ピストン14が心押し台3まで完全に
移動すると、密封ピストン14と係合する。このため、
中空円筒1が加工装置から取り外された場合でも、密封
ピストン14は軸受装置11のレセプタクル22に固定
されたままである。
【0039】このように、中空円筒1を保持する主軸台
2と心押し台3は互いを遠ざける方向に付勢されること
はなく、つまり主軸台2と心押し台3の間の中央領域で
マシンベッド4が弓なりに反る現象も起こらない。そこ
で、マシンベッド4にしっかりと固定された光学系装置
を用いれば、中空円筒の表面により正確なパターンを形
成することができる。
2と心押し台3は互いを遠ざける方向に付勢されること
はなく、つまり主軸台2と心押し台3の間の中央領域で
マシンベッド4が弓なりに反る現象も起こらない。そこ
で、マシンベッド4にしっかりと固定された光学系装置
を用いれば、中空円筒の表面により正確なパターンを形
成することができる。
【0040】図2は、本発明による実施形態の具体的な
装置の全体を示した斜視図である。符号23は薄い中空
円筒であり、ラッカーコートを施したマスターあるいは
ラッカーコートした円筒型スクリーンを表している。こ
の中空円筒23はその2つの開放端部において支持され
ている。すなわち、軸受装置としての支持コーン25が
その心押し台側の端部に係合し、軸受装置としての支持
コーン26がその主軸台側の端部に係合している。中空
円筒23を回転運動させるための回転駆動装置は、主軸
台27内に設けられている。空気は、心押し台29に設
けられた中空シャフト28を介して、中空円筒23の内
部に導入される。中空円筒の内部に送り込まれる空気の
圧力は、適当な方法で周囲の圧力よりわずかに高められ
ている。この空気を供給するために、例えば、ラジアル
送風機30が設けられている。ラジアル送風機30は、
空気管31を介して圧縮空気を中空シャフト28に供給
する。スライダ32は、中空円筒23が回転している間
に中空円筒23の軸方向に動く。スライダ32には回転
式固体レーザ24が取り付けられ、彫込みパターンの情
報に応じてこの固体レーザ24のスイッチがオンオフさ
れる。レーザ24の発する光線は、偏向ミラー24aを
介して中空円筒23に照射される。スライダ32はスピ
ンドル33によって駆動される。スピンドル33は、そ
のフランジ部分に取り付けられたステッピングモータ3
4を有する。マシンベッド4に固定されたガイド35
は、スライダ32を正確に平行にガイドする役割を有す
る。回転角度トランスミッタ38(エンコーダ)は、中
空円筒23のそれぞれの角度位置を、データライン37
を介してコンピュータ36に伝える。コンピュータ36
は、制御ユニット(図示せず)を介して、ステッピング
パルスをステッピングモータ34に送り、スイッチオン
及びスイッチオフコマンドを固体レーザ24に送る。
装置の全体を示した斜視図である。符号23は薄い中空
円筒であり、ラッカーコートを施したマスターあるいは
ラッカーコートした円筒型スクリーンを表している。こ
の中空円筒23はその2つの開放端部において支持され
ている。すなわち、軸受装置としての支持コーン25が
その心押し台側の端部に係合し、軸受装置としての支持
コーン26がその主軸台側の端部に係合している。中空
円筒23を回転運動させるための回転駆動装置は、主軸
台27内に設けられている。空気は、心押し台29に設
けられた中空シャフト28を介して、中空円筒23の内
部に導入される。中空円筒の内部に送り込まれる空気の
圧力は、適当な方法で周囲の圧力よりわずかに高められ
ている。この空気を供給するために、例えば、ラジアル
送風機30が設けられている。ラジアル送風機30は、
空気管31を介して圧縮空気を中空シャフト28に供給
する。スライダ32は、中空円筒23が回転している間
に中空円筒23の軸方向に動く。スライダ32には回転
式固体レーザ24が取り付けられ、彫込みパターンの情
報に応じてこの固体レーザ24のスイッチがオンオフさ
れる。レーザ24の発する光線は、偏向ミラー24aを
介して中空円筒23に照射される。スライダ32はスピ
ンドル33によって駆動される。スピンドル33は、そ
のフランジ部分に取り付けられたステッピングモータ3
4を有する。マシンベッド4に固定されたガイド35
は、スライダ32を正確に平行にガイドする役割を有す
る。回転角度トランスミッタ38(エンコーダ)は、中
空円筒23のそれぞれの角度位置を、データライン37
を介してコンピュータ36に伝える。コンピュータ36
は、制御ユニット(図示せず)を介して、ステッピング
パルスをステッピングモータ34に送り、スイッチオン
及びスイッチオフコマンドを固体レーザ24に送る。
【0041】心押し台29は、ガイド39上に置かれ、
中空円筒23の長さ方向に移動することができる。この
ように、心押し台29の位置を異なる長さの中空円筒に
合わせて調節することができる。さらに、中空円筒23
を交換するために、心押し台29を中空円筒から遠ざか
る方向にずらすことができる。こうして、中空円筒23
を後方に引き出し、装置から簡単に取り外すことができ
る。
中空円筒23の長さ方向に移動することができる。この
ように、心押し台29の位置を異なる長さの中空円筒に
合わせて調節することができる。さらに、中空円筒23
を交換するために、心押し台29を中空円筒から遠ざか
る方向にずらすことができる。こうして、中空円筒23
を後方に引き出し、装置から簡単に取り外すことができ
る。
【0042】図3及び図4は、心押し台29の1デザイ
ンを示す側面図及び立面図である。心押し台29はベー
スプレート67を有する。ベースプレート67は、端部
プレート40及び外部に対して心押し台29を覆うシー
トメタルケーシング66に結合しているため、非常に強
固な構成が得られる。端部プレート40には、ネジ42
によって剛性軸受スリーブ41が固定されている。剛性
軸受スリーブ41は、玉軸受43を保持している。2つ
の玉軸受はスラストリング44とスリーブ45によって
間隔を空けられ、溝ナット46によって剛性軸受スリー
ブ41のカラー47に抗して付勢される。玉軸受43
は、回転自在の支持スリーブ48を支持している。リン
グ49は支持スリーブ48の軸方向の移動を防いでい
る。支持スリーブ48には交換可能な支持コーン25が
固定されている。支持コーン25は、スペーサスリーブ
51及び溝ナット50を介して、支持スリーブ48のカ
ラーに抗して付勢される。支持コーン25は交換可能で
あるので、内径の異なる中空円筒23をクランプする場
合に、その内径に応じた別のサイズの支持コーンに交換
することができる。軸流送風機53によって供給された
加圧気体は、中空円筒23の内部52内に充満する。こ
の加圧気圧は、通常の外部気圧より約5から50ミリバ
ール高められている。ただし、通常気圧よりかなり高い
気圧の場合は、軸流送風機によって発生させることはで
きない。そして、玉軸受43を通って中空円筒23の内
部52から空気が漏れないように、密封リング72が供
給されている。さらには、密封ピストン(詳細について
は後に示す)が中空円筒23の内部に設けられている。
密封ピストンには、中空円筒23内部52の加圧気体が
これに抗して作用するので、密封ピストンはロープ56
によってその軸方向の位置に保持されていなければなら
ない。このロープ56は、偏向プーリ57及び58によ
ってその中空円筒の回転軸5に沿った中心位置からずれ
てガイドされるため、軸流送風機53を回避することが
できる。ロープ56は、端部プレート40に設けられた
スロット70を通過し、ロープドラム59に巻き付けら
れる。偏向プーリ57、58は、剛性軸受スリーブ41
上に設けられた軸の周囲を回転する。クランプ60は、
ロープドラム59上でロープの端部を保持する。ロープ
ドラム59は、ウォームホイール62と共に、軸受構造
65に支持されたシャフト61上に保持される。ステッ
ピングモータ64に接続されたウォーム63がウォーム
ホイール62を駆動する。ロープ56を巻付けたり巻き
解いたりすると、ロープ56はシャフト61の軸方向に
移動する。ロープ56の信頼できるガイドを保証するた
めに、偏向プーリ58のロープ溝はロープの深さに対応
するように形成されている。軸流送風機53は、ストラ
ット54によって取り付けリング55に保持され、取付
リング55はネジによって端部プレート40に取り付け
られている。さらに、より高い加圧気体を供給しなけれ
ばならない場合には、軸流送風機53をマルチステージ
送風機として設計することもできる。
ンを示す側面図及び立面図である。心押し台29はベー
スプレート67を有する。ベースプレート67は、端部
プレート40及び外部に対して心押し台29を覆うシー
トメタルケーシング66に結合しているため、非常に強
固な構成が得られる。端部プレート40には、ネジ42
によって剛性軸受スリーブ41が固定されている。剛性
軸受スリーブ41は、玉軸受43を保持している。2つ
の玉軸受はスラストリング44とスリーブ45によって
間隔を空けられ、溝ナット46によって剛性軸受スリー
ブ41のカラー47に抗して付勢される。玉軸受43
は、回転自在の支持スリーブ48を支持している。リン
グ49は支持スリーブ48の軸方向の移動を防いでい
る。支持スリーブ48には交換可能な支持コーン25が
固定されている。支持コーン25は、スペーサスリーブ
51及び溝ナット50を介して、支持スリーブ48のカ
ラーに抗して付勢される。支持コーン25は交換可能で
あるので、内径の異なる中空円筒23をクランプする場
合に、その内径に応じた別のサイズの支持コーンに交換
することができる。軸流送風機53によって供給された
加圧気体は、中空円筒23の内部52内に充満する。こ
の加圧気圧は、通常の外部気圧より約5から50ミリバ
ール高められている。ただし、通常気圧よりかなり高い
気圧の場合は、軸流送風機によって発生させることはで
きない。そして、玉軸受43を通って中空円筒23の内
部52から空気が漏れないように、密封リング72が供
給されている。さらには、密封ピストン(詳細について
は後に示す)が中空円筒23の内部に設けられている。
密封ピストンには、中空円筒23内部52の加圧気体が
これに抗して作用するので、密封ピストンはロープ56
によってその軸方向の位置に保持されていなければなら
ない。このロープ56は、偏向プーリ57及び58によ
ってその中空円筒の回転軸5に沿った中心位置からずれ
てガイドされるため、軸流送風機53を回避することが
できる。ロープ56は、端部プレート40に設けられた
スロット70を通過し、ロープドラム59に巻き付けら
れる。偏向プーリ57、58は、剛性軸受スリーブ41
上に設けられた軸の周囲を回転する。クランプ60は、
ロープドラム59上でロープの端部を保持する。ロープ
ドラム59は、ウォームホイール62と共に、軸受構造
65に支持されたシャフト61上に保持される。ステッ
ピングモータ64に接続されたウォーム63がウォーム
ホイール62を駆動する。ロープ56を巻付けたり巻き
解いたりすると、ロープ56はシャフト61の軸方向に
移動する。ロープ56の信頼できるガイドを保証するた
めに、偏向プーリ58のロープ溝はロープの深さに対応
するように形成されている。軸流送風機53は、ストラ
ット54によって取り付けリング55に保持され、取付
リング55はネジによって端部プレート40に取り付け
られている。さらに、より高い加圧気体を供給しなけれ
ばならない場合には、軸流送風機53をマルチステージ
送風機として設計することもできる。
【0043】中空円筒23を支持する力に加え、心押し
台29には、中空円筒内部52に働く力とロープ56の
長さ方向の力が作用する。内部に働く力とロープの長さ
方向の力は互いに相殺されるため、これらの力によって
弾力的に変形するのは心押し台29だけであり、マシン
ベッドは変形しない。この結果、弾性による中空円筒2
3のずれは微小であり、きわめて精密な彫込みが可能と
なる。
台29には、中空円筒内部52に働く力とロープ56の
長さ方向の力が作用する。内部に働く力とロープの長さ
方向の力は互いに相殺されるため、これらの力によって
弾力的に変形するのは心押し台29だけであり、マシン
ベッドは変形しない。この結果、弾性による中空円筒2
3のずれは微小であり、きわめて精密な彫込みが可能と
なる。
【0044】図5には、心押し台29の別の構成が示さ
れる。ここでは、中空円筒内部52へのガス供給は、装
置外部に取り付けられた圧縮空気ネットワークを装置に
接続することによって行われる。このネットワークから
送られる空気は、可撓性の導管68を通り、さらに図示
されない減圧機とフィルタを介して端部プレート40に
位置するノズル69を流れて、中空円筒の内部52に入
る。ロープ56は円筒断面の中央部に位置するスロット
70を通過してガイドされ、ここでもロープドラム59
に巻きとられて、ここから巻き解かれる。ロープドラム
59は、平歯車71を介してステッピングモータ64に
よって駆動される。保持リング73が取り付けられ、密
封ピストンがその端部位置に到達して、ロープ56によ
り心押し台29に抗する位置まで完全に引きつけられた
時に、この密封ピストンを保持する。保持リング73
(レセプタクル)は支持スリーブ48の開放端部にしっ
かりと固定されている。
れる。ここでは、中空円筒内部52へのガス供給は、装
置外部に取り付けられた圧縮空気ネットワークを装置に
接続することによって行われる。このネットワークから
送られる空気は、可撓性の導管68を通り、さらに図示
されない減圧機とフィルタを介して端部プレート40に
位置するノズル69を流れて、中空円筒の内部52に入
る。ロープ56は円筒断面の中央部に位置するスロット
70を通過してガイドされ、ここでもロープドラム59
に巻きとられて、ここから巻き解かれる。ロープドラム
59は、平歯車71を介してステッピングモータ64に
よって駆動される。保持リング73が取り付けられ、密
封ピストンがその端部位置に到達して、ロープ56によ
り心押し台29に抗する位置まで完全に引きつけられた
時に、この密封ピストンを保持する。保持リング73
(レセプタクル)は支持スリーブ48の開放端部にしっ
かりと固定されている。
【0045】前述の密封ピストン74が図6に示され
る。この密封ピストン74は、図において左側に配設さ
れた交換可能な受けリング75と、極めて薄くかつ軽い
中央リング76と、図の右側に位置するリングキャップ
77から構成される。この密閉ピストン(リング構造)
74は中空円筒23のそれぞれの大きさに対応するもの
でなければならない。このため、リング構造は交換がで
きるように、ネジ79によって着脱可能に中央軸受ハウ
ジング78に保持されている。中央軸受ハウジング78
は、このリング構造74及び中空円筒23と共に回転す
る。このため、中央軸受ハウジング78は、玉軸受80
を介して、回転しない固定体81に支持されている。密
封リング82によって、高気圧の存在する中空円筒23
の内部52から空気の漏れがないことが保証される。同
じく空気の漏れを防ぐために、受けリング75、中央リ
ング76、リングキャップ77、中空円筒23の間の間
隙も極めて小さくされている。当然ながら、中空円筒2
3の内部52からの空気の漏れを完全に防ぐことはでき
ない。したがって、中空円筒23の断面を円形に保つた
めに用いられる加圧気体を、軸流送風機またはラジアル
送風機によって供給することが効果的である。軸流送風
機またはラジアル送風機は、供給された空気量に対する
供給特性(delivery characteristic )の低下がわずか
であるためである。
る。この密封ピストン74は、図において左側に配設さ
れた交換可能な受けリング75と、極めて薄くかつ軽い
中央リング76と、図の右側に位置するリングキャップ
77から構成される。この密閉ピストン(リング構造)
74は中空円筒23のそれぞれの大きさに対応するもの
でなければならない。このため、リング構造は交換がで
きるように、ネジ79によって着脱可能に中央軸受ハウ
ジング78に保持されている。中央軸受ハウジング78
は、このリング構造74及び中空円筒23と共に回転す
る。このため、中央軸受ハウジング78は、玉軸受80
を介して、回転しない固定体81に支持されている。密
封リング82によって、高気圧の存在する中空円筒23
の内部52から空気の漏れがないことが保証される。同
じく空気の漏れを防ぐために、受けリング75、中央リ
ング76、リングキャップ77、中空円筒23の間の間
隙も極めて小さくされている。当然ながら、中空円筒2
3の内部52からの空気の漏れを完全に防ぐことはでき
ない。したがって、中空円筒23の断面を円形に保つた
めに用いられる加圧気体を、軸流送風機またはラジアル
送風機によって供給することが効果的である。軸流送風
機またはラジアル送風機は、供給された空気量に対する
供給特性(delivery characteristic )の低下がわずか
であるためである。
【0046】中空円筒23があらかじめ孔を形成した環
状のスクリーンであり、スクリーンの彫込みがその外側
表面上に設けられたラッカー層の除去により行われる場
合にも、上記の密封ピストン74を用いることができ
る。この場合には、環状スクリーンのオリフィスは塞が
れないので、密封ピストン74がなければ、極めて多量
の空気が漏れ、高い圧縮力を用いなければならない。そ
こで、密封ピストン74によって、環状スクリーンのす
でに彫り込んだ部分と中空円筒23の加圧気体が充填さ
れた部分とを分離することで、供給する圧縮空気をかな
りの割合で減ずることができる。この場合、彫込み作業
は主軸台27の位置する側から開始される。彫込みヘッ
ドを構成するスライダ32、個体レーザ24、ミラー2
4aが心押し台29の方向に進むにつれて、中空円筒
(環状スクリーン)23の部分が大きく表れる。密封ピ
ストン74は、彫込みヘッドのこのような前進にほぼ同
期して環状スクリーン23の内部を移動する。
状のスクリーンであり、スクリーンの彫込みがその外側
表面上に設けられたラッカー層の除去により行われる場
合にも、上記の密封ピストン74を用いることができ
る。この場合には、環状スクリーンのオリフィスは塞が
れないので、密封ピストン74がなければ、極めて多量
の空気が漏れ、高い圧縮力を用いなければならない。そ
こで、密封ピストン74によって、環状スクリーンのす
でに彫り込んだ部分と中空円筒23の加圧気体が充填さ
れた部分とを分離することで、供給する圧縮空気をかな
りの割合で減ずることができる。この場合、彫込み作業
は主軸台27の位置する側から開始される。彫込みヘッ
ドを構成するスライダ32、個体レーザ24、ミラー2
4aが心押し台29の方向に進むにつれて、中空円筒
(環状スクリーン)23の部分が大きく表れる。密封ピ
ストン74は、彫込みヘッドのこのような前進にほぼ同
期して環状スクリーン23の内部を移動する。
【0047】本発明において、部分的にしか気圧が満た
されないスクリーン円筒では、同心上の安定した運動が
損なわれるのではないかとの懸念に関しては以下のよう
な証明がなされた。すなわち、全長に対して半分もしく
は3分の1の長さに相当する部分にのみ気圧が満たされ
たスクリーン円筒であっても、その彫込み位置において
優れた同心的な運動特性を表すことが確証された。
されないスクリーン円筒では、同心上の安定した運動が
損なわれるのではないかとの懸念に関しては以下のよう
な証明がなされた。すなわち、全長に対して半分もしく
は3分の1の長さに相当する部分にのみ気圧が満たされ
たスクリーン円筒であっても、その彫込み位置において
優れた同心的な運動特性を表すことが確証された。
【0048】密封ピストン74は、環状スクリーンの彫
込みの際に空気漏れが起こらない場合でも用いられる。
これは、ラッカー層は橋かけしているがレーザ光線によ
る彫込み作業によって除去されず、橋かけされないラッ
カー層が後続の工程(すなわち現像プロセス)で初めて
除去されるという場合である。彫込みパターンの位置に
関する精度には、この作業工程は全く影響しない。この
製造工程は、よりコストがかかるが、細かい彫込みの場
合には好んで用いられる。これは、より短い波長のレー
ザ光線を用いることができるために、照射光の焦点直径
が小さくなるためである。しかし、ここでも、精度の高
いスクリーンの同心的な運動が要求される。そこで、ス
クリーン内部を加圧気体で満たすことにより、このよう
な要求に応じることができる。
込みの際に空気漏れが起こらない場合でも用いられる。
これは、ラッカー層は橋かけしているがレーザ光線によ
る彫込み作業によって除去されず、橋かけされないラッ
カー層が後続の工程(すなわち現像プロセス)で初めて
除去されるという場合である。彫込みパターンの位置に
関する精度には、この作業工程は全く影響しない。この
製造工程は、よりコストがかかるが、細かい彫込みの場
合には好んで用いられる。これは、より短い波長のレー
ザ光線を用いることができるために、照射光の焦点直径
が小さくなるためである。しかし、ここでも、精度の高
いスクリーンの同心的な運動が要求される。そこで、ス
クリーン内部を加圧気体で満たすことにより、このよう
な要求に応じることができる。
【0049】図7は、主軸台27の側から中空円筒23
の内部52へ高気圧での空気を供給する場合の、主軸台
27の構成上の設計を示す図である。中空円筒23を駆
動する駆動シャフト83は、中空シャフトとして設計さ
れ、玉軸受43を介して主軸台ハウジング91に回転自
在に取り付けられている。歯付きベルトホイール85は
駆動シャフト83上に置かれ、これに固定するよう接続
される。歯付きベルトホイールには歯付きベルト86が
係合している。フランジディスク87により、歯付きベ
ルト86が横方向に滑ってはずれないようになってい
る。端部プレート40はリング軸受ハウジング95を支
持し、ここに、右側の玉軸受43が取り付けられる。こ
の玉軸受43は、保持ディスク96によって保持されて
いる。送風機ホイール84は、駆動シャフト83の開放
内部において回転し、中空円筒23の内部52の圧力を
高める。この送風機ホイール84は、V字ベルトプーリ
93と共に、ベル型シャフト92に取り付けられる。V
字ベルト94は、ベル型シャフト92及び送風機ホイー
ル84を駆動する。密封ピストン74を保持したり動か
したりするロープ56は、ベル型シャフト92を通って
偏向プーリ57にガイドされ、ここから周知の方法によ
りロープドラム59にガイドされる。ロープドラム59
は、図3及び図4におけるロープドラムと同様に駆動さ
れる。ベル型シャフト92は、2つの玉軸受43によっ
て、中空軸スタブ88に取り付けられる。偏向プーリ5
7は、軸89によってこの中空軸スタブ88内に支持さ
れている。中空軸スタブ88は、主軸台ハウジング91
の左側プレート90に固着されている。その他、図3及
び図4と同じ部材には同じ符号がつけられ、それらにつ
いての説明は省略する。
の内部52へ高気圧での空気を供給する場合の、主軸台
27の構成上の設計を示す図である。中空円筒23を駆
動する駆動シャフト83は、中空シャフトとして設計さ
れ、玉軸受43を介して主軸台ハウジング91に回転自
在に取り付けられている。歯付きベルトホイール85は
駆動シャフト83上に置かれ、これに固定するよう接続
される。歯付きベルトホイールには歯付きベルト86が
係合している。フランジディスク87により、歯付きベ
ルト86が横方向に滑ってはずれないようになってい
る。端部プレート40はリング軸受ハウジング95を支
持し、ここに、右側の玉軸受43が取り付けられる。こ
の玉軸受43は、保持ディスク96によって保持されて
いる。送風機ホイール84は、駆動シャフト83の開放
内部において回転し、中空円筒23の内部52の圧力を
高める。この送風機ホイール84は、V字ベルトプーリ
93と共に、ベル型シャフト92に取り付けられる。V
字ベルト94は、ベル型シャフト92及び送風機ホイー
ル84を駆動する。密封ピストン74を保持したり動か
したりするロープ56は、ベル型シャフト92を通って
偏向プーリ57にガイドされ、ここから周知の方法によ
りロープドラム59にガイドされる。ロープドラム59
は、図3及び図4におけるロープドラムと同様に駆動さ
れる。ベル型シャフト92は、2つの玉軸受43によっ
て、中空軸スタブ88に取り付けられる。偏向プーリ5
7は、軸89によってこの中空軸スタブ88内に支持さ
れている。中空軸スタブ88は、主軸台ハウジング91
の左側プレート90に固着されている。その他、図3及
び図4と同じ部材には同じ符号がつけられ、それらにつ
いての説明は省略する。
【0050】
【発明の効果】上記のように、本発明によれば、中空円
筒の内部に設けられ、ひも状要素に接続された密封ピス
トンにより、中空円筒の両端部を保持する2つの軸受装
置さらには主軸台と心押し台にはこれらを押す力がかか
らない。この結果、2つの軸受装置は互いを遠ざける方
向の力を受けることがなく、つまりこれら2つの軸受装
置の間の領域でマシンベッドが弓なりに反ることもな
い。これにより中空円筒の表面により正確なパターンを
形成することが可能になる。
筒の内部に設けられ、ひも状要素に接続された密封ピス
トンにより、中空円筒の両端部を保持する2つの軸受装
置さらには主軸台と心押し台にはこれらを押す力がかか
らない。この結果、2つの軸受装置は互いを遠ざける方
向の力を受けることがなく、つまりこれら2つの軸受装
置の間の領域でマシンベッドが弓なりに反ることもな
い。これにより中空円筒の表面により正確なパターンを
形成することが可能になる。
【図1】 本発明に係る中空円筒加工装置の構成を説明
する図であり、中空円筒に圧力がかけられている状態を
示す概念図である。
する図であり、中空円筒に圧力がかけられている状態を
示す概念図である。
【図2】 本発明に係る実施形態の中空円筒加工装置の
全体を表す斜視図である。
全体を表す斜視図である。
【図3】 本発明に係る実施形態の中空円筒加工装置の
心押し台部分の断面図である。
心押し台部分の断面図である。
【図4】 図3の断面と直行する方向の断面図である。
【図5】 本発明に係る他の実施形態の中空円筒加工装
置の心押し台部分の断面図である。
置の心押し台部分の断面図である。
【図6】 本発明に係る実施形態の中空円筒加工装置の
中空円筒内部に圧力ピストンが配設された状態を示す断
面図である。
中空円筒内部に圧力ピストンが配設された状態を示す断
面図である。
【図7】 本発明に係る他の実施形態の中空円筒加工装
置の主軸台部分を断面図である。
置の主軸台部分を断面図である。
【図8】 従来の中空円筒加工装置を示す図であり、中
空円筒に圧力がかけられている状態を説明する説明図で
ある。
空円筒に圧力がかけられている状態を説明する説明図で
ある。
1,23 中空円筒、2,27 主軸台、3,29 心
押し台、4 マシンベッド、7,11,25,26 軸
受装置、14,74 密封ピストン、15 ひも状要
素、18,19,57,58 偏向プーリ、20,59
ロープドラム、9,53 軸流送風機、64 ステッ
ピングモータ、69 ノズル。
押し台、4 マシンベッド、7,11,25,26 軸
受装置、14,74 密封ピストン、15 ひも状要
素、18,19,57,58 偏向プーリ、20,59
ロープドラム、9,53 軸流送風機、64 ステッ
ピングモータ、69 ノズル。
Claims (10)
- 【請求項1】 マシンベッド上で支持され、中空円筒を
その両端面を介して回転自在に保持する2つの軸受装置
と、 前記中空円筒の一端面からその内部に気体を送り込む気
体供給装置と、 前記中空円筒の外側表面に光を照射し加工を行う光学系
装置であって、前記中空円筒の長さ方向にマシンベッド
上をガイドされ移動する光学系装置と、 を含む中空円筒加工装置であって、 気体供給装置側に設けられた軸受装置に係合し、前記中
空円筒の内部を軸方向に移動し該中空ピストン内部の圧
力を調整する密封ピストンと、 前記密封ピストンを移動させる少なくとも1つのひも状
要素と、 を備えることを特徴とする中空円筒加工装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の中空円筒加工装置にお
いて、 前記密封ピストンは、中空円筒の長さ方向の軸に沿って
延びるひも状要素を介して前記軸受装置に係合されてい
ることを特徴とする中空円筒加工装置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の中空円筒
加工装置において、 前記ひも状要素は、前記軸受装置に固定されたロープド
ラムに巻き付け可能なロープであることを特徴とする中
空円筒加工装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載の中空円筒加工装置にお
いて、 前記ロープは、偏向プーリを介してロープドラムに導か
れることを特徴とする中空円筒加工装置。 - 【請求項5】 請求項1または請求項2または請求項3
または請求項4記載の中空円筒加工装置において、 前記ひも状要素の長さ方向の移動は、ステッピングモー
タによって行われることを特徴とする中空円筒加工装
置。 - 【請求項6】 請求項1または請求項2または請求項3
または請求項4または請求項5記載の中空円筒加工装置
において、 気体供給装置と同じ側に設けられた中空円筒を支持する
軸受装置は、密封ピストンと係合するレセプタクルを備
えることを特徴とする中空円筒加工装置。 - 【請求項7】 請求項1または請求項2または請求項3
または請求項4または請求項5または請求項6記載の中
空円筒加工装置において、 前記密封ピストンは、玉軸受を介して、ひも状要素に連
結された中央固定体に取り付けられることを特徴とする
中空円筒加工装置。 - 【請求項8】 請求項1または請求項2または請求項3
または請求項4または請求項5または請求項6または請
求項7記載の中空円筒加工装置において、 前記気体供給装置は、中空円筒を支持する軸受装置と同
軸上に配設された軸流送風機であることを特徴とする中
空円筒加工装置。 - 【請求項9】 請求項1または請求項2または請求項3
または請求項4または請求項5または請求項6または請
求項7記載の中空円筒加工装置において、 前記気体供給装置は、加工装置の外部に設けられた圧縮
空気発生機と、該圧縮空気発生機に接続され、中空円筒
を支持する軸受装置の内部に設けられたノズルとから構
成されることを特徴とする中空円筒加工装置。 - 【請求項10】 請求項1または請求項2または請求項
3または請求項4または請求項5または請求項6または
請求項7または請求項8または請求項9記載の中空円筒
加工装置において、 前記密封ピストンは、光学系装置の長さ方向の移動と同
期して移動することを特徴とする中空円筒加工装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE95102096.5 | 1995-02-15 | ||
| EP95102096A EP0728577A1 (de) | 1995-02-15 | 1995-02-15 | Verfahren zur Bearbeitung eines Hohlzylinders |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08267703A true JPH08267703A (ja) | 1996-10-15 |
Family
ID=8218982
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2221896A Pending JPH08267703A (ja) | 1995-02-15 | 1996-02-08 | 中空円筒加工装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0728577A1 (ja) |
| JP (1) | JPH08267703A (ja) |
| CN (1) | CN1134358A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0897796B1 (de) * | 1997-08-18 | 2000-04-26 | Schablonentechnik Kufstein Aktiengesellschaft | Verfahren zur Herstellung einer Siebdruckschablone und hierfür geeignete Vorrichtung |
| NL1012098C2 (nl) * | 1999-05-19 | 2000-11-21 | Stork Screens Bv | Werkwijze voor het vervaardigen van een drukvorm, alsmede daarbij toepasbare laserinrichting. |
| CN102672459A (zh) * | 2011-03-16 | 2012-09-19 | 山东中德设备有限公司 | 罐体装配一体机 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AT382558B (de) * | 1985-02-12 | 1987-03-10 | Kufstein Schablonentech Gmbh | Verfahren und vorrichtung zur herstellung einer siebdruckschablone |
| GB8727613D0 (en) * | 1987-11-25 | 1987-12-31 | Zed Instr Ltd | Moving support |
-
1995
- 1995-02-15 EP EP95102096A patent/EP0728577A1/de not_active Ceased
-
1996
- 1996-01-16 CN CN 96100441 patent/CN1134358A/zh active Pending
- 1996-02-08 JP JP2221896A patent/JPH08267703A/ja active Pending
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| CN1134358A (zh) | 1996-10-30 |
| EP0728577A1 (de) | 1996-08-28 |
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