JPH08268547A - ワーク搬送装置 - Google Patents

ワーク搬送装置

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JPH08268547A
JPH08268547A JP7346795A JP7346795A JPH08268547A JP H08268547 A JPH08268547 A JP H08268547A JP 7346795 A JP7346795 A JP 7346795A JP 7346795 A JP7346795 A JP 7346795A JP H08268547 A JPH08268547 A JP H08268547A
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JP
Japan
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work
carrier plate
discharge
supply
plate
Prior art date
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JP7346795A
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English (en)
Inventor
Kousuke Gotou
亢亮 後藤
Takeshi Osakabe
猛 刑部
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FDK Corp
Original Assignee
FDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワークの受け渡し時の衝撃を極力緩和するこ
とのできるワーク搬送装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 キャリアプレート21と、このキャリアプレ
ート21の外周部に、公転および自転させられる給排プ
レート22と、これらのキャリアプレート21および複
数の給排プレート22を同期回転させる駆動手段23と
を備え、前記給排プレート22には、ワーク取り込み溝
22aが形成され、前記キャリアプレート21の外周に
は、前記ワーク取り込み溝22aによって形成されるエ
ピサイクロイド曲線Eの始点E0 に対応した位置にワー
ク収納凹部21aが形成され、給排プレート22のワー
ク取り込み溝22aによって形成されるハイポサイクロ
イド曲線Hの始点H0 に対応した位置に、ワークの取り
込み位置Iと排出位置Oが設けられていることを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動組立機や加工機等
へワークを連続供給するとともに、このワークを処理領
域中において各処理に合わせて搬送するようにしたワー
ク搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のワーク搬送装置として、
図4および図5に示す構造のものが知られている。
【0003】これらの図に符号1で示すワーク搬送装置
は、ワークWとしての円筒状の容器内に溶液を充填する
充填装置2に適用されたもので、前記ワークWを直立状
態で搬入する供給部3と、この供給部3から供給される
ワークWを受け取って前記充填装置2の下方に形成され
ている処理領域中を搬送する搬送部4と、この搬送部4
から前記ワークWを受け取って次工程へ搬出する排出部
5とによって構成されている。
【0004】さらに詳述すれば、前記搬送部4は、前記
充填装置2と一体回転させられるキャリアプレート6を
備えており、このキャリアプレート6の外周縁部には、
回転半径方向に開放された複数の(図示例では4つの)
ワーク収納凹部6aが、回転方向に等間隔となるように
形成され、このワーク収納凹部6aの上方に、前記充填
装置2の充填シリンダ7が対向させられている。
【0005】また、前記キャリアプレート6の側部に
は、その約半周に亙って円弧状のガイド部材8が配設さ
れ、このガイド部材8は、前記キャリアプレート6の外
側面との間に所定の間隔を形成するように配設されてお
り、前記キャリアプレート6のワーク収納凹部6aに保
持されているワークWに外方から接触させられることに
より、ワークWがワーク収納凹部6aから離脱すること
を防止するようになっている。
【0006】さらに、前記キャリアプレート6と前記ガ
イド部材8との間に形成される隙間の下方には、搬送中
のワークWの下部を支持する底板9が配設されている。
【0007】前記供給部3は、前記キャリアプレート6
の半径方向に沿って配設され、前記ワークWが載置され
る搬送ベルト10と、この搬送ベルト10の両側部に配
設されて、搬送ベルト10によって搬送される前記ワー
クWを案内するとともに、これらを直線状に整列させる
ガイド部材11とによって構成されており、前記搬送ベ
ルト10の下流側の端部が、前記キャリアプレート6に
形成されているワーク収納凹部6aの移動軌跡に対し
て、前記キャリアプレート6の下方において重畳する位
置まで延設されている。
【0008】前記排出部5は、前記キャリアプレート6
の回転軸線を中心にして、前記供給部3と対象的に設け
られており、前記供給部3と同様に搬送ベルト12と、
この搬送ベルト12の両側部に配設された一対のガイド
部材13とによって構成されている。
【0009】また、前記供給部3の一方のガイド部材1
1および排出部5の一方のガイド部材13が、前記搬送
部4に設けられているガイド部材8へ連続させられ、さ
らに、前記排出部5の他方のガイド部材13には、前記
キャリアプレート6のワーク収納凹部6aの移動軌跡上
に突出させられて、このワーク収納凹部6aに収納され
て搬送されているワークWに接触して、このワークWを
前記排出部5の搬送ベルト12上へ案内する払い出し用
のガイド部13aが形成されている。
【0010】そして、このような従来のワーク搬送装置
1においては、供給部3により、ワークWがキャリアプ
レート6の側部にその径方向に沿って連続して送り込ま
れ、その最先端のワークWが前記キャリアプレート6の
外側面に当接させられることにより待機状態となされ
る。
【0011】これより、前記キャリアプレート6の回転
に伴って、前記供給部3にキャリアプレート6に形成さ
れているワーク収納凹部6aの一つが対向させられ、そ
の時点で、待機状態にあった最先端のワークWが前記ワ
ーク収納凹部6a内へ落とし込まれる。
【0012】このようにしてワーク収納凹部6aに落と
し込まれたワークWは、キャリアプレート6の回転の継
続により、ガイド部材8の内面に沿って排出部5の近傍
まで移動させられるが、この移動の最中に、このワーク
W内に、前記充填シリンダ7によって溶液が充填され、
排出部5に至った時点で、前記払い出し用のガイド部1
3aへ当接させられることにより、この払い出し用のガ
イド部13aによって前記排出用の搬送ベルト12上へ
排出される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のワーク搬送装置1においては、つぎのような改善
すべき問題点が残されている。
【0014】すなわち、ワークWを供給部3から搬送部
4へ受け渡す際に、ワークWが、一旦、キャリアプレー
ト6の側面に当接させられて待機状態となされ、このワ
ークWにキャリアプレート6のワーク収納凹部6aが対
向させられた時点で、ワークWがワーク収納凹部6a内
に飛び込むようにして収納され、これと同時に、前述し
た飛び込み方向と直交する方向に方向転換されて搬送さ
れることから、ワークWの受け渡し時に、このワークW
にキャリアプレート6によって大きな衝撃が与えられて
しまう。
【0015】この結果、ワークWの変形や割れ、あるい
は、傷等が発生するおそれがあり、製品の歩留まりが低
下するとともに高速処理への対応ができない。
【0016】本発明は、前述した従来の問題点に鑑みて
なされたもので、ワークの受け渡し時の衝撃を極力緩和
することのできるワーク搬送装置を提供することを目的
とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
のワーク搬送装置は、前述した目的を達成するために、
円盤状の回転自在なキャリアプレートと、このキャリア
プレートの外周部に、周方向に間隔をおいて複数設けら
れ、前記キャリアプレートと同期して公転および自転さ
せられることにより、別途供給されるワークを取り込ん
で前記キャリアプレートへ送り込み、かつ、このキャリ
アプレートによって所定距離搬送されたワークをキャリ
アプレートから取り出して排出する給排プレートと、こ
れらのキャリアプレートおよび複数の給排プレートを同
期回転させる駆動手段とを備え、前記駆動手段が、前記
キャリアプレートに一体に設けられた駆動円盤と、前記
各給排プレートに一体に設けられ、前記駆動円盤の外側
面に、滑りのない状態で転動自在に接触させられた従動
円盤と、前記駆動円盤と同軸状に設けられ、前記各従動
円盤の外側面が滑りのない状態で転動自在に内接させら
れた固定環とによって構成され、前記給排プレートに
は、回転半径方向外方へ向けて開口されたワーク取り込
み溝が形成され、前記キャリアプレートの外周には、給
排プレートが前記キャリアプレートとの相対回動時に前
記ワーク取り込み溝によって形成されるエピサイクロイ
ド曲線の始点に対応した位置に、回転半径方向外方へ向
けて開口されたワーク収納凹部が形成され、かつ、給排
プレートのワーク取り込み溝によって形成されるハイポ
サイクロイド曲線の始点の内の一つに対応した位置に、
前記給排プレートによるワークの取り込み位置が設けら
れ、他の始点の一つに対応した位置に、前記給排プレー
トによるワークの排出位置が設けられていることを特徴
とする。
【0018】また、本発明の請求項2に記載のワーク搬
送装置は、請求項1において、前記駆動円盤、従動円
盤、および、固定環が相互に噛合させられるギアである
ことを特徴とする。
【0019】
【作用】本発明の請求項1に記載のワーク搬送装置によ
れば、駆動円盤が回転させられることにより、この駆動
円盤と固定環との間に転動自在に配設されている従動円
盤が自転させられるとともに、前記駆動円盤および固定
環に対して公転させられる。
【0020】このような駆動円盤と従動円盤の相対的な
動きに連動して、これらが取り付けられているキャリア
プレートおよび給排プレートが同様な相対動を行なう。
【0021】ここで、前記給排プレートの前述した動き
により、この給排プレートに形成されているワーク取り
込み溝の、前記全給排プレートに接する外接円に対する
移動軌跡がハイポサイクロイド曲線となる。
【0022】したがって、このハイポサイクロイド曲線
の始点において、前記ワーク取り込み溝が瞬間的に停止
状態となされるが、このハイポサイクロイド曲線の始点
に給排プレートによるワークの取り込み位置と排出位置
が設けられていることにより、前記ワーク取り込み溝に
よるワークの取り込みおよび排出が最小限度の衝撃で行
なわれる。
【0023】また、前記給排プレートに形成されている
ワーク取り込み溝の、前記キャリアプレートの外周面に
対する移動軌跡がエピサイクロイド曲線となり、その始
点において前記給排プレートのワーク取り込み溝とキャ
リアプレートとの相対移動が瞬間的に停止させられる
が、このエピサイクロイド曲線の始点に対応して、前記
キャリアプレートにワーク収納凹部が形成されているこ
とにより、前記給排プレートのワーク取り込み溝とキャ
リアプレートのワーク収納凹部とが、その相対移動を停
止した状態で対向させられ、これによって給排プレート
に保持されたワークが、ほぼ停止状態でキャリアプレー
トへ送り込まれる。
【0024】また、本発明の請求項2に記載のワーク搬
送装置によれば、駆動円盤、従動円盤および固定環がギ
アによって形成されていることにより、これらの回転の
伝達がギアの噛合によって行なわれ、この結果、これら
滑りによる姿勢変化が確実に防止されて、初期設定され
た取り込み位置や排出位置、および、ワーク取り込み溝
とワーク収納凹部との対向位置のずれが確実に防止され
る。
【0025】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図1およ
び図2を参照して説明する。本実施例は、前述した従来
例と同様に、溶液の充填装置に適用されたものであり、
図1および図2中、符号20が本実施例に係わるワーク
搬送装置を示している。
【0026】このワーク搬送装置20は、図2に示すよ
うに、円盤状の回転自在なキャリアプレート21と、こ
のキャリアプレート21の外周部に、周方向に間隔をお
いて複数設けられ、前記キャリアプレート21と同期し
て公転および自転させられることにより、別途供給され
るワークWを取り込んで前記キャリアプレート21へ送
り込み、かつ、このキャリアプレート21によって所定
距離搬送されたワークWをキャリアプレート21から取
り出して排出する給排プレート22と、これらのキャリ
アプレート21および複数の給排プレート22を同期回
転させる駆動手段23とを備え、前記駆動手段23が、
前記キャリアプレート21に一体に設けられた駆動円盤
24と、前記各給排プレート22に一体に設けられ、前
記駆動円盤24の外側面に、滑りのない状態で転動自在
に接触させられた従動円盤25と、前記駆動円盤24と
同軸状に設けられ、前記各従動円盤25の外側面が滑り
のない状態で転動自在に内接させられた固定環26とに
よって構成され、前記給排プレート22には、回転半径
方向外方へ向けて開口されたワーク取り込み溝22aが
形成され、前記キャリアプレート21の外周には、給排
プレート22が前記キャリアプレート21との相対回動
時に前記ワーク取り込み溝22aによって形成される複
数のエピサイクロイド曲線Eの各始点E0 に対応した位
置に、回転半径方向外方へ向けて開口されたワーク収納
凹部21aが形成され、かつ、給排プレート22のワー
ク取り込み溝22aによって形成される複数のハイポサ
イクロイド曲線Hの始点H0 の内の一つに対応した位置
に、前記給排プレート22によるワークWの取り込み位
置Iが設けられ、他の始点の一つに対応した位置に、前
記給排プレートによるワークの排出位置Oが設けられた
概略構成となっており、前記キャリアプレート21の上
方に、図1に示すように、充填装置27が設けられ、こ
の充填装置27とともにベースプレート28上に取り付
けられている。
【0027】ついで、これらの詳細について説明すれ
ば、前記ベースプレート28の上部には、軸受けハウジ
ング29が一体にかつ前記ベースプレート28を貫通し
て取り付けられており、この軸受けハウジング29に
は、その内面に装着されている転がり軸受け30および
滑り軸受け31を介して駆動軸32が回転自在に貫通さ
せられている。
【0028】この駆動軸32の下端部は、前記軸受けハ
ウジング29の下端部から突出させられてベースプレー
ト28の下方へ位置させられ、この下端部に、駆動軸3
2に回転を与えるドライブギア33に噛合させられたド
リブンギア34が一体に取り付けられている。
【0029】また、前記駆動軸32の中間部には、前記
軸受けハウジング29の転がり軸受け30に係合させら
れて、駆動軸32の下方への移動を拘束するフランジ3
5が設けられており、このフランジ35の上方に、フラ
ンジ付きカラー36、円筒状カラー37、および、充填
装置27を構成する溶液タンク38が順次積層状態で嵌
着され、これらが、前記駆動軸32の上端部に螺着され
た固定ナット39と前記フランジ35との間で挟持され
ている。
【0030】さらに、前記フランジ付きカラー36およ
び溶液タンク38は、キー40により、前記駆動軸32
との相対回動が拘束されている。
【0031】そして、前記フランジ付きカラー36に
は、そのフランジの下面に当接させられるように前記駆
動円盤24が嵌合させられているとともに、前記フラン
ジを介してカラー36に固定されており、本実施例にお
いては、前記駆動円盤24がギアによって構成されてい
る。
【0032】また、前記フランジ付きカラー36には、
そのフランジの上面に当接させられるように、前記キャ
リアプレート21が嵌合させられて、前記フランジを介
してカラー36へ固定されている。したがって、これら
の駆動円盤24およびキャリアプレート21は、駆動軸
32を介して前記溶液タンク38と一体化されている。
【0033】また、前記軸受けハウジング29の上部外
周には、前記従動円盤25を回転自在に支持する円盤状
の支持プレート41が回転自在に取り付けられており、
この支持プレート41の外周部近傍の上面に、10個の
従動円盤25が回転自在に取り付けられている。本実施
例においては、これらの各従動円盤25がギアによって
構成されている。
【0034】これらの各従動円盤25には、前記給排プ
レート22が一体に設けられており、前記支持プレート
41に装着された状態において、前記各従動円盤25が
前記駆動円盤24と同一平面に位置させられることによ
り、この駆動円盤24と噛合状態に保持され、前記給排
プレート22が前記キャリアプレート21と同一平面に
位置させられるようになっている。
【0035】前記キャリアプレート21に形成されたワ
ーク収納凹部21aは、本実施例においては、図2およ
び図3に示すように、回転方向に所定間隔をおいて4箇
所に形成されており、前記各給排プレート22に形成さ
れているワーク取り込み溝22aが対向させられた状態
において、前記ワークWの外径とほぼ等しいか若干大き
めの内径を有する略真円状の孔を形成するように、半円
状の窪みとなされている。
【0036】また、前記フランジ付きカラー36のフラ
ンジ外周には、前記駆動円盤24と従動円盤25の下方
に所定間隔をおいて対向させられ、キャリアプレート2
1や給排プレート22により取り込まれたワークWの底
面を支持する底面支持プレート42が回転自在に取り付
けられている。
【0037】さらに、前記ベースプレート28には、前
記固定環26が、スペーサー43を介して取り付けられ
ており、この固定環26は、本実施例においてはインタ
ーナルギアが用いられているとともに、前記スペーサー
43によって、前記各従動円盤25と同一面に保持され
て、各従動円盤25へ外接させられるように噛合させら
れている。
【0038】一方、前記ワークWの取り込み位置Iおよ
びワークWの排出位置Oには、ワークWの搬送を行なう
搬送ベルト44・45が設けられており、これらの搬送
ベルト44・45は、図2に示すように、それぞれ、前
記ワークWの取り込み位置IおよびワークWの排出位置
Oから、前記ハイポサイクロイド曲線Hの延長線に沿っ
て設置されている。
【0039】これらの各搬送ベルト44・45の両側部
には、搬送ベルト44・45上を搬送されるワークWの
側部が接触させられることにより、これらのワークWを
整列させるガイド部材46が設けられている。
【0040】また、前記ワークWの取り込み位置Iから
ワークの排出位置Oへ至るワークWの搬送経路の側部に
は、図3に示すように、ワークWの供給側において、前
記給排プレート22によって取り込まれたワークWの離
脱を防止しつつ、前記キャリアプレート21の側部まで
案内する供給ガイド47が、前記ハイポサイクロイド曲
線Hに沿って設けられ、また、ワークWの排出側におい
て、前記キャリアプレート21によって搬送されたワー
クWを、このキャリアプレート21から給排プレート2
2へ移し替えるとともに、この給排プレート22からの
離脱を防止しつつ前記排出用の搬送ベルト45へ案内す
る排出ガイド48が、ハイポサイクロイド曲線Hに沿っ
て設けられ、さらに、これらの供給ガイド47と排出ガ
イド48との間には、前記キャリアプレート21によっ
て搬送されるワークWを、このキャリアプレート21か
らの離脱を防止しつつ案内する中間ガイド49が、前記
キャリアプレート21の外周に沿って設けられている。
【0041】前記溶液タンク38の、前記キャリアプレ
ート21のワーク収納凹部21aに対向させられた位置
には、ワーク収納凹部21aに保持されているワークW
に溶液を充填するための充填シリンダー50が4個設け
られている。
【0042】これらの充填シリンダー50は、そのピス
トン50aの後端部が前記溶液タンク38の上方へ突出
させられており、このピストン50aが常時スプリング
51の弾発力によって、後退位置(図1において上方位
置)に付勢されることにより、外力が加わらない状態に
おいては、充填シリンダー50内に溶液を吸入するよう
になされ、さらに、前記ピストン50aの後端部には、
後述するカム機構52を構成するカムフォロアー53が
取り付けられている。
【0043】前記カム機構52は、前記駆動軸32を貫
通して設けられるとともに、前記ベースプレート28に
固定された支持ロッド54と、この支持ロッド54の上
端部に一体に取り付けられ、前記充填シリンダー50に
設けられたカムフォロアー53が摺接させられるカム面
55aを備えた円筒カム55とによって構成されてい
る。
【0044】そして、この円筒カム55に形成されてい
るカム面55aは、前記固定環26の周方向の所定距離
に対応した位置、すなわち、キャリアプレート21によ
るワークWの搬送が行なわれる領域に対応した位置にお
いて、前記充填シリンダー50のピストン50aを押し
下げ、他の領域においては、前記ピストン50aを上昇
位置に保持するようなプロフィールとなされている。
【0045】ついで、このように構成された本実施例の
ワーク搬送装置20の作用について説明すれば、以下の
とおりである。
【0046】まず、ドライブギア33によってドリブン
ギア34が回転駆動させられると、このドリブンギア3
4に一体に取り付けられている駆動軸32、駆動円盤2
4、キャリアプレート21、および、溶液タンク38が
一体回転させられる(このキャリアプレート21の回転
方向を、図2に矢印イで示した)。
【0047】このようにして駆動円盤24が回転させら
れると、固定環24が前記駆動円盤24に対して相対回
動が拘束されていることから、両者に噛合させられてい
る従動円盤25が、この固定環24の内側を転動するよ
うに移動させられ、これに伴って、前記従動円盤25に
一体に取り付けられている給排プレート22も同様に、
図2の矢印ロで示すように、キャリアプレート21に対
して自転しつつ公転させられる。
【0048】このような給排プレート22の移動に際
し、その側部に形成されているワーク取り込み溝22a
が、ハイポサイクロイド曲線Hに沿って移動させられる
が、このワーク取り込み溝22aがワークの取り込み位
置Iに至った時点で、図2および図3に示すように、前
記供給側の搬送ベルト44の下流側の端部に対向させら
れるとともに、搬送ベルト44の端部へ向けて開口させ
られ、これによって、前記ワーク取り込み溝22a内に
ワークWの一つが送り込まれる。
【0049】この給排プレート22へのワークWの送り
込みに際し、前記ワーク取り込み溝22aがハイポサイ
クロイド曲線Hの始点H0 において、移動が一瞬停止し
た状態となされていることから、ワークWへの衝撃が小
さく抑さえられる。
【0050】このようにして給排プレート22へ送り込
まれたワークWは、給排プレート22の自転および公転
の継続によって、前記ハイポサイクロイド曲線Hに沿っ
て移動させられて、その中間点において、前記ワーク取
り込み溝22aがエピサイクロイド曲線Eの始点E0 に
位置させられることにより、前記キャリアプレート21
に形成されているワーク収納凹部21aへ対向させられ
る。
【0051】この状態において、前記ワークWは、キャ
リアプレート21のワーク収納凹部21aと給排プレー
ト22のワーク取り込み溝22aとに嵌合させられてお
り、さらなる回転の継続に伴って、前記給排プレート2
2のワーク取り込み溝22aがエピサイクロイド曲線E
に沿って前記ワーク収納凹部21aから離間させられ
る。
【0052】このとき、ワークWは、中間ガイド49に
よって前記キャリアプレート21から離間する方向への
移動が阻止されていることから、ワークWがキャリアプ
レート21へ移し替えられるとともに、このキャリアプ
レート21によって搬送がなされる。
【0053】そして、ワークWが給排プレート22から
キャリアプレート21へ移し替えられる際においても、
その移し替えが、エピサイクロイド曲線Eの始点E0
で、ワーク取り込み溝22aとワーク収納凹部21aと
の相対移動が停止した状態で行なわれることから、ワー
クWへ衝撃が殆ど加わらない状態での移し替えが行なわ
れる。
【0054】また、前記キャリアプレート21によって
所定距離搬送されたワークWは、前述した受け入れ操作
と逆の操作によって、キャリアプレート21から給排プ
レート22へ移し替えられた後に、この給排プレート2
2から排出側の搬送ベルト45へ送り出される。
【0055】このような排出操作に伴うワークWの受け
渡し時においても、エピサイクロイド曲線Eの始点E0
およびハイポサイクロイド曲線Hの始点H0 において、
ワーク収納凹部21aやワーク取り込み溝22aの相対
移動が停止させられた状態で行なわれ、これによって、
排出時においてもワークWへの衝撃が緩和される。
【0056】一方、前述したように、ワークWがキャリ
アプレート21に移し替えられると、このワークWがそ
の上方に位置させられている充填シリンダー50に対向
させられるとともに、その対向状態を維持したまま所定
距離搬送される。
【0057】そして、このキャリアプレート21による
ワークWの搬送時に、前記充填シリンダー50のピスト
ン50aが、円筒カム55によってスプリング51の弾
発力に抗して押し下げられることにより、前記充填シリ
ンダー50内に吸引されている溶液がワークW内へ充填
される。
【0058】このように、本実施例に係わるワーク搬送
装置20によれば、ワークWの供給や搬送あるいは排出
といった一連の搬送工程中において、キャリアプレート
21や給排プレート22からワークWに大きな衝撃が加
わることが抑制され、ワークWの損傷が防止される。
【0059】したがって、ワークWの搬送速度を大きく
することが可能となり、処理能力の拡大が図られる。
【0060】しかも本実施例においては、駆動手段とし
てギアを用いていることにより、駆動円盤24、従動円
盤25、および、固定環26との間の滑りが確実に防止
され、この点からも、処理能力の拡大が図られるととも
に、これらの初期に設定された相対的な位置関係が崩れ
ることがなく、装置の確実な動作が長期に亙って維持さ
れる。
【0061】なお、前記実施例において示した各構成部
材の諸形状や寸法等は一例であって、設計要求等に基づ
き種々変更可能である。
【0062】たとえば、前記実施例においては、キャリ
アプレート21に形成されるワーク収納凹部21aを4
個とした例について示したが、これに限られるものでは
ない。そして、このワーク収納凹部21aの数を変更し
た場合には、それに応じて、給排プレート22の数、ま
た、駆動円盤24や従動円盤25、および、固定環26
間の径の比を調整する必要がある。
【0063】また、前記実施例においては、駆動手段2
3にギアを用いた例について示したが、駆動円盤24、
従動円盤25、および、固定環26の間の滑りを防止し
た状態で相互に転動可能とする構成であればよい。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に記載のワーク搬送装置によれば、駆動円盤が回転させ
られることにより、この駆動円盤と固定環との間に転動
自在に配設されている従動円盤が自転させられるととも
に、前記駆動円盤および固定環に対して公転させられ
る。
【0065】このような駆動円盤と従動円盤の相対的な
動きに連動して、これらに取り付けられているキャリア
プレートおよび給排プレートにおいても同様な相対動が
行なわれ、これに伴い、給排プレートに形成されている
ワーク取り込み溝の、固定環に対する移動軌跡をハイポ
サイクロイド曲線とし、このワーク取り込み溝が瞬間的
に停止状態となされるハイポサイクロイド曲線の始点
に、給排プレートによるワークの取り込み位置と排出位
置を設けることにより、前記ワーク取り込み溝によるワ
ークの取り込み時および排出時の衝撃を最小限度に抑さ
えることができる。
【0066】また、前記ワーク取り込み溝の、前記キャ
リアプレートの外周面に対する移動軌跡をエピサイクロ
イド曲線とし、このエピサイクロイド曲線の始点に対応
して前記キャリアプレートにワーク収納凹部を形成する
ことにより、ワーク取り込み溝とワーク収納凹部とを、
相対移動が停止させられた状態で対向させ、これによっ
て、給排プレートに保持されたワークを、停止状態でキ
ャリアプレートへ送り込むことができる。
【0067】したがって、ワークが供給されてから排出
するまでの間に行なわれるワークの受け渡し動作に際し
て、ワークへの衝撃力の作用を最小限度に抑さえること
ができ、これによって、ワークの損傷を防止することが
できるとともに、搬送速度の高速化を図ることができ
る。
【0068】また、本発明の請求項2に記載のワーク搬
送装置によれば、駆動円盤、従動円盤および固定環がギ
アによって形成されていることにより、これらの回転の
伝達をギアの噛合によって行い、これによって、駆動円
盤、従動円盤および固定環相互の滑りを確実に防止する
ことができる。
【0069】したがって、この点からも、処理速度の高
速化を図ることができるとともに、これらの初期に設定
された相対的な位置関係が崩れることを防止して、装置
の確実な動作を長期に亙って維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のワーク搬送装置の一実施例を示す縦断
面図である。
【図2】本発明のワーク搬送装置の一実施例を示す要部
の概略平面図である。
【図3】本発明のワーク搬送装置の一実施例を示す要部
の概略平面図である。
【図4】従来のワーク搬送装置の一例を示す縦断面図で
ある。
【図5】従来のワーク搬送装置の要部を示す概略平面図
である。
【符号の説明】
20 ワーク搬送装置 21 キャリアプレート 21a ワーク収納凹部 22 給排プレート 22a ワーク取り込み溝 23 駆動手段 24 駆動円盤 25 従動円盤 26 固定環 E エピサイクロイド曲線 E0 始点 H ハイポサイクロイド曲線 H0 始点 I ワークの取り込み位置 O ワークの排出位置 W ワーク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円盤状の回転自在なキャリアプレート
    と、このキャリアプレートの外周部に、周方向に間隔を
    おいて複数設けられ、前記キャリアプレートと同期して
    公転および自転させられることにより、別途供給される
    ワークを取り込んで前記キャリアプレートへ送り込み、
    かつ、このキャリアプレートによって所定距離搬送され
    たワークをキャリアプレートから取り出して排出する給
    排プレートと、これらのキャリアプレートおよび複数の
    給排プレートを同期回転させる駆動手段とを備え、前記
    駆動手段が、前記キャリアプレートに一体に設けられた
    駆動円盤と、前記各給排プレートに一体に設けられ、前
    記駆動円盤の外側面に、滑りのない状態で転動自在に接
    触させられた従動円盤と、前記駆動円盤と同軸状に設け
    られ、前記各従動円盤の外側面が滑りのない状態で転動
    自在に内接させられた固定環とによって構成され、前記
    給排プレートには、回転半径方向外方へ向けて開口され
    たワーク取り込み溝が形成され、前記キャリアプレート
    の外周には、給排プレートが前記キャリアプレートとの
    相対回動時に前記ワーク取り込み溝によって形成される
    エピサイクロイド曲線の始点に対応した位置に、回転半
    径方向外方へ向けて開口されたワーク収納凹部が形成さ
    れ、かつ、給排プレートのワーク取り込み溝によって形
    成されるハイポサイクロイド曲線の始点の内の一つに対
    応した位置に、前記給排プレートによるワークの取り込
    み位置が設けられ、他の始点の一つに対応した位置に、
    前記給排プレートによるワークの排出位置が設けられて
    いることを特徴とするワーク搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動円盤、従動円盤、および、固定
    環が相互に噛合させられるギアであることを特徴とする
    請求項1に記載のワーク搬送装置。
JP7346795A 1995-03-30 1995-03-30 ワーク搬送装置 Pending JPH08268547A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109367327A (zh) * 2018-08-22 2019-02-22 宁波指南针软件有限公司 一种固定工业脚轮自动装配设备

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CN109367327A (zh) * 2018-08-22 2019-02-22 宁波指南针软件有限公司 一种固定工业脚轮自动装配设备

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