JPH08269032A - プロピレンオキシドの精製 - Google Patents

プロピレンオキシドの精製

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JPH08269032A
JPH08269032A JP8089979A JP8997996A JPH08269032A JP H08269032 A JPH08269032 A JP H08269032A JP 8089979 A JP8089979 A JP 8089979A JP 8997996 A JP8997996 A JP 8997996A JP H08269032 A JPH08269032 A JP H08269032A
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JP
Japan
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propylene oxide
carbon
glycol
activated carbon
propylene
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Pending
Application number
JP8089979A
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English (en)
Inventor
Ahmad Soltani-Ahmadi
ソルタニ−アーメディ アーメド
Thomas C Mullin
シー マリン トーマス
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Lyondell Chemical Technology LP
Original Assignee
Arco Chemical Technology LP
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D301/00Preparation of oxiranes
    • C07D301/32Separation; Purification

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Epoxy Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 活性炭との接触によりプロピレンオキシドか
ら不純物を除去するにあたって、吸着熱から生じる過度
の発熱を実質的に回避できる簡便かつ安全な方法を提供
する。 【解決手段】 プロピレンオキシドと接触させる前に活
性炭をプロピレングリコールのようなグリコールで予備
湿潤させる。活性炭が予め定められた程度にまで失活し
た後、該炭素を塩基性触媒を含有する水と接触させて、
吸着されたプロピレンオキシドをプロピレングリコール
に加水分解し、炭素/プロピレングリコール/水の危険
性のないスラリーを形成させて炭素床の交換を行う。 【効果】 グリコールの置換に伴って起こる発熱がほと
んどまたは全く見られず、プロピレンオキシドの精製が
より一層簡便で安全な作業となり、精巧な制御システム
を必要としない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、活性炭吸着剤と接
触させることによるプロピレンオキシドなどのアルキレ
ンオキシドの精製に関するものであり、特に、アルキレ
ンオキシドと接触させる前に、まず初めに活性炭をプロ
ピレングリコールなどのグリコールに接触させて予備湿
潤させ、それによって吸着熱から生じる過度の発熱を実
質的に回避する方法に関する。さらに、実質的に改良さ
れた炭素床交換法が提供される。
【0002】
【従来の技術】活性炭との接触によりプロピレンオキシ
ドなどのアルキレンオキシドを精製する方法は当技術分
野で知られている。例えば、米国特許第4,692,5
35号には、活性炭と接触させることによりプロピレン
オキシドから高分子量のポリ(プロピレンオキシド)ポ
リマーを分離することが示されている。米国特許第5,
187,287号および関連の米国特許第5,352,
807号には、活性炭処理によりプロピレンオキシドや
ブチレンオキシドのような低級アルキレンオキシドから
種々の有機不純物を分離することが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】活性炭によるプロピレ
ンオキシドの処理にはさまざまな困難が付随している。
プロピレンオキシドが活性炭に吸着される際に放出され
る相当量の熱のために、活性炭処理プロセスの初期また
は開始時期には過度の温度上昇と結びついた危険ならび
に炭素床への被害が予想される。炭素床を液体のプロピ
レンオキシドと接触させる場合は、同時に起こる吸着発
熱がプロピレンオキシドの気化および炭素床中への移動
を引き起こし、ひいては極端な危険と反応器の損傷を伴
って500℃以上の二次発熱を生じさせる。炭素床交換
に際しては、安全性の問題および環境上の危険を提起す
るところの毒性で危険性のある炭素/プロピレンオキシ
ド/水のスラリーの取扱い方に主な関心が集中してい
る。従来の炭素処理法では蒸気回収システム、スチー
ム、窒素、冷却、フレア設備の用意、精巧な制御システ
ム、そして熟練オペレーターを必要とした。
【0004】さらに、プロピレンオキシドの輸送および
貯蔵の間に高分子量のポリ(プロピレンオキシド)ポリ
マーが形成され、このポリマー形成がプロピレンオキシ
ドから生成されたポリオールのポリウレタンフォームへ
の使用に著しい悪影響を及ぼすという事実が困難の度合
を高めている。米国特許第4,692,535号にはこ
れについての詳細な説明が載っている。プロピレンオキ
シドは供給源で精製することができるが、不純物は輸送
や貯蔵中に形成されるため、プロピレンオキシドが用い
られるいろいろな場所に精巧な設備を配置して、従来の
方法により活性炭処理を行うことは往々にして実際的で
なかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、プロピ
レンオキシドの精製処理に使用することになっている活
性炭を、最初にプロピレングリコールのようなグリコー
ルと接触させる。その際、通常は炭素5ポンド(約2.
27kg)あたりプロピレングリコール少なくとも1ポ
ンド(約0.45kg)の量とする。炭素へのグリコー
ル吸着に伴って吸着発熱が生じるけれども、このことは
グリコールの沸点および引火点が比較的高いために特別
の問題を提起することはない。実際、活性炭はその使用
場所への輸送に先立ってグリコールで予備湿潤させるこ
とができ、予備湿潤状態で処理容器に装填しうる。その
後、吸着グリコールを含む活性炭とプロピレンオキシド
を接触させ、標準方法にしたがって精製する。この接触
の初期の間にプロピレンオキシドが吸着グリコールに取
って代わり、その後でプロピレンオキシドの精製が普通
に行われる。重要な特徴は、グリコールの置換に伴って
起こる発熱がほとんどまたは全く見られず、その結果と
してプロピレンオキシドの精製がより一層簡便で安全な
作業となる点である。ユーティリティ施設や精巧な制御
システムがほとんどまたは全く必要でなく、この方法は
プロピレンオキシドの使用場所、例えばポリウレタンフ
ォーム用のポリオールの生成場所、で採用するのに適し
ている。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明によると、プロピレンオキ
シドからの不純物の除去に使用することになっている活
性炭は、初めに、活性炭を実質的に飽和させるのに十分
なグリコールと接触させる。好ましくは炭素5ポンド
(約2.27kg)あたりプロピレングリコール少なく
とも1ポンド(約0.45kg)の量で、より好ましく
は炭素3ポンド(約1.36kg)あたりプロピレング
リコール少なくとも1ポンド(約0.45kg)の量
で、活性炭を液体のプロピレングリコールで湿潤させ
る。炭素2ポンド(約0.91kg)あたり少なくとも
1ポンド(約0.45kg)のプロピレングリコールを
用いるときに良好な結果が得られ、所望により、もっと
多量のグリコールを使用することもできるが、多量を使
用する利点は何もなさそうである。
【0007】グリコールと接触させた後、吸着グリコー
ルを含む活性炭を冷却して、グリコールの吸着に伴って
発生した熱を取り除くことができる。また、容器(その
中で接触が行われる)に入れる前に、活性炭にグリコー
ルを予備噴霧してもよい。その後でグリコール含有活性
炭を十分量のプロピレンオキシド(好ましくは液体)と
接触させて、実質的な発熱を起こすことなく吸着グリコ
ールを置換させる。置換期間中にプロピレンオキシドと
置換グリコールの混合物を回収し、有利にはこの混合物
を適当な加水分解法により全てグリコールに転化する
か、またはリファイナーもしくはポリオール製造装置に
移送する。
【0008】グリコールの置換後、活性炭を普通のやり
方で使用して、例えば米国特許第4,692,535号
および第5,352,807号に記載されるごとくプロ
ピレンオキシドから不純物を取り除く。活性炭の不純物
除去能はグリコールの予備飽和によって悪影響を受ける
ことはない。活性炭の不純物除去能が非経済的な程度に
まで低下してしまった場合は、炭素床から遊離の液体プ
ロピレンオキシドを排出させ、その後触媒量の塩基
(例:NaOH)を含む水の添加により残留プロピレン
オキシドをプロピレングリコールに転化させて炭素床の
交換を行うことが有利である。得られる炭素/水/プロ
ピレングリコールのスラリーは危険性のあるものではな
く、廃棄用タンク車にポンプ輸送することができる。
【0009】
【実施例】本発明の利点を明らかにするため一連の実験
を行った。それぞれの場合に、約750gの活性炭(C
algon12x40)を直径4インチ(約10.16
cm)、長さ8インチ(約20.32cm)のシリンダ
ーの中に入れた。プロピレンオキシドと窒素の蒸気混合
物または液体プロピレングリコールを炭素床に導入する
手段と、そこから取り去る手段を設けた。各部の温度を
測定するためにシリンダー軸に沿って床入口、床内部の
0.25インチ(約0.64cm)、4インチ(約1
0.16cm)および7.75インチ(約19.69c
m)の位置、そして床出口に熱電対を配置した。シリン
ダーの外側表面温度も測定した。
【0010】現在一般に行われている実施を示す最初の
比較実験では、窒素中に10重量%のプロピレンオキシ
ドを含む蒸気混合物をプロピレンオキシド流速133g
/分で炭素床に導入した。添付した図1は得られた温度
プロフィールを示すものである。図1から明らかなよう
に、発熱は中程度であったものの、この方法は500分
以上を要し、危険の発生を避けるための精巧な制御装置
を必要とした。
【0011】図1に示したような実施においては、窒素
流の低下の際の防護手段を講じなければならないことに
注目すべきである。こうした事例では、炭素床内部で温
度スパイク(spike)が起こり、外部冷却および装
置の一時停止が必要となる。液体のプロピレンオキシド
が炭素床に導入されたいくつかの事例では、160℃以
上の温度スパイクが起こり、引き続いてプロピレンオキ
シドの気化および移動が起こり、このことは500℃以
上の温度スパイクを伴う第2の発熱をもたらす。このよ
うな極端な場合には、反応器が損なわれ、また、火災や
爆発の危険が存在する。
【0012】本発明にしたがう一連の実験においては、
炭素床をまず液体のプロピレングリコールで予備湿潤さ
せ、続いて液体のプロピレンオキシドを133g/分の
流速で炭素床に導入した。図2は、炭素床の予備湿潤に
用いたプロピレングリコールの量が炭素床中に含まれる
炭素の20重量%である場合の床の温度プロフィールを
示すものである。図2に見られるように、約40℃ほど
の温度に達するわずかな発熱が起こったが、これはプロ
ピレングリコールの予備添加を行わなかった場合に観察
される最高温度よりもはるかに低かった。
【0013】図3は、炭素床の予備湿潤に用いたプロピ
レングリコールの量が炭素床中に含まれる炭素の33.
3重量%である場合の床の温度プロフィールを示すもの
である。図3から明らかなように、吸着発熱による床温
度の増加は本質的に見られなかった。図4は、炭素床の
予備湿潤に用いたプロピレングリコールの量が炭素床中
に含まれる炭素の50重量%である場合の床の温度プロ
フィールを示すものである。この場合も、床温度の増加
は本質的に見られなかった。
【0014】プロピレングリコールで予備湿潤された炭
素がプロピレンオキシドから不純物を取り除く能力を保
持しているか否かを調べるために、15ガロンのプロピ
レンオキシドを炭素床を通過させた後にプロピレンオキ
シドの入口および出口サンプルを採取した。下記の表は
異なる分子量のポリ(プロピレンオキシド)の入口およ
び出口濃度を示すものである。
【0015】
【表1】
【0016】実験1では、窒素中に10重量%のプロピ
レンオキシドを含む気体混合物を炭素床を通過させるこ
とにより炭素床を予備飽和させた。実験2では、窒素中
に72重量%のプロピレンオキシドを含む気体混合物を
炭素床を通過させることにより炭素床を予備飽和させ
た。実験3では、炭素の重量に対して33.3%の液体
プロピレングリコールを用いて炭素床を予備飽和させ
た。それぞれの場合に、予備飽和後、液体プロピレンオ
キシドを133g/分の流速で導入し、15ガロンのプ
ロピレンオキシドを処理した後で分析用サンプルを採取
した。得られたデータは、プロピレングリコールによる
予備飽和が活性炭の不純物除去能に悪影響を与えないこ
とを明確に表している。
【0017】本発明の更なる特徴として、活性炭の有効
性が不満足なレベルにまで低下した後には、遊離のプロ
ピレンオキシドを排出させてから、触媒量のNaOHま
たは他の塩基性物質(例:KOH)を含む水の添加(こ
れにより残留プロピレンオキシドがプロピレングリコー
ルに転化される)により炭素床の交換が行われる。その
結果得られる水/炭素/プロピレングリコールの混合物
は廃棄処分のために都合よく輸送され得る。本発明のこ
の実施態様では、プロピレンオキシドで飽和された炭素
と接触させるにあたり、塩基性触媒を含む水は少なくと
も全部の吸着プロピレンオキシドを加水分解するのに十
分な量で用いられる。この加水分解には常温が効果的で
あり、十分な反応時間(例えば、10分ないし4日)後
に炭素/プロピレングリコール/水の危険性のないスラ
リーは、例えば廃棄処分のためのポンプ輸送により、取
り去ることができる。
【0018】ここで採用される活性炭とプロピレンオキ
シドの処理条件は米国特許第5,352,807号およ
び第4,692,535号に記述されているとおりであ
り、これら特許の開示内容を参考としてここに組み入れ
る。本発明を実施するにあたって、プロピレングリコー
ルを使用することが極めて有利である。一般的には、グ
リコール類、特にエチレングリコール、2,3−ブチレ
ングリコールなどの2〜4個の炭素原子を有するものも
使用することができ、同様の有効性を示す。本明細書中
で用いるグリコールの定義には、エチレンオキシドおよ
び/またはプロピレンオキシドでオキシアルキル化され
たグリコール類も含まれるものとする。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるプロ
ピレンオキシドの精製方法では、活性炭をプロピレング
リコールなどのグリコールに接触させて予備湿潤させる
ことによって吸着熱から生じる過度の発熱を実質的に回
避できることから、プロピレンオキシドの精製がより一
層簡便で安全な作業となり、精巧な制御システムを必要
としないという利点がある。炭素床の交換も実質的に容
易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】窒素中に10重量%のプロピレンオキシドを含
む蒸気混合物で活性炭を飽和させる従来の方法において
得られた温度対時間のプロットを示す図。
【図2】活性炭を最初に20重量%のプロピレングリコ
ールで予備湿潤させた場合に、液体プロピレンオキシド
の活性炭処理から得られる温度対時間のプロットを示す
図。
【図3】活性炭を最初に33.3重量%のプロピレング
リコールで予備飽和させた場合に、液体プロピレンオキ
シドの活性炭処理から生じる発熱のプロットを示す図。
【図4】活性炭を最初に50重量%のプロピレングリコ
ールで予備飽和させた場合に、液体プロピレンオキシド
の活性炭処理から生じる発熱のプロットを示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トーマス シー マリン アメリカ合衆国 ペンシルベニア 19341 エクストン サウス ボルダーストン ドライブ 362

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 活性炭との接触によりプロピレンオキシ
    ドから不純物を除去する方法であって、プロピレンオキ
    シドと接触させる前に活性炭をグリコールで予備湿潤さ
    せることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 グリコールがプロピレングリコールであ
    ることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 グリコールがエチレングリコールである
    ことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 炭素の重量に対して少なくとも20重量
    %のプロピレングリコールで炭素床を予備湿潤させるこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 炭素の重量に対して少なくとも33.3
    重量%のプロピレングリコールで炭素床を予備湿潤させ
    ることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 炭素の重量に対して少なくとも50重量
    %のプロピレングリコールで炭素床を予備湿潤させるこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 活性炭が予め定められた程度に失活した
    後、該炭素を塩基性触媒を含有する水と接触させて、吸
    着されたプロピレンオキシドをプロピレングリコールに
    加水分解することを特徴とする、請求項1に記載の方
    法。
JP8089979A 1995-03-24 1996-03-21 プロピレンオキシドの精製 Pending JPH08269032A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/410,164 US5493035A (en) 1995-03-24 1995-03-24 Propylene oxide purification
US08/410164 1995-03-24

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JP (1) JPH08269032A (ja)
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