JPH0827082A - α−デヒドロアミノ酸エステルの製造法 - Google Patents
α−デヒドロアミノ酸エステルの製造法Info
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- JPH0827082A JPH0827082A JP16418894A JP16418894A JPH0827082A JP H0827082 A JPH0827082 A JP H0827082A JP 16418894 A JP16418894 A JP 16418894A JP 16418894 A JP16418894 A JP 16418894A JP H0827082 A JPH0827082 A JP H0827082A
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Abstract
アルキル基、またはアリール基を示し、R3は低級アルキ
ル基を示す。)で示されるα、β−不飽和エステルを、
塩基の存在下に、一般式 (式中、R4は直鎖もしくは分枝状の炭素数1〜4のアル
キル基を示す)で示されるO−アルキルヒドロキシルア
ミンと反応させることからなる一般式 (式中、R1、R2およびR3は前記と同じ意味を有する。)
で示されるα−デヒドロアミノ酸エステルの製造法。 【効果】入手容易な各種のα、β−不飽和エステルから
一段階で一挙にα−デヒドロアミノ酸エステルを製造す
ることができ、また、本発明でアミノ化剤として使用す
るO−アルキルヒドロキシルアミンはヒドロキシルアミ
ンから容易にかつ比較的安価に得ることができるため、
本方法は工業的にも極めて有利である。
Description
シルアミンを用いて、α、β−不飽和エステルから一段
階でα−デヒドロアミノ酸エステルを製造する方法に関
する。
ルは抗菌性、抗腫瘍性、抗ウィルス活性、酵素阻害作用
など様々な生理活性を有するペプチド性抗生物質の中間
体として極めて重要な化合物であることが知られてい
る。また、この化合物は不斉還元や不斉付加反応のプロ
キラルな基質としても最適であって、種々の光学活性α
−アミノ酸へ誘導することができるなど、その利用価値
は非常に高い。従来、かかるα−デヒドロアミノ酸エス
テルの製造法としては、アルデヒドとアシルグリシンの
縮合により生成するアズラクトンを経由する方法、β−
ヒドロキシ−α−アミノ酸誘導体などのβ−脱離反応に
よる方法、α−ケトカルボン酸とアミンとの縮合反応に
よる方法あるいはウィティヒ反応による方法など[Synth
esis, 159(1988)]が知られている。
応であり、反応基質が特定の化合物に限定されるなど多
くの問題があり、工業的に有利な製造法とは言えなかっ
た。
本発明者は、簡便にして幅広い反応基質を原料とするα
−デヒドロアミノ酸エステルの製造法について検討の結
果、入手容易なα、β−不飽和エステルとO−アルキル
ヒドロキシルアミンを反応させることにより、1段階で
一挙にα−デヒドロアミノ酸エステルが得られることを
見出し、本発明に至った。
式化2 (式中、R1、R2は同一または相異なって水素原子、低級
アルキル基またはアリール基を示し、R3は低級アルキル
基を示す。ここで、低級アルキル基とは直鎖もしくは分
枝状の炭素数1〜4のアルキル基を、アリール基とは反
応を阻害しない置換基を有していてもよいフェニル基を
意味する。)で示されるα、β−不飽和エステルを、塩
基の存在下に、一般式化3 (式中、R4は直鎖もしくは分枝状の炭素数1〜4のアル
キル基を示す。)で示されるO−アルキルヒドロキシル
アミンと反応させることを特徴とする一般式化1 (式中、R1、R2およびR3は前記と同じ意味を有する。)
で示されるα−デヒドロアミノ酸エステルの製造法を提
供するものである。
般式化2で示されるα、β−不飽和エステルとしては、
例えばアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル
酸t−ブチル、クロトン酸メチル、クロトン酸エチル、
クロトン酸t−ブチル、3,3−ジメチルアクリル酸メ
チル、桂皮酸メチル、2−クロロ桂皮酸メチル、3−ク
ロロ桂皮酸メチル、4−クロロ桂皮酸メチル、2−メト
キシ桂皮酸メチル、3−メトキシ桂皮酸メチル、4−メ
トキシ桂皮酸メチルなどが挙げられる。
3で示されるO−アルキルヒドロキシルアミンとして
は、例えばO−メチルヒドロキシルアミン、O−エチル
ヒドロキシルアミン、O−t−ブチルヒドロキシルアミ
ンなどが挙げられる。かかるO−アルキルヒドロキシル
アミンの使用量は、原料であるα、β−不飽和エステル
に対して通常0.8〜5モル倍、好ましくは0.8〜2
モル倍、より好ましくは1〜1.5モル倍である。
塩基としては、例えばアルキルリチウム化合物、アルカ
リ金属アミド、アルカリ金属アルコキシドなどが好適に
使用される。このような塩基として、具体的にはn−ブ
チルリチウム、リチウムジイソプロピルアミド、カリウ
ム−t−ブトキシド等があげられる。塩基の使用量は、
α、β−不飽和エステルに対して通常0.8〜5モル
倍、好ましくは1〜3モル倍である。
る溶媒としては、例えば、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシドなどの非プロトン性極性溶
媒、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、エチレン
グリコールジメチルエーテルなどのエーテル系溶媒、n
−ヘキサン、n−ヘプタンなどの脂肪族炭化水素系溶媒
が挙げられ、これらはそれぞれの単独あるいは2種以上
の混合溶媒として用いられる。このような溶媒の使用量
は特に限定されないが、通常、α、β−不飽和エステル
に対して1〜100重量倍である。
囲であり、好ましくは−80〜0℃である。
反応終了後の反応混合物から通常の手段、例えば蒸留、
抽出、再結晶あるいは各種クロマトグラフィーなどの操
作により容易に単離、精製することができる。
のα、β−不飽和エステルから、一段階で一挙にα−デ
ヒドロアミノ酸エステルを製造することができる。ま
た、本発明でアミノ化剤として使用するO−アルキルヒ
ドロキシルアミンはヒドロキシルアミンから容易にかつ
比較的安価に得ることができるため、本方法は工業的に
も極めて有利である。
明するが、本発明がこれによって限定されるものでない
ことはいうまでもない。
ラン7mlおよびO−メチルヒドロキシルアミン118
mg(2.5ミリモル)を入れ、−70℃まで冷却した
のち、同温度下で1.6Mn−ブチルリチウムのヘキサ
ン溶液1.56ml(2.5ミリモル)を加え、次いで
乾燥テトラヒドロフラン3mlに溶解したクロトン酸メ
チル200mg(2.0ミリモル)を加えた。−70℃
で30分間攪拌した後、飽和塩化アンモニウム水溶液を
加え、さらに塩化メチレンを加えて抽出処理を行なっ
た。得られた有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で
洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去
し、シリカゲル薄層クロマトグラフィー(展開液:酢酸
エチル/ヘキサン=1/1)で単離、精製して(Z)−
2−アミノクロトン酸メチル127mg(収率 55
%)を得た。1 HNMR(270MHz)スペクトル(CDCl3) δ 1.87(d,3H,J=6.60Hz)、3.77(s,3H)、5.90(br.s,1H)
、6.96(m,1H)、9.92(br.s,1H)13 CNMR(270MHz)スペクトル(CDCl3) δ 17.9, 64.2, 121.2, 141.0, 164.5 マススぺクトル m/z 115(M+), 69, 41, 39
メチルヒドロキシルアミン118mg(2.5ミリモ
ル)を乾燥テトラヒドロフラン2mlに溶解し、−70
℃に冷却したカリウム−t−ブトキシド673mg
(6.0ミリモル)を含む乾燥テトラヒドロフラン8m
l溶液に同温度下で5分間を要して滴下した。滴下終了
後、−70℃で20分間攪拌した後、飽和塩化アンモニ
ウム水溶液を加え、さらに塩化メチレンを加えて抽出処
理を行なった。得られた有機層を無水硫酸マグネシウム
で乾燥後、溶媒を留去し、シリカゲル薄層クロマトグラ
フィー(展開液:酢酸エチル/ヘキサン=1/1)で単
離、精製して(Z)−2−アミノ−3−フェニルアクリ
ル酸メチル47mgを得た。1 HNMR(270MHz)スペクトル(CDCl3) δ 3.84(s,3H) 、6.55(br.s,1H) 、7.34(m,3H)、7.51
(m,2H)、7.76(d,1H,J=15.84Hz) 、9.28(br.s,1H)13 CNMR(400MHz)スペクトル(CD3OD) δ 65.3, 118.8, 129.7, 130.8, 131.9, 136.8, 143.5,
166.8 マススぺクトル m/z 177(M+), 176, 146, 131, 103, 77, 51
Claims (5)
- 【請求項1】一般式化2 (式中、R1、R2は同一または相異なって水素原子、低級
アルキル基またはアリール基を示し、R3は低級アルキル
基を示す。ここで、低級アルキル基とは直鎖もしくは分
枝状の炭素数1〜4のアルキル基を、アリール基とは反
応を阻害しない置換基を有していてもよいフェニル基を
意味する。)で示されるα、β−不飽和エステルを、塩
基の存在下に、一般式化3 (式中、R4は直鎖もしくは分枝状の炭素数1〜4のアル
キル基を示す。)で示されるO−アルキルヒドロキシル
アミンと反応させることを特徴とする一般式化1 (式中、R1、R2およびR3は前記と同じ意味を有する。)
で示されるα−デヒドロアミノ酸エステルの製造法。 - 【請求項2】O−アルキルヒドロキシルアミンが、O−
メチルヒドロキシルアミンである請求項1に記載のα−
デヒドロアミノ酸エステルの製造法。 - 【請求項3】塩基がアルカリ金属化合物である請求項1
に記載のα−デヒドロアミノ酸エステルの製造法。 - 【請求項4】アルカリ金属化合物がアルキルリチウム化
合物またはアルカリ金属アルコキシドである請求項3に
記載のα−デヒドロアミノ酸エステルの製造法。 - 【請求項5】O−アルキルヒドロキシルアミンの使用量
が、α、β−不飽和エステルに対して0.8〜2モル倍
である請求項1に記載のα−デヒドロアミノ酸エステル
の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16418894A JP3605855B2 (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | α−デヒドロアミノ酸エステルの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16418894A JP3605855B2 (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | α−デヒドロアミノ酸エステルの製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
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| JPH0827082A true JPH0827082A (ja) | 1996-01-30 |
| JP3605855B2 JP3605855B2 (ja) | 2004-12-22 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16418894A Expired - Fee Related JP3605855B2 (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | α−デヒドロアミノ酸エステルの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3605855B2 (ja) |
-
1994
- 1994-07-15 JP JP16418894A patent/JP3605855B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP3605855B2 (ja) | 2004-12-22 |
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