JPH0827083B2 - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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JPH0827083B2
JPH0827083B2 JP1209259A JP20925989A JPH0827083B2 JP H0827083 B2 JPH0827083 B2 JP H0827083B2 JP 1209259 A JP1209259 A JP 1209259A JP 20925989 A JP20925989 A JP 20925989A JP H0827083 B2 JPH0827083 B2 JP H0827083B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、アンローダ付き圧縮機を備えた冷凍装置に
係り、特に冷凍サイクルの切換時におけるアンローダピ
ストンのチャタリング防止対策に関する。
(従来の技術) 従来より、例えば実開昭57−142183号公報に開示され
る如く、第7図に示すように、冷凍装置の圧縮機(cp)
内に設けられた気筒(c)に配置され、圧縮機(cp)を
背圧を高低に応じてアンロード状態とフルロード状態と
に切換えるアンローダピストン(a)と、該アンローダ
ピストン(a)の背圧室(b)と圧縮機(cp)の吐出管
(d)とを減圧機構(f)を介して接続する高圧供給通
路(g)を設けるとともに、開閉弁(h)を介して、高
圧供給通路(g)から圧縮機(cp)の吸入側に冷媒をバ
イパスするアンロード通路(g)を設けて、上記開閉弁
(h)をオフにして閉じたときには上記アンローダピス
トン(a)の背圧室(b)に高圧が供給され、アンロー
ダピストン(a)がスプリング(s)の付勢力に抗して
バイパス孔(i)を塞ぐことにより、圧縮機(cp)の運
転容量が定格どおりのフルロード状態となる一方、開閉
弁(h)をオンにして開いたときには、アンローダピス
トン(a)の背圧室(b)に供給されるべき高圧が圧縮
機の吸入側にバイパスされ、アンローダピストン(a)
の背圧が低圧レベルになって、アンローダピストン
(a)がスプリング(s)の付勢力によりバイパス孔
(i)を開けるように移動することにより、圧縮機(c
p)の運転容量が上記フルロード状態時の所定割合であ
るアンロード状態となるようにして、圧縮機(cp)の運
転容量を2段階で制御するようにしたものは公知の技術
である。
(発明が解決しようとする課題) 上記従来のものにおいて、圧縮機(cp)をフルロード
状態で運転しているときには、例えば逆サイクルデフロ
スト運転を行う場合等の冷凍サイクル切換時において
も、第8図に示すように、開閉弁(h)をオフにして閉
じたままでアンローダピストン(a)の背圧室(b)に
高圧を供給することになる。
しかしながら、その場合、以下のような課題がある。
すなわち、第9図に示すように、デフロスト運転の開始
時と終了時において、吐出ラインと吸入ラインとが急激
に切換わるので、高圧が低下する(図中実線参照)一
方、低圧が上昇して(図中実線参照)その差がほとん
どなくなる。そして、その高圧の低下に対して所定の時
間遅れをもって、アンローダピストン(a)の背圧が低
下し(図中破線参照)、アンローダピストン(a)を
バイパス孔(i)から離すよう付勢しているスプリング
(s)の付勢力と背圧とがバランスして不安定となる。
したがって、圧力の微妙な変化によりアンローダピスト
ン(a)が振動するいわゆるチャタリングが発生すると
いう問題があった。また、そのようなチャタリングのた
めに圧縮機(cp)の信頼性を損ねる結果を招いていた。
本発明は斯かる冷凍サイクルの切換に伴なうアンロー
ダピストンの背圧の低下現象と、その低下が高圧の低下
に対して所定の時間遅れをもって生じる点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、冷凍サイクルの切換時に
おいて、アンローダピストンの気筒内における位置をい
ずれか一方に安定化させる手段を講ずることにより、ア
ンローダピストンのチャタリングの発生を有効に防止す
ることにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため第1の解決解決手段は、冷凍
サイクルの切換時に、所定時間、アンローダピストンの
背圧を低圧に維持するよう制御することにある。
具体的には、第1の解決手段は、第1図に示すように
(破線部分を除く)、冷凍サイクルの切換可能に構成さ
れた主冷媒回路(9)を有する冷凍装置を対象とする。
そして、該主冷媒回路(9)に配置される圧縮機(1)
の吐出側に気筒(46)を配置し、該気筒(46)に、圧縮
冷媒の一部を吸入側にバイパス可能に開口するバイパス
孔(45)と、該気筒(46)との間に背圧空間(46a)を
形成し、背圧空間(46a)が高圧状態である時には該背
圧空間(46a)を拡大するように移動して上記バイパス
孔(45)を塞いで圧縮機(1)をフルロード状態にする
一方、背圧空間(46a)が低圧状態である時には該背圧
空間(46a)を縮小するように移動してバイパス孔(4
5)を開いて圧縮機(1)をアンロード状態に切換える
アンローダピストン(48)と、該アンローダピストン
(48)を背圧空間(46a)が縮小する方向へ付勢するス
プリング(49)とを設ける。一方、上記圧縮機(1)の
吐出管(8a)から分岐して、アンローダピストン(48)
の背圧空間(46a)に3減圧機構(13)を介して連通す
る高圧供給通路(10)と、該高圧供給通路(10)の上記
減圧機構(13)の下流側と圧縮機(1)の吸入管(8b)
との間に設けられ、高圧を吸入側にバイパスするための
アンロード通路(14)と、該アンロード通路(14)を開
閉する開閉弁(15)と、上記主冷媒回路(9)の冷凍サ
イクル切換時、高圧供給通路(10)からの高圧を圧縮機
(1)の吸入管(8b)に導入させて、背圧空間(46a)
への高圧の導入を抑制するように、所定時間の間、上記
開閉弁(15)を強制的に開く切換運転制御手段(61)と
を備えさえた構成としたものである。
第2の解決手段は、冷凍サイクルの切換時に、アンロ
ーダピストンの背圧の吐出側への逆流を阻止する手段を
講ずることにより、高圧の低下よりも所定の時間遅れを
もって生じるアンローダピストンの背圧の低下を防止す
ることにある。
具体的には、第1図に示すように(点線部分を除
く)、上記第1の解決手段と同様の構成を備えた冷凍装
置(切換運転制御手段(61)を除く)を前提とし、上記
高圧供給通路(10)の吐出管(8a)との接合部(P)と
アンロード通路(14)との接合部(Q)との間に吐出管
(8a)側への冷媒の流れを阻止する逆止弁(11)を設け
たものである。
第3の解決手段は、上記第1又は第2の解決手段にお
いて、圧縮機(1)をスクロール機構(31)により冷媒
を圧縮するものとし、、バイパス孔(45)を、スクロー
ル機構(31)内部の圧縮室(40)に開放させた構成とし
ている。
(作用) 以上の構成により、請求項(1)の発明では、冷凍装
置の冷凍サイクルの切換時に、切換運転制御手段(61)
により、開閉弁(15)が強制的に開かれ、アンローダピ
ストン(48)の背圧が低圧レベルまで低下するように制
御されるので、アンローダピストン(48)がスプリング
(49)の付勢力により所定時間の間バイパス孔(45)を
開く位置に維持され、アンローダピストン(48)のチャ
タリングが防止されることになる。
請求項(2)の発明では、高圧供給通路(10)におい
て、吐出管(8a)との接合部(P)とアンロード通路
(14)との接合部(Q)との間に吐出管(8a)側への冷
媒の流れを阻止する逆止弁(11)が設けられているの
で、冷凍サイクルの切換時、アンローダピストン(48)
の背圧として供給された高圧の吐出管(8a)側への逆流
が阻止されるので、圧縮機(1)の吐出管(8a)側で高
圧が低下しても、アンローダピストン(48)の背圧の低
下は抑制され、チャタリングの発生が防止される。
請求項(3)の発明では、上記請求項(1)又は
(2)の発明において、圧縮機(1)がスクロールタイ
プのもので構成されている場合、その構造上、圧縮行程
中の冷媒圧力によるアンローダピストン(48)の背圧へ
の抗力を受けており、スプリング(49)の付勢力と背圧
とがバランスする状態が生じやすいが、上記請求項
(1)又は(2)の発明の作用により、アンローダピス
トン(48)のチャタリングが防止される。
(実施例) 以下、本発明の実施例について、第2図以下の図面に
基づき説明する。
第2図は本発明の第1実施例に係る空気調和装置の室
外ユニット(A)の構成を示し、該室外ユニット(A)
には、圧縮機(1)と、該圧縮機(1)から吐出される
冷媒中の油を分離するための油分離器(2)と、室内側
の冷房運転時には図中実線のごとく切換わり、暖房運転
時には図中破線のごとく切換わる四路切換弁(3)と、
冷房運転時には凝縮器として、暖房運転時には蒸発器と
して機能する室外熱交換器(4)と、冷房運転時には冷
媒流量を調節し、暖房運転時には冷媒を減圧する電子膨
張弁(5)と、液冷媒を貯溜するレシーバ(6)と、吸
入冷媒中の液成分を分離するためのアキュムレータ
(7)とが配置されている。また、図示しないが、室内
ユニットには、冷房運転時には蒸発器として、暖房運転
時には凝縮器として機能する室内熱交換器と、冷房運転
時には冷媒を減圧し暖房運転時には冷媒流量を調節する
室内側の電子膨張弁とが配置されており、上記各機器は
冷媒配管(8)で冷媒の流通可能に接続され、室外空気
との熱交換により得た熱を室内側に付与するように熱移
動する主冷媒回路(9)が構成されている。
そして、上記圧縮機(1)の吐出管(8a)上の一点で
ある接合部(P)からは、後述の圧縮機(1)中のバイ
パス孔(45)に接続する高圧供給通路(10)が分岐して
設けられていて、該高圧供給通路(10)には、フィルタ
(12)と、減圧機構としてのキャピラリチューブ(13)
とが上記接合部(P)から順に介設されている。また、
該高圧供給通路(10)の上記キャピラリチューブ(13)
と圧縮機(1)との間の一点である接合部(Q)から圧
縮機(1)の吸入管(8b)に冷媒の流通可能に接続する
アンロード通路(14)が設けられていて、該アンロード
通路(14)には、アンロード通路(14)を開閉する開閉
弁(15)が設けられている。
ここで、上記圧縮機(1)の詳細構造について、第3
図に基づき説明するに、該圧縮機(1)は、密閉ケーシ
ング(1a)内に、冷媒を圧縮して高圧状態を生成するた
めのスクロール機構(31)と、該スクロール機構(31)
から吐出される冷媒の圧力状態を高圧とその高圧の所定
割合である中間圧とに切換えるためのアンロード機構
(32)とが配置されている。
上記スクロール機構(31)は、固定スクロール(33)
と可動スクロール(34)とを備えている。上記固定スク
ロール(33)及び可動スクロール(34)は各々鏡板(3
5),(36)の片面にラップ(37),(38)が渦巻状に
立設されてなり、両スクロール(33),(34)は鏡板
(35),(36)の前面を対面させて上下に併設され、互
いに両ラップ(37),(38)が噛合されている。上記固
定スクロール(33)は鏡板(35)の外周縁にフランジ
(35a)が連設され、該フランジ(35a)にてケーシング
(1a)に固定され、該ケーシング(1a)内が固定スクロ
ール(33)上方の高圧室(1b)と低圧室(1c)とに区画
されている。また、上記可動スクロール(34)の鏡板
(36)の背面中央部にはスクロール軸(36a)が突設さ
れていて、このスクロール軸(36a)により、可動スク
ロール(34)が固定スクロール(33)に対して公転のみ
可能になされている。
そして、上記固定スクロール(33)と可動スクロール
(34)の両ラップ(37),(38)は、その側面で多点接
触(39)するとともに、端面で他方のスクロール鏡板
(36),(35)に接するようになされていて、接触(3
9)間に密閉室(40)が形成されている。また、上記固
定スクロール(33)のフランジ(35a)とラップ(37)
との間は下面が開口する吸入口(41)に構成される一
方、上記鏡板(35)の略中央部には吐出口(42)が穿設
されていて、上記吸入口(41)から低圧冷媒ガスが密閉
室(40)に供給されるとともに、該密閉室(40)より高
圧冷媒ガスが吐出口(42)を介して高圧室(1b)に吐出
されるようになされている。なお、(43)は圧縮機
(1)の高圧室(1b)と吐出管(8a)とを接続する吐出
管継手、(44)は吐出冷媒中の油を除去するためのデミ
スタ、(44a)は該デミスタ(44)を保持するデミスタ
カバーである。
次に、上記アンローダ機構(32)は主要機器として、
上記固定スクロール(33)の中間位置に配置された上下
方向に中心軸を有する円筒状の気筒(46)と、該気筒
(46)の端面で上記固定スクロール(33)と可動スクロ
ール(34)の両ラップ(37),(38)間の密閉室(40)
に開口するバイパス孔(45)と、上記気筒(46)の円筒
部から斜め下方に設けられ、冷媒を上記低圧室(1c)に
バイパスさせるためのバイパス通路(47)と、気筒(4
6)内で上下に摺動可能に設けられ、上部が大径の段付
円筒状のアンローダピストン(48)と、気筒(46)内で
上記アンローダピストン(48)の小径部周囲に巻装さ
れ、アンローダピストン(48)を上方に付勢するスプリ
ング(49)と、上記気筒(46)の上方に設けられ、気筒
(46)の背圧室(46a)に上記高圧供給通路(10)から
の高圧を導入する導入通路(10a)を形成してなるアン
ローダ蓋組立部材(50)と、該アンローダ組立部材(5
0)の上部に嵌入され、下部が開かれた底付円筒状のア
ンローダ操作管(51)と、該アンローダ操作管(51)の
上部側癖に水平に取付けられ、アンローダ操作管(51)
のシリンダ部(51a)と上記高圧供給通路(10)とを冷
媒の流通可能に接続する逆止弁付ゲージ継手(52)とを
備えている。
すなわち、上記開閉弁(15)がオフとなり閉じている
ときには、圧縮機(1)からの吐出圧力がそのまま上記
高圧供給通路(10)及び導入通路(10a)を介してアン
ロード機構(32)の気筒(46)の背圧室(46a)に導入
される結果、アンローダピストン(48)がスプリング
(49)の付勢力に抗して下方に移動して、上記バイパス
孔(45)を塞ぐ一方、上記開閉弁(15)がオンとなり開
かれたときには、高圧がアンロード通路(14)を介して
吸入側にバイパスされる結果、高圧供給通路(10)から
供給されるアンローダピストン(48)の背圧が低下し
て、アンローダピストン(48)がスプリング(49)の付
勢力により上方に移動して、バイパス孔(45)が開くよ
うになされている。
なお、第4A図又は第4B図に示すように、上記バイパス
孔(45)、気筒(46)、バイパス通路(47)、アンロー
ダピストン(48)及びスプリング(49)は、いずれもス
クロール(33),(34)の2つの密閉室(40),(40)
に対応して2箇所に設けられている。
そして、バイパス孔(45)が閉じているときには、第
4A図に示すように、両スクロール(33),(34)の両ラ
ップ(37),(38)間の密閉室(40),…がいずれも可
動スクロール(34)の公転中最終吐出状態に至るまで密
閉状態を維持することにより、全行程で圧縮された高圧
が圧縮機(1)から吐出されるが、バイパス孔(45)が
開いたときには、第4B図に示すように、可動スクロール
(34)の中間行程までの間密閉状態が破られるので、中
間行程から最終行程まで圧縮された冷媒のみが吐出され
るので、圧縮機(1)の高圧が所定の値(50%)に低減
されることになる。
なお、第2図中、(Hps)は吐出管(8a)に配置さ
れ、高圧が過上昇時に圧縮機(1)を停止させるための
高圧圧力開閉器、(Lps)は吸入管(8b)に配置され、
低圧が過低下したときに圧縮機(1)を停止させるため
の低圧圧力開閉器、(Ps)は吐出管(8a)に配置され、
吐出圧力が上記高圧圧力開閉器(Hps)が作動する過上
昇値に達する前に、上記開閉弁(15)を開いて圧縮機
(1)をアンロード状態に維持し、室外ファン(4a)を
暖房運転時には高風量から低風量に、冷房運転時には低
風量から高風量に切換えるための圧力開閉器である。
ここで、本発明の特徴として、例えば暖房運転時に圧
縮機(1)がフルロード状態で運転されている場合、デ
フロスト運転や油回収運転を開始するとき或いはデフロ
スト運転や油回収運転終了して通常運転に切換えるとき
など、サイクル切換時には、第5図に示すように、所定
時間n秒間(nは例えば30秒程度の時間)は強制的に開
閉弁(15)をオンにして開くように、つまり上記アンロ
ーダ機構(32)のアンローダピストン(48)の背圧を低
圧レベルに低下させるようになされている。すなわち、
冷暖房サイクルの切換に伴ない、吐出管(8a)における
高圧が低下してアンローダピストン(48)の背圧がスプ
リング(49)の付勢力とバランスする状態となるのを避
け、背圧をさらに低下レベルまで低下させることによ
り、アンローダピストン(48)をスプリング(49)の付
勢力により上方のアンロード位置に保持するようになさ
れている。上記の制御により、上記主冷媒回路(9)の
冷凍サイクル切換時、所定時間の間、開閉弁(15)を強
制的に開くよう制御する切換運転制御手段(61)が構成
されている。
したがって、請求項(1)の発明では、例えば逆サイ
クルデフロスト運転の開始時又は終了時等のサイクル切
換時には、切換運転制御手段(61)により、所定時間の
間開閉弁(15)が強制的に開かれ、アンローダピストン
(48)の背圧が低圧レベルまで低下するように制御され
る。
ここで、従来のように、サイクル切換時にも開閉弁
(15)を閉じてそのままフルロード状態を維持するもの
では、第9図に示すようなサイクルの切換えに伴なう高
圧の低下により、アンロード機構(32)において、アン
ローダピストン(48)の背圧が低下して、スプリング
(49)による上方への付勢力とアンローダピストン(4
8)の背圧とがバランスする不安定な状態となる。しか
も、アンローダピストン(48)は両スクロール(33),
(34)による圧縮行程にある密閉室(40)からの圧力に
より上方への圧力を受けているので、圧縮行程中等の圧
力状態の微妙な変化によりその高低が逆転してアンロー
ダピストン(48)のチャタリングが発生する虞れがあ
る。
それに対して、本発明では、サイクル切換時の所定時
間の間は、切換運転制御手段(61)により、第5図のよ
うに開閉弁(15)が開かれ、アンローダピストン(48)
の背圧が低圧レベルまで低下するように制御されるの
で、アンローダピストン(48)がスプリング(49)の付
勢力で所定時間の間気筒(46)内の上方に位置すること
になり、上記のようなアンローダピストン(48)のチャ
タリングを有効に防止することができる。
次に、請求項(2)の発明に係る第2実施例について
説明する。第6図は第2実施例に係る空気調和装置の構
成を示し、(11)は高圧供給通路(10)の吐出管(8a)
との接合部(P)と上記フィルタ(12)との間に設けら
れ、吐出管(8a)側への冷媒の流通を阻止するための逆
止弁である。すなわち、サイクル切換時等に高圧が低下
した場合にも、高圧供給通路(10)側から吐出管(8a)
側に冷媒が逆流して圧縮機(1)内のアンローダピスト
ン(48)の背圧が低下することがないようになされてい
る。なお、その他の構成は、上記第1実施例と同様であ
る。
したがって、請求項(2)の発明では、高圧供給通路
(10)において、吐出管(8a)との接合部(P)とアン
ロード通路(14)との接合部(Q)との間に吐出管(8
a)側への冷媒の流れを阻止する逆止弁(11)が設けら
れているので、逆サイクルデフロスト運転の開始又は停
止時等のサイクル切換時、第9図の実線に示すよう
に、圧縮機(1)の吐出管(8a)における高圧が一瞬の
間低下するが、アンローダピストン(48)に供給された
高圧が吐出管(8a)側に逆流するのが逆止弁(11)によ
り阻止されるため、従来のような吐出管(8a)における
高圧の低下に対して所定の時間遅れをもって生じるアン
ローダピストン(48)の背圧の低下(同図破線参照)
が抑制されることになる。よって、アンローダピストン
(48)のチャタリングの発生を防止することができるの
である。
請求項(3)の発明では、上記請求項(1)又は
(2)の発明において、圧縮機(1)が上記各実施例の
ようなスクロール機構(31)を備えている場合、その構
造上、圧縮行程中の冷媒圧力によるアンローダピストン
(48)の背圧への抗力を受けており、圧縮行程中の圧力
変化により、上記のようなアンローダピストン(48)の
チャタリングの発生が生じやすいが、斯かる場合にも、
本発明では、上記請求項(1)又は(2)の発明の効果
により、アンローダピストン(48)のチャタリングを防
止することができる。
なお、上記各実施例では、圧縮機(1)の構造として
スクロールタイプのものを使用した場合について説明し
たが、本発明は通常の往復動式圧縮機についても、同様
に適用し得ることはいうまでもない。
(発明の効果) 以上説明したように、請求項(1)の発明によれば、
圧縮機の内部に吐出冷媒の一部をバイパスするバイパス
孔を設け、スプリングによりバイパス孔を開ける方向に
付勢されるアンローダピストンの移動によりバイパス孔
を開閉して、圧縮機をフルロード状態とアンロード状態
とに切換えるように構成する一方、吐出管をバイパスす
る高圧供給通路を設け、高圧をアンローダピストンを背
圧として導入し、高圧供給通路から吸入管に開閉弁を介
してアンロード通路を設けて、開閉弁が閉じているとき
にはアンローダピストンの背圧を高圧にして圧縮機をフ
ルロード状態に維持する一方、開閉弁が開いたときには
アンローダピストンの背圧を低圧して圧縮機をアンロー
ド状態にするようにして、冷凍サイクル切換時には所定
時間の間強制的に開閉弁を開くようにしたので、サイク
ル切換に伴なう高圧の低下によりスプリングの付勢力と
アンローダピストンの背圧とのバランスによるアンロー
ダピストンのチャタリングを有効に防止することができ
る。
請求項(2)の発明によれば、上記請求項(1)の発
明と同様の構成を有する冷凍装置において、高圧供給通
路の吐出管との接合部とアンロード通路との接合部の間
に吐出管側への冷媒の流通を阻止する逆止弁を設けたの
で、冷凍サイクルの切換時、高圧の低下によりアンロー
ダピストンの背圧が高圧供給通路を介して吐出管に逆流
することによるアンローダピストンの背圧の低下を抑制
することができ、よって、アンローダピストンの背圧と
スプリングの付勢力とのバランスによるチャタリングを
防止することができる。
請求項(3)の発明によれば、上記請求項(1)又は
(2)の発明において、圧縮機がスクロール機構により
構成されているものである場合、スクロール機構の密閉
室からの冷媒の圧縮力の変化により、アンローダピスト
ンのチャタリングが発生し易いが、上記請求項(1)又
は(2)の発明の効果により、チャタリングを防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図である。第2図
〜第5図は本発明の第1実施例を示し、第2図は空気調
和装置の全体構成を示す冷媒配管系統図、第3図はスク
ロールタイプの圧縮機の内部構造を示す部分縦断面図、
第4A図及び第4B図はそれぞれ圧縮機のアンローダ機構の
フルロード状態とアンロード状態における圧縮行程の相
違を説明するためのスクロール内部破断図、第5図は冷
凍サイクル切換時における開閉弁の開閉を示すタイムチ
ャート図、第6図は第2実施例に係る空気調和装置の構
成を示す冷媒配管系統図である。第7図〜第9図は従来
技術を示し、第7図はアンローダ機構の構成例を示す部
分断面図、第8図は開閉弁の開閉を示すタイムチャート
図、第9図は冷凍サイクルの切換に伴なう高圧及び低圧
の変化と、アンロードピストン背圧の変化とを示す特性
図である。 1……圧縮機 8a……吐出管 8b……吸入管 9……主冷媒回路 10……高圧供給回路 11……逆止弁 13……キャピラリチューブ(減圧機構) 14……アンロード通路 15……開閉弁 31……スクロール機構 32……アンローダ機構 45……バイパス孔 46……気筒 48……アンローダピストン 49……スプリング 61……切換運転制御手段 P,Q……接合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土井 善正 大阪府堺市築港新町3丁12番地 ダイキン 工業株式会社堺製作所臨海工場内 (56)参考文献 特開 昭62−17572(JP,A) 特開 昭60−159566(JP,A) 特開 昭54−23238(JP,A)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷凍サイクルの切換可能に構成された主冷
    媒回路(9)を有する冷凍装置において、 該主冷媒回路(9)に配置される圧縮機(1)の吐出側
    に気筒(46)を配置し、 該気筒(46)に、 圧縮冷媒の一部を吸入側にバイパス可能に開口するバイ
    パス孔(45)と、 該気筒(46)との間に背圧空間(46a)を形成し、背圧
    空間(46a)が高圧状態である時には該背圧空間(46a)
    を拡大するように移動して上記バイパス孔(45)を塞い
    で圧縮機(1)をフルロード状態にする一方、背圧空間
    (46a)が低圧状態である時には該背圧空間(46a)を縮
    小するように移動してバイパス孔(45)を開いて圧縮機
    (1)をアンロード状態に切換えるアンローダピストン
    (48)と、 該アンローダピストン(48)を背圧空間(46a)が縮小
    する方向へ付勢するスプリング(49)とを設ける一方、 上記圧縮機(1)の吐出管(8a)から分岐して、アンロ
    ーダピストン(48)の背圧空間(46a)に減圧機構(1
    3)を介して連通する高圧供給通路(10)と、 該高圧供給通路(10)の上記減圧機構(13)の下流側と
    圧縮機(1)の吸入管(8b)との間に設けられ、高圧を
    吸入側にバイパスするためのアンロード通路(14)と、 該アンロード通路(14)を開閉する開閉弁(15)と、 上記主冷媒回路(9)の冷凍サイクル切換時、高圧供給
    通路(10)からの高圧を圧縮機(1)の吸入管(8b)に
    導入させて、背圧空間(46a)への高圧の導入を抑制す
    るように、所定時間の間、上記開閉弁(15)を強制的に
    開く切換運転制御手段(61)とを備えたことを特徴とす
    る冷凍装置。
  2. 【請求項2】冷凍サイクルの切換可能に構成された主冷
    媒回路(9)を有する冷凍装置において、 該主冷媒回路(9)に配置される圧縮機(1)の吐出側
    に気筒(46)を配置し、該気筒(46)に、吐出冷媒の一
    部を吸入側にバイパス可能に開口するバイパス孔(45)
    と、背圧が高圧時に上記バイパス孔(45)を塞いで圧縮
    機(1)をフルロード状態にする一方、背圧が低圧時に
    はバイパス孔(45)を開いて圧縮機(1)をアンロード
    状態に切換えるアンローダピストン(48)と、該アンロ
    ーダピストン(48)を背圧側に付勢するスプリング(4
    9)とを設ける一方、 上記圧縮機(1)の吐出管(8a)から分岐して、アンロ
    ーダピストン(48)の背圧側に減圧機構(13)を介して
    連通する高圧供給通路(10)と、該高圧供給通路(10)
    の上記減圧機構(13)の下流側と圧縮機(1)の吸入管
    (8b)との間に設けられ、高圧を吸入側にバイパスする
    ためのアンロード通路(14)と、該アンロード通路(1
    4)を開閉する開閉弁(15)と、上記高圧供給通路(1
    0)の吐出管(8a)との接合部(P)とアンロード通路
    (14)との接合部(Q)との間に吐出管(8a)側への冷
    媒の流れを阻止する逆止弁(11)とを備えたことを特徴
    とする冷凍装置。
  3. 【請求項3】圧縮機(1)はスクロール機構(31)によ
    り冷媒を圧縮するものであり、バイパス孔(45)は、ス
    クロール機構(31)内部の圧縮室(40)に開放されてい
    ることを特徴とする請求項(1)又は(2)記載の冷凍
    装置。
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JPS6217572A (ja) * 1985-07-15 1987-01-26 ダイキン工業株式会社 空冷ヒ−トポンプ式冷凍機の除霜装置

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