JPH08273660A - 電極およびそれを用いた二次電池 - Google Patents
電極およびそれを用いた二次電池Info
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- JPH08273660A JPH08273660A JP7076321A JP7632195A JPH08273660A JP H08273660 A JPH08273660 A JP H08273660A JP 7076321 A JP7076321 A JP 7076321A JP 7632195 A JP7632195 A JP 7632195A JP H08273660 A JPH08273660 A JP H08273660A
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- JP
- Japan
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- electrode
- secondary battery
- carbon
- silicon
- carbon fiber
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Carbon And Carbon Compounds (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】(1) ケイ素元素が表面に存在している炭素材料
を活物質としたことを特徴とする電極。 (2) 上記1項に記載の電極を負極に用いたことを特徴と
する二次電池。 【効果】本発明により、表面にケイ素元素が存在する炭
素材料を活物質として用いることにより、充放電特性に
優れた電極およびそれを用いた二次電池が得られる。
を活物質としたことを特徴とする電極。 (2) 上記1項に記載の電極を負極に用いたことを特徴と
する二次電池。 【効果】本発明により、表面にケイ素元素が存在する炭
素材料を活物質として用いることにより、充放電特性に
優れた電極およびそれを用いた二次電池が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、炭素繊維を用いた電極
およびそれを用いた二次電池に関するものである。
およびそれを用いた二次電池に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオカメラやノート型パソコン
などのポータブル機器の普及に伴い、小型高容量の二次
電池に対する需要が高まっている。現在使用されている
二次電池のほとんどはアルカリ電解液を用いたニッケル
−カドミウム電池であるが、電池電圧が約1.2Vと低
く、エネルギー密度の向上は困難である。そのため、負
極にリチウム金属を使用するリチウム二次電池が検討さ
れた。
などのポータブル機器の普及に伴い、小型高容量の二次
電池に対する需要が高まっている。現在使用されている
二次電池のほとんどはアルカリ電解液を用いたニッケル
−カドミウム電池であるが、電池電圧が約1.2Vと低
く、エネルギー密度の向上は困難である。そのため、負
極にリチウム金属を使用するリチウム二次電池が検討さ
れた。
【0003】ところが、リチウム金属を負極に使用する
二次電池では、充放電の繰り返しによってリチウムが樹
枝状(デンドライト)に成長し、短絡を起こしたり寿命
が短くなるなどの不都合が生じやすかった。そこで、負
極に各種炭素材料を用いて、リチウムイオンをドーピン
グ、脱ドーピングすることにより使用する二次電池が提
案された。上記の炭素材料へのリチウムイオンあるいは
アニオンのドーピングを利用した電極を利用した二次電
池としては、特開昭57−208079号公報、特開昭
58−93176号公報、特開昭58−192266号
公報、特開昭62−90863号公報、特開昭62−1
22066号公報、特開平3−66856号公報等が公
知である。
二次電池では、充放電の繰り返しによってリチウムが樹
枝状(デンドライト)に成長し、短絡を起こしたり寿命
が短くなるなどの不都合が生じやすかった。そこで、負
極に各種炭素材料を用いて、リチウムイオンをドーピン
グ、脱ドーピングすることにより使用する二次電池が提
案された。上記の炭素材料へのリチウムイオンあるいは
アニオンのドーピングを利用した電極を利用した二次電
池としては、特開昭57−208079号公報、特開昭
58−93176号公報、特開昭58−192266号
公報、特開昭62−90863号公報、特開昭62−1
22066号公報、特開平3−66856号公報等が公
知である。
【0004】このような炭素材料の形態としては、粉末
や繊維などが試みられているが、特に炭素繊維は最近注
目されている。
や繊維などが試みられているが、特に炭素繊維は最近注
目されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、炭素材
料は、その原料や焼成温度にもよるが、表面には種々の
官能基が残存しており、これがリチウムイオンのドープ
・脱ドーピングの際に悪影響を及ぼすことが問題となっ
ていた。
料は、その原料や焼成温度にもよるが、表面には種々の
官能基が残存しており、これがリチウムイオンのドープ
・脱ドーピングの際に悪影響を及ぼすことが問題となっ
ていた。
【0006】例えば、炭素材料を電極に用いた二次電池
は、電池作成後の初回の充電に要する電気量に対する放
電電気量の比(クーロン効率)が小さいという問題を有
している。これは、炭素材料中に取り込まれて脱ドーピ
ングされないリチウムイオンがあることにもよるが、炭
素材料の表面官能基に起因する電気化学的反応による電
気量も原因として挙げられる。
は、電池作成後の初回の充電に要する電気量に対する放
電電気量の比(クーロン効率)が小さいという問題を有
している。これは、炭素材料中に取り込まれて脱ドーピ
ングされないリチウムイオンがあることにもよるが、炭
素材料の表面官能基に起因する電気化学的反応による電
気量も原因として挙げられる。
【0007】特に、炭素質材料を負極として用い、この
炭素負極へのリチウムイオンのドーピングや脱ドーピン
グを利用したリチウムイオン二次電池においては、クー
ロン効率が小さいことは大きな問題である。このリチウ
ムイオン二次電池では、炭素負極へドープされるリチウ
ムイオンは、電解液を介して正極から供給される。初回
のクーロン効率が小さいと、2回目以降使用しない余分
なリチウム量の分だけ正極も余分に入れる必要がある。
このため、電池の体積あるいは重量増加になり、エネル
ギー密度が不利になっていた。
炭素負極へのリチウムイオンのドーピングや脱ドーピン
グを利用したリチウムイオン二次電池においては、クー
ロン効率が小さいことは大きな問題である。このリチウ
ムイオン二次電池では、炭素負極へドープされるリチウ
ムイオンは、電解液を介して正極から供給される。初回
のクーロン効率が小さいと、2回目以降使用しない余分
なリチウム量の分だけ正極も余分に入れる必要がある。
このため、電池の体積あるいは重量増加になり、エネル
ギー密度が不利になっていた。
【0008】また、LiBF4 やLiPF6 などのフッ素含有の
電解質を含む非水電解液を用いる場合においても、表面
官能基によりアニオンの分解が促進され、充放電後1日
放置すると電極表面にLiFが生成し、リチウムイオン
のドーピング・脱ドーピングの障害になり放電容量が減
少するという課題がある。
電解質を含む非水電解液を用いる場合においても、表面
官能基によりアニオンの分解が促進され、充放電後1日
放置すると電極表面にLiFが生成し、リチウムイオン
のドーピング・脱ドーピングの障害になり放電容量が減
少するという課題がある。
【0009】本願発明は、かかる従来技術の欠点を解消
しようとするものであり、クーロン効率が高く、かつ、
充放電後1日経過後に充電した際の放電容量の低下の少
ない電極およびそれを用いた二次電池を提供することを
目的とする。
しようとするものであり、クーロン効率が高く、かつ、
充放電後1日経過後に充電した際の放電容量の低下の少
ない電極およびそれを用いた二次電池を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために以下の構成を有するものである。
決するために以下の構成を有するものである。
【0011】「(1) ケイ素元素が表面に存在している炭
素材料を活物質としたことを特徴とする電極。
素材料を活物質としたことを特徴とする電極。
【0012】(2) 上記1項に記載の電極を負極に用いた
ことを特徴とする二次電池。」 本発明の電極は、上記のように表面を被覆したことを特
徴とするものであり、炭素材料の原料、製造法、その他
の特性などは特に限定されるものではない。また、この
電極を用いた二次電池の正極や電解液などのその他の構
成要素も、特に限定されるものではない。
ことを特徴とする二次電池。」 本発明の電極は、上記のように表面を被覆したことを特
徴とするものであり、炭素材料の原料、製造法、その他
の特性などは特に限定されるものではない。また、この
電極を用いた二次電池の正極や電解液などのその他の構
成要素も、特に限定されるものではない。
【0013】本発明において炭素材料の表面を被覆する
ケイ素化合物としては、特に限定されるものではなく、
無機系および有機系いずれのケイ素化合物でも良い。
ケイ素化合物としては、特に限定されるものではなく、
無機系および有機系いずれのケイ素化合物でも良い。
【0014】無機系のケイ素化合物としては、ケイ素の
酸化物、炭化物、窒化物、硫化物、ハロゲン化物などの
ほか、アルカリ金属、アルカリ土類金属、遷移金属など
のケイ素化合物が挙げられる。この中でもケイ素酸化物
が好ましく用いられる。
酸化物、炭化物、窒化物、硫化物、ハロゲン化物などの
ほか、アルカリ金属、アルカリ土類金属、遷移金属など
のケイ素化合物が挙げられる。この中でもケイ素酸化物
が好ましく用いられる。
【0015】有機系ケイ素化合物としては、有機シロキ
サン、有機シランカップリング剤、シラザンやこれらの
誘導体などが挙げられる。これらは、炭素材料に被覆し
たり、被覆した後に熱などにより化学反応させても構わ
ない。また、炭素材料の焼成前に有機ケイ素化合物を塗
布して、焼成と共に反応させることも好ましい実施態様
となる。このように炭素材料の焼成と有機ケイ素化合物
の反応とを同時に行うことは、炭素材料表面へのケイ素
の結合を強める上でも効果的な方法である。特に炭素材
料として繊維を用いる場合においては、炭素繊維の焼成
前に有機ケイ素化合物を塗布する際に、ポリアルキレン
オキシドなどの親水基で修飾した有機ケイ素化合物を界
面活性剤として用いると、焼成前の繊維に対する融着防
止や潤滑効果などの点から好ましい実施態様となる。こ
のような、有機シラン化合物としては、特公平3−40
152号記載の下記構造を有する各種変性ジメチルシロ
キサンなどが用いられる。
サン、有機シランカップリング剤、シラザンやこれらの
誘導体などが挙げられる。これらは、炭素材料に被覆し
たり、被覆した後に熱などにより化学反応させても構わ
ない。また、炭素材料の焼成前に有機ケイ素化合物を塗
布して、焼成と共に反応させることも好ましい実施態様
となる。このように炭素材料の焼成と有機ケイ素化合物
の反応とを同時に行うことは、炭素材料表面へのケイ素
の結合を強める上でも効果的な方法である。特に炭素材
料として繊維を用いる場合においては、炭素繊維の焼成
前に有機ケイ素化合物を塗布する際に、ポリアルキレン
オキシドなどの親水基で修飾した有機ケイ素化合物を界
面活性剤として用いると、焼成前の繊維に対する融着防
止や潤滑効果などの点から好ましい実施態様となる。こ
のような、有機シラン化合物としては、特公平3−40
152号記載の下記構造を有する各種変性ジメチルシロ
キサンなどが用いられる。
【0016】
【化1】 (ここで、n1 は1〜5の正の整数、n2 は0あるいは
1である。R1 〜R9 は水素原子、または/およびアル
キル基である。)
1である。R1 〜R9 は水素原子、または/およびアル
キル基である。)
【化2】 (ここで、n3 は1〜10の整数、n4 は1〜10の整
数、n5 は0〜5の整数、R10〜R12は水素原子、およ
び/またはアルキル基である。)
数、n5 は0〜5の整数、R10〜R12は水素原子、およ
び/またはアルキル基である。)
【化3】 (ここで、n6 は1〜12の整数であり、R13は水素原
子、および/またはアルキル基および/または
子、および/またはアルキル基および/または
【化4】 である。) 炭素材料表面へのケイ素化合物の被覆方法としては、上
述のような化学的被覆方法のほか、蒸着、スパッタリン
グ、熱あるいはプラズマなどのCVD(化学蒸着法)で
も被覆することが可能である。
述のような化学的被覆方法のほか、蒸着、スパッタリン
グ、熱あるいはプラズマなどのCVD(化学蒸着法)で
も被覆することが可能である。
【0017】このように、種々の方法にて表面にケイ素
元素が存在する炭素材料を得ることができるが、炭素材
料の表面に均一にかつ連続的にケイ素元素を存在せしめ
るためには、繊維の形態にて処理することが好ましい。
元素が存在する炭素材料を得ることができるが、炭素材
料の表面に均一にかつ連続的にケイ素元素を存在せしめ
るためには、繊維の形態にて処理することが好ましい。
【0018】本発明においては、上述のように様々な手
法にて炭素材料表面にケイ素化合物を被覆できるもので
あるが、この炭素材料の表面に被覆したケイ素化合物
は、その被覆状態を種々の分析方法により確認すること
ができる。炭素材料の表面官能基と化学的に結合してい
る場合は、X線光電子分光法(XPSもしくはESC
A)によりケイ素の炭素化物あるいは酸化物として検出
される。さらに、二次イオン質量分析法(SIMS)や
反射赤外分光分析などにおいても分析可能である。ま
た、炭素材料表面と化学的に結合していない場合は、溶
媒抽出を行った後に、赤外分光法、ガスクロマトグラフ
ィー、質量分析法などによりケイ素化合物が確認できる
ものである。
法にて炭素材料表面にケイ素化合物を被覆できるもので
あるが、この炭素材料の表面に被覆したケイ素化合物
は、その被覆状態を種々の分析方法により確認すること
ができる。炭素材料の表面官能基と化学的に結合してい
る場合は、X線光電子分光法(XPSもしくはESC
A)によりケイ素の炭素化物あるいは酸化物として検出
される。さらに、二次イオン質量分析法(SIMS)や
反射赤外分光分析などにおいても分析可能である。ま
た、炭素材料表面と化学的に結合していない場合は、溶
媒抽出を行った後に、赤外分光法、ガスクロマトグラフ
ィー、質量分析法などによりケイ素化合物が確認できる
ものである。
【0019】本発明においては、ケイ素元素が表面に存
在していればよいが、特に上記分析方法のうち、例え
ば、ESCAを用いて本発明の炭素材料を分析した場
合、炭素原子数に対してケイ素原子数比が0.01以
上、0.58以下であることが充放電特性向上の点で特
に好ましい。
在していればよいが、特に上記分析方法のうち、例え
ば、ESCAを用いて本発明の炭素材料を分析した場
合、炭素原子数に対してケイ素原子数比が0.01以
上、0.58以下であることが充放電特性向上の点で特
に好ましい。
【0020】本発明の電極に用いられる炭素材料として
は、原料や製法など特に限定されずに用いることができ
る。原料としては、石油や石炭などのコークスやピッ
チ、木材などの植物、天然ガスや低級炭化水素などの低
分子量有機化合物、ポリアクリロニトリル、ポリビニル
アルコール、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリイミ
ド、フェノール樹脂やフルフリルアルコール樹脂などの
合成高分子などが挙げられ、これらを原料や用途に応じ
て耐炎化処理の後、700〜3000℃で焼成する炭素
化あるいは黒鉛化という処理を経て炭素材料が得られ
る。炭素材料の性質として、密度、結晶厚み(Lc)、
結晶面間隔(d002 )、電気抵抗、強度、弾性率などが
挙げられるが、これらは目的とする二次電池の電極特性
に応じて適宜決めるべきものであり、特に限定されるも
のではない。これらの炭素材料の中で、ポリアクリロニ
トリル(PAN)から得られるPAN系炭素繊維、石炭
もしくは石油などのピッチから得られるピッチ系炭素繊
維、セルロースから得られるセルロース系炭素繊維、低
分子量有機物の気体から得られる気相成長炭素繊維など
が好ましく用いられる。特に、リチウムイオンのドーピ
ングが良好で表面に被覆したケイ素化合物の効果が発揮
できるという点で、PAN系炭素繊維、特に、東レ
(株)製の”トレカ”Tシリーズ、または、”トレカ”
MシリーズなどのPAN系炭素繊維やメゾフェーズピッ
チコークスを焼成して得られるピッチ系炭素繊維がさら
に好ましく用いられる。また、いずれの炭素繊維におい
ても、焼成温度の低い炭素繊維の場合に本発明のケイ素
化合物を被覆することによる効果は大となるものであ
る。
は、原料や製法など特に限定されずに用いることができ
る。原料としては、石油や石炭などのコークスやピッ
チ、木材などの植物、天然ガスや低級炭化水素などの低
分子量有機化合物、ポリアクリロニトリル、ポリビニル
アルコール、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリイミ
ド、フェノール樹脂やフルフリルアルコール樹脂などの
合成高分子などが挙げられ、これらを原料や用途に応じ
て耐炎化処理の後、700〜3000℃で焼成する炭素
化あるいは黒鉛化という処理を経て炭素材料が得られ
る。炭素材料の性質として、密度、結晶厚み(Lc)、
結晶面間隔(d002 )、電気抵抗、強度、弾性率などが
挙げられるが、これらは目的とする二次電池の電極特性
に応じて適宜決めるべきものであり、特に限定されるも
のではない。これらの炭素材料の中で、ポリアクリロニ
トリル(PAN)から得られるPAN系炭素繊維、石炭
もしくは石油などのピッチから得られるピッチ系炭素繊
維、セルロースから得られるセルロース系炭素繊維、低
分子量有機物の気体から得られる気相成長炭素繊維など
が好ましく用いられる。特に、リチウムイオンのドーピ
ングが良好で表面に被覆したケイ素化合物の効果が発揮
できるという点で、PAN系炭素繊維、特に、東レ
(株)製の”トレカ”Tシリーズ、または、”トレカ”
MシリーズなどのPAN系炭素繊維やメゾフェーズピッ
チコークスを焼成して得られるピッチ系炭素繊維がさら
に好ましく用いられる。また、いずれの炭素繊維におい
ても、焼成温度の低い炭素繊維の場合に本発明のケイ素
化合物を被覆することによる効果は大となるものであ
る。
【0021】上記のように炭素材料として繊維を電極に
用いる際には、炭素繊維を一軸方向に配置したり、布帛
状やフェルト状の構造体にすることは、好ましい電極形
態である。布帛状あるいはフェルト状などの構造体とし
ては、織物、編物、組物、レース、網、フェルト、紙、
不織布、マットなどが挙げられる。これらの中で、炭素
繊維の性質や電極特性などの点から、一軸方向に配置し
たものや、織物やフェルト、マットなどが好ましく用い
られる。
用いる際には、炭素繊維を一軸方向に配置したり、布帛
状やフェルト状の構造体にすることは、好ましい電極形
態である。布帛状あるいはフェルト状などの構造体とし
ては、織物、編物、組物、レース、網、フェルト、紙、
不織布、マットなどが挙げられる。これらの中で、炭素
繊維の性質や電極特性などの点から、一軸方向に配置し
たものや、織物やフェルト、マットなどが好ましく用い
られる。
【0022】本発明の負極に用いられる炭素材料は、集
電効果を高めるために金属を集電体として用いることが
可能である。この金属集電体は、箔状、繊維状などその
形態および炭素材料との接続態様などは特に限定される
ものではない。
電効果を高めるために金属を集電体として用いることが
可能である。この金属集電体は、箔状、繊維状などその
形態および炭素材料との接続態様などは特に限定される
ものではない。
【0023】本発明の電極に炭素繊維を用いる際の炭素
繊維の直径は、それぞれの形態を採り易いように決めら
れるべきであるが、好ましくは0.01〜1000μmの直径の
炭素繊維が用いられ、0.1 〜10μmがさらに好ましい。
また、異なった直径の炭素繊維を数種類用いることも好
ましいものである。
繊維の直径は、それぞれの形態を採り易いように決めら
れるべきであるが、好ましくは0.01〜1000μmの直径の
炭素繊維が用いられ、0.1 〜10μmがさらに好ましい。
また、異なった直径の炭素繊維を数種類用いることも好
ましいものである。
【0024】また、上記炭素繊維としては、長繊維、短
繊維の何れでも用いることができる。短繊維としては、
長さが5mm以下、好ましくは1mm以下、さらに好ましく
は100μm以下の炭素繊維が用いられる。このような
炭素繊維を電極に用いる場合には、各種高分子化合物な
どを結着剤として金属集電体と共にシート状に成型して
電極が得られる。
繊維の何れでも用いることができる。短繊維としては、
長さが5mm以下、好ましくは1mm以下、さらに好ましく
は100μm以下の炭素繊維が用いられる。このような
炭素繊維を電極に用いる場合には、各種高分子化合物な
どを結着剤として金属集電体と共にシート状に成型して
電極が得られる。
【0025】本発明に用いられる正極は、少なくとも粉
末の活物質と結着材とを含む混合物の成型体からなる。
正極の活物質としては、特に限定されるものではない。
例えば、コバルト酸リチウム、ニッケル酸リチウム、マ
ンガン酸リチウム、ニオブ酸リチウム、バナジン酸リチ
ウムなどの遷移金属酸化物、硫化モリブデン、硫化チタ
ンなどの遷移金属カルコゲン、あるいはこれらの混合
物、あるいは、メルカプトチアジアゾールなどのジスル
フィド化合物、また、ポリアルキレンオキシドやポリア
ルキレンスルフィド、ポリアニリン、ポリチオフェン、
ポリピロールなどのヘテロポリマ。ポリアセチレン、ポ
リジアセチレン、ポリパラフェニレン、ポリフェニレン
ビニレンなどの共役系高分子化合物などである。以上の
ような、リチウムイオンあるいは陰イオンを吸蔵放出可
能な物質が限定されることなく正極活物質として用いら
れるが、これらの酸化電位はリチウムに対し、2.5V
以上であることが好ましい。この正極活物質粉末の粒径
は、0.1〜100μmであり、好ましくは1〜50μ
mである。
末の活物質と結着材とを含む混合物の成型体からなる。
正極の活物質としては、特に限定されるものではない。
例えば、コバルト酸リチウム、ニッケル酸リチウム、マ
ンガン酸リチウム、ニオブ酸リチウム、バナジン酸リチ
ウムなどの遷移金属酸化物、硫化モリブデン、硫化チタ
ンなどの遷移金属カルコゲン、あるいはこれらの混合
物、あるいは、メルカプトチアジアゾールなどのジスル
フィド化合物、また、ポリアルキレンオキシドやポリア
ルキレンスルフィド、ポリアニリン、ポリチオフェン、
ポリピロールなどのヘテロポリマ。ポリアセチレン、ポ
リジアセチレン、ポリパラフェニレン、ポリフェニレン
ビニレンなどの共役系高分子化合物などである。以上の
ような、リチウムイオンあるいは陰イオンを吸蔵放出可
能な物質が限定されることなく正極活物質として用いら
れるが、これらの酸化電位はリチウムに対し、2.5V
以上であることが好ましい。この正極活物質粉末の粒径
は、0.1〜100μmであり、好ましくは1〜50μ
mである。
【0026】本発明に用いられる正極には、上記活物質
の他に電子電導性を向上させるために導電剤を添加する
ことも好ましいものである。このような導電剤として
は、炭素質、人工あるいは天然黒鉛、アセチレンブラッ
クなどの炭素材料、粉末や繊維状などの形状などは特に
限定されるものではない。これら導電剤は、粉末の場合
の粒径は、0.1〜100μmであり、好ましくは1〜
50μmである。
の他に電子電導性を向上させるために導電剤を添加する
ことも好ましいものである。このような導電剤として
は、炭素質、人工あるいは天然黒鉛、アセチレンブラッ
クなどの炭素材料、粉末や繊維状などの形状などは特に
限定されるものではない。これら導電剤は、粉末の場合
の粒径は、0.1〜100μmであり、好ましくは1〜
50μmである。
【0027】本発明に用いられる正極には、成型性を高
めるために、活物質や導電剤に結着剤を添加することも
好ましいものである。このような結着剤としては、ポリ
テトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、ポリ
アクリロニトリル、ポリイミド、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、エポキシ樹脂、フェノール樹脂などの高分子
化合物のほか特に限定されるものではない。これらの結
着剤は、粉末として活物質や導電剤と混合して用いられ
るほか、溶剤に溶かしたりあるいはエマルジョンとして
分散させて活物質や導電剤とスラリー状にして用いるな
ど、その使用形態は特に限定されるものではない。
めるために、活物質や導電剤に結着剤を添加することも
好ましいものである。このような結着剤としては、ポリ
テトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、ポリ
アクリロニトリル、ポリイミド、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、エポキシ樹脂、フェノール樹脂などの高分子
化合物のほか特に限定されるものではない。これらの結
着剤は、粉末として活物質や導電剤と混合して用いられ
るほか、溶剤に溶かしたりあるいはエマルジョンとして
分散させて活物質や導電剤とスラリー状にして用いるな
ど、その使用形態は特に限定されるものではない。
【0028】本発明に用いられる正極は、上記の活物質
と導電剤と結着剤との混合物あるいは分散物とから構成
されるが、この正極から端子に導通させるために集電体
を用いる。このような集電体としては、アルミニウム、
チタン、白金、ニッケルなどの金属を、箔状、網状、ラ
ス状などの形態として用いることが可能であるが、これ
らは特に限定されるものではない。また、正極を集電体
と接触させる方法としても、正極活物質の含まれる粉末
混合物を直接集電体に圧着する、正極活物質の含まれる
スラリーを集電体に塗布して溶媒乾燥後に圧着するな
ど、その製造方法は特に限定されるものではない。
と導電剤と結着剤との混合物あるいは分散物とから構成
されるが、この正極から端子に導通させるために集電体
を用いる。このような集電体としては、アルミニウム、
チタン、白金、ニッケルなどの金属を、箔状、網状、ラ
ス状などの形態として用いることが可能であるが、これ
らは特に限定されるものではない。また、正極を集電体
と接触させる方法としても、正極活物質の含まれる粉末
混合物を直接集電体に圧着する、正極活物質の含まれる
スラリーを集電体に塗布して溶媒乾燥後に圧着するな
ど、その製造方法は特に限定されるものではない。
【0029】本発明の二次電池に用いる非水電解液とし
ては、特に限定されることなく従来のものが用いられ
る。例えば、プロピレンカーボネート、エチレンカーボ
ネート、ブチレンカーボネートなどの環状カーボネー
ト、γ−ブチロラクトンなどの環状エステル、テトラメ
チルスルフォラン、N−メチルピロリドン、ジメチルフ
ォルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルフ
ォキシド、ヘキサメチルスルフォアミド、ピリジンやこ
れらの誘導体などのほか、ジメトキシエタン、エトキシ
メトキシエタン、ジエトキシエタンなどの鎖状エーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキソラン、ジオキサンな
どの環状エーテル、ジメチルカーボネートやジエチルカ
ーボネートなどの鎖状カーボネートやこれらの誘導体が
用いられるが、特に限定されるものではない。
ては、特に限定されることなく従来のものが用いられ
る。例えば、プロピレンカーボネート、エチレンカーボ
ネート、ブチレンカーボネートなどの環状カーボネー
ト、γ−ブチロラクトンなどの環状エステル、テトラメ
チルスルフォラン、N−メチルピロリドン、ジメチルフ
ォルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルフ
ォキシド、ヘキサメチルスルフォアミド、ピリジンやこ
れらの誘導体などのほか、ジメトキシエタン、エトキシ
メトキシエタン、ジエトキシエタンなどの鎖状エーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキソラン、ジオキサンな
どの環状エーテル、ジメチルカーボネートやジエチルカ
ーボネートなどの鎖状カーボネートやこれらの誘導体が
用いられるが、特に限定されるものではない。
【0030】本発明に用いられる非水電解液の溶媒は、
上記溶媒のほか、微量成分として5体積%までの添加は
好ましい実施態様となる。この場合用いられる添加物と
しては、様々な有機化合物あるいは無機化合物を挙げる
ことができる。
上記溶媒のほか、微量成分として5体積%までの添加は
好ましい実施態様となる。この場合用いられる添加物と
しては、様々な有機化合物あるいは無機化合物を挙げる
ことができる。
【0031】本発明に用いられる非水電解液中に含まれ
る電解質としては、特に限定されることなく用いること
が可能であり、例えば、 LiClO4 、LiBF4 、LiPF6 、Li
CF3SO3 、 LiAsF6 、LiSCN 、LiI 、 LiAlO4 などが挙
げられる。特に、フッ素を含んだ電解質の場合に、本発
明のケイ素化合物で表面を被覆した炭素材料の効果が発
揮される。
る電解質としては、特に限定されることなく用いること
が可能であり、例えば、 LiClO4 、LiBF4 、LiPF6 、Li
CF3SO3 、 LiAsF6 、LiSCN 、LiI 、 LiAlO4 などが挙
げられる。特に、フッ素を含んだ電解質の場合に、本発
明のケイ素化合物で表面を被覆した炭素材料の効果が発
揮される。
【0032】本発明の電極を用いた二次電池の用途とし
ては、軽量かつ高容量で高エネルギー密度の特徴を利用
して、ビデオカメラ、パソコン、ワープロ、ラジカセ、
携帯電話などの携帯用小型電子機器に広く利用可能であ
る。
ては、軽量かつ高容量で高エネルギー密度の特徴を利用
して、ビデオカメラ、パソコン、ワープロ、ラジカセ、
携帯電話などの携帯用小型電子機器に広く利用可能であ
る。
【0033】
【実施例】本発明の具体的実施態様を以下に実施例をも
って述べるが、本発明はこれに限定されるものではな
い。
って述べるが、本発明はこれに限定されるものではな
い。
【0034】実施例1 (1)炭素繊維負極の表面修飾 アクリロニトリル99.2重量%、イタコンサン0.8
重量%の共重合体よりなる繊維を、下記構造式(1)で
示される脂環式のエポキシ基が結合した基本骨格単位を
含むジメチルシロキサン系のエポキシ変性シリコン系油
剤(エポキシ変性量=1重量%、粘度6000cs)
と、構造式(2)で示されるアミノ基の結合した基本骨
格を含むジメチルシロキサン系のアミノ変性シリコン系
油剤(アミノ変性量=1重量%、粘度1200cs)、
および構造式(3)で示されるエチレンオキサイド基の
結合した基本骨格を含むジメチルシロキサン系のエチレ
ンオキサイド変性シリコン系油剤(エチレンオキサイド
変性量=1重量%、粘度500cs)をノニルフェノー
ルのエチレンオキサイド付加物を主体とする非イオン系
界面活性剤で水中に分散乳化させて付与した。
重量%の共重合体よりなる繊維を、下記構造式(1)で
示される脂環式のエポキシ基が結合した基本骨格単位を
含むジメチルシロキサン系のエポキシ変性シリコン系油
剤(エポキシ変性量=1重量%、粘度6000cs)
と、構造式(2)で示されるアミノ基の結合した基本骨
格を含むジメチルシロキサン系のアミノ変性シリコン系
油剤(アミノ変性量=1重量%、粘度1200cs)、
および構造式(3)で示されるエチレンオキサイド基の
結合した基本骨格を含むジメチルシロキサン系のエチレ
ンオキサイド変性シリコン系油剤(エチレンオキサイド
変性量=1重量%、粘度500cs)をノニルフェノー
ルのエチレンオキサイド付加物を主体とする非イオン系
界面活性剤で水中に分散乳化させて付与した。
【0035】
【化5】 このようにして得られた油剤付与後の繊維を130℃の
加熱ローラで乾燥緻密化処理を行った。この繊維を25
0〜280℃にて耐炎化処理の後、窒素雰囲気1200
℃にて焼成してケイ素化合物被覆の炭素繊維を得た。こ
の炭素繊維表面をESCAにて分析すると、103eV
付近にケイ素原子が確認された。
加熱ローラで乾燥緻密化処理を行った。この繊維を25
0〜280℃にて耐炎化処理の後、窒素雰囲気1200
℃にて焼成してケイ素化合物被覆の炭素繊維を得た。こ
の炭素繊維表面をESCAにて分析すると、103eV
付近にケイ素原子が確認された。
【0036】(2)評価 前記(1)にて作成したケイ素化合物にて表面修飾した
炭素繊維10mgをステンレス網で挟み、対極および参
照極を金属リチウム、電解液を1MLiBF4 を含むプロピ
レンカーボネート/ジメトキシエタン(体積比50:5
0)として、0V(vs. Li+ / Li)まで1mAで8
時間定電位充電した後、0.4mAで1.5V(Li+
/ Li)まで定電流放電した。このときの放電容量は、
380mAh/g であった。放電終了後1日経過した炭素繊
維を、同様の条件で充放電すると放電容量は350mAh/
g であり、1日経過後の放電容量保持率は、92%であ
り放置劣化は少なかった。
炭素繊維10mgをステンレス網で挟み、対極および参
照極を金属リチウム、電解液を1MLiBF4 を含むプロピ
レンカーボネート/ジメトキシエタン(体積比50:5
0)として、0V(vs. Li+ / Li)まで1mAで8
時間定電位充電した後、0.4mAで1.5V(Li+
/ Li)まで定電流放電した。このときの放電容量は、
380mAh/g であった。放電終了後1日経過した炭素繊
維を、同様の条件で充放電すると放電容量は350mAh/
g であり、1日経過後の放電容量保持率は、92%であ
り放置劣化は少なかった。
【0037】比較例1 実施例1にて、シリコン系油剤を用いずに、耐炎化の処
理後、窒素雰囲気1200℃にて焼成した炭素繊維を用
いて、同様の評価を行ったところ、1日経過後の放電容
量保持率は65%で、放置劣化が著しかった。
理後、窒素雰囲気1200℃にて焼成した炭素繊維を用
いて、同様の評価を行ったところ、1日経過後の放電容
量保持率は65%で、放置劣化が著しかった。
【0038】実施例2 (1)炭素繊維負極の表面修飾 実施例1と同じ繊維を、シリコン系油剤を用いずに耐炎
化処理の後、窒素雰囲気1200℃にて焼成した炭素繊
維を、ヘキサメチルジシラザンの10%ヘキサン溶液に
1晩浸漬し、良く洗浄して120℃にて2時間真空乾燥
した。
化処理の後、窒素雰囲気1200℃にて焼成した炭素繊
維を、ヘキサメチルジシラザンの10%ヘキサン溶液に
1晩浸漬し、良く洗浄して120℃にて2時間真空乾燥
した。
【0039】(2)評価 前記(1)で作成したケイ素化合物にて表面修飾した炭
素繊維10mgを用いて実施例1と同様に評価したとこ
ろ、1日経過後の放電容量保持率は、85%で、放置劣
化が抑えられた。
素繊維10mgを用いて実施例1と同様に評価したとこ
ろ、1日経過後の放電容量保持率は、85%で、放置劣
化が抑えられた。
【0040】実施例3 (1)炭素繊維負極の表面修飾 実施例1と同じ繊維を、シリコン系油剤を用いずに耐炎
化処理の後、窒素雰囲気1200℃にて焼成した炭素繊
維を、トリメチルエトキシシランの加水分解物水溶液に
浸漬し、120℃にて2時間乾燥した。
化処理の後、窒素雰囲気1200℃にて焼成した炭素繊
維を、トリメチルエトキシシランの加水分解物水溶液に
浸漬し、120℃にて2時間乾燥した。
【0041】(2)評価 前記(1)で作成したケイ素化合物にて表面修飾した炭
素繊維10mgを用いて実施例1と同様に評価したとこ
ろ、1日経過後の放電容量保持率は、85%で、放置劣
化が抑えられた。
素繊維10mgを用いて実施例1と同様に評価したとこ
ろ、1日経過後の放電容量保持率は、85%で、放置劣
化が抑えられた。
【0042】実施例4 (1)正極の作成 市販の炭酸リチウム (Li2 CO3 ) と塩基性炭酸コバルト
(2CoCO3 ・3Co(OH) 2) を、モル比でLi/Co=1/1 となる
ように秤量、ボールミルにて混合後、900 ℃で20時間熱
処理してLiCoO 2 を得た。これをボールミルにて粉砕
し、導電材として人造黒鉛、結着材としてテフロン(PTF
E)を用い、重量比で LiCoO2 /人造黒鉛/PTFE =80/15/
5 となるように混合し、集電極のニッケルメッシュと共
に加圧成型して正極30mgを得た。この正極材は、直
径1.6cm厚さ50μmであった。
(2CoCO3 ・3Co(OH) 2) を、モル比でLi/Co=1/1 となる
ように秤量、ボールミルにて混合後、900 ℃で20時間熱
処理してLiCoO 2 を得た。これをボールミルにて粉砕
し、導電材として人造黒鉛、結着材としてテフロン(PTF
E)を用い、重量比で LiCoO2 /人造黒鉛/PTFE =80/15/
5 となるように混合し、集電極のニッケルメッシュと共
に加圧成型して正極30mgを得た。この正極材は、直
径1.6cm厚さ50μmであった。
【0043】(2)炭素繊維負極の表面修飾 実施例1と同じ繊維をシリコーン系油剤に浸漬し、耐炎
化処理の後、窒素雰囲気1200℃にて焼成してケイ素
化合物被覆の炭素繊維を得た。
化処理の後、窒素雰囲気1200℃にて焼成してケイ素
化合物被覆の炭素繊維を得た。
【0044】(3)二次電池の作成 前記(1)にて作成されたケイ素化合物にて表面修飾し
た炭素繊維10mgを一軸方向に配置し、集電体のニッ
ケルメッシュ上にのせたものを負極とした。これに、セ
パレーターとして多孔質ポリプロピレンフィルム(セル
ガード#2500、ダイセル化学(株)製)を介して、
上記(1)にて作成した正極とを重ね合わせて、コイン
型二次電池を作成した。電解液は、1M LiBF 4 を含む
プロピレンカーボネート/ジメトキシエタン(体積比5
0/50)を用いた。
た炭素繊維10mgを一軸方向に配置し、集電体のニッ
ケルメッシュ上にのせたものを負極とした。これに、セ
パレーターとして多孔質ポリプロピレンフィルム(セル
ガード#2500、ダイセル化学(株)製)を介して、
上記(1)にて作成した正極とを重ね合わせて、コイン
型二次電池を作成した。電解液は、1M LiBF 4 を含む
プロピレンカーボネート/ジメトキシエタン(体積比5
0/50)を用いた。
【0045】(4)評価 この二次電池を4.1Vまで1mAで8時間定電位充電
を行った後、0.4mAで2.5Vまで定電流放電を行
った。このときの放電容量は3.5mAhであった。放
電終了後1日経過した二次電池を、同様の条件で充放電
すると放電容量は3.2mAhであり、1日経過後の放
電容量保持率は、92%と放置劣化は少なかった。
を行った後、0.4mAで2.5Vまで定電流放電を行
った。このときの放電容量は3.5mAhであった。放
電終了後1日経過した二次電池を、同様の条件で充放電
すると放電容量は3.2mAhであり、1日経過後の放
電容量保持率は、92%と放置劣化は少なかった。
【0046】
【発明の効果】本発明により、表面にケイ素元素が存在
した炭素材料を用いると充放電特性に優れた電極および
それを用いた二次電池が得られる。
した炭素材料を用いると充放電特性に優れた電極および
それを用いた二次電池が得られる。
Claims (7)
- 【請求項1】ケイ素元素が表面に存在している炭素材料
を活物質としたことを特徴とする電極。 - 【請求項2】該炭素材料が炭素繊維であることを特徴と
する請求項1記載の電極。 - 【請求項3】該炭素繊維がポリアクリロニトリル焼成体
であることを特徴とする請求項2記載の電極。 - 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の電極を負
極に用いたことを特徴とする二次電池。 - 【請求項5】リチウム塩を電解質とした非水電解液を用
いることを特徴とする請求項4記載の二次電池。 - 【請求項6】該非水電解液の電解質が、フッ素元素を含
むリチウム塩であることを特徴とする請求項5記載の二
次電池。 - 【請求項7】正極活物質として、少なくともリチウム複
合酸化物を含むことを特徴とする請求項4記載の二次電
池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7076321A JPH08273660A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 電極およびそれを用いた二次電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7076321A JPH08273660A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 電極およびそれを用いた二次電池 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08273660A true JPH08273660A (ja) | 1996-10-18 |
Family
ID=13602109
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7076321A Pending JPH08273660A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 電極およびそれを用いた二次電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08273660A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0903797A4 (en) * | 1996-11-26 | 2002-11-13 | Kao Corp | MATERIAL FOR THE NEGATIVE ELECTRODE OF A NON-AQUEOUS ACCUMULATOR AND A NON-AQUEOUS ACCUMULATOR |
| KR100453896B1 (ko) * | 2000-06-16 | 2004-10-20 | 삼성에스디아이 주식회사 | 리튬 2 차 전지용 음극 재료, 리튬 2 차 전지용 전극,리튬 2 차 전지, 및 리튬 2 차 전지용 음극 재료의 제조방법 |
| JP2008252062A (ja) * | 2007-03-08 | 2008-10-16 | Mitsubishi Electric Corp | 電気二重層キャパシタ用電極シートの製造方法及び電気二重層キャパシタ |
| JP2010525549A (ja) * | 2007-04-23 | 2010-07-22 | アプライド・サイエンシズ・インコーポレーテッド | ケイ素を炭素材料へ蒸着しリチウムイオン電池用アノードを形成する方法 |
| JP2012119079A (ja) * | 2010-11-29 | 2012-06-21 | Hiramatsu Sangyo Kk | 負極活物質、負極製造方法、負極、及び二次電池 |
| JP2016004786A (ja) * | 2014-06-12 | 2016-01-12 | カウンシル オブ サイエンティフィック アンド インダストリアル リサーチ | Liイオン電池用のフレキシブルで自立したバインダフリーの高性能アノードとしてのカーボンナノチューブ‐金属ナノ複合体 |
| JP2016106360A (ja) * | 2010-03-22 | 2016-06-16 | アンプリウス、インコーポレイテッド | リチウムイオン電池に用いられる電極 |
| US9634330B2 (en) | 2008-04-23 | 2017-04-25 | Sony Corporation | Anode and secondary battery |
| US9780365B2 (en) | 2010-03-03 | 2017-10-03 | Amprius, Inc. | High-capacity electrodes with active material coatings on multilayered nanostructured templates |
| US10461359B2 (en) | 2009-05-27 | 2019-10-29 | Amprius, Inc. | Interconnected hollow nanostructures containing high capacity active materials for use in rechargeable batteries |
| JP2020087627A (ja) * | 2018-11-21 | 2020-06-04 | トヨタ自動車株式会社 | 全固体電池用負極活物質複合体 |
| WO2023286579A1 (ja) * | 2021-07-13 | 2023-01-19 | 株式会社村田製作所 | 二次電池用負極および二次電池 |
-
1995
- 1995-03-31 JP JP7076321A patent/JPH08273660A/ja active Pending
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2008252062A (ja) * | 2007-03-08 | 2008-10-16 | Mitsubishi Electric Corp | 電気二重層キャパシタ用電極シートの製造方法及び電気二重層キャパシタ |
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| JP2012119079A (ja) * | 2010-11-29 | 2012-06-21 | Hiramatsu Sangyo Kk | 負極活物質、負極製造方法、負極、及び二次電池 |
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| WO2023286579A1 (ja) * | 2021-07-13 | 2023-01-19 | 株式会社村田製作所 | 二次電池用負極および二次電池 |
| JPWO2023286579A1 (ja) * | 2021-07-13 | 2023-01-19 |
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