JPH08274310A - 絶縁ゲート型半導体装置 - Google Patents
絶縁ゲート型半導体装置Info
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- JPH08274310A JPH08274310A JP7071977A JP7197795A JPH08274310A JP H08274310 A JPH08274310 A JP H08274310A JP 7071977 A JP7071977 A JP 7071977A JP 7197795 A JP7197795 A JP 7197795A JP H08274310 A JPH08274310 A JP H08274310A
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- diode
- annular region
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- semiconductor device
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- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10D—INORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
- H10D30/00—Field-effect transistors [FET]
- H10D30/60—Insulated-gate field-effect transistors [IGFET]
- H10D30/64—Double-diffused metal-oxide semiconductor [DMOS] FETs
- H10D30/66—Vertical DMOS [VDMOS] FETs
- H10D30/665—Vertical DMOS [VDMOS] FETs having edge termination structures
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10D—INORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
- H10D12/00—Bipolar devices controlled by the field effect, e.g. insulated-gate bipolar transistors [IGBT]
- H10D12/411—Insulated-gate bipolar transistors [IGBT]
- H10D12/441—Vertical IGBTs
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10D—INORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
- H10D62/00—Semiconductor bodies, or regions thereof, of devices having potential barriers
- H10D62/10—Shapes, relative sizes or dispositions of the regions of the semiconductor bodies; Shapes of the semiconductor bodies
- H10D62/102—Constructional design considerations for preventing surface leakage or controlling electric field concentration
- H10D62/103—Constructional design considerations for preventing surface leakage or controlling electric field concentration for increasing or controlling the breakdown voltage of reverse-biased devices
- H10D62/105—Constructional design considerations for preventing surface leakage or controlling electric field concentration for increasing or controlling the breakdown voltage of reverse-biased devices by having particular doping profiles, shapes or arrangements of PN junctions; by having supplementary regions, e.g. junction termination extension [JTE]
- H10D62/106—Constructional design considerations for preventing surface leakage or controlling electric field concentration for increasing or controlling the breakdown voltage of reverse-biased devices by having particular doping profiles, shapes or arrangements of PN junctions; by having supplementary regions, e.g. junction termination extension [JTE] having supplementary regions doped oppositely to or in rectifying contact with regions of the semiconductor bodies, e.g. guard rings with PN or Schottky junctions
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- Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 蓄積キャリアの消滅を部分的に遅延させるこ
とにより、パワーMOSFET内蔵のダイオードDを保
護ダイオードとして利用できるソフトリカバリー特性に
する。 【構成】 N+型層11を有するN型半導体層12の主
面にP+型のベース領域13を形成し、ベース領域13
の表面にN+ソース領域16を形成し、チャンネル部上
にゲート電極17を配置する。FET素子を配置するセ
ル領域を囲むように、P+型の環状領域23を形成す
る。環状領域23の表面にN+型の阻止領域24を形成
する。阻止領域24は部分的に途切れており、阻止領域
を形成しない環状領域23の表面にコンタクトホールを
設けて、ソース電極18をコンタクトさせる。コンタク
トホール間は間隔を隔てる。
とにより、パワーMOSFET内蔵のダイオードDを保
護ダイオードとして利用できるソフトリカバリー特性に
する。 【構成】 N+型層11を有するN型半導体層12の主
面にP+型のベース領域13を形成し、ベース領域13
の表面にN+ソース領域16を形成し、チャンネル部上
にゲート電極17を配置する。FET素子を配置するセ
ル領域を囲むように、P+型の環状領域23を形成す
る。環状領域23の表面にN+型の阻止領域24を形成
する。阻止領域24は部分的に途切れており、阻止領域
を形成しない環状領域23の表面にコンタクトホールを
設けて、ソース電極18をコンタクトさせる。コンタク
トホール間は間隔を隔てる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、縦型のパワーMOSF
ET、又は絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGB
T)に関し、その内蔵ダイオードのソフトリカバリーに
関する。
ET、又は絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGB
T)に関し、その内蔵ダイオードのソフトリカバリーに
関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、パワーMOSFETの応用例の
一つであるモータドライブ回路を示している。DCモー
タLに対して4個のトランジスタQ1〜Q4が接続さ
れ、トランジスタQ1とQ4が同時にONする事でモー
タLを正回転、トランジスタQ2とQ3が同時にONす
ることでモータLを逆回転させるような回路動作をな
す。この回路図において、D1〜D4はトランジスタQ
1〜Q4の各ソース・ドレイン間に接続したダイオード
であり、モータLが停止または反転した瞬間に発生する
逆方向の誘起起電力による電流から各トランジスタQ1
〜Q4を保護する目的で設けている。
一つであるモータドライブ回路を示している。DCモー
タLに対して4個のトランジスタQ1〜Q4が接続さ
れ、トランジスタQ1とQ4が同時にONする事でモー
タLを正回転、トランジスタQ2とQ3が同時にONす
ることでモータLを逆回転させるような回路動作をな
す。この回路図において、D1〜D4はトランジスタQ
1〜Q4の各ソース・ドレイン間に接続したダイオード
であり、モータLが停止または反転した瞬間に発生する
逆方向の誘起起電力による電流から各トランジスタQ1
〜Q4を保護する目的で設けている。
【0003】このような用途のダイオードには高速性と
低ノイズが求められる。高速性は素子のONーOFFス
イッチング速度を高速化する(デューティ比を大にす
る)ため、回路損失を低減するため、そして以下に示す
素子の破壊耐量を増大するために求められる。即ち、図
7において、トランジスタQ1がオンしてDCモータL
に電流が流れ、次にトランジスタQ1がオフしたときに
DCモータLが発生する逆起電力を吸収すべくダイオー
ドD2に貫流電流i1が流れる。さらにトランジスタQ
1がオンしたとき、ダイオードD2の内部にはまだ蓄積
キャリアがあるため、この蓄積キャリアが消滅するまで
の期間(trr)に電源電位VCCからトランジスタQ
1とダイオードD2を経て電源電位〜GND間に短絡電
流i2が流れる。この時、パワーMOSFET内部で寄
生バイポーラトランジスタがオン状態となり、局部的な
電流集中を起こしてパワーMOSFETの破壊に至らし
めるのである 一方、ダイオードDの高速化を推し進めると、ダイオー
ドDの動作に伴うノイズの発生が大になるという問題点
が浮上する。以下にダイオードDの過渡特性を説明す
る。
低ノイズが求められる。高速性は素子のONーOFFス
イッチング速度を高速化する(デューティ比を大にす
る)ため、回路損失を低減するため、そして以下に示す
素子の破壊耐量を増大するために求められる。即ち、図
7において、トランジスタQ1がオンしてDCモータL
に電流が流れ、次にトランジスタQ1がオフしたときに
DCモータLが発生する逆起電力を吸収すべくダイオー
ドD2に貫流電流i1が流れる。さらにトランジスタQ
1がオンしたとき、ダイオードD2の内部にはまだ蓄積
キャリアがあるため、この蓄積キャリアが消滅するまで
の期間(trr)に電源電位VCCからトランジスタQ
1とダイオードD2を経て電源電位〜GND間に短絡電
流i2が流れる。この時、パワーMOSFET内部で寄
生バイポーラトランジスタがオン状態となり、局部的な
電流集中を起こしてパワーMOSFETの破壊に至らし
めるのである 一方、ダイオードDの高速化を推し進めると、ダイオー
ドDの動作に伴うノイズの発生が大になるという問題点
が浮上する。以下にダイオードDの過渡特性を説明す
る。
【0004】図8はダイオードが順バイアスから逆バイ
アスに反転するまでの逆回復時間(trr)の過渡特性
を示した図である。同図を参照して、ダイオードの逆回
復時間trrは以下の2つの期間から成っている。 (1)ダイオードの電流がIFから0まで減少して逆電
流が流れ始めた時点から、逆電流がその最大値IRPにな
る時点までの、ダイオードが短絡状態となっている期間
ts (2)前記期間tsの後、逆電流がほぼ0になるまで
の、ダイオードが逆阻止能力を回復する期間td この時、前記期間tdがあまりに短いと、ダイオードの
両端電圧VRが急激に立ち上がるためにリンギングが発
生し、ノイズの原因となる。ノイズの発生は駆動回路の
制御系を誤動作させる要因となる。
アスに反転するまでの逆回復時間(trr)の過渡特性
を示した図である。同図を参照して、ダイオードの逆回
復時間trrは以下の2つの期間から成っている。 (1)ダイオードの電流がIFから0まで減少して逆電
流が流れ始めた時点から、逆電流がその最大値IRPにな
る時点までの、ダイオードが短絡状態となっている期間
ts (2)前記期間tsの後、逆電流がほぼ0になるまで
の、ダイオードが逆阻止能力を回復する期間td この時、前記期間tdがあまりに短いと、ダイオードの
両端電圧VRが急激に立ち上がるためにリンギングが発
生し、ノイズの原因となる。ノイズの発生は駆動回路の
制御系を誤動作させる要因となる。
【0005】上記ノイズを低減するためには期間tdが
長いことが望ましい。但し高速性のところで述べたよう
に逆回復時間trrをむやみに長くすることは出来な
い。そのため、高速性と低ノイズを両立させるには逆回
復時間trrの制約の中でtdを長くすること、即ちtd
/tsの値が大きいことが望ましい。このようなtd/t
sの値が大きい特性を、ソフトリカバリー特性と称し、
単体のダイオードとしてソフトリカバリー特性を改善し
た例が、例えば特公平3ー3954号、特開昭58ー6
0577号に記載されている。
長いことが望ましい。但し高速性のところで述べたよう
に逆回復時間trrをむやみに長くすることは出来な
い。そのため、高速性と低ノイズを両立させるには逆回
復時間trrの制約の中でtdを長くすること、即ちtd
/tsの値が大きいことが望ましい。このようなtd/t
sの値が大きい特性を、ソフトリカバリー特性と称し、
単体のダイオードとしてソフトリカバリー特性を改善し
た例が、例えば特公平3ー3954号、特開昭58ー6
0577号に記載されている。
【0006】ここで一般的なパワーMOSFETの構造
を図9に示しておく。同図において、共通ドレインとな
る半導体基板は裏面側にN+型の半導体層1を具備しそ
の上にN型のエピタキシャル層2を有する。エピタキシ
ャル層2の表面には多数の規則的に配列されたP型のベ
ース領域3を備えており、ベース領域3はMOSFET
のチャンネル部分を形成する浅い領域4と浅い領域4よ
り拡散深さが深い領域5を有する。ベース領域3の表面
にはN+型のソース領域6を具備し、基板1上に絶縁膜
を介して設けたゲート電極7に印加する制御電圧によっ
てベース領域3の浅い領域4の表面にチャンネルを形成
して、ソース・ドレイン間の電流を制御するようになっ
ている。 ベース領域3の深い領域5とエピタキシャル
層2とは不可避的にダイオードDを形成する。このダイ
オードDは、ソース側がアノードに、ドレイン側がカソ
ードに各々接続された形となるので、ソース・ドレイン
間に逆接続されたダイオードとして考慮することが出来
る(例えば、特開昭64ー54765号公報)。
を図9に示しておく。同図において、共通ドレインとな
る半導体基板は裏面側にN+型の半導体層1を具備しそ
の上にN型のエピタキシャル層2を有する。エピタキシ
ャル層2の表面には多数の規則的に配列されたP型のベ
ース領域3を備えており、ベース領域3はMOSFET
のチャンネル部分を形成する浅い領域4と浅い領域4よ
り拡散深さが深い領域5を有する。ベース領域3の表面
にはN+型のソース領域6を具備し、基板1上に絶縁膜
を介して設けたゲート電極7に印加する制御電圧によっ
てベース領域3の浅い領域4の表面にチャンネルを形成
して、ソース・ドレイン間の電流を制御するようになっ
ている。 ベース領域3の深い領域5とエピタキシャル
層2とは不可避的にダイオードDを形成する。このダイ
オードDは、ソース側がアノードに、ドレイン側がカソ
ードに各々接続された形となるので、ソース・ドレイン
間に逆接続されたダイオードとして考慮することが出来
る(例えば、特開昭64ー54765号公報)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図7の回路において、
ダイオードD1〜D4を個別半導体で構成することはそ
れだけコストアップと機器の大型化を招くことは明らか
である。そこで、本願発明者は外付けのダイオードに代
えて、パワーMOSFET、IGBTに不可避的に内蔵
される上記のダイオードを利用することを検討するにい
たっている。
ダイオードD1〜D4を個別半導体で構成することはそ
れだけコストアップと機器の大型化を招くことは明らか
である。そこで、本願発明者は外付けのダイオードに代
えて、パワーMOSFET、IGBTに不可避的に内蔵
される上記のダイオードを利用することを検討するにい
たっている。
【0008】しかしながら、パワーMOSFET、IG
BTのダイオードDはそれ自体が不可避的に形成されて
おり、付録的なものであるから、上記のソフトリカバリ
ー特性をも満足できるようなものを組み込んでいる例は
存在しなかった。本発明は、該ソフトリカバリー特性を
改善して、誘導性負荷駆動用素子として好適な特性を持
つパワーMOSFET、IGBTを提案するものであ
る。しかも、ダイオードDを内蔵することは、MOSF
ETがOFFしている期間中もダイオードDの動作電流
が素子内部を流れることになるので、素子の動作電流に
よる発熱とダイオードDの動作電流による発熱とが相乗
効果となって素子の熱的破壊(ASOオーバー)を招く
という欠点をも合わせ持つことになる。
BTのダイオードDはそれ自体が不可避的に形成されて
おり、付録的なものであるから、上記のソフトリカバリ
ー特性をも満足できるようなものを組み込んでいる例は
存在しなかった。本発明は、該ソフトリカバリー特性を
改善して、誘導性負荷駆動用素子として好適な特性を持
つパワーMOSFET、IGBTを提案するものであ
る。しかも、ダイオードDを内蔵することは、MOSF
ETがOFFしている期間中もダイオードDの動作電流
が素子内部を流れることになるので、素子の動作電流に
よる発熱とダイオードDの動作電流による発熱とが相乗
効果となって素子の熱的破壊(ASOオーバー)を招く
という欠点をも合わせ持つことになる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
に鑑みなされたもので、セル領域の外周に環状領域を設
け、該環状領域に部分的にコンタクト部分を設け、該コ
ンタクト部分にソース電極をコンタクトさせることによ
り、蓄積キャリアの引き抜きが部分的に遅延するような
構成としたものである。
に鑑みなされたもので、セル領域の外周に環状領域を設
け、該環状領域に部分的にコンタクト部分を設け、該コ
ンタクト部分にソース電極をコンタクトさせることによ
り、蓄積キャリアの引き抜きが部分的に遅延するような
構成としたものである。
【0010】さらに、環状領域の表面に逆導電型の阻止
領域を設け、蓄積キャリアが環状領域のうち不純物濃度
の低下している部分に蓄積されるような構成とすること
により、遅延時間をさらに遅延させたものである。
領域を設け、蓄積キャリアが環状領域のうち不純物濃度
の低下している部分に蓄積されるような構成とすること
により、遅延時間をさらに遅延させたものである。
【0011】
【作用】本発明によれば、ベース領域と共にダイオード
Dのアノードとなる環状領域に、部分的にソース電極を
コンタクトさせたので、コンタクト部分から遠い部分の
環状領域に蓄積されたキャリアは、コンタクト部分まで
環状領域内を拡散するか、または環状領域内での再結合
による消滅でしか消滅できない。これらの消滅は、セル
内部のベース領域での消滅より長い時間を要する。この
時間を前記N型層での消滅時間より長くすることによ
り、逆回復特性の波形が2段階の傾きを持つソフトリカ
バリーに適した特性にすることができる。また、環状領
域の表面に阻止領域を形成することにより、阻止領域の
下部がピンチ構造となるから、抵抗が増し、前記キャリ
アの拡散を一層遅くすることができる。さらに、蓄積キ
ャリアの環状領域内における自然消滅が、環状領域のう
ち不純物濃度が比較的低い部分(深い部分)で行われる
ので、自然消滅の時間も遅延させることができる。
Dのアノードとなる環状領域に、部分的にソース電極を
コンタクトさせたので、コンタクト部分から遠い部分の
環状領域に蓄積されたキャリアは、コンタクト部分まで
環状領域内を拡散するか、または環状領域内での再結合
による消滅でしか消滅できない。これらの消滅は、セル
内部のベース領域での消滅より長い時間を要する。この
時間を前記N型層での消滅時間より長くすることによ
り、逆回復特性の波形が2段階の傾きを持つソフトリカ
バリーに適した特性にすることができる。また、環状領
域の表面に阻止領域を形成することにより、阻止領域の
下部がピンチ構造となるから、抵抗が増し、前記キャリ
アの拡散を一層遅くすることができる。さらに、蓄積キ
ャリアの環状領域内における自然消滅が、環状領域のう
ち不純物濃度が比較的低い部分(深い部分)で行われる
ので、自然消滅の時間も遅延させることができる。
【0012】
【実施例】以下に本発明の第1の実施例を図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明の縦型MOSFE
Tを示す断面図である。同図において、共通ドレインと
なる半導体基板は裏面側にN+型の半導体層11を具備
しその上に例えばエピタキシャル形成したN型の半導体
層12を有する。N型半導体層12の表面には多数の規
則的に配列されたP型のベース領域13を備えており、
ベース領域13はMOSFETのチャンネル部分を形成
するP型の浅い領域14と浅い領域14より拡散深さが
深いP+型の深い領域15を有する。ベース領域13の
表面にはN+型のソース領域16を具備する。チャンネ
ル部分の上部にはゲート酸化膜となるシリコン酸化膜を
介してポリシリコンゲート電極17が配置され、ゲート
電極17に印加する制御電圧によってベース領域13の
浅い領域14の表面にチャンネルを形成して、ソース・
ドレイン間の電流を制御するようになっている。上述の
ベース13、ソース16およびゲート電極17が単位セ
ルとなり単位セルを多数並列接続して1つのMOSFE
Tを構成する。18は酸化膜に形成したコンタクトホー
ルを介してベース領域13とソース領域16の両方にオ
ーミックコンタクトするソース電極、19はN+型半導
体層にコンタクトするドレイン電極である。
ながら詳細に説明する。図1は本発明の縦型MOSFE
Tを示す断面図である。同図において、共通ドレインと
なる半導体基板は裏面側にN+型の半導体層11を具備
しその上に例えばエピタキシャル形成したN型の半導体
層12を有する。N型半導体層12の表面には多数の規
則的に配列されたP型のベース領域13を備えており、
ベース領域13はMOSFETのチャンネル部分を形成
するP型の浅い領域14と浅い領域14より拡散深さが
深いP+型の深い領域15を有する。ベース領域13の
表面にはN+型のソース領域16を具備する。チャンネ
ル部分の上部にはゲート酸化膜となるシリコン酸化膜を
介してポリシリコンゲート電極17が配置され、ゲート
電極17に印加する制御電圧によってベース領域13の
浅い領域14の表面にチャンネルを形成して、ソース・
ドレイン間の電流を制御するようになっている。上述の
ベース13、ソース16およびゲート電極17が単位セ
ルとなり単位セルを多数並列接続して1つのMOSFE
Tを構成する。18は酸化膜に形成したコンタクトホー
ルを介してベース領域13とソース領域16の両方にオ
ーミックコンタクトするソース電極、19はN+型半導
体層にコンタクトするドレイン電極である。
【0013】前記単位セルは半導体チップの中央部分に
規則的に配置されてセル領域を形成する。セル領域の周
辺部分にはP+型のガードリング領域20が複数本前記
セル領域を囲むように配置され、最外周にはN+型のア
ニュラリング21を配置しアルミ電極によりシールドメ
タル22をコンタクトさせる。前記セル領域の周囲には
P+型の環状領域23を有する。環状領域23はセル領
域とガードリング領域20との間に位置し、その表面に
はN+ソース領域16の形成と同時に形成したN+型の
阻止領域24を具備する。阻止領域24は環状領域23
の表面の大部分を覆い、本実施例では環状領域23の4
隅には形成していない。そして、前記阻止領域24を形
成しない環状領域24の4隅で、酸化膜25に形成した
コンタクトホールを介してソース電極18が環状領域2
3にコンタクトする。ベース領域13の深い領域15と
環状領域23とは同時工程で形成できる。
規則的に配置されてセル領域を形成する。セル領域の周
辺部分にはP+型のガードリング領域20が複数本前記
セル領域を囲むように配置され、最外周にはN+型のア
ニュラリング21を配置しアルミ電極によりシールドメ
タル22をコンタクトさせる。前記セル領域の周囲には
P+型の環状領域23を有する。環状領域23はセル領
域とガードリング領域20との間に位置し、その表面に
はN+ソース領域16の形成と同時に形成したN+型の
阻止領域24を具備する。阻止領域24は環状領域23
の表面の大部分を覆い、本実施例では環状領域23の4
隅には形成していない。そして、前記阻止領域24を形
成しない環状領域24の4隅で、酸化膜25に形成した
コンタクトホールを介してソース電極18が環状領域2
3にコンタクトする。ベース領域13の深い領域15と
環状領域23とは同時工程で形成できる。
【0014】図2は環状領域23部分を示す、(A)拡
大平面図、(B)断面図である。セル領域は、島状に形
成した複数のベース領域13、リング状のN+ソース領
域16、そして格子状に形成したゲート電極17から成
り、格子状のゲート電極17に隣接して環状領域23が
形成されている。ゲート電極17は環状領域23に達し
ている。尚、ベース領域13が格子状に、ゲート電極1
7が島状の形成を有する様な、図2(A)とは反転した
パターンでも同様である。
大平面図、(B)断面図である。セル領域は、島状に形
成した複数のベース領域13、リング状のN+ソース領
域16、そして格子状に形成したゲート電極17から成
り、格子状のゲート電極17に隣接して環状領域23が
形成されている。ゲート電極17は環状領域23に達し
ている。尚、ベース領域13が格子状に、ゲート電極1
7が島状の形成を有する様な、図2(A)とは反転した
パターンでも同様である。
【0015】ゲート電極17の表面、および環状領域2
3の表面はシリコン酸化膜25で被覆されている。ソー
ス電極18はゲート電極17の格子の目の部分で酸化膜
24に形成したコンタクトホールを介してP+ベース領
域13とソース領域16の両方にコンタクトする。さら
に、ソース電極18は環状領域23の端まで拡張され、
酸化膜に形成したコンタクトホール26を介して環状領
域23にコンタクトする。コンタクトホールは26は、
本実施例では4角形状の4隅に配置されている。
3の表面はシリコン酸化膜25で被覆されている。ソー
ス電極18はゲート電極17の格子の目の部分で酸化膜
24に形成したコンタクトホールを介してP+ベース領
域13とソース領域16の両方にコンタクトする。さら
に、ソース電極18は環状領域23の端まで拡張され、
酸化膜に形成したコンタクトホール26を介して環状領
域23にコンタクトする。コンタクトホールは26は、
本実施例では4角形状の4隅に配置されている。
【0016】ベース領域13の深い領域15とN型半導
体層12とのPN接合は不可避的にダイオードDを形成
する。このダイオードDは、ソース側がアノードに、ド
レイン側がカソードに各々接続された形となるので、ソ
ース・ドレイン間に逆接続された形となる。そして、環
状領域23がソース電極18に接続されているので、環
状領域23とN型層12とのPN接合も前記ダイオード
Dの一部となる。
体層12とのPN接合は不可避的にダイオードDを形成
する。このダイオードDは、ソース側がアノードに、ド
レイン側がカソードに各々接続された形となるので、ソ
ース・ドレイン間に逆接続された形となる。そして、環
状領域23がソース電極18に接続されているので、環
状領域23とN型層12とのPN接合も前記ダイオード
Dの一部となる。
【0017】以上に説明した縦型MOSFETのダイオ
ードDの逆回復特性trrは以下の通りとなる。必要な
らば、ベース領域13の拡散と同時的に金、白金、プラ
チナ等のライフタイムキラー物質を拡散することによっ
て、または電子線照射等の手段によって、ダイオードD
の高速化が図られ蓄積キャリアQrrが全体的に小さく
されているものとする。
ードDの逆回復特性trrは以下の通りとなる。必要な
らば、ベース領域13の拡散と同時的に金、白金、プラ
チナ等のライフタイムキラー物質を拡散することによっ
て、または電子線照射等の手段によって、ダイオードD
の高速化が図られ蓄積キャリアQrrが全体的に小さく
されているものとする。
【0018】図3は前記ダイオードDの環状領域23内
部におけるキャリア(電子)濃度分布の時間変化を示す
図である。図4は図3の分布変化を基にダイオードDの
逆回復時の電流波形を示す図である。以下、図3と図4
を参照しながら、電流波形の変化を説明する。先ず時刻
t0では、ダイオードが順方向動作してPN接合のアノ
ード側からカソード側に一定量のキャリアの注入が行わ
れている。この時、P+ベース領域13と環状領域23
のキャリアの注入量は図3(A)(B)に示すように両
者共全く同等に行われている。
部におけるキャリア(電子)濃度分布の時間変化を示す
図である。図4は図3の分布変化を基にダイオードDの
逆回復時の電流波形を示す図である。以下、図3と図4
を参照しながら、電流波形の変化を説明する。先ず時刻
t0では、ダイオードが順方向動作してPN接合のアノ
ード側からカソード側に一定量のキャリアの注入が行わ
れている。この時、P+ベース領域13と環状領域23
のキャリアの注入量は図3(A)(B)に示すように両
者共全く同等に行われている。
【0019】ダイオードDに逆バイアスが印加された瞬
間から、ダイオードの内部(P+型ベース領域13と環
状領域23、およびN型半導体層12)に蓄積されたキ
ャリアの引き抜きが始まり、同時にダイオードDの両端
に流れる電流IFは急激に低下する。キャリアの引き抜
きは、先ずソース電極18とドレイン電極19に最も近
い部分でキャリアが引き抜かれ、引き抜かれた量の分だ
け内部のキャリアが全体的に電極側にシフトする、とい
うような移動になる。これに加えてライフタイムによる
消滅の分が加わることになる。
間から、ダイオードの内部(P+型ベース領域13と環
状領域23、およびN型半導体層12)に蓄積されたキ
ャリアの引き抜きが始まり、同時にダイオードDの両端
に流れる電流IFは急激に低下する。キャリアの引き抜
きは、先ずソース電極18とドレイン電極19に最も近
い部分でキャリアが引き抜かれ、引き抜かれた量の分だ
け内部のキャリアが全体的に電極側にシフトする、とい
うような移動になる。これに加えてライフタイムによる
消滅の分が加わることになる。
【0020】時刻t1においては、まだかなりのキャリ
アが残っていることが分かる。時刻t2になると、PN
接合が回復(空乏層が現れる)しつつあることが分か
る。PN接合が回復すれば、電流波形は逆電流の尖頭値
IRPを迎え、かつ図8におけるダイオードの逆方向電圧
VRが立ち上がり始める。時刻t3になると、PN接合
は完全に回復し、環状領域23に残存するキャリアはか
なり少ないものになる。
アが残っていることが分かる。時刻t2になると、PN
接合が回復(空乏層が現れる)しつつあることが分か
る。PN接合が回復すれば、電流波形は逆電流の尖頭値
IRPを迎え、かつ図8におけるダイオードの逆方向電圧
VRが立ち上がり始める。時刻t3になると、PN接合
は完全に回復し、環状領域23に残存するキャリアはか
なり少ないものになる。
【0021】これまでの時刻において、ベース領域13
でのキャリア(電子)の消滅は、常に環状領域23での
消滅より先行する。これは、ベース領域23がセル内部
において全面でソース領域18にコンタクトするのに対
し、環状領域23では間隔を隔て一部にしかコンタクト
していないことに起因する。即ち、ベース領域13では
ソース電極17から最も遠い場所に位置する小数キャリ
アでもベース領域13の拡散深さの分(10μ程度)だ
けベース領域13内を移動すればソース電極18に達し
て消滅するのに対し、環状領域23ではコンタクトホー
ル25から極めて遠方にあるキャリア(図2(A)図示
符号27)は環状領域23内部を基板水平方向に移動し
てコンタクトホール25に達するか、または環状領域2
3内部で再結合による自然消滅を待つしか消滅する手段
がない。従って、環状領域23内でのキャリアの消滅は
ベース領域13内での消滅より消滅時間が長い。
でのキャリア(電子)の消滅は、常に環状領域23での
消滅より先行する。これは、ベース領域23がセル内部
において全面でソース領域18にコンタクトするのに対
し、環状領域23では間隔を隔て一部にしかコンタクト
していないことに起因する。即ち、ベース領域13では
ソース電極17から最も遠い場所に位置する小数キャリ
アでもベース領域13の拡散深さの分(10μ程度)だ
けベース領域13内を移動すればソース電極18に達し
て消滅するのに対し、環状領域23ではコンタクトホー
ル25から極めて遠方にあるキャリア(図2(A)図示
符号27)は環状領域23内部を基板水平方向に移動し
てコンタクトホール25に達するか、または環状領域2
3内部で再結合による自然消滅を待つしか消滅する手段
がない。従って、環状領域23内でのキャリアの消滅は
ベース領域13内での消滅より消滅時間が長い。
【0022】さらに、環状領域23の表面に形成した阻
止領域24が前記キャリアの消滅を一層遅延させる。つ
まり、阻止領域24を形成することでその下部はピンチ
構造となり、抵抗値が大幅に増大するので、前記キャリ
アの移動を制限し、ソース電極18までに達する時間を
長くする。また、環状領域23は基板表面からの選択拡
散により形成することで表面から深さ方向に進むにつれ
て不純物濃度が低下しており、環状領域23内部での自
然消滅も阻止領域24より下の不純物濃度が比較的低い
領域で行われるので、自然消滅に要する時間も遅くでき
るのである。
止領域24が前記キャリアの消滅を一層遅延させる。つ
まり、阻止領域24を形成することでその下部はピンチ
構造となり、抵抗値が大幅に増大するので、前記キャリ
アの移動を制限し、ソース電極18までに達する時間を
長くする。また、環状領域23は基板表面からの選択拡
散により形成することで表面から深さ方向に進むにつれ
て不純物濃度が低下しており、環状領域23内部での自
然消滅も阻止領域24より下の不純物濃度が比較的低い
領域で行われるので、自然消滅に要する時間も遅くでき
るのである。
【0023】時刻t3になると、N型半導体層12内の
キャリアも殆ど残っていない。そのため電流波形は限り
なく0に近いものとなる。しかし環状領域23では、上
述したようにキャリアが容易にはソース電極18に引き
抜かれず、自然消滅もライフタイムの時間分だけあるの
で、未だかなりの量が残っていることが分かる。時刻t
4になって、環状領域23に蓄積されたキャリアが殆ど
消滅する。このように、環状領域23では蓄積キャリア
の消滅が部分的に遅延するので、N型半導体層12のキ
ャリアが消滅する時刻t3から環状領域23のキャリア
が消滅する時刻t4間までの間で、電流波形の傾きが変
化するような特性を持たせることができるのである。
キャリアも殆ど残っていない。そのため電流波形は限り
なく0に近いものとなる。しかし環状領域23では、上
述したようにキャリアが容易にはソース電極18に引き
抜かれず、自然消滅もライフタイムの時間分だけあるの
で、未だかなりの量が残っていることが分かる。時刻t
4になって、環状領域23に蓄積されたキャリアが殆ど
消滅する。このように、環状領域23では蓄積キャリア
の消滅が部分的に遅延するので、N型半導体層12のキ
ャリアが消滅する時刻t3から環状領域23のキャリア
が消滅する時刻t4間までの間で、電流波形の傾きが変
化するような特性を持たせることができるのである。
【0024】ところで、環状領域23の全長に渡りコン
タクトホール26が設けられていると、キャリアの引き
抜きがベース領域23と同等になるので図4の特性が得
られないことは明らかである。また、コンタクトホール
26間の距離がベース領域13の深い領域15の拡散深
さより短いと、やはりキャリアの消滅時間が同等になる
ので図4の特性は得られない。従って、コンタクトホー
ル26間の距離は、深い領域15の拡散深さの2倍以上
離れていることが少なくとも必要である。実際には、環
状領域23の不純物濃度がN型半導体層12のそれより
大きいこと等から(不純物濃度が大であればライフタイ
ムLsは短くなる)、経験則によって適宜間隔を設定す
ればよい。本実施例においてコンタクトホール26を4
隅に配置したのは、環状領域23内部でキャリアの引き
抜きが平均的に行われることを意図している。但し、要
はダイオードDが順方向動作したときに環状領域23に
キャリアの注入が行われれば良いから、一個のコンタク
トホール25でソース電極18に接続されても良い。コ
ンタクトホール25の個数は任意である。
タクトホール26が設けられていると、キャリアの引き
抜きがベース領域23と同等になるので図4の特性が得
られないことは明らかである。また、コンタクトホール
26間の距離がベース領域13の深い領域15の拡散深
さより短いと、やはりキャリアの消滅時間が同等になる
ので図4の特性は得られない。従って、コンタクトホー
ル26間の距離は、深い領域15の拡散深さの2倍以上
離れていることが少なくとも必要である。実際には、環
状領域23の不純物濃度がN型半導体層12のそれより
大きいこと等から(不純物濃度が大であればライフタイ
ムLsは短くなる)、経験則によって適宜間隔を設定す
ればよい。本実施例においてコンタクトホール26を4
隅に配置したのは、環状領域23内部でキャリアの引き
抜きが平均的に行われることを意図している。但し、要
はダイオードDが順方向動作したときに環状領域23に
キャリアの注入が行われれば良いから、一個のコンタク
トホール25でソース電極18に接続されても良い。コ
ンタクトホール25の個数は任意である。
【0025】図5はコンタクトホール26を配置する例
を示す平面図である。図5(A)は環状領域23の4隅
に配置した例、図5(B)は対角線上の2隅に配置した
例、図5(C)は各辺のほぼ中央に配置した例である。
キャリアの引き抜きが平均的に行われることを意図する
ならば、コンタクトホール26は環状領域と共に線対象
のパターンとなるような位置に配置する。
を示す平面図である。図5(A)は環状領域23の4隅
に配置した例、図5(B)は対角線上の2隅に配置した
例、図5(C)は各辺のほぼ中央に配置した例である。
キャリアの引き抜きが平均的に行われることを意図する
ならば、コンタクトホール26は環状領域と共に線対象
のパターンとなるような位置に配置する。
【0026】さらに、ベース領域13の深い領域15と
ガードリング領域20、および環状領域23とを同時工
程で形成すると、これらの不純物濃度、拡散深さは同一
となるが、環状領域23の不純物濃度をベース領域13
のそれより低不純物濃度にすると、環状領域23内部に
おけるキャリアの自然消滅が更に遅くなるので、遅延作
用を一層増加できる。環状領域23の拡散深さをベース
領域13より深くしても同等である。
ガードリング領域20、および環状領域23とを同時工
程で形成すると、これらの不純物濃度、拡散深さは同一
となるが、環状領域23の不純物濃度をベース領域13
のそれより低不純物濃度にすると、環状領域23内部に
おけるキャリアの自然消滅が更に遅くなるので、遅延作
用を一層増加できる。環状領域23の拡散深さをベース
領域13より深くしても同等である。
【0027】以上に説明した本発明の縦型MOSFET
装置は、環状領域23で蓄積キャリアの消滅を部分的に
遅延させたので、逆回復特性の電流波形が筅頭値IRPを
迎えた後に傾きが2段階に変化するような特性とするこ
とができる。これは、逆回復時間trrを短く、つまり
蓄積電荷量Qrrが小さい状態を維持したままで、電流
波形が筅頭値IRPを迎えてから完全にゼロになるまでの
時間tdを長くできることを意味する。よって、ソフト
リカバリー特性に優れたダイオードDを内蔵することが
できる。また、ライフタイムキラー物質の導入によりさ
らに逆回復時間trrを短くしても、環状領域23の作
用により電圧波形のリンギング等が生じることのないダ
イオード特性にでき、誘導性負荷駆動用素子として最適
のダイオードDを内蔵できるものである。
装置は、環状領域23で蓄積キャリアの消滅を部分的に
遅延させたので、逆回復特性の電流波形が筅頭値IRPを
迎えた後に傾きが2段階に変化するような特性とするこ
とができる。これは、逆回復時間trrを短く、つまり
蓄積電荷量Qrrが小さい状態を維持したままで、電流
波形が筅頭値IRPを迎えてから完全にゼロになるまでの
時間tdを長くできることを意味する。よって、ソフト
リカバリー特性に優れたダイオードDを内蔵することが
できる。また、ライフタイムキラー物質の導入によりさ
らに逆回復時間trrを短くしても、環状領域23の作
用により電圧波形のリンギング等が生じることのないダ
イオード特性にでき、誘導性負荷駆動用素子として最適
のダイオードDを内蔵できるものである。
【0028】さらに本発明の最大のメリットは、コンタ
クトホール25間の間隔を適宜変更することにより電流
波形を任意にコントロールすることが可能であるという
点である。これはパターン変更だけで実施できるので、
その製造上のメリットは大である。図6は本発明をIG
BT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)に適用した
例を示す。図1の構成に加えて、ドレイン側にP+層と
N+層とが交互に連続するユニバーサル基板27を追加
している。通常のIGBTはP+基板を用いるが、P+
基板では環状領域23とN型半導体層12とのPN接合
が本発明のダイオードDとして機能できないので、ユニ
バーサル基板28としてある。
クトホール25間の間隔を適宜変更することにより電流
波形を任意にコントロールすることが可能であるという
点である。これはパターン変更だけで実施できるので、
その製造上のメリットは大である。図6は本発明をIG
BT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)に適用した
例を示す。図1の構成に加えて、ドレイン側にP+層と
N+層とが交互に連続するユニバーサル基板27を追加
している。通常のIGBTはP+基板を用いるが、P+
基板では環状領域23とN型半導体層12とのPN接合
が本発明のダイオードDとして機能できないので、ユニ
バーサル基板28としてある。
【0029】
【発明の効果】以上に説明した通り、本発明によれば蓄
積キャリアの消滅が部分的に遅延する領域を形成するこ
とで、逆回復特性の電流波形の傾きが2段階に変化する
ように形成できる。しかも阻止領域24を設けることに
よって、その遅延作用を一層増大できる。従ってMOS
FET内蔵のダイオードDの逆回復特性を、蓄積キャリ
アQrrを小さく維持したままで期間tdを増大できる
という、ソフトリカバリーに最適の特性にできる利点を
有する。このMOSFETを回路に使用する場合は、従
来の外付けダイオードが不要になるので、回路構成を簡
素化できる利点を有する。また、電圧波形のリンギング
を環状領域23の作用で防止できるので、ライフタイム
キラー物質の導入により、さらにダイオードDの高速化
を図れる利点を有する。
積キャリアの消滅が部分的に遅延する領域を形成するこ
とで、逆回復特性の電流波形の傾きが2段階に変化する
ように形成できる。しかも阻止領域24を設けることに
よって、その遅延作用を一層増大できる。従ってMOS
FET内蔵のダイオードDの逆回復特性を、蓄積キャリ
アQrrを小さく維持したままで期間tdを増大できる
という、ソフトリカバリーに最適の特性にできる利点を
有する。このMOSFETを回路に使用する場合は、従
来の外付けダイオードが不要になるので、回路構成を簡
素化できる利点を有する。また、電圧波形のリンギング
を環状領域23の作用で防止できるので、ライフタイム
キラー物質の導入により、さらにダイオードDの高速化
を図れる利点を有する。
【0030】さらに本発明は、コンタクトホール25間
の間隔を適宜変更することにより電流波形を任意にコン
トロールすることが可能であるという利点をも有する。
の間隔を適宜変更することにより電流波形を任意にコン
トロールすることが可能であるという利点をも有する。
【図1】本発明を説明するための断面図である。
【図2】本発明を説明するための(A)拡大平面図、
(B)断面図である。
(B)断面図である。
【図3】蓄積キャリアの濃度変化を説明するための図で
ある。
ある。
【図4】逆回復特性を説明するための図である。
【図5】本発明を説明するための断面図である。
【図6】本発明の第2の実施例を説明するための断面図
である。
である。
【図7】MOSFETの使用例を説明するための回路図
である。
である。
【図8】逆回復特性を説明するための図である。
【図9】従来例を説明するための断面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 共通ドレインとなる一導電型の半導体層
の表面に形成した逆導電型のベース領域、前記ベース領
域の表面に形成した逆導電型のソース領域、前記ベース
領域のチャンネル領域の上にゲート絶縁膜を介して形成
したゲート電極を単位セルとし、 前記単位セルを多数個規則的に配列し、全体を前記ベー
ス領域と前記ソース領域との両方にコンタクトするソー
ス電極で接続した絶縁ゲート型半導体装置において、 前記セル部分を囲むように外周に逆導電型の環状領域を
形成し、 前記環状領域の表面に逆導電型の阻止領域を形成し、 前記ソース電極が前記阻止領域を設けない部分で前記環
状領域と部分的にコンタクトしていることを特徴とする
絶縁ゲート型半導体装置。 - 【請求項2】 前記環状領域に対する前記ソース電極の
コンタクト部分が1カ所であることを特徴とする請求項
1記載の絶縁ゲート型半導体装置。 - 【請求項3】 前記環状領域に対する前記ソース電極の
コンタクト部分が間隔を隔てて複数箇所であることを特
徴とする請求項1記載の絶縁ゲート型半導体装置。 - 【請求項4】 前記環状領域を前記ベース領域と同時的
に形成したことを特徴とする請求項1記載の絶縁ゲート
型半導体装置。 - 【請求項5】 前記阻止領域を前記ソース領域と同時的
に形成したことを特徴とする請求項1記載の絶縁ゲート
型半導体装置。 - 【請求項6】 前記一導電型の半導体層と前記ベース領
域とが形成するPN接合に、ライフタイムキラー物質を
導入したことを特徴とする請求項1記載の絶縁ゲート型
半導体装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7071977A JPH08274310A (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | 絶縁ゲート型半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7071977A JPH08274310A (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | 絶縁ゲート型半導体装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08274310A true JPH08274310A (ja) | 1996-10-18 |
Family
ID=13476040
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7071977A Pending JPH08274310A (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | 絶縁ゲート型半導体装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08274310A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8841719B2 (en) | 2011-01-12 | 2014-09-23 | Denso Corporation | Semiconductor device and method for manufacturing the same |
| JP2014220519A (ja) * | 2010-07-01 | 2014-11-20 | 株式会社デンソー | 半導体装置 |
| US9224730B2 (en) | 2010-07-01 | 2015-12-29 | Denso Corporation | Semiconductor device |
-
1995
- 1995-03-29 JP JP7071977A patent/JPH08274310A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014220519A (ja) * | 2010-07-01 | 2014-11-20 | 株式会社デンソー | 半導体装置 |
| US9224730B2 (en) | 2010-07-01 | 2015-12-29 | Denso Corporation | Semiconductor device |
| US8841719B2 (en) | 2011-01-12 | 2014-09-23 | Denso Corporation | Semiconductor device and method for manufacturing the same |
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