JPH08277505A - ケーブル防食方法 - Google Patents
ケーブル防食方法Info
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- JPH08277505A JPH08277505A JP7082990A JP8299095A JPH08277505A JP H08277505 A JPH08277505 A JP H08277505A JP 7082990 A JP7082990 A JP 7082990A JP 8299095 A JP8299095 A JP 8299095A JP H08277505 A JPH08277505 A JP H08277505A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ワイヤラッピングやプラスチックラッピング
の防食被覆を介して透過した水分のケーブル内部への侵
入を防止することによりケーブルを的確に防食するケー
ブルの防食方法を提供する。 【構成】 亜鉛めっきした高強度鋼線1を多数本束ねた
ケーブルの最表面に吸水性高分子材料2を被覆し、次い
でその外側をポリエチレンや合成ゴム製の材料あるいは
長繊維強化プラスチック材料からなる防食被覆3を施す
ことを特徴とするケーブルの防食方法である。この被覆
層3は、長期間の使用において僅かではあるが被覆層を
介して水分が透過するが、この水分を吸水性高分子材料
2がとりこみケーブル内部への水の侵入を防止すること
ができる。
の防食被覆を介して透過した水分のケーブル内部への侵
入を防止することによりケーブルを的確に防食するケー
ブルの防食方法を提供する。 【構成】 亜鉛めっきした高強度鋼線1を多数本束ねた
ケーブルの最表面に吸水性高分子材料2を被覆し、次い
でその外側をポリエチレンや合成ゴム製の材料あるいは
長繊維強化プラスチック材料からなる防食被覆3を施す
ことを特徴とするケーブルの防食方法である。この被覆
層3は、長期間の使用において僅かではあるが被覆層を
介して水分が透過するが、この水分を吸水性高分子材料
2がとりこみケーブル内部への水の侵入を防止すること
ができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、長大吊り橋の主ケーブ
ルの防食方法に関するものである。
ルの防食方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】吊り橋の主ケーブルは、断面円形の高強
度亜鉛めっき鋼線を所要本数密に束ねてストランドと
し、さらにストランドを所要本束ねることによって製作
されるものである。このようなケーブルを防食するため
に、ケーブルの最表面に防食被覆を行っている。
度亜鉛めっき鋼線を所要本数密に束ねてストランドと
し、さらにストランドを所要本束ねることによって製作
されるものである。このようなケーブルを防食するため
に、ケーブルの最表面に防食被覆を行っている。
【0003】その防食被覆方法としては、ケーブル表面
全体にペースト状の防錆塗料を塗り込んだ後、亜鉛めっ
きした軟鋼線を緻密に巻き付け、この上に防食塗装や防
食被覆する方法や、特公昭45−24304号公報に開
示されているように、長繊維強化プラスチック(FR
P)よりなる保護カバーでケーブル全体を被覆して防食
する方法等がある。
全体にペースト状の防錆塗料を塗り込んだ後、亜鉛めっ
きした軟鋼線を緻密に巻き付け、この上に防食塗装や防
食被覆する方法や、特公昭45−24304号公報に開
示されているように、長繊維強化プラスチック(FR
P)よりなる保護カバーでケーブル全体を被覆して防食
する方法等がある。
【0004】このような方法により、ケーブル内部を外
界の腐食環境から遮断し、ケーブル内部への水の侵入を
防止することによりケーブル素線の防食が可能である。
界の腐食環境から遮断し、ケーブル内部への水の侵入を
防止することによりケーブル素線の防食が可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来か
ら適用されている前記の防食被覆でも、長期間が経過す
ると、わずかではあるが水分が透過してしまう。従っ
て、この水分の侵入を完全に防止することができれば、
これまで以上の長期にわたり的確にケーブルを防食する
ことが可能となる。
ら適用されている前記の防食被覆でも、長期間が経過す
ると、わずかではあるが水分が透過してしまう。従っ
て、この水分の侵入を完全に防止することができれば、
これまで以上の長期にわたり的確にケーブルを防食する
ことが可能となる。
【0006】本発明は、ケーブルの防食被覆を介して透
過した水分のケーブル内部への侵入を防止することが可
能なケーブル防食方法を提供することを目的とするもの
である。
過した水分のケーブル内部への侵入を防止することが可
能なケーブル防食方法を提供することを目的とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するためになされたものであり、その要旨とすると
ころは、亜鉛めっきした高強度鋼線1を複数束ねたケー
ブルの最表面に吸水性高分子材料2を被覆し、次いでそ
の外側に防食被覆3を施すことを特徴とするケーブルの
防食方法にある。
解決するためになされたものであり、その要旨とすると
ころは、亜鉛めっきした高強度鋼線1を複数束ねたケー
ブルの最表面に吸水性高分子材料2を被覆し、次いでそ
の外側に防食被覆3を施すことを特徴とするケーブルの
防食方法にある。
【0008】
【作用】以下に本発明を詳細に説明する。図1は本発明
のケーブル防食方法を示したケーブルの断面構成図であ
る。吊り橋のケーブルは、通常断面が円形で、亜鉛めっ
きした高強度鋼線1を複数束ねてストランドを形成し、
このストランドをさらに束ねて製作される。
のケーブル防食方法を示したケーブルの断面構成図であ
る。吊り橋のケーブルは、通常断面が円形で、亜鉛めっ
きした高強度鋼線1を複数束ねてストランドを形成し、
このストランドをさらに束ねて製作される。
【0009】本発明では、次に、このケーブルの最表面
を吸水性高分子材料2で被覆する。この吸水性高分子材
料2は、後述する被覆層3等を透過したわずかな水分が
ケーブル内部へ侵入するのを防止する。吸水性高分子材
料2としては、澱粉にアクリル酸塩をグラフトした澱粉
系の材料、カルボキシセルローズにアクリル酸塩をグラ
フト重合したセルローズ系の材料、アクリル酸・ビニル
アルコール共重合体、アクリル酸重合体、アクリル酸・
アクリルアミド共重合体、ポリエチレンオキサイド変成
物などの合成ポリマー系の材料を使用するとよい。
を吸水性高分子材料2で被覆する。この吸水性高分子材
料2は、後述する被覆層3等を透過したわずかな水分が
ケーブル内部へ侵入するのを防止する。吸水性高分子材
料2としては、澱粉にアクリル酸塩をグラフトした澱粉
系の材料、カルボキシセルローズにアクリル酸塩をグラ
フト重合したセルローズ系の材料、アクリル酸・ビニル
アルコール共重合体、アクリル酸重合体、アクリル酸・
アクリルアミド共重合体、ポリエチレンオキサイド変成
物などの合成ポリマー系の材料を使用するとよい。
【0010】この吸水性高分子材料2を被覆する厚み
は、ケーブルの架設架橋によって適宜決定すればよい
が、通常は2〜30mm程度の厚みで被覆するのが好ま
しい。次に、吸水性高分子材料2を被覆した後、その外
側に防食被覆3を施す。防食被覆3としては、ポリエチ
レンや合成ゴム製の材料、あるいは長繊維強化プラスチ
ック材料を適用するとよい。ポリエチレンや合成ゴム製
の材料の厚みは、防食および防水(水分の透過抑制)の
ために1mm以上とすることが好ましい。また、ポリエ
チレンや合成ゴム製の材料の表面に、ウレタン系やフッ
素系等の耐候性に優れた樹脂塗料を塗装して使用するこ
ともできる。
は、ケーブルの架設架橋によって適宜決定すればよい
が、通常は2〜30mm程度の厚みで被覆するのが好ま
しい。次に、吸水性高分子材料2を被覆した後、その外
側に防食被覆3を施す。防食被覆3としては、ポリエチ
レンや合成ゴム製の材料、あるいは長繊維強化プラスチ
ック材料を適用するとよい。ポリエチレンや合成ゴム製
の材料の厚みは、防食および防水(水分の透過抑制)の
ために1mm以上とすることが好ましい。また、ポリエ
チレンや合成ゴム製の材料の表面に、ウレタン系やフッ
素系等の耐候性に優れた樹脂塗料を塗装して使用するこ
ともできる。
【0011】次に、長繊維強化プラスチック材料として
は、ガラスクロスとガラスマットにアクリル樹脂を含浸
させたものが使用でき、防食と防水のために、その厚み
はポリエチレン材料と同等に1mm以上とするのがよ
い。
は、ガラスクロスとガラスマットにアクリル樹脂を含浸
させたものが使用でき、防食と防水のために、その厚み
はポリエチレン材料と同等に1mm以上とするのがよ
い。
【0012】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに説明す
る。 (実施例1)幅70×長さ200×高さ50mmの塩化
ビニル製の容器に、直径5mmの溶融亜鉛めっき鋼線
(亜鉛目付量は350g/m2 )を13列9段に詰め、
その最上段の表層に吸水性高分子材料として、セルロー
ズ系の吸水体を3mm厚みで被覆し、次いでその外側を
1mm厚みのポリエチレン製の材料により被覆した小型
ケーブルを作製した。被覆したポリエチレン材料の端面
はコーキング材によりシールし、端部からの水の侵入を
防止した。このケーブルの上から3段目に湿度センサー
を設置し、試験体を40℃で95%RH以上の湿潤環境
に置いて湿度変化を測定したところ、30日間湿度セン
サーは初期値のRH70%から変化しなかった。比較の
ため、吸水性高分子材料を被覆しない試験体についても
同様の試験を実施したところ、30日間で湿度が80%
に増加した。
る。 (実施例1)幅70×長さ200×高さ50mmの塩化
ビニル製の容器に、直径5mmの溶融亜鉛めっき鋼線
(亜鉛目付量は350g/m2 )を13列9段に詰め、
その最上段の表層に吸水性高分子材料として、セルロー
ズ系の吸水体を3mm厚みで被覆し、次いでその外側を
1mm厚みのポリエチレン製の材料により被覆した小型
ケーブルを作製した。被覆したポリエチレン材料の端面
はコーキング材によりシールし、端部からの水の侵入を
防止した。このケーブルの上から3段目に湿度センサー
を設置し、試験体を40℃で95%RH以上の湿潤環境
に置いて湿度変化を測定したところ、30日間湿度セン
サーは初期値のRH70%から変化しなかった。比較の
ため、吸水性高分子材料を被覆しない試験体についても
同様の試験を実施したところ、30日間で湿度が80%
に増加した。
【0013】(実施例2)実施例1において、防食被覆
にガラスクロスとガラスマットにアクリル樹脂を含浸さ
せた長繊維強化プラスチック材料を2mm厚みで施し、
実施例1と同様な評価試験を行った。その結果30日間
の湿度は初期値の70%のままで変化せず、防水効果が
十分に得られた。
にガラスクロスとガラスマットにアクリル樹脂を含浸さ
せた長繊維強化プラスチック材料を2mm厚みで施し、
実施例1と同様な評価試験を行った。その結果30日間
の湿度は初期値の70%のままで変化せず、防水効果が
十分に得られた。
【0014】
【発明の効果】以上説明したような本発明の方法によっ
てケーブルを防食すれば、被覆層3を介して透過した水
分のケーブル内部への侵入を防止することが可能とな
る。そして、ケーブルを長期にわたって防食できるの
で、ケーブルの補修点検の周期を長くでき、補修頻度が
低減できることから、ケーブルの維持管理費用が削減で
きるという効果が得られる。
てケーブルを防食すれば、被覆層3を介して透過した水
分のケーブル内部への侵入を防止することが可能とな
る。そして、ケーブルを長期にわたって防食できるの
で、ケーブルの補修点検の周期を長くでき、補修頻度が
低減できることから、ケーブルの維持管理費用が削減で
きるという効果が得られる。
【図1】本発明のケーブル防食方法を示したケーブルの
断面構成図である。
断面構成図である。
1 亜鉛めっきした高強度鋼線 2 吸水性高分子材料 3 防食被覆
Claims (3)
- 【請求項1】 亜鉛めっきした高強度鋼線1を複数束ね
たケーブルの最表面に吸水性高分子材料2を被覆し、次
いでその外側に防食被覆3を施すことを特徴とするケー
ブルの防食方法。 - 【請求項2】 防食被覆3がポリエチレンまたは合成ゴ
ムからなることを特徴とする請求項1記載のケーブル防
食方法。 - 【請求項3】 防食被覆3が長繊維強化プラスチック材
料からなることを特徴とする請求項1記載のケーブル防
食方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7082990A JPH08277505A (ja) | 1995-04-07 | 1995-04-07 | ケーブル防食方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7082990A JPH08277505A (ja) | 1995-04-07 | 1995-04-07 | ケーブル防食方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08277505A true JPH08277505A (ja) | 1996-10-22 |
Family
ID=13789668
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7082990A Withdrawn JPH08277505A (ja) | 1995-04-07 | 1995-04-07 | ケーブル防食方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08277505A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105862592A (zh) * | 2016-04-13 | 2016-08-17 | 江苏法尔胜缆索有限公司 | 一种热挤聚乙烯锌铝合金镀层钢丝拉索的制作方法 |
| CN106192498A (zh) * | 2016-09-13 | 2016-12-07 | 宣城市华菱精工科技股份有限公司 | 耐腐蚀电梯补偿缆及其制作工艺 |
| CN107144387A (zh) * | 2017-04-12 | 2017-09-08 | 浙锚科技股份有限公司 | 一种平行钢丝桥梁智能悬索 |
| CN111305068A (zh) * | 2020-02-19 | 2020-06-19 | 湖北工业大学 | 一种用于斜拉索的防风雨激振装置及施工方法 |
-
1995
- 1995-04-07 JP JP7082990A patent/JPH08277505A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105862592A (zh) * | 2016-04-13 | 2016-08-17 | 江苏法尔胜缆索有限公司 | 一种热挤聚乙烯锌铝合金镀层钢丝拉索的制作方法 |
| CN106192498A (zh) * | 2016-09-13 | 2016-12-07 | 宣城市华菱精工科技股份有限公司 | 耐腐蚀电梯补偿缆及其制作工艺 |
| CN107144387A (zh) * | 2017-04-12 | 2017-09-08 | 浙锚科技股份有限公司 | 一种平行钢丝桥梁智能悬索 |
| CN107144387B (zh) * | 2017-04-12 | 2019-08-06 | 浙锚科技股份有限公司 | 一种平行钢丝桥梁智能悬索 |
| CN111305068A (zh) * | 2020-02-19 | 2020-06-19 | 湖北工业大学 | 一种用于斜拉索的防风雨激振装置及施工方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020702 |