JPH0827781A - 鋼管杭の継手構造及びその鋼管杭の継手構造を用いた鋼管杭の施工方法 - Google Patents

鋼管杭の継手構造及びその鋼管杭の継手構造を用いた鋼管杭の施工方法

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JPH0827781A
JPH0827781A JP16251094A JP16251094A JPH0827781A JP H0827781 A JPH0827781 A JP H0827781A JP 16251094 A JP16251094 A JP 16251094A JP 16251094 A JP16251094 A JP 16251094A JP H0827781 A JPH0827781 A JP H0827781A
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steel pipe
pipe pile
unit steel
joint structure
unit
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JP16251094A
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Inventor
Shigeru Yoshida
繁 吉田
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 継手の品質の向上及び工期の短縮を可能とす
る鋼管杭の継手構造及びその鋼管杭の継手構造を用いた
鋼管杭の施工方法を提供する。 【構成】 第一単管10の上端部側壁には、上方に開口
したL字形の係合スリット11が形成され、第二単管3
0の下端部には、第一単管の上端部内周面に嵌合する嵌
合筒が設けられ、嵌合筒の外周面には、係合スリットに
挿入され係合する係合突起32が設けられていることを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基礎工事において地盤
中に打設される鋼管杭に係わり、特に、複数の単位鋼管
杭を継ぎ足してなる鋼管杭の継手構造及びその鋼管杭の
継手構造を用いた鋼管杭の施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】軟弱地盤上に構造物の基礎を設ける場合
など、杭長の長い鋼管杭を地盤中に打設する必要のある
場合には、その鋼管杭の打設は、複数の単位鋼管杭を継
ぎ足しながら、打込むようにして行なわれる。その際、
単位鋼管杭の継ぎ足しは、一般的には溶接継手により為
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、溶接継手で
は、施工現場の気温、湿度等の外的要因により品質が左
右され易いため、その品質管理を溶接工の技量や経験に
頼らざるを得ない。よって、接合の品質にバラツキが生
じ易いという問題がある。また、溶接継手は、火気作業
となるため、安全確保に十分な配慮をしなければならな
いことなどから、ボルトによる接合等に比して作業時間
を要する。よって、工期の短縮を図る上で大きな阻害要
因となっている。また、可燃物に隣接する所では、現場
溶接などの火気作業が出来ない場合もある。
【0004】また、溶接継手以外の鋼管杭の継手構造と
しては、単位鋼管杭の端部外周面に環状のフランジプレ
ートを装着しておき、接合すべきそれぞれの単位鋼管杭
のフランジプレートどうしを当接して、そのフランジプ
レートを高力ボルトにより接合する継手や、単位鋼管杭
の端部外周面に建方用補助材を鋼管杭の延在方向に沿っ
て装着しておき、接合すべきそれぞれの単位鋼管杭の建
方用補助材どうしを接続板を介してボルト接合する継手
等が考えられる。しかし、このいずれの継手を用いた場
合にも、鋼管杭の打設の際に、鋼管杭の外周面に装着さ
れたフランジプレート又は建方用補助材が打設の障害に
なってしまうという問題を有している。
【0005】本発明は、上記事情に鑑み、継手の品質の
向上及び工期の短縮を可能とする鋼管杭の継手構造及び
その鋼管杭の継手構造を用いた鋼管杭の施工方法を提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の鋼管杭の
継手構造は、複数の単位鋼管杭を継ぎ足しつつ地盤中に
打設される鋼管杭の継手構造であって、一方の単位鋼管
杭の端部には、該単位鋼管杭の端縁から該単位鋼管杭の
延在方向に形成された挿入溝と、該挿入溝の底部の一方
の側壁から該単位鋼管杭の周方向に形成された係止溝と
からなる係合スリットが形成され、他方の単位鋼管杭の
端部には、前記一方の単位鋼管杭の端部に嵌合する嵌合
部が設けられ、前記嵌合部の、前記一方の単位鋼管杭の
係合スリットに対応する位置には、それぞれ係合突起
が、前記嵌合部の前記一方の単位鋼管杭の端部への嵌合
と共に前記係合スリットの挿入溝の端部から該挿入溝の
底部まで挿入され、前記一方の単位鋼管杭又は前記他方
の単位鋼管杭を前記周方向に回転することにより前記係
止溝に係止されるように設けられていることを特徴とす
る。
【0007】請求項2記載の鋼管杭の継手構造は、複数
の単位鋼管杭を継ぎ足しつつ地盤中に打設される鋼管杭
の継手構造であって、一方の単位鋼管杭の端部には、該
単位鋼管杭の端縁から該単位鋼管杭の延在方向に形成さ
れた挿入スリットが設けられ、他方の単位鋼管杭の端部
には、前記一方の単位鋼管杭の端部に嵌合する嵌合部が
設けられ、前記嵌合部の、前記一方の単位鋼管杭の挿入
スリットに対応する位置には、それぞれ雄ねじが、前記
挿入スリットを貫通して前記一方の単位鋼管杭の外面側
に突出するように設けられ、前記雄ねじの前記一方の単
位鋼管杭の外面側に突出した部分には、接合板が、該雄
ねじに貫通されるようにして設けられ、前記雄ねじの端
部には、雌ねじが前記接合板を前記単位鋼管杭の外面に
押圧するように螺着されていることを特徴とする。
【0008】請求項3記載の鋼管杭の施工方法は、請求
項1記載の鋼管杭の継手構造及び請求項2記載の鋼管杭
の継手構造を用いて、単位鋼管杭を継ぎ足しつつ地盤中
に打設される鋼管杭の施工方法であって、下方の単位鋼
管杭の継ぎ足しに請求項1記載の鋼管杭の継手構造を用
い、上方の単位鋼管杭の継ぎ足しに請求項2記載の鋼管
杭の継手構造を用いることを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1記載の鋼管杭の継手構造によれば、一
方の単位鋼管杭又は他方の単位鋼管杭を、地盤中に打設
した後、他方の単位鋼管杭の係合突起が一方の単位鋼管
杭の係合スリットの挿入溝の端部から該挿入溝の底部ま
で挿入されるように、他方の単位鋼管杭の嵌合部と一方
の単位鋼管杭の端部とを嵌合し、他方の単位鋼管杭又は
一方の単位鋼管杭を周方向に回転することにより他方の
単位鋼管杭の係合突起を一方の単位鋼管杭の係止溝に係
止させる。すると、一方の単位鋼管杭と他方の単位鋼管
杭との、単位鋼管杭の延在方向への離間を阻止すること
が出来るので、一方の単位鋼管杭と他方の単位鋼管杭と
を接合することが出来る。よって、従来の溶接継手に比
して、単位鋼管杭の接合を容易且つ迅速に行なうことが
出来る。
【0010】請求項2記載の鋼管杭の継手構造によれ
ば、一方の単位鋼管杭又は他方の単位鋼管杭を、地盤中
に打設した後、他方の単位鋼管杭の雄ねじが一方の単位
鋼管杭の挿入スリットに挿入されるようにして、他方の
単位鋼管杭の嵌合部と他方の単位鋼管杭の端部とを嵌合
し、雄ねじの一方の単位鋼管杭の外面側に突出した部分
に、接合板を、雄ねじに貫通されるようにして設け、雄
ねじの端部に、雌ねじを、接合板を単位鋼管杭の外面に
押圧するように螺着する。すると、他方の単位鋼管杭の
嵌合部と接合板とにより、一方の単位鋼管杭が挟持され
るので、一方の単位鋼管杭と他方の単位鋼管杭との離間
及び周方向への相対回転は阻止される。これにより、一
方の単位鋼管杭と他方の単位鋼管杭とを接合することが
出来る。よって、従来の溶接継手に比して、単位鋼管杭
の接合を容易且つ迅速に行なうことが出来る。また、本
発明では、周方向への相対回転が阻止されるので、請求
項1記載の鋼管杭の継手構造に増して高い接合力を発揮
することが出来る。
【0011】請求項3記載の鋼管杭の施工方法によれ
ば、比較的弱い接合でよい下方の単位鋼管杭の継ぎ足し
に請求項1記載の鋼管杭の継手構造を用いることによ
り、下方の単位鋼管杭の接合を容易且つ迅速に行ない、
下方の継ぎ足しに比して強い接合を要する上方の単位鋼
管杭の継ぎ足しに、請求項1記載の鋼管杭の継手構造に
比して接合にはやや手間取るが接合力の強い請求項2記
載の鋼管杭の継手構造を用いることにより、鋼管杭を効
率よく施工することが出来る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。図10は、本発明の鋼管杭の継手構造を用いて継
ぎ足された第一、第二、第三単管10、30、50から
なる鋼管杭100を地盤1中に打設された状態を示して
おり、地盤1は、堅固な支持地盤2と支持地盤2上に層
をなす軟弱地盤3とによりなっている。鋼管杭100の
第一単管10は、その下部を支持地盤2中に打設されて
おり、第一単管10の上端には、第二単管30が継ぎ足
されている。第一単管10の上端部と第二単管20の下
端部により第一継手部20が構成されており、第二単管
30は軟弱地盤3中に位置している。第二単管30の上
端には、第三単管50が継ぎ足されており、第二単管3
0の上端部と第三単管50の下端部により第二継手部4
0が構成されている。第三単位鋼管50の上端部は、軟
弱地盤3から上方に突出している。
【0013】第一継手部20においては、図1に示すよ
うに、第一単管10の上端部に、複数の係合スリット1
1が第一単管10の上端部の周方向(図1矢印A、B方
向)に所定のピッチで周設されており、各係合スリット
11は、図2に示すように、第一単管10の上端縁から
第一単管10の延在方向に穿設形成された挿入溝12
と、挿入溝12の底部12aの図2左方の側壁12bか
ら第一単管10の周方向(図2矢印A、B方向)に形成
された係止溝13とにより構成されている。
【0014】第二単管30の下端部内周面には、図3に
示す嵌合筒31が図5に示すように工場等で予め嵌着さ
れ溶接されており、嵌合筒31は、その下部を下方に突
出している。嵌合筒31の下部外周面には、第一単管1
0の係合スリット11に対応する位置に、それぞれ係合
突起32が周設されている。また、図1においては、嵌
合筒31は、嵌合筒31の第一単管10の上端部内周面
に嵌合しており、係合突起32は、図2に示すように係
合スリット11の係止溝13に係止されている。
【0015】また、図10に示す第二継手部40におい
ては、図6に示す第二単管30の上端部に、挿入スリッ
ト33が、複数個、周方向(図9矢印A、B方向)に所
定のピッチで周設されており、各挿入スリット33は、
図7に示すように第二単管30の上端縁から第二単管3
0の延在方向に形成されている。
【0016】第三単管50の下端部内周面には、図8、
図9に示すように、複数枚の嵌合板51が第三単管50
の周方向(図9矢印A、B方向)に第二単管30の各挿
入スリット33に対応するように所定のピッチで周設さ
れており、各嵌合板51は、その下部を下方に突出して
いる。嵌合板51の下部には、高力ボルト52が、嵌合
板51の内面から外面に貫通するように設けられてお
り、高力ボルト52は、図6、図7に示すように第二単
管30の挿入スリット33を貫通して第二単管30の外
面側に突出している。
【0017】高力ボルト52の第二単管30の外面側に
突出した部分には、接合板53が、高力ボルト52に貫
通されるようにして設けられており、高力ボルト52の
端部には、ナット54が接合板53を第二単管30の外
面に押圧するように螺着されている。
【0018】鋼管杭100等は、以上のような構成を有
するので、この鋼管杭100の地盤1中への打設は、以
下のように容易且つ迅速に行なうことが出来る。即ち、
まず、第一単管10の上端部には、図5に示すように工
場等で予め係合スリット11が形成されており、第二単
管30の下端部内周面には、図3に示す係合突起32の
設けられた嵌合筒31が図5に示すように工場等で予め
嵌着され溶接されており、第二単管30の上端部には、
挿入スリット33が予め形成されており、また、第三単
管50の下端部には、図9に示すように、予め、高力ボ
ルト52の設けられた嵌合板51が溶接されているの
で、現場での工期の短縮を図ることが出来る。
【0019】そこで、現場では、図11に示すように第
一単管10を軟弱地盤3に打込み、第一単管10の上方
に第二単管30を吊り込む。すると、第一単管10の上
端部と第二単管30の下端部は、図5に示すように配置
される。そこで、第二単管30の係合突起32が第一単
管10の係合スリット11の図2に示す挿入溝12から
挿入されるように第二単管30の周方向(矢印A、B方
向)の角度位置を調節しつつ、第二単管30を第一単管
10側に下ろす。
【0020】すると、図5に示す第二単管30の嵌合筒
31が第一単管10の上端部内周面に嵌合しつつ、第二
単管30の係合突起32が、図2に示す第一単管10の
係合スリット11の挿入溝12の底部12aまで挿入さ
れる。また、このとき、同時に、第一単管10の上端と
第二単管30の下端は当接する。この当接により、第二
単管30に上方から加わる荷重を第一単管10に伝達す
ることが出来る。
【0021】そこで、第二単管30を図中矢印A方向に
回転する。すると、第二単管30の係合突起32が、第
一単管10の係止溝13に挿入されるので、第一単管1
0と第二単管30とは、この係止溝13及び係合突起3
2により第一ないし第二単管10、30の延在方向への
離間を阻止することが出来る。これにより、第一単管1
0と第二単管30とは接合される。よって、従来の溶接
継手に比して、第一単管10、第二単管20等の単管の
接合を容易且つ迅速に行なうことが出来るので、工期の
短縮を図ることが出来る。また、従来の溶接継手のよう
に、継手の品質管理を溶接工の技量や経験に頼ることは
ないので、継手の品質の向上を図ることが出来る。
【0022】次に、図12に示す第一単管10に接合さ
れた第二単管30を第一単管10と共に軟弱地盤3中へ
打込み、第二単管30の上方に第三単管50を吊り込
む。すると、第二単管30の上端部と第三単管50の下
端部は、図9に示すように配置される。そこで、第三単
管50の高力ボルト52が第二単管30の挿入スリット
33に挿入されるように第三単管50の周方向(矢印
A、B方向)の角度位置を調節しつつ、第三単管50を
第二単管30側に下ろす。
【0023】すると、第三単管50の嵌合板51が第二
単管30の上端部内周面に嵌合しつつ、第三単管50の
高力ボルト52が、第二単管30の挿入スリット33に
挿入される。また、これと同時に、第二単管30の上端
と第三単管50の下端は当接する。この当接により、第
三単管50に上方から加わる荷重を第二単管30に伝達
することが出来る。
【0024】そこで、高力ボルト52の第二単管30の
外面側に突出した部分に、図7に示すように接合板53
を、高力ボルト52に貫通されるように設け、高力ボル
ト52の端部に、ボルト54を接合板53を第二単管3
0の外面に押圧するように螺着する。すると、図9に示
す第三単管50の嵌合板51と図7に示す接合板53と
により、第二単管30が挟持されるので、第二単管30
と第三単管50とは、その離間及び周方向への相対回転
を阻止される。これにより、第二単管30と第三単管5
0とを接合することが出来る。よって、従来の溶接継手
に比して、第二単管30、第三単管50等の単管の接合
を容易且つ迅速に行なうことが出来る。よって、工期の
短縮を図ることが出来る。また、この継手では、周方向
への相対回転も阻止されるので、第一単管10と第二単
管30との継手に増して高い接合力を発揮することが出
来る。また、従来の溶接継手のように、継手の品質管理
を溶接工の技量や経験に頼ることはないので、継手の品
質の向上を図ることが出来る。
【0025】そして、図13に示す第三単管50を第
一、第二単管10、30と共に軟弱地盤3中へ打込む。
すると、図10に示すように、第一単管10の下端部を
支持地盤2中に打込むことが出来、これにより、第一、
第二、第三単管10、30、50からなる鋼管杭100
の地盤1中への施工が完了する。
【0026】また、図10の鋼管杭100に沿って示さ
れた線図は、施工後の鋼管杭100に作用する曲げモー
メント分布を示しており、この曲げモーメント分布によ
れば、第一継手部20には、ほとんど曲げモーメントが
作用しない。従って、第一継手部20は、比較的弱い接
合でよい。そこで、第一継手部20では、接合を容易且
つ迅速に行なうことが出来る回転ロック方式を用いる。
また、第二継手部40は、曲げモーメントの値が大きく
なる位置に設計されており、従って、この第二継手部4
0は、第一継手部40に比して強い接合が必要である。
そこで、第二継手部40では、回転ロック方式に比して
接合にはやや手間がかかるが、強い接合を行なうことが
出来る高力ボルトを用いた継手構造を用いる。これによ
り、鋼管杭100を効率よく施工することが出来る。
【0027】従って、上記実施例によれば、第一、第
二、第三単管10、30、50の継手の品質の向上を図
ることが出来、且つ、鋼管杭100の施工を容易且つ迅
速に行なうことが出来る。
【0028】尚、上記実施例においては、第二単管30
に係合突起32の設けられた嵌合筒31を図5に示すよ
うに工場等で予め嵌着溶接するように設けたが、図4に
示すように、嵌合筒31をそれぞれ係合突起32の設け
られた複数の嵌合板34に分割して予め形成しておき、
その嵌合板34を筒状に形成しつつ、第二単管30に溶
接するようにしてもよい。
【0029】また、上記実施例においては、第一単管1
0の上端部に係合スリット11を設け、第二単管30の
下端部に嵌合筒31及び係合突起32を設けたが、第一
単管10の上端部に嵌合筒31及び係合突起32を設
け、第二単管30の下端部に係合スリット11を設ける
ようにしてもよいことは勿論である。
【0030】また、上記実施例においては、第二単管3
0の上端部に挿入スリット33を設け、第三単管50の
下端部に嵌合板51及び高力ボルト52を設けたが、第
二単管30の上端部に嵌合板51及び高力ボルト52を
設け、第三単管50の下端部に挿入スリット33を設け
るようにしてもよいことは勿論である。
【0031】また、上記実施例の第三単管50に設けら
れた複数の嵌合板51を、一まとめにして筒状体として
もよいことは勿論である。
【0032】また、上記実施例においては、三本の単管
10、30、50を継ぎ足した鋼管杭100の打設につ
いて記したが、必ずしも三本である必要はなく、四本以
上であってもよいことは勿論である。
【0033】
【発明の効果】請求項1記載の鋼管杭の継手構造によれ
ば、従来の溶接継手に比して、一方の単位鋼管杭と他方
の単位鋼管杭とを容易且つ迅速に接合することが出来る
ので、工期の短縮を図ることが出来、また、従来の溶接
継手のように、継手の品質管理を溶接工の技量や経験に
頼ることはないので、継手の品質の向上を図ることが出
来る。
【0034】請求項2記載の鋼管杭の継手構造によれ
ば、従来の溶接継手に比して、一方の単位鋼管杭と他方
の単位鋼管杭とを容易且つ迅速に接合することが出来る
ので、工期の短縮を図ることが出来る。また、従来の溶
接継手のように、継手の品質管理を溶接工の技量や経験
に頼ることはないので、継手の品質の向上を図ることが
出来る。また、請求項1記載の鋼管杭の継手構造に増し
て高い接合力を発揮することが出来る。
【0035】請求項3記載の鋼管杭の継手構造によれ
ば、鋼管杭を効率よく施工することが出来るので、工期
の短縮を図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 鋼管杭の第一継手部を示す図である。
【図2】 図1の係合スリットと係合突起の係合状態を
示す図である。
【図3】 図1の第二単管とその嵌合筒の接合状態を示
す図である。
【図4】 図3の嵌合筒を分割した嵌合板を示す図であ
る。
【図5】 第一単管上に第二単管を吊り込んだ状態を示
す図である。
【図6】 鋼管杭の第二継手部を示す図である。
【図7】 図6の挿入スリットと高力ボルトとの係合及
び高力ボルトに設けられた接合板及びナットを示す図で
ある。
【図8】 図6の第三単管とその嵌合板との接合状態を
示す図である。
【図9】 第二単管上に第三単管を吊り込んだ状態を示
す図である。
【図10】 本発明の鋼管杭の継手構造を用いて継ぎ足
された第一、第二、第三単管からなる鋼管杭を地盤中に
打設した状態を示す図である。
【図11】 第一単管を地盤に打込んだ状態を示す図で
ある。
【図12】 図11の第一単管に第二単管を接合した状
態を示す図である。
【図13】 図12の第一、第二単管を更に地盤中に打
込んだ後、第二単管に第三単管を接合した状態を示す図
である。
【符号の説明】
1…地盤 10…第一単管(単位鋼管杭) 11…係合スリット 12…挿入溝 12a…底部 12b…側壁 13…係止溝 30…第二単管(単位鋼管杭) 31…嵌合筒(嵌合部) 32…係合突起 33…挿入スリット 50…第三単管(単位鋼管杭) 51…嵌合板(嵌合部) 52…高力ボルト(雄ねじ) 53…接合板 54…ナット(雌ねじ) 100…鋼管杭

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の単位鋼管杭を継ぎ足しつつ地盤中
    に打設される鋼管杭の継手構造であって、 一方の単位鋼管杭の端部には、該単位鋼管杭の端縁から
    該単位鋼管杭の延在方向に形成された挿入溝と、該挿入
    溝の底部の一方の側壁から該単位鋼管杭の周方向に形成
    された係止溝とからなる係合スリットが形成され、 他方の単位鋼管杭の端部には、前記一方の単位鋼管杭の
    端部に嵌合する嵌合部が設けられ、 前記嵌合部の、前記一方の単位鋼管杭の係合スリットに
    対応する位置には、それぞれ係合突起が、前記嵌合部の
    前記一方の単位鋼管杭の端部への嵌合と共に前記係合ス
    リットの挿入溝の端部から該挿入溝の底部まで挿入さ
    れ、前記一方の単位鋼管杭又は前記他方の単位鋼管杭を
    前記周方向に回転することにより前記係止溝に係止され
    るように設けられていることを特徴とする鋼管杭の継手
    構造。
  2. 【請求項2】 複数の単位鋼管杭を継ぎ足しつつ地盤中
    に打設される鋼管杭の継手構造であって、 一方の単位鋼管杭の端部には、該単位鋼管杭の端縁から
    該単位鋼管杭の延在方向に形成された挿入スリットが設
    けられ、 他方の単位鋼管杭の端部には、前記一方の単位鋼管杭の
    端部に嵌合する嵌合部が設けられ、 前記嵌合部の、前記一方の単位鋼管杭の挿入スリットに
    対応する位置には、それぞれ雄ねじが、前記挿入スリッ
    トを貫通して前記一方の単位鋼管杭の外面側に突出する
    ように設けられ、 前記雄ねじの前記一方の単位鋼管杭の外面側に突出した
    部分には、接合板が、該雄ねじに貫通されるようにして
    設けられ、 前記雄ねじの端部には、雌ねじが前記接合板を前記単位
    鋼管杭の外面に押圧するように螺着されていることを特
    徴とする鋼管杭の継手構造。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の鋼管杭の継手構造及び請
    求項2記載の鋼管杭の継手構造を用いて、単位鋼管杭を
    継ぎ足しつつ地盤中に打設される鋼管杭の施工方法であ
    って、 下方の単位鋼管杭の継ぎ足しに請求項1記載の鋼管杭の
    継手構造を用い、 上方の単位鋼管杭の継ぎ足しに請求項2記載の鋼管杭の
    継手構造を用いることを特徴とする鋼管杭の施工方法。
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