JPH08281150A - 生体組織接着剤スプレー用ノズル - Google Patents

生体組織接着剤スプレー用ノズル

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JPH08281150A
JPH08281150A JP7092284A JP9228495A JPH08281150A JP H08281150 A JPH08281150 A JP H08281150A JP 7092284 A JP7092284 A JP 7092284A JP 9228495 A JP9228495 A JP 9228495A JP H08281150 A JPH08281150 A JP H08281150A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 適用部位の形状に合わせて変形してもキンク
の生じない生体組織接着剤スプレー用ノズルを提供す
る。また、変形してもキンクの生じない生体組織接着剤
スプレー用ノズルを採用したスプレーヘッドを提供す
る。 【構成】 プラスチック製チューブ11と、このチュー
ブ11の内腔111に挿着され支持される金属製ノズル
12からなる折り曲げ変形自在な可撓性ノズルである。
プラスチック製チューブ11および金属製ノズル12は
折り曲げ変形自在であり、チューブ11の内壁には長手
方向に複数の突条112が設けられ、この突条112で
金属製ノズル12を支持している。プラスチック製チュ
ーブ11の先端は、金属製ノズル12の先端より若干突
出させ、その突出させた先端部分113の内径を拡径す
るのがよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は生体組織接着剤スプレー
用ノズルに関する。より詳しくは、本発明は、動物性蛋
白質を主成分とする生体組織接着用の接着剤を人間また
は動物に対して適用するノズルに関する。本発明のノズ
ルは、特に皮膚の裂傷や火傷の治療、止血または皮膚移
植等に好適に採用される。
【0002】
【従来の技術】動物性蛋白質を主成分とする生体組織接
着剤は、蛋白質の溶液とこの蛋白質の凝塊形成を促進す
る凝固因子の溶液とを混ぜ合わせることにより形成され
る。そして、この種の生体組織接着剤としては、たとえ
ば第XIII 因子およびフィブリノーゲンを含有する溶液
とトロンビン含有溶液とを2成分とするものなどが知ら
れており、生体組織接着剤として広く使用されている。
これらの接着剤の2成分を適用する方法として、異なる
2成分をそれぞれ別の2本のシリンジ体にあらかじめ収
納しておき、これらのシリンジ体に収納された2つの溶
液を同時に注出させて、2つの溶液を混合させながら塗
布する方法が提案されている(特開平64−25843
号公報、特開平64−40040号公報、特開平5−5
7009号公報、実公平3−47609号公報、実公平
4−48198号公報、実開平6−52839号公報な
ど)。
【0003】例えば、実公平3−47609号公報の考
案は、2つのシリンジ体の円錐部が生体組織接着剤の各
成分用のコンベア流路を含む集合ヘッドによって接続さ
れ、プランジャを一体的に作動させることにより2つの
シリンジ体から同時に集合ヘッドに溶液を射出させるよ
うにするとともに、集合ヘッドに設けた無菌ガス供給流
路から無菌ガスを供給して、集合ヘッドに射出させた2
液を霧状に噴霧できるようにしたものであり、無菌ガス
供給流路の噴出口部の中心線が前方の所定位置で交差す
るように配置し、広範囲に接着剤を塗布できるようにし
たことを特徴としている。また、実開平6−52839
号公報の考案は、無菌ガス供給流路を設けたスプレーヘ
ッドを嵌めた2本のシリンジ体と、小型高圧ボンベおよ
び圧力レギュレーターを一体化し、スプレーヘッドとレ
ギュレーターをチューブで連結したもので、小型化し、
操作性を高めたことを特徴としている。また、特開平5
−57009号公報の発明は、腹腔内等における内視鏡
を使用しての手術に適用するために、可撓性チューブに
薬液噴霧部を取り付けたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来のスプレーヘッドは、いずれもスプレーヘッドのノ
ズルを屈曲した時にノズルの内腔が閉塞してしまう(キ
ンクという)ことがあり、従って、例えば腎臓や胆管そ
のた体内の複雑な部位への適用に際しては、患部を開腹
などの手術により剔出して接着剤を塗布しなければなら
なかった。本発明は、このような事情に鑑みてなされた
もので、適用部位の形状に合わせて変形してもキンクの
生じない生体組織接着剤スプレー用ノズルを提供するこ
とを目的とする。また、本発明は、変形してもキンクの
生じない生体組織接着剤スプレー用ノズルを採用したス
プレーヘッドを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本第1の発明は、上記の
課題を解決するために、内腔の長手方向に複数の突条が
設けられてなる折り曲げ変形自在なプラスチック製チュ
ーブと、該チューブの内腔に挿着され前記複数の突条に
よって支持される折り曲げ変形自在な金属製ノズルから
なる生体組織接着剤スプレー用ノズルを採用している。
ここで、噴霧状態を考慮した場合には、プラスチック製
チューブの先端を金属製ノズルの先端より若干突出さ
せ、プラスチック製チューブ先端の突出部分の内径を拡
径するのが好ましい。また、スプレー用ノズル先端にお
ける薬液の凝固を考慮した場合には、金属製ノズルの先
端はプラスチック製チューブの先端より若干突出させる
のがよい。また、本第2の発明は、内腔の長手方向に複
数の突条が設けられてなる折り曲げ変形自在なプラスチ
ック製チューブと、該チューブの内腔に挿着され前記複
数の突条によって支持される折り曲げ変形自在な金属製
ノズルからなる生体組織接着剤スプレー用ノズル含んで
なる生体組織接着剤用スプレーヘッドを採用している。
スプレーヘッドは、スプレーヘッド本体と、該スプレー
ヘッド本体の先端に設けられた生体組織接着剤スプレー
用ノズルとからなり、スプレーヘッド本体を、後端に2
本のシリンジ接続部を備え、中間部にガス供給源接続部
を備え、前端にスプレー用ノズル接続部を備えてなる構
成にすることができる。スプレーヘッド本体は、生体組
織接着剤スプレー用ノズルの金属製ノズルの内腔とシリ
ンジ接続部の内腔を連通する薬液通路と、生体組織接着
剤スプレー用ノズルのプラスチック製チューブと金属製
ノズルの間に形成される空間とガス供給源接続部の内腔
を連通するガス通路を有するのが好ましい。
【0006】
【作用】上記第1の発明の構成によれば、生体組織接着
剤スプレー用ノズルを曲げた時にキンクが生じないの
で、金属製ノズルの内腔および、プラスチック製チュー
ブと金属製ノズルの間の空間が確保される。すなわち、
金属製ノズルは折り曲げ変形自在な金属で作られている
ため、曲げてもキンクを生ぜず、従って、金属製ノズル
の内腔が確保される。また、プラスチックチューブと金
属製ノズルの間の空間は、金属製ノズルがプラスチック
チューブの突条によって支持されており、空間はプラス
チックチューブの内壁と金属製ノズルの外壁および突条
で囲まれた空間になっているので、プラスチックチュー
ブが折り曲げられてもキンクを生ずることはない。
【0007】
【実施例】次に本発明の実施例について図面に基づいて
説明する。図1は本第1の発明の一実施例に係る縦断面
図であり、図2は図1に示す生体組織接着剤スプレー用
ノズルにおけるX−X線断面図である。また、図3は本
第2の発明の一実施例に係る平面図であり、図4は図3
の側面図、図5は図3のスプレー用ノズルの一部断面拡
大平面図、図6は図5のY−Y線拡大断面図、図7は図
3のスプレーヘッド本体の基部の平面図、図8は図7の
A−A線断面図、図9は図7のB−B線断面図、図10は
図3のスプレーヘッド本体の蓋部の平面図、図11は図10
のC−C線断面図である。
【0008】本第1の発明の生体組織接着剤スプレー用
ノズル1は、プラスチック製チューブ11と、このチュ
ーブ11の内腔111に挿着され支持される金属製ノズ
ル12からなる折り曲げ変形自在な可撓性ノズルであ
る。プラスチック製チューブ11および金属製ノズル1
2は折り曲げ変形自在であり、チューブ11の内壁には
長手方向に複数の突条112が設けられ、この突条11
2で金属製ノズル12を支持している。噴霧状態を考慮
した場合には、プラスチック製チューブ11の先端は、
金属製ノズル12の先端より若干突出させ、その突出さ
せた先端部分113の内径を拡径するのがよい。また、
薬液の凝固を考慮した場合には、金属製ノズル12の先
端をプラスチック製チューブ11の先端より若干突出さ
せた構成にしてもよい。
【0009】プラスチック製チューブ11は軟質のプラ
スチックで形成された折り曲げ変形自在なチューブであ
り、その内壁には長手方向(縦方向)に複数の突条11
2が設けられており、好ましくは、その先端は内挿され
た金属製パイプ12の先端より若干突出されており、突
出された先端部分113は拡径されている。突出先端部
分113の内径は、急激に拡張した方が薬液が霧状にな
り易い。但し、二度以上に渡って使用する場合には、薬
液がスプレー用ノズル1の先端で凝固する可能性がある
ので、薬液の凝固が起こり難く、また、例え薬液が凝固
したとしても凝固した薬液を取り除き易いように、金属
製ノズル12の先端をプラスチック製チューブ11の先
端より若干突出させた構成にしてもよい。突条112は
内腔111に挿着される金属製ノズル12の外壁と密接
してこれを支持固定するとともに(必要ならば、接着剤
を使用して固定してもよい)、生体組織接着剤スプレー
用ノズル1を折り曲げたときにキンクが生じない様にす
るものである。チューブ11を構成する軟質のプラスチ
ックとしては、例えばポリエチレンやオレフィン系エラ
ストマー、スチレン系エラストマー、シリコーンゴム、
エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−ポリテトラ
フルオロエチレン共重合体などが好適に採用しうるが、
柔軟製およびコストの面からポリエチレンやオレフィン
系エラストマー、スチレン系エラストマーが好ましい。
【0010】金属製ノズル12は折り曲げ変形自在なパ
イプ状のものであり、高延性の医療用金属材料で形成さ
れるが、塑性の大きいものが好ましい。このような金属
材料としては、コストの面からもステンレス鋼、特にJ
IS−G4303に規定されるSUS316Lが好まし
く、ステンレス鋼をもちいる場合には、注射針の製造工
程で得られるパイプを200℃以上の高温で、90分以
上焼鈍したものを使用する。
【0011】次に、本第2の発明の生体組織接着剤用ス
プレーヘッドについて説明する。本発明のスプレーヘッ
ドは、図3および図4に示すように、内腔111の長手
方向に複数の突条112が設けられてなる折り曲げ変形
自在なプラスチック製チューブ11と、このチューブ1
1の内腔111に挿着され複数の突条112によって支
持される折り曲げ変形自在な金属製ノズル12からなる
スプレー用ノズル1を有してなるもので、スプレーヘッ
ド本体2と、このスプレーヘッド本体2の先端に取り付
けられたスプレー用ノズル1、スプレーヘッド本体2の
後端に設けられた2本のシリンジ接続部31、32と、
スプレーヘッド本体2の中間部に設けられたガス供給源
接続部4からなる。
【0012】スプレー用ノズル1は、図5に示すよう
に、軟質のプラスチックの例えばポリエチレンなどで形
成された折り曲げ変形自在なチューブ11と、このチュ
ーブ11の内腔111に挿着された折り曲げ変形自在な
金属製ノズル12からなる2本のノズル部分14、15
と、このノズル部分14、15の後端にノズル部分1
4、15と一体に形成されたスプレーヘッド本体2への
接続部13からなる。チューブ11内壁の長手方向に
は、図6に示すように、金属製ノズル12を支持固定す
るとともに、チューブ11内壁と金属製ノズル12の間
の空間を確保するための複数の突条112が設けられて
おり、チューブ11の先端は好ましくは金属製ノズル1
2の先端より若干突出され、この突出先端部分113の
内径は適当な角度で拡径されている。急激に射出される
薬液は広い空間に出ると相対的な陰圧により霧状になる
が、角度が大きい程霧状になり易い。但し、スプレー用
ノズル1の先端における薬液の凝固を考慮した場合に
は、金属製ノズル12の先端はチューブ11の先端より
若干突出させた構成にしてもよい。
【0013】スプレーヘッド本体2は、図7〜図11に示
すように、基部21と蓋部22からなる筐体であり、プ
ラスチックの例えばポリエチレンやポリプロピレン、ポ
リエステル、ABS樹脂などで形成されている。そし
て、後端には2本のシリンジ接続部31、32を備えて
おり、中間部にはガス供給源接続部4を、前端にはスプ
レー用ノズル接続部5を備えている。基部21には、図
7〜図9に示すように、スプレー用ノズル1の2本のノ
ズル部分14、15の金属製ノズル12の内腔とシリン
ジ接続部31、32の内腔33、34とをそれぞれスプ
レー用ノズル接続部5の薬液通路51、52を介して連
通する薬液通路23、24が設けられており、また、ス
プレー用ノズル1のノズル部分14、15のチューブ1
1内壁と金属製ノズル12の間の空間をスプレー用ノズ
ル接続部5のガス通路53および空間26を介してガス
供給源接続部4と連通するガス通路25が設けられてい
る。一方、蓋部22にはガス供給源接続部4の口41が
開いており、ガス供給源(図示していない)からの無菌
ガスは基部21と蓋部22の間にできた前記空間26に
供給され、ガス通路25、53を通ってスプレー用ノズ
ル1に供給されるようになっている。
【0014】次に本発明のスプレーヘッドの使用につい
て説明する。先ず、生体組織接着剤用スプレーヘッドの
シリンジ接続部31、32にそれぞれ、異なる2成分を
それぞれ収納した2本のシリンジのチップ(図示してい
ない)を取り付け、ガス供給源接続部にたとえばガスボ
ンベ(図示していない)などのガス供給源を接続する。
次いで、スプレー用ノズル1のノズル部分14、15を
適用部位の形状に合わせて適当な形状に変形し、無菌ガ
スを供給しながらシリンジのプランジャを押して2つの
薬液を射出すれば、2つの薬液は霧状になって混合され
塗布される。
【0015】
【発明の効果】以上説明してきたことから明らかなよう
に、本発明の生体組織接着剤スプレー用ノズルを採用す
ることにより、適用部位の形状に合わせてスプレー用ノ
ズルの形状を変形することができるので、複雑な部位へ
の生体組織接着剤の塗布に際して、手術などによる適用
部位の剔出などの手術を必要としないので、医療従事者
の手間を大幅に省くことができるとともに、患者の苦痛
を大幅に軽減することができる。また、接着剤の塗布操
作も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本第1の発明の一実施例に係る縦断面図であ
る。
【図2】図1に示す生体組織接着剤スプレー用ノズルに
おけるX−X線断面図である。
【図3】本第2の発明の一実施例に係る平面図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】図3のスプレー用ノズルの一部断面拡大平面図
である。
【図6】図5のY−Y線拡大断面図である。
【図7】図3のスプレーヘッド本体の基部の平面図であ
る。
【図8】図7のA−A線断面図である。
【図9】図7のB−B線断面図である。
【図10】図3のスプレーヘッド本体の蓋部の平面図であ
る。
【図11】図10のC−C線断面図である。
【符号の説明】
1 スプレー用ノズル 11 プラスチック製チューブ 12 金属製ノズル 112 突条 2 スプレーヘッド本体 23、24 薬液通路 25 ガス通路 31、32 シリンジ接続部 4 ガス供給源接続部 5 スプレー用ノズル接続部 51、52 薬液通路 53 ガス通路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内腔の長手方向に複数の突条が設けられ
    てなる折り曲げ変形自在なプラスチック製チューブと、
    該チューブの内腔に挿着され前記複数の突条によって支
    持される折り曲げ変形自在な金属製ノズルからなる生体
    組織接着剤スプレー用ノズル。
  2. 【請求項2】 プラスチック製チューブの先端が金属製
    ノズルの先端より若干突出した位置にあり、プラスチッ
    ク製チューブ先端の突出部分の内径が拡径されてなる請
    求項1に記載のスプレー用ノズル。
  3. 【請求項3】 金属製ノズルの先端がプラスチック製チ
    ューブの先端より若干突出している請求項1に記載のス
    プレー用ノズル。
  4. 【請求項4】 請求項1の生体組織接着剤スプレー用ノ
    ズルを含んでなる生体組織接着剤用スプレーヘッド。
  5. 【請求項5】 スプレーヘッド本体と、該スプレーヘッ
    ド本体の先端に設けられた生体組織接着剤スプレー用ノ
    ズルとからなり、スプレーヘッド本体が、後端に2本の
    シリンジ接続部を備え、中間部にガス供給源接続部を備
    え、前端にスプレー用ノズル接続部を備えてなる請求項
    4に記載のスプレーヘッド。
  6. 【請求項6】 スプレーヘッド本体が、生体組織接着剤
    スプレー用ノズルの金属製ノズルの内腔とシリンジ接続
    部の内腔を連通する2本の薬液通路と、生体組織接着剤
    スプレー用ノズルのプラスチック製チューブと金属製ノ
    ズルの間に形成される空間とガス供給源接続部の内腔を
    連通するガス通路を有してなる請求項5に記載のスプレ
    ーヘッド。
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