JPH08282200A - 装飾装置およびその使用方法 - Google Patents

装飾装置およびその使用方法

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JPH08282200A
JPH08282200A JP7085224A JP8522495A JPH08282200A JP H08282200 A JPH08282200 A JP H08282200A JP 7085224 A JP7085224 A JP 7085224A JP 8522495 A JP8522495 A JP 8522495A JP H08282200 A JPH08282200 A JP H08282200A
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JP
Japan
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fragrance
base material
solution
decorative
decoration
Prior art date
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Pending
Application number
JP7085224A
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English (en)
Inventor
Yoji Fujimori
洋治 藤森
Tadashi Uwakawa
決 宇和川
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】香料の影響を受けることなく装飾体を構成で
き、視覚的にも楽しむことのできる装飾装置とその使用
方法を提供することを目的としている。 【構成】無機化合物を溶解した溶液21と香料22との
二層からなる装飾原液2を満たす容器3と、吸収性の基
材4とを具備し、容器3に配置した基材4の基端部から
装飾原液2を吸い上げて、基材4に無機化合物の結晶体
を析出成育させ、基材4から香料22による芳香を発す
る装飾装置1であって、基材4の外周面の装飾原液2に
漬かる基端上層部に保護層45が形成され、装飾原液3
を下層から順に吸い上げるようになされたものである。
また、香料22のみまたは、溶液21と香料22とにそ
れぞれ別の色素を着色した装飾原液2を、この装飾装置
1に満たして基材4に吸収される香料22の経時的変化
または香料22および溶液21の双方の経時的変化を認
識可能とした装飾装置1の使用方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、玄関、室内、トイレな
どに飾るようになされた装飾体を構成するための装飾装
置と、この装飾装置に好適な使用方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、玄関、室内、トイレなどの装飾
物として、観葉植物やドライフラワーなどの植物や、動
物の形状をした置物などが知られているが、慣用されて
いるため、特に際立った装飾効果が得られるものではな
い。
【0003】そこで、従来より、植物の形状を模した基
材やこのような基材に巻き付けた糸などに、化学的結晶
成育物を形成することのできる溶液を吸収させて、この
基材や糸から結晶体を析出および成育させて樹木や草花
などの形態を模した装飾体を形成することが提案されて
いる(例えば、特公昭61−14960号公報、特開昭
55−174396号公報参照)。この装飾体の場合、
あたかも植物が成育するかの如く、日々変化する結晶体
の成育を楽しむことができ、今までに無かった装飾効果
が得られることとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の装
飾体の場合、視覚的な装飾効果が得られるだけに限定さ
れてしまうこととなり、結晶体の成育が止まると、成育
による変化を楽しむことができなくなる。
【0005】そこで、本発明者らは、化学的結晶成育物
を形成することのできる溶液に香料を加えて、これらの
装飾体に芳香機能を持たせることで、結晶体の成育時お
よび成育後を通じて芳香剤として機能する装飾体を提案
している。しかし、この場合、結晶体の成育停止以降
は、視覚的な変化が無いといった事実は変わりなく、単
なる芳香剤となってしまう。
【0006】また、溶液中に香料を加えているため、こ
の香料の影響を受けることなく、結晶体を綺麗に安定し
た状態で析出成育させることも困難になるといった不都
合を生じていた。
【0007】本発明は、係る実情に鑑みてなされたもの
であって、香料の影響を受けることなく装飾体を構成す
ることのできる装飾装置と、この装飾体の構成後に引き
続いて視覚的に楽しむことのできる装飾装置の使用方法
を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の装飾装置は、無機化合物を溶解した溶液と香
料との二層からなる装飾原液を満たす容器と、吸収性の
基材とを具備し、容器に配置した基材の基端部から装飾
原液を吸い上げて、基材に無機化合物の結晶体を析出成
育させるとともに、基材から香料による芳香を発するよ
うになされた装飾装置であって、基材の外周面のうち、
少なくとも装飾原液に漬かる基端上層部に保護層が形成
され、容器に満たされた装飾原液を基材の基端下層部に
接する下層から順に吸い上げるようになされたものであ
る。
【0009】また、上記課題を解決するための本発明の
装飾装置の使用方法は、香料のみに着色した装飾原液
を、上記装飾装置に満たして基材に吸収される香料の経
時的変化を認識可能としたものである。また、無機化合
物を溶解した溶液と香料とにそれぞれ別の色素を着色し
た装飾原液を、上記装飾装置に満たして基材に吸収され
る溶液および香料の双方の経時的変化を認識可能とした
ものである。
【0010】
【作用】本発明によると、基材の外周面のうち、少なく
とも装飾原液に漬かる基端上層部に保護層を形成してい
るので、容器に満たされた装飾原液を基材の基端下層部
に接する下層から順に吸い上げさせることができるの
で、無機加工物を溶解した溶液を吸収させて結晶体を析
出成育させた後、香料を吸収させることができることと
なる。
【0011】また、請求項2記載の本発明によると、香
料の着色により、香料の経時的変化を基材および結晶体
に色として認識できることとなる。
【0012】さらに、請求項3記載の本発明によると、
上記作用に加えて、無機加工物を溶解した溶液に着色し
た別の色の経時的変化も認識できることとなる。また、
溶液および香料のそれぞれの色が単色で現れたり経時的
に混じり合ったりしてバリエーションに富んだ色の変化
を見せることとなる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0014】図1は装飾装置1に装飾原液2をセットし
た状態を示し、図2は同装飾装置1によって構成された
装飾体10を示している。
【0015】すなわち、装飾装置1は、装飾原液2を満
たす容器3と、吸収性の基材4とを具備している。
【0016】装飾原液2は、無機化合物を溶解した溶液
21と香料22とに添加剤を添加して調製されたものを
使用することができる。この無機化合物としては、正方
晶系の結晶系を有する無機化合物が用いられる。この正
方晶系の結晶系を有する無機化合物としては、特にリン
酸一カリウム、リン酸一アンモニウムおよび硝酸アンモ
ニウムのうち、少なくとも一種類以上を使用することが
好ましい。これらの無機化合物は、水などを溶媒として
溶解される。また、これらの無機化合物の使用量として
は、あまり多すぎると飽和濃度を越えて無駄になり、ま
た少なすぎると結晶体20がむらになって発生すること
となるので、飽和濃度範囲内で調製されるように使用さ
れる。ただし、飽和濃度付近の濃度で調製した方が結晶
体20を発生させる上で好ましい。
【0017】また、この溶液21に加えられる香料22
としては、あまり少なすぎると芳香機能を発揮せず、多
すぎると結晶体20の析出および成育を阻害してしまう
こととなるので、無機化合物の種類や使用量などに応じ
た量が使用される。この香料としては、例えば、ゲラニ
オール、シトラール、テルピネオール、l−メントー
ル、リナロール、リモネンなどを使用することができ
る。また、木の形状をした基材4の場合は樹木の香りの
香料22、草花の形状をした基材4の場合には草花の香
りの香料22などといった具合に、基材4との相関関係
を持たせた香料22を使用することもできる。
【0018】さらに、この装飾原液2に添加される添加
剤としては、塩化化合物、または正方晶系、等軸晶系、
単斜晶系、斜方晶系のいずれかの結晶系を有する化合物
のうち、少なくとも一種類以上を用いることができる。
このうち、塩化化合物としては、塩化ナトリウム、塩化
カルシウム、塩化アンモニウムのうち、少なくとも一種
類以上を用いるのが好ましい。これらの添加剤の使用量
としては、あまり多すぎると溶液21および香料22の
性質を大きく左右してしまい、少なすぎると効果が得ら
れないので、調製される溶液21および香料22に応じ
てその使用量が決定される。
【0019】このように、無機化合物を溶解した溶液2
1と香料22とに添加剤を添加して調製された装飾原液
2は、香料22が油成分であるため、溶液21と香料2
2との二層に分離した装飾原液2となる。このうち、少
なくとも香料22の液層部分には、着色してもよい。こ
の場合、着色する色素としては、特に限定されるもので
はなく、例えば、赤色5号、橙色2号、黄色2号、青色
403号などの油溶性タール系色素を使用することがで
きる。また、溶液21の部分にも、上記香料22の液層
部分と異なった色を着色してもよい。この場合、着色す
る色素としては、特に限定されるものではなく、例え
ば、黄色4号、赤色102号、赤色106号、青色1
号、緑色3号、緑色401号などの水溶性タール系色素
を使用することができる。
【0020】容器3は、内部に装飾溶液2を満たす空間
30が形成されている。また、基材4を安定した状態で
支承するように正方形の板状に形成され、その上面に
は、基材4を差し込むための十字状の切込31が設けら
れている。また、切込31の中心部は円形に開口した開
口部32が設けられている。ただし、この開口部32
は、あまり大きいと容器3から装飾溶液2が蒸発するこ
ととなり、特にこの装飾溶液2に含まれた香料22の芳
香強度が強くなってしまうので、これらを考慮した大き
さで開口される。なお、容器3の形状としては、特に正
方形の板状に限定されるものではなく、円盤状、球状、
ピラミッド状、楕円状などであってもよい。
【0021】基材4は、木の形状に切り取った複数の突
出端41を有する2枚の薄板40を、一方の薄板40の
中央上半部に設けた切込42と、他方の薄板40の中央
下半部に設けた切込43とを組み合わせることによって
樹木を構成するようになされている。この基材4の形状
としては、特に樹木を構成するようになされたものに限
定されるものではなく、必要に応じた各種形状のものを
使用することができる。ただし、基材4に吸収された装
飾原液2が蒸発することによって、蒸発部位に無機化合
物が結晶体20となって析出および成育されることとな
るので、本実施例のように、薄板40の突出端41を上
方向に向けて形成し、この突出端41からの蒸発が盛ん
に行われるようにすることで、この突出端41での結晶
体20の析出および成育を促進させることができる。そ
のため、結晶体20の析出および成育される位置をさら
に明確化させる場合には、結晶体20の析出および成育
を好まない位置に、装飾原液2の蒸発を防止する保護殻
やフィルム膜(図示省略)などを設けてもよい。このよ
うな基材4を構成する材質としては、装飾原液2を有効
に吸収することができるものであれば特に限定されるも
のではなく、例えば、濾紙などの吸収紙素材、布や糸な
どの繊維状の素材、セルロース素材などを使用すること
ができる。
【0022】また、図1および図3に示すように、基材
4は、外周部分のうち下端部44を残して保護層45が
形成され、矢符Aに示すように溶液21から優先して基
材4に吸収させるようになされている。この場合、溶液
21を、基材4に先に吸収させて結晶体20の析出およ
び成育を行うことができ、意図する形状の結晶体20を
形成し易くなる。その後、基材4に香料22が吸収され
て芳香機能を発することとなるので、芳香機能の持続性
の面からも優れた効果が得られる。ただし、この場合、
ある程度、溶液21が基材4に吸収されると、液面が下
がって来て、溶液21がまだ残っているのに、保護層4
5の形成されていない下端部44に香料22が接するこ
ととなり、溶液21と香料22とが同時に吸収されだす
こととなる。したがって、保護層45としては、できる
だけ下端部44が小さくなるように形成することが好ま
しい。例えば、装飾原液2に浸かった基材4の外周部分
の全体に保護層45を形成し、基材4の下端縁から装飾
原液2を吸収させることもできる。
【0023】このように、基材4に保護層44を形成す
る方法としては、基材4に印刷やコーティングなどをし
たり、別部材による被覆を行うことによって形成するこ
とができる。具体的に印刷する場合は、シルク印刷、オ
フセット印刷、グラビア印刷などを行うことができる。
また、コーティングする場合は、プレスコート、PPコ
ート、ニス引きなどを行うことができる。さらに、被覆
する場合は、PE、PPなどの成形物、塩化ビニル樹
脂、PPなどのフィルム、素焼きの陶器、撥水性の紙な
どによって被覆することができる。 (実施例1〜14、比較例1〜8) (1)装飾原液の調製 リン酸一カリウム飽和溶液10mlと香料(リモネン)
4mlとの上下二層に分離した各溶液に表1に示すよう
に、色素などを添加して五種類の装飾原液を調製した。
【0024】
【表1】
【0025】(2)装飾装置の調製 図1に示すように、木の形状に切り取った特Aクッショ
ンペーパー製の高さ55mmで横幅70mmの薄板20
を二枚組み合わせて自立する基材4を形成し、この基材
4を容器3の中に配置した装飾装置1を複数個用意し
た。このうち、装飾装置1は、表2に示す条件で下端部
44に3mmの幅を残し、8mm幅の保護層45を形成
した三種類の基材4と、この保護層45を形成していな
い通常の基材4との合計四種類を用意した。
【0026】
【表2】
【0027】(3)装飾体の構成条件および結果 上記各装飾装置1の容器3に、14mlの装飾原液2を
注いだ後、容器3に基材4を配置した。そして、表3に
示すように、各実施例および比較例毎に所定の条件で装
飾体10を構成し、その状態を観察した。装飾体10の
構成状態は、ばらつきなく綺麗な結晶体20を析出成育
できたものを○、結晶体20を析出したがばらつきが大
きかったり、サンゴ状の堅い結晶体20となったものを
△、ほとんど結晶体20を析出しなかったものを×とし
て評価した。また、着色した装飾原液2については、そ
の色の変化についても観察した。結果を表3に示す。
【0028】なお、装飾原液2は、容器3に注いで基材
4を配置した状態で、下層4mmが溶液21、上層2m
mが香料22であった。
【0029】
【表3】
【0030】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、無
機加工物を溶解した溶液を吸収させて結晶体を析出成育
させた後、香料を吸収させることができることとなるの
で、まず、結晶体を綺麗に安定した状態で析出成育させ
てから、香料による芳香機能を発揮させることができ
る。
【0031】また、請求項2記載の本発明によると、香
料の経時的変化を基材および結晶体に色として認識でき
ることとなるので、結晶体成育後も引き続き、この色の
変化によって視覚的に楽しむことができる。また、この
色は、香料が基材および結晶体を浸透する状態を示すの
で、芳香機能が無くなったか否かを視覚的にも判断する
ことが可能となる。
【0032】さらに、請求項3記載の本発明によると、
上述した効果に加えて、溶液および香料のそれぞれの色
が単色で現れたり経時的に混じり合ったりしてバリエー
ションに富んだ色の変化を見せることとなるので、視覚
的にいっそう変化のある装飾体が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】装飾装置に装飾原液をセットした状態を示す分
解斜視図である。
【図2】装飾装置によって構成された装飾体を示す斜視
図である。
【図3】装飾装置の要部構成を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 装飾装置 10 装飾体 2 装飾原液 21 溶液 22 香料 3 容器 4 基材 45 保護層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無機化合物を溶解した溶液と香料との二
    層からなる装飾原液を満たす容器と、吸収性の基材とを
    具備し、容器に配置した基材の基端部から装飾原液を吸
    い上げて、基材に無機化合物の結晶体を析出成育させる
    とともに、基材から香料による芳香を発するようになさ
    れた装飾装置であって、 基材の外周面のうち、少なくとも装飾原液に漬かる基端
    上層部に保護層が形成され、容器に満たされた装飾原液
    を基材の基端下層部に接する下層から順に吸い上げるよ
    うになされたことを特徴とする装飾装置。
  2. 【請求項2】 香料のみに着色した装飾原液を、請求項
    1記載の装飾装置に満たして基材に吸収される香料の経
    時的変化を認識可能としたことを特徴とする装飾装置の
    使用方法。
  3. 【請求項3】 無機化合物を溶解した溶液と香料とにそ
    れぞれ別の色素を着色した装飾原液を、請求項1記載の
    装飾装置に満たして基材に吸収される溶液および香料の
    双方の経時的変化を認識可能としたことを特徴とする装
    飾装置の使用方法
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