JPH0828270B2 - 織発熱体 - Google Patents

織発熱体

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JPH0828270B2
JPH0828270B2 JP2340014A JP34001490A JPH0828270B2 JP H0828270 B2 JPH0828270 B2 JP H0828270B2 JP 2340014 A JP2340014 A JP 2340014A JP 34001490 A JP34001490 A JP 34001490A JP H0828270 B2 JPH0828270 B2 JP H0828270B2
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yarns
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清一 高川
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、繊維状の発熱体(発熱線)を織り込んだ、
電気毛布、電気カーペット等に使用される布帛状の織発
熱体に関するものである。
〈従来の技術〉 上記織発熱体90は、第4図に示すように、発熱線91お
よびポリエチレン製のフラットヤーン92を含む第1の糸
群93と、上記発熱線91に電気的に接続され、当該発熱線
91に電力を供給するための電極線94およびポリエチレン
製のフラットヤーン95を含む第2の糸群96とを織成する
ことで構成される。
また、織成された織発熱体90は、その上下に、絶縁層
や保護電極層等を含む保護シートを重ね合わせた状態で
加熱溶着を行い、両面に上記保護シートを積層、一体化
すると共に、上記加熱によって、織成されたフラットヤ
ーン92,95を溶融一体化させた後、電気毛布や電気カー
ペット中に組み込まれて使用される。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところが、従来の織発熱体90においては、フラットヤ
ーン92,95の、熱溶着時の接着性が十分でないため、金
属製の電極線94が蛇行し易く、当該電極線94が蛇行した
場合には、隣り合う発熱線が重なり合ったり、発熱ムラ
が発生したり、耐屈曲性等の信頼性が低下したりすると
いう問題を生じるおそれがある。また、上記織発熱体90
は、通常、第1の糸群93と第2の糸群96とを長尺帯状に
織成した後、所定の長さに切断することで製造される
が、その織成中に電極線94が蛇行した場合には、切断の
作業性が低下するという問題が生じる。
そこで、上記織発熱体90においては、電極線94の両側
にスパンレーヨン糸(いわゆるスフ糸)97を配列し、こ
のスパンレーヨン糸97の表面の毛羽立ちにより、保護シ
ートとスパンレーヨン糸97、およびスパンレーヨン糸97
とフラットヤーン92、発熱線91との接着性を確保して、
スパンレーヨン糸97に挾まれた電極線94の蛇行を防止す
ることが行われている。
ところが、上記スパンレーヨン糸97は、フラットヤー
ン95に比べて織成ピッチが小さくし、しかも、電極線94
の蛇行を防止するのに必要な接着性を確保するために
は、同図に示すように、電極線94の両側に複数本配列す
る必要がある。このため、織発熱体90を、織機を用いて
連続的に織成する作業の途中で、織機を巻き取り休止さ
せて、複数本のスパンレーヨン糸97を織り込まねばなら
ず、生産性の点で問題となっていた。
また、異質の材料からなるスパンレーヨン糸97とフラ
ットヤーン92,95とを、共に、保護シートに溶着できる
と共に、上記スパンレーヨン糸97をフラットヤーン92、
発熱線91に溶着できる温度は、ごく狭い範囲に限られて
しまい、温度管理が難しいという問題もあった。例えば
保護シートの、織発熱体90に当接する面が、フラットヤ
ーン92,95と同じポリエチレン製の場合には、上記各部
材を溶着できる温度は、135〜140℃の範囲内という、狭
い範囲に限られてしまう。
そして、上記溶着を十分に行えない場合には、織発熱
体90と保護シートとの間に空隙が生じ、保護シートの外
側に設けられる、異常加熱検知等の安全保護回路の検出
信頼性が不十分になり、織発熱体90等が使用中に破損す
るおそれがあった。
本発明は、以上の事情に鑑みてなされたものであっ
て、異質の材料からなり、しかも織成ピッチの異なるス
パンレーヨン糸を用いることなく、電極線の蛇行を確実
に防止し得る織発熱体を提供することを目的としてい
る。
〈課題を解決するための手段〉 上記課題を解決するため、本発明者らは、従来のフラ
ットヤーンについて、熱溶着時の接着製が低い原因を検
討した。その結果、従来のフラットヤーンは、低圧法ま
たは中圧法で製造された高密度のポリエチレンからな
り、その表面が極めて密で滑かであるため、他の部材に
対する接着性が低いことを見出した。そこで、さらに検
討を行った結果、本発明を完成するに至った。
したがって、本発明の織発熱体は、少なくとも、電極
線の両側に配列されるフラットヤーンが、高密度ポリエ
チレン製の基体層の両面に低密度ポリエチレン層を積層
した3層構造を有することを特徴としている。
〈作用〉 上記構成からなる、本発明の織発熱体において、少な
くとも、電極線の両側に配置されるフラットヤーンが、
高密度ポリエチレン製の基体層の両面に低密度ポリエチ
レン層を積層した3層構造を有している。そして上記3
層構造のフラットヤーンは、基体層によって、フラット
ヤーンの延伸性と強度とを確保しつつ、スパンレーヨン
糸の毛羽立ちと同様の働きをする多数の側鎖を備えた構
造を有する低密度ポリエチレン層の表面によって、従来
の高密度のポリエチレンに比べて、熱溶着時に高い接着
性を発揮することができる。
〈実施例〉 以下に、本発明の織発熱体について、実施例を示す図
面を参照しつつ説明する。
第3図に示すように、この実施例の織発熱体Aは、発
熱線11およびポリエチレン製のフラットヤーン12を含む
第1の糸群1と、上記発熱線11に電気的に接続される電
極線21およびポリエチレン製のフラットヤーン22を含む
第2の糸群2とを織成することで構成されている。
発熱線11としては、ポリテトラフロロエチレン等の可
撓性、耐熱性を有するバインダー樹脂中に、カーボン粒
子等の導電性粒子を分散させた、細幅で薄いテープ状の
もの(例えばダイキン工業株式会社製の商品名「フロロ
トロン」)等が使用される。
ポリエチレン製のフラットヤーン12,22としては、細
幅で薄いテープ状のものが使用され、両フラットヤーン
12,22のうち、第2の糸群2のフラットヤーン22は、第
1図に示すように、ポリエチレン製の基体層22aの両面
に低密度ポリエチレン層22b,22cを積層した3層構造に
形成されている。基体層22aは、フラットヤーン22の延
伸性、並びに強度を確保するためのもので、低圧法また
は中圧法で製造される高密度(密度0.93〜0.94g/cm3
度)のポリエチレンからなる。また、低密度ポリエチレ
ン層22b,22cは、フラットヤーン22の保護シートへの接
着性を確保するためのもので、高圧法で製造される、密
度0.915〜0.925g/cm3程度の低密度ポリエチレンからな
る。
上記3層構造のフラットヤーン22は、基体層22aの原
料として、低圧法または中圧法で製造された高密度ポリ
エチレンのビーズを使用し、低密度ポリエチレン層22b,
22cの原料として、高圧法で製造されたポリエチレンの
ビーズを使用して、通常の多層構造のフィルムを押し出
しラミネート成形と同様にして、一体的に製造すること
ができる。
電極線21としては、スパンレーヨン糸等の芯線に銅箔
を螺旋状に巻回したもの等が使用される。
この実施例の織発熱体Aは、第1の糸群1を経糸、第
2の糸群2を緯糸として、通常と同様の構成を有する織
機を用いて、第2図に示すように連続的に織成した後、
平行する2辺の近傍にそれぞれ、前記電極線21が織り込
まれた電極帯部A1,A1が位置するように、同図中に二点
鎖線で示す位置で切断して製造される。
上記構成からなる、この実施例の織発熱体において
は、第2の糸群2のフラットヤーン22が、高密度ポリエ
チレン製の基体層22aの両面に、低密度ポリエチレン層2
2b,22cを積層した3層構造を有しており、上記基体槽22
aによって、フラットヤーン22の延伸性と強度とを確保
しつつ、接着性に優れた低密度ポリエチレン層22b,22c
によって、電極線21の蛇行が確実に防止される。
このため、スパンレーヨン糸等の、織成ピッチの異な
る短繊維の紡績糸を織り込む必要がなくなり、その分だ
け、生産性が向上する。
また、異質の材料からなるスパンレーヨン糸が不要に
なるので、熱溶着可能な温度範囲が広くなり、温度管理
が容易になる。例えば、保護シートの、織発熱体Aに当
接する面をポリエチレンにて形成した場合には、溶着可
能な温度が、130〜140℃と、従来の倍の範囲に広がる。
このため、織発熱体Aと保護シートとの間に空隙が生
じることがなくなり、上記保護シートの外側に設けられ
る、異常加熱検知等の安全保護回路の検出信頼性が向上
し、織発熱体等が破損するおそれがなくなる。
なお、図の実施例においては、第2の糸群2の全ての
フラットヤーン22が、ポリエチレン製の基体層22aの両
面に低密度ポリエチレン層22b,22cを積層した3層構造
に形成されていたが、本発明においては、少なくとも、
電極線21の両側に配列されるフラットヤーン22,22が上
記3層構造になっていれば、その他のフラットヤーンに
ついては、3層構造になっていなくても良い。しかし、
上記実施例のように、第2の糸群2の全てのフラットヤ
ーン22を3層構造にすれば、織発熱体Aの、保護シート
等に対する密着性を、より高めることができるという利
点がある。また、本発明においては、上記第2の糸群2
のフラットヤーン22のみならず、第1の糸群1のフラッ
トヤーン12をも3層構造にして、上記密着性をさらに高
めることもできる。
糸群1,2における発熱線11、フラットヤーン12,22、電
極線21等の配列は、図の実施例には限定されず、織発熱
体Aに要求される発熱パターンに対応させて、上記各線
を適宜に配列することができる。また、上記糸群1,2に
は、織発熱体の温度を検知する温度検知線等が含まれて
いても良い。
織発熱体Aの織成は、図の実施例の平織りに限定され
ず、例えばあや織りや朱子織り等の他の織り方を採用す
ることができる。
その他、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の設計
変更を施すことができる。
〈発明の効果〉 本発明の織発熱体は、以上のように構成されており、
少なくとも、電極線の両側に配列されるフラットヤーン
が、高密度ポリエチレン製の基体層の両面に低密度ポリ
エチレン層を積層した3層構造を有しており、上記基体
層によって、フラットヤーンの延伸性と強度とを確保し
つつ、他部材との接着性にすぐれた低密度ポリエチレン
層によって、電極線の蛇行を確実に防止できる。したが
って、本発明の織発熱体は、スパンレーヨン糸を用い
ず、しかも、電極線の蛇行を確実に防止し得るものとな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の織発熱体に使用される3層構造のフラ
ットヤーンの層構成を示す断面図、第2図は本発明の織
発熱体の連続的な製造を示す平面図、第3図は本発明の
織発熱体の一実施例を示す平面図、第4図は従来の織発
熱体の平面図である。 A……織発熱体、1……第1の糸群、2……第2の糸
群、11……発熱線、12……フラットヤーン、21……電極
線、22……フラットヤーン、22a……基体層、22b,22c…
…低密度ポリエチレン層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発熱線(11)およびポリエチレン製のフラ
    ットヤーン(12)を含む第1の糸群(1)と、上記発熱
    線に電気的に接続される電極線(21)およびポリエチレ
    ン製のフラットヤーン(22)を含む第2の糸群(2)と
    を織成してなる織発熱体(A)において、少なくとも、
    上記電極線(21)の両側に配列されるフラットヤーン
    (22)が、高密度ポリエチレン製の基体層(22a)の両
    面に低密度ポリエチレン層(22b)(22c)を積層した3
    層構造を有することを特徴とする織発熱体(A)。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS56160788A (en) * 1980-05-15 1981-12-10 Matsushita Electric Works Ltd Panel room heater
JPH0760731B2 (ja) * 1987-12-26 1995-06-28 ダイキン工業株式会社 面状発熱体用感熱センサー
JPH0284296U (ja) * 1988-12-19 1990-06-29

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