JPH08286245A - カメラのカートリッジ室蓋ロック機構 - Google Patents
カメラのカートリッジ室蓋ロック機構Info
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- JPH08286245A JPH08286245A JP9235395A JP9235395A JPH08286245A JP H08286245 A JPH08286245 A JP H08286245A JP 9235395 A JP9235395 A JP 9235395A JP 9235395 A JP9235395 A JP 9235395A JP H08286245 A JPH08286245 A JP H08286245A
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- Japan
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- lock
- film
- rotating element
- cartridge
- rotation
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Links
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 title claims abstract description 89
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims abstract description 13
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 30
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 9
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 9
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 238000005375 photometry Methods 0.000 description 2
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- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 カメラ内でカートリッジケースからフィルム
が引き出されているときに、カートリッジ室蓋が開くの
を確実に防止でき、しかもカメラの大型化やコストアッ
プを防止できるカートリッジ蓋ロック機構を提供する。 【構成】 フィルム給送モータの回転を伝達する伝達機
構内のギヤ17にロック部材19を弾力的に摩擦接触さ
せる。ロック部材19は、径方向に突出するV字状の2
つの突起ロック片を有する。フィルム給送モータの巻き
上げまたは巻き戻し回転によってギヤ17が回転する
と、ロック部材19のいずれか一方の突起ロック片がス
トッパに当接し、他方の突起ロック片が開閉レバー4の
移動を阻止するロック位置となる。どちらの突起ロック
片もストッパに当接しない中間位置では、開閉レバー4
は両突起ロック片の間に移動してカートリッジ室蓋3の
開閉を可能とするロック解除位置となる。
が引き出されているときに、カートリッジ室蓋が開くの
を確実に防止でき、しかもカメラの大型化やコストアッ
プを防止できるカートリッジ蓋ロック機構を提供する。 【構成】 フィルム給送モータの回転を伝達する伝達機
構内のギヤ17にロック部材19を弾力的に摩擦接触さ
せる。ロック部材19は、径方向に突出するV字状の2
つの突起ロック片を有する。フィルム給送モータの巻き
上げまたは巻き戻し回転によってギヤ17が回転する
と、ロック部材19のいずれか一方の突起ロック片がス
トッパに当接し、他方の突起ロック片が開閉レバー4の
移動を阻止するロック位置となる。どちらの突起ロック
片もストッパに当接しない中間位置では、開閉レバー4
は両突起ロック片の間に移動してカートリッジ室蓋3の
開閉を可能とするロック解除位置となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラの中にフィルム
カートリッジが装填されていてカートリッジ室の蓋をあ
けるとフィルムを誤って露光してしまう場合に、蓋が開
くのを防止するためのロック機構に関する。
カートリッジが装填されていてカートリッジ室の蓋をあ
けるとフィルムを誤って露光してしまう場合に、蓋が開
くのを防止するためのロック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、特開昭55−46732号公報
及び特開昭54−128732号公報に、カートリッジ
室の蓋を誤って開くのを防止するための蓋ロック機構が
開示されている。前者に開示されたロック機構では、フ
ィルム巻き上げ用のスプール軸の一部に小径部を形成す
るとともに、先端がこの小径部を押圧するように付勢さ
れたレバーを設け、フィルムをレバーの先端と小径部の
間を通してスプール軸に巻き付けたときに生じるレバー
の傾動に連動して蓋の開閉機構をロックするようにして
いる。また、後者に開示されたロック機構では、フィル
ムの装填を検知するセンサ等を設け、フィルムの検知時
に、マグネット等を用いて蓋の開閉機構をロックするよ
うにしている。
及び特開昭54−128732号公報に、カートリッジ
室の蓋を誤って開くのを防止するための蓋ロック機構が
開示されている。前者に開示されたロック機構では、フ
ィルム巻き上げ用のスプール軸の一部に小径部を形成す
るとともに、先端がこの小径部を押圧するように付勢さ
れたレバーを設け、フィルムをレバーの先端と小径部の
間を通してスプール軸に巻き付けたときに生じるレバー
の傾動に連動して蓋の開閉機構をロックするようにして
いる。また、後者に開示されたロック機構では、フィル
ムの装填を検知するセンサ等を設け、フィルムの検知時
に、マグネット等を用いて蓋の開閉機構をロックするよ
うにしている。
【0003】しかし、前者のロック機構では、スプール
軸にフィルムを巻き付けたとき、フィルムがレバーの先
端で小径部の外周面の方へ押さえ付けられるので、フィ
ルムの曲げ強さにばらつきがあると、場合によってはフ
ィルムが湾曲し、蓋が正しくロックされない虞がある。
しかも、フィルムをレバーで押すために、フィルムに傷
が付いたり、撮影駒に十分な平面度が得られない虞があ
る。また、後者のロック機構では、蓋をロックするため
にマグネット等の専用のアクチュエータを用いているの
で、コストアップやカメラの大型化などといった問題が
生じる。
軸にフィルムを巻き付けたとき、フィルムがレバーの先
端で小径部の外周面の方へ押さえ付けられるので、フィ
ルムの曲げ強さにばらつきがあると、場合によってはフ
ィルムが湾曲し、蓋が正しくロックされない虞がある。
しかも、フィルムをレバーで押すために、フィルムに傷
が付いたり、撮影駒に十分な平面度が得られない虞があ
る。また、後者のロック機構では、蓋をロックするため
にマグネット等の専用のアクチュエータを用いているの
で、コストアップやカメラの大型化などといった問題が
生じる。
【0004】ところで、従来より、カメラに装填してい
ないときにはフィルムをケース内に先端のリーダー部ま
で全て巻き込んでいて、装填後にカメラ側のフィルム給
送機構でフィルムをカートリッジ内から送り出してスプ
ール軸に巻き付けるようにした、いわゆるスラストタイ
プのカートリッジが提案されている。このスラストタイ
プのカートリッジを使用するカメラでは、カートリッジ
をカートリッジ室に対してカートリッジスプールの軸方
向へ出し入れできるので、カートリッジ室の蓋を比較的
小さくしてカメラ本体の上面もしくは下面に設けること
ができる。このタイプのカメラでは、フィルムがカート
リッジから引き出されているときにユーザーがカートリ
ッジ室の蓋をあけてカートリッジを無理に取り出そうと
すると、フィルムを露光してしまうだけでなく、フィル
ムが破れ、破れたフィルムがカメラ内に残ってしまう虞
がある。その場合、カートリッジ室の蓋が小さいため
に、破れたフィルムを使用者が取り出すことは困難であ
り、修理が必要な場合も生じる。
ないときにはフィルムをケース内に先端のリーダー部ま
で全て巻き込んでいて、装填後にカメラ側のフィルム給
送機構でフィルムをカートリッジ内から送り出してスプ
ール軸に巻き付けるようにした、いわゆるスラストタイ
プのカートリッジが提案されている。このスラストタイ
プのカートリッジを使用するカメラでは、カートリッジ
をカートリッジ室に対してカートリッジスプールの軸方
向へ出し入れできるので、カートリッジ室の蓋を比較的
小さくしてカメラ本体の上面もしくは下面に設けること
ができる。このタイプのカメラでは、フィルムがカート
リッジから引き出されているときにユーザーがカートリ
ッジ室の蓋をあけてカートリッジを無理に取り出そうと
すると、フィルムを露光してしまうだけでなく、フィル
ムが破れ、破れたフィルムがカメラ内に残ってしまう虞
がある。その場合、カートリッジ室の蓋が小さいため
に、破れたフィルムを使用者が取り出すことは困難であ
り、修理が必要な場合も生じる。
【0005】また、このスラストタイプのカートリッジ
で、カートリッジスプールと一体的に回転する指標を設
けるとともに、未撮影や撮影済みなどの表示マークをカ
ートリッジケースに設け、フィルムの巻き戻し時にカー
トリッジスプールの停止位置を制御することによってフ
ィルムの使用状態を表示するものが提案されている(た
とえば、特開平3−267933号公報参照)が、この
ように構成されたカートリッジでは、指標の位置合わせ
が完了する前にカートリッジが取り出されると、間違っ
た表示が行なわれることになるので、それを防止するた
めにも、カートリッジ室の蓋が不必要に開かないように
することが好ましい。特に、スラストタイプのカートリ
ッジを用いるカメラでは上記のように問題点が多く、カ
ートリッジ室の蓋が不必要に開かないようにすることが
望まれる。
で、カートリッジスプールと一体的に回転する指標を設
けるとともに、未撮影や撮影済みなどの表示マークをカ
ートリッジケースに設け、フィルムの巻き戻し時にカー
トリッジスプールの停止位置を制御することによってフ
ィルムの使用状態を表示するものが提案されている(た
とえば、特開平3−267933号公報参照)が、この
ように構成されたカートリッジでは、指標の位置合わせ
が完了する前にカートリッジが取り出されると、間違っ
た表示が行なわれることになるので、それを防止するた
めにも、カートリッジ室の蓋が不必要に開かないように
することが好ましい。特に、スラストタイプのカートリ
ッジを用いるカメラでは上記のように問題点が多く、カ
ートリッジ室の蓋が不必要に開かないようにすることが
望まれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
解決すべき技術的課題は、カメラにおいて、フィルムが
カートリッジケースから引き出されて撮影可能な状態に
あるときに、カートリッジ室の蓋が開くのを確実に防止
でき、しかもカメラの大型化やコストアップを防止でき
るロック機構を提供することである。
解決すべき技術的課題は、カメラにおいて、フィルムが
カートリッジケースから引き出されて撮影可能な状態に
あるときに、カートリッジ室の蓋が開くのを確実に防止
でき、しかもカメラの大型化やコストアップを防止でき
るロック機構を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用・効果】上記の
技術的課題の解決のために、本発明によれば、以下の構
成のカメラのカートリッジ室蓋ロック機構が提供され
る。
技術的課題の解決のために、本発明によれば、以下の構
成のカメラのカートリッジ室蓋ロック機構が提供され
る。
【0008】すなわち、カメラのカートリッジ室蓋ロッ
ク機構は、第1回転要素と、第1ロック部材と、規制手
段と、制御手段とを備える。第1回転要素は、フィルム
給送モータの駆動力をカートリッジスプール駆動用フォ
ーク並びに巻き上げ用スプール軸に伝達する伝達機構内
で、このフィルム給送モータにより回転駆動される。第
1ロック部材は、上記第1回転要素に弾力的に付勢され
て摩擦接触する。そして、上記第1回転要素の回転によ
り、カートリッジ室蓋を閉状態に保持する第1ロック位
置と、このカートリッジ室蓋の開閉を許容する中間位置
と、この中間位置に関して上記第1ロック位置とは反対
側にあり上記カートリッジ室蓋を閉状態に保持する第2
ロック位置との間を、選択的に摩擦移動する。すなわ
ち、摩擦力によって移動する。規制手段は、上記第1回
転要素のフィルム巻き上げ方向の回転によって上記第1
ロック位置に移動する上記第1ロック部材を、この第1
ロック位置に保持する一方、上記第1回転要素のフィル
ム巻き戻し方向の回転によって上記第2ロック位置に移
動する上記第1ロック部材を、この第2ロック位置に保
持する。制御手段は、上記カートリッジスプール駆動用
フォークのフィルム巻き戻し方向の回転によってカート
リッジにフィルムを全部巻き戻した後に、上記第2ロッ
ク位置に保持された上記第1ロック部材を上記中間位置
に戻す。
ク機構は、第1回転要素と、第1ロック部材と、規制手
段と、制御手段とを備える。第1回転要素は、フィルム
給送モータの駆動力をカートリッジスプール駆動用フォ
ーク並びに巻き上げ用スプール軸に伝達する伝達機構内
で、このフィルム給送モータにより回転駆動される。第
1ロック部材は、上記第1回転要素に弾力的に付勢され
て摩擦接触する。そして、上記第1回転要素の回転によ
り、カートリッジ室蓋を閉状態に保持する第1ロック位
置と、このカートリッジ室蓋の開閉を許容する中間位置
と、この中間位置に関して上記第1ロック位置とは反対
側にあり上記カートリッジ室蓋を閉状態に保持する第2
ロック位置との間を、選択的に摩擦移動する。すなわ
ち、摩擦力によって移動する。規制手段は、上記第1回
転要素のフィルム巻き上げ方向の回転によって上記第1
ロック位置に移動する上記第1ロック部材を、この第1
ロック位置に保持する一方、上記第1回転要素のフィル
ム巻き戻し方向の回転によって上記第2ロック位置に移
動する上記第1ロック部材を、この第2ロック位置に保
持する。制御手段は、上記カートリッジスプール駆動用
フォークのフィルム巻き戻し方向の回転によってカート
リッジにフィルムを全部巻き戻した後に、上記第2ロッ
ク位置に保持された上記第1ロック部材を上記中間位置
に戻す。
【0009】上記構成において、フィルム給送モータが
回転して伝達機構が駆動されると、第1回転要素は回転
する。第1ロック部材は、第1回転要素と摩擦接触して
いるので、第1回転要素の回転によって摩擦移動する。
すなわち、第1ロック部材は、第1回転要素に付勢され
て第1回転要素から一定の摩擦力を受けるので、第1ロ
ック部材の移動が規制されなければ、第1回転要素と第
1ロック部材との間にすべりが生じないか、あるいはほ
とんど生じない。そのため、第1ロック部材は、第1回
転要素の回転に伴って、第1回転要素と同じ方向に移動
する。このようにして移動されるロック部材が第1ロッ
ク位置または第2ロック位置に達し、規制手段によって
その位置に保持されると、第1回転要素は第1ロック部
材との摩擦力に抗して回転し、第1ロック部材と第1回
転要素との間に滑りを生じる。第1ロック部材は、常
時、第1回転要素に付勢されているので、カメラの姿勢
や衝撃によって、第1回転要素に対する相対位置すなわ
ち第1および第2ロック位置とロック解除位置との設定
がずれることが防止され、ロック状態またはロック解除
状態が安定的に保持される。また、第1ロック部材の回
転中心が第1ロック部材の重心近傍を通過するように構
成することにより、さらに、カメラの姿勢や衝撃の影響
による設定のずれを防止できる。
回転して伝達機構が駆動されると、第1回転要素は回転
する。第1ロック部材は、第1回転要素と摩擦接触して
いるので、第1回転要素の回転によって摩擦移動する。
すなわち、第1ロック部材は、第1回転要素に付勢され
て第1回転要素から一定の摩擦力を受けるので、第1ロ
ック部材の移動が規制されなければ、第1回転要素と第
1ロック部材との間にすべりが生じないか、あるいはほ
とんど生じない。そのため、第1ロック部材は、第1回
転要素の回転に伴って、第1回転要素と同じ方向に移動
する。このようにして移動されるロック部材が第1ロッ
ク位置または第2ロック位置に達し、規制手段によって
その位置に保持されると、第1回転要素は第1ロック部
材との摩擦力に抗して回転し、第1ロック部材と第1回
転要素との間に滑りを生じる。第1ロック部材は、常
時、第1回転要素に付勢されているので、カメラの姿勢
や衝撃によって、第1回転要素に対する相対位置すなわ
ち第1および第2ロック位置とロック解除位置との設定
がずれることが防止され、ロック状態またはロック解除
状態が安定的に保持される。また、第1ロック部材の回
転中心が第1ロック部材の重心近傍を通過するように構
成することにより、さらに、カメラの姿勢や衝撃の影響
による設定のずれを防止できる。
【0010】上記構成において、カメラにカートリッジ
が装填されると、フィルム給送モータが回転して、撮影
のためにフィルムが巻き上げられる。このフィルム給送
モータの回転によって、第1回転要素が回転し、第1ロ
ック部材は第1ロック位置に移動され、その第1ロック
位置に保持される。すなわち、カートリッジ室蓋は、ロ
ック状態となる。撮影終了後、または途中巻き戻し操作
時に、フィルム給送モータが逆回転して、フィルムをカ
ートリッジ内に巻き戻す。この時、フィルム給送モータ
の逆回転によって、第1回転要素が逆回転し、第1ロッ
ク部材は第1ロック位置から中間位置を経て第2ロック
位置に移動し、その第2ロック位置に保持される。すな
わち、カートリッジ室蓋は、中間位置においては途中で
ロック解除されるものの、直ぐに再びロック状態に保持
される。中間位置におけるロック解除は極めて短時間で
あり、実質的には、カートリッジ室蓋のロック状態は継
続する。フィルムがカートリッジに全部巻き戻された後
においても、第1ロック部材は第2ロック位置に保持さ
れ、カートリッジ室蓋のロック状態が継続する。そし
て、制御手段によって第1ロック部材が中間位置に戻さ
れると、カートリッジ室蓋は、ロック状態が解除され、
開閉が可能となる。
が装填されると、フィルム給送モータが回転して、撮影
のためにフィルムが巻き上げられる。このフィルム給送
モータの回転によって、第1回転要素が回転し、第1ロ
ック部材は第1ロック位置に移動され、その第1ロック
位置に保持される。すなわち、カートリッジ室蓋は、ロ
ック状態となる。撮影終了後、または途中巻き戻し操作
時に、フィルム給送モータが逆回転して、フィルムをカ
ートリッジ内に巻き戻す。この時、フィルム給送モータ
の逆回転によって、第1回転要素が逆回転し、第1ロッ
ク部材は第1ロック位置から中間位置を経て第2ロック
位置に移動し、その第2ロック位置に保持される。すな
わち、カートリッジ室蓋は、中間位置においては途中で
ロック解除されるものの、直ぐに再びロック状態に保持
される。中間位置におけるロック解除は極めて短時間で
あり、実質的には、カートリッジ室蓋のロック状態は継
続する。フィルムがカートリッジに全部巻き戻された後
においても、第1ロック部材は第2ロック位置に保持さ
れ、カートリッジ室蓋のロック状態が継続する。そし
て、制御手段によって第1ロック部材が中間位置に戻さ
れると、カートリッジ室蓋は、ロック状態が解除され、
開閉が可能となる。
【0011】したがって、フィルムがカートリッジケー
スから引き出されて撮影可能な状態にあるときに、第1
ロック部材は第1ロック位置または第2ロック位置にあ
るので、カートリッジ室の蓋が開くのを確実に防止でき
る。また、上記構成によれば、専用のアクチュエータを
用いなくても、カートリッジ室蓋を開くことを防止する
必要のある場合は確実にカートリッジ室蓋をロックでき
るから、カメラが大型化したりコストアップしたりする
ことなく、誤操作によるフィルムの露光を防止できる。
なお、第1回転要素は、伝達機構内に設けられ、フィル
ム給送モータの回転によって回転すればよく、フィルム
給送モータからの駆動力を、カートリッジスプール駆動
用フォークにも巻き上げ用スプール軸にも伝達しない、
付属的な回転要素であってもよい。
スから引き出されて撮影可能な状態にあるときに、第1
ロック部材は第1ロック位置または第2ロック位置にあ
るので、カートリッジ室の蓋が開くのを確実に防止でき
る。また、上記構成によれば、専用のアクチュエータを
用いなくても、カートリッジ室蓋を開くことを防止する
必要のある場合は確実にカートリッジ室蓋をロックでき
るから、カメラが大型化したりコストアップしたりする
ことなく、誤操作によるフィルムの露光を防止できる。
なお、第1回転要素は、伝達機構内に設けられ、フィル
ム給送モータの回転によって回転すればよく、フィルム
給送モータからの駆動力を、カートリッジスプール駆動
用フォークにも巻き上げ用スプール軸にも伝達しない、
付属的な回転要素であってもよい。
【0012】上記構成においては、第1ロック部材が第
1回転要素に接触して移動する態様は、任意である。た
とえば、第1回転要素の外周面または軸直角側面とロッ
ク部材の側面とが接触し、第1回転要素の回転によっ
て、ロック部材が直線移動するように構成することも可
能である。しかし、このような構成では、広いスペース
を必要とし、また、接触面積が小さくなる傾向がある。
1回転要素に接触して移動する態様は、任意である。た
とえば、第1回転要素の外周面または軸直角側面とロッ
ク部材の側面とが接触し、第1回転要素の回転によっ
て、ロック部材が直線移動するように構成することも可
能である。しかし、このような構成では、広いスペース
を必要とし、また、接触面積が小さくなる傾向がある。
【0013】そのため、好ましくは、上記第1回転要素
と上記第1ロック部材とは、同軸上に配置され、上記第
1回転要素の軸直角側面と上記第1ロック部材の軸直角
側面とが接触する。
と上記第1ロック部材とは、同軸上に配置され、上記第
1回転要素の軸直角側面と上記第1ロック部材の軸直角
側面とが接触する。
【0014】上記構成において、第1回転要素と第1ロ
ック部材とは、それぞれの軸直角側面同士が接触するの
で接触面積は大きくなり、また、同軸に配置されている
ので狭いスペースで構成できる。したがって、構成が簡
単になり、ロック機構の小型化およびコストダウンを図
ることができる。
ック部材とは、それぞれの軸直角側面同士が接触するの
で接触面積は大きくなり、また、同軸に配置されている
ので狭いスペースで構成できる。したがって、構成が簡
単になり、ロック機構の小型化およびコストダウンを図
ることができる。
【0015】また、上記構成における制御手段の構成は
任意であり、専用のアクチュエータを用いて、ロック部
材を中間位置に移動するように構成してもよい。しか
し、このような構成では、小型化およびコストダウンを
図るのが困難である。
任意であり、専用のアクチュエータを用いて、ロック部
材を中間位置に移動するように構成してもよい。しか
し、このような構成では、小型化およびコストダウンを
図るのが困難である。
【0016】そのため、好ましくは、上記制御手段は、
上記第1回転要素のフィルム巻き戻し方向の回転によっ
て上記第2ロック位置に保持された上記第1ロック部材
を、上記フィルム給送モータをフィルム巻き上げ方向に
所定量逆回転させることによって、上記中間位置に戻
す。
上記第1回転要素のフィルム巻き戻し方向の回転によっ
て上記第2ロック位置に保持された上記第1ロック部材
を、上記フィルム給送モータをフィルム巻き上げ方向に
所定量逆回転させることによって、上記中間位置に戻
す。
【0017】上記構成において、上記フィルム給送モー
タをフィルム巻き上げ方向に所定量逆回転させることこ
とにより、第1回転要素が逆回転する。それによって、
第1ロック部材は、第2ロック位置から中間位置まで移
動して停止し、カートリッジ室蓋のロックが解除され
る。制御手段は専用のアクチュエータを必要としないの
で、小型化およびコストダウンを図ることができる。
タをフィルム巻き上げ方向に所定量逆回転させることこ
とにより、第1回転要素が逆回転する。それによって、
第1ロック部材は、第2ロック位置から中間位置まで移
動して停止し、カートリッジ室蓋のロックが解除され
る。制御手段は専用のアクチュエータを必要としないの
で、小型化およびコストダウンを図ることができる。
【0018】上記構成において、フィルムを全部巻き戻
した後にフィルム給送モータをフィルム巻き上げ方向に
逆回転するとき、フィルム巻き戻し終了位置によって
は、カートリッジに収納されたフィルムの一部が、フィ
ルム巻き上げ方向の回転によって、再びカートリッジか
ら送り出されることがある。また、カートリッジスプー
ルの停止角度でフィルム状態を表示するタイプのカート
リッジでは、フィルム取り出し時に所定の表示になるよ
うにするためには、複雑な制御が必要になる。たとえ
ば、フィルムを全部巻き上げた後に、所定の表示になる
位置から、逆回転する所定逆回転角度だけ行き過ぎた位
置でフィルム巻き戻しを停止し、その後にこの所定逆回
転角度だけ逆回転する。
した後にフィルム給送モータをフィルム巻き上げ方向に
逆回転するとき、フィルム巻き戻し終了位置によって
は、カートリッジに収納されたフィルムの一部が、フィ
ルム巻き上げ方向の回転によって、再びカートリッジか
ら送り出されることがある。また、カートリッジスプー
ルの停止角度でフィルム状態を表示するタイプのカート
リッジでは、フィルム取り出し時に所定の表示になるよ
うにするためには、複雑な制御が必要になる。たとえ
ば、フィルムを全部巻き上げた後に、所定の表示になる
位置から、逆回転する所定逆回転角度だけ行き過ぎた位
置でフィルム巻き戻しを停止し、その後にこの所定逆回
転角度だけ逆回転する。
【0019】そのため、好ましくは、上記フィルム駆動
モータよりも上記カートリッジスプール駆動用フォーク
側の上記伝達機構内に、上記カートリッジスプール駆動
用フォーク側ヘ順に、上記第1回転要素と、所定遊び角
度の回転遊び機構とを設け、上記フィルム駆動モータの
フィルム巻き戻し方向への回転後、フィルム巻き上げ方
向へのスタート時に、上記設定された遊び角度の範囲を
越えれば上記カートリッジスプール駆動用フォークが回
転するように構成する。
モータよりも上記カートリッジスプール駆動用フォーク
側の上記伝達機構内に、上記カートリッジスプール駆動
用フォーク側ヘ順に、上記第1回転要素と、所定遊び角
度の回転遊び機構とを設け、上記フィルム駆動モータの
フィルム巻き戻し方向への回転後、フィルム巻き上げ方
向へのスタート時に、上記設定された遊び角度の範囲を
越えれば上記カートリッジスプール駆動用フォークが回
転するように構成する。
【0020】上記構成において、フィルム巻き戻し時に
は、フィルム駆動モータの駆動力は回転遊び機構を介し
てカートリッジスプール駆動用フォークに伝達され、フ
ィルムが巻き戻される。このとき、第1回転要素も巻き
戻し方向に回転し、ロック部材は、第2ロック位置に移
動されて、その位置に保持される。フィルム巻き戻し終
了後にフィルム給送モータが所定量逆回転すると、フィ
ルム駆動モータ側の第1回転要素も逆回転し、それによ
って、第1ロック部材は第2ロック位置から中間位置す
なわちロック解除位置に戻される。しかし、少なくとも
フィルム給送モータが逆回転してロック部材が第2ロッ
ク位置からロック解除位置に戻る間は回転遊び機構に回
転遊びが生じるように回転遊び機構の遊び角度を選択す
ると、回転遊び機構を介して回転駆動されるカートリッ
ジスプール駆動用フォークは、停止したままとなり逆回
転しない。
は、フィルム駆動モータの駆動力は回転遊び機構を介し
てカートリッジスプール駆動用フォークに伝達され、フ
ィルムが巻き戻される。このとき、第1回転要素も巻き
戻し方向に回転し、ロック部材は、第2ロック位置に移
動されて、その位置に保持される。フィルム巻き戻し終
了後にフィルム給送モータが所定量逆回転すると、フィ
ルム駆動モータ側の第1回転要素も逆回転し、それによ
って、第1ロック部材は第2ロック位置から中間位置す
なわちロック解除位置に戻される。しかし、少なくとも
フィルム給送モータが逆回転してロック部材が第2ロッ
ク位置からロック解除位置に戻る間は回転遊び機構に回
転遊びが生じるように回転遊び機構の遊び角度を選択す
ると、回転遊び機構を介して回転駆動されるカートリッ
ジスプール駆動用フォークは、停止したままとなり逆回
転しない。
【0021】したがって、ロック解除のためのフィルム
給送モータ逆回転時の制御が簡単になる。
給送モータ逆回転時の制御が簡単になる。
【0022】上記構成において、回転遊び機構の構成は
任意であり、たとえば、カム機構や、ラチェット機構を
用いてもよい。
任意であり、たとえば、カム機構や、ラチェット機構を
用いてもよい。
【0023】好ましくは、上記回転遊び機構は、上記第
1回転要素と、この第1回転要素と同軸かつ隣接して上
記カートリッジスプール駆動用フォーク側に配置された
第2回転要素とを含む。上記第1回転要素と上記第2回
転要素とのいずれか一方の回転要素には、上記第1回転
要素と上記第2回転要素とのいずれか他方の回転要素側
に突出する少なくとも1つの突起が形成される。上記他
方の回転要素には、径方向に延在しかつ径方向端部を有
する少なくとも1つの遊嵌溝が形成される。そして、こ
の遊嵌溝に上記突起が遊嵌し、かつ上記第1回転要素の
少なくともフィルム巻き上げ方向の回転により上記突起
と上記遊嵌溝の上記径方向端部とが互いに当接して上記
第1回転要素の回転が上記第2回転要素に伝達される。
1回転要素と、この第1回転要素と同軸かつ隣接して上
記カートリッジスプール駆動用フォーク側に配置された
第2回転要素とを含む。上記第1回転要素と上記第2回
転要素とのいずれか一方の回転要素には、上記第1回転
要素と上記第2回転要素とのいずれか他方の回転要素側
に突出する少なくとも1つの突起が形成される。上記他
方の回転要素には、径方向に延在しかつ径方向端部を有
する少なくとも1つの遊嵌溝が形成される。そして、こ
の遊嵌溝に上記突起が遊嵌し、かつ上記第1回転要素の
少なくともフィルム巻き上げ方向の回転により上記突起
と上記遊嵌溝の上記径方向端部とが互いに当接して上記
第1回転要素の回転が上記第2回転要素に伝達される。
【0024】上記構成により、伝達機構の歯車が回転遊
び機構の機能をも兼ねるようにできるので、スペースが
少なくてすみ、コストの低減を図ることができる。
び機構の機能をも兼ねるようにできるので、スペースが
少なくてすみ、コストの低減を図ることができる。
【0025】また、上記構成における第1ロック部材
は、直接にカートリッジ室蓋をロックする構成とするこ
とも可能である。しかし、このような構成にすると、第
1ロック部材はカートリッジ室蓋が開かないようにしっ
かり保持する必要があるなどの理由から、構成が大型化
したり複雑化する。また、上記構成における規制手段の
構成は任意であり、たとえば、第1ロック部材が第1ま
たは第2ロック位置に来たときに第1ロック部材を把持
するように構成するようにしてもよい。しかし、このよ
うな把持構成は複雑である。
は、直接にカートリッジ室蓋をロックする構成とするこ
とも可能である。しかし、このような構成にすると、第
1ロック部材はカートリッジ室蓋が開かないようにしっ
かり保持する必要があるなどの理由から、構成が大型化
したり複雑化する。また、上記構成における規制手段の
構成は任意であり、たとえば、第1ロック部材が第1ま
たは第2ロック位置に来たときに第1ロック部材を把持
するように構成するようにしてもよい。しかし、このよ
うな把持構成は複雑である。
【0026】そこで、好ましくは、前後移動可能であ
り、前進時に上記カートリッジ室蓋に係合してロック可
能である、第2ロック部材をさらに備える。上記第1ロ
ック部材は、上記第1回転要素に接触する円板部と、こ
の円板部から径方向外側にV字状に伸び、上記第1ロッ
ク位置と上記第2ロック位置との間を移動する上記第1
ロック部材の回転角度より十分に小さい角度をなす2つ
の突起ロック片とを備える。上記第1ロック部材の回転
により、上記ロック片の一方が上記回規制手段に当接し
て位置が保持されるとき、上記突起ロック片の他方が前
進位置にある上記第2ロック部材の後退を阻止する一
方、上記突起ロック片の両方が上記回規制手段に当接し
ないとき、上記両突起ロック片の間に、前進位置にある
上記蓋ロック部材が後退可能である。
り、前進時に上記カートリッジ室蓋に係合してロック可
能である、第2ロック部材をさらに備える。上記第1ロ
ック部材は、上記第1回転要素に接触する円板部と、こ
の円板部から径方向外側にV字状に伸び、上記第1ロッ
ク位置と上記第2ロック位置との間を移動する上記第1
ロック部材の回転角度より十分に小さい角度をなす2つ
の突起ロック片とを備える。上記第1ロック部材の回転
により、上記ロック片の一方が上記回規制手段に当接し
て位置が保持されるとき、上記突起ロック片の他方が前
進位置にある上記第2ロック部材の後退を阻止する一
方、上記突起ロック片の両方が上記回規制手段に当接し
ないとき、上記両突起ロック片の間に、前進位置にある
上記蓋ロック部材が後退可能である。
【0027】上記構成において、フィルム巻き上げ時に
は、第1ロック部材の回転により、第1ロック部材が摩
擦移動されて、そのロック片の一方が回規制手段に当接
すると、規制手段によってそのロック片の移動は阻止さ
れる。そのため、第1ロック部材と第1回転要素との間
に滑りが生じ、第1ロック部材は規制手段に当接した位
置に保持される。このとき、第1ロック部材の突起ロッ
ク片の他方は、前進位置にある上記第2ロック部材の後
退を阻止する。つまり、第1ロック部材は、第1ロック
位置となる。一方、フィルム巻き戻し時には、第1ロッ
ク部材の回転により、第1ロック部材のロック片の他方
が回規制手段に当接すると、第1ロック部材は、同様に
当接した位置に保持される。このとき、第1ロック部材
の突起ロック片の一方は、前進位置にある上記第2ロッ
ク部材の後退を阻止する。つまり、第1ロック部材は、
第2ロック位置となる。フィルムを全部巻き戻した後
に、フィルム巻き上げ方向に所定量逆回転されると、第
1ロック部材の突起ロック片の両方が上記回規制手段に
当接しない位置となり、このとき、両方の突起ロック片
の間に、前進位置にある上記蓋ロック部材が後退可能で
ある。つまり、第1ロック部材は、中間位置すなわちロ
ック解除位置となる。
は、第1ロック部材の回転により、第1ロック部材が摩
擦移動されて、そのロック片の一方が回規制手段に当接
すると、規制手段によってそのロック片の移動は阻止さ
れる。そのため、第1ロック部材と第1回転要素との間
に滑りが生じ、第1ロック部材は規制手段に当接した位
置に保持される。このとき、第1ロック部材の突起ロッ
ク片の他方は、前進位置にある上記第2ロック部材の後
退を阻止する。つまり、第1ロック部材は、第1ロック
位置となる。一方、フィルム巻き戻し時には、第1ロッ
ク部材の回転により、第1ロック部材のロック片の他方
が回規制手段に当接すると、第1ロック部材は、同様に
当接した位置に保持される。このとき、第1ロック部材
の突起ロック片の一方は、前進位置にある上記第2ロッ
ク部材の後退を阻止する。つまり、第1ロック部材は、
第2ロック位置となる。フィルムを全部巻き戻した後
に、フィルム巻き上げ方向に所定量逆回転されると、第
1ロック部材の突起ロック片の両方が上記回規制手段に
当接しない位置となり、このとき、両方の突起ロック片
の間に、前進位置にある上記蓋ロック部材が後退可能で
ある。つまり、第1ロック部材は、中間位置すなわちロ
ック解除位置となる。
【0028】上記構成において、第1ロック部材は、カ
ートリッジ室蓋を直接ロックしないので、カメラのカー
トリッジ室蓋ロック機構を小型化できる。
ートリッジ室蓋を直接ロックしないので、カメラのカー
トリッジ室蓋ロック機構を小型化できる。
【0029】上記構成においては、フィルムを巻き戻す
時にも、カートリッジ室蓋はロックされる。このような
構成は、フィルムカートリッジ装填時に未露光フィルム
を全て巻き上げてしまい、撮影時に、順次、フィルムを
巻き戻す方式のカメラにおいては、撮影中のフィルム巻
き戻し時においてもカートリッジ室蓋がロックされるの
で、好適である。しかし、撮影時に、順次、フィルムを
巻き上げる方式のカメラにおいては、フィルム巻き戻し
途中にフィルムカートリッジ室の蓋を開くことは、現実
には、ほとんどないものと考えられる。
時にも、カートリッジ室蓋はロックされる。このような
構成は、フィルムカートリッジ装填時に未露光フィルム
を全て巻き上げてしまい、撮影時に、順次、フィルムを
巻き戻す方式のカメラにおいては、撮影中のフィルム巻
き戻し時においてもカートリッジ室蓋がロックされるの
で、好適である。しかし、撮影時に、順次、フィルムを
巻き上げる方式のカメラにおいては、フィルム巻き戻し
途中にフィルムカートリッジ室の蓋を開くことは、現実
には、ほとんどないものと考えられる。
【0030】そのため、別の構成としては、カメラのカ
ートリッジ室蓋ロック機構は、第1回転要素と、第1ロ
ック部材と、規制手段とを備える。第1回転要素は、フ
ィルム給送モータの駆動力をカートリッジスプール駆動
用フォーク並びに巻き上げ用スプール軸に伝達する伝達
機構内でこのフィルム給送モータにより回転駆動され
る。第1ロック部材は、上記第1回転要素に弾力的に付
勢されて摩擦接触し、上記第1回転要素の回転により、
カートリッジ室蓋を閉状態に保持するロック位置と、こ
のカートリッジ室蓋の開閉を許容するロック解除位置と
の間を選択的に摩擦移動する。規制手段は、上記第1回
転要素のフィルム巻き上げ方向の回転によって上記ロッ
ク位置に移動する上記第1ロック部材を、このロック位
置に保持する一方、上記第1回転要素のフィルム巻き戻
し方向の回転によって上記ロック解除位置に移動する上
記第1ロック部材(19)を、このロック解除位置に保持
する。
ートリッジ室蓋ロック機構は、第1回転要素と、第1ロ
ック部材と、規制手段とを備える。第1回転要素は、フ
ィルム給送モータの駆動力をカートリッジスプール駆動
用フォーク並びに巻き上げ用スプール軸に伝達する伝達
機構内でこのフィルム給送モータにより回転駆動され
る。第1ロック部材は、上記第1回転要素に弾力的に付
勢されて摩擦接触し、上記第1回転要素の回転により、
カートリッジ室蓋を閉状態に保持するロック位置と、こ
のカートリッジ室蓋の開閉を許容するロック解除位置と
の間を選択的に摩擦移動する。規制手段は、上記第1回
転要素のフィルム巻き上げ方向の回転によって上記ロッ
ク位置に移動する上記第1ロック部材を、このロック位
置に保持する一方、上記第1回転要素のフィルム巻き戻
し方向の回転によって上記ロック解除位置に移動する上
記第1ロック部材(19)を、このロック解除位置に保持
する。
【0031】上記構成において、フィルム巻き上げ方向
に第1回転要素が回転されると、第1ロック部材は規制
手段によりロック位置に保持され一方、フィルム巻き戻
し方向に第1回転要素が回転されると、第1ロック部材
は回転規制手段によってロック解除位置に保持される。
つまり、フィルム巻き戻し時には、カートリッジ室蓋の
ロックが解除される。そして、ロック解除するための特
別な制御手段や、フィルム巻き戻し後のフィルム給送モ
ータ逆回転時に回転を伝達しないための回転遊び機構は
不要である。
に第1回転要素が回転されると、第1ロック部材は規制
手段によりロック位置に保持され一方、フィルム巻き戻
し方向に第1回転要素が回転されると、第1ロック部材
は回転規制手段によってロック解除位置に保持される。
つまり、フィルム巻き戻し時には、カートリッジ室蓋の
ロックが解除される。そして、ロック解除するための特
別な制御手段や、フィルム巻き戻し後のフィルム給送モ
ータ逆回転時に回転を伝達しないための回転遊び機構は
不要である。
【0032】したがって、カートリッジ室蓋のロック機
構の構成が簡単になる。
構の構成が簡単になる。
【0033】上記構成においても同様に、好ましくは、
上記第1回転要素と上記第1ロック部材とは同軸上に配
置され、上記第1回転要素の軸直角側面と上記第1ロッ
ク部材の軸直角側面とが接触する。
上記第1回転要素と上記第1ロック部材とは同軸上に配
置され、上記第1回転要素の軸直角側面と上記第1ロッ
ク部材の軸直角側面とが接触する。
【0034】さらに好ましくは、前後移動可能であり、
前進時に上記カートリッジ室蓋に係合してロック可能で
ある、第2ロック部材をさらに備える。上記第1ロック
部材は、上記第1回転要素に接触する円板部と、この円
板部から径方向外側に伸びる1つの突起ロック片とを備
える。上記ロック部材の回転により、上記ロック片が上
記回規制手段に当接して位置が保持されるとき、上記ロ
ック片は前進位置にある上記第2ロック部材の後退を阻
止する一方、上記突起ロック片が上記回規制手段に当接
しないとき、前進位置にある上記蓋ロック部材が後退可
能である。
前進時に上記カートリッジ室蓋に係合してロック可能で
ある、第2ロック部材をさらに備える。上記第1ロック
部材は、上記第1回転要素に接触する円板部と、この円
板部から径方向外側に伸びる1つの突起ロック片とを備
える。上記ロック部材の回転により、上記ロック片が上
記回規制手段に当接して位置が保持されるとき、上記ロ
ック片は前進位置にある上記第2ロック部材の後退を阻
止する一方、上記突起ロック片が上記回規制手段に当接
しないとき、前進位置にある上記蓋ロック部材が後退可
能である。
【0035】上記構成において、フィルム巻き上げ時に
は、第1ロック部材の回転により、第1ロック部材が摩
擦移動されて、第1ロック部材のロック片が回規制手段
に当接すると、規制手段によってそのロック片の移動は
阻止される。そのため、第1ロック部材と第1回転要素
との間に滑りが生じ、第1ロック部材は規制手段に当接
した位置に保持される。このとき、第1ロック部材の突
起ロック片は、前進位置にある上記第2ロック部材の後
退を阻止する。つまり、第1ロック部材は、ロック位置
となる。一方、フィルム巻き戻し時には、第1ロック部
材の回転により、第1ロック部材の突起ロック片が制手
段に当接すると、第1ロック部材は、同様に当接した位
置に保持される。このとき、第1ロック部材の突起ロッ
ク片はロック位置から移動しているので、前進位置にあ
る上記第2ロック部材の後退を阻止しない。つまり、第
1ロック部材は、ロック解除位置となる。
は、第1ロック部材の回転により、第1ロック部材が摩
擦移動されて、第1ロック部材のロック片が回規制手段
に当接すると、規制手段によってそのロック片の移動は
阻止される。そのため、第1ロック部材と第1回転要素
との間に滑りが生じ、第1ロック部材は規制手段に当接
した位置に保持される。このとき、第1ロック部材の突
起ロック片は、前進位置にある上記第2ロック部材の後
退を阻止する。つまり、第1ロック部材は、ロック位置
となる。一方、フィルム巻き戻し時には、第1ロック部
材の回転により、第1ロック部材の突起ロック片が制手
段に当接すると、第1ロック部材は、同様に当接した位
置に保持される。このとき、第1ロック部材の突起ロッ
ク片はロック位置から移動しているので、前進位置にあ
る上記第2ロック部材の後退を阻止しない。つまり、第
1ロック部材は、ロック解除位置となる。
【0036】上記構成において、第1ロック部材は、カ
ートリッジ室蓋を直接ロックしないので、カメラのカー
トリッジ室蓋ロック機構を小型化できる。
ートリッジ室蓋を直接ロックしないので、カメラのカー
トリッジ室蓋ロック機構を小型化できる。
【0037】
【実施例】以下に、図1〜図12に示した本発明の第1
実施例に係るカートリッジ室蓋ロック機構を備えたカメ
ラについて詳細に説明する。
実施例に係るカートリッジ室蓋ロック機構を備えたカメ
ラについて詳細に説明する。
【0038】このカメラで使用するカートリッジ1は、
カートリッジ室に装填されていないときにはフィルムを
カートリッジケース内に先端のリーダー部まで全て巻き
込んで収納し、カートリッジ室内に装填したときに、カ
メラ内に設けられたフィルム給送機構によりフィルムを
カートリッジケースから送り出してスプール軸に巻き付
ける、いわゆるスラストタイプのカートリッジである。
また、収納しているフィルムが未撮影、全駒撮影済み、
あるいは途中の駒まで撮影済みのいずれであるかをカー
トリッジ単体のときに表すため、図示していないがこの
カートリッジ1のケースにはその三種類の表示マーク
が、カートリッジスプールには指標が設けられており、
巻き戻し時のカートリッジスプールの停止位置をフィル
ム給送機構で制御してフィルムの使用状態を表示するよ
うになっている。
カートリッジ室に装填されていないときにはフィルムを
カートリッジケース内に先端のリーダー部まで全て巻き
込んで収納し、カートリッジ室内に装填したときに、カ
メラ内に設けられたフィルム給送機構によりフィルムを
カートリッジケースから送り出してスプール軸に巻き付
ける、いわゆるスラストタイプのカートリッジである。
また、収納しているフィルムが未撮影、全駒撮影済み、
あるいは途中の駒まで撮影済みのいずれであるかをカー
トリッジ単体のときに表すため、図示していないがこの
カートリッジ1のケースにはその三種類の表示マーク
が、カートリッジスプールには指標が設けられており、
巻き戻し時のカートリッジスプールの停止位置をフィル
ム給送機構で制御してフィルムの使用状態を表示するよ
うになっている。
【0039】図1はこのカメラの斜視図、図2は底面図
を示している。このカメラでは、カートリッジ1は、カ
メラを正面(撮影レンズ2側)から見て左下のコーナー部
分に設けられた蓋3をあけたところに設けられているカ
ートリッジ室に対し、カートリッジスプールの軸方向へ
出し入れするようになっている。カートリッジ室の蓋3
は、その隣に操作部材として設けられた開閉レバー4が
図の位置(第1位置)にあるときに閉じた状態に保持さ
れ、この位置から右方向へスライドさせた位置(第2位
置)で開くことができるようになっている。また、開閉
レバー4を第2位置に向かって操作すると、操作検知ス
イッチ5を構成する左側の接片が右側の接片に押し付け
られて、そのときに発生する電気信号がカメラの制御に
用いられる。なお、図中の符号6はファインダー及び測
光・測距ユニット、7はフラッシュを示している。
を示している。このカメラでは、カートリッジ1は、カ
メラを正面(撮影レンズ2側)から見て左下のコーナー部
分に設けられた蓋3をあけたところに設けられているカ
ートリッジ室に対し、カートリッジスプールの軸方向へ
出し入れするようになっている。カートリッジ室の蓋3
は、その隣に操作部材として設けられた開閉レバー4が
図の位置(第1位置)にあるときに閉じた状態に保持さ
れ、この位置から右方向へスライドさせた位置(第2位
置)で開くことができるようになっている。また、開閉
レバー4を第2位置に向かって操作すると、操作検知ス
イッチ5を構成する左側の接片が右側の接片に押し付け
られて、そのときに発生する電気信号がカメラの制御に
用いられる。なお、図中の符号6はファインダー及び測
光・測距ユニット、7はフラッシュを示している。
【0040】本実施例のカートリッジ室蓋3のロック機
構は、フィルム給送機構の動作に連動してカートリッジ
室の蓋3を開閉規制するようになっている。そこで、図
3〜図6を用いて、フィルム給送機構について説明す
る。
構は、フィルム給送機構の動作に連動してカートリッジ
室の蓋3を開閉規制するようになっている。そこで、図
3〜図6を用いて、フィルム給送機構について説明す
る。
【0041】図3はフィルムの給送機構とカートリッジ
室蓋3のロック機構を蓋3のロック状態で示す要部断面
図、図4はフィルム給送機構をフィルム巻き上げ状態で
示す底面図、図5はフィルム給送機構と蓋3のロック機
構を蓋3のロック解除状態で示す要部断面図、図6はフ
ィルム給送機構をフィルム巻き戻し状態で示す底面図で
ある。
室蓋3のロック機構を蓋3のロック状態で示す要部断面
図、図4はフィルム給送機構をフィルム巻き上げ状態で
示す底面図、図5はフィルム給送機構と蓋3のロック機
構を蓋3のロック解除状態で示す要部断面図、図6はフ
ィルム給送機構をフィルム巻き戻し状態で示す底面図で
ある。
【0042】フィルムの給送機構は、モータMと、この
モータMの回転をカートリッジスプールに噛み合うフォ
ーク11とフィルム巻き上げ用のスプール軸12とに伝
達するギヤ列とから構成されている。モータMの回転
は、まずこのギヤ列内のギヤ10に入力され、そこで分
岐されてフォーク11とスプール軸12に伝えられる。
モータMの回転をカートリッジスプールに噛み合うフォ
ーク11とフィルム巻き上げ用のスプール軸12とに伝
達するギヤ列とから構成されている。モータMの回転
は、まずこのギヤ列内のギヤ10に入力され、そこで分
岐されてフォーク11とスプール軸12に伝えられる。
【0043】スプール軸12側では、まず、ギヤ10に
図の右側から噛合する太陽ギヤ13が設けられている。
この太陽ギヤ13の回転軸(不図示)には遊星キャリア1
4が揺動可能に保持されている。遊星キャリア14は太
陽ギヤ13と噛合する遊星ギヤ15を摩擦伝動機構を介
して保持しており、太陽ギヤ13の回転方向に応じて、
遊星ギヤ15が、スプール軸12と一体的に回転するス
プールギヤ16に噛合する位置と離反する位置とを取り
得るようになっている。なお、遊星ギヤ15がスプール
ギヤ16から離れる方向へ遊星キャリア14が揺動する
場合の動作範囲の限度は、カメラボディ側に設けられた
不図示のストッパーによって定められている。
図の右側から噛合する太陽ギヤ13が設けられている。
この太陽ギヤ13の回転軸(不図示)には遊星キャリア1
4が揺動可能に保持されている。遊星キャリア14は太
陽ギヤ13と噛合する遊星ギヤ15を摩擦伝動機構を介
して保持しており、太陽ギヤ13の回転方向に応じて、
遊星ギヤ15が、スプール軸12と一体的に回転するス
プールギヤ16に噛合する位置と離反する位置とを取り
得るようになっている。なお、遊星ギヤ15がスプール
ギヤ16から離れる方向へ遊星キャリア14が揺動する
場合の動作範囲の限度は、カメラボディ側に設けられた
不図示のストッパーによって定められている。
【0044】一方、ギヤ10に対して図の左側から噛合
しているのはギヤ17(第1制御部材)である(図3)。ギ
ヤ17と同軸上には、このギヤ17に対して所定範囲内
で相対回転可能なギヤ18(第2制御部材)が配置されて
いる。また、その同軸上にギヤ17に摩擦結合されスト
ッパ40a,40bによって回転範囲を規制されたロック
部材19が設けられていて、これらのギヤ17,18と
ロック部材19とによりロック手段20が構成されてい
る。ギヤ18は、ギヤ17がギヤ18との相対可動範囲
を越えて回転したときに回転して、ギヤ21に回転を伝
達するようになっている。つまり、ギヤ17がロック手
段20の入力ギヤ、ギヤ18が出力ギヤとして構成され
ている。
しているのはギヤ17(第1制御部材)である(図3)。ギ
ヤ17と同軸上には、このギヤ17に対して所定範囲内
で相対回転可能なギヤ18(第2制御部材)が配置されて
いる。また、その同軸上にギヤ17に摩擦結合されスト
ッパ40a,40bによって回転範囲を規制されたロック
部材19が設けられていて、これらのギヤ17,18と
ロック部材19とによりロック手段20が構成されてい
る。ギヤ18は、ギヤ17がギヤ18との相対可動範囲
を越えて回転したときに回転して、ギヤ21に回転を伝
達するようになっている。つまり、ギヤ17がロック手
段20の入力ギヤ、ギヤ18が出力ギヤとして構成され
ている。
【0045】ギヤ21の回転軸(不図示)には、L字形の
遊星キャリア22が揺動可能に保持されている。遊星キ
ャリア22は、太陽ギヤ21と噛合する2個の遊星ギヤ
23,24をそれぞれ摩擦伝動機構を介して保持してお
り、太陽ギヤ21の回転方向に応じて、この遊星ギヤ2
3,24のいずれか一方がギヤ25と噛合するようにな
っている。ギヤ25は、カメラ内を上下に延びる軸26
の下端部に固定されており、その上端部には、フォーク
11に一体的に形成されたフォークギヤ11aと噛合す
るギヤ27が固定されている。また、フォーク11には
軽いフリクション11bがかかっており、フィルムのカ
ール等によって不用意にフォーク11が回転するのを防
いでいる。
遊星キャリア22が揺動可能に保持されている。遊星キ
ャリア22は、太陽ギヤ21と噛合する2個の遊星ギヤ
23,24をそれぞれ摩擦伝動機構を介して保持してお
り、太陽ギヤ21の回転方向に応じて、この遊星ギヤ2
3,24のいずれか一方がギヤ25と噛合するようにな
っている。ギヤ25は、カメラ内を上下に延びる軸26
の下端部に固定されており、その上端部には、フォーク
11に一体的に形成されたフォークギヤ11aと噛合す
るギヤ27が固定されている。また、フォーク11には
軽いフリクション11bがかかっており、フィルムのカ
ール等によって不用意にフォーク11が回転するのを防
いでいる。
【0046】図3及び図5に示すように、カートリッジ
室の蓋3は、カメラのボディに設けられた軸28によ
り、開閉可能に保持されている。この蓋3は、係止凹部
3aを有しており、開閉レバー4は、この係止凹部3aと
係脱可能な係止端部4aを有している。また、開閉レバ
ー4は、スプリング29によって、係止端部4aがカー
トリッジ室の開口部の側端面から突出する方向、つまり
図の左側へ向かって付勢されており、蓋3を閉じて係止
端部4aが係止凹部3aに係止したときに、その閉状態が
保持されるようになっている。一方、開閉レバー4を図
の右方向へスライド操作すると、係止端部4aが係止凹
部3aから外れ、カートリッジ室の蓋3を開くことがで
きる。なお、蓋3の開閉を検知するため、カートリッジ
室には検出部が蓋3の開閉に伴って動く検知スイッチ3
0が設けられている。
室の蓋3は、カメラのボディに設けられた軸28によ
り、開閉可能に保持されている。この蓋3は、係止凹部
3aを有しており、開閉レバー4は、この係止凹部3aと
係脱可能な係止端部4aを有している。また、開閉レバ
ー4は、スプリング29によって、係止端部4aがカー
トリッジ室の開口部の側端面から突出する方向、つまり
図の左側へ向かって付勢されており、蓋3を閉じて係止
端部4aが係止凹部3aに係止したときに、その閉状態が
保持されるようになっている。一方、開閉レバー4を図
の右方向へスライド操作すると、係止端部4aが係止凹
部3aから外れ、カートリッジ室の蓋3を開くことがで
きる。なお、蓋3の開閉を検知するため、カートリッジ
室には検出部が蓋3の開閉に伴って動く検知スイッチ3
0が設けられている。
【0047】開閉レバー4は、フィルム給送機構の動作
に伴ってギヤ17の回転方向が変化することによって、
その位置が規制されるようになっている。そこで、次に
ロック手段20の構成と動作について、図7〜図10を
用いて詳細に説明する。
に伴ってギヤ17の回転方向が変化することによって、
その位置が規制されるようになっている。そこで、次に
ロック手段20の構成と動作について、図7〜図10を
用いて詳細に説明する。
【0048】図7〜9は、それぞれロック手段20の動
作状態を示す、カメラ上方から見た斜視図である。図1
0はカメラ下方から見た斜視図である。入力ギヤ17及
びロック部材19は、互いに摩擦結合しており(図1
0)、ギヤ17の回転方向に応じてストッパー40aまた
は40bに当接し、ロック部材19は、図7、8の位置
をとる。また、ギヤ17が反転したときには、図7、8
の間、すなわち図9のような位置をとる。
作状態を示す、カメラ上方から見た斜視図である。図1
0はカメラ下方から見た斜視図である。入力ギヤ17及
びロック部材19は、互いに摩擦結合しており(図1
0)、ギヤ17の回転方向に応じてストッパー40aまた
は40bに当接し、ロック部材19は、図7、8の位置
をとる。また、ギヤ17が反転したときには、図7、8
の間、すなわち図9のような位置をとる。
【0049】入力ギヤ17と出力ギヤ18の対向面には
互いに相手側へ向かって突出する突起17a,18a(回転
伝達手段)が形成され、両突起17a,18a同士が当接し
ない範囲内でのみ、入力ギヤ17と出力ギヤ18とが相
対的に回転可能になっている。
互いに相手側へ向かって突出する突起17a,18a(回転
伝達手段)が形成され、両突起17a,18a同士が当接し
ない範囲内でのみ、入力ギヤ17と出力ギヤ18とが相
対的に回転可能になっている。
【0050】このロック手段の動きについて簡単に説明
する。モータMが回転し、その回転が巻き上げ、巻き戻
しのために入力ギヤ17に伝達されると、ロック部材1
9は入力ギヤ17と一緒にストッパー40aまたは40b
に当接するまで(図7,8))回転する(もとから当接して
いる場合はそのまま)。このため、ロック部材19のロ
ック部19aまたは19bが開閉レバー4のスライド操作
を禁止し、蓋3の開閉が禁止される。また、出力ギヤ1
8は、入力ギヤ17の突起17aが出力ギヤ18の突起
18aに当接すると、入力ギヤ17と一体的に回転す
る。
する。モータMが回転し、その回転が巻き上げ、巻き戻
しのために入力ギヤ17に伝達されると、ロック部材1
9は入力ギヤ17と一緒にストッパー40aまたは40b
に当接するまで(図7,8))回転する(もとから当接して
いる場合はそのまま)。このため、ロック部材19のロ
ック部19aまたは19bが開閉レバー4のスライド操作
を禁止し、蓋3の開閉が禁止される。また、出力ギヤ1
8は、入力ギヤ17の突起17aが出力ギヤ18の突起
18aに当接すると、入力ギヤ17と一体的に回転す
る。
【0051】一方、入力ギヤ17が図7または図8の位
置からそれぞれ逆方向へ回転するとロック部材19も同
方向に回転し、その回転範囲の中間で、ロック部19a,
19bがどちらも開閉レバー4の後端部4aの軌跡からは
ずれる位置となる(図9)。または、巻き戻し後フィルム
の使用状態をセットした後、次のフィルムを装填しスラ
ストを開始するまで、ロック手段20はこの状態に設定
されるようにモータMが制御され、ロック部材19のロ
ック部19a,19bが開閉レバー4から退避しているの
で、このときには蓋3を操作することができる。また、
出力ギヤ18は、カメラの姿勢変化や衝撃または収納し
たフィルムのカーリング力などによるフォークの回転を
規制するために設けられた軽いフリクション11bによ
って回転を妨げられるので、この状態では、ギヤ17が
反転を始めた時の位置のままである。
置からそれぞれ逆方向へ回転するとロック部材19も同
方向に回転し、その回転範囲の中間で、ロック部19a,
19bがどちらも開閉レバー4の後端部4aの軌跡からは
ずれる位置となる(図9)。または、巻き戻し後フィルム
の使用状態をセットした後、次のフィルムを装填しスラ
ストを開始するまで、ロック手段20はこの状態に設定
されるようにモータMが制御され、ロック部材19のロ
ック部19a,19bが開閉レバー4から退避しているの
で、このときには蓋3を操作することができる。また、
出力ギヤ18は、カメラの姿勢変化や衝撃または収納し
たフィルムのカーリング力などによるフォークの回転を
規制するために設けられた軽いフリクション11bによ
って回転を妨げられるので、この状態では、ギヤ17が
反転を始めた時の位置のままである。
【0052】このカメラにおける蓋ロック機構に関連す
る部分の概略の回路構成を、図11のブロック図に示し
ている。図において、CPUはカメラの動作を制御する
マイクロコンピュータ、S1は図2に符号5で示した開
閉レバー操作検知スイッチ、S2は図3,図5に符号3
0で示したカートリッジ室蓋開閉検知スイッチ、ENは
フォーク11の位置を検知するためのフォーク位置検知
エンコーダ、S3はフィルムの途中巻き戻しスイッチ、
PIはフィルム給送モータの回転量を検出するためのフ
ォトインタラプタ(このフォトインタラプタはフィルム
給送モータの回転数に対応したパルス信号を発し、それ
をマイコンCPUでカウントしてモータの回転量を検出
するようになっている)、S4はカートリッジ装填検知
スイッチ、DRはフィルム給送モータMのドライバーで
ある。
る部分の概略の回路構成を、図11のブロック図に示し
ている。図において、CPUはカメラの動作を制御する
マイクロコンピュータ、S1は図2に符号5で示した開
閉レバー操作検知スイッチ、S2は図3,図5に符号3
0で示したカートリッジ室蓋開閉検知スイッチ、ENは
フォーク11の位置を検知するためのフォーク位置検知
エンコーダ、S3はフィルムの途中巻き戻しスイッチ、
PIはフィルム給送モータの回転量を検出するためのフ
ォトインタラプタ(このフォトインタラプタはフィルム
給送モータの回転数に対応したパルス信号を発し、それ
をマイコンCPUでカウントしてモータの回転量を検出
するようになっている)、S4はカートリッジ装填検知
スイッチ、DRはフィルム給送モータMのドライバーで
ある。
【0053】次に、本実施例のカメラの動作を、図12
に示したフローチャートを用いて説明する。まず、ステ
ップ#001,#002で蓋が開かれてカートリッジが
装填されると、ステップ#003で、カートリッジ室蓋
開閉検知スイッチS2がオンになるとき、つまり、蓋3
が閉じられるときを待つ。蓋3が閉じられたと判断する
と、ステップ#004でモータMが正転を開始する。こ
のとき、ギヤ10は図4に示すようにカメラの底面から
見て時計回り方向へ回転し、これに伴ってロック部材1
9が回転してストッパ40aに当接し、開閉レバー4の
スライド操作が禁止される(図3)。
に示したフローチャートを用いて説明する。まず、ステ
ップ#001,#002で蓋が開かれてカートリッジが
装填されると、ステップ#003で、カートリッジ室蓋
開閉検知スイッチS2がオンになるとき、つまり、蓋3
が閉じられるときを待つ。蓋3が閉じられたと判断する
と、ステップ#004でモータMが正転を開始する。こ
のとき、ギヤ10は図4に示すようにカメラの底面から
見て時計回り方向へ回転し、これに伴ってロック部材1
9が回転してストッパ40aに当接し、開閉レバー4の
スライド操作が禁止される(図3)。
【0054】モータMの回転をさらに続けて、両突起1
7a,18aの端面同士が当接すると、出力ギヤ18が入
力ギヤ17とともに回転する。したがって、それ以降
は、モータMの回転がこの出力ギヤ18から太陽ギヤ2
1、遊星ギヤ23、ギヤ25,27及びフォークギヤ1
1aを介してカートリッジスプールに伝達され、スプー
ルが図4の反時計回り方向へ回転してフィルムがカート
リッジ1内からフィルム巻き上げ用スプール軸12側へ
送り出されてイニシャルロードが行われる。なお、モー
タからの駆動力による回転速度は、フォークギヤ11a
によるフィルムの送り出し速度の方がスプールギヤ16
によるフィルムの巻き上げ速度よりも低速となるように
定められている。したがって、フィルムがスプール軸1
2に巻き付いた後は、フィルムがスプール軸から引っ張
られて、フォーク11がモータ駆動時よりも高速で回転
するので、ギヤ23がギヤ25ではねられて、この部分
での動力伝達が遮断されることになる。
7a,18aの端面同士が当接すると、出力ギヤ18が入
力ギヤ17とともに回転する。したがって、それ以降
は、モータMの回転がこの出力ギヤ18から太陽ギヤ2
1、遊星ギヤ23、ギヤ25,27及びフォークギヤ1
1aを介してカートリッジスプールに伝達され、スプー
ルが図4の反時計回り方向へ回転してフィルムがカート
リッジ1内からフィルム巻き上げ用スプール軸12側へ
送り出されてイニシャルロードが行われる。なお、モー
タからの駆動力による回転速度は、フォークギヤ11a
によるフィルムの送り出し速度の方がスプールギヤ16
によるフィルムの巻き上げ速度よりも低速となるように
定められている。したがって、フィルムがスプール軸1
2に巻き付いた後は、フィルムがスプール軸から引っ張
られて、フォーク11がモータ駆動時よりも高速で回転
するので、ギヤ23がギヤ25ではねられて、この部分
での動力伝達が遮断されることになる。
【0055】ステップ#004でモータMが正転を開始
した後、次に、ステップ#005で途中巻き戻しスイッ
チS3が操作されたかどうかが判別される。この操作が
行なわれていなければ、ステップ#006で、レリーズ
スイッチの操作があったときに、撮影動作、つまり、測
光、測距、シャッター制御の各動作が行なわれる。この
ステップ#006での一駒撮影動作が終了すると、次の
ステップ#007においてフィルムが一駒巻き上げられ
る。さらに、ステップ#008においてその時点でフィ
ルムが最終駒まで撮影完了したかどうかを判別した後、
最終駒まで達していないとき場合はステップ#005へ
戻る。このため、一駒撮影する毎に、最終駒に達したか
どうか、そして途中巻き戻しの操作があったかどうかが
判別されることになる。
した後、次に、ステップ#005で途中巻き戻しスイッ
チS3が操作されたかどうかが判別される。この操作が
行なわれていなければ、ステップ#006で、レリーズ
スイッチの操作があったときに、撮影動作、つまり、測
光、測距、シャッター制御の各動作が行なわれる。この
ステップ#006での一駒撮影動作が終了すると、次の
ステップ#007においてフィルムが一駒巻き上げられ
る。さらに、ステップ#008においてその時点でフィ
ルムが最終駒まで撮影完了したかどうかを判別した後、
最終駒まで達していないとき場合はステップ#005へ
戻る。このため、一駒撮影する毎に、最終駒に達したか
どうか、そして途中巻き戻しの操作があったかどうかが
判別されることになる。
【0056】一方、ステップ#005での判別の結果、
途中巻き戻しスイッチS3の操作が確認された場合は、
ステップ#009においてモータMを逆転させてフィル
ムの巻き戻しを開始する。このとき、ロック部材19
は、ストッパー40bに当接するまで瞬時に回転し、そ
れまでと同様、開閉レバー4のスライド操作を禁止する
(図6)。そして、フィルムをカートリッジケース内に完
全に巻き込んだ後、ステップ#010においてフォーク
エンコーダENからの出力信号を検出して、カートリッ
ジスプールの停止位置が途中取り出し表示に対応した位
置となったときにモータMを停止させる。また、ステッ
プ#008での判別の結果、フィルムが全駒撮影完了し
たと判断した場合は、ステップ#011においてモータ
Mを逆転させてフィルムの巻き戻しを開始する。このと
き、ロック部材19は、ストッパー40bに当接するま
で瞬時に回転し、それまでと同様、開閉レバー4のスラ
イド操作を禁止する(図6)。この場合には、フィルムを
カートリッジケース内に完全に巻き込んだ後、ステップ
#012で、フォークエンコーダENからの出力信号を
検出して、カートリッジスプールの停止位置が撮影済み
表示に対応した位置となったときにモータMを停止させ
る。
途中巻き戻しスイッチS3の操作が確認された場合は、
ステップ#009においてモータMを逆転させてフィル
ムの巻き戻しを開始する。このとき、ロック部材19
は、ストッパー40bに当接するまで瞬時に回転し、そ
れまでと同様、開閉レバー4のスライド操作を禁止する
(図6)。そして、フィルムをカートリッジケース内に完
全に巻き込んだ後、ステップ#010においてフォーク
エンコーダENからの出力信号を検出して、カートリッ
ジスプールの停止位置が途中取り出し表示に対応した位
置となったときにモータMを停止させる。また、ステッ
プ#008での判別の結果、フィルムが全駒撮影完了し
たと判断した場合は、ステップ#011においてモータ
Mを逆転させてフィルムの巻き戻しを開始する。このと
き、ロック部材19は、ストッパー40bに当接するま
で瞬時に回転し、それまでと同様、開閉レバー4のスラ
イド操作を禁止する(図6)。この場合には、フィルムを
カートリッジケース内に完全に巻き込んだ後、ステップ
#012で、フォークエンコーダENからの出力信号を
検出して、カートリッジスプールの停止位置が撮影済み
表示に対応した位置となったときにモータMを停止させ
る。
【0057】このようにしてカートリッジスプールの停
止位置を制御した後、ステップ#013では、ロック部
材19が可動範囲の約半分だけ回転するまでモータMを
正転させる。このとき、出力ギヤ18は、フィルムの使
用状態表示が終わった時の位置を図8とすると、図9の
ようにフォーク11のフリクション及びそれに噛み合っ
たカートリッジスプールが駆動負荷となっていて回転し
ないから、カートリッジスプールの停止位置が変わらな
いままロック部材19が回転して開閉レバー4のスライ
ド操作の規制が解除されることになる。したがって、ス
テップ#014及び#015において、蓋3を開いてカ
ートリッジを取り出すことができる。
止位置を制御した後、ステップ#013では、ロック部
材19が可動範囲の約半分だけ回転するまでモータMを
正転させる。このとき、出力ギヤ18は、フィルムの使
用状態表示が終わった時の位置を図8とすると、図9の
ようにフォーク11のフリクション及びそれに噛み合っ
たカートリッジスプールが駆動負荷となっていて回転し
ないから、カートリッジスプールの停止位置が変わらな
いままロック部材19が回転して開閉レバー4のスライ
ド操作の規制が解除されることになる。したがって、ス
テップ#014及び#015において、蓋3を開いてカ
ートリッジを取り出すことができる。
【0058】このように、本実施例では、フィルムの給
送機構中に設けた入力ギヤ17の回転方向に応じた開閉
レバー4の操作を禁止し、その回転方向を反転した後一
定量回転時に、開閉レバー4の操作を可能としているの
で、専用のアクチュエータを用いることなく、カートリ
ッジ室の蓋3のロックを行うことができる。したがっ
て、開閉レバー4の誤操作によるフィルムの誤露光を防
止でき、しかも、カートリッジ1の使用状態表示が正し
く行なわれないままカートリッジ1が取り出されるのを
防止できる。
送機構中に設けた入力ギヤ17の回転方向に応じた開閉
レバー4の操作を禁止し、その回転方向を反転した後一
定量回転時に、開閉レバー4の操作を可能としているの
で、専用のアクチュエータを用いることなく、カートリ
ッジ室の蓋3のロックを行うことができる。したがっ
て、開閉レバー4の誤操作によるフィルムの誤露光を防
止でき、しかも、カートリッジ1の使用状態表示が正し
く行なわれないままカートリッジ1が取り出されるのを
防止できる。
【0059】以上説明した第1実施例では、入力ギヤ1
7の正逆両方の回転によりロック部材19がロック位置
に設定されるが、一方向の回転によってのみロック位置
に設定される構成も可能である。次に、このように簡素
化された構成の第2実施例について、図13〜図15に
より説明する。
7の正逆両方の回転によりロック部材19がロック位置
に設定されるが、一方向の回転によってのみロック位置
に設定される構成も可能である。次に、このように簡素
化された構成の第2実施例について、図13〜図15に
より説明する。
【0060】すなわち、図13および図14は、図7〜
図9と同様に、それぞれロック手段20の動作状態を示
す、カメラ上方から見た斜視図である。図15は、図1
0と同様に、カメラ下方から見た斜視図である。
図9と同様に、それぞれロック手段20の動作状態を示
す、カメラ上方から見た斜視図である。図15は、図1
0と同様に、カメラ下方から見た斜視図である。
【0061】第1実施例と異なり、ロック部材19は、
一つのロック部19cのみを有する。ギヤ17c及びロッ
ク部材19は、図15に示すように、摩擦バネ52によ
り、互いに摩擦結合され、ギヤ17cの回転方向に応じ
てストッパー40aまたは40bに当接し、ロック部材1
9は、図13または図14の位置をとる。
一つのロック部19cのみを有する。ギヤ17c及びロッ
ク部材19は、図15に示すように、摩擦バネ52によ
り、互いに摩擦結合され、ギヤ17cの回転方向に応じ
てストッパー40aまたは40bに当接し、ロック部材1
9は、図13または図14の位置をとる。
【0062】なお、ロック部材19が摩擦結合されるギ
ヤ17cは、第1実施例のような突起17a,18bを有す
るギヤ17,18による差動機構を備えていない。
ヤ17cは、第1実施例のような突起17a,18bを有す
るギヤ17,18による差動機構を備えていない。
【0063】ロック部材19は、フィルム巻き上げ方向
に入力ギヤ17cが回転される時、およびそのまま止ま
った時には、図13に示すように、ストッパ40aに当
接し、ロック部19cが開閉レバー4の後端部4aのスラ
イド移動を阻止するロック位置となる。一方、ギヤ17
cがフィルム巻き戻し方向に回転する時には、図14に
示すように、ロック部材19はストッパ40bに当接
し、ロック部19cは開閉レバー4から退避しているの
で、このときには蓋3を操作することができる。
に入力ギヤ17cが回転される時、およびそのまま止ま
った時には、図13に示すように、ストッパ40aに当
接し、ロック部19cが開閉レバー4の後端部4aのスラ
イド移動を阻止するロック位置となる。一方、ギヤ17
cがフィルム巻き戻し方向に回転する時には、図14に
示すように、ロック部材19はストッパ40bに当接
し、ロック部19cは開閉レバー4から退避しているの
で、このときには蓋3を操作することができる。
【0064】次に、このロック手段の動きについて簡単
に説明する。モータMがスラスト回転し、その回転がフ
ィルム巻き上げためにギヤ17cに伝達されると、図1
3に示すように、ロック部材19はギヤ17cと一緒に
ストッパー40aに当接するまで回転する。また、既に
ストッパ40aに当接している場合には、そのまま当接
した状態を保持する。このようにストッパ40aに当接
した位置では、ロック部材19のロック部19cが開閉
レバー4のスライド操作を禁止し、蓋3の開閉が禁止さ
れる。
に説明する。モータMがスラスト回転し、その回転がフ
ィルム巻き上げためにギヤ17cに伝達されると、図1
3に示すように、ロック部材19はギヤ17cと一緒に
ストッパー40aに当接するまで回転する。また、既に
ストッパ40aに当接している場合には、そのまま当接
した状態を保持する。このようにストッパ40aに当接
した位置では、ロック部材19のロック部19cが開閉
レバー4のスライド操作を禁止し、蓋3の開閉が禁止さ
れる。
【0065】したがって、フィルム装填後、撮影中は、
蓋3は常時ロックされているので、たとえ長時間カメラ
を使っていなかったとしても、誤って蓋を開けてしまう
ことを回避できる。
蓋3は常時ロックされているので、たとえ長時間カメラ
を使っていなかったとしても、誤って蓋を開けてしまう
ことを回避できる。
【0066】一方、ギヤ17cが図13の位置から逆方
向へ、すなわち巻き戻し方向へ回転するとロック部材1
9も同方向に回転し、図14に示すように、ストッパ4
0bに当接し、ロック部19cが開閉レバー4の後端部4
aの軌跡からはずれるロック解除位置となる。すなわ
ち、フィルム巻き戻し途中、およびフィルム巻き戻し完
了後には、蓋3を開くことも可能である。フィルム巻き
戻し途中に蓋3を開くことが可能とはなるが、ノーマル
ワインド(オートリターン)のカメラでは、フィルムの全
コマ撮影終了後または途中巻き戻しスイッチを押した後
にフィルムの巻き戻しが始まり、この時にはモータの音
で動作していることが分かるので、誤ってカメラの蓋3
を開けようとすることは考えにくい。
向へ、すなわち巻き戻し方向へ回転するとロック部材1
9も同方向に回転し、図14に示すように、ストッパ4
0bに当接し、ロック部19cが開閉レバー4の後端部4
aの軌跡からはずれるロック解除位置となる。すなわ
ち、フィルム巻き戻し途中、およびフィルム巻き戻し完
了後には、蓋3を開くことも可能である。フィルム巻き
戻し途中に蓋3を開くことが可能とはなるが、ノーマル
ワインド(オートリターン)のカメラでは、フィルムの全
コマ撮影終了後または途中巻き戻しスイッチを押した後
にフィルムの巻き戻しが始まり、この時にはモータの音
で動作していることが分かるので、誤ってカメラの蓋3
を開けようとすることは考えにくい。
【0067】この第2実施例では、ロック部材をロック
解除位置に設定するために第1実施例のような特別な制
御を行なうことは、不要である。また、第1実施例のよ
うな差動機構は不要である。したがって、構成が簡素化
される。
解除位置に設定するために第1実施例のような特別な制
御を行なうことは、不要である。また、第1実施例のよ
うな差動機構は不要である。したがって、構成が簡素化
される。
【0068】なお、上記各実施例は、カメラに装填して
いないときにフィルムを先端まで巻き込むようにしたカ
ートリッジを使用するカメラに適用した例を示している
が、本発明の機構は、通常の35ミリロールフィルムを
収納したパトローネを使用するカメラでも適用可能であ
る。
いないときにフィルムを先端まで巻き込むようにしたカ
ートリッジを使用するカメラに適用した例を示している
が、本発明の機構は、通常の35ミリロールフィルムを
収納したパトローネを使用するカメラでも適用可能であ
る。
【図1】 本発明の第1実施例に係るカートリッジ室蓋
ロック機構を備えたカメラの斜視図である。
ロック機構を備えたカメラの斜視図である。
【図2】 このカメラの底面図である。
【図3】 この蓋ロック機構を蓋が閉じた状態で示す断
面図である。
面図である。
【図4】 フィルム巻き上げ時の給送機構を示す底面図
である。
である。
【図5】 蓋ロック機構を蓋が開いた状態で示す断面図
である。
である。
【図6】 フィルム巻き戻し時の給送機構を示す底面図
である。
である。
【図7】 ロック手段の動作状態を示す、カメラ上方か
ら見た斜視図である。スラスト、巻き上げ状態を示す。
ら見た斜視図である。スラスト、巻き上げ状態を示す。
【図8】 巻き戻し状態を、図7と同様に示す斜視図で
ある。
ある。
【図9】 図8の状態から一定量モータを反転した蓋ロ
ック解除状態を、図7と同様に示す斜視図である。
ック解除状態を、図7と同様に示す斜視図である。
【図10】 ロック手段のカメラ下方から見た斜視図で
ある。
ある。
【図11】 このカメラの蓋ロック機構に関する部分の
概略回路構成を示すブロック図である。
概略回路構成を示すブロック図である。
【図12】 このカメラの主な動作を示すフローチャー
トである。
トである。
【図13】 第2実施例に係る蓋ロック機構を備えたカ
メラのロック手段の動作状態を示す、カメラ上方から見
た斜視図である。スラスト、巻き上げ状態を示す。
メラのロック手段の動作状態を示す、カメラ上方から見
た斜視図である。スラスト、巻き上げ状態を示す。
【図14】 巻き戻し状態を、図11と同様に示す斜視
図である。
図である。
【図15】 図14の状態を、カメラ下方から見た斜視
図である。
図である。
1 カートリッジ 3 蓋 4 開閉レバー(第2ロック部材) 4a 後端部 5 開閉レバー操作検知スイッチ 10〜27 フィルム給送機構 11 フォーク 17 入力ギヤ(第1回転要素、回転遊び機構) 17a 突起(回転遊び機構) 17c ギヤ(第1回転要素) 18 出力ギヤ(第2回転要素、回転遊び機構) 18a 端部(回転遊び機構) 18b 遊嵌溝(回転遊び機構) 19 ロック部材(第1ロック部材) 19a,19b,19c ロック部 19m,19n 円板部 19p,19q,19s 突起ロック片 20 ロック手段 30 蓋開閉検知スイッチ 40a,40b ストッパー 50 軸 52 摩擦バネ M フィルム給送モータ CPU マイコン(制御手段)
Claims (9)
- 【請求項1】 カメラのカートリッジ室蓋ロック機構に
して、 フィルム給送モータ(M)の駆動力をカートリッジスプー
ル駆動用フォーク(11)並びに巻き上げ用スプール軸
(12)に伝達する伝達機構内で該フィルム給送モータ
(M)により回転駆動される第1回転要素(17)と、 該第1回転要素(17)に弾力的に付勢されて摩擦接触
し、該第1回転要素(17)の回転により、カートリッジ
室蓋(3)を閉状態に保持する第1ロック位置と、該カー
トリッジ室蓋(3)の開閉を許容する中間位置と、該中間
位置に関して第1ロック位置とは反対側にあり上記カー
トリッジ室蓋(3)を閉状態に保持する第2ロック位置と
の間を選択的に摩擦移動する第1ロック部材(19)と、 上記第1回転要素(17)のフィルム巻き上げ方向の回転
によって上記第1ロック位置に移動する上記第1ロック
部材(19)を該第1ロック位置に保持する一方、上記第
1回転要素(17)のフィルム巻き戻し方向の回転によっ
て上記第2ロック位置に移動する上記第1ロック部材
(19)を該第2ロック位置に保持する規制手段(40a,
40b)と、 上記カートリッジスプール駆動用フォーク(11)のフィ
ルム巻き戻し方向の回転によってカートリッジにフィル
ムを全部巻き戻した後に、上記第2ロック位置に保持さ
れた上記第1ロック部材(19)を上記中間位置に戻す制
御手段とを備えることを特徴とする、カメラのカートリ
ッジ室蓋ロック機構。 - 【請求項2】 上記第1回転要素(17)と上記第1ロッ
ク部材(19)とは同軸上に配置され、上記第1回転要素
(17)の軸直角側面と上記第1ロック部材(19)の軸直
角側面とが接触することを特徴とする、請求項1記載の
カメラのカートリッジ室蓋ロック機構。 - 【請求項3】 上記制御手段は、上記第1回転要素(1
7)のフィルム巻き戻し方向の回転によって上記第2ロ
ック位置に保持された上記第1ロック部材(19)を、上
記フィルム給送モータ(M)をフィルム巻き上げ方向に所
定量逆回転させることによって、上記中間位置に戻すこ
とを特徴とする、請求項1又は2記載のカメラのカート
リッジ室蓋ロック機構。 - 【請求項4】 上記フィルム給送モータ(M)よりも上記
カートリッジスプール駆動用フォーク(11)側の上記伝
達機構内に、上記カートリッジスプール駆動用フォーク
(11)側ヘ順に、上記第1回転要素(17)と、所定遊び
角度の回転遊び機構(17,17a,18,18a)とを設
け、上記フィルム給送モータ(M)のフィルム巻き戻し方
向への回転後、フィルム巻き上げ方向へのスタート時、
上記設定された遊び角度の範囲を越えれば上記カートリ
ッジスプール駆動用フォーク(11)が回転することを特
徴とする、請求項3記載のカートリッジ室蓋ロック機
構。 - 【請求項5】 上記回転遊び機構(17,17a,18,1
8a)は、上記第1回転要素(17)と、該第1回転要素
(17)と同軸かつ隣接して上記カートリッジスプール駆
動用フォーク(11)側に配置された第2回転要素(18)
とを含み、 上記第1回転要素(17)と上記第2回転要素(18)との
いずれか一方の回転要素(17)には、上記第1回転要素
(17)と上記第2回転要素(18)とのいずれか他方の回
転要素(18)側に突出する少なくとも1つの突起(17
a)が形成され、 上記他方の回転要素(18)には、径方向に延在しかつ径
方向端部(18a)を有する少なくとも1つの遊嵌溝(18
b)が形成され、 該遊嵌溝(18b)に上記突起(17a)が遊嵌しかつ上記第
1回転要素(17)の少なくともフィルム巻き上げ方向の
回転により上記突起(17a)と上記遊嵌溝(18b)の上記
径方向端部(18a)とが互いに当接して上記第1回転要
素(17)の回転が上記8第2回転要素(18)に伝達され
ることを特徴とする、請求項4記載のカートリッジ室蓋
ロック機構。 - 【請求項6】 前後移動可能であり、前進時に上記カー
トリッジ室蓋(3)に係合してロック可能である第2ロッ
ク部材(4)をさらに備え、 上記第1ロック部材(19)は、上記第1回転要素(17)
に接触する円板部(19m)と、該円板部(19m)から径方
向外側にV字状に伸び、上記第1ロック位置と上記第2
ロック位置との間を移動する上記第1ロック部材(19)
の回転角度より十分に小さい角度をなす2つの突起ロッ
ク片(19p,19q)とを備え、 上記ロック部材(19)の回転により、上記ロック片(1
9p,19q)の一方が上記規制手段(40a,40b)に当接
して位置が保持されるとき、上記突起ロック片(19p,
19q)の他方が前進位置にある上記第2ロック部材(4)
の後退を阻止する一方、上記突起ロック片(19p,19
q)の両方が上記規制手段(40a,40b)に当接しないと
き、上記両突起ロック片(19p,19q)の間に、前進位
置にある上記蓋ロック部材(4)が後退可能であることを
特徴とする請求項2、3、4又は5記載のカートリッジ
室蓋ロック機構。 - 【請求項7】 カメラのカートリッジ室蓋ロック機構に
して、 フィルム給送モータ(M)の駆動力をカートリッジスプー
ル駆動用フォーク(11)並びに巻き上げ用スプール軸
(12)に伝達する伝達機構内で該フィルム給送モータ
(M)により回転駆動される第1回転要素(17)と、 該第1回転要素(17)に弾力的に付勢されて摩擦接触
し、該第1回転要素(17)の回転により、カートリッジ
室蓋(3)を閉状態に保持するロック位置と該カートリッ
ジ室蓋(3)の開閉を許容するロック解除位置との間を選
択的に摩擦移動する第1ロック部材(19)と、 上記第1回転要素(17)のフィルム巻き上げ方向の回転
によって上記ロック位置に移動する上記第1ロック部材
(19)を、該ロック位置に保持する一方、上記第1回転
要素(17)のフィルム巻き戻し方向の回転によって上記
ロック解除位置に移動する上記第1ロック部材(19)
を、該ロック解除位置に保持する規制手段(40a,40
b)とを備えることを特徴とする、カメラのカートリッジ
室蓋ロック機構。 - 【請求項8】 上記第1回転要素(17)と上記第1ロッ
ク部材(19)とは同軸上に配置され、上記第1回転要素
(17)の軸直角側面と上記第1ロック部材(19)の軸直
角側面とが接触することを特徴とする、請求項7記載の
カメラのカートリッジ室蓋ロック機構。 - 【請求項9】 前後移動可能であり、前進時に上記カー
トリッジ室蓋(3)に係合してロック可能である第2ロッ
ク部材(4)をさらに備え、 上記第1ロック部材(19)は、上記第1回転要素(17)
に接触する円板部(19n)と、該円板部(19n)から径方
向外側に伸びる1つの突起ロック片(19s)とを備え、 上記ロック部材(19)の回転により、上記ロック片(1
9s)が上記回規制手段(40a,40b)に当接して位置が
保持されるとき、上記ロック片(19s)は前進位置にあ
る上記第2ロック部材(4)の後退を阻止する一方、上記
突起ロック片(19s)が上記回規制手段(40a,40b)に
当接しないとき、前進位置にある上記蓋ロック部材(4)
が後退可能であることを特徴とする請求項7又は8記載
のカートリッジ室蓋ロック機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9235395A JPH08286245A (ja) | 1995-04-18 | 1995-04-18 | カメラのカートリッジ室蓋ロック機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9235395A JPH08286245A (ja) | 1995-04-18 | 1995-04-18 | カメラのカートリッジ室蓋ロック機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08286245A true JPH08286245A (ja) | 1996-11-01 |
Family
ID=14052044
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9235395A Pending JPH08286245A (ja) | 1995-04-18 | 1995-04-18 | カメラのカートリッジ室蓋ロック機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08286245A (ja) |
-
1995
- 1995-04-18 JP JP9235395A patent/JPH08286245A/ja active Pending
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