JPH08286407A - 画像形成方法及び装置 - Google Patents

画像形成方法及び装置

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JPH08286407A
JPH08286407A JP11528095A JP11528095A JPH08286407A JP H08286407 A JPH08286407 A JP H08286407A JP 11528095 A JP11528095 A JP 11528095A JP 11528095 A JP11528095 A JP 11528095A JP H08286407 A JPH08286407 A JP H08286407A
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fine particles
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photoreceptor
resin
layer
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JP11528095A
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Inventor
Yoshihiko Eto
嘉彦 江藤
Takeo Oshiba
武雄 大柴
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、感光層の減耗が少なく、画
質低下、感度劣化の少ない感光体を用いた画像形成方法
及び装置を得るにある。 【構成】 表面層が粒径0.05〜1μmで体積固有抵
抗が108 Ω・cm以上の無機微粒子を含有する感光体
を用い、露光部にスポット径80μm以下でデジタル像
露光するようにした画像形成方法及び装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真等の画像形成
のため静電荷像を現像剤で可視化する画像形成方法及び
装置、特に、電子写真プロセスにおいて無機微粒子を表
面層に含有したOPC等の感光体を用いた画像形成方法
及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カールソン法の電子写真複写機において
は、感光体表面を一様に帯電させた後、露光によって画
像用に電荷を消去して静電潜像を形成し、その静電潜像
をトナーによって現像し、次いでトナー像を紙等に転
写、定着させる。一方、感光体には付着トナーの除去や
除電、表面の清浄化が施され、長期に亘って反復使用さ
れる。従って、電子写真感光体としては、帯電特性及び
感度が良好で更に暗減衰が小さい等の電子写真特性は勿
論、加えて繰り返し使用での耐刷性、耐摩耗性、耐湿性
等の物理的性質や、コロナ放電時に発生するオゾン、露
光時の紫外線等への耐性(耐環境性)においても良好で
あることが要求される。従来、電子写真感光体として
は、セレン、酸化亜鉛、硫化カドミウム等の無機光導電
性物質を感光層主成分とする無機感光体が広く用いられ
ていた。近年電子写真感光体の感光層としてキャリア発
生機能とキャリア輸送機能とを異なる物質に分担させ、
希望する特性に照らして各機能を発揮する物質を広い範
囲から選択した、感度が高く耐久性の大きい有機感光体
を実用化する動向にある。
【0003】このような機能分離型の有機感光体は従来
主として負帯電用として用いられ、特開昭60−247
647号公報に記載されているように支持体上に薄いキ
ャリア発生層を設け、この上に比較的厚いキャリア輸送
層を設ける構成がとられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、このキャ
リア輸送層は、高分子バインダーやキャリア輸送物質等
から構成されているため、使用するにつれて現像スリー
ブ、転写紙、クリーニング部材などにより擦過され除々
に減耗し、初期の帯電特性、光減衰特性が得られなくな
ってしまうという問題点があった。また、これらの有機
化合物はオゾン等の放電活性種により酸化され吸湿性と
なり易い上、紙粉等の異物が付着したときには特に感光
層の表面抵抗が低下し画像が滲んだり、ひどい場合は、
画像が流れる現象が生ずる事があった。
【0005】このような問題に対して、感光体の最表面
層となる電荷輸送層の結着樹脂として、電子写真特性、
機械的強度等の観点からポリカーボネート樹脂が好まれ
て使用されているが、セレン感光体等と比較した場合、
耐傷性、耐摩耗性が劣り未だ充分な性能が得られていな
いのが現状である。また、ポリカーボネート樹脂に対し
て、フェニレン環間の炭素にフッ素を有する置換基の導
入(特開昭63−65444号公報)、フェニレン環へ
のアルキル基、ハロゲン原子の置換(特開昭62−14
8263号公報)、或いは両フェニレン環にフェニル基
を、又はシクロヘキシル基を置換したモノマーの共重合
体(特開平1−269942号公報、特開平1−269
943号公報)等が提案されているが、未だ充分な表面
強度がなく、摩耗、傷に弱く、反復使用において画質の
低下が起こり、また摩耗による膜厚減少による感度低下
等の問題点を有している。
【0006】一方、近年、コンピュータの出力機器とし
てレーザービームプリンターやLEDプリンターが広く
普及しそれに従って高画質化の要求も高まってきてい
る。高画質化の方法としては、種々考えられるが中でも
トナーの小粒径化や露光密度を上げる事が盛んに行なわ
れている。しかしながら、特に露光スポット径を小さく
して露光密度を上げた場合は、感光体の表面が劣化した
際に画像ニジミ等の不良が生じ易く劣化しない感光体が
望まれていた。
【0007】本発明の目的は、高感度で、かつ感光層の
減耗が少なく、画質低下、感度劣化の少ない感光体を用
いた画像安定性に優れた画像形成方法及び装置を提供す
るにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成方法及
び装置は、導電性基体上に感光層を有する電子写真感光
体の表面層に粒径が0.05〜1μmで体積固有抵抗が
108 Ω・cm以上の、必要に応じて疎水化処理された
無機微粒子を含有せしめた電子写真感光体を用い、この
電子写真感光体にスポット径が80μm以下でデジタル
露光する事を特徴とする。
【0009】
【実施例】以下図面によって本発明の実施例を説明する
が、これは代表例であり本発明をこれに限定するもので
はない。
【0010】図1は、従来既知の画像形成装置の説明図
であって、1はその外周に静電潜像を担持できる電子写
真感光体(感光体ドラムまたは感光体ベルト)、2は上
記感光体1の外周に対向して配置した、上記感光体1の
外周を帯電せしめるための帯電器、3は同じく像露光4
によって感光体1上に形成された静電潜像を現像してト
ナー像とするための、互いに異なる色の現像器、5は同
じく感光体1上のトナー像を転写材6上に静電的に一括
転写するための転写ローラ等の転写手段、7は同じく転
写材6を感光体1から分離するための分離器、8は感光
体1上に残存しているトナーを除去するためのクリーニ
ングブレード、9は帯電前露光手段(PCL)、10は
転写材6を搬送するための上流側レジストローラ、11
は同じく下流側レジストローラ、12は転写電源を示
す。
【0011】図2は、中間転写体1aを用いた場合を示
し、この中間転写体1aを用いた場合には、回動される
感光体1上に形成された静電潜像を現像器3の帯電トナ
ーにより現像してトナー像に形成し、該トナー像を上記
像担持体1から中間転写体1aに転写し、さらに該中間
転写体1aと転写ローラ5とが圧接する転写部において
給紙部から給送されて通電する転写材6に静電転写した
のち、該転写材6を搬出させる。
【0012】本発明においては、導電性基体上に電荷発
生層、電荷輸送層を積層した感光体あるいは電荷発生物
質と電荷輸送物質とを混合した感光層を形成した感光体
あるいはこれらの感光体の上にさらに保護層を設けた感
光体の少なくとも最表面層に粒径が0.05〜1μmで
体積固有抵抗が108 Ω・cm以上の無機微粒子を含有
せしめる。
【0013】導電性基体と感光層の間には必要に応じて
下引き層を設ける事ができる。
【0014】導電性基体としては、アルミニウム、ステ
ンレス、鉄等の金属板、紙やプラスチックフィルム等の
可撓性を有する支持体表面にアルミニウム、パラジウ
ム、金等の金属層をラミネートあるいは蒸着によって設
けたもの、紙やプラスチックフィルム等の可撓性を有す
る支持体表面に導電性ポリマー、酸化インジウム、酸化
錫等の導電性化合物を含有する層を塗布もしくは蒸着で
設けたもの等が使用できる。
【0015】必要に応じて使用される下引き層として
は、ガゼイン、ポリビニルアルコール、ニトロセルロー
ス、エチレン−アクリル酸共重合体、ポリビニルブチラ
ール、フェノール樹脂、ポリアミド類(ナイロン6、ナ
イロン66、アルコキシメチル化ナイロン等)、ポリウ
レタン、ゼラチン及び酸化アルミニウム等が使用され
る。なお、下引き層の膜厚としては0.1〜10μmが
好ましく、とくに0.1〜5μmが好ましい。
【0016】電荷発生層は、電荷発生物質を含有する層
であり、電荷発生物質としては特に限定されるものでは
ないが、例えば、フタロシアニン顔料、多環キノン顔
料、アゾ顔料、ペリレン顔料、インジゴ顔料、キナクリ
ドン顔料、アズレニウム顔料、スクワリリウム染料、シ
アニン染料、ピリリウム染料、チオピリリウム染料、ト
リフェニルメタン色素、スチリル色素等を使用すること
ができ、これらは単独もしくは樹脂に分散して形成され
る。ここで使用される樹脂としては、スチレン−アクリ
ル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ア
クリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン
樹脂、スチレン樹脂、ポリビニルアセテート、スチレン
−ブタジエン樹脂、塩化ビニリデン−アクリロニトリル
樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸
ビニル−無水マレイン酸樹脂、シリコーン樹脂、シリコ
ーンアルキッド樹脂、フェノールホルムアルデヒド樹
脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルブチラール
樹脂等をあげることができる。
【0017】電荷輸送層は、電荷輸送物質を含有する層
であり、電荷輸送物質としては特に限定されるものでは
ないが、例えば、オキサゾール誘導体、オキサジアゾー
ル誘導体、チアゾール誘導体、チアジアゾール誘導体、
トリアゾール誘導体、イミダゾール誘導体、イミダゾロ
ン誘導体、イミダゾリン誘導体、ビスイミダゾリジン誘
導体、スチリル化合物類、ヒドラゾン化合物類、ベンジ
ジン化合物類、ピラゾリン誘導体、スチルベン化合物
類、アミン誘導体、オキサゾロン誘導体、ベンゾチアゾ
ール誘導体、ベンズイミダゾール誘導体、キナゾリン誘
導体、ベンゾフラン誘導体、アクリジン誘導体、フェナ
ジン誘導体、アミノスチルベン誘導体、ポリ−N−ビニ
ルカルバゾール類、ポリ−1−ビニルピレン類、ポリ−
9−ビニルアントラセン類等があげられる。これらを単
独もしくは複合して樹脂に分散あるいは溶解させて形成
される。ここで使用される樹脂としては、スチレン−ア
クリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹
脂、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニ
リデン樹脂、スチレン樹脂、ポリビニルアセテート、ス
チレン−ブタジエン樹脂、塩化ビニリデン−アクリロニ
トリル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル
−酢酸ビニル−無水マレイン酸樹脂、シリコーン樹脂、
シリコーンアルキッド樹脂、フェノールホルムアルデヒ
ド樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルブチラ
ール樹脂等をあげることができる。なお、電荷輸送層の
膜厚としては5〜50μm、好ましくは10〜40μm
である。
【0018】なお、電荷輸送物質と電荷発生物質の混合
で構成される感光層の場合には、前述の電荷輸送物質と
電荷発生物質とを適宜混合し、前述した樹脂中に分散し
た後に層を形成することで得られる。この場合、層の膜
厚は5〜50μm、好ましくは10〜40μmである。
【0019】本発明で上記表面層に使用される無機微粒
子としては、特に限定されるものでは無いが、モース硬
度で5以上のものが好ましい。具体的には、酸化チタ
ン、シリカ、酸化ジルコニウム、アルミナなどの酸化
物、窒化炭素、窒化アルミ、窒化珪素などの窒化物、炭
化珪素などの炭化物、チタン酸ストロンチウム、チタン
酸バリウムなどのチタン酸化合物などをあげることがで
きる。この中では、特にシリカが好ましい。
【0020】微粒子として有機微粒子を用いた場合、無
機微粒子ほどの硬度を有していないため耐摩耗性、耐傷
性がさほど向上しない。また、有機微粒子の方が無機微
粒子より吸湿性が高いものが多く、その場合高湿環境な
どでは表面抵抗が低下して画像が滲んだりしやすい。
【0021】なお、無機微粒子のモース硬度とは、その
素材を有する物質のモース硬度を示す。モース硬度と
は、滑石を1とし、順次ダイヤモンドを10とする標準
物質を用いて傷の発生の有無で評価する相対的な硬度で
ある。
【0022】これらの微粒子は体積平均一次微粒子径が
0.01〜5μmのものが好ましい。さらに好ましくは
0.05〜2μmである。この粒径が大きい場合には表
面層自体に脆さが現れ、目的とする耐久性の向上が発揮
できず、さらに微粒子の存在によりクリーニング機構の
破損などがおこってしまう。また、粒径が小さい場合に
は、微粒子の存在による硬度の向上が無く、耐久性が向
上しない。
【0023】更に、無機微粒子が吸湿性である場合、高
湿環境で感光体表面の電気抵抗が低下し画像ニジミ等の
画像不良を生じる事があるため疎水性である事が好まし
い。親水性の無機微粒子の場合は周知の方法で疎水化処
理をするのが好ましい。疎水化する方法としては、例え
ばチタンカップリング剤、シランカップリング剤、高分
子脂肪酸またはその金属塩等の周知の疎水化処理剤で処
理する事ができる。
【0024】上記チタンカップリング剤としては、テト
ラブチルチタネート、テトラオクチルチタネート、イソ
プロピルイソステアロイルチタネート、イソプロピルト
リデシルベンゼンスルフォニルチタネート、ビス(ジオ
クチルパイロフォスフェート)オキシアセテートチタネ
ート等がある。更に、シランカップリング剤としては、
γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシ
シラン、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルメチ
ルジメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリ
メトキシシラン、N−β−(N−ビニルベンジルアミノ
エチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン塩酸
塩、ヘキサメチルジシラザン、メチルトリメトキシシラ
ン、ブチルトリメトキシシラン、イソブチルトリメトキ
シシラン、ヘキシルトリメトキシシラン、オクチルトリ
メトキシシラン、デシルトリメトキシシラン、ドデシル
トリメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、o
−メチルフェニルトリメトキシシラン、p−メチルフェ
ニルトリメトキシシラン等が挙げられる。また、脂肪酸
及びその金属塩としては、ウンデシル酸、ラウリン酸、
トンデカン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ペンタデ
カン酸、ステアリン酸、ヘプタデカン酸、アラキン酸、
モンタン酸、オレイン酸、リノール酸、アラキドン酸等
の長鎖脂肪酸が挙げられ、その金属塩としては亜鉛、
鉄、マグネシウム、アルミニウム、カルシウム、ナトリ
ウム、リチウム等の金属との塩が挙げられる。これらの
化合物は、前記無機微粒子に対して重量で1〜10%、
好ましくは重量で3〜7%添加し被覆するのが良い。ま
た、これらの材料を組み合わせて使用する事もでき、通
常前記無機微粒子表面に単分子層またはそれに近い層と
して形成される。
【0025】さらに、これら微粒子自体の体積固有抵抗
は108 Ω・cm以上が好ましい。この抵抗がこの範囲
よりも低い場合には、表面の抵抗が低下し、電荷の保持
機能が低下し、画像欠陥を発生する問題を誘発する。
【0026】表面層は、上記微粒子を樹脂中に分散させ
て塗布することにより構成することができる。構成する
樹脂としては特に限定されるものでは無いが、例えば、
スチレン−アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ
エステル樹脂、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポ
リ塩化ビニリデン樹脂、スチレン樹脂、ポリビニルアセ
テート、スチレン−ブタジエン樹脂、塩化ビニリデン−
アクリロニトリル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル樹脂、
塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸樹脂、シリコ
ーン樹脂、シリコーンアルキッド樹脂、フェノールホル
ムアルデヒド樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビ
ニルブチラール樹脂等をあげることができる。これら樹
脂中に対する微粒子の含有量は樹脂100部に対して1
〜200部、好ましくは5〜100部である。1部未満
である場合には微粒子の存在量が過少となり、硬度の向
上効果が発揮されず、200部を越える場合には硬度は
向上するものの、微粒子存在量の過多により露光に於い
て光の散乱が発生し、画像欠陥を発生する原因となる。
【0027】さらに、本発明における表面層の厚さは
0.2〜10μm、好ましくは0.4〜5μmである。
この層が薄い場合には本発明の耐久性の向上効果が発揮
されず、また、膜厚が厚い場合には、耐久性の向上効果
は発揮されるが、光の散乱による画像欠陥の発生や、感
度の低下問題を発生する。
【0028】また、本発明における微粒子を含有する層
中には電荷輸送物質を含有していることが好ましい。す
なわち、電荷輸送物質を含有することにより、特定の表
面層を構成することがないため、電荷の輸送が均一にな
され、画像に応じた電荷分布を安定して構成することが
できる。この電荷輸送物質の表面層に於ける含有割合
は、保護層を構成する樹脂100部に対して30〜30
0部、好ましくは50〜200部である。
【0029】一方、デジタル露光のスポット径は80μ
m以下にする事が望ましく、スポット径が80μmより
も大きい場合には静電潜像の露光密度が低いため画像不
良を生じにくいが、反面高画質化する事が難しくなる。
逆に、スポット径が80μm以下の場合、高画質化でき
る反面、感光体表面状態の影響を受け易く表面抵抗が低
下した時等に画像不良が発生し易い。デジタル露光のス
ポット径とは、デジタル露光の強度分布を示したときに
最大強度の13.5%になる露光強度の幅を示す。照射
形状が円形ではない場合には、幅の最短部分の値とす
る。
【0030】本発明においては、無機微粒子を最表面層
に含有することにより電荷保持性、感度、残留電位等の
電子写真特性に優れ、繰り返し使用に供した時にも膜厚
減耗が少なく、80μm以下の露光スポット径で像露光
する電子写真装置においても画像欠陥を生じないため安
定した画質が得られるようになる。
【0031】以下本発明における感光体(1)〜(1
1)の作成方法を説明する。
【0032】感光体(1)
【0033】ポリアミド樹脂CM−8000(東レ
(株))30gをメタノール900mlと1−ブタノー
ル100mlの混合溶媒中に投入し50℃で加熱溶解し
た。室温に冷却した後、この液を用いて、外径40m
m、長さ270mmのアルミニウムドラム上に、浸漬塗
布により厚さ0.5μmの中間層を形成した。
【0034】次いで、ポリビニルブチラール樹脂エスレ
ックBX−1(積水化学(株))5gをMEK1000
ml中に溶解し、更にY型チタニルフタロシアニン10
gを混合した後、サンドミルを用いて20時間分散を行
なった。この液を用いて、上記中間層状に浸漬塗布によ
り厚さ0.3μmの電荷発生層を形成した。
【0035】その後、例示化合物T100gとBPZ型
ポリカーボネート樹脂パンライトTS−2050(帝人
化成(株))150gをジクロロメタン1000ml中
に溶解した。この液を用いて、上記電荷発生層上に浸漬
塗布により厚さ20μmの電荷輸送層を形成した。
【0036】その後、例示化合物T20gとBPZ型ポ
リカーボネート樹脂パンライトTS−2050(帝人化
成(株))30gをジクロロメタン1000ml中に溶
解した液にシランカップリング剤で処理した0.2μm
のシリカ微粒子(モース硬度7.0)を10g添加し、
超音波槽中で20分間分散した。この液を用いて、上記
電荷輸送層上にリング塗布により厚さ3μmの表面保護
層を形成した。
【0037】最後に、100℃で1時間加熱乾燥し、中
間層、電荷発生層、電荷輸送層、表面保護層を順次積層
して感光体を作成した。上記例示化合物Tを化1に示
す。
【0038】
【化1】
【0039】感光体(2)
【0040】0.2μmのシリカ微粒子を0.05μm
のシリカ微粒子(モース硬度7.0)に変更した他は感
光体(1)と同様にして感光体を作成した。
【0041】感光体(3)
【0042】0.2μmのシリカ微粒子を2.0μmの
シリカ微粒子(モース硬度7.0)に変更した他は感光
体(1)と同様にして感光体を作成した。
【0043】感光体(4)
【0044】0.2μmのシリカ微粒子を2.5μmの
シリカ微粒子(モース硬度7.0)に変更した他は感光
体(1)と同様にして感光体を作成した。
【0045】感光体(5)
【0046】0.2μmのシリカ微粒子を0.2μmの
ジルコニア(モース硬度7.5)微粒子に変更した他は
感光体(1)と同様にして感光体を作成した。
【0047】感光体(6)
【0048】0.2μmのシリカ微粒子を0.1μmの
シリカ微粒子(モース硬度7.0)に変更した他は感光
体(1)と同様にして感光体を作成した。
【0049】感光体(7)
【0050】0.2μmのシリカ微粒子を0.5μmの
酸化チタン微粒子(モース硬度6.0)に変更した他は
感光体(1)と同様にして感光体を作成した。
【0051】感光体(8)
【0052】0.2μmのシリカ微粒子を0.5μmの
アルミナ微粒子(モース硬度9.0)に変更した他は感
光体(1)と同様にして感光体を作成した。
【0053】感光体(9)
【0054】0.2μmのシリカ微粒子を0.5μmの
有機シリコーン微粒子(東芝シリコーン(株))に変更
した他は感光体(1)と同様にして感光体を作成した。
【0055】感光体(10)
【0056】0.2μmのシリカ微粒子を0.1μmの
酸化スズ微粒子に変更した他は感光体(1)と同様にし
て感光体を作成した。
【0057】感光体(11)
【0058】微粒子を添加しなかった他は感光体(1)
と同様にして感光体を作成した。
【0059】感光体(1)〜(9)をコニカ(株)製レ
ーザービームプリンターLP−3110改造機に装着
し、33℃、80%RHの環境で表1の通り条件を変え
て1万プリントの実写耐久テストを行なった。評価は、
実写中の画像不良の有無により行なった。
【0060】
【表1】
【0061】なお、表1における下側4欄は比較例を示
す。
【0062】
【発明の効果】上記表1の通り、本発明の画像形成方法
及び装置によれば、繰り返し使用に供した時にも感光体
の膜厚減耗が少ない上、クリーニング不良の発生もなく
安定した画像が得られるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の説明図である。
【図2】中間転写体を用いた本発明の画像形成装置の説
明図である。
【符号の説明】
1 像担持体 1a 中間転写体 2 帯電器 3 現像器 4 像露光 5 転写手段 6 転写材 7 分離器 8 クリーニングブレード 9 帯電前露光手段 10 上流側レジストローラ 11 下流側レジストローラ 12 転写電源

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真感光体にスポット径80μm以
    下でデジタル像露光する画像形成方法において、上記電
    子写真感光体の表面層が粒径0.05〜1μmで体積固
    有抵抗が108 Ω・cm以上の無機微粒子を含有するこ
    とを特徴とする画像形成方法。
  2. 【請求項2】 電子写真感光体と、該電子写真感光体を
    スポット径80μm以下で像露光するためのデジタル露
    光ユニットとを有する画像形成ユニットにおいて、上記
    電子写真感光体の表面層が粒径0.05〜1μmで体積
    固有抵抗が108 Ω・cm以上の無機微粒子を含有する
    ことを特徴とする画像形成ユニット。
  3. 【請求項3】 電子写真感光体と、該電子写真感光体を
    スポット径80μm以下で像露光するためのデジタル露
    光ユニットとを有する画像形成装置において、上記電子
    写真感光体の表面層が粒径0.05〜1μmで体積固有
    抵抗が108Ω・cm以上の無機微粒子を含有すること
    を特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1998015875A1 (fr) * 1996-10-08 1998-04-16 Ricoh Company, Ltd. Dispositif et procede de formation d'image
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