JPH08314175A - 画像形成方法、画像形成装置及び画像形成ユニット - Google Patents

画像形成方法、画像形成装置及び画像形成ユニット

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JPH08314175A
JPH08314175A JP11825495A JP11825495A JPH08314175A JP H08314175 A JPH08314175 A JP H08314175A JP 11825495 A JP11825495 A JP 11825495A JP 11825495 A JP11825495 A JP 11825495A JP H08314175 A JPH08314175 A JP H08314175A
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image forming
fine particles
image
photoconductor
cleaning
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JP11825495A
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Yoshihiko Eto
嘉彦 江藤
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高感度で、かつ電子写真感光体感光層の減耗
が少なく、画質低下、感度劣化の少ない感光体とそれに
適したクリーニングブレードを用いた画像安定性に優れ
た画像形成方法を提供する。 【構成】 感光体上に帯電、像露光を行って形成した静
電潜像を、現像剤にて現像し形成したトナー画像を転写
体上に転写後、感光体上をクリーニングする工程を繰り
返す画像形成方法において、無機微粒子を前記感光体の
最表面層に含有し、ゴムブレード及びブラシ状のクリー
ニング部材により残留トナーを清掃除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真等における静
電潜像を現像剤で可視化するための画像形成方法に関す
る。
【0002】更に詳細には電子写真プロセスにおいて有
機感光体(OPC)等の感光体を使用し、ブレードクリ
ーニング方式などの感光体への強い圧接が行われる様な
クリーニングを行う画像形成装置及び画像形成ユニット
において無機微粒子を最表面層に含有した感光体を用い
た画像形成方法に関する。
【0003】
【従来の技術】従来、カールソン法の電子写真方式によ
る画像形成装置においては、感光体表面を一様に帯電さ
せた後、露光によって画像様に電荷を消去して静電潜像
を形成し、その静電潜像をトナーによって現像し、次い
でトナーを紙等に転写、定着させる。
【0004】一方、感光体には付着トナーの除去や除
電、表面の清浄化が施され、長期に亘って反復使用され
る。
【0005】従って、電子写真感光体としては、帯電特
性および感度が良好で更に暗減衰が小さい等の電子写真
特性は勿論、加えて繰り返し使用での耐刷性、耐摩耗
性、耐湿性等の物理的性質や、コロナ放電時に発生する
オゾン、露光時の紫外線等への耐性(耐環境性)におい
ても良好であることが要求される。
【0006】従来、電子写真感光体としては、セレン、
酸化亜鉛、硫化カドミウム等の無機光導電性物質を感光
層主成分とする無機感光体が広く用いられていた。しか
し、近年電子写真感光体の感光層としてキャリア発生機
能とキャリア輸送機能とを異なる物質に分担させ、希望
する特性に照らして各機能を発揮する物質を広い範囲か
ら選択し、感度が高く耐久性の大きい有機感光体を実用
化する動向にある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような機能分離型
の有機感光体は従来主として負帯電用として用いられ、
特開昭60−247647号に記載されるように支持体
上に薄いキャリア発生層を設け、この上に比較的厚いキ
ャリア輸送層を設ける構成がとられている。しかしなが
ら、このキャリア輸送層は、高分子バインダーやキャリ
ア輸送物質等から構成されているため、使用に伴い現像
スリーブ上の現像剤穂、転写紙、クリーニング部材など
により擦過され徐々に減耗し、初期の帯電特性、光減衰
特性が得られなくなってしまうという問題点があった。
【0008】このような問題に対して、感光体の最表面
層である電荷輸送層の結着樹脂としては、電子写真特
性、機械的強度等の観点からポリカーボネート樹脂が好
まれて使用されている。しかし、無機感光体と比較した
場合、耐傷性、耐摩耗性が劣り未だに充分な性能が得ら
れていないのが現状である。
【0009】このような問題に対して、フェニレン環間
の炭素にフッ素を有する置換基の導入(特開昭63−6
5444号)、フェニレン環へのアルキル基、ハロゲン
原子の置換(特開昭62−148263号)、或いは両
フェニレン環にフェニル基を、又はシクロヘキシル基を
置換したモノマーの共重合体(特開平1−269942
号、同1−269943号)等が提案されているが、未
だ充分な表面強度がなく、摩耗、傷に弱く、反復使用に
おいて画質の低下が起こり、また摩耗による膜厚減少に
よる感度低下等の問題点を有している。
【0010】また、最表面層に有機微粒子、無機微粒子
を含有させる等により表面に強度を持たせることも提案
されているが、表面に微粒子が存在し不均一な構造とな
るため残留したトナーをクリーニングする工程において
すり抜け等の問題点が生じる事がわかっている。
【0011】一方、感光体上の転写残トナーのクリーニ
ング方法としては、そのクリーニング性の良さからポリ
ウレタン等からなるブレードによるクリーニングが多く
採用されている。
【0012】クリーニングブレードの物性や感光体への
当接加重は、転写残トナーのクリーニング性と、感光体
の摩耗、傷等に大きな影響を与えるため、トナーの粒
径、材質や感光体の粘弾性、摩擦係数等の物性を考慮
し、それに適した物性を有するブレードを取捨選択し、
適正な当接加重を設定する必要がある。しかしながら、
周囲の温湿度環境等の変動によりクリーニング性や感光
体の摩耗に不具合を生じる場合が多く、クリーニングブ
レードの選定や加重設定には、試行錯誤を繰り返さざる
を得ないのが現状である。
【0013】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものである。すなわち、高感度で、かつ電子写真感
光体感光層の減耗が少なく、画質低下、感度劣化の少な
い感光体とそれに適したクリーニング器を用いた画像安
定性に優れた画像形成方法、画像形成装置及び画像形成
ユニットを提供することを目的としたものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は下記構成
を採ることによって達成される。
【0015】(1) 感光体上に帯電、像露光を行って
形成した静電潜像を、現像剤にて現像し形成したトナー
画像を転写体上に転写後、感光体上をクリーニングする
工程を繰り返す画像形成方法において、無機微粒子を前
記感光体の最表面層に含有し、ゴムブレード及びブラシ
状のクリーニング部材により残留トナーを清掃除去する
事を特徴とする画像形成方法。
【0016】(2) 前記無機微粒子の粒径が0.05
〜2μmである事を特徴とする(1)記載の画像形成方
法。
【0017】(3) 前記無機微粒子が疎水化処理され
ている事を特徴とする(1)又は(2)記載の画像形成
方法。
【0018】(4) 前記無機微粒子がシリカである事
を特徴とする(1),(2)又は(3)記載の画像形成
方法。
【0019】(5) 導電性支持体上に形成された感光
体の周囲に、帯電器、像露光器、現像器、転写分離器及
びクリーニング器を有する画像形成装置において、無機
微粒子を前記感光体の最表面層に含有し、前記クリーニ
ング器による残留トナーの清掃除去は、ゴムブレード及
びブラシ状のクリーニング部材により行う事を特徴とす
る画像形成装置。
【0020】(6) 前記無機微粒子の粒径が0.05
〜2μmである事を特徴とする(5)記載の画像形成装
置。
【0021】(7) 前記無機微粒子が疎水化処理され
ている事を特徴とする(5)又は(6)記載の画像形成
装置。
【0022】(8) 前記無機微粒子がシリカである事
を特徴とする(5),(6)又は(7)記載の画像形成
装置。
【0023】(9) 導電性支持体上に形成された感光
体の周囲に、帯電器、像露光器、現像器、転写分離器及
びクリーニング器を有する画像形成装置であって、無機
微粒子を前記感光体の最表面層に含有し、前記クリーニ
ング器による残留トナーの清掃除去は、ゴムブレード及
びブラシ状のクリーニング部材により行い、前記感光体
と帯電器、像露光器、現像器、転写分離器及びクリーニ
ング器の少なくとも何れかが画像形成ユニットとして一
体的に構成された事を特徴とする画像形成ユニット。
【0024】(10) 前記無機微粒子の粒径が0.0
5〜2μmである事を特徴とする(9)記載の画像形成
ユニット。
【0025】(11) 前記無機微粒子が疎水化処理さ
れている事を特徴とする(9)又は(10)記載の画像
形成ユニット。
【0026】(12) 前記無機微粒子がシリカである
事を特徴とする(9),(10)又は(11)記載の画
像形成ユニット。
【0027】更に、クリーニング工程にいたる直前にお
いて必要におうじて現像剤クリーニングを容易にするた
めに除電工程等を設けても良い。
【0028】次に、本発明の電子写真感光体の概略を述
べるが、これは代表例であり本発明をこれに限定するも
のではない。
【0029】本発明の感光体は、電荷発生層、電荷輸送
層を積層した感光体あるいは電荷発生物質と電荷輸送物
質とを混合した感光層を形成した感光体あるいはこれら
の感光体の上にさらに保護層を設けた感光体の少なくと
も最表面層に微粒子を含有してなる感光体である。ま
た、導電性基体と感光層の間には必要に応じて下引き層
を設ける事ができる。
【0030】導電性基体としては、アルミニウム、ステ
ンレス、鉄等の金属板、紙やプラスチックフィルム等の
可撓性を有する支持体表面にアルミニウム、パラジウ
ム、金等の金属層をラミネートあるいは蒸着によって設
けたもの、紙やプラスチックフィルム等の可撓性を有す
る支持体表面に導電性ポリマー、酸化インジウム、酸化
錫等の導電性化合物を含有する層を塗布もしくは蒸着で
設けたもの等が使用できる。
【0031】必要に応じて使用される下引き層として
は、ガゼイン、ポリビニルアルコール、ニトロセルロー
ス、エチレン−アクリル酸共重合体、ポリビニルブチラ
ール、フェノール樹脂、ポリアミド類(ナイロン6、ナ
イロン66、アルコキシメチル化ナイロン等)、ポリウ
レタン、ゼラチン及び酸化アルミニウム等が使用され
る。なお、下引き層の膜厚としては0.1〜10μmが
好ましく、とくに0.1〜5μmが好ましい。
【0032】電荷発生層としては、電荷発生物質を含有
する層であり、電荷発生物質としてはとくに限定される
ものではないが、例えば、フタロシアニン顔料、多環キ
ノン顔料、アゾ顔料、ペリレン顔料、インジゴ顔料、キ
ナクリドン顔料、アズレニウム顔料、スクワリリウム染
料、シアニン染料、ピリリウム染料、チオピリリウム染
料、トリフェニルメタン色素、スチリル色素等を使用す
ることができ、これらを単独もしくは樹脂に分散して形
成される。
【0033】ここで使用される樹脂としては、スチレン
−アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル
樹脂、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビ
ニリデン樹脂、スチレン樹脂、ポリビニルアセテート、
スチレン−ブタジエン樹脂、塩化ビニリデン−アクリロ
ニトリル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル樹脂、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル−無水マレイン酸樹脂、シリコーン樹
脂、シリコーンアルキッド樹脂、フェノールホルムアル
デヒド樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルブ
チラール樹脂等をあげることができる。
【0034】電荷輸送層は、電荷輸送物質を含有する層
であり、電荷輸送物質としてはとくに限定されるもので
はないが、例えば、オキサゾール誘導体、オキサジアゾ
ール誘導体、チアゾール誘導体、チアジアゾール誘導
体、トリアゾール誘導体、イミダゾール誘導体、イミダ
ゾロン誘導体、イミダゾリン誘導体、ビスイミダゾリジ
ン誘導体、スチリル化合物類、ヒドラゾン化合物類、ベ
ンジジン化合物類、ピラゾリン誘導体、スチルベン化合
物類、アミン誘導体、オキサゾロン誘導体、ベンゾチア
ゾール誘導体、ベンズイミダゾール誘導体、キナゾリン
誘導体、ベンゾフラン誘導体、アクリジン誘導体、フェ
ナジン誘導体、アミノスチルベン誘導体、ポリ−N−ビ
ニルカルバゾール類、ポリ−1−ビニルピレン類、ポリ
−9−ビニルアントラセン類等があげられる。これらを
単独もしくは複合して樹脂に分散あるいは溶解させて形
成される。
【0035】ここで使用される樹脂としては、スチレン
−アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル
樹脂、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビ
ニリデン樹脂、スチレン樹脂、ポリビニルアセテート、
スチレン−ブタジエン樹脂、塩化ビニリデン−アクリロ
ニトリル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル樹脂、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル−無水マレイン酸樹脂、シリコーン樹
脂、シリコーンアルキッド樹脂、フェノールホルムアル
デヒド樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルブ
チラール樹脂等をあげることができる。なお、電荷輸送
層の膜厚としては5〜50μm、好ましくは10〜40
μmである。
【0036】なお、電荷輸送物質と電荷発生物質の混合
で構成される感光体層の場合には、前述の電荷輸送物質
と電荷発生物質とを適宜混合し、前述に示した樹脂中に
分散した後に層を形成することで得られる。この場合、
層の膜厚は5〜50μm、好ましくは10〜40μmで
ある。
【0037】本発明で構成される微粒子を含有する層に
使用される無機微粒子としては、とくに限定されるもの
では無いが、モース硬度で5以上のものが好ましい。具
体的には、酸化チタン、シリカ、酸化ジルコニウム、ア
ルミナなどの酸化物、窒化炭素、窒化アルミ、窒化珪素
などの窒化物、炭化珪素などの炭化物、チタン酸ストロ
ンチウム、チタン酸バリウムなどのチタン酸化合物など
をあげることができる。この中では、特にシリカが好ま
しい。
【0038】なお、無機微粒子のモース硬度とは、その
素材を有する物質のモース硬度を示す。モース硬度と
は、滑石を1とし、順次ダイヤモンドを10とする標準
物質を用いて傷の発生の有無で評価する相対的な硬度で
ある。
【0039】これらの微粒子は数平均一次粒子径が0.
01〜5μmのものが好ましい。さらに好ましくは0.
05〜2μmである。この粒径が大きい場合には表面層
自体に脆さが現れ、目的とする耐久性の向上が発揮でき
ず、さらに微粒子の存在によりクリーニング機構の破損
などがおこってしまう。また、粒径が小さい場合には、
微粒子の存在による硬度の向上が無く、耐久性が向上し
ない。
【0040】更に、無機微粒子が吸湿性である場合、高
湿環境で感光体表面の電気抵抗が低下し画像ニジミ等の
画像不良を生じる事があるため疎水性である事が好まし
い。親水性の無機微粒子の場合は周知の方法で疎水化処
理をするのが好ましい。疎水化する方法としては、例え
ばチタンカップリング剤、シランカップリング剤、高分
子脂肪酸またはその金属塩等の周知の疎水化処理剤で処
理する事ができる。
【0041】前記、チタンカップリング剤としては、テ
トラブチルチタネート、テトラオクチルチタネート、イ
ソプロピルイソステアロイルチタネート、イソプロピル
トリデシルベンゼンスルフォニルチタネート、ビス(ジ
オクチルパイロフォスフェート)オキシアセテートチタ
ネート等がある。
【0042】更に、シランカップリング剤としては、γ
−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシ
ラン、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルメチル
ジメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメ
トキシシラン、N−β−(N−ビニルベンジルアミノエ
チル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン塩酸塩、
ヘキサメチルジシラザン、メチルトリメトキシシラン、
ブチルトリメトキシシラン、イソブチルトリメトキシシ
ラン、ヘキシルトリメトキシシラン、オクチルトリメト
キシシラン、デシルトリメトキシシラン、ドデシルトリ
メトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、o−メ
チルフェニルトリメトキシシラン、p−メチルフェニル
トリメトキシシラン等が挙げられる。
【0043】また、脂肪酸及びその金属塩としては、ウ
ンデシル酸、ラウリン酸、トンデカン酸、ミリスチン
酸、パルミチン酸、ペンタデカン酸、ステアリン酸、ヘ
プタデカン酸、アラキン酸、モンタン酸、オレイン酸、
リノール酸、アラキドン酸等の長鎖脂肪酸が挙げられ、
その金属塩としては亜鉛、鉄、マグネシウム、アルミニ
ウム、カルシウム、ナトリウム、リチウム等の金属との
塩が挙げられる。
【0044】これらの化合物は、前記無機微粒子に対し
て重量で1〜10%添加し被覆する事が良く、好ましく
は、重量で3〜7%である。また、これらの材料を組み
合わせて使用する事もでき、通常前記無機微粒子表面に
単分子層またはそれに近い層で形成される。
【0045】さらに、これら微粒子自体の体積抵抗は1
8Ωcm以上が好ましい。この抵抗がこの範囲よりも
低い場合には、表面の抵抗が低下し、電荷の保持機能が
低下し、画像欠陥を発生する問題を誘発する。
【0046】表面層を構成する場合には、上記微粒子を
樹脂中に分散させて塗布することにより構成することが
できる。構成する樹脂としては特に限定されるものでは
無いが、例えば、スチレン−アクリル樹脂、ポリカーボ
ネート樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリ塩
化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、スチレン樹
脂、ポリビニルアセテート、スチレン−ブタジエン樹
脂、塩化ビニリデン−アクリロニトリル樹脂、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マ
レイン酸樹脂、シリコーン樹脂、シリコーンアルキッド
樹脂、フェノールホルムアルデヒド樹脂、ポリビニルア
セタール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂等をあげるこ
とができる。
【0047】これら樹脂中に対する微粒子の含有量は樹
脂100部に対して1〜200部、好ましくは5〜10
0部である。1部未満である場合には微粒子の存在量が
過少となり、硬度の向上効果が発揮されず、200部を
越える場合には硬度は向上するものの、微粒子存在量の
過多により露光に於いて光の散乱が発生し、画像欠陥を
発生する原因となる。
【0048】さらに、本発明の表面層は0.2〜10μ
m、好ましくは0.4〜5μmである、この層が薄い場
合には本発明の耐久性の向上効果が発揮されず、また、
膜厚が厚い場合には、耐久性の向上効果は発揮される
が、光の散乱による画像欠陥の発生や、感度の低下問題
を発生する。
【0049】また、本発明の微粒子を含有する層中には
電荷輸送物質を含有していることが好ましい。すなわ
ち、電荷輸送物質を含有することにより、特定の表面層
を構成することがないため、電荷の輸送が均一になさ
れ、画像に応じた電荷分布を安定して構成することがで
きる。この電荷輸送物質の表面層に於ける含有割合は、
保護層を構成する樹脂100部に対して30〜300
部、好ましくは50〜200部である。
【0050】図1に本発明の画像形成方法による装置の
概略断面図を示す。
【0051】図1において、10は像担持体である感光
体ドラムで、有機感光体をドラム上に塗布したもので接
地されて時計方向に駆動回転される。12は帯電器で、
感光体ドラム10周面に対し一様な帯電をコロナ放電に
よって与えられる。この帯電器12による帯電に先立っ
て、前プリントまでの感光体の履歴をなくすために発光
ダイオード等を用いたPCL11による露光を行って感
光体周面の除電をしておくとよい。
【0052】感光体への一様帯電ののち像露光器13に
より画像信号に基づいた像露光が行われる。この図の像
露光器13は図示しないレーザダイオードを発光光源と
し回転するポリゴンミラー131,fθレンズ等を経て
反射ミラー132により光路を曲げられ走査がなされる
もので、感光体ドラム10の回転(副走査)によって静
電潜像が形成される。像露光手段はその目的により、ス
リット露光、レーザ露光、LED露光等適宜選択され
る。
【0053】その静電潜像は次いで現像器14で現像さ
れる。感光体ドラム10周縁にはイエロー(Y)、マゼ
ンタ(M)、シアン(C)、黒色(K)等のトナーとキ
ャリアとから成る現像剤をそれぞれ内蔵した現像器14
が設けられていて、先ず1色目の現像がマグネットを内
蔵し現像剤を保持して回転する現像スリーブ141によ
って行われる。現像剤はフェライトをコアとしてそのま
わりに絶縁性樹脂をコーティングしたキャリアと、ポリ
エステルを主材料として色に応じた顔料と荷電制御剤、
シリカ、酸化チタン等を加えたトナーとからなるもの
で、現像剤は層形成手段によって現像スリーブ141上
に100〜600μmの層厚に規制されて現像域へと搬
送され、感光体ドラム10と現像スリーブ141の間に
直流或いは交流バイアス電位をかけて現像が行われる。
【0054】フルカラー画像形成においては、1色目の
顕像化が終わった後2色目の画像形成行程にはいり、再
びスコロトロン帯電器12による一様帯電が行われ、2
色目の画像データによる潜像が像露光器13によって形
成される。3色目、4色目についても2色目と同様の画
像形成行程が行われ、感光体ドラム10周面上には4色
の顕像が形成される。
【0055】一方モノクロの電子写真装置では現像器1
4は黒トナー1種で構成され、1回の現像で画像を形成
することができる。
【0056】記録紙Pは一旦停止し、転写のタイミング
の整った時点で給紙ローラ17の回転作動により転写域
へと給紙される。
【0057】転写域においては転写のタイミングに同期
して感光体ドラム10の周面に転写器18が圧接され、
給紙された記録紙Pを挟着して多色像が一括して転写さ
れる。
【0058】次いで記録紙Pはほぼ同時に圧接状態とさ
れた分離器19によって除電され感光体ドラム10の周
面より分離して定着器20に搬送され、熱ローラ201
と圧着ローラ202の加熱、加圧によってトナーを溶着
したのち排紙ローラ21を介して装置外部に排出され
る。なお前記の転写器18及び分離器19は記録紙Pの
通過後感光体ドラム10の周面より退避離間して次なる
トナー像の形成にそなえる。
【0059】一方記録紙Pを分離した感光体ドラム10
は、クリーニング器22のブラシ222の回転及びゴム
ブレード221の圧接により残留トナーを除去・清掃
し、再びPCL11による除電と帯電器12による帯電
を受けて次なる画像形成のプロセスにはいる。なお感光
体上にカラー画像を重ね合わせる場合には前記ブラシ2
22、ゴムブレード221は感光体面のクリーニング後
直ちに移動して感光体ドラム10の周面より退避する。
【0060】尚30は感光体ドラム、帯電器、転写器、
分離器及びクリーニング器を一体化されている着脱可能
な画像形成ユニットとしてのカートリッジである。
【0061】感光体ドラム10の均一帯電器12として
はコロナ帯電装置が一般に広く使用されている。また転
写器には転写ローラやコロナ転写手段が一般に広く使用
されている。電子写真方式による画像形成装置として、
上述の感光体ドラムや帯電器、像露光器、現像器、転写
器、分離器、クリーニング器等の構成要素のうち、複数
のものを画像形成ユニットとして一体に結合して構成
し、この画像形成ユニットを装置本体に対して着脱自在
に構成しても良い。例えば帯電器、現像器及びクリーニ
ング器の少なくとも1つを感光体とともに一体に支持し
て画像形成ユニットを形成し、装置本体に着脱自在の単
一ユニットとし、装置本体のレールなどの案内手段を用
いて着脱自在の構成としても良い。このとき上記の装置
本体の方に帯電手段及び又は現像手段を伴って構成して
も良い。
【0062】像露光器は、電子写真装置を複写機やプリ
ンターとして使用する場合には、原稿からの反射光や透
過光を感光体に照射すること、或いはセンサーで原稿を
読み取って信号化し、この信号に従ってレーザビームの
走査、LEDアレイの駆動、又は液晶シャッタアレイの
駆動を行い、感光体に光を照射することなどにより行わ
れる。
【0063】ファクシミリのプリンターとして使用する
場合には、像露光器13は受信データをプリントするた
めの露光になる。
【0064】図2にゴムブレード及びブラシを用いたク
リーニング装置の一例を示す。
【0065】図2において、10は感光体ドラムを示
し、この感光体ドラム10は図中矢印で示す方向に回転
している。感光体ドラム10の表面には前述のように静
電潜像が形成され、トナーによって該潜像は顕像化さ
れ、この顕像化像は記録紙に転写される。転写後に感光
体ドラム10上に残留するトナーTを除去するために、
クリーニング器22を設ける。
【0066】図2で示すクリーニング器22は感光体ド
ラム10上のトナーTを掻き落とすように、感光体ドラ
ム10の表面に当接するブラシ222及びクリーニング
ブレードであるゴムブレード221と該ブラシ222及
び該ゴムブレード221により感光体ドラム10から脱
離したトナーTを補集する補集部材223を備えてい
る。一般に補集部材223を感光体ドラム10の表面に
当接するように配置し、ゴムブレード221によって掻
き落としたトナーTがクリーニング器22の外に飛散す
るのを防止する。
【0067】ゴムブレード221は、ポリウレタンゴム
製の弾性ゴムブレードが好ましく、感光体ドラム10と
は図3のように当接角θが鋭角である事が好ましい。
【0068】ブラシ222は、感光体ドラム10との速
度差をつけるため強制的に回転駆動させる。回転方向は
感光体ドラム10に対して順方向、逆方向いずれでも構
わない。順方向に回転させる場合は、感光体の1.3倍
以上の速度で駆動する事が好ましい。これ以下の速度差
では、かきとり効果が不十分となる。材質としては、ポ
リプロピレン、アクリル、ナイロン等の樹脂よりなり、
導電性を与えるためカーボンブラック等を分散しても良
い。導電性を与える事により、トナーやトナーの外添剤
を電気的に中和しブラシやゴムブレードによるトナーの
かきとりを容易にする事ができる。
【0069】導電性としては、108Ω・cm程度以下
にすることが好ましい。これ以上の電気抵抗では、中和
効果が充分得られない。また、感光体からトナーを物理
的にかきとる効果を最大限に発揮するためには、毛の太
さ、長さ、密度などを調整する必要がある。太さとして
は、毛径で10〜100μmが好ましい。これ以下の太
さではかきとり効果が得られず、これ以上の太さでは毛
のこしが強すぎ感光体に摩耗、傷等の弊害を与える。長
さとしては、1〜10mmが好ましい。これ以下の長さ
では、毛のこしが強すぎ感光体に摩耗、傷等の弊害を与
え、これ以上の長さでは、かきとり効果が得られない。
【0070】密度は、1,000〜100,000本/
cm2が好ましい。これ以下の密度ではかきとり効果が
得られず、これ以上の密度ではトナーの目詰まりを生
じ、かえってトナーフィルミング等のクリーニング不良
を生じる。
【0071】本発明において、無機微粒子を最表面層に
含有することにより電荷保持性、感度、残留電位等の電
子写真特性に優れ、かつ繰り返し使用に供した時にも膜
厚減耗が少なく、ゴムブレード及びブラシを当接しクリ
ーニングすることによりクリーニング不良を生じないた
め安定した画質が得られる。
【0072】
【実施例】
(1)感光体の作成 感光体 ポリアミド樹脂CM−8000(東レ(株))30gを
メタノール900mlと1−ブタノール100mlの混
合溶媒中に投入し50℃で加熱溶解した。室温に冷却し
た後、この液を用いて、外径80mm、長さ355.5
mmのアルミニウムドラム上に、浸漬塗布により厚さ
0.5μmの中間層を形成した。
【0073】次いで、ポリビニルブチラール樹脂エスレ
ックBX−1(積水化学(株))5gをMEK1000
ml中に溶解し、更に例示化合物G「化1」10gを混
合した後、サンドミルを用いて20時間分散を行った。
この液を用いて、上記中間層状に浸漬塗布により厚さ
0.5μmの電荷発生層を形成した。
【0074】その後、例示化合物T「化1」100gと
BPZ型ポリカーボネート樹脂パンライトTS−205
0(帝人化成(株))150gをジクロロメタン100
0ml中に溶解した。この液を用いて、上記電荷発生層
上に浸漬塗布により厚さ20μmの電荷輸送層を形成し
た。
【0075】その後、例示化合物T「化1」20gとB
PZ型ポリカーボネート樹脂パンライトTS−2050
(帝人化成(株))30gをジクロロメタン1000m
l中に溶解した液に0.2μmのシリカ微粒子を10g
添加し、超音波槽中で20分間分散した。この液を用い
て、上記電荷輸送層上にリング塗布により厚さ3μmの
表面保護層を形成した。
【0076】最後に、100℃で1時間加熱乾燥し、中
間層、電荷発生層、電荷輸送層、表面保護層を順次積層
してなる感光体を作成した。
【0077】
【化1】
【0078】感光体 0.2μmのシリカ微粒子を0.03μmのシリカ微粒
子に変更した他は感光体1と同様にして感光体を作成し
た。
【0079】感光体 0.2μmのシリカ微粒子を2.0μmのシリカ微粒子
に変更した他は感光体1と同様にして感光体を作成し
た。
【0080】感光体 0.2μmのシリカ微粒子を2.5μmのシリカ微粒子
に変更した他は感光体1と同様にして感光体を作成し
た。
【0081】感光体 0.2μmのシリカ微粒子を0.2μmのジルコニウム
微粒子に変更した他は感光体1と同様にして感光体を作
成した。
【0082】感光体 0.2μmのシリカ微粒子を0.1μmのシリカ微粒子
に変更した他は感光体1と同様にして感光体を作成し
た。
【0083】感光体 0.2μmのシリカ微粒子を0.5μmの酸化チタン微
粒子に変更した他は感光体1と同様にして感光体を作成
した。
【0084】感光体 0.2μmのシリカ微粒子を0.5μmのアルミナ微粒
子に変更した他は感光体1と同様にして感光体を作成し
た。
【0085】感光体 微粒子を添加しなかった他は感光体1と同様にして感光
体を作成した。
【0086】(2)評価 感光体〜をコニカ(株)製U−Bix4155に装
着し、下表の通り条件を変えて10万コピーの実写テス
トを行った。
【0087】評価は、実写中の画像不良の有無、実写テ
スト前後の感光体表面電位の変化量及び膜厚減耗量によ
り行った。ここにおいて、Vb,Vwとは各々原稿のブ
ラック画像部(反射濃度1.30)、ホワイト画像部
(反射濃度0.00)に対応する電位である。尚、全て
の実験において、ブラシは感光体に対して1.4倍の速
度で順方向に駆動させた。
【0088】
【表1】
【0089】上表の通り、本発明の画像形成方法では、
繰り返し使用に供した時にも感光体の膜厚減耗が少ない
上、クリーニング不良の発生もなく安定した画像が得ら
れることがわかる。
【0090】
【発明の効果】本発明により、繰り返し使用によっても
感光体表面電位の変化量が少なく電子写真特性に優れ、
かつ繰り返し使用に供した時にも膜厚減耗が少なく、ク
リーニング不良を生じないため安定した画質が得られる
画像形成方法、画像形成装置及び画像形成ユニットが提
供されることになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる画像形成装置の断面図。
【図2】本発明に係わる画像形成装置の発明主要部の断
面図。
【図3】本発明に係わるクリーニングブレードの断面
図。
【符号の説明】 10 感光体ドラム 22 クリーニング器 221 ゴムブレード 222 ブラシ 30 カートリッジ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体上に帯電、像露光を行って形成し
    た静電潜像を、現像剤にて現像し形成したトナー画像を
    転写体上に転写後、感光体上をクリーニングする工程を
    繰り返す画像形成方法において、無機微粒子を前記感光
    体の最表面層に含有し、ゴムブレード及びブラシ状のク
    リーニング部材により残留トナーを清掃除去する事を特
    徴とする画像形成方法。
  2. 【請求項2】 前記無機微粒子の粒径が0.05〜2μ
    mである事を特徴とする請求項1記載の画像形成方法。
  3. 【請求項3】 前記無機微粒子が疎水化処理されている
    事を特徴とする請求項1又は2記載の画像形成方法。
  4. 【請求項4】 前記無機微粒子がシリカである事を特徴
    とする請求項1,2又は3記載の画像形成方法。
  5. 【請求項5】 導電性支持体上に形成された感光体の周
    囲に、帯電器、像露光器、現像器、転写分離器及びクリ
    ーニング器を有する画像形成装置において、無機微粒子
    を前記感光体の最表面層に含有し、前記クリーニング器
    による残留トナーの清掃除去は、ゴムブレード及びブラ
    シ状のクリーニング部材により行う事を特徴とする画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】 前記無機微粒子の粒径が0.05〜2μ
    mである事を特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記無機微粒子が疎水化処理されている
    事を特徴とする請求項5又は6記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記無機微粒子がシリカである事を特徴
    とする請求項5,6又は7記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 導電性支持体上に形成された感光体の周
    囲に、帯電器、像露光器、現像器、転写分離器及びクリ
    ーニング器を有する画像形成装置であって、無機微粒子
    を前記感光体の最表面層に含有し、前記クリーニング器
    による残留トナーの清掃除去は、ゴムブレード及びブラ
    シ状のクリーニング部材により行い、前記感光体と帯電
    器、像露光器、現像器、転写分離器及びクリーニング器
    の少なくとも何れかが画像形成ユニットとして一体的に
    構成された事を特徴とする画像形成ユニット。
  10. 【請求項10】 前記無機微粒子の粒径が0.05〜2
    μmである事を特徴とする請求項9記載の画像形成ユニ
    ット。
  11. 【請求項11】 前記無機微粒子が疎水化処理されてい
    る事を特徴とする請求項9又は10記載の画像形成ユニ
    ット。
  12. 【請求項12】 前記無機微粒子がシリカである事を特
    徴とする請求項9,10又は11記載の画像形成ユニッ
    ト。
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JP2002162767A (ja) * 2000-11-24 2002-06-07 Fuji Xerox Co Ltd 像担持体及びこれを用いた画像記録装置、並びに画像記録方法
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