JPH08287602A - 圧縮オーディオデータ編集装置 - Google Patents

圧縮オーディオデータ編集装置

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JPH08287602A
JPH08287602A JP7108202A JP10820295A JPH08287602A JP H08287602 A JPH08287602 A JP H08287602A JP 7108202 A JP7108202 A JP 7108202A JP 10820295 A JP10820295 A JP 10820295A JP H08287602 A JPH08287602 A JP H08287602A
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宏 中野
Satoshi Takagi
聡 高木
Masahito Mori
正仁 森
Masaaki Sasaki
雅朗 佐々木
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧縮オーディオデータ編集装置において、ノ
イズの無い滑らかなスイッチング(編集)を行なうこと
ができるようにする。 【構成】符号列10がMPEG復号化回路2に供給さ
れ、固定ディレイの後オーディオ信号に復号化される。
このとき、繰り返されるブロックに対して動作が一時停
止される。オフセット抽出回路3で抽出されたオフセッ
ト値が所定の範囲内であればリピートパルスが検出さ
れ、回路2に供給される。また、このパルスが検出され
たフレームには、フラグが立てられる。回路2では、こ
のパルスに対応する、2回目に記録された符号ブロック
において復号化が一時停止され、次のブロックが入力さ
れてから再開される。回路2では、供給された符号列1
0は、例えば、512タップの合成フィルタに供給され
オーディオ信号に変換される。このため、隣合ったブロ
ックの境界付近の256サンプルのデータが互いに影響
を受け、正しいオーディオ信号14が出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、データ圧縮されたオ
ーディオデータをビデオフレーム、若しくはフィールド
単位で再生するような圧縮オーディオデータ編集装置に
関し、スイッチング(編集)されたデータを再生する際
にクロスフェードをかけることによって、スイッチング
点(編集点)においてノイズのない滑らかな再生が可能
な圧縮オーディオデータ編集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】圧縮されたオーディオデータを記録再生
するようなオーディオビデオ記録再生装置が実用化され
ている。このような装置において、48kHzのサンプ
リング周波数でサンプリングされたオーディオ信号をM
PEG(レイヤI)により符号化すると、サンプル長3
84のブロック列ができる。一方、525/59.94
ビデオシステムでは、1フレームが48kHzサンプリ
ング信号で数えて1601、または1602サンプルで
ある。
【0003】このように、フレーム長がブロック長の整
数倍となっていないので、フレームに同期した信号列を
作るためには、符号化されたブロックを途中で分割する
必要がある。このような符号をフレーム単位でスイッチ
ング(編集)した後に復号化する場合、スイッチング点
(編集点)の前後のブロックは、一部データが欠落した
状態になる。これは、最悪の場合、すなわち、フレーム
境界をはさんで前後のブロックが各々383サンプル有
る場合、766サンプルの区間でデータが不完全とな
り、これよりさらに、前後各々256サンプルの区間の
復号化ができない。
【0004】そのため、このようなオーディオビデオ記
録再生装置において、圧縮オーディオデータの処理単位
であるブロック期間と、ビデオフレーム期間の比率が整
数関係に無いようなシステムが提案されている。図17
は、このようなシステムの符号化装置100の構成例を
示し、図18は、復号化装置200の構成例を示す。
【0005】図17において、オーディオ信号101
は、48kHzでサンプリングされたディジタル信号で
ある。以下、サンプリング周期20.8μsecをTと
する。このオーディオ信号101がMPEGレイヤーI
の符号化を行なうMPEG符号化回路105のオーディ
オ信号入力端に供給される。
【0006】ブロックパルス102は、384T毎にア
クティブになるパルス信号であり、MPEG符号化回路
105の一方の入力端、および位相比較回路106の一
方の入力端に共に供給される。入力フレームパルス10
3は、フレーム周波数29.97Hzをサンプリング周
波数48kHzに同期させた周期、すなわち1601T
または1602T毎にアクティブになるパルス信号であ
る。この入力フレームパルス103が位相比較回路10
6の他方の入力端に供給される。符号フレームパルス1
04は、フレーム単位でこの符号化装置より出力される
符号列109の出力位相を示す信号で、やはり1601
Tまたは1602T毎にアクティブになるパルス信号で
ある。この符号フレームパルス104がメモリ回路10
7に供給される。
【0007】符号化装置100において、MPEG符号
化装置105に供給されたオーディオ信号101がMP
EG符号列に変換され、メモリ回路107に順次書き込
まれる。一方、位相比較器106に供給されたブロック
パルス102および入力フレームパルス103が位相比
較され、フレームの先頭ブロックを示す情報およびオフ
セット値が出力される。このフレームの先頭ブロックを
示す情報がメモリ回路107に書き込まれ、また、オフ
セット値がオフセット付加回路108に供給される。
【0008】MPEG符号化回路105に供給された入
力オーディオ信号101は、共に供給されるブロックパ
ルス102のタイミングでブロック単位に符号化処理が
なされ、メモリ回路107およびオフセット付加回路1
08を介し、符号列109として出力される。したがっ
て、ビデオフレーム単位の記録装置において、ブロック
パルス102の入力フレームパルス103に対する相対
位相(オフセット)を記録しておけば、入出力時のオー
ディオビデオ相対位相が保存される。フレームに記録さ
れているオーディオデータを復号して出力する際に、対
応するフレームに記録された相対位相が出力基準ビデオ
フレームに対するオーディオ出力位相を示しているの
で、入出力時のオーディオビデオ相対位相が保存され
る。
【0009】メモリ回路107では、符号フレームパル
ス104を基準として順次MPEG符号列が読み出され
る。この読み出されたMPEG符号列がオフセット付加
回路108に供給され、オフセットが付加され、符号列
109として出力される。
【0010】図18に示す復号化装置200において、
上述の符号化装置100によって生成された符号列20
1がメモリ回路205に順次書き込まれると共に、オフ
セット抽出回路206に供給される。このオフセット抽
出回路206で、符号化装置で付加されたオフセット値
が符号列201より取り出され、位相演算回路207の
一方の入力端に供給される。
【0011】位相演算回路207の他方の入力端には、
出力フレームパルス204が供給されている。位相演算
回路207において、符号列201から取り出されたオ
フセット値により、出力フレームパルス204を基準と
して先頭ブロックの位相を決める信号が生成され、メモ
リ回路205に供給される。供給されたこの信号に基づ
き、メモリ回路205から予め書き込まれた符号列が読
み出され、MPEG復号化回路208に供給される。M
PEG復号化回路208において、この供給された符号
列がオーディオ信号に変換され、オーディオ信号出力2
09として外部へ出力される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】次に、符号化装置10
0によって作成され、フレーム単位でスイッチングまた
は編集された符号列の、復号化装置200による復号を
説明する。この場合でも、1フレームに5ブロックが先
頭から入っているため、オフセット抽出回路206、位
相演算回路207、およびメモリ205における書込み
動作は、通常通り行なわれる。
【0013】スイッチングまたは編集された符号列に記
録されているオフセットから作成される再生ブロック先
頭パルスは、図19に示すように384T周期ではなく
なり、メモリ205の読み出し動作が連続ではなくな
る。したがって、図19、図20に示すように、この不
連続点では、データの不完全なブロック、若しくはギャ
ップが生じる。このときMPEG復号化装置208の出
力は、ノイズを発生する。そのため、このような従来の
構成ではミュートが必要となる。
【0014】図21は、このミュート回路210を含ん
だ復号化装置200’の構成例を示す。この復号化装置
200’において、ミュート回路210は、位相演算回
路207から供給されるミュートタイミングを示す信号
によって制御され、図20に示されるミュートタイミン
グでもってMPEG復号化回路208の出力がミュート
される。
【0015】このように、従来の構成例でもノイズの出
力を防ぐことは可能であるが、データをミュートする必
要があり、スイッチング点(編集点)におけるミュート
に起因する音質の劣化が発生する問題点があった。
【0016】したがって、この発明の目的は、データ圧
縮されたオーディオデータを、ビデオフレーム、若しく
はフィールド単位で再生するような機器において、ノイ
ズの無い滑らかなスイッチング(編集)を行なうことが
できるような圧縮オーディオデータ編集装置を提供する
ことにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した課
題を解決するために、データ圧縮されたオーディオデー
タを、ビデオ信号のフレーム周波数と同期して、1フィ
ールドまたは複数フィールドで構成されるビデオ期間単
位での符号化/復号化手段を有する圧縮オーディオデー
タ編集装置であって、符号化/復号化手段は、符号化の
際に符号単位の入力基準ビデオ信号に対する相対位相情
報を検出し記録する記録手段と、復号化の際に記録され
た相対位相情報をビデオ期間毎に検出して出力基準ビデ
オ信号に対する再生時の位相を決定する位相調整手段と
を有し、位相調整手段の第1の出力系統は、出力基準ビ
デオ信号に対して相対位相情報を補正した位置に復号さ
れた信号を出力し、位相調整手段の第2の出力系統は、
1ビデオ周期前の出力に続く復号信号を出力することを
特徴とした圧縮オーディオデータ編集装置である。
【0018】また、この発明は、上述した課題を解決す
るために、復号化手段は、圧縮データ記録単位がオーデ
ィオ符号化単位の整数倍の時は、繰り返して記録されて
いる符号列の復号を一時停止すること、または繰り返し
て記録されている符号列に対応する復号出力を削除し、
且つ繰り返して記録されている符号列の次の符号列を繰
り返して記録されている符号列に置き換えて復号するこ
とを特徴とする圧縮オーディオデータ編集装置である。
【0019】また、この発明は、上述した課題を解決す
るために、復号化手段は、圧縮データ記録単位がオーデ
ィオ符号化単位の整数倍で無いときは、圧縮データを切
り替えた結果または編集した結果得られる符号列から、
切替点または編集点を検出する手段を有し、復号化の際
に、切替点または編集点では符号列の復号を一時停止す
ることを特徴とした圧縮オーディオデータ編集装置であ
る。
【0020】また、この発明は、上述した課題を解決す
るために、復号化手段は、圧縮データ記録単位がオーデ
ィオ符号化単位の整数倍の時は、ビデオ周期毎に第1の
出力と第2の出力を一定区間混合して出力することを特
徴とした圧縮オーディオデータ編集装置である。
【0021】また、この発明は、上述した課題を解決す
るために、復号化手段は、圧縮データ記録単位がオーデ
ィオ符号化単位の整数倍でない時は、圧縮データを切替
えた結果または編集した結果得られる符号列に、切替点
または編集点を付加する手段を有し、復号化の際に、切
替点または編集点では符号列の復号を一時停止するこ
と、または繰り返して記録されている符号列に対応する
復号出力を削除し、且つ繰り返して記録されている符号
列の次の符号列を繰り返して記録されている符号列に置
き換えて復号することを特徴とした圧縮オーディオデー
タ編集装置である。
【0022】また、この発明は、上述した課題を解決す
るために、復号化手段は、圧縮データ記録単位がオーデ
ィオ符号化単位の整数倍でない時は、圧縮データを切替
えた結果または編集した結果得られる符号列に、切替点
または編集点を付加する手段を有し、復号化の際に切替
点または編集点では第1の出力と第2の出力を一定区間
混合して出力し、それ以外では第1の出力を一定区間出
力することを特徴とした圧縮オーディオデータ編集装置
である。
【0023】
【作用】上述した構成によれば、位相調整手段の第1の
出力系統が出力基準ビデオ信号に対して相対位相情報を
補正した位置に復号された信号を出力し、位相調整手段
の第2の出力系統が1フレーム前の出力に続く復号信号
を出力するために、スイッチング点(編集点)にクロス
フェードをかけることが可能となり、滑らかな再生出力
を得ることができる。
【0024】
【実施例】以下、この発明の第1の実施例について、図
面を参照しながら説明する。図1は、この実施例による
復号化装置の構成の一例を示す。また、この復号化装置
に対応する符号化装置としては、図17に示した、従来
技術による符号化装置100が適用される。この実施例
による復号化装置は、上述した従来例による復号化装置
200の構成に対し、MPEG復号化回路およびメモリ
回路の位置が入れ換えられている。符号列を復号してオ
ーディオ信号へと変換した後、メモリ回路において出力
オフセット処理が行なわれ、クロスフェード回路におい
てクロスフェード処理が行なわれる。
【0025】図17に示す符号化装置100において、
MPEG符号化回路105にオーディオ信号が供給され
る。また、このMPEG符号化装置105には、ブロッ
クパルスも共に供給されている。これらの信号が供給さ
れたMPEG符号化回路105によって、図2に示すよ
うに、ブロックパルスで示される384T区間のオーデ
ィオ信号に対応するMPEG符号列が一定量の遅延で出
力される。この出力は、メモリ回路107に供給され
る。なお、このメモリ回路107は、データが書き込ま
れるメモリと、このメモリに対する書込みおよび読み出
しを制御するための回路が含まれる。
【0026】位相比較回路106には、上述のブロック
パルスおよび入力フレームパルスが供給され、これらの
信号により、そのフレームに属する先頭ブロックが決定
される。すなわち、図3に示すように、フレームパルス
の位置から前後に幅384Tの区間が設定される。設定
されたこの区間内には、必ず1つのブロックパルスが存
在するので、このパルスから始まるブロックが当該フレ
ームの先頭ブロックとされる。
【0027】また、このブロックパルスの位置がオフセ
ット値として出力される。幅384Tの区間は、フレー
ムパルスを中心として、例えば、−192Tから+19
1Tまで、あるいは−351Tから+32Tまでが設定
される。図3の例では、−351Tから+32Tまでが
設定されている。このオフセット値は、オフセット付加
回路108に供給される。
【0028】メモリ回路107には、MPEG符号化回
路105の出力が書き込まれ、共に供給されている位相
比較回路106の出力に基づき、1フレーム当たり5ブ
ロックが読み出される。図4は、このブロックの読み出
しのタイミングを示す。このように、ブロックが順次読
み出される場合と、図の第5ブロックや第14ブロック
のように、フレームの境界で同じブロックが2回繰り返
して読み出される場合とがある。また、メモリ回路10
7には、符号フレームパルス104も供給されていて、
読み出し開始の位相は、この符号フレームパルスで与え
られる。メモリ回路107から読み出されたこの信号
は、オフセット付加回路108に供給され、各フレーム
の先頭あるいは各ブロックの先頭に、位相比較回路10
6から供給されたオフセットが付加される。
【0029】図1に示す復号化装置1において、符号列
10がMPEG復号化回路2およびオフセット抽出回路
3に共に供給される。また、このオフセット抽出回路3
には、ブロックパルス11および符号フレームパルス1
2も共に供給されている。このオフセット抽出回路3の
一方の出力は、MPEG復号化回路2およびメモリ回路
4に共に供給される。オフセット抽出回路3の他方の出
力は、位相演算回路5の一方の入力端に供給される。こ
の位相演算回路5の他方の入力端には、出力フレームパ
ルス13が供給される。また、この位相演算回路5の一
方の出力がメモリ回路4に供給され、他方の出力がクロ
スフェード回路6に供給される。MPEG復号化回路2
の出力がメモリ回路4に供給される。メモリ回路4のメ
モリ出力Aおよびメモリ出力Bは、クロスフェード回路
6に夫々供給される。クロスフェード回路6の出力は、
オーディオ信号14として外部に出力される。
【0030】MPEG復号化回路2に供給された符号列
10は、固定ディレイの後オーディオ信号(復号出力)
に変換する復号化が成される。図5は、この復号化装置
1における、編集が行なわれていない各入出力信号の一
例を示す。この復号化の際に、図5に示すように、繰り
返されるブロックに対しては、動作が一時停止される。
この例では、第5ブロックが符号化の際に繰り返して記
録されている。これは、オフセット抽出回路3で得られ
るオフセット値から検出が可能である。すなわち、この
抽出されたオフセット値が±32の範囲外であれば、オ
フセット抽出回路3によってリピートパルスが検出さ
れ、このリピートパルスがMPEG復号化回路2に供給
される。
【0031】また、このリピートパルスが検出されたフ
レームには、リピートフラグが立てられる(図中の
‘R’)。MPEG復号化回路2では、このパルスに対
応する、2回目に記録された符号ブロックである第5ブ
ロックにおいて復号化処理が一時停止され、次の第6ブ
ロックが入力されてから処理が開始される。
【0032】この復号化処理の一時停止は、ブロックの
境界付近のデータの復号化処理に対して必要な処理とな
る。MPEG復号化回路2において、供給された符号列
10は、例えば、512タップの合成フィルタに供給さ
れオーディオ信号に変換される。このため、隣合ったブ
ロックの境界付近の256サンプルのデータは互いに影
響を受け、その結果、正しいオーディオ信号が出力され
る。
【0033】したがって、上述したように、繰り返し記
録された符号列10の第5ブロックが合成フィルタに供
給されている間、復号化処理を一時停止することによっ
て、見かけ上第5ブロックと第6ブロックの符号列デー
タが連続に処理され、境界付近のデータが正しく復号さ
れる。
【0034】符号列の復号の一時停止以外に境界付近の
データを正しく復号するために、入力符号列の入れ替え
と出力オーディオ信号の削除を組み合わせて行なう方法
がある。リピートフラグが立ったブロックにおいて復号
を停止せずに行ない、これに対応する出力オーディオ信
号を無効データとして後段のメモリ回路4において削除
する。さらに、リピートフラグが立った次のブロックに
おいて入力される符号列をリピートフラグの立っている
符号列と入れ換えて復号処理を行なう。
【0035】図5において、このときの処理について説
明する。第3ブロック、第4ブロック、第5ブロックの
符号列に対応して復号出力の第5ブロックが出力され
る。次に、リピートフラグの立った符号列(符号列の
‘R’が付された第5ブロック。第5‘R’ブロックと
称する)が入力される。このとき、処理を停止せずに対
応する復号出力の第5’ブロック(図示しない)が出力
される。
【0036】さらに、符号列6が入力されたとき、リピ
ートフラグの立った、符号列の第5‘R’ブロックと第
6ブロックとを入れ換えて復号化処理が行なわれ、対応
する復号出力の第6ブロックが出力される。後段のメモ
リ回路4において、リピートフラグが立った復号出力の
第5’ブロックの上に再度復号出力の第6ブロックを書
き込むことによって、符号列の復号の一時停止と同様に
第5ブロックおよび第6ブロックの符号列データが連続
的に処理され、境界付近のデータを正しく復号すること
ができる。
【0037】MPEG復号化回路2の出力は、図5の復
号出力に示すように、ブロックの欠けたものとなる。こ
の出力は、メモリ回路4に供給される。また、オフセッ
ト抽出回路3の出力は、出力フレームパルス13と共に
位相演算回路5にも供給される。位相演算回路5では、
これらの信号に基づき演算が行なわれ、符号フレームパ
ルス12からMPEG復号化回路2の処理に要するディ
レイを受けた書き込み先頭パルスが出力される。この出
力された先頭パルスおよびオフセット抽出回路3から検
出されたリピートパルスがメモリ回路4に供給される。
【0038】MPEG復号化回路2およびメモリ回路4
の書き込み処理の処理クロックは、1フレーム当たり5
ブロック分のデータ(1920サンプル)を扱う周波数
であり、また、メモリ回路4の読み出し処理の処理クロ
ックは、1フレーム当たり1602/1601サンプル
分のデータを扱う周波数である。メモリ回路4は、タイ
ムベース機能を有しており、それにより、断続的に供給
される復号出力が連続するオーディオ信号に時間軸変換
される。
【0039】メモリ回路4においては、位相演算回路5
より供給された書き込み先頭パルスの位置から、復号出
力のメモリ回路4への書き込みが開始される。ただし、
このとき、リピートフラグが立っているフレームでは、
先頭ブロックの書き込みが行なわれず、2番目のブロッ
クから書き込みが行なわれる。したがって、図5の復号
出力に示されるブロックだけがメモリ回路4のメモリに
書き込まれる。
【0040】このメモリ回路4のメモリからの読み出し
は、読み出しAおよび読み出しBの2系統にわかれ、こ
れら読み出されたデータは、それぞれメモリ出力Aおよ
びメモリ出力Bとして出力される。読み出しAは、出力
フレームパルスおよびオフセットから作成されるブロッ
ク先頭パルスの位置から行なわれ、ブロック毎に先頭読
み出しアドレスが補正される。連続信号においては、補
正された読み出しアドレスは補正前のものと違わず、連
続したデータが読み出され、メモリ出力Aとして出力さ
れる。図6は、この復号化装置1のメモリ回路4の動作
を示す。このように、オフセットによって、先頭のブロ
ックのアドレスが補正され、出力される。
【0041】読み出しBは、ブロック先頭の位置からク
ロスフェード期間(図5の例では、512サンプル)だ
け出力される。ブロック先頭の直前に、読み出しAで読
み出されたデータに続くデータが読み出され、メモリ出
力Bとして出力される。図5の例では、メモリ出力Aお
よびメモリ出力Bは、同じデータとなる。これらメモリ
出力A、Bは、クロスフェード回路6に供給され、クロ
スフェード処理された後オーディオ信号14として出力
される。この出力されたオーディオ信号14は、図6の
例では、メモリ出力Aと同じデータとなる。
【0042】図7は、符号列のスイッチング点(編集
点)におけるクロスフェード処理を示す。この例では、
第5ブロック〜第9ブロックの符号列がスイッチング
(編集)により無くなっている。図5の例において説明
したように、繰り返し記録された符号列のブロックが合
成フィルタに供給されている間、復号化処理を一時停止
する。それにより、MPEG復号化回路2の出力は、図
7の復号出力に示すようにブロックの欠けたものとな
り、この信号がメモリ回路4に供給される。
【0043】図5と同様に、書き込み先頭パルスの位置
から、復号出力のメモリ回路4のメモリへの書き込みが
開始される。このとき、リピートフラグが立っているフ
レームでは、先頭ブロックの書き込みが行なわれず、2
番目のブロックから書き込みが行なわれる。したがっ
て、図7の復号出力に示されるブロックだけがメモリに
取り込まれる。
【0044】図7に示す例で、スイッチング点(編集
点)において符号ブロック5と10が隣合っている。オ
ーディオ信号においては、このようなスイッチング点の
信号は、高調波成分を含んだポップノイズとなるが、M
PEGに代表されるサブバンド符号/復号においては、
復号の過程の合成フィルタの効果によって、隣合ったブ
ロックの境界付近のサンプルが互いに影響し、滑らかな
出力が得られる。
【0045】図8は、オーディオ信号のスイッチングの
場合と、符号列のスイッチングを復号した場合の出力の
比較を示す。図8Aおよび図8Bは、近接した周波数の
オーディオ信号の、スイッチング点における信号を示
す。ここで、図8Aは、一般のオーディオ信号における
スイッチング点の信号を示し、図8Bは、サブバンド復
号におけるスイッチング点における信号を示す。図中
で、横軸の0の位置がスイッチング点である。また、図
8Cおよび図8Dは、スイッチングされる2つの信号の
周波数の差が大きい場合について示す。これも同様にし
て、図8Cは、一般のオーディオ信号におけるスイッチ
ング点の信号を示し、図8Dは、サブバンド復号におけ
るスイッチング点における信号を示す。このように、M
PEGの合成フィルタの効果により、スイッチング点
(編集点)においてもノイズ成分を含まない滑らかな出
力が得られる。
【0046】メモリからの読み出しは、読み出しAおよ
び読み出しBの2系統にわかれる。読み出しAは、出力
フレームパルスとオフセットから作成されるブロック先
頭パルスの位置から行なわれ、毎ブロックで先頭読み出
しアドレスが補正される。したがって、図7に示すよう
に、スイッチング(編集)により切り替わったブロック
に対応するブロック先頭パルスの位置で、第5ブロック
の後半の位置部分が欠落し、第10ブロックの先頭が続
いて出力される。
【0047】読み出しBは、ブロック先頭の位置からク
ロスフェード期間(図7の例では、512サンプル)だ
け出力される。ブロック先頭の直前に読み出しAで読み
出されたデータに続くデータが読み出される。すなわ
ち、読み出しAにおいて欠落した第5ブロックの後半部
分が読み出され、続いて第10ブロックの先頭が読み出
され、メモリ出力Bとして出力される。
【0048】これらメモリ出力A、Bは、共にクロスフ
ェード回路6に供給され、クロスフェード処理され、オ
ーディオ信号14として出力される。このクロスフェー
ド処理は、ブロック先頭パルスの位置から、クロスフェ
ード期間(図7の例では、512サンプル)およびスイ
ッチング点(編集点)以外でも毎回先頭ブロックの位置
で行なわれる。スイッチング点(編集点)以外では、メ
モリ出力Aおよびメモリ出力Bは、同一信号となるの
で、クロスフェード処理によって出力信号が変化しな
い。このクロスフェード処理された出力信号を、図7中
でXfade出力として示す。ここでは、クロスフェー
ドゲインが斜め線で示されている。メモリ出力A、B共
に、合成フィルタ効果のため滑らかな信号であるから、
クロスフェード出力としてノイズの無い出力を得ること
ができる。
【0049】図9は、第5ブロック〜第14ブロックの
符号列がスイッチング(編集)により無くなった例を示
す。この場合も、上述した図7と同様の処理を行なうこ
とにより、クロスフェード出力としてノイズの無い出力
を得ることができる。
【0050】次に、この発明の第2の実施例を、図面を
参照しながら説明する。図10、図11は、この実施例
における、MPEG(LayerI)のデータを525
/59.94方式のビデオフレームに乗せる例を示す。
この例においては、オーディオ信号を符号化した後、1
フレーム当たり1601あるいは1602サンプル分の
データを記録する。また、オフセット値をフレーム毎に
記録する。符号フレームパルスと符号列が同位相のと
き、このオフセット値は、0となる。符号列がフレーム
パルスと同位相にない時、フレームパルスの直後のブロ
ックの先頭とフレームパルスの間隔をオフセットとす
る。図10において1番目のフレームのオフセットが0
であり、2番目のフレームのオフセットが図の矢印で示
された区間となる。また、符号化の際には、編集点にス
イッチングフラグが記録される。
【0051】この実施例においても、上述した第1の実
施例と同様、図1に示す復号化装置1が用いられる。M
PEG復号化回路2に供給された符号列10は、固定デ
ィレイの後オーディオ信号(復号出力)に変換され、メ
モリ回路4に供給される。このメモリ回路4には、オフ
セット抽出回路3により、符号フレームパルス12がデ
ィレイされて生成された書き込み先頭パルスも供給され
る。この供給された書込み先頭パルスの位置から、復号
出力のメモリ回路4のメモリへの書き込みが開始され
る。
【0052】メモリ回路4のメモリからの読み出しは、
読み出しAおよび読み出しBの2系統にわかれる。読み
出しAは、出力フレームパルス13およびオフセット抽
出回路3によって抽出されたオフセットから、位相演算
回路5によって作成されるブロック先頭パルスの位置か
ら行なわれ、ブロック毎に先頭読み出しアドレスが補正
される。連続信号においては、補正された読み出しアド
レスは補正前のものと違わず、連続したデータが読み出
され、メモリ出力Aとして出力される。
【0053】上述したように、スイッチング(編集)に
よって編集されるブロックには、スイッチングフラグが
立てられる。読み出しBは、符号列10からこのスイッ
チングフラグが検出されない場合、0を出力する。この
ように、スイッチングフラグが検出されない場合、クロ
スフェード回路6ではクロスフェード処理は行なわれ
ず、メモリ出力Aがそのままオーディオ信号14として
出力される。
【0054】図11は、符号列10のスイッチング点
(編集点)のクロスフェード処理を示す。この例におい
ては、図11に示すように、第6ブロック〜第8ブロッ
クおよび第5ブロック、第9ブロックの一部の符号列が
スイッチング(編集)により無くなっている。
【0055】この場合にも、上述した第1の実施例と同
様、復号化処理の一時停止が行なわれる。符号列10か
らスイッチングフラグが検出された場合、切替えられる
前のフレームの、この例では、4番目以降から切替えら
れた後の最初のブロックが合成フィルタに供給されるま
での間、復号化処理が一時停止される。それにより、M
PEG復号化回路2の出力は、図11の復号出力に示す
ように、ブロックの欠けたものとなり、メモリ回路4に
供給される。
【0056】図10と同様、メモリ回路4に供給される
書き込み先頭パルスの位置から、復号出力のメモリ回路
4のメモリへの書き込みが開始される。このとき、スイ
ッチングフラグが立っているフレームでは、切替えられ
る前のフレームの、この例においては、4番目以降から
切替えられた後の最初のブロックの直前までの書き込み
が行なわれず、切替えられた後の最初のブロックの先頭
から書き込みが行なわれる。したがって、図11の復号
出力に示されるブロックだけがメモリ回路4のメモリに
書き込まれる。
【0057】メモリ回路4のメモリからの読み出しは、
読み出しAおよび読み出しBの2系統にわかれる。読み
出しAは、出力フレームパルス13とオフセット抽出回
路3で抽出されたオフセットから、位相演算回路5によ
って作成される、ブロック先頭パルスの位置から行なわ
れ、ブロック毎に先頭読み出しアドレスが補正される。
したがって、図11に示すように、スイッチング(編
集)により切替わったブロックに対応するブロック先頭
パルスの位置で、第11ブロックの後半の位置部分が欠
落し、第10ブロックの先頭が続いて出力される。さら
に、スイッチングフラグが立ったときには、出力フレー
ムパルス13を3ブロック分ディレイさせた出力フレー
ムパルス’の位置から切替わり、直後のブロックが出力
される。この結果、メモリからの読み出しAは、図10
に示すメモリ出力Aとして出力される。
【0058】図11に示すように、スイッチング点(編
集点)において、符号ブロックである第3ブロックと第
10ブロックが隣合っている。このときにも、上述した
第1の実施例と同様、復号の過程の合成フィルタの効果
によって、隣合ったブロックの境界付近のサンプルが互
いに影響し、滑らかな出力が得られる。
【0059】読み出しBは、ブロック先頭の位置からク
ロスフェード期間(図11の例では、512サンプル)
だけ出力される。ブロック先頭の直前に、読み出しAで
読み出されたデータに続くデータが読み出される。すな
わち、読み出しAにおいて欠落した第11ブロックの後
半部分が読み出され、続いて第12ブロックの先頭が出
力される。
【0060】メモリ出力A、Bは、クロスフェード回路
6に供給され、クロスフェード処理され、オーディオ信
号14として出力される。このクロスフェード処理は、
スイッチングフラグが検出されたときのみ行なわれ、位
相演算回路5からクロスフェード回路6に供給されたブ
ロック先頭パルスの位置からクロスフェード期間(図の
例では、512サンプル)行なわれる。この、クロスフ
ェード処理が行なわれたオーディオ信号14を、Xfa
de出力として示す。クロスフェードゲインを斜め線で
示している。メモリ出力A、B共に合成フィルタ効果で
滑らかな信号であるから、クロスフェード出力としてノ
イズのない出力を得ることができる。
【0061】次に、この発明の第3の実施例を、図面を
参照しながら説明する。図12、図13は、MPEG
(LayerII)のデータを625/50方式のビデオ
フレームに乗せる例を示す。このLayerIIにおいて
は、ブロック長が1152サンプルとなる。
【0062】この例においては、オーディオ信号を符号
化した後、1フレーム当たり1920サンプル分のデー
タを記録し、オフセット値を毎フレーム記録する。符号
フレームパルスと符号列が同位相の時オフセット値は0
となる。符号列がフレームパルスと同位相に無いとき、
フレームパルスの直後のブロックの先頭とフレームパル
スの間隔をオフセットとする。図12において、1番目
のフレームのオフセットは、0であって、2番目のフレ
ームのオフセットは、図中に矢印で示された区間とな
る。また、符号化の際には、編集点においてはスイッチ
ングフラグが記録される。
【0063】この実施例においても、上述した第1およ
び第2の実施例と同様、図1に示す復号化装置1が用い
られる。MPEG復号化回路2に供給された符号列10
は、固定ディレイの後オーディオ信号(復号出力)に変
換され、メモリ回路4に供給される。このメモリ回路4
には、オフセット抽出回路3により、符号フレームパル
ス12がディレイされて生成された書き込み先頭パルス
も供給される。この供給された書込み先頭パルスの位置
から、復号出力のメモリ回路4のメモリへの書き込みが
開始される。
【0064】メモリ回路4のメモリからの読み出しは、
読み出しAおよび読み出しBの2系統にわかれる。読み
出しAは、出力フレームパルス13およびオフセット抽
出回路3によって抽出されたオフセットから、位相演算
回路5によって作成されるブロック先頭パルスの位置か
ら行なわれ、毎ブロックで先頭読み出しアドレスが補正
される。連続信号においては、補正された読み出しアド
レスは補正前のものと違わず、連続したデータが読み出
され、メモリ出力Aとして出力される。
【0065】上述したように、スイッチング(編集)に
よって編集されるブロックには、スイッチングフラグが
立てられる。読み出しBは、符号列10からこのスイッ
チングフラグが検出されない場合、0が出力される。こ
のように、スイッチングフラグが検出されない場合、ク
ロスフェード回路6ではクロスフェード処理は行なわれ
ず、読み出しAがそのままオーディオ信号14として出
力される。
【0066】図13は、符号列10のスイッチング点
(編集点)のクロスフェード処理を示す。この例におい
ては、図13に示すように、第3ブロック、および第2
ブロックと第4ブロックの一部の符号列がスイッチング
(編集)により無くなっている。
【0067】この場合にも、上述した第1、第2の実施
例と同様、復号化処理の一時停止が行なわれる。符号列
10からスイッチングフラグが検出された場合、切替え
られる前のフレームの、この例においては、4番目以降
から切替えられた後の最初のブロックが合成フィルタに
供給されるまでの間、復号化処理が一時停止されること
によって、MPEG復号化回路2の出力は、図15の復
号出力に示すように、ブロックの欠けたものとなり、メ
モリ回路4に入力される。
【0068】図12と同様に、書き込み先頭パルスの位
置から復号出力のメモリへの書き込みが開始される。こ
のとき、スイッチングフラグが立っているフレームで
は、切替えられる前のフレームの2番目以降から切替え
られた後の最初のブロックの直前までの書き込みが行な
われず、1番目のブロックから書き込みが行なわれる。
したがって、図13の復号出力に示されるブロックだけ
がメモリ回路4のメモリに取り込まれる。
【0069】メモリ回路4のメモリからの読み出しは、
読み出しAおよび読み出しBの2系統にわかれる。読み
出しAは、出力フレームパルス13とオフセット抽出回
路3で抽出されたオフセットから、位相演算回路5によ
って作成される、ブロック先頭パルスの位置から行なわ
れ、ブロック毎に先頭読み出しアドレスが補正される。
したがって、図13に示すように、スイッチング(編
集)により切替わったブロックに対応するブロック先頭
パルスの位置で、第6ブロックの後半の位置部分が欠落
し、第5ブロックの先頭が続いて出力される。さらに、
スイッチングフラグが立ったときには、出力フレームパ
ルス13を1ブロック分ディレイさせた出力フレームパ
ルス’の位置から切替わり、直後のブロックが出力され
る。この結果、メモリからの読み出しAは、図13に示
すメモリ出力Aとなる。
【0070】図13に示すように、スイッチング点(編
集点)において、符号ブロックである第1ブロックと第
5ブロックが隣合っている。このときにも、上述した第
1および第2の実施例と同様、復号の過程の合成フィル
タの効果によって、隣合ったブロックの境界付近のサン
プルが互いに影響し、滑らかな出力が得られる。
【0071】読み出しBは、ブロック先頭の位置から、
クロスフェード期間(図13の例では、512サンプ
ル)だけ出力される。ブロック先頭の直前に、読み出し
Aで読み出されたデータに続くデータが読み出される。
すなわち、読み出しAにおいて欠落したブロック6の後
半部分が読み出され、メモリ出力Bとして出力される。
【0072】メモリ出力A、Bは、クロスフェード回路
6に供給され、クロスフェード処理され、オーディオ信
号14として出力される。このクロスフェード処理は、
スイッチングフラグが検出されたときのみ行なわれ、位
相演算回路5からクロスフェード回路6に供給されたブ
ロック先頭パルスの位置からクロスフェード期間(図の
例では、512サンプル)行なわれる。この、クロスフ
ェード処理が行なわれたオーディオ信号14を、Xfa
de出力として示す。クロスフェードゲインを斜め線で
示している。メモリ出力A、B共に合成フィルタ効果で
滑らかな信号であるから、クロスフェード出力としてノ
イズのない出力を得ることができる。
【0073】次の、この発明の第4の実施例を、図面を
参照しながら説明する。この実施例においても、上述し
た第1の実施例と同様、図1に示す復号化装置1が用い
られる。この例では、連続したフレームを復号する場合
は、上述した第1、第2、および第3の実施例と同様、
復号化動作を一時停止する。これに対して、不連続なフ
レームを復号する場合については、復号化動作の一時停
止を行なわない。また、不連続なフレームの先頭にリピ
ートフラグが立っていない場合の処理も、上述の第1、
第2、および第3の実施例と同様のものとなる。しか
し、この実施例においては、不連続なフレームの先頭に
リピートフラグが立っている場合の処理がこれらの例と
異なり、復号化動作の一時停止を行なわない。図14、
図15、および図16は、それぞれ、これらの場合の復
号化装置1における各入出力信号の一例を示す。
【0074】MPEG復号化回路2に供給された符号列
10は、固定ディレイの後、オーディオ信号(復号出
力)に変換される。この復号化の際に、図16に示すよ
うに、連続したフレームでは繰り返されるブロックに対
しては、動作を一時停止し、不連続なフレームの先頭で
は常に復号化を行なう。
【0075】図16において、第1ブロック、第14ブ
ロック、第18ブロック、および第22ブロックは、符
号化のときに繰り返して記録されている。これはオフセ
ット値から検出が可能であり、このオフセット値が±3
2の範囲外であれば、オフセット抽出回路3から、検出
されたリピートパルスがMPEG復号化回路2に供給さ
れる。また、このとき、リピートフラグが立てられる。
MPEG復号化回路2において、このパルスに対応する
2回目に記録された符号ブロックが連続したフレームで
あれば、復号化処理が一時停止され、次のブロックが入
力されてから処理が開始される。図16の例では、第1
ブロック、第18ブロック、および第22ブロックの復
号化処理が一時停止される。これに対し、不連続なフレ
ームの先頭ブロックである第14ブロックは、復号化処
理が停止されずに実行される。
【0076】連続したフレームの先頭にリピートフラグ
が立っている場合、復号化処理が一時停止される。この
一時停止の処理は、ブロックの境界付近のデータの復号
処理に対して必要な処理となる。MPEG復号化回路2
において、供給された符号列10は、例えば、512タ
ップの合成フィルタに供給され、オーディオ信号に変換
される。このため、隣合ったブロックの境界付近の25
6サンプルのデータは互いに影響を受け、その結果、正
しいオーディオ信号が出力される。
【0077】したがって、上述したように、繰り返し記
録された符号列のブロックが合成フィルタに供給されて
いる間、復号化処理が一時停止されることによって、見
かけ上、ブロックおよびブロックの符号列データが連続
に処理され、境界付近のデータが正しく復号される。
【0078】MPEG復号化回路2の出力は、図16の
復号出力に示すように、ブロックの欠けたものとなる。
この出力は、メモリ回路4に供給される。また、オフセ
ット抽出回路3の出力は、出力フレームパルス13と共
に位相演算回路5にも供給される。位相演算回路5で
は、これらの信号に基づき演算が行なわれ、符号フレー
ムパルス12からMPEG復号化回路2の処理に要する
ディレイを受けた書き込み先頭パルスが出力される。こ
の出力された先頭パルスおよびオフセット抽出回路3か
ら検出されたリピートパルスがメモリ回路4に供給され
る。
【0079】MPEG復号化回路2およびメモリ回路4
の書き込み処理の処理クロックは、1フレーム当たり5
ブロック分のデータ(1920サンプル)を扱う周波数
であり、また、メモリ回路4の読み出し処理の処理クロ
ックは、1フレーム当たり1602/1601サンプル
分のデータを扱う周波数である。メモリ回路4は、タイ
ムベース機能を有しており、それにより、断続的に供給
される復号出力が連続するオーディオ信号に時間軸変換
される。
【0080】メモリ回路4では、書き込み先頭パルスの
位置から復号出力のメモリへの書き込みが開始される。
ただし、このとき連続したフレームで、且つ、リピート
フラグが立っているフレームでは、先頭ブロックの書き
込みが行なわれず、2番目のブロックから書き込みが行
なわれる。したがって、図16の復号出力に示されるブ
ロックだけがメモリ回路4のメモリに取り込まれる。
【0081】図16に示すように、スイッチング点(編
集点)において、符号ブロックである第5ブロックと第
14ブロックが隣合っている。このときにも、上述した
第1、第2、および第3の実施例と同様、復号の過程の
合成フィルタの効果によって、隣合ったブロックの境界
付近のサンプルが互いに影響し、滑らかな出力が得られ
る。
【0082】メモリ回路4のメモリからの読み出しは、
読み出しAおよび読み出しBの2系統にわかれる。読み
出しAは、出力フレームパルス13とオフセット抽出回
路3で抽出されたオフセットから、位相演算回路5によ
って作成される、ブロック先頭パルスの位置から行なわ
れ、ブロック毎に先頭読み出しアドレスが補正される。
したがって、図16に示すように、スイッチング(編
集)により切替わったブロックに対応するブロック先頭
パルスの位置で、第5ブロックの後半の位置部分が欠落
し、第14ブロックの先頭が続いて出力される。
【0083】この実施例においては、読み出しBのタイ
ミングを、常に出力フレームパルスより256サンプル
前とすることによって、クロスフェードの中心が常に出
力フレームパルスの位置に来るようにされている。図1
4、図15、および図16に、読み出しBのタイミング
をXfadeスタートパルスとして示す。
【0084】読み出しBは、Xfadeスタートパルス
の位置からクロスフェード期間(図16の例では、51
2サンプル)だけ出力される。直前に読み出しAで読み
出されたデータに続くデータが読み出される。すなわ
ち、図16の不連続部分では、読み出しAにおいて読み
出された第5ブロックの後半部分が読み出され、続いて
第14ブロックの先頭が出力される。
【0085】メモリ出力A、Bは、クロスフェード回路
6に供給され、クロスフェード処理され、オーディオ信
号14として出力される。このクロスフェード処理は、
Xfadeスタートパルスの位置から、クロスフェード
期間(図16の例では、512サンプル)およびスイッ
チング点(編集点)以外でも、毎回先頭ブロックの位置
で行なわれる。このとき、スイッチング点(編集点)以
外では、メモリ出力Aおよびメモリ出力Bが同一信号と
なるので、クロスフェード処理によって出力信号は変化
しない。この、クロスフェード処理が行なわれたオーデ
ィオ信号14を、図16にXfade出力として示す。
クロスフェードゲインを斜め線で示している。メモリ出
力A、B共に合成フィルタ効果で滑らかな信号であるか
ら、クロスフェード出力としてノイズの無い出力を得る
ことができる。
【0086】この実施例は、上述した第1の実施例によ
る方法とは異なり、連続したフレームを復号する場合
と、不連続なフレームを復号する場合とで、処理の方法
を変えている。この結果、図16に示す不連続点におけ
るメモリ出力Bが第14ブロック、第15ブロックとな
り、上述した第1の実施例における図9に示すクロスフ
ェード出力と比べ、滑らかになる。
【0087】また同様に、連続したフレームを復号する
場合と、不連続なフレームを復号する場合とで、処理の
方法を変えているために、この例によるクロスフェード
処理は、上述したようにスイッチング点(編集点)以外
でも毎回先頭ブロックの位置で行なう必要は無く、不連
続なフレームの先頭ブロックの位置でのみ行なっても良
い。
【0088】この実施例においては、不連続なフレーム
の検出が必要となる。この検出の一例を説明する。この
実施例においては、525/59.94方式に384サ
ンプル/ブロックの圧縮データ(48KHz samp
ling)をフレーム単位で記録する。この場合、80
08サンプル/5フレームであるから、240フレーム
でシーケンスが完結する。したがって、毎フレーム8b
itの領域にフレームナンバーを符号化の際に記録して
おくことにより、復号化の際フレームの不連続点が検出
できる。すなわち、0から239の番号を順にフレーム
単位に記録しておき、再生側で記録したフレームナンバ
ーの不連続を検出することによって、不連続なフレーム
の検出が可能となる。
【0089】また、上述した、第2の実施例および第3
の実施例に対しても、この実施例に示したように、クロ
スフェードのスタートタイミングを出力フレームパルス
に対して一定の位相に決定することができる。またクロ
スフェード期間も任意の期間を選択できる。
【0090】なお、以上の説明においては、圧縮データ
記録単位をフレームとしたが、これはこの例に限られる
ものではなく、例えば、1個あるいは複数のフィールド
を単位としてもよい。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、この発明では、デ
ータ圧縮されたオーディオデータをビデオフレーム、若
しくはフィールド単位で再生するような機器において、
スイッチング(編集)されたデータを再生する際にクロ
スフェードを掛けることができる。そのため、従来ミュ
ート処理によって音質が劣化していたスイッチング点
(編集点)において、ノイズの無い滑らかな再生出力を
得ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による復号化装置の構成の一例を示す
ブロック図である。
【図2】MPEG符号化回路の入出力信号を示す略線図
である。
【図3】位相比較回路の動作の説明のための略線図であ
る。
【図4】この発明による符号化装置におけるメモリ回路
の動作を示す略線図である。
【図5】第1の実施例の復号化装置における、編集が行
なわれていない場合の各入出力信号の一例を示す略線図
である。
【図6】第1の実施例による復号化装置におけるメモリ
回路の動作を示す略線図である。
【図7】符号列のスイッチング点(編集点)におけるク
ロスフェード処理を示す略線図である。
【図8】オーディオ信号のスイッチングの場合と、符号
列のスイッチングを復号した場合の出力の比較を示す略
線図である。
【図9】第1の実施例において、第5ブロック〜第14
ブロックの符号列がスイッチング(編集)により無くな
った例を示す略線図である。
【図10】第2の実施例において、MPEG(Laye
rI)のデータを525/59.94方式のビデオフレ
ームに乗せる例を示す略線図である。
【図11】第2の実施例において、第6ブロック〜第8
ブロック、第5ブロックおよび第9ブロックの一部の符
号列がスイッチング(編集)により無くなった例を示す
図である。
【図12】第3の実施例において、MPEG(Laye
rII)のデータを625/50方式のビデオフレームに
乗せる例を示す略線図である。
【図13】第3の実施例において、第3ブロック、およ
び第2ブロックと第4ブロックの一部の符号列がスイッ
チング(編集)により無くなった例を示す略線図であ
る。
【図14】第4の実施例において、連続したフレームを
復号する場合の、復号化装置における各入出力信号の例
を示す略線図である。
【図15】第4の実施例において、不連続なフレームの
先頭にリピートフラグが立っていない場合の、復号化装
置における各入出力信号の例を示す略線図である。
【図16】第4の実施例において、不連続なフレームの
先頭にリピートフラグが立っている場合の、復号化装置
における各入出力信号の例を示す略線図である。
【図17】ブロック期間とビデオフレーム期間の比率が
整数関係に無いようなシステムにおける符号化装置の構
成の例を示すブロック図である。
【図18】従来例における復号化装置の構成の例を示す
ブロック図である。
【図19】フレームスイッチングされた符号列の処理の
例を示す略線図である。
【図20】スイッチング点におけるミュートタイミング
の例を示す略線図である。
【図21】従来技術による、ミュート回路を含んだ復号
化装置の例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 復号化装置 2 MPEG復号化回路 3 オフセット抽出回路 4 メモリ回路 5 位相演算回路 6 クロスフェード回路 10 符号列 14 オーディオ信号 A、B メモリ出力
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/92 H (72)発明者 佐々木 雅朗 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ圧縮されたオーディオデータを、
    ビデオ信号のフレーム周波数と同期して、1フィールド
    または複数フィールドで構成されるビデオ期間単位での
    符号化/復号化手段を有する圧縮オーディオデータ編集
    装置において、 上記符号化/復号化手段は、 符号化の際に符号単位の入力基準ビデオ信号に対する相
    対位相情報を検出し記録する記録手段と、 復号化の際に記録された相対位相情報を上記ビデオ期間
    毎に検出して出力基準ビデオ信号に対する再生時の位相
    を決定する位相調整手段とを有し、 上記位相調整手段の第1の出力系統は、出力基準ビデオ
    信号に対して相対位相情報を補正した位置に復号された
    信号を出力し、 上記位相調整手段の第2の出力系統は、1ビデオ周期前
    の出力に続く復号信号を出力することを特徴とした圧縮
    オーディオデータ編集装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の圧縮オーディオデータ
    編集装置において、 上記復号化手段は、 圧縮データ記録単位がオーディオ符号化単位の整数倍の
    時は、繰り返して記録されている符号列の復号を一時停
    止すること、または繰り返して記録されている符号列に
    対応する復号出力を削除し、且つ繰り返して記録されて
    いる符号列の次の符号列を繰り返して記録されている符
    号列に置き換えて復号することを特徴とする圧縮オーデ
    ィオデータ編集装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の圧縮オーディオデータ
    編集装置において、 上記復号化手段は、 圧縮データ記録単位がオーディオ符号化単位の整数倍で
    無いときは、圧縮データを切り替えた結果または編集し
    た結果得られる符号列から、切替点または編集点を検出
    する手段を有し、 復号化の際に、上記切替点または編集点では上記符号列
    の復号を一時停止することを特徴とした圧縮オーディオ
    データ編集装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2または請求項3
    に記載の圧縮オーディオデータ編集装置において、 上記復号化手段は、 圧縮データ記録単位がオーディオ符号化単位の整数倍の
    時は、上記ビデオ周期毎に上記第1の出力と上記第2の
    出力を一定区間混合して出力することを特徴とした圧縮
    オーディオデータ編集装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2または請求項3
    または請求項4に記載の圧縮オーディオデータ編集装置
    において、 上記復号化手段は、 圧縮データ記録単位がオーディオ符号化単位の整数倍で
    ない時は、圧縮データを切替えた結果または編集した結
    果得られる符号列に、切替点または編集点を付加する手
    段を有し、 復号化の際に、上記切替点または上記編集点では上記符
    号列の復号を一時停止すること、または繰り返して記録
    されている符号列に対応する復号出力を削除し、且つ繰
    り返して記録されている符号列の次の符号列を繰り返し
    て記録されている符号列に置き換えて復号することを特
    徴とした圧縮オーディオデータ編集装置。
  6. 【請求項6】 請求項1または請求項2または請求項3
    または請求項4または請求項5に記載の圧縮オーディオ
    データ編集装置において、 上記復号化手段は、 圧縮データ記録単位がオーディオ符号化単位の整数倍で
    ない時は、圧縮データを切替えた結果または編集した結
    果得られる符号列に、切替点または編集点を付加する手
    段を有し、 復号化の際に上記切替点または上記編集点では上記第1
    の出力と上記第2の出力を一定区間混合して出力し、そ
    れ以外では上記第1の出力を一定区間出力することを特
    徴とした圧縮オーディオデータ編集装置。
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