JPH08288793A - ミラー容量回路およびこれを用いた周波数選択回路 - Google Patents
ミラー容量回路およびこれを用いた周波数選択回路Info
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- JPH08288793A JPH08288793A JP11030495A JP11030495A JPH08288793A JP H08288793 A JPH08288793 A JP H08288793A JP 11030495 A JP11030495 A JP 11030495A JP 11030495 A JP11030495 A JP 11030495A JP H08288793 A JPH08288793 A JP H08288793A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 単一のコンデンサと同等の特性を有しながら
IC化したときの占有面積を小さくすることができるよ
うにしたミラー容量回路、およびこのミラー容量回路を
用いてIC化したときの占有面積を小さくすることがで
きるようにした周波数選択回路を実現する。 【構成】 多重帰還型アクティブ低域通過フィルタは、
抵抗器14,15の接続点にミラー容量回路が接続され
ている。ミラー容量回路は、増幅器2と、この増幅器2
の前段に設けられたボルテージフォロワ3と、一端がボ
ルテージフォロワ3の入力端に接続され、他端が増幅器
2の出力端に接続されたコンデンサ4とを備えている。
IC化したときの占有面積を小さくすることができるよ
うにしたミラー容量回路、およびこのミラー容量回路を
用いてIC化したときの占有面積を小さくすることがで
きるようにした周波数選択回路を実現する。 【構成】 多重帰還型アクティブ低域通過フィルタは、
抵抗器14,15の接続点にミラー容量回路が接続され
ている。ミラー容量回路は、増幅器2と、この増幅器2
の前段に設けられたボルテージフォロワ3と、一端がボ
ルテージフォロワ3の入力端に接続され、他端が増幅器
2の出力端に接続されたコンデンサ4とを備えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、IC化したときの占有
面積を小さくすることができるようにしたミラー容量回
路およびこれを用いた周波数選択回路に関する。
面積を小さくすることができるようにしたミラー容量回
路およびこれを用いた周波数選択回路に関する。
【0002】
【従来の技術】コンパクトディスクプレイヤ等の各種オ
ーディオ製品等では、電気信号のうちの特定の周波数成
分を選択する周波数選択回路(以下、フィルタともい
う。)が用いられている。図7は、このようなフィルタ
のうちの多重帰還型アクティブ低域通過フィルタを示し
たものである。このフィルタは、アナログ信号を入力す
る入力端子51と、アナログ信号を出力する出力端子5
2と、演算増幅器53とを備えている。入力端子51
は、直列に接続された抵抗器54,55を介して演算増
幅器53の反転入力端に接続されている。抵抗器54,
55の接続点はコンデンサ56を介して接地されてい
る。演算増幅器53の非反転入力端には基準電源57が
接続されている。演算増幅器53の出力端は出力端子5
2と、コンデンサ58の一端と、抵抗器59の一端とに
接続されている。コンデンサ58の他端は演算増幅器5
3の反転入力端に接続され、抵抗器59の他端は抵抗器
54,55の接続点に接続されている。このフィルタで
は、抵抗器54,55,59の抵抗値を全てRとし、コ
ンデンサ56の容量をC51、コンデンサ58の容量をC
52とすると、遮断周波数fc は1/{2πR√(C51C
52)}となる。
ーディオ製品等では、電気信号のうちの特定の周波数成
分を選択する周波数選択回路(以下、フィルタともい
う。)が用いられている。図7は、このようなフィルタ
のうちの多重帰還型アクティブ低域通過フィルタを示し
たものである。このフィルタは、アナログ信号を入力す
る入力端子51と、アナログ信号を出力する出力端子5
2と、演算増幅器53とを備えている。入力端子51
は、直列に接続された抵抗器54,55を介して演算増
幅器53の反転入力端に接続されている。抵抗器54,
55の接続点はコンデンサ56を介して接地されてい
る。演算増幅器53の非反転入力端には基準電源57が
接続されている。演算増幅器53の出力端は出力端子5
2と、コンデンサ58の一端と、抵抗器59の一端とに
接続されている。コンデンサ58の他端は演算増幅器5
3の反転入力端に接続され、抵抗器59の他端は抵抗器
54,55の接続点に接続されている。このフィルタで
は、抵抗器54,55,59の抵抗値を全てRとし、コ
ンデンサ56の容量をC51、コンデンサ58の容量をC
52とすると、遮断周波数fc は1/{2πR√(C51C
52)}となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、図7に示したフ
ィルタを含む回路をIC(集積回路)化する場合、図7
に示した回路をそのままIC化していた。ところで、図
7に示したフィルタのクオリティファクタQは(1/
3)√(C51/C52)である。一般にコンデンサは、I
C化したときの占有面積が他の素子に比べて大きく、ま
た、容量が大きい程占有面積が大きくなる。そのため、
従来は、図7に示したフィルタのQが高くなるとC51が
大きくなり、このフィルタをICに内蔵する場合、コン
デンサ56が大きな面積を占めてしまい、ICのコスト
が高くなったり、コンデンサ56の容量C51が極端に大
きいときは、コンデンサ56が大きくなりICに内蔵す
ることができなくなるという問題点があった。また、図
7に示したフィルタをIC化するために、高容量値を得
るための専用のIC製造プロセスが必要になるという問
題点があった。
ィルタを含む回路をIC(集積回路)化する場合、図7
に示した回路をそのままIC化していた。ところで、図
7に示したフィルタのクオリティファクタQは(1/
3)√(C51/C52)である。一般にコンデンサは、I
C化したときの占有面積が他の素子に比べて大きく、ま
た、容量が大きい程占有面積が大きくなる。そのため、
従来は、図7に示したフィルタのQが高くなるとC51が
大きくなり、このフィルタをICに内蔵する場合、コン
デンサ56が大きな面積を占めてしまい、ICのコスト
が高くなったり、コンデンサ56の容量C51が極端に大
きいときは、コンデンサ56が大きくなりICに内蔵す
ることができなくなるという問題点があった。また、図
7に示したフィルタをIC化するために、高容量値を得
るための専用のIC製造プロセスが必要になるという問
題点があった。
【0004】なお、図7に示したフィルタと同等の機能
をスイッチドキャパシタフィルタでも実現することがで
きるが、スイッチドキャパシタフィルタは離散系のフィ
ルタであるため、サンプリング周波数周辺の成分を除去
できず、その後段に更に連続系のフィルタが必要になる
という不具合がある。
をスイッチドキャパシタフィルタでも実現することがで
きるが、スイッチドキャパシタフィルタは離散系のフィ
ルタであるため、サンプリング周波数周辺の成分を除去
できず、その後段に更に連続系のフィルタが必要になる
という不具合がある。
【0005】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その課題は、単一のコンデンサと同等の特性を有
しながらIC化したときの占有面積を小さくすることが
できるようにしたミラー容量回路、およびこのミラー容
量回路を用いてIC化したときの占有面積を小さくする
ことができるようにした周波数選択回路を提供すること
にある。
ので、その課題は、単一のコンデンサと同等の特性を有
しながらIC化したときの占有面積を小さくすることが
できるようにしたミラー容量回路、およびこのミラー容
量回路を用いてIC化したときの占有面積を小さくする
ことができるようにした周波数選択回路を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のミラー容
量回路は、増幅器と、この増幅器の前段に設けられたボ
ルテージフォロワと、一端がボルテージフォロワの入力
端に接続され、他端が増幅器の出力端に接続されたコン
デンサとを備えたものである。
量回路は、増幅器と、この増幅器の前段に設けられたボ
ルテージフォロワと、一端がボルテージフォロワの入力
端に接続され、他端が増幅器の出力端に接続されたコン
デンサとを備えたものである。
【0007】請求項2記載の周波数選択回路は、少なく
とも抵抗器と、所定の容量を与える容量素子とを有し、
特定の周波数成分を選択する周波数選択回路において、
容量素子として、増幅器、この増幅器の前段に設けられ
たボルテージフォロワ、および一端がボルテージフォロ
ワの入力端に接続され、他端が増幅器の出力端に接続さ
れたコンデンサとを有するミラー容量回路を用いたもの
である。
とも抵抗器と、所定の容量を与える容量素子とを有し、
特定の周波数成分を選択する周波数選択回路において、
容量素子として、増幅器、この増幅器の前段に設けられ
たボルテージフォロワ、および一端がボルテージフォロ
ワの入力端に接続され、他端が増幅器の出力端に接続さ
れたコンデンサとを有するミラー容量回路を用いたもの
である。
【0008】請求項3記載の周波数選択回路は、アナロ
グ信号を入力する入力端子と、アナログを出力する出力
端子と、出力端が出力端子に接続され、非反転入力端に
基準電源が接続された演算増幅器と、一端が入力端子に
接続された第1の抵抗器と、一端が第1の抵抗器の他端
に接続され、他端が演算増幅器の反転入力端に接続され
た第2の抵抗器と、一端が演算増幅器の反転入力端に接
続され、他端が演算増幅器の出力端に接続された第1の
コンデンサと、一端が第1の抵抗器と第2の抵抗器との
接続点に接続され、他端が演算増幅器の出力端に接続さ
れた第3の抵抗器と、増幅器、この増幅器の前段に設け
られたボルテージフォロワ、および一端がボルテージフ
ォロワの入力端に接続され、他端が増幅器の出力端に接
続された第2のコンデンサを有し、ボルテージフォロワ
の入力端が第1の抵抗器と第2の抵抗器との接続点に接
続されたミラー容量回路とを備えたものである。
グ信号を入力する入力端子と、アナログを出力する出力
端子と、出力端が出力端子に接続され、非反転入力端に
基準電源が接続された演算増幅器と、一端が入力端子に
接続された第1の抵抗器と、一端が第1の抵抗器の他端
に接続され、他端が演算増幅器の反転入力端に接続され
た第2の抵抗器と、一端が演算増幅器の反転入力端に接
続され、他端が演算増幅器の出力端に接続された第1の
コンデンサと、一端が第1の抵抗器と第2の抵抗器との
接続点に接続され、他端が演算増幅器の出力端に接続さ
れた第3の抵抗器と、増幅器、この増幅器の前段に設け
られたボルテージフォロワ、および一端がボルテージフ
ォロワの入力端に接続され、他端が増幅器の出力端に接
続された第2のコンデンサを有し、ボルテージフォロワ
の入力端が第1の抵抗器と第2の抵抗器との接続点に接
続されたミラー容量回路とを備えたものである。
【0009】
【作用】請求項1記載のミラー容量回路では、コンデン
サの容量をC、増幅器の利得をGとすると、ミラー容量
回路の容量は、ミラー効果によりC(1−G)となる。
また、ボルテージフォロワは、利得が1、高入力インピ
ーダンス、低出力インピーダンスの増幅器であり、この
ボルテージフォロワを増幅器の前段に設けることによ
り、ボルテージフォロワの入力端に接続される回路で
は、増幅器中の抵抗成分による影響を受けない。従っ
て、このミラー容量回路によって、容量がコンデンサの
(1−G)倍で、抵抗成分のほとんどない容量が得られ
る。ミラー容量回路中のコンデンサの容量は、ミラー容
量回路と同等の容量を実現する単一のコンデンサに比べ
て1/(1−G)となるため、ミラー容量回路は、単一
のコンデンサに比べて、IC化したときの占有面積を小
さくすることが可能となる。
サの容量をC、増幅器の利得をGとすると、ミラー容量
回路の容量は、ミラー効果によりC(1−G)となる。
また、ボルテージフォロワは、利得が1、高入力インピ
ーダンス、低出力インピーダンスの増幅器であり、この
ボルテージフォロワを増幅器の前段に設けることによ
り、ボルテージフォロワの入力端に接続される回路で
は、増幅器中の抵抗成分による影響を受けない。従っ
て、このミラー容量回路によって、容量がコンデンサの
(1−G)倍で、抵抗成分のほとんどない容量が得られ
る。ミラー容量回路中のコンデンサの容量は、ミラー容
量回路と同等の容量を実現する単一のコンデンサに比べ
て1/(1−G)となるため、ミラー容量回路は、単一
のコンデンサに比べて、IC化したときの占有面積を小
さくすることが可能となる。
【0010】請求項2記載の周波数選択回路では、ミラ
ー容量回路が単一のコンデンサに比べてIC化したとき
の占有面積を小さくすることが可能となることから、容
量素子として単一のコンデンサを用いた場合に比べてI
C化したときの占有面積を小さくすることが可能とな
る。
ー容量回路が単一のコンデンサに比べてIC化したとき
の占有面積を小さくすることが可能となることから、容
量素子として単一のコンデンサを用いた場合に比べてI
C化したときの占有面積を小さくすることが可能とな
る。
【0011】請求項3記載の周波数選択回路は、演算増
幅器を用いた多重帰還型低域通過周波数選択回路であ
る。この周波数選択回路では、第1の抵抗器と第2の抵
抗器との接続点に接続されたミラー容量回路が単一のコ
ンデンサに比べてIC化したときの占有面積を小さくす
ることが可能となることから、第1の抵抗器と第2の抵
抗器との接続点に単一のコンデンサを接続した場合に比
べてIC化したときの占有面積を小さくすることが可能
となる。
幅器を用いた多重帰還型低域通過周波数選択回路であ
る。この周波数選択回路では、第1の抵抗器と第2の抵
抗器との接続点に接続されたミラー容量回路が単一のコ
ンデンサに比べてIC化したときの占有面積を小さくす
ることが可能となることから、第1の抵抗器と第2の抵
抗器との接続点に単一のコンデンサを接続した場合に比
べてIC化したときの占有面積を小さくすることが可能
となる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
【0013】図1(a)は本発明の一実施例に係るミラ
ー容量回路を示す回路図である。この図に示したよう
に、本実施例に係るミラー容量回路は、入力端子1a
と、増幅器2と、この増幅器2の前段に設けられたボル
テージフォロワ3と、一端がボルテージフォロワ3の入
力端に接続され、他端が増幅器2の出力端に接続された
コンデンサ4とを備えている。増幅器2は、演算増幅器
5と、この演算増幅器5の反転入力端に接続された抵抗
器6と、一端が演算増幅器5の反転入力端に接続され、
他端が演算増幅器5の出力端に接続された抵抗器7と、
演算増幅器5の非反転入力端に接続された基準電源8と
で構成された逆相増幅器である。ボルテージフォロワ3
は、反転入力端と出力端が直接接続された演算増幅器9
で構成され、利得が1、高入力インピーダンス、低出力
インピーダンスの増幅器である。コンデンサ4の一端
は、ボルテージフォロワ3の入力端である演算増幅器9
の非反転入力端に接続され、コンデンサ4の他端は増幅
器2の出力端である演算増幅器5の出力端に接続されて
いる。図1(a)に示したミラー容量回路は、電圧の基
準点を接地点とした不平衡型であり、電圧の基準点側の
入力端子1bは接地されているとみることができる。
ー容量回路を示す回路図である。この図に示したよう
に、本実施例に係るミラー容量回路は、入力端子1a
と、増幅器2と、この増幅器2の前段に設けられたボル
テージフォロワ3と、一端がボルテージフォロワ3の入
力端に接続され、他端が増幅器2の出力端に接続された
コンデンサ4とを備えている。増幅器2は、演算増幅器
5と、この演算増幅器5の反転入力端に接続された抵抗
器6と、一端が演算増幅器5の反転入力端に接続され、
他端が演算増幅器5の出力端に接続された抵抗器7と、
演算増幅器5の非反転入力端に接続された基準電源8と
で構成された逆相増幅器である。ボルテージフォロワ3
は、反転入力端と出力端が直接接続された演算増幅器9
で構成され、利得が1、高入力インピーダンス、低出力
インピーダンスの増幅器である。コンデンサ4の一端
は、ボルテージフォロワ3の入力端である演算増幅器9
の非反転入力端に接続され、コンデンサ4の他端は増幅
器2の出力端である演算増幅器5の出力端に接続されて
いる。図1(a)に示したミラー容量回路は、電圧の基
準点を接地点とした不平衡型であり、電圧の基準点側の
入力端子1bは接地されているとみることができる。
【0014】図1(b)は図1(a)に示したミラー容
量回路の等価回路を示す回路図である。この図に示した
ように、図1(a)に示したミラー容量回路は、コンデ
ンサ10の一端が入力端子1aに接続され、コンデンサ
10の他端が入力端子1bに接続されると共に接地され
た回路と等価である。
量回路の等価回路を示す回路図である。この図に示した
ように、図1(a)に示したミラー容量回路は、コンデ
ンサ10の一端が入力端子1aに接続され、コンデンサ
10の他端が入力端子1bに接続されると共に接地され
た回路と等価である。
【0015】次に、本実施例に係るミラー容量回路の作
用について説明する。抵抗器6の抵抗値をR1 、抵抗器
7の抵抗値をR2 とすると、増幅器2の利得Gは、−R
2 /R1 である。コンデンサ4の容量をC0 とすると、
ミラー容量回路の容量は、ミラー効果によりC0 (1−
G)=C0 (1+R2 /R1 )となる。また、ボルテー
ジフォロワ3を増幅器2の前段に設けているので、ボル
テージフォロワ3の入力端に接続された入力端子1aに
おける電圧は、増幅器2中の抵抗成分R1 、R2 による
影響を受けない。従って、このミラー容量回路によっ
て、容量がコンデンサ4の(1+R2 /R1 )倍で、抵
抗成分のほとんどない高精度な容量が得られる。ミラー
容量回路中のコンデンサ4の容量C0 は、図1(b)に
示したようにミラー容量回路と同等の容量を実現する単
一のコンデンサ10に比べて1/(1+R2 /R1 )と
なるため、コンデンサ4はコンデンサ10に比べてIC
化したときの占有面積を小さくすることができる。一般
にコンデンサは、IC化したときの占有面積が演算増幅
器や抵抗器に比べて大きく、また、容量が大きい程占有
面積が大きくなる。従って、本実施例のミラー容量回路
によれば、演算増幅器5,9、抵抗器6,7が増えたと
しても、単一のコンデンサ10に比べて、IC化したと
きの占有面積を小さくすることができ、その結果、ミラ
ー容量回路を含むICのチップ面積を小さくして、コス
トを低減することができる。また、極端に大きい容量を
必要とし、単一のコンデンサではICに内蔵できない場
合でも、本実施例に係るミラー容量回路ではICに内蔵
することが可能となる。また、本実施例に係るミラー容
量回路によれば、コンデンサ4の容量は単一のコンデン
サ10に比べて1/(1+R2 /R1 )で済むため、高
容量値を得るための専用のIC製造プロセスが不要にな
り、標準プロセスで製造可能となる。
用について説明する。抵抗器6の抵抗値をR1 、抵抗器
7の抵抗値をR2 とすると、増幅器2の利得Gは、−R
2 /R1 である。コンデンサ4の容量をC0 とすると、
ミラー容量回路の容量は、ミラー効果によりC0 (1−
G)=C0 (1+R2 /R1 )となる。また、ボルテー
ジフォロワ3を増幅器2の前段に設けているので、ボル
テージフォロワ3の入力端に接続された入力端子1aに
おける電圧は、増幅器2中の抵抗成分R1 、R2 による
影響を受けない。従って、このミラー容量回路によっ
て、容量がコンデンサ4の(1+R2 /R1 )倍で、抵
抗成分のほとんどない高精度な容量が得られる。ミラー
容量回路中のコンデンサ4の容量C0 は、図1(b)に
示したようにミラー容量回路と同等の容量を実現する単
一のコンデンサ10に比べて1/(1+R2 /R1 )と
なるため、コンデンサ4はコンデンサ10に比べてIC
化したときの占有面積を小さくすることができる。一般
にコンデンサは、IC化したときの占有面積が演算増幅
器や抵抗器に比べて大きく、また、容量が大きい程占有
面積が大きくなる。従って、本実施例のミラー容量回路
によれば、演算増幅器5,9、抵抗器6,7が増えたと
しても、単一のコンデンサ10に比べて、IC化したと
きの占有面積を小さくすることができ、その結果、ミラ
ー容量回路を含むICのチップ面積を小さくして、コス
トを低減することができる。また、極端に大きい容量を
必要とし、単一のコンデンサではICに内蔵できない場
合でも、本実施例に係るミラー容量回路ではICに内蔵
することが可能となる。また、本実施例に係るミラー容
量回路によれば、コンデンサ4の容量は単一のコンデン
サ10に比べて1/(1+R2 /R1 )で済むため、高
容量値を得るための専用のIC製造プロセスが不要にな
り、標準プロセスで製造可能となる。
【0016】図2は本実施例に係るミラー容量回路を用
いた多重帰還型アクティブ低域通過フィルタの構成を示
す回路図である。このフィルタは、アナログ信号を入力
する入力端子11と、アナログを出力する出力端子12
と、出力端が出力端子12に接続され、非反転入力端に
基準電源17が接続された演算増幅器13と、一端が入
力端子11に接続された抵抗器14と、一端が抵抗器1
4の他端に接続され、他端が演算増幅器13の反転入力
端に接続された抵抗器15と、一端が演算増幅器13の
反転入力端に接続され、他端が演算増幅器13の出力端
に接続されたコンデンサ18と、一端が抵抗器14,1
5の接続点に接続され、他端が演算増幅器13の出力端
に接続された抵抗器19と、ボルテージフォロワ3の入
力端が抵抗器14,15の接続点に接続された図1
(a)に示したミラー容量回路とを備えている。すなわ
ち、このフィルタは、図7に示した従来のフィルタにお
いて、クオリティファクタQが高くなると容量値が大き
くなる接地コンデンサ56の代わりに、図1(a)に示
したミラー容量回路を用いたものである。
いた多重帰還型アクティブ低域通過フィルタの構成を示
す回路図である。このフィルタは、アナログ信号を入力
する入力端子11と、アナログを出力する出力端子12
と、出力端が出力端子12に接続され、非反転入力端に
基準電源17が接続された演算増幅器13と、一端が入
力端子11に接続された抵抗器14と、一端が抵抗器1
4の他端に接続され、他端が演算増幅器13の反転入力
端に接続された抵抗器15と、一端が演算増幅器13の
反転入力端に接続され、他端が演算増幅器13の出力端
に接続されたコンデンサ18と、一端が抵抗器14,1
5の接続点に接続され、他端が演算増幅器13の出力端
に接続された抵抗器19と、ボルテージフォロワ3の入
力端が抵抗器14,15の接続点に接続された図1
(a)に示したミラー容量回路とを備えている。すなわ
ち、このフィルタは、図7に示した従来のフィルタにお
いて、クオリティファクタQが高くなると容量値が大き
くなる接地コンデンサ56の代わりに、図1(a)に示
したミラー容量回路を用いたものである。
【0017】図2に示したフィルタでは、抵抗器14,
15,19の抵抗値を全てR、コンデンサ18の容量を
C12とすると、遮断周波数fc は1/[2πR√{C12
C0(1+R2 /R1 )}]となる。図2に示したフィ
ルタでは、ミラー容量回路中の演算増幅器5,9の能力
によるが、1MHz程度までは十分に、図7に示したフ
ィルタと同等のフィルタ特性を実現することができる。
また、図2に示したフィルタによれば、ミラー容量回路
が図7におけるコンデンサ56に比べてIC化したとき
の占有面積を小さくすることができるので、その結果、
連続系のフィルタをIC化したときのフィルタの占有面
積を小さくして、コストを低減することができる。その
他の効果は、ミラー容量回路の効果と同様である。
15,19の抵抗値を全てR、コンデンサ18の容量を
C12とすると、遮断周波数fc は1/[2πR√{C12
C0(1+R2 /R1 )}]となる。図2に示したフィ
ルタでは、ミラー容量回路中の演算増幅器5,9の能力
によるが、1MHz程度までは十分に、図7に示したフ
ィルタと同等のフィルタ特性を実現することができる。
また、図2に示したフィルタによれば、ミラー容量回路
が図7におけるコンデンサ56に比べてIC化したとき
の占有面積を小さくすることができるので、その結果、
連続系のフィルタをIC化したときのフィルタの占有面
積を小さくして、コストを低減することができる。その
他の効果は、ミラー容量回路の効果と同様である。
【0018】次に、図3ないし図6を参照して、本実施
例に係るミラー容量回路をパッシブフィルタに用いた例
について説明する。
例に係るミラー容量回路をパッシブフィルタに用いた例
について説明する。
【0019】図3は従来の1次低域通過フィルタの一例
を示す回路図である。このフィルタは、アナログ信号を
入力する入力端子21と、アナログ信号を出力する出力
端子22と、一端が入力端子21に接続され、他端が出
力端子22に接続された抵抗器23と、一端が出力端子
22に接続され、他端が接地されたコンデンサ24とを
備えている。
を示す回路図である。このフィルタは、アナログ信号を
入力する入力端子21と、アナログ信号を出力する出力
端子22と、一端が入力端子21に接続され、他端が出
力端子22に接続された抵抗器23と、一端が出力端子
22に接続され、他端が接地されたコンデンサ24とを
備えている。
【0020】図4は、図3に示したフィルタのコンデン
サ24の代わりに、本実施例に係るミラー容量回路を用
いた1次低域通過フィルタの構成を示す回路図である。
ミラー容量回路のボルテージフォロワ3の入力端は出力
端子22に接続されている。この図4に示したフィルタ
によれば、ミラー容量回路が図3におけるコンデンサ2
4に比べてIC化したときの占有面積を小さくすること
ができるので、その結果、図3に示したフィルタに比べ
て、IC化したときのフィルタの占有面積を小さくし
て、コストを低減することができる。
サ24の代わりに、本実施例に係るミラー容量回路を用
いた1次低域通過フィルタの構成を示す回路図である。
ミラー容量回路のボルテージフォロワ3の入力端は出力
端子22に接続されている。この図4に示したフィルタ
によれば、ミラー容量回路が図3におけるコンデンサ2
4に比べてIC化したときの占有面積を小さくすること
ができるので、その結果、図3に示したフィルタに比べ
て、IC化したときのフィルタの占有面積を小さくし
て、コストを低減することができる。
【0021】図5は従来の1次低域通過フィルタの他の
例を示す回路図である。このフィルタは、アナログ信号
を入力する入力端子31と、アナログ信号を出力する出
力端子32と、一端が入力端子31に接続された抵抗器
33と、一端が抵抗器33の他端に接続され、他端が接
地されたコンデンサ34と、非反転入力端が抵抗器3
3、コンデンサ34の接続点に接続され、出力端が出力
端子32に接続され、反転入力端と出力端が直接接続さ
れ、ボルテージフォロワを構成する演算増幅器35とを
備えている。
例を示す回路図である。このフィルタは、アナログ信号
を入力する入力端子31と、アナログ信号を出力する出
力端子32と、一端が入力端子31に接続された抵抗器
33と、一端が抵抗器33の他端に接続され、他端が接
地されたコンデンサ34と、非反転入力端が抵抗器3
3、コンデンサ34の接続点に接続され、出力端が出力
端子32に接続され、反転入力端と出力端が直接接続さ
れ、ボルテージフォロワを構成する演算増幅器35とを
備えている。
【0022】図6は、図5に示したフィルタのコンデン
サ34の代わりに、本実施例に係るミラー容量回路を用
いた1次低域通過フィルタの構成を示す回路図である。
図6に示したフィルタでは、ミラー容量回路のボルテー
ジフォロワ3の入力端およびコンデンサ4の一端は、抵
抗器33、コンデンサ34の接続点に接続され、ボルテ
ージフォロワ3の出力端は出力端子32に接続され、演
算増幅器35は省かれている。すなわち、図6に示した
フィルタにおいて、ミラー容量回路のボルテージフォロ
ワ3は、図5において演算増幅器35によって構成され
るボルテージフォロワを兼ねている。この図6に示した
フィルタによれば、ミラー容量回路が図5におけるコン
デンサ34に比べてIC化したときの占有面積を小さく
することができるので、その結果、図5に示したフィル
タに比べて、IC化したときのフィルタの占有面積を小
さくして、コストを低減することができる。
サ34の代わりに、本実施例に係るミラー容量回路を用
いた1次低域通過フィルタの構成を示す回路図である。
図6に示したフィルタでは、ミラー容量回路のボルテー
ジフォロワ3の入力端およびコンデンサ4の一端は、抵
抗器33、コンデンサ34の接続点に接続され、ボルテ
ージフォロワ3の出力端は出力端子32に接続され、演
算増幅器35は省かれている。すなわち、図6に示した
フィルタにおいて、ミラー容量回路のボルテージフォロ
ワ3は、図5において演算増幅器35によって構成され
るボルテージフォロワを兼ねている。この図6に示した
フィルタによれば、ミラー容量回路が図5におけるコン
デンサ34に比べてIC化したときの占有面積を小さく
することができるので、その結果、図5に示したフィル
タに比べて、IC化したときのフィルタの占有面積を小
さくして、コストを低減することができる。
【0023】なお、本発明は、図2ないし図6に示した
構成のフィルタに限らず、大きな容量を必要とする他の
構成のフィルタにも適用可能である。
構成のフィルタに限らず、大きな容量を必要とする他の
構成のフィルタにも適用可能である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載のミラ
ー容量回路によれば、接続される回路に対して増幅器中
の抵抗成分による影響を与えずに、実装するコンデンサ
よりも大きい容量を得ることができ、単一のコンデンサ
と同等の特性を有しながらIC化したときの占有面積を
小さくすることができるという効果がある。
ー容量回路によれば、接続される回路に対して増幅器中
の抵抗成分による影響を与えずに、実装するコンデンサ
よりも大きい容量を得ることができ、単一のコンデンサ
と同等の特性を有しながらIC化したときの占有面積を
小さくすることができるという効果がある。
【0025】請求項2または3記載の周波数選択回路に
よれば、所定の容量を必要とする部分に、請求項1記載
のミラー容量回路を用いたので、IC化したときの占有
面積を小さくすることができるという効果がある。
よれば、所定の容量を必要とする部分に、請求項1記載
のミラー容量回路を用いたので、IC化したときの占有
面積を小さくすることができるという効果がある。
【図1】(a)は本発明の一実施例に係るミラー容量回
路を示す回路図、(b)はその等価回路を示す回路図で
ある。
路を示す回路図、(b)はその等価回路を示す回路図で
ある。
【図2】図1に示したミラー容量回路を用いた多重帰還
型アクティブ低域通過フィルタの構成を示す回路図であ
る。
型アクティブ低域通過フィルタの構成を示す回路図であ
る。
【図3】1次低域通過フィルタの一例の構成を示す回路
図である。
図である。
【図4】図1(a)に示したミラー容量回路を用いた1
次低域通過フィルタの一例の構成を示す回路図である。
次低域通過フィルタの一例の構成を示す回路図である。
【図5】1次低域通過フィルタの他の例の構成を示す回
路図である。
路図である。
【図6】図1(a)に示したミラー容量回路を用いた1
次低域通過フィルタの他の例の構成を示す回路図であ
る。
次低域通過フィルタの他の例の構成を示す回路図であ
る。
【図7】従来の多重帰還型アクティブ低域通過フィルタ
の構成を示す回路図である。
の構成を示す回路図である。
2 増幅器 3 ボルテージフォロワ 4 コンデンサ 5,9 演算増幅器 6,7 抵抗器 8 基準電源 11 入力端子 12 出力端子 13 演算増幅器 14,15,19 抵抗器 17 基準電源 18 コンデンサ
Claims (3)
- 【請求項1】 増幅器と、 この増幅器の前段に設けられたボルテージフォロワと、 一端が前記ボルテージフォロワの入力端に接続され、他
端が前記増幅器の出力端に接続されたコンデンサとを備
えたことを特徴とするミラー容量回路。 - 【請求項2】 少なくとも抵抗器と、所定の容量を与え
る容量素子とを有し、特定の周波数成分を選択する周波
数選択回路において、 前記容量素子として、増幅器、この増幅器の前段に設け
られたボルテージフォロワ、および一端が前記ボルテー
ジフォロワの入力端に接続され、他端が前記増幅器の出
力端に接続されたコンデンサとを有するミラー容量回路
を用いたことを特徴とする周波数選択回路。 - 【請求項3】 アナログ信号を入力する入力端子と、 アナログを出力する出力端子と、 出力端が前記出力端子に接続され、非反転入力端に基準
電源が接続された演算増幅器と、 一端が前記入力端子に接続された第1の抵抗器と、 一端が前記第1の抵抗器の他端に接続され、他端が前記
演算増幅器の反転入力端に接続された第2の抵抗器と、 一端が前記演算増幅器の反転入力端に接続され、他端が
前記演算増幅器の出力端に接続された第1のコンデンサ
と、 一端が前記第1の抵抗器と前記第2の抵抗器との接続点
に接続され、他端が前記演算増幅器の出力端に接続され
た第3の抵抗器と、 増幅器、この増幅器の前段に設けられたボルテージフォ
ロワ、および一端が前記ボルテージフォロワの入力端に
接続され、他端が前記増幅器の出力端に接続された第2
のコンデンサを有し、前記ボルテージフォロワの入力端
が前記第1の抵抗器と第2の抵抗器との接続点に接続さ
れたミラー容量回路とを備えたことを特徴とする周波数
選択回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11030495A JPH08288793A (ja) | 1995-04-12 | 1995-04-12 | ミラー容量回路およびこれを用いた周波数選択回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11030495A JPH08288793A (ja) | 1995-04-12 | 1995-04-12 | ミラー容量回路およびこれを用いた周波数選択回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08288793A true JPH08288793A (ja) | 1996-11-01 |
Family
ID=14532311
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11030495A Pending JPH08288793A (ja) | 1995-04-12 | 1995-04-12 | ミラー容量回路およびこれを用いた周波数選択回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08288793A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107809240A (zh) * | 2016-09-08 | 2018-03-16 | 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 | 用于锁相环电路的环路滤波器及锁相环电路 |
-
1995
- 1995-04-12 JP JP11030495A patent/JPH08288793A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107809240A (zh) * | 2016-09-08 | 2018-03-16 | 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 | 用于锁相环电路的环路滤波器及锁相环电路 |
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