JPH084206B2 - 増幅器回路 - Google Patents

増幅器回路

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JPH084206B2
JPH084206B2 JP61167905A JP16790586A JPH084206B2 JP H084206 B2 JPH084206 B2 JP H084206B2 JP 61167905 A JP61167905 A JP 61167905A JP 16790586 A JP16790586 A JP 16790586A JP H084206 B2 JPH084206 B2 JP H084206B2
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amplifier circuit
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栄治 茂呂
広志 戸枝
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は広帯域に渡り一次進み特性を有する帰還形増
幅器回路に係り、特に磁気記録信号を再生するヘッド回
路に接続され、一次遅れ特性の出力を有する前置増幅器
回路の後段補正回路に好適な増幅器回路に関する。
〔従来の技術〕
帰還増幅器の一般の回路を第2図に示す。第2図にお
いて1は入力信号、2は入力端子、5は出力端子、16は
差動増幅器、17および18は帰還抵抗、19は帰還容量、20
はICピンである。第2図の回路は全体で1つの負帰還増
幅器回路を構成している。
第3図は、負帰還回路の一般的表示である。第3図に
おいて21は減算器、22は増幅器、23は帰還率βの帰還回
路、24は構成要素21〜23から成る負帰還回路である。増
幅器22の利得をA、帰還率23をβとすると、負帰還回路
24の利得ANFは次式で表される。
よって、 の条件の下に(2)式は と近似できる。
さて、第3図の帰還回路において、 を所望特性と考える。増幅器22の利得Aは無限大が理想
であるが、実際には有限である。このため、利得Aの低
下に伴い、ANFも低下し、1/βからのずれが生じてく
る。これを数値的に求めると次表1のようになる。
したがって帰還回路の利得ANFを所望の利得1/βに対
して、1dB以内の誤差に抑えるために必要な増幅器22の
利得Aは表1より、 である。
20log108.20=18.3〔dB〕 であるから、すなわち、1/βに対し+18.3dB以上の利得
Aをもつ増幅器22が必要となる。
利得ANFの誤差3dB以内に抑える場合は同様の計算によ
り、1/βに対し+7.7dB以上の利得Aをもつ増幅器22が
必要となる。
第2図の従来回路例は、負帰還回路を構成しており、
帰還率βは抵抗17,抵抗18および容量19により次式で表
される。
式(4)は第4図に示すようなラグリード形一次遅れ特
性を与える。低域カットオフ周波数L0,高域カットオ
フ周波数H0,ゲインg0は次式で与えられる。
したがって第2図の負帰還回路の総合特性ANFは、増幅
器16の利得Aが帰還率βに対して なる関係にあれば、式(3)および式(4)より次式の
ように表される。
式(7)は式(4)の逆特性であり、第5図に示すよう
なラグリード形一次進み特性を与える。換言すれば、第
5図の特性が、第2図の回路において増幅器16の利得A
が十分大きいときに得られるANFの所望特性である。
ところで、特願昭61-107719号に記載された増幅回路
において、前置増幅器回路の後段に設置する補正回路の
所望特性は概略第6図のようになる。今回、第6図の所
望特性を第2図の回路構成で実現しようと試みた。しか
し、前述のように、所望特性からの誤差を1dB以内に抑
えることを目標としたとき、ANF=+28dBに対して必要
とされる増幅器16の利得Aは、 A≧+28+18.3=+46.3〔dB〕 …(8) と求められる。必要な帯域を5MHz以下としても、5MHz以
下で+46.3dB以上の利得Aを有する増幅器は実現が困難
であり、実現できたとしてもかなり複雑な回路構成が必
要とされ、コスト的に不都合が生じる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術は、帰還増幅器の閉ループ利得ANFを実
現するために必要なループ内増幅器の利得Aが、ANF
許容誤差Δgに対して Δg≦1dBのとき A≧ANF+18.3〔dB〕 …(9) Δg≦3dBのとき A≧ANF+ 7.7〔dB〕 …(10) なる関係があるために、ANF値が大きな場合や広帯域が
要求される場合に、上記のような利得Aを有する増幅器
の実現が困難であるという問題点があった。
本発明の目的は、所望の帰還増幅器利得ANFを、比較
的小さな利得Aを有する増幅器を構成要素として実現す
る技術手段を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、ラグリード形の一次進み特性である閉ル
ープ利得ANFを有する帰還増幅器回路を多段に直列接続
し、ラグリード特性におけるカットオフ周波数を適当に
選ぶことにより、閉ループ利得ANFにおいて+6dB/oct特
性を示す周波数範囲をつなぎ合せ、総合で広帯域に渡る
+6dB/oct特性を実現することにより、達成される。
〔作用〕
多段に直列接続された個々の帰還増幅器回路はそれぞ
れラグリード形の一次進み特性を閉ループ利得ANFとし
て有するが、所望の+6dB/oct特性領域を各段の帰還増
幅器に分配するため、各々1段の帰還増幅器が実現すべ
き+6dB/oct特性領域はかなり狭くなり、該帰還増幅器
の構成要素である増幅器に要求される利得Aは、比較的
小さな値となり、容易に実現可能となる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図,第6図および第7
図により説明する。
第1図は本発明による帰還増幅器回路の一実施例であ
る。図において、1は入力信号、2は1段目帰還増幅器
回路の入力端、3は同出力端、4は2段目帰還増幅器回
路の入力端、5は同出力端、6および7は増幅器、8〜
11は帰還抵抗、12および13は帰還容量、14および15はIC
ピンである。
本実施例において第6図に示すような所望特性を実現
することを考える。第6図の特性は低域カットオフ周波
数L=0.2MHz、高域カットオフ周波数H=5MHzのラ
グリード形一次進み特性である。0.2MHz〜5MHzの周波数
領域で+6dB/oct特性を示している。この帯域を2段の
帰還増幅器回路に割り合てる。一例として、第1段目帰
還増幅器回路において第7図実線で示すように、低域カ
ットオフ周波数L1=0.2MHz、高域カットオフ周波数
H1=1MHzのラグリード形一次進み特性を実現し、第2段
目帰還増幅器回路において、第7図一点鎖線で示すよう
に、低域カットオフ周波数L2=1MHz,高域カットオフ
周波数H2=5MHzのラグリード形一次進み特性を実現
し、総合で第6図の特性を実現することが可能である。
この場合、各々の帰還増幅器で実現する閉ループゲイン
ANFは最大+14dBである。したがって、条件式(9)よ
り、ANFの許容誤差Δg≦1dBを実現するのに必要な増幅
器6の利得Av1は、 Av1≧+14+18.3=+32.3dB …(11) と求められる。第2図の従来回路において式(8)に示
すように+46.3dB以上のゲインを必要としたことと比較
すれば、14dB低い利得の増幅器で実現できるため、はる
かに有利である。本実施例では2段の帰還増幅器回路で
実現しているが、さらに多くの段数を接続することで、
各段の増幅器において必要とされる利得をさらに下げる
ことも可能である。
さて、上記実施例において第1段目のカットオフ周波
数L1およびH1、第2段目のカットオフ周波数L2
よびH2は、それぞれ以下のように求められる。
本実施例において広い周波数領域に渡り良好な特性を得
るためには、上記H1とL2を一致させることが重要で
ある。H1とL2とが一致しないと総合特性において、
接続点である1MHz付近で段差が生じて特性の劣化とな
る。式(13)および(14)より、H1=L2となるため
には、 C1Rb1=C2(Ra2+Rb2) …(16) 本実施例においては、増幅器6および増幅器7におい
て必要とされる利得は+32.3dBと比較的小さく、IC化す
ることが可能である。IC内素子は絶対値ばらつきは非常
に大きいが、2つ以上の素子間でペアをとることによ
り、比精度良く構成することは容易である。したがっ
て、第1図における帰還素子Ra1,Rb1,C1,Ra2,Rb2,C2
全部IC内蔵化し、容量および抵抗をそれぞれ比精度良く
構成すれば、式(17)の関係は、素子ばらつきの影響を
受けにくくなり良好に保たれる。
ところがIC内において実現可能な容量値は通常20pF程
度以下に制限されてくる。このため、第1図に示すよう
にICピン14および15を用いて、帰還容量C1およびC2をIC
周辺部品として個別部品を用いる場合が一般的である。
この場合は、帰還抵抗はIC内で比精度良く構成し、帰還
容量は個別部品で絶対値精度の良いものを使うことが望
ましい。ところで第1図の回路を5MHz以下の帯域といっ
たように比較的高い周波数で用いる場合、種々の寄生容
量により周波数特性に影響が生じてくる。特に、第1図
のように、容量C1およびC2をICピンを介して接続する場
合、各ピンと接地点との間に生じる寄生容量(以下ピン
容量と略す)が1〜2pF程度存在し、またICを実装する
基板のレイアウト状態などにより、ICピンには数pF〜数
十pFの容量が寄生容量として生じてくる。ピン14および
ピン15に接続される基板上レイアウトを同一のパタンに
すれば、上記ピンと接地点の間で生じる寄生容量値はほ
ぼ同一となる。この値をCSとしておく。H1=H2なる
関係が、上記CSの影響で劣化しないための条件は、式
(17)より、 これを解いて C1=C2 …(18) よって、2つの帰還容量値を等しく設定することでICピ
ンに生じる寄生容量の悪影響を軽減することができる。
このときH1=H2を成り立たせるための条件は、式
(17)に式(18)を代入して、 Ra2+Rb2=Rb1 …(18) となる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、低域カットオフ周波数L=0.2MH
z、高域カットオフ周波数H=5MHzのラグリード形一
次進み特性を帰還増幅器回路の閉ループ利得ANFの所望
特性として、これを1dB以内の許容誤差で実現しようと
したときに、第2図に示すような従来回路では、構成要
素となる増幅器の利得が+46.3dB以上必要であったのに
対し、第1図実施例を用いれば、上記増幅器利得は+3
2.3dB以上であれば良いので、増幅器回路の設計が容易
となり簡略化できる。また、第1図の実施例は帰還増幅
器回路2段で構成されているが、段数を増やすことによ
り、各段の増幅器回路で必要とされる利得を、さらに小
さくすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の回路図、第2図は従来回路
例の回路図、第3図は帰還増幅器の一般的表示を行なっ
た回路図、第4図は第2図の回路の帰還率の特性図、第
5図は第2図の回路の閉ループ利得の特性図、第6図は
帰還増幅器回路の閉ループ利得の所望特性の一例を示す
特性図、第7図は第6図の特性を第1図の実施例で実現
する場合の各段帰還増幅器回路における閉ループ利得の
特性の一例を示す特性図である。 6〜7……増幅器回路、8〜11……帰還抵抗 12〜13……帰還容量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−98763(JP,A) 特開 昭58−107704(JP,A) 特開 昭56−164605(JP,A) 実開 昭58−132410(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高利得増幅器回路及び該高利得増幅器回路
    に負帰還を施すための帰還抵抗と帰還容量から成り、か
    つ、一次遅れ特性を帰還率として有するとともに、該高
    利得増幅器回路及び該帰還抵抗を集積回路上に形成し、
    該帰還容量を該集積回路のピンを介して周辺部品として
    形成した帰還形増幅器回路において、前記帰還形増幅器
    回路を複数個多段接続し、かつ、各段の前記帰還形増幅
    器回路の帯域が連続するように連続点における高域遮断
    周波数の値と低域遮断周波数を一致させることにより、
    前記各段の帰還形増幅器回路の一次進み特性をつなぎ合
    わせるとともに、前記各段の帰還形増幅器回路に対応す
    る複数の前記帰還容量の値を等しくすることにより、前
    記各段の帰還形増幅器回路に対応する複数の前記ピンと
    接地点との間に生じる各寄生容量の作用を類似させたこ
    とを特徴とする増幅器回路。
JP61167905A 1986-07-18 1986-07-18 増幅器回路 Expired - Lifetime JPH084206B2 (ja)

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