JPH0829062B2 - 水中油型エマルジヨン食品用組成物 - Google Patents

水中油型エマルジヨン食品用組成物

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JPH0829062B2
JPH0829062B2 JP61305339A JP30533986A JPH0829062B2 JP H0829062 B2 JPH0829062 B2 JP H0829062B2 JP 61305339 A JP61305339 A JP 61305339A JP 30533986 A JP30533986 A JP 30533986A JP H0829062 B2 JPH0829062 B2 JP H0829062B2
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oil
emulsion
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water emulsion
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良昭 高橋
義和 中西
誠 梅川
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Knorr Foods Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ドレッシング,スプレッド等の水中油型エ
マルジョンより成る食品用組成物に関するものであり、
詳しくは乳化剤として骨エキスを使用した水中油型エマ
ルジョン食品用組成物に関するものである。
〔従来の技術〕
従来からエキス類を乳化剤とする水中油型エマルジョ
ン食品は種々知られている。例えば特公昭60−19980号
では特定濃度の糖を配合した水溶性オリゴペプチドを主
成分とする肉エキスを用いており、特公昭50−37261号
には、蛋白分解物のエキス物を用いることが記載されて
いる。
〔発明が解決しようとする問題〕
しかしながら、上記エキス類を使用する場合、高濃度
の糖水溶液に水溶性オリゴペプチドを主成分とする肉エ
キスを共存させたり、水に蛋白質分解物のエキス物を特
定濃度で含有させる等の工夫をしなければ乳化安定性が
得られないなど取扱い上不便であった。その上、これら
エキス類を乳化剤として用いたエマルジョンは呈味性が
強くなり、一般的な水中油型エマルジョン食品には不適
なものである。また、これらのエキスは乳化性が弱いた
め、卵黄等を乳化剤に用いたエマルジョンに比べて、乳
化状態が劣る欠点があった。さらに、耐冷解凍性が劣っ
ていたり、エマルジョン食品の製造にあたり酸や食塩を
比較的多く使用すると、乳化状態が低下するといった欠
点も有していた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、これらの問題点を解決すべくなされたもの
であり、鋭意検討した結果、低分子量物を主成分とする
エキス類に比べ、高分子量物を比較的多く含有する骨エ
キスは優れた乳化性を与えることを見出し、本発明を完
成するに到った。
すなわち本発明は、油相の比率が35〜85%であるエマ
ルジョンに、乳化剤として分子量10,000〜300,000の区
分を30%以上含む骨エキスを配合した水中油型エマルジ
ョン食品用組成物を提供するものである。
本発明で乳化剤として用いる骨エキスは、骨ガラを主
原料とするものであり、エキスの製造にあたっては通常
のエキス製造法(たとえば加圧または常圧にて加熱抽出
し、その後必要に応じ濃縮,乾燥等を施す。)のいずれ
を用いてもよい。これらのエキスはチキン,ポーク,ビ
ーフ,ハモ等のエキスがあり、エキス,濃縮物,乾燥物
等の形態で調製されるが、そのいずれを用いてもよい。
これらのエキスは分子量が300,000のポリペプタイドか
ら遊離のアミノ酸まで幅広い分子量分布を示している
が、エキス中10,000から300,000までの分子量を示す区
分を30%以上含むものが好適である。分子量10,000〜30
0,000までの区分が30%未満であると、乳化状態,耐冷
解凍性ともに不良となり、油相が分離してしまうことが
ある。
本発明のエマルジョンにおいて、水相を構成する水相
原料は水,エキス,有機酸またはその含有物,食塩およ
び甘味料のほかに、水に親和性を有する調味料,香辛
料,着色料などであり、エマルジョンの用途に応じて種
類および添加量が定められる。本発明で用いられるエキ
スは酸や食塩に対して十分な安定性を有している。した
がって、エマルジョン調製に際してエキスの配合量は酸
や食塩を多く使用しすぎて水分含量が不足して乳化の阻
害とならない限り、特に制限はない。
一方、本発明のエマルジョンにおいて、油相を構成す
る油相原料は棉実油,トウモロコシ油,米糠油,胡麻
油,大豆油,パーム油,鶏油,鯨油など常温で液体の動
植物油であり、特に植物油が適している。エマルジョン
における油相の比率は35〜85%が適当である。35%未満
では、粘度が不十分になって下層を分離水を生じやすく
なる。逆に、85%を越えると、乳化時に転相を生じやす
くなったり、また得られた水中油型エマルジョンの乳化
状態が悪くなる。
本発明のエマルジョンにおける骨エキスの使用量は、
水相と油相の比率を考慮して決定する必要があり、水相
の比率が高くなるほど比較的多量を必要とする。配合割
合上、水分含量が不足して乳化が阻害されることのない
範囲の量で使用すべきであり、通常はエマルジョンに対
して乾物として0.2〜20%の範囲で用いることが好まし
い。また、骨エキスは単品または2種以上を混合して使
用する。骨エキスの配合量が0.2%以下では、乳化効果
が期待できず、油分離を生じたりする上に風味上好まし
くない。一方、20%を超えて配合すると、粘度が高すぎ
たり、旨味が強すぎるなど物性上および風味上、好まし
くなくなる。また、乳化を補助する目的で卵黄などの乳
化剤や多糖類などの乳化安定剤を少量使用してもよい。
本発明の水中油型エマルジョンの製造は既知の手法に
より行えばよく、例えば水を除く水相原料を水等に分
散,溶解し、これに油相原料を加えて一般的な攪拌機、
例えば市販の万能混合攪拌機などにより予備乳化する。
次いで、コロイドミル等の乳化機により仕上げ乳化を行
う。
〔実施例〕
次に、実施例を挙げて本発明を詳しく説明する。
実施例において乳化状態の具体的評価は顕微鏡観察お
よびコールター・カウンターによる油滴の粒子径測定結
果により行った。評価の具体的基準は以下の通りであ
る。
かなり良好:平均粒子径が10μ以下で、明瞭な油分離お
よび水相分離を生じていない。
良好:平均粒子径が10〜20μで、明瞭な油分離および水
相分離を生じていない。
不良:平均粒子径が20μ以上で、明瞭な油分離および水
相分離を生じている。
また、本実施例に使用した骨エキス等の分子量分布は
特に注意がない限り、以下の通りである。
チキンエキス:(全固形分−食塩分)を100とした場
合、分子量10,000〜300,000の区分は64% ポークエキス:(全固形分−食塩分)を100とした場
合、分子量10,000〜300,000の区分は70% ビーフエキス:(全固形分−食塩分)を100とした場
合、分子量10,000〜300,000の区分は69% ハモエキス:(全固形分−食塩分)を100とした場合、
分子量10,000〜300,000の区分は86% イーストエキス:(全固形分−食塩分)を100とした場
合、分子量10,000〜300,000の区分は10% 実施例1 表1に示したような各種エキスを乳化剤とする配合割
合で水中油型エマルジョンを調製した。すなわち、水相
原料であるエキス,食酢(酢酸濃度5%),食塩および
水を混合・溶解した水相に大豆サラダ油を加え、プロペ
ラミキサーで予備乳化した。次いで、コロイドミルによ
り仕上げ乳化を行い、水中油型エマルジョンを得た。
得られた水中油型エマルジョンの乳化状態および耐冷
解凍性について評価した結果を表2に示した。耐冷解凍
性は調製されたエマルジョンを−10℃で3日間保管し、
次いで解凍した後の乳化状態により評価した。
実施例2 表3に示したように各種エキスを乳化剤とする比較的
酸濃度および食塩濃度の高い配合割合で、実施例1と同
様にして水中油型エマルジョンを調製した。得られた水
中油型エマルジョンの乳化状態および耐冷解凍性につい
て評価した結果を表4に示した。
実施例3 表5に示したチキンおよびポークエキス(いずれも骨
エキス)を乳化剤として用い、実施例1と同様にして水
中油型エマルジョンを調製した。得られた水中油型エマ
ルジョンの乳化状態および耐冷解凍性について評価した
結果を表6に示した。
〔発明の効果〕 本発明の水中油型エマルジョンは、骨エキスを主要な
乳化剤として使用して調製されるものであり、従来の方
法で得られるものに比べ乳化状態が良好で、かつ耐塩
性,耐酸性および耐冷解凍性を有するものである。
従って、本発明によって得られる水中油型エマルジョ
ン食品用組成物は、ドレッシング,スプレッド等として
有用であるほか、各種中間製品としても利用することが
できる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】油相の比率が35〜85%であるエマルジョン
    に、乳化剤として分子量10,000〜300,000の区分を30%
    以上含む骨エキスを配合した水中油型エマルジョン食品
    用組成物。
  2. 【請求項2】油相原料として常温で液体の植物油を用い
    る特許請求の範囲第1項記載の組成物。
JP61305339A 1986-12-23 1986-12-23 水中油型エマルジヨン食品用組成物 Expired - Lifetime JPH0829062B2 (ja)

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JPS63157956A JPS63157956A (ja) 1988-06-30
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