JPH08291141A - ジフェニル酢酸誘導体及びその製造法 - Google Patents

ジフェニル酢酸誘導体及びその製造法

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JPH08291141A
JPH08291141A JP9676095A JP9676095A JPH08291141A JP H08291141 A JPH08291141 A JP H08291141A JP 9676095 A JP9676095 A JP 9676095A JP 9676095 A JP9676095 A JP 9676095A JP H08291141 A JPH08291141 A JP H08291141A
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hydrochloride
acid
ester
piperidinyl
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JP9676095A
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English (en)
Inventor
Takeshi Tomiyama
剛 冨山
Itaru Tomiyama
格 冨山
Takeyuki Imamaki
健之 今牧
Masayuki Futamura
雅之 二村
Satoshi Takeuchi
智 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kotobuki Seiyaku Co Ltd
Original Assignee
Kotobuki Seiyaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ムスカリンレセプター拮抗作用、尿失禁治療効
用を有する新規化合物及びその製造方法を提供する。 【構成】一般式(I)で示されるの化合物又は薬学的に認
容性の塩、その製法、及び、これら化合物を含有した薬
剤。 【化1】 (式中R1は炭素数1〜6個の直鎖アルキル基、R2はメ
チル又はベンジル基を表す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なジフェニル酢酸誘
導体及びその製造方法並びにこれを含有するムスカリン
レセプター拮抗剤、尿失禁治療剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、尿失禁治療薬としてムスカリンレ
セプター拮抗剤を用いることが提案されている。ムスカ
リンレセプターには、M1、M2及びM3のサブタイプが
あり、M1は中枢性の交感神経節に存在し、M2は心臓に
存在し、またM3は腺及び平滑筋に存在する。望ましい
尿失禁治療剤は、ムスカリンM3レセプター拮抗作用の
選択性の高いものである。そして、従来、塩酸プロピベ
リンが、ムスカリンレセプター拮抗作用を有するものと
して、尿失禁治療薬に用いられている。ところが、この
尿失禁治療薬として使用されている塩酸プロピベリン
は、膀胱への臓器選択性が高いが、生体内で脱プロピル
化の代謝を受け、次式のように変化する。
【0003】
【化4】
【0004】すなわち、塩酸プロピベリン(A)は水酸
化体(B)に変換される。この生体内で変換された水酸
化体(B)は、塩酸プロピベリン(A)と比較して、ム
スカリンレセプター拮抗作用のうちの副作用と考えられ
る唾液分泌抑制作用等が増強される。その結果、塩酸プ
ロピベリンは尿失禁治療に有効であると共に副作用であ
る唾液分泌抑制作用が生じる問題点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の事情
に鑑みなされたもので、主作用である膀胱律動収縮抑制
作用と副作用である唾液分泌抑制作用等との間の選択性
を広げた、すなわち主作用と副作用の間の活性の差が大
きい、ムスカリンレセプター拮抗作用及び尿失禁治療作
用を発揮する化合物を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、一
般式(I)
【0007】
【化5】
【0008】(式中R1は炭素数1〜6個の直鎖アルキ
ル基、R2はメチル基又はベンジル基を表す。)で示さ
れる化合物又はその薬学的に認容性の塩である。塩は例
えば塩酸塩である。この一般式(I)は、ムスカリンM
3レセプター拮抗作用を有し、膀胱律動収縮抑制作用を
選択的に有し、唾液分泌抑制作用等は少ない。したがっ
て、唾液分泌抑制作用等の副作用の少ない尿失禁治療薬
として有用である。本発明の一般式(I)で示されるの
化合物は、次の化6に示す合成過程を経て合成できる。
【0009】
【化6】
【0010】(式中R1は炭素数1〜6個の直鎖アルキ
ル基、R2はメチル基又はベンジル基である。) すなわち、ジフェニルアセトニトリルをナトリウムア
ミドの存在下で炭素数1〜6のハロゲン化アルキルを用
いてアルキル化した後、そのニトリル基を水酸化カリウ
ムの存在下でエチレングリコールを作用させ、酸性にし
てカルボン酸へ変換し、化合物とする。得られた化合
と相当するピペリジンとを既知の縮合方法にて反応
させてピペリジニルエステルを得る。その後5%塩酸
・エーテル溶液にて塩酸塩とする。
【0011】以下に本発明の化合物の例を記載する。 化合物1: 2.2−ジフェニルプロピオン酸−[4’
−(1’−メチル)−ピペリジニル]エステル・塩酸塩 化合物2: 2.2−ジフェニルプロピオン酸−[4’
−(1’−ベンジル)ピペリジニル]エステル・塩酸塩 化合物3: 2.2−ジフェニル酪酸−[4’−(1’
−メチル)ピペリジニル]エステル・塩酸塩 化合物4: 2.2−ジフェニル酪酸−[4’−(1’
−ベンジル)ピペリジニル]エステル・塩酸塩 化合物5: 2.2−ジフェニル吉草酸−[4’−
(1’−メチル)ピペリジニル]エステル・塩酸塩 化合物6: 2.2−ジフェニル吉草酸−[4’−
(1’−ベンジル)ピペリジニル]エステル・塩酸塩
【0012】化合物7: 2.2−ジフェニルヘキサン
酸−[4’−(1’−メチル)ピペリジニル]エステル
・塩酸塩 化合物8: 2.2−ジフェニルヘキサン酸−[4’−
(1’−ベンジル)ピペリジニル]エステル・塩酸塩 化合物9: 2.2−ジフェニルヘプタン酸−[4’−
(1’−メチル)ピペリジニル]エステル・塩酸塩 化合物10: 2.2−ジフェニルヘプタン酸−[4’
−(1’−ベンジル)ピペリジニル]エステル・塩酸塩 化合物11: 2.2−ジフェニルオクタン酸−[4’
−(1’−メチル)ピペリジニル]エステル・塩酸塩 化合物12: 2.2−ジフェニルオクタン酸−[4’
−(1’−ベンジル)ピペリジニル]エステル・塩酸塩
【0013】以下に、薬理試験とそのデータを示す。 A.薬理試験 1.ラット摘出膀胱標本を用いて抗コリン作用(主とし
てM3拮抗作用及び抗カルシウム作用)を試験した。7
週令SD系雄性ラット(体重250〜300g)を放血
致死後、膀胱を摘出して、縦走筋方向に長さ10mm、
幅2mmの短冊状標本を作製した。標本は95%酸素/
5%二酸化炭素ガスを通気した34℃のKrebs液を満た
した10mlのマグヌス槽内に1gの負荷をかけて懸垂
し、収縮反応はアイソメトリックトランジューサーを介
しペン書きレコーダー上に記録した。抗コリン作用は、
カルバコール累積添加により収縮反応を得た後、被験薬
を20分間処置して、再度カルバコール累積添加による
収縮反応を得、用量反応曲線からpA2値又はpD'2
を計算して評価した。また、抗カルシウム作用はカルシ
ウムイオンフリーKrebs液中で平衡化した後、Ca++
積添加による収縮反応を得、抗コリン作用の場合と同様
に評価した。
【0014】2.律動的膀胱収縮に及ぼす作用 7週令SD系雄性ラット(体重230〜300g)を、
ウレタン(800mg/Kg)及び、α−クロラローズ
(80mg/Kg)i.p.麻酔下、腹部正中切開によ
り膀胱を露出した。膀胱頂部に小切開を加え、内容積約
0.5mlのバルーンを装着したカテーテルを膀胱内に
挿入し、結紮禁固定した。カテーテルの他端に三方活栓
を接続し、一方を圧トランジューサーに接続、他方に水
を満たした1mlのシリンジを接続した。膀胱の適度な
律動収縮が得られるように、接続したシリンジ内の水を
バルーン内に注入し、安定した律動収縮を確認した後、
大腿静脈に挿入したカテーテルを介して、被験薬溶液
(0.5ml/Kg)を静脈内投与した。被験薬を累積
投与し、律動収縮圧の抑制(50%抑制用量、ID
50値)及び、律動収縮消失作用(10分間消失用量、E
10値)を評価した。
【0015】3.唾液分泌抑制作用 7週令SD系雄性ラット(体重200〜250g)を、
ウレタン(1.2g/Kg、i.p.)麻酔し、気管カ
ニューレを挿入した。唾液の逆流防止のため、食道を結
紮し、口腔内に秤量した綿球を留置した。大腿静脈に挿
入したカテーテルを介して、被験薬溶液(1ml/K
g)を静脈内投与し、同時にカルバコール0.1mg/
Kgを背部皮下に皮下注射した。30分後に綿球を回
収、重量を測定し、Vehicle投与群の唾液分泌量
を100%として50%唾液分泌抑制用量(ID50値)
を算出した。表1に薬理データを示す。
【0016】
【表1】
【0017】(注) 1.(唾液分泌抑制/律動収縮抑制)は、(唾液分泌抑
制作用のID50値/律動収縮抑制作用のID50値)であ
る。 2.選択性は、塩酸プロピベリンの(唾液分泌抑制作用
のID50値/律動収縮抑制作用のID50値)を1とした
場合の数値を示す。 3.pA2値欄の括弧内の数値はpD'2値である。 4.NEは、括弧内の濃度(モル濃度)まで作用がなか
ったことを示す。表1から明らかなように、本発明の化
合物は、従来の塩酸プロピペリンに比し、選択性が優れ
ている。
【0018】
【実施例】 実施例1 2.2−ジフェニル−吉草酸−[4’−(1’−メチ
ル)−ピペリジニル]エステル・塩酸塩(化合物5)の
合成 2.2−ジフェニル吉草酸0.3g(1.18mmo
l)のTHF15ml溶液を50mlナス型フラスコに
調製し、アルゴン雰囲気下、1−メチル−4−ヒドロキ
シピペリジン0.149g(1.298mmol)のT
HF5ml溶液を加えた。この溶液を氷冷し、トリフェ
ニルホスフィン0.681g(2.595mmol)、
ジイソプロピルアザジカルボキシレート0.51ml
(2.595mmol)を加え、室温で15時間攪拌し
た。反応終了後、減圧濃縮し、残渣を酢酸エチルと水の
2層として、有機層を分取した。有機層を水10mlで
3回、飽和食塩水10mlで1回洗浄し、芒硝乾燥後、
減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(BW−200、30g、クロロホルム/メタノー
ル=40/1)で精製し、2.2−ジフェニル吉草酸−
[4’−(1’−メチル)ピペリジニル]エステルを
0.297g(0.845mmol)、収率71.6%
で得た(黄色油状物)。
【0019】得られたエステルをメタノール5mlに溶
かし、5%塩酸・エーテル溶液1.5mlを加え、5分
放置し、溶媒を減圧乾固し、目的物を0.25g(0.
646mmol)、収率76.4%(淡黄色結晶性粉
末)として得た。1 HNMR(δ、CDCl3) 0.882(3H、t、
J=6.8Hz)、1.074(2H、m)、1.60
(2H、m)、1.69(1H、bs)、1.74−
1.84(2H、m)、2.18(3H、S)、2.1
6−2.29(3H、m)、2.33(2H、m)、
4.84(1H、m)、7.20−7.30(10H、
m) IR(cm~1、neat) 3052、2944、27
82、1722、1494、1446、1275、12
21、1182、1140、1119、1032、75
3、726、696 MS(m/z) 351(M+)、309、209、1
65、131、96(BP)、55
【0020】上記原料化合物2.2−ジフェニル−吉草
酸は次のようにして合成した。すなわち、300mlナ
ス型フラスコにジフェニルアセトニトリル6.0g
(0.03mol)と、ナトリウムアミド1.4g
(0.036mol)、乾燥ベンゼン150mlを入
れ、2時間加熱還流した。60℃に冷却した後、ヨウ化
プロピル6.1g(0.036mol)を加え、1時間
攪拌した。反応終了後、反応液を氷水中にあけ、酢酸エ
チル100mlで抽出し、抽出液を水20mlで3回洗
い、芒硝乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(BW−200、300g、酢酸
エチル/n−ヘキサン=1/15)で精製した。2.2
−ジフェニル−バレロニトリルを5.8g(0.025
mol)、収率83.3%で得た。
【0021】上記2.2−ジフェニル−バレロニトリル
2.35g(0.01mol)を100mlナス型フラ
スコにはかりとり、40%水酸化カリウム水溶液10m
l、エチレングリコール5mlを加え、15時間加熱還
流した。反応液を室温に戻し、水で希釈した後、エーテ
ルで洗った。水層を氷冷却下、濃塩酸で酸性として酢酸
エチルで抽出した。抽出液を水で洗い芒硝乾燥後、減圧
濃縮した。残渣をエーテルにて固化し、析出した結晶を
濾取し、エーテルで洗浄後乾燥し、2.2−ジフェニル
吉草酸を2.05g(8.06mmol)、収率80.
6%(白色結晶)で得た。1 HNMR(δ、CDCl3) 0.888(3H、t、
J=7.2Hz)、1.11(2H、m)、2.32
(2H、m)4.153(bs、−OH)、7.20−
7.36(10H、m) IR(cm~1、KBr) 2956、2868、262
6、1809、1692、1599、1491、144
6、1404、1320、1284、1239、119
7、942、756、723、696、654、630
【0022】実施例2 2.2−ジフェニル−吉草酸−[4’−(1’−ベンジ
ル)−ピペリジニル]エステル・塩酸塩(化合物5)の
合成 100mlナス型フラスコに、実施例1に記載の方法で
合成した2.2−ジフェニル吉草酸1.15g(4.5
28mmol)と1−ベンジル−4−ヒドロキシピペリ
ジン1.03g(5.433mmol)を各々はかりと
り、THF20ml溶液とし、アルゴン置換した。氷冷
後、トリフェニルホスフィン1.43g(5.433m
mol)、ジイソプロピルアザジカルボキシレート1.
07ml(5.433mmol)を加え、室温で1.5
時間攪拌した。反応終了後、減圧濃縮し、残渣を酢酸エ
チルと水の2層として有機層を分取した。有機層を水1
0mlで5回、飽和食塩水10mlで1回洗浄し、芒硝
乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(BW−200、30g、酢酸エチル/n
−ヘキサン1/8→1/4)で精製し、2.2−ジフェ
ニル−吉草酸−[4’−(1’−ベンジル)−ピペリジ
ニル]エステルを0.975g(2.28mmol)収
率50.4%で得た(黄色油状物)。
【0023】得られたエステル体をエタノール2.5m
lに溶かし、5%塩酸・エーテル溶液2mlを加え、5
分間放置後、溶媒を減圧乾固し、目的物を0.741g
(1.597mmol)、収率70%で、淡黄色結晶性
粉末として得た。1 HNMR(δ、CDCl3) 0.873(3H、t、
J=7.2Hz)、1.075(2H、m)、1.57
7(2H、m)、1.71−1.81(2H、m)、
2.25−2.39(6H、m)、3.415(2H、
S)、4.851(1H、m)、7.16−7.37
(15H、m) MS(m/z) 428(M+)、351、225、1
72、105、82(BP)、55 IR(cm~1、neat) 3052、3016、29
44、2866、2806、1722、1599、14
94、1359、1218、1179、1104、10
71、1032、912、753、696、663
【0024】上記原料化合物1−ベンジル−4−ヒドロ
キシピベリジンは次のようにして合成した。500ml
ナス型フラスコに1−ベンジル−ピパリドン25.5g
(0.136mol)をはかりとり、メタノール160
ml溶液とした。−10℃に冷却、水素化ホウ素ナトリ
ウム2.7g(0.071mol)を加え、0.5時間
攪拌した。飽和食塩水を加えた後、減圧濃縮し、残渣を
酢酸エチル100mlで2回抽出した。水20mlで3
回、飽和食塩水20mlで2回洗浄後、芒硝乾燥、減圧
濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(BW−200、500g、クロロホルム/メタノール
=10/1)で精製し、1−ベンジル−4−ヒドロキシ
ピベリジン27.3g(0.144mol)を得た(黄
色油状物)。
【0025】実施例3 2,2−ジフェニルプロピオン酸−[4’−(1’−メ
チル)−ピペリジニル]エステル・塩酸塩(化合物1)
の合成 実施例1と同様にして合成した。白色〜淡黄色結晶性粉
末の形状で得られた。1 HNMR(δ、CDCl3) 1.657(2H、m、
J=6.8Hz)、1.76−1.89(3H、m)、
1.1916(3H、S)、2.13−2.40(7
H、S+m)、4.90(1H、m、J=3.6H
z)、7.21−7.33(10H、m) MS(m/z) 324、181、96(BP)、55 IR(cm~1、neat) 3052、3016、29
26、2836、2782、1722、1494、14
46、1275、1233、1188、1029、69
【0026】実施例4 2.2−ジフェニルプロピオン酸−[4’−(1’−ベ
ンジル)ピペリジニル]エステル・塩酸塩(化合物2)
の合成 実施例2と同様にして合成した。淡黄色結晶性粉末の形
状で得られた。1 HNMR(δ、CDCl3) 1.58−1.68(2
H、m)、1.78−1.88(2H、m)、1.91
(3H、S)、2.20−2.30(2H、m)、2.
38(2H、bs)、3.40(2H、S)4.90
(1H、m)、7.20−7.32(15H、m) MS(m/z) 400(M+)、323、172、1
46、118、91(BP)、55 IR(cm~1、neat) 3406、2932、25
06、1725、1494、1449、1233、12
12、1101、1074、1026、747、69
6、663
【0027】実施例5 2.2−ジフェニル酪酸−[4’−(1’−メチル)ピ
ペリジニル]エステル・塩酸塩(化合物3)の合成 実施例1と同様にして合成した。白色結晶性粉末の形状
で得られた。1 HNMR(δ、CDCl3) 0.749(3H、dd
d、J=6.8、8.0Hz)、1.61(2H、
m)、1.75−1.90(4H、m)、2.18(3
H、S)、2.16−2.35(2H、m)、2.41
(2H、q、J=7.6Hz)、4.15(1H、
m)、7.20−7.34(10H、m) MS(m/z) 337、195、165、96(B
P)、55 IR(cm~1、neat) 3052、3016、29
26、2836、2782、1922、1494、12
75、1224、1137、1119、1089、10
32、1011、753、726、696、414
【0028】実施例6 2.2−ジフェニル酪酸−[4’−(1’−ベンジル)
ピペリジニル]エステル・塩酸塩(化合物4)の合成 実施例2と同様にして合成した。白色結晶性粉末の形状
で得られた。1 HNMR(δ、CDCl3) 0.740(3H、t、
J=7.2Hz)、1.53−1.82(4H、m)、
2.18−2.28(2H、m)、2.41(2H、q
u、J=7.2Hz)、3.44(2H、S)、4.8
6(1H、m)、7.20−7.40(15H、m) MS(m/z) 413(M+)、386、336、1
95、172、117、91(BP)、82、55 IR(cm~1、neat) 2938、2506、17
25、1221、747、699
【0029】実施例7 2.2−ジフェニルヘキサン酸−[4’−(1’−メチ
ル)ピペリジニル]エステル・塩酸塩(化合物7)の合
成 実施例1と同様にして合成した。白色結晶の形状で得ら
れた。 m.p.150−152℃(エーテル/エタノール)1 HNMR(δ、CDCl3) 0.829(3H、t、
J=7.2Hz)、1.037(2H、m)、1.28
4(2H、m)、1.606(2H、qu、J=6.4
Hz)、1.793(2H、m)、2.189(3H、
S)、2.213−2.320(4H、m)、2.35
3(2H、m),4.843(1H、m)、7.198
−7.389(10H、m) MS(m/z) 365(M+)、309、223、1
65、96(BP)、55 IR(cm~1、neat) 2944、2860、25
06、1725、1491、1449、1212、11
19、1029、729
【0030】実施例8 2.2−ジフェニルヘキサン酸−[4’−(1’−ベン
ジル)ピペリジニル]エステル・塩酸塩(化合物8)の
合成 実施例2と同様にして合成した。淡黄色結晶性粉末の形
状で得られた。1 HNMR(δ、CDCl3) 0.829(3H、t、
J=7.8Hz)、0.98−1.10(2H、m)、
1.28(3H、m)、1.51−1.68(3H、
m)、1.71−1.82(2H、m)、2.17−
2.30(2H、m)、2.30−2.45(3H、
m)、3.40(2H、S)、4.85(1H、m)、
7.20−7.35(15H、m) MS(m/z) 442(M+)、365、223、1
72、119、91、82(BP)、55 IR(cm~1、neat) 3052、3022、29
38、2860、2800、1722、1491、14
46、1359、1338、1314、1239、12
15、1119、1032、732、696、
【0031】実施例9 2.2−ジフェニルヘプタン酸−[4’−(1’−メチ
ル)ピペリジニル]エステル・塩酸塩(化合物9)の合
成 実施例1と同様にして合成した。淡黄色結晶性粉末の形
状で得られた。1 HNMR(δ、CDCl3) 0.812(3H、t、
J=7.6Hz)、1.01−1.11(2H、m)、
1.20−1.32(4H、m)、1.60(2H、
m)、1.75−1.90(3H、m)、2.18(3
H、S)、2.15−2.30(2H、m)、2.34
(2H、m)、4.84(1H、m)、7.20−7.
31(10H、m) MS(m/z) 380(M+)、309、165、9
6(BP)、55 IR(cm~1、neat) 2938、2854、27
82、1722、1494、1446、1275、12
15、1182、1137、1122、1035、75
3、726、696、
【0032】実施例10 2.2−ジフェニルヘプタノイック酸−[4’−(1’
−ベンジル)ピペリジニル]エステル・塩酸塩(化合物
10)の合成 実施例2と同様にして合成した。白色結晶性粉末の形状
で得られた。1 HNMR(δ、CDCl3) 0.811(3H、t、
J=7.2Hz)、1.053(2H、m)、1.18
−1.30(5H、m)、1.52−1.63(2H、
m)、1.72−1.82(2H、m)、2.13−
2.28(2H、m)、2.333(3H、m)、3.
398(2H、S)、4.850(1H、m)、7.2
0−7.32(15H、m) MS(m/z) 456(M+)、378、237、1
72、117、91(BP)、82、55 IR(cm~1、neat) 2938、2860、28
06、1722、1491、1449、1284、12
15、1104、1032、753、696
【0033】実施例11 2.2−ジフェニルオクタン酸−[4’−(1’−メチ
ル)ピペリジニル]エステル・塩酸塩(化合物11)の
合成 実施例1と同様にして合成した。白色結晶性粉末の形状
で得られた。1 HNMR(δ、CDCl3) 0.832(3H、t、
J=6.8Hz)、1.05(2H、m)、1.14−
1.34(6H、m)、1.60(2H、m、J=7.
2Hz)、1.68(2H、bs)1.74−1.84
(2H、m)、2.18(3H、S)、2.14−2.
24(2H、m)、2.34(2H、m)、4.84
(1H、m、J=3.2Hz)、7.18−7.33
(10H、m) MS(m/z)394(M+)、309、251、19
4、167、114、91(BP)、55 IR(cm~1、neat) 2920、2848、27
82、1722、1446、1275、1221、11
82、1137、1122、1035、753、696
【0034】実施例12 2.2−ジフェニルオクタン酸−[4’−(1’−ベン
ジル)ピペリジニル]エステル・塩酸塩(化合物12)
の合成 実施例2と同様にして合成した。白色結晶性粉末の形状
で得られた。1 HNMR(δ、CDCl3) 0.832(3H、t、
J=6.8Hz)、1.00−1.09(2H、m)、
1.15−1.32(6H、m)、1.52−1.63
(2H、m)、1.72−1.82(2H、m)、2.
20−2.30(4H、m)、2.334(2H、
m)、3.403(2H、S)、4.849(1H、
m)、7.267(15H、m) MS(m/z) 469(M+)、393、251、1
72、115、91、82(BP)、55 IR(cm~1、neat) 2920、2850、28
06、1722、1494、1449、1314、12
21、1182、1119、1068、1032、73
8、696
【0035】
【発明の効果】本発明の新規な化合物は、ムスカリンレ
セプター拮抗作用を有し、また尿失禁治療及び関連治療
効用を有する。そして、主作用(膀胱律動収縮抑制作
用)と副作用(唾液分泌抑制作用)との活性の差が大き
く、そのため、尿失禁治療薬として有用である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の一般式(I) 【化1】 (式中R1は炭素数1〜6個の直鎖アルキル基、R2はメ
    チル基又はベンジル基を表す。)で示される化合物又は
    その薬学的に認容性の塩。
  2. 【請求項2】次式の一般式(II) 【化2】 (式中、R1は前記と同じ、Xは塩素又は水酸基を表
    す。)で示される化合物と、次式の一般式(III) 【化3】 (式中とR2は、前記と同じ。)で示される化合物とを
    反応させることを特徴とする請求項1記載の化合物又は
    その薬学的に認容性の塩の製造方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の化合物又はその薬学的に認
    容性の塩を含有するムスカリンレセプター拮抗剤。
  4. 【請求項4】請求項1記載の化合物又はその薬学的に認
    容性の塩を含有する尿失禁治療剤。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0913393A3 (en) * 1997-10-31 1999-05-26 SSP Co., Ltd. Arylacetic amide derivative or salt thereof, and pharmaceutical comprising it
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