JPH0829246B2 - マイクロカプセルの製造方法 - Google Patents

マイクロカプセルの製造方法

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JPH0829246B2
JPH0829246B2 JP61235386A JP23538686A JPH0829246B2 JP H0829246 B2 JPH0829246 B2 JP H0829246B2 JP 61235386 A JP61235386 A JP 61235386A JP 23538686 A JP23538686 A JP 23538686A JP H0829246 B2 JPH0829246 B2 JP H0829246B2
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    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J13/00Colloid chemistry, e.g. the production of colloidal materials or their solutions, not otherwise provided for; Making microcapsules or microballoons
    • B01J13/02Making microcapsules or microballoons
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/124Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein using pressure to make a masked colour visible, e.g. to make a coloured support visible, to create an opaque or transparent pattern, or to form colour by uniting colour-forming components
    • B41M5/165Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein using pressure to make a masked colour visible, e.g. to make a coloured support visible, to create an opaque or transparent pattern, or to form colour by uniting colour-forming components characterised by the use of microcapsules; Special solvents for incorporating the ingredients

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Description

【発明の詳細な説明】 (A)産業上の利用分野 本発明は酵母菌をマイクロカプセル皮膜として有する
マイクロカプセルの製造方法に関するものである。
(B)従来技術 マイクロカプセルは1μm〜数百μmまでの大きさの
微粒子として液体、固体、気体を内包し、そのまわりを
薄い皮膜で均一に覆ったものであり、具体的には、無
色、及び有色染料、医薬品、農薬、香料、飼料等のマイ
クロカプセルが工業的に製品化されている。
その中でも最も一般的なものは感圧複写紙への応用で
ある。すなわち支持体の裏面に無色の電子供与性染料を
溶解した疎水性液体を含むマイクロカプセルを塗布した
上用紙と別の支持体の表面に無色の電子受容性顕色剤を
塗布した下用紙の各々の塗布面が対向する様に重ね合わ
せ、筆圧を加えるとマイクロカプセルが破壊されて内包
物が放出され、発色剤と顕色剤とが接触し化学反応によ
り、着色物質が下用紙の表面に形成され、これが複写像
として得られるものである。
この様にマイクロカプセルは、ある特性をもった物質
の外側に薄膜を形成させることでその特性も同時に封じ
込めてしまうことが可能で必要時に皮膜を破壊すれば内
包された物質を取り出すことができるものである。
従来より知られているマイクロカプセルの製造方法と
しては、 (1) ゼラチンによるコアセルベーション法(米国特
許第2,800,457号、同2,800,458号明細書など) (2) 外相(水相)より皮膜を形成するin situ法
(特公昭36−9168号、同47−23165号、特開昭48−57892
号、同51−9079号、同54−25277号公報等) (3) 内相と外相間の皮膜形成反応を利用した界面重
合法が有力な方法として知られている。
また米国特許4001480号においては脂質含有量が40〜6
0%の真菌類中に、その脂質に可溶性の物質をカプセル
化する方法が紹介されている。
さらに、特開昭58−107189号公報では、成長微生物の
脂質含量の増量方法として、培地から回収した脂質含量
10wt%以上の成長微生物(例えば油性酵母菌、麦酒酵母
菌など)に脂質増量用有機物質(例えば脂肪族アルコー
ル類、エステル類、芳香族炭化水素類、水添芳香族炭化
水素類から選択される液体)を包含せしめることからな
る微生物カプセルを挙げている。
(C)発明が解決しようとする問題点 上記カプセル化法においては、内包物の保護力に優れ
た緻密な皮膜を有するマイクロカプセルが得られ工業的
にも広く応用されているものであるが、製造面について
数々の問題点を有していることも事実である。すなわ
ち、(1)のコアセルベーション法については反応に係
るpH、温度、時間操作が複雑である。カプセル化工程に
長時間を要する等の問題点を有する。(2)のin situ
法、及び(3)の界面重合法については、反応性の高い
皮膜基材を比較的高温で反応させるため不安定な物質あ
るいは熱変性し易い物質のカプセル化には向かない、等
の欠点を有している。微生物を利用したカプセル化法に
ついても報告されているが、このカプセル化法は内包物
の摂取条件を穏やかで、操作も比較的簡単に行なえるが
一定膜材量(菌体量)に包含される内包物の量が極めて
少なく、より少ない菌体により多くの液体を包含せしめ
ることは前記従来のマイクロカプセル化法に比べ困難で
ある。
しかるに、添加菌体の受容能力以上の疎水性液体が酵
母分散液中に添加された場合には遊離した内包物、すな
わち未カプセルが生じ、マイクロカプセルとしての機能
を著しく低下させるものとなる。
本発明は、微生物を利用したカプセル化法、とりわけ
酵母菌を利用して酵母菌体中により多くの疎水性液体を
包含せしめる方法を提供することを目的としている。
(D)問題点を解決するための手段 本発明は、酵母菌をマイクロカプセル皮膜として利用
し、その菌体内により多くの疎水性液体を包含せしめる
マイクロカプセルの製造方法に関するものであり、次の
4段階の過程より成る。
1)酵母分散液の調整過程 2)酵母分散液中へのアルコール類の添加過程 3)包含する疎水性液体を調製し、酵母分散液中に添加
する過程 4)加温、撹拌を伴ったカプセル化過程 本発明では従来の微生物を利用したマイクロカプセル
化法の問題点を解決するために上記2)のアルコール類
の添加過程を取り入れた点にある。
さらに詳しくは酵母菌分散液中に包含せしめる疎水性
液体を添加して酵母菌を皮膜として有する疎水性液体の
マイクロカプセルを得る方法において、そのマイクロカ
プセル化過程で、炭化原子数が1〜3個の一価のアルコ
ール類を添加することにより酵母菌体中に多量の疎水性
液体を包含せしめることを可能にしたものである。
尚、上記4段階の過程において2)と3)の操作はど
ちらが先であっても、また同時であっても何ら差し支え
ない。
すなわち、2)と3)の過程を進める際に、次の3種
類が考えられる。
A)アルコール類を酵母分散液中に添加した後、調製し
た疎水性液体を添加する。
B)酵母分散液中に、調製した疎水性液体を添加した
後、アルコール類を添加する。
C)酵母分散液中にアルコール類と疎水性液体を混合し
たものを添加する。
が挙げられるがいずれの方法においても本発明の効果
は同様に発揮されるものであり、添加方法については限
定されないものである。また、酵母菌の種類によって
は、適当な栄養素源、及び環境を維持することにより、
エチルアルコールを産するものがあり、(いわゆるアル
コール醗酵と称される。)通常酵母分散液の1%〜10%
(w/v)のエチルアルコールを産することが知られてお
り、この結果生じたエチルアルコールを本発明における
アルコール類として利用しても何ら差しつかえないもの
である。
アルコール類の添加量は酵母菌(乾燥重量部)1部に
対し、0.01部〜4部が好ましく、特に0.1部〜2部が適
当である。
この範囲以下の添加量であると充分な効果が現れず、
また、これ以上の濃度であれば逆に酵母菌中に包含され
る疎水液体の量が低下するという現象が見られ、好まし
くない効果であった。
尚、特開昭58−107189号公報中に微生物を用いたマイ
クロカプセルを製造する際の構成物の一つとして、炭素
原子数が4〜15個のアルコール類を脂質増量用有機物質
と称して使用した記載があるが、これらの公報中で述べ
ているアルコール類は、マイクロカプセル内に包含され
る疎水性液体として用いられているものであり、水可溶
性の性質は有しておらず、本発明でいう水可溶性極性溶
剤とは明らかに区別されるものである。
すなわち本発明で使用されるアルコール類は、マイク
ロカプセル化過程における触媒的な効果を付与するため
に添加されるものであり、カプセル化の過程でその一部
が酵母菌体内に浸透することはあっても、本質的にマイ
クロカプセルに包含される疎水性液体とはなり得ず、そ
の目的は全く異なったものである。
また、エチレングリコール、グリセリン等の多価アル
コールを使用した際には、本発明で述べる様なマイクロ
カプセル化過程における触媒効果は全く見られなかっ
た。
さらに、アセトン、メチルエチルケトンの如きケトン
類を使用した際には、アルコール類には及ばないもの
の、同様の触媒効果が認められるが、一般にケトン類は
酵母菌体の脂質を抽出する効果が高いためか、ケトン類
を添加した直後、若しくは経時的に酵母菌が凝集してき
て、得られたマイクロカプセル粒子の分散安定性が悪い
ものとなり、紙等の支持体に塗抹すると激しい面の荒れ
を生じるものであった。
本発明で使用される酵母菌とは、出芽もしくは分裂に
より増殖する微生物の総称であるが、分類として有性生
殖を行なう有胞子酵母とそうでない無胞子酵母とに二大
別され、ともに真菌門に属する。
前者は子のう菌網、原始子のう菌目、エンドマイセタ
シェ科〔Endomycetaceae〕、後者は不完全菌網、クリプ
トコッケールス目〔Cryptococcales〕クリプトコッカシ
ェ科〔Cryptococcaceae〕に属する。
さらに有胞子酵母(エンドマイセタシェ科)は次に示
す亜科、さらには属に分類される。
I エレマスコイディエ亜科〔Eremascoideae〕 エレマスクス属〔〔Eremascus〕〕 II エンドマコディエ亜科〔Endomycoideae〕 エンドマイセス属〔〔Endomyces〕〕 シゾサッカロマイセス属〔〔Schizosaccharomyces〕〕 III サッカロマイコディエ亜科〔Saccharomycoideae〕 A エンドマイコブシェ族〔Endomycopseae〕 エンドマイコプシス属〔〔Endomycopsis〕〕 B サッカロマイセティエ族〔Saccharomyceteae〕 サッカロマイセス属〔〔Saccharomyces〕〕 a.サッカロマイセス亜属〔〔Saccharomyces〕〕 b.チゴサッカロマイセス亜属〔〔Zygosaccharomyce
s〕〕 トルラスポラ属〔〔Torulaspora〕〕 ピチア属〔〔Pichia〕〕 a.ピチア亜属〔〔Pichia〕〕 b.チゴピチア亜属〔〔Zygopichia〕〕 ハンセニューラ属〔〔Hansenula〕〕 デバリオマイセス属〔〔Debaryomyces〕〕 シュワニオマイセス属〔〔Schwaniomyces〕〕 C ナゾソニエ族〔Nadsonieae〕 サッカロマイコデス属〔〔Saccharomycodes〕〕 ナドソニア属〔〔Nadsonia〕〕 IV ネマトスポロディアエ亜科〔Nematosporoideae〕 モノスポレラ属〔〔Monosporella〕〕 コマトスポラ属〔〔Nematospora〕〕 モッシディアスカス属〔〔Coccidiascus〕〕 無胞子酵母(クリプトコッカシェ科)は、次に示される
亜科、さらには属に分類される。
I クリプトコッコディエ亜科〔Cryptococcoideae〕 クリプトコッカス属〔〔Cryptococcus〕〕 トルロプシス属〔〔Torulopsis〕〕 ピチロスポラム属〔〔Pityrosporum〕〕 プレタノマイセス属〔〔Brettanomyces〕〕 キャンディダ属〔〔Candida〕〕 クロエッケラ属〔〔Kloeckera〕〕 トリゴノプシス属〔〔Trigonopsis〕〕 II トリコスポロディエ亜科〔Trichosporoideae〕 トリコスポロン属〔〔Trichosporon〕〕 III リョードトルロディエ亜科〔Rhodotoruloideae〕 リョードトルラ属〔Rhodotorula〕 さらに具体的には、サッカロマイセス属の サッカロマイセスセレビッシェ〔〔saccharomycescerev
iceae〕〕 サッカロマイセスルーキシ〔〔saccharomyces rouxi
i〕〕 サッカロマイセスカールスバーゲンシス〔〔saccharomy
ces carlsbergensis〕〕 サッカロマイセスウバルム〔〔Saccharomyces Uvaru
m〕〕 エンドマイセス属の エンドマイセスバーナリス〔〔Endomyces.Vernalis〕〕 リポマイセス属の リポマイセス リポファー〔〔lypomyces.lipofer〕〕 リポマイセス スターケー〔〔lypomyces.starkeyi〕〕 トリコスポロン属の トリコスポロン プルルラン〔〔Tricosporon.pullulan
s〕〕 キャンディダ属の キャンディダウティルス〔〔Candida utills〕〕 キャンディダトロピカリス〔〔Candida tropicalli
s〕〕 キャンディダリポリティカ〔〔Candida lypolytica〕〕 キャンディダフレーベリ〔〔Candida flaveri〕〕 を挙げることができる。
上記酵母菌体を構成する成分を大別すると、 主に細胞壁を構成するグルカン、マンナン質を基材
として水不溶性成分 主に細胞膜を構成するリン脂質成分 水、もしくは極性溶剤に可溶性の酵素及びタンパク
質成分 に分けられ、これらは酵母の種類に応じ異なった配分
を取るが、本発明で用いられる酵母菌は組成の如何を問
わないものである。また、酵母菌は増殖機能の有無、す
なわち生きていても死んでいても本発明の効果には何ら
影響のないものである。酵母菌の形状は酵母の種類によ
り卵円形、球形、レモン形、柱状、だ円形など各種の形
態のものがあるが、円形、だ円形、卵円形の如き形態の
ものが好ましい。また、粒径は5〜20μmが好ましい。
酵母分散液は、市販の酵母菌(パン酵母として半脱水
状態で市販されているもの)を水等の溶媒に分散させて
酵母分散液としても良いし、炭素源ちっ素源等の栄養素
源を含む培地で酵母を増殖させて得られたものをそのま
ま酵母分散液としても良い。必要があればpH調節、ある
いは防腐剤の添加も施される。
酵母菌分散液中の酵母菌濃度(乾燥固形分濃度)は特
に限定はされないが、10〜20%(W/W)が好ましい。こ
の範囲以下では生産効率が悪く、また20%以上になると
急激に分散液の粘度上昇が伴い、均一撹拌に支障をきた
す結果となるため好ましくない。
本発明で用いられる疎水性液体としてはノーカーボン
紙用マイクロカプセルとして応用する場合には、 a.電子供与性無色染料の溶解性が良いこと b.無色、無臭、に近いこと c.広い温度範囲で液体として安定であること等の特性が
要求されるが疎水性の液体であれば容易にカプセル化さ
れ得る。
具体的には、パラフィン油、綿実油、大豆油、コーン
油、オリーブ油、ヒマシ油、魚油、塩素化パラフィン、
塩素化ジフェニル、ジブチルフタレート、ジオクチルフ
タレート、ジブチルマレエート、O−ジクロルベンゼ
ン、ジイソプロピルナフタレンの如きアルキル化ナフタ
レン、1−フェニル−1−キシリルエタ等が挙げられ、
これらの疎水性液体には必要に応じ、染料、香料、医薬
品等が、溶解もしくは分散されるが水溶性液体に非混和
性の疎水性液体であれば単独での使用も可能である。疎
水性液体の酵母分散液中への添加は、単独でそのまま添
加しても良いが、より均一な状態で酵母菌と存在させる
ためには、適当な乳化剤を含む水溶液で分散させ、乳化
状態とした後、添加した方が好ましい。
カプセル化工程における温度は特に限定はされないが
好ましくは20℃〜70℃である。時間は1時間以上必要で
あるが、包含される疎水性液体の量、カプセル化温度に
より適宜変えることができる。
(E)実施例 実施例によって本発明を更に詳しく説明する。実施例
及び比較例中に示された酵母菌重量は、全て乾燥脱水状
態(菌体内、菌体外とも)での重量部数を示す。
実施例−1 乳化剤として、0.5%のTween80(花王アトラス製ノニ
オン系界面活性剤)水溶液20部中に疎水性液体として、
3−(N−メチルシクロヘキシルアミノ−6−メチル−
7−アニリノフルオラン(新日曹化学(株)製黒色発色
染料、商品名PSD−150)1.1部を含む、ハイゾールSASN
−296(高沸点疎水性液体、日本石油化学製)22部を激
しく撹拌しながら添加し、平均粒径を8μmとし疎水性
液体の乳化液を得た。次に市販のパン酵母(オリエンタ
ル酵母(株)製生イースト、サッカロマイセスセレビッ
シェ〔〔Saccharomyces cerevisiae〕〕10部を含む分散
液100部(菌体濃度10%)に、エチルアルコール15部と
上記疎水性液体分散液42部を添加した後、回転式振盪器
中で温度50℃、撹拌スピード200rpmの条件下で3時間振
盪を続けた。その結果、疎水性液体は全て酵母菌中に包
含され、マイクロカプセル化が完了した。このマイクロ
カプセル分散液をそのまま40g/m2の上質紙に約5g/m2
塗布量でバーコートを施したところ、発色良好なノーカ
ーボン紙用上用紙が得られた。
実施例−2 疎水性液体として、クリスタルバイオレットラクトン
(青色発色、電子供与性無色染料)0.5部を含むハイゾ
ールSAS N−296 16部を実施例1と同様の界面活性剤
を含む、水溶液20部中に激しく撹拌しながら添加し、平
均粒径を5μmとし、疎水性液体の乳化液を得た。次に
実施例1と同様の酵母分散液100部にイソプロピルアル
コール10部と上記疎水性液体分散液36部を添加した後、
回転式振盪器中で温度50℃撹拌スピード200rpmの条件下
で3時間振盪を続けた。その結果、疎水性液体は全て酵
母菌中に包含されマイクロカプセル化が完了した。この
マイクロカプセルを実施例1と同様に紙に塗抹したとこ
ろ、発色良好なノーカーボン紙用上用紙が得られた。
実施例−3 アップルフレーバー(高砂香料(株)製)0.4部を含
むコーン油13部と5部のn−プロピルアルコールを混合
し、マイクロカプセルに包含される疎水性液体とした。
酵母菌として乾燥パン酵母(オリエンタル酵母(株)
製、死滅酵母)10部を含む酵母分散液100部中に上記疎
水性液体18部を添加した後、回転式振盪器中で温度40
℃、回転スピード200rpmの条件下で振盪を4時間続けた
ところ、疎水性液体は全て酵母菌中に包含され香料マイ
クロカプセルが得られた。
このマイクロカプセル分散液をそのまま80g/m2の上質
紙に約7g/m2の塗布量でバーコートを施したところ、塗
布部分に圧力を加え、マイクロカプセルを破壊した時に
のみ芳香を放つ紙が得られ、香料の見本帳等の用途に使
用が可能であった。
実施例−4 後記の組成比の酵母菌用培地にキャンディダーリポリ
ティカ〔〔Candida lypolytica〕〕(IFO−0717財団法
人はっ酵研究所より譲渡を受けた保存菌株)を1白金耳
植菌し、菌体濃度が100g/になるまで増殖させたもの
を酵母菌分散液とした。(この菌株はアルコールはっ酵
を行なわない)次に、実施例1に記載の疎水性液体分散
液30部を添加し、さらにメチルアルコール15部を上記酵
母分散液100部中に添加した。その後、回転式振盪器中
で温度25℃回転スピード200rpmの条件下で振盪を4時間
続け、マイクロカプセル化を終了した。その結果、疎水
性液体は全て酵母菌中に包含され、発色性良好なノーカ
ーボン紙用マイクロカプセルが得られた。
培地組成 グルコース 100部 酵母エキス 5部 ポリペプトン 5部 水 1 pH5.6 実施例−5 後記の組成比の酵母菌用培地に、サッカロマイセス
ウバルム〔〔Saccharomyces−Uvarum〕〕(IFO−0290
((ビール酵母)))を1白金耳植菌し菌体濃度が10%(w/
w)になるまで増殖を行ない酵母菌分散液とした。ま
た、アルコールはっ酵により産出した酵母分散液中のエ
チルアルコール濃度は、ガスクロマトグラフィー法によ
り測定したところ、酵母分散液中に対し5.2%(w/w)で
あった。
疎水性液体として、ビタミン−A(アクセロフトー
ル)1部を含むコーン油20部を2.0%ゼラチン水溶液
(宮城化学(株)製、酸処理ゼラチンYGK)15部中で激
しく撹拌して疎水性液体の分散液を調製し、上記酵母分
散液100部中に添加した。(この分散液中に酵母菌は10
部、エチルアルコールは5.2部を含む。)その後、回転
式振盪器中で温度40℃回転スピード200rpmの条件下で振
盪を4時間続け、マイクロカプセル化を終了した。
その結果、ビタミン−A溶液は全て酵母菌中に包含さ
れ、ビタミン−A含有マイクロカプセルが得られた。
比較例−1 実施例−1において酵母分散液中にエチルアルコール
を添加しないこと以外は、全て実施例−1と同様の操作
でマイクロカプセル化を試みた。
実施例−6 実施例−1において酵母分散液中にエチルアルコール
を0.5部添加したこと以外は全て実施例−1と同様の操
作でマイクロカプセル化を試みた。
比較例−2 実施例−1において酵母分散液中にエチルアルコール
を45部添加したこと以外は全て実施例−1と同様の操作
でマイクロカプセル化を試みた。
比較例−3 実施例−1において酵母分散液中にイソブチルアルコ
ールを15部添加したこと以外は全て実施例−1と同様の
操作でマイクロカプセル化を試みた。
比較例−4 実施例−1において酵母分散液中にイソアミルアルコ
ールを15部添加したこと以外は全て実施例−1と同様の
操作でマイクロカプセル化を試みた。
比較例−5 実施例−1において酵母分散液中にエチルアルコール
の代わりにエチレングリコールを同量添加したこと以外
は全て実施例−1と同様の操作でマイクロカプセル化を
試みた。
比較例−6 実施例−1において、酵母分散液中に、エチルアルコ
ールの代わりにアセトンを同量添加したこと以外は全て
実施例−1と同様の操作でマイクロカプセル化を試み
た。その結果アセトン添加時に激しい酵母菌の凝集が生
じ、紙に塗布乾燥した際も面のざらつきを生じた。
以上の実施例、比較例において単位酵母菌中にどのく
らいの疎水性液体が包含されたかを判断するのに「カプ
セル化量」を指標とした。
カプセル化量は酵母菌1g中に何gの疎水性液体が包含
されたかを示すものである。
尚、測定方法は次の手順に従った。
(1) マイクロカプセルスラリーを乾燥重量で1gにな
る様採取する。
(2) 未カプセルの疎水性液体を分離する為に10000r
pmで10分間遠心分離を3回行ない上済みの未カプセルを
除去し、マイクロカプセルの洗浄を行なう。
(3) マイクロカプセルのみの分散液に抽出溶剤とし
て濃塩酸/メタノール(5/95v/v)溶液30mlを添加し、
よく分散させた後70℃で10分間振盪し無色染料の抽出を
行なう。
(4) 抽出完了液中に残ったカプセル皮膜(膜材残
渣)をろ紙(東洋ろ紙(株)製No.5C)で除去した後、
ろ液を波長600nmで比色定量することにより、マイクロ
カプセル中に包含された疎水性液体の量が算出される。
酵母菌10gに対する疎水性液体の量を算出し、カプセル
化量とする。
また、実施例−5のビタミンAの定量方法は、マイク
ロカプセルスラリーを遠心分離してカプセル化されなか
ったビタミンAを採取し、その中に三塩化アンチモンの
クロロホルム溶液を添加し、未カプセル化のビタミンA
を抽出し、波長325nmで比色定量を行なうことによりマ
イクロカプセル内のビタミンAの量を算出した。
実施例−3のマイクロカプセル中に包含された香料の
定量方法は、マイクロカプセルを前述の塩酸+メタノー
ル溶液で、包含物を抽出した後、その抽出液中のコーン
油をガスクロマトグラフィー法により定量しカプセル化
量とした。
表1に実施例1〜6、比較例1〜6についての内容の
要約とカプセル化量を示す。
表1中の「菌体内極性溶剤量」とは、マイクロカプセ
ル化終了後の酵母菌1g中に存在する極性溶剤の重量を示
すもので次の手順で測定を行なった。
(1) マイクロカプセルスラリーを乾燥重量で1gにな
る様採取する。
(2) マイクロカプセル分散媒中に存在する極性溶剤
を除去するために10000rpmで10分間遠心分離を3回行な
い、マイクロカプセルの洗浄を行なう。
(3) マイクロカプセル分散液に抽出溶剤として前述
の塩酸+メタノール溶液を添加し、よく分散させた後、
70℃で10分間極性溶剤の抽出を行なう。この際、極性溶
剤の蒸発を防ぐため冷却用の還流管を取りつけて行な
う。
(4) 抽出完了液中に残ったカプセル皮膜を紙で除
去した後、液中の極性溶剤をガスクロマトグラフィー
法により定量、算出し菌体内極性溶剤量とした。
(F)発明の効果 実施例の結果により、微生物を用いたマイクロカプセ
ルを製造する際に、特定のアルコール類を存在させるこ
とにより、飛躍的にカプセル化量が向上することは明ら
かである。とりわけ、本発明によるマイクロカプセルを
感圧複写紙として応用する場合には、高カプセル化量の
カプセルほど総塗布量が減少させることが可能なわけで
あるから、ひいては塗抹工程時の乾燥性向上、及び発色
印字性向上に大きな効果をもたらすものである。食品、
医薬品のマイクロカプセルについても同様であり、紙に
塗抹して使用する場合、あるいは何らかの脱水、乾燥工
程を経て粉体として取扱う場合でも主たる目的成分は、
当然内包物であるから、生産効率等を考慮すれば、単位
マイクロカプセル中に占める内相物の割合が高い方が好
ましいことは明らかである。
以上の如く、本発明におけるマイクロカプセルの製造
方法は、従来見られない優れた方法であることは明らか
であり、産業上非常に有用なものとなり得る。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12N 1/16 Z 8828−4B C12P 1/02 Z 7417−4B

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】酵母菌体中に疎水性液体を包含してなるマ
    イクロカプセルの製造方法において、酵母菌分散液中
    に、炭素原子を1〜3個有する1価のアルコールを添加
    し、且つアルコールの添加量が酵母菌(乾燥重量部数)
    1部に対し、0.01〜4部であることを特徴とするマイク
    ロカプセルの製造方法。
  2. 【請求項2】アルコールがエチルアルコールである特許
    請求の範囲第1項記載のマイクロカプセルの製造方法。
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