JPH0829528B2 - 被覆材及び同被覆材を利用した板材 - Google Patents

被覆材及び同被覆材を利用した板材

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JPH0829528B2
JPH0829528B2 JP3207007A JP20700791A JPH0829528B2 JP H0829528 B2 JPH0829528 B2 JP H0829528B2 JP 3207007 A JP3207007 A JP 3207007A JP 20700791 A JP20700791 A JP 20700791A JP H0829528 B2 JPH0829528 B2 JP H0829528B2
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義郎 鈴木
長二 藤井
幸三郎 野村
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鈴木木材産業株式会社
東洋建装株式会社
株式会社フレックス
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建具、ドア、パーテー
ション、展示パネル、天井材、壁材、家具等に利用する
被覆材及び同被覆材を利用した板材に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、建具等に利用する板材は、図3に
示すように、平面四角環状に形成された木製の枠材21
の表裏両面にベニア板(単板の三層構造)22が被覆さ
れている。そして、この板材の表面又は/及び裏面に
紙、ビニルシート等の貼り材23を貼って建具、ドア、
展示パネル等として使用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来のも
のでは、紙、ビニルシート等を貼る場合に使用した接着
剤等の水分が板材内部にしみ込んで枠材等が膨張し、板
材が反ってしまう問題があった。
【0004】特に、近年の建具においては、和室と洋室
の仕切りとして使用される場合が多々あり、この場合の
建具は、和室側の一面を和紙、洋室側の他面をビニール
シートでそれぞれ被覆している。このような建具は、特
にビニールシート側の水分が、和紙側に比ベて板材外部
に蒸発しにくく、その水分はベニヤ板側へ移行して膨張
し、一方、和紙を被覆した方は外部へ蒸発しやすいので
乾燥収縮することにより両面のバランスがくずれて板材
が反りやすかった。
【0005】そこで、本発明は、貼り材を貼る場合に
れいに貼着することができるとともに、使用した接着剤
等の水分が板材内部等にしみ込みにくい被覆材及び同被
覆材を利用した板材を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1の発明では、防水性の薄材の表面に吸湿性の
薄材を積層し、同吸湿性の薄材表面に貼り材を貼着する
とともに、同防水性の薄材の裏面に補強材を積層するこ
とを要旨としている。
【0007】また、請求項2の発明では枠材の少なくと
も一面に前記被覆材を被覆することを要旨としている。
【0008】
【作用】本発明においては、防水性の薄材が、吸湿性の
薄材と補強材との間に設けられているので、吸湿性の薄
材側の水分が補強材側にしみ込むことがない。従って、
板材内部を構成する枠材等が水分を含んで膨張すること
がないため板材が反ることがない。
【0009】又、補強板が設けられているので、板材と
して要求される強度にも十分こたえられるものとなって
いる。更に、吸湿性の薄材が板材に貼り材を貼る場合に
接着剤を吸収し、貼り材との馴染みがよくなり、また接
着剤の余分な水分が吸収されて貼り材がきれいに仕上が
ることとなる
【0010】
【実施例】(第1実施例)以下、本発明の第1実施例の
被覆材及び同被覆材を利用した板材としての建具につき
説明する。
【0011】図1に示すように、被覆材1は、アルミ製
薄材2(厚さ約7ミクロン)の表裏両面に防水性の薄材
としてのポリエチレン製薄材3(厚さ15ミクロン)が
接着にて積層されている。このうち表面側のポリエチレ
ン製薄材3の表面には吸湿性の薄材としてのクラフト
(36g/m2)が接着剤にて積層されており、裏面側
のポリエチレン製薄材3の裏面にはボール紙5(375
g/m2)が接着にて積層されているとともに、このボ
ール紙5の裏面には補強材としての単板6(厚さ0.7
5mm)が接着にて積層されている。
【0012】一方、枠材7は、平面四角環状の枠内部
に、複数本の補強桟が縦横に架設されて構成されてい
る。本実施例の建具は、この枠材7の表裏両面に前記被
覆材1を被覆したパネルを利用して構成されている。即
ち、木製の枠材7の表裏両面に一対の被覆材1を各々組
付け、そのクラフト紙4側を表面側としている。そし
て、一方の被覆材1のクラフト紙4表面には和紙8が貼
られるとともに、他方の被覆材1のクラフト紙4表面に
はビニルシート9が水溶性の接着剤にて貼られており、
パネルの枠材7部分には図示しない外枠が嵌合されて建
具となっている。
【0013】本実施例の建具においては、水分を通さな
い性質を有するポリエチレン製薄材3が、クラフト紙4
とパネルの内部を構成するボール紙5、単板6及び枠材
7との間に設けらているので、クラフト紙4表面に和
紙8又はビニルシート9を貼った時の接着剤の水分がパ
ネルの内部にしみ込むことがない。従って、パネルの内
部のボール紙5、単板6及び枠材7等が水分を含んで膨
張し、建具が反ることがない。特に、ビニルシート9を
貼った側の建具内部では、ビニルシート9は水分を通し
にくいので、外部に水分が蒸発しにくい分だけ建具内部
に水分がしみ込みやすい問題があったが、本実施例では
ポリエチレン製薄材3により建具内部に水分がしみ込む
ことを防止できる。更に、クラフト紙4表面に和紙8又
はビニルシート9を貼る場合に吸湿性の薄材が接着剤を
吸収する結果、これら和紙8又はビニルシート9とクラ
フト紙4との馴染みがよくなり、また接着剤の余分な水
分が吸収されるため、きれいに仕上がることとなる
【0014】又、単板6が設けられているので、建具と
して要求される強度にも十分こたえるものとなってい
る。更に、吸湿性のクラフト紙4が設けられているの
で、和紙8又はビニルシート9を貼る際に、水溶性の接
着剤を使用しやすい。
【0015】又、被覆材1を構成するものが、アルミ製
薄材2、ポリエチレン製薄材3、クラフト紙、ボール紙
5及び単板6であるので、大変軽量である。具体的に
は、被覆材としてベニヤ板を使用した従来品が4110
g/m2 であるのに対して、本実施例品は3490g/
2 である。従って、建具を敷居上で移動させる時に楽
に移動させることができる。
【0016】更に、アルミ製薄材2が設けられているの
で、防音効果、防炎効果が期待できる。なお、本実施例
の被覆材を使用した建具の表裏両面に和紙等を貼ったも
のを横方向に複数枚連結し、折り畳み式パーテーション
に具体化することもできる。この場合には、大変軽いの
で、パーテーションを吊り下げる上部造作に過重の負担
が少ない。
【0017】又、本実施例の被覆材を使用した建具の表
裏両面に木目板等を貼ったものを開きのドアに使用する
こともできる。この場合には、大変軽いので、ドアを支
える蝶番に過重の負担がかかることがなく、建て付けが
悪くなることがない。 (第2実施例)次に、前記第2実施例を図2に従って説
明する。なお、前記実施例と同一の構成については同一
符号を付し、その説明を省略する。
【0018】この実施例では、前記実施例の板材として
の建具の構成中、一側面はポリ合板(ポリ塩ビ合板或い
は加工合板)10にて形成し、他側面を前記実施例と同
じ被覆材1で形成したところが異なっている。なお、こ
の実施例では一側面をポリ合板10にて形成したが「む
く」の生合板にて形成してもよい。この実施例において
は建具の枠材7は、平面四角環状の枠内部に、複数本の
補強桟が横に互に所定間隔をおいて架設されて構成され
ている。
【0019】本実施例の板材としての建具はビニルシー
ト9(又は和紙8でもよい)を水溶性の接着剤を使用し
て貼り、乾燥したものである。この実施例では乾燥後に
生じた反りは、建具の上下長さ方向において3mm程度
までしかでなかった。この3mmの反りは実使用に耐え
られ、商品として使用できる許容内の値である。
【0020】一方、比較例として、両面をポリ合板を形
成した建具に対して同じようにビニルシート9(又は和
紙8でもよい)を水溶性の接着剤を使用して貼って形成
した。この比較例では乾燥した後に生じた反りは、建具
の上下長さ方向において7mm程度生じた。この7mm
の反りは建具としては実用に耐えないものであった。
【0021】(第3実施例)次に、前記第1実施例の被
覆材を使用した板材としての展示用パネルにつき説明す
る。
【0022】本実施例の展示用パネルは、平面四角環状
の枠材の表面側だけに前記第1実施例の被覆材1が被覆
されており、その表面には麻布が貼着されている。そし
て、前記枠材の上端部には吊り下げ金具が取り付けられ
ており、使用時には同展示用パネルをこの吊り下げ金具
により天井から吊り下げ、パネル表面には展示物を固定
するようになっている。
【0023】本実施例のパネルを用いれば、水分を通さ
ない性質を有するポリエチレン製薄材3が、クラフト紙
4とパネルの内部を構成するボール紙5、単板6及び枠
材との間に設けられているので、クラフト紙4表面に麻
布を貼った時の接着剤の水分がパネルの内部にしみ込む
ことがなく、パネルが反ることがない。又、大変軽いの
で、展示会場でのパネル搬入、搬出、吊り下げ作業等が
楽に行える。更に、枠材7の厚さや単板6等の厚さを変
えることにより、由にパネルの厚さを変更することが
できる。
【0024】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、例えば次のようにその趣旨か逸脱しない範
囲において任意に変更することもできる。 (1)前記実施例の被覆材1において、アルミ製薄材2
及びボール紙5を設けることなく、ポリエチレン製薄材
3、クラフト紙4及び単板6から構成すること。
【0025】(2)吸湿性の薄材として、不織布、布、
編み物等を使用すること。 (3)防水性の薄材として、ポリエチレン、ポリ塩化ビ
ニル、ポリプロピレン等を用すること。
【0026】(4)補強板として、MDF等の合成木
材、ベニヤ板、単板の二枚合わせのもの、その他補強効
果を有する薄材を使用すること。 (5)前記実施例では板材を建具、展示パネルに具体化
したが、その他ドア、パーテーション、天井材、壁材、
家具等の板材として具体化してもよい。
【0027】
【発明の効果】本発明においては、吸湿性の薄材に他の
素材を貼る場合に使用した接着剤等の水分が強板側に
しみ込みにくく、板材にした場合には反りにくいという
効果を有する。
【0028】又、補強板が設けられているので、板材と
して要求される強度にも十分こたえることができる。更
に、吸湿性の薄材が設けられているので、板材に貼り材
を貼る場合に吸湿性の薄材に接着剤が吸収され貼り材と
の馴染みがよくなり、また接着剤の余分な水分が吸収さ
れるため貼り材がきれいに仕上がることとなる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施例の板材を示す部分
断面図である。
【図2】第2実施例の板材の部分断面図である。
【図3】従来の板材を示す部分断面図である。
【符号の説明】
3 ポリエチレン製薄材、 4 クラフト紙、 6 単
板、7 枠材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 長二 東京都墨田区錦糸2丁目7番4号 東洋建 装 株式会社 内 (72)発明者 野村 幸三郎 秋田県大館市花岡町字前田40番28 株式会 社 フレックス 内 (56)参考文献 実開 昭55−113205(JP,U) 特公 昭58−45925(JP,B2)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防水性の薄材(3)の表面に吸湿性の薄
    材(4)を積層し、同吸湿性の薄材(4)表面に貼り材
    (8,9)を貼着するとともに、同防水性の薄材(3)
    の裏面に補強材(6)を積層したことを特徴とする被覆
    材。
  2. 【請求項2】 枠材(7)の少なくとも一面に請求項1
    記載の被覆材を被覆したことを特徴とする板材。
JP3207007A 1991-02-15 1991-08-19 被覆材及び同被覆材を利用した板材 Expired - Fee Related JPH0829528B2 (ja)

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JP2236291 1991-02-15
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JPS5845925A (ja) * 1981-09-16 1983-03-17 Sumitomo Electric Ind Ltd ねじつきfrpパイプの製造方法

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