JPH0829736B2 - 車体組立てステーションへの車体部品の搬入方法 - Google Patents

車体組立てステーションへの車体部品の搬入方法

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JPH0829736B2
JPH0829736B2 JP1036329A JP3632989A JPH0829736B2 JP H0829736 B2 JPH0829736 B2 JP H0829736B2 JP 1036329 A JP1036329 A JP 1036329A JP 3632989 A JP3632989 A JP 3632989A JP H0829736 B2 JPH0829736 B2 JP H0829736B2
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floor main
sides
assembly station
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馨 奥山
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、自動車車体の組立てラインに用いて好適
な、車体組立てステーションへの車体部品の搬入方法に
関するものである。
(従来の技術) 従来の自動車車体の組立てラインとしては、例えば第
25図に示すものがあり、このラインは、作業ステーショ
ンS1〜S13を具えるとともに、それらの作業ステーショ
ン間で車体部品や組立てた車体をシャトルバー1により
タクト搬送するシャトルコンベヤ2を具えている。
そして、このラインでは、作業ステーションS1にドロ
ップリフタ3によりフロアメインを搬入し、次いでその
フロアメインを作業ステーションS2にシャトルバー1で
搬入するとともに、そのステーションS2にリヤパネルを
搬入し、次いでそれらフロアメインおよびリヤパネルを
車体組立てステーションである作業ステーションS3にシ
ャトルバー1で搬入するとともに、そのステーションS3
に左右ボディサイドをドロップリフタ4で搬入し、さら
にそこに、エアボックスおよびリヤウエストを各々ロー
ダ5,6により搬入して、そのステーションS3で、ライン
の両側に位置する二台のスライドバック装置7により、
左右ボディサイドをフロアメインに対し位置決めすると
ともに、図示しない位置決め装置によりエアボックス,
リヤウエステト,およびリヤパネルを各々フロアメイン
に対し位置決めし、図示しないマルチスポット溶接機や
スポット溶接ロボットにより、それらの車体部品を相互
にスポット溶接して結合し、これによって車体の概略組
立てを行う。
その後は、上記組立てた車体をシャトルバー1で作業
ステーションS4〜S13に順次に搬送しながら、作業ステ
ーションS6にローダ8により搬入したルーフレールをそ
こで車体にスポット溶接し、作業ステーションS10にロ
ーダ9により搬入したルーフをそこで車体スポット溶接
し、さらに、作業ステーションS4,S5,S8,S11でスポット
溶接ロボット10によりスポット溶接の増打ちを行って車
体の剛性を高め、作業ステーションS13でドロップリフ
タ11により、その組立てた車体をライン外へ搬出する。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら上記従来のラインにあっては、車体組立
てを行う作業ステーションS3にフロアメインを搬入した
後、そこに大型の車体部品である左右ボディサイドと、
それらを相互に結合するための、エアボックス、リヤウ
エスト、リヤパネル等の他の車体部品とを、それらが互
いに干渉しないように搬入し、さらにその後、それらの
車体部品を位置決めし、溶接する必要があるため、その
車体組立てステーションS3での作業に手間がかかり、車
体組立てライン全体のタクト時間が遅くなるという問題
があった。
そして、この問題の解決のため、車体組立てステーシ
ョン以前の作業ステーションで、シャトルバー上のフロ
アメインに対し左右ボディサイドを位置決めして、ハン
ドバイスやプレスジョントあるいはそれらの車体部品に
設けたフランジ部のヘミング曲げ等により、フロアメイ
ンに左右ボディサイドを仮止めし、その状態で車体組立
てステーションにそれらフロアメインおよびボディサイ
ドを一括して搬入する方法も提案されているが、このよ
うにすると、位置決めを行う工程が増して車体の組立て
精度維持が困難となり、また、ハンドバイスの着脱やヘ
ミング曲げ等の余分な工数がかかるという問題があっ
た。
この発明は上述の課題を有利に解決した車体部品の搬
入方法を提供するものである。
(課題を解決するための手段) この発明の車体組立てステーションへの車体部品の搬
入方法は、フロアメインおよび左右ボディサイドを車体
組立てラインの車体組立てステーションに搬入するに際
し、 前記車体組立てラインに、前記車体組立てステーショ
ンにその車体組立てステーションの同じ側から到達可能
な三本のシャトルバーを互いに平行に具えるシャトルコ
ンベヤを敷設し、 前記三本のシャトルバーのうちの中央のシャトルバー
上に前記フロアメインを載置する一方、両側のシャトル
バー上にそのフロアメインに並べて前記左右ボディサイ
ドをそれぞれ載置し、 その後、前記シャトルコンベヤの作動に基づき前記三
本のシャトルバーを同時に前進させて、前記フロアメイ
ンおよび左右ボディサイドを前記車体組立てステーショ
ンにその車体組立てステーションの同じ側から一括して
搬入することを特徴とするものである。
そしてこの発明では、前記三本のシャトルバー上に載
置したフロアメインおよび左右ボディサイドの少なくと
も一方の上に、それらフロアメインおよび左右ボディサ
イドを相互に結合するための他の車体部品を、その取付
け位置に概略位置させて載置し、その後、前記三本のシ
ャトルバーを同時に前進させて、前記フロアメイン、左
右ボディサイドおよび他の車体部品を前記車体組立てス
テーションにその車体組立てステーションの同じ側から
一括して搬入することとしても良く、また、前記両側の
シャトルバー上に載置した左右ボディサイドは、前記中
央のシャトルバー上に載置したフロアメインの側部に持
たせ掛けるようにしても良い。
(作 用) かかる方法によれば、三本のシャトルバーが大型の車
体部品である左右サイドボディをフロアメインに並べて
そのフロアメインとともに車体組立てステーションの同
じ側から一括して車体組立てステーションに搬入するの
で、他の車体部品は容易に、それらの車体部品との干渉
を避けて車体組立てステーションに搬入することがで
き、また、フロアメインと左右ボディサイドはあらかじ
め並べてあるので、フロアメインに対し左右ボディサイ
ドを容易に位置決めすることができ、従って、車体組立
てステーションでの作業時間を短縮し得て、車体組立て
ライン全体のタクト時間も短くすることができる。
しかもこの方法では三本のシャトルバーにより車体部
品を搬送するので、車体組立てステーションおよびそれ
以前のフロアメインや左右ボディサイドの搬入のための
作業ステーションで、フロアメインや左右ボディサイ
ド、さらには組立てた車体を、中央と両側方のシャトル
バーとの間から上昇する昇降装置により持上げて、シャ
トルバーの後退移動を行わせることができ、従って、各
作業ステーションにおける車体部品の昇降装置の設置を
容易ならしめることができる。
なお、三本のシャトルバー上に載置したフロアメイン
および左右ボディサイドの少なくとも一方の上に、それ
らの結合用の他の車体部品を、その取付け位置に概略位
置させて載置し、上記他の車体部品も車体組立てステー
ションの同じ側から一括して搬入するようにすれば、車
体組立てステーションへの車体部品の搬入と、それらの
車体部品の位置決めとに要する時間をさらに短縮するこ
とができる。
また、シャトルバー上に載置した左右ボディサイド
を、これもシャトルバー上に載置したフロアメインの側
部に持たせ掛ければ、左右ボディサイドをフロアメイン
に密接させ得て、車体組立て時の位置決め治具の移動量
を減らし、位置決めに要する時間をさらに短縮し得ると
ともに、両側のシャトルバーによる左右ボディサイドの
保持を簡易な構成にて行うことができる。
(実施例) 以下に、この発明の実施例を図面に基づき詳細に説明
する。
第1図(a)および(b)は、この発明の、車体組立
てステーションへの車体部品の搬入方法の一実施例を適
用した車体組立てラインを示す平面図および側面図であ
り、このラインは、作業ステーションSt1〜St10を具え
るとともに、それらの作業ステーションSt1〜St10間で
車体部品や組立てた車体を搬送するシャトルコンベヤ21
を具え、複数種類の車体、例えばセダン、ハードトッ
プ、クーペ等の混流生産を行う。
ここにおけるシャトルコンベヤ21は、中央の長尺のシ
ャトルバー22と、そのシャトルバー22の両側方にてその
シャトルバー22と平行に延在するとともに後端部(図で
は右端部)がそのシャトルバー22の後端部に連結された
短尺の二本のシャトルバー23とを具え、作業ステーショ
ンSt8およびSt9の間に配置された駆動装置24の図示しな
いピニオンで中央のシャトルバー22に設けられたラック
25を駆動することにより、それら三本のシャトルバー2
2,23を互いに隣り合う作業ステーション間の距離だけ、
互いに連動させて進退移動させることができる(図では
後退位置を示す)。そしてこの進退移動により、中央の
シャトルバー22は、作業ステーションSt1〜St10の各ス
テーション間でのタクト搬送を行うことができ、両側方
のシャトルバー23は、作業ステーションSt1〜St5の各ス
テーション間でのタクト搬入を行うことができる。
尚、上記三本のシャトルバー22,23は各々、第2図
(a),(b)に示すように、細長い二枚の板状部材22
a同士および23a同士を互いに平行に連結してなり、間隙
をあけて配置された多数の支持ポスト26のガイドローラ
により下方および側方から支持および案内されて、所定
経路で上記タクト搬送を行う。
かかるシャトルコンベヤ21を具えるこの例の車体組立
てラインにおいては、最初の作業ステーションSt1
は、フロアメインAを、車体前方がラインの前方へ向く
ように中央のシャトルバー22上に載置するとともに、そ
のフロアメインの後方にて、リヤパネルBを三本のシャ
トルバー22,23上に亘らせて載置する。
ここで、フロアメインAは、他の場所に設けられた組
立てラインにて組立てたものをドロップリフタ27でシャ
トルバー22の上方から降下させることにより載置し、ま
たリヤパネルBは、当該ラインの後方端部の側方に設け
られたリヤパネル組立て場所P1にてパレット28から取出
した部品をリヤパネル組立て治具29上で組立てたものを
ベルトコンベヤ30でライン後方端部へ搬送し、作業者が
それにさらにリヤパネル組立て治具31を用いて部品を組
付けた後それを移載することにより載置する。
次の作業ステーションSt2は予備のためのアイドルス
テーションであり、続く作業ステーションSt3では、先
ず左右ボディサイドCをそれぞれ、両側方のシャトルバ
ー23上に、フロアメインAに並べて載置し、次いで、フ
ロアメインAの前部にエアボックスDを載置するととも
に、フロアメインAの後部にリヤウエストEを載置す
る。
第2図(a),(b)および(c)は、左右ボディサ
イドCの載置状況を示す、作業ステーションSt3の平面
図、正面図および側面図であり、ここで、左右ボディサ
イドCは各々、他の場所に設けた組立てラインにて組立
てたものをオーバーヘッドコンベヤのハンガ32に吊下げ
て当該車体組立てラインの側部上方へ搬送し、そこでハ
ンガ32に吊下げたままドロップリフタ33で下降させた
後、図示の如くボディサイドCのみを、シャトルバー23
の側方に設けたボディサイド移載装置34のボディサイド
受け治具35で受取り、そのボディサイド受け治具35をシ
ャトルバー23への接近方向へ移動させることにより載置
する。
上記載置を複数種類の車体の各々について行うため、
ここにおけるボディサイド移載装置34は、基台36上に治
具フレーム37を立設して、その治具フレーム37を、サー
ボモータ38で駆動される例えばボールねじ式の往復移動
機構39によりシャトルバー23の側方からそれに対し進退
移動可能とし、その治具フレーム37の、各ボディサイド
受け位置、例えば第2図(c)に示すように前部a,中央
部b,リヤフェンダ部c,およびサイドシル部の二箇所d,e
に各々対応する位置にボディサイド受け治具35を取付け
てなり、ここで、ボディサイド受け治具35は、各ボディ
サイド受け位置a〜eでの、車体の種類毎のボディサイ
ド形状に対応する複数の受け部材40を各受け部材につき
二本づつ設けたエアシリンダ41により使用位置に選択的
に進出可能ならしめ、加えて、各受け部材40と共働して
ボディサイドを把持および解放するエアシリンダ駆動の
クランプ機構42を設けてなる。
かかるボディサイド移載装置34は、受取るべきボディ
サイドCの種類に応じた受け部材40を各ボディサイド受
け治具35が第2図(a),(b)に示すように使用位置
に配置し、そこに降下して来たボディサイドCをそれら
受け部材40とクランプ機構42との共働によって把持する
ことにより、そのボディサイドCをハンガ32から受取
り、その後サーボモータ38で往復移動機構39を駆動して
治具フレーム37をシャトルバー23へ向けて前進させこと
により、ボディサイドCを、シャトルバー23上の、フロ
アメインAに対する所定組付け位置に概略位置させ、さ
らに、そこに位置させた状態でクランプ機構42を解放作
動させることにより、ボディサイドCをシャトルバー23
上にシャトルバー22上のフロアメインAと並べて載置す
る。尚、第2図(b)では、左ボディサイドCについて
のドロップリフタ33およびボディサイド移載装置34は省
略してある。
一方、ここにおける両側方のシャトルバー23は各々、
作業ステーションSt3〜St5間での、複数種類のボディサ
イドCの保持を可能とすべく、それが後退した状態で、
作業ステーションSt3,St4における例えば第2図(c)
に示すようなボディサイドCのサイドシル部の前後部f,
gに対応する位置にそれぞれボディサイド受け治具43,44
を具えており、ボディサイド受け治具43は、ボディサイ
ド受け位置fでの、車体の種類毎のサイドシル部形状に
対応する複数の受け部材45を各受け部材につき二本づつ
の斜めに配したエアシリンダ46により使用位置に選択的
に上昇可能ならしめたもので、先のボディサイド受け治
具35と異なり、クランプ機構は有していず、また、ボデ
ィサイド受け治具44も、ボディサイド受け位置gでの、
車体の種類毎のサイドシル部形状に対応する複数の受け
部材47を各受け部材につき二本づつの斜めに配したエア
シリンダ46により使用位置に選択的に上昇可能ならしめ
たもので、クランプ機構は有していない。
そして、ここにおける中央のシャトルバー22は、作業
ステーションSt1〜St10間での複数種類のフロアメイン
Aの保持を可能とすべく、それが後退した状態で、作業
ステーションSt1〜St9の各々における例えば第2図に示
すようなフロアメインAの前端部h、フロア部の二箇所
i,j,および後端部kに対応する位置にそれぞれフロアメ
イン受け治具48〜51を具えており、フロアメイン受け治
具48は、フロアメイン受け位置hでの、車体の種類毎の
フロアメイン形状に対応する複数の受け部材52を各受け
部材につき二本づつの垂直に配したエアシリンダ46によ
り使用位置に選択的に上昇可能ならしめたもので、クラ
ンプ機構は有していず、他のフロアメイン受け治具49〜
51も各々、各受け位置i〜kでの複数種類のフロアメイ
ン形状に対応する複数の受け部材53〜55をフロアメイン
受け治具48と同様二本づつのエアシリンダ46により作用
位置に選択的に上昇可能ならしめ、クランプ機構は有さ
ないものである。
上述した、シャトルバー22が具えるフロアメイン受け
治具48〜51は、保持すべきフロアメインAの種類に応じ
た形状の受け部材52〜55をエアシリンダ46の選択的作動
によって使用位置に配置することにて、フロアメインA
の中央部をその形状に応じて確実に支持し、これにより
フロアメインAをシャトルバー22上に位置ずれや変形を
生じさせることなく保持することができ、また、シャト
ルバー23が具えるボディサイド受け治具43,44は、保持
すべきボディサイドCの種類に応じた形状の受け部材4
5,47をエアシリンダ46の選択的作動によって使用位置に
配置することにて、ボディサイドCのサイドシル部をそ
の形状に応じて確実に支持し、これによりボディサイド
Cをシャトルバー23上に位置ずれや変形を生じさせるこ
となく保持することができる。しかもここにおけるボデ
ィサイド受け治具43,44は、斜め下方からサイドシル部
の底部および側部を支持するので、ボディサイド移載装
置34により載置されたボディサイドCを、フロアメイン
Aの両側部の所定位置に持たせ掛けるように保持するこ
とができる。
尚、作業ステーションSt1〜St4におけるリヤパネルB
の保持のため、第2図(a)に示すように、両シャトル
バー22,23が後退した状態で、作業ステーションSt1〜St
3の各々におけるリヤパネルBに対応する位置に、シャ
トルバー22はリヤパネル受け治具56を、またシャトルバ
ー23はリヤパネル受け治具57をそれぞれ具えており、こ
れらリヤパネル受け治具56,57も、ボディサイド受け治
具43,44と同様、車体の種類毎のリヤパネル形状に対応
する複数の受け部材58,59を各受け部材につき二本づつ
の垂直に配したエアシリンダ46により使用位置に選択的
に上昇可能ならしめ、保持すべきリヤパネルBをその種
類に応じた受け部材58,59で確実に支持し、これにより
リヤパネルBをシャトルバー22,23上に位置ずれや変形
を生じさせることなく保持することができる。
作業ステーションSt3にはまた、第2図(a)〜
(c)に示すようにシャトルバー22,23の間に、四台の
フロアメイン昇降装置60と、二台のリヤパネル昇降装置
61、そして四台のフロアメイン位置決め装置62が配設さ
れており、フロアメイン上昇装置60およびリヤパネル昇
降装置61は各々、フロアメイン受け治具48〜51と同様に
複数種類の車体にそれぞれ対応する複数の受け部材をエ
アシリンダにより選択的に昇降させることにて、作業ス
テーションSt3に搬入されたフロアメインAおよびリヤ
パネルBを昇降させて、それらを搬送して来たシャトル
バー22,23の空の状態での後退、ひいてはフロアメイン
A,リヤパネルBのタクト搬送を可能ならしめ、また、フ
ロアメイン位置決め装置62は、直交座標型ロボット63の
手首部にロケーピン64を立設してなり、フロアメインA
の種類に応じた位置にてそのロケートピン64を上昇さ
せ、このことにてそのロケートピン64をフロアメインA
のロケート孔に嵌合させて、フロアメインAを当該ステ
ーションSt3に対し位置決めし、シャトルバー22上への
フロアメインAの載置位置を正確ならしめる。
尚、フロアメインAおよびリヤパネルBの他のステー
ション間でのタクト搬送をも可能とすべく、フロアメイ
ン昇降装置60はこの作業ステーションSt3の他、作業ス
テーションSt2,St4〜St10にも設けられており、またリ
ヤパネル昇降装置61はこの作業ステーションSt3の他、
作業ステーションSt2,St4にも設けられており、そし
て、フロアメイン位置決め装置62はこの作業ステーショ
ンSt3の他、作業ステーションSt4〜St10にも設けられて
いる。
第3図(a)および(b)は、エアボックスDおよび
リヤウエストEの載置状況を示す、作業ステーションSt
3の平面図および側面図であり、ここで、エアボックス
Dは、ライン側方に設けられたエアボックス組立て場所
P2にて車体の種類毎のパレット65(第1図(a)参照)
から取出した部品をテーブルトップ型マルチスポット溶
接機66により組立てたものを、ロボット67が図中仮想線
で示す如く把持してシャトルコンベヤ22,23の上方へ移
送することにより、それらシャトルコンベヤ22,23上に
先に載置したフロアメインAおよびボディサイドC上の
所定組付け位置に概略位置させて載置し、またリヤウエ
ストEは、これもライン側方に設けられたリヤウエスト
組立て場所P3にて車体の種類毎のパレット68(第1図
(a)参照)から取出した部品をエヤウエスト組立て治
具69上で組立てたものを作業者が仮置台70上に一旦載置
し、それをロボット71がシャトルコンベヤ22,23の上方
へ移送することにより、それらシャトルコンベヤ22,23
上のフロアメインAおよびボディサイドC上の所定組付
け位置に概略位置させて載置する。
次の作業ステーションSt4では、左右ボディサイド上
にルーフパネルFを載置し、この載置は、第1図に示す
ように、ルーフパネル組立て場所P4にて車体の種類毎の
パレット72から取出したルーフパネル本体および前後ル
ーフレールを、これも車体の種類毎のルーフパネル組立
て治具73上で、ラインと直交する方向へ搬送可能なロー
ダ74の腕75の下端部に設けられた位置決め治具兼用のハ
ンド76を用いて互いに結合してルーフパネルFに組立て
た後、そのルーフパネルFを、ローダ74がシャトルコン
ベヤ22,23の上方へ移送し、左右ボディサイドC上の所
定組付け位置に概略位置させることにより行う。
尚、この作業ステーションSt4には、左右ボディサイ
ドCのタクト搬送を可能ならしめるべく、シャトルコン
ベヤ22,23の間に、先に述べたフロアメイン昇降装置60
と同様の構成のボディサイド昇降装置も設けられてい
る。
続く作業ステーションSt5は、車体組立てステーショ
ンであり、この作業ステーションSt5では、三本のシャ
トルバー22,23上に載置されてそこに一括して搬入され
たフロアメインA,リヤパネルB,左右ボディサイドC,エア
ボックスD,リヤウエストE,およびルーフパネルFを相互
にスポット溶接で接合して車体Gを組立てる。
この車体Gの組立ては、車体組立て装置77により行
い、ここにおける車体組立て装置77は、シャトルバー2
2,23を囲繞する直方体状のフレーム78に、上記各車体部
品に対応するワーク受け治具をそれぞれハンドとして具
えるとともに所要に応じてクランプ機構を具える多数の
直交座標型の位置決めロボットと、スポット溶接ガンを
ハンドとして具える多数の直交座標型の溶接ロボットと
を取付けてなり、ここで、各ワーク受け治具は、車体の
種類に応じた形状の受け部材を先に述べたボディサイド
受け治具35と同様のエアシリンダ、あるいはモータ駆動
の選択機構により、使用位置に存在させることができる
(詳細は、例えば本出願人が先に特願昭63−143478号に
て開示した車体組立て装置を参照のこと)。
しかして上記車体組立て装置77は、シャトルバー22,2
3がフレーム78内に搬入して来た、フロアメインAおよ
びそれに持たせ掛けられた左右ボディサイドC,さらにそ
れらの上に載置されたエアボックスD,リヤウエストE,ル
ーフパネルFを、先に述べたフロアメイン昇降装置およ
びボディサイド昇降位置がシャトルバー22,23上から所
定位置まで持上げ、これとともにフロアメイン位置決め
装置がフロアメインAを位置決めした後、所定の位置決
めロボットがシャトルバー22,23上からリヤパネルBを
取上げ、それをフロアメインAおよびボディサイドCの
後端部の所定組付け位置まで移送してそこに位置決め
し、これとともに、他の位置決めロボットが周囲から接
近してそのワーク受け治具およびクランプ機構により、
左右ボディサイドC,エアボックスD,リヤウエストE,およ
びルーフパネルFをそれぞれ位置決めし、その後スポッ
ト溶接ロボットがそれらの車体部品を相互にスポット溶
接することにより、所定の組立て精度で車体Gを組立て
る。
次の作業ステーションSt6では、組立てた車体Gの組
立て精度の検査を車体計測装置79により行い、ここにお
ける車体計測装置79は、シャトルバー22を囲繞する直方
体状のフレーム80に、多数のレーザー式測距装置81を各
々移動可能に取付けてなり、それらの測距装置81が車体
Gの各部に対する距離、あるいは各部の断面形状を計測
することにより、車体Gの組立て精度を計測する(詳細
は、例えば本出願人が先に特願昭62−313023号にて開示
した車体計測装置を参照のこと)。
尚、側方のシャトルバー23は、ボディサイドCを作業
ステーションSt5まで搬送するものであるので、前進位
置でもステーションSt5までしか来ず、この作業ステー
ションSt6から先は中央のシャトルバー22のみが車体G
の搬送を行う。
続く作業ステーションSt7は、作業ステーションSt5
車体組立て装置77が故障した場合に用いる予備のステー
ションであり、この作業ステーションSt7では、車体組
立て装置77から溶接ロボットを取除いた構成の車体位置
決め装置82が、作業ステーションSt5で車体組立て装置7
7により一応可能な限り組立てた、もしくは作業ステー
ションSt4でハンドバイス等により仮組みした車体部品
をそれぞれ位置決めし、作業者がそれらの車体部品を溶
接ガンで接合して車体Gを組立てる。
次の作業ステーションSt8では、スポット溶接ガンを
ハンドとして具える三台のスポット溶接ロボット83が車
体Gにスポット溶接の増打ちを施し、続く作業ステーシ
ョンSt9では、さらに車体部品としての左右フードリッ
ジレインフォースメントをロボット84が車体の種類毎の
パレット85から取出して車体Gのエンジンルーム内に載
置し、その後の作業ステーションSt10では、組立てが終
了した車体Gを、ドロップリフタ86が持上げてライン外
へ搬出する。
第4図(a),(c),(e),(g),(i)は上
記ラインに用いるシャトルコンベヤ21の一具体例を示す
平面図、第4図(b),(d),(f),(h),
(j)はそのシャトルコンベヤ21の側面図であり、図示
の如くシャトルコンベヤ21は、三本のシャトルバー22,2
3からなり、その図示の後退位置で、両側方のシャトル
バー23はステーションSt4まで、また中央のシャトルバ
ー22はステーションSt9まで延在し、第13図にも示すよ
うに作業ステーションSt8とSt9との間に配設された駆動
装置24のピニオン24aにより、シャトルバー22に添うよ
う固定されたラック25を駆動されて、互いに隣接する二
つのステーション間の距離だけ往復移動する。そして、
シャトルバー22,23の後退位置は、作業ステーションSt1
に設けられた第5図〜第7図に示す如きストッパ87への
当接により特定され、またシャトルバー22,23の前進位
置は、作業ステーションSt10に設けられた同様のストッ
パ88への当接により特定される。
第5図〜第7図から明らかなように、シャトルバー22
は二枚の細長い板状部材22aを連結部材22bにより互いに
平行に、はしご状に連結してなり、またシャトルバー23
も同様に二枚の細長い板状部材23aを連結部材23bにより
互いに平行に、はしご状に連結してなる。そして、両側
方のシャトルバー23はシャトルバー22に、それらの後端
部にて連結部材21aにより連結されている。
また、両シャトルバー22,23は、第4図に示すように
間隔をあけて配置された多数の支持ポスト26に、第8
図,第11図,および第12図に示すように水平軸線周りに
回転可能なガイドローラ26aと垂直軸線周りに回転可能
なガイドローラ26bとを設け、ガイドローラ26aでシャト
ルバー22,23を下方から支持および案内するとともに、
ガイドローラ26bでシャトルバー22,23を両側方から案内
することにて、所定の経路で往復移動可能とされてい
る。尚、駆動装置24の前後の支持ポスト26には、第13図
および第14図に示すように、シャトルバー22を上方から
案内してラック25とピニオン24aとの噛合を確実にする
ガイドローラ26aも設けられている。
さらに、両側方のシャトルバー23の先端部には、第9
図に示すように、その高さを維持するため、ローラ23c
を持つ支柱23dが設けられている。
また、中央のシャトルバー22には、第11図,第13図,
および第15図に示すように、前進位置および後退位置に
てそれぞれ床面上のダンパ89と掛合可能な掛合板90が両
側に取付けられており、これらの掛合板90とダンパ89の
ロッド89aとの当接により、シャトルバー22,23は上記前
進位置および後退位置に至る直前で減速される。
第16図(a),(b)は、シャトルバー23に設けられ
たリヤパネル受け治具57を示しており、このリヤパネル
受け治具57は、第17図に示すように、上部支持板91およ
び下部支持板92にそれぞれ、二箇所づつ一組で各組が交
互に位置づれするように多数の貫通孔91a,92aを形成
し、それらの貫通孔にエアシリンダ46をそれぞれ嵌合わ
せて固定することにより、二本づつを一組としたエアシ
リンダ群を上部および下部支持板91,92で密集させて支
持し、各組の二本づつのシリンダ46のピストンロッド46
aを各々共通のブロック93に結合することにて構成した
昇降装置94を具えている。
ここで昇降装置94はさらに、ロック用の偏平形エアシ
リンダ95を上記各ブロック93毎に具えており、これらエ
アシリンダ95は、各ブロック93にピストンロッド46aと
平行に設けられて上部支持板91を昇降可能に貫通するロ
ッド96に対し進退するピストンロッド95aを有し、エア
圧が供給されている間は図示の如くそのピストンロッド
95aを後退させ、何らかの理由でエア圧の供給が途断え
ると、内蔵するスプリングの作用でピストンロッド95a
を前進させて、ブロック93が上昇位置にある場合にロッ
ド96の下方にピストンロッド95aを位置させ、これによ
り、エアシリンダ46へのエア圧の供給が故障等により途
断えた場合に、ロッド96をピストンロッド95aで掛止さ
せてブロック94の落下を防止する。
リヤパネル受け治具57は、上記昇降装置94の各ブロッ
ク93に、第16図に示すようにリヤパネルBの種類毎の受
け部材59を取付けることにて構成されており、かかる構
成によりリヤパネル受け治具57は、多数の受け部材59を
互いに密接させて配置することができるとともに、それ
らを二本づつ一組のエアシリンダ46の作動により選択的
に昇降させることができ、さらに、エア圧の供給が故障
等により途断えた場合に、上昇位置にある受け部材59、
ひいてはそこに保持するリヤパネルBの落下を防止する
ことができる。尚、各エアシリンダ46の組へのエア圧の
供給は、上部および下部支持板91,92内に形成した通路
を介して各組毎に行うことができる。
第18図はシャトルバー22に設けられたリヤパネル受け
治具56、第19図乃至第22図はこれもシャトルバー22に設
けられたフロアメイン受け治具48〜51、第23図及び第24
図はシャトルバー23に設けられたボディサイド受け治具
43,44をそれぞれ示し、これらも、上記昇降装置94もし
くはそれと同様の構成でエアシリンダ46の本数が少ない
昇降装置97により、各々受け部材を選択的に昇降させ、
おそびその落下防止を図ることができる。
上述した車体組立てラインによれば、複数種類の車体
の混流生産を行うことができ、しかもこのラインにおけ
るシャトルコンベヤ21によれば、三本のシャトルバー2
2,23上に、フロアメインAに並べて左右ボディサイドC
を概略位置決め状態で載置し、それらの上にさらにエア
ボックスD,リヤウエストE,およびルーフパネルFを概略
位置決め状態で載置して、それらをこれもシャトルバー
22,23上に載置したリヤパネルBとともに一括して作業
ステーションSt5に搬入するので、大型車体部品を含む
多数の車体部品を互いに干渉させることなく容易にかつ
短時間で車体組立てステーションに搬入することがで
き、また、それらの車体部品の位置決めも短時間で行う
ことができる。
そしてここでは、フロアメインAの側部に左右ボディ
サイドCを持たせ掛けて搬入するので、左右ボディサイ
ドCをフロアメインAに密接させ得て、車体組立て装置
77の位置決めロボットの移動量を減らし、位置決めに要
する時間を短縮し得るとともに、両側のシャトルバー23
のボディサイド受け治具43,44を簡易に構成することが
できる。
さらにここでは、三本のシャトルバー22,23の間に、
フロアメイン昇降装置60,リヤパネル昇降装置61,フロア
メイン位置決め装置62,およびボディサイド昇降装置を
設けているので、それらの昇降装置の設置を容易に行う
ことができる。
以上、図示例に基づき説明したが、この発明は上述の
例に限定されるものでなく、例えば単一車種の生産ライ
ンにも適用し得て、上記と同様の作用効果をもたらすこ
とができる。
(発明の効果) かくしてこの発明の方法によれば、車体組立てステー
ションへの車体部品の搬入を容易ならしめるとともにそ
れらの車体部品の位置決めに要する時間を短縮し得て、
車体組立てライン全体のタクト時間を短縮することがで
き、また三本のシャトルバーを用いるので、各作業ステ
ーションにおける昇降装置の設置を容易ならしめること
ができ、さらに、左右シャトルバー上のボディサイドを
中央のフロアメインの側部に持たせ掛ければ、位置決め
に要する時間のさらなる短縮と、左右ボディサイドの保
持の簡易化とを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)および(b)は、この発明の、車体組立て
ステーションへの車体部品の搬入方法の一実施例を適用
した車体組立てラインを示す平面図および側面図、 第2図(a),(b)および(c)は上記組立てライン
の作業ステーションSt3における左右ボディサイドCの
載置状況を示す、作業ステーションSt3の平面図、正面
図および側面図、 第3図(a)および(b)は上記作業ステーションSt3
におけるエアボックスDおよびリヤウエストEの載置状
況を示す、作業ステーションSt3の平面図および側面
図、 第4図(a),(c),(e),(g),(i)および
(b),(d),(f),(h),(j)は上記組立て
ラインに用い得るシャトルコンベヤ21の具体例を示す平
面図および側面図、 第5図は第4図(a)のV部拡大平面図、 第6図および第7図は第5図のVI−VI線およびVII−VII
線に沿う断面図、 第8図(a)および(b)は第4図(a)のVIII−VIII
線に沿う断面図およびその平面図、 第9図は第4図(e)のIX−IX線に沿う断面図、 第10図(a),(b)および(c)は第4図(c)のX
部拡大平面図、その側面図および正面図、 第11図(a)および(b)は第4図(g)のXI−XI線に
沿う断面図およびその平面図、 第12図は第11図の矢印XII方向から見た側面図、 第13図は第4図(h)のXIII部拡大側面図、 第14図および第15図は第13図のXIV−XIV線およびXV−XV
線に沿う断面図、 第16図(a)および(b)は第4図のXVI−XVI線に沿う
断面図およびその側面図、 第17図(a),(b)および(c)は第16図に示す昇降
装置94を拡大して示す平面図、部分断面正面図および部
分側面図、 第18図(a)および(b)は第4図(a)のXVIII−XVI
II線に沿う断面図およびその側面図、 第19図(a)および(b)は第4図(a)のXIX−XIX線
に沿う断面図およびその側面図、 第20図(a)および(b)は第4図(a)のXX−XX線に
沿う断面図およびその側面図、 第21図(a)および(b)は第4図(a)のXXI−XXI線
に沿う断面図およびその側面図、 第22図(a)および(b)は第4図(a)のXXII−XXII
線に沿う断面図およびその側面図、 第23図(a)および(b)は第4図(c)のXXIII−XXI
II線に沿う断面図およびその側面図、 第24図(a)および(b)は第4図(c)のXXIV−XXIV
線に沿う断面図およびその側面図、 第25図は従来の車体組立てラインを示す平面図である。 21……シャトルコンベヤ、22,23……シャトルバー 77……車体組立て装置 St5……作業ステーション(車体組立てステーション) A……フロアメイン、C……ボディサイド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロアメインおよび左右ボディサイドを車
    体組立てラインの車体組立てステーションに搬入するに
    際し、 前記車体組立てラインに、前記車体組立てステーション
    にその車体組立てステーションの同じ側から到達可能な
    三本のシャトルバーを互いに平行に具えるシャトルコン
    ベヤを敷設し、 前記三本のシャトルバーのうちの中央のシャトルバー上
    に前記フロアメインを載置する一方、両側のシャトルバ
    ー上にそのフロアメインに並べて前記左右ボディサイド
    をそれぞれ載置し、 その後、前記シャトルコンベヤの作動に基づき前記三本
    のシャトルバーを同時に前進させて、前記フロアメイン
    および左右ボディサイドを前記車体組立てステーション
    にその車体組立てステーションの同じ側から一括して搬
    入することを特徴とする、車体組立てステーションへの
    車体部品の搬入方法。
  2. 【請求項2】前記三本のシャトルバー上に載置したフロ
    アメインおよび左右ボディサイドの少なくとも一方の上
    に、それらフロアメインおよび左右ボディサイドを相互
    に結合するための他の車体部品を、その取付け位置に概
    略位置させて載置し、その後、前記三本のシャトルバー
    を同時に前進させて、前記フロアメイン、左右ボディサ
    イドおよび他の車体部品を前記車体組立てステーション
    にその車体組立てステーションの同じ側から一括して搬
    入することを特徴とする、請求項1記載の車体組立てス
    テーションへの車体部品の搬入方法。
  3. 【請求項3】前記両側のシャトルバー上に載置した左右
    ボディサイドは、前記中央のシャトルバー上に載置した
    フロアメインの側部に持たせ掛けることを特徴とする、
    請求項1もしくは2記載の車体組立てステーションへの
    車体部品の搬入方法。
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