JPH0829761B2 - 鋼帯自動結束機 - Google Patents

鋼帯自動結束機

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JPH0829761B2
JPH0829761B2 JP22346293A JP22346293A JPH0829761B2 JP H0829761 B2 JPH0829761 B2 JP H0829761B2 JP 22346293 A JP22346293 A JP 22346293A JP 22346293 A JP22346293 A JP 22346293A JP H0829761 B2 JPH0829761 B2 JP H0829761B2
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JP
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steel strip
steel
gripping
locking
hole
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JP22346293A
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廣二 樋川
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KYORITSU KIKO KK
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KYORITSU KIKO KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、鋼材、型鋼、木材、
綿布等を鋼帯により結束する鋼帯自動結束機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、鋼材、型鋼、木材、綿布等に鋼帯
を掛けて締付けるものとして自動締機と手動締機があ
り、一般的に重量物の鋼材、型鋼等においては自動締機
が採用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の自動締機においては鋼帯をガイドするガイドフレー
ムを必要とすることから極めて高価となる問題点があ
り、また、ガイドフレームを通すことから鋼帯の外れ等
のトラブルを生じやすく、また、鋼帯により締め付け結
束した後、その結束端部の締結処理手段として溶着手段
により行う場合、結束端部を離脱する為の構成が極めて
複雑となり、このため端部の締結処理は人手により締機
を介して締め金具を締め付ける手段が採用されていたの
で、非能率的となる問題点があった。
【0004】本発明は、上記従来の問題点を解消すべく
なされたもので、鋼帯の結束端部を溶着しても極めて簡
単な構成により帯鋼の結束端部の離脱を容易に実施する
ことができて、能率よく鋼材、型鋼、木材、綿布等を鋼
帯により結束することのできる鋼帯自動結束機を提供す
ることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記技術課題
を解決するため、下方にワークを搬入する開口部を有す
る門型形状の機枠の上部側に、コイル状の帯鋼を矯正し
て繰出す矯正繰出し部と、同鋼帯を切断し、かつ前後に
所定の間隔で係止孔を孔抜きする孔抜き切断部と、この
鋼帯の先端縁側を挿入保持するガイド孔を有する鋼帯受
渡し部とを一連に配設し、前記機枠の開口部の四周には
前記鋼帯の切断先端縁を係止把持する鋼帯把持部を自走
する回動経路を配設した鋼帯自走装置を設け、この自走
経路上の前記鋼帯受渡し部より所定の間隔位置には、前
記鋼帯の移動経路の上部に上下動可能な上部電極部と同
鋼帯の移動経路の下部側へ進退可能な下部電極部とから
なる鋼帯電着部を配設した鋼帯自動結束機において、前
記鋼帯把持部には前記鋼帯受渡し部のガイド孔と対向し
て鋼帯先端を挿入可能で、かつ一側方に開口する把持溝
を形成した把持片を設け、同把持片には前記鋼帯に貫設
した係止孔と整合する係合孔を貫設するとともに、この
前後の係合孔にはそれぞればね部材を介して上下動可能
に係止ピンを弾着し、この両係止ピンの端面にはその中
心より鋼帯の繰出し側に略扇形状の端面を残し、この略
扇形状端面の左右の半径を稜線として所定の角度範囲に
所定の角度で傾斜する抜き用傾斜面を形成する構成とし
た鋼帯自動結束機である。
【0006】
【作用】上記構成としたことにより、鋼帯供給部の孔抜
き切断部により係止孔を貫設した鋼帯を繰出すことで、
鋼帯受渡し部のガイド孔に整合された鋼帯把持部の把持
片の把持溝に挿入することで、同把持片の前後に貫設し
た係合孔に弾着した係止ピンの端面側に形成した抜き用
傾斜面を介して同係止ピンを押圧作動して同前後の係止
ピンと鋼帯の前後の係止孔を自動的に係合することがで
き、この鋼帯を係止した状態で鋼帯把持部を回動経路を
介して鋼帯をワークの外周を巻締め・電着し、この巻締
め鋼帯を切離して後、ワークを移動することで係止ピン
の端面に形成した抜き用傾斜面を介して同係止ピンを押
圧作動して結束鋼帯を自動的に離脱することができる。
【0007】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面にしたがって
説明すると、図1は本発明の鋼帯自動結束機1の全体正
面図、図2は鋼帯供給部10の正面図、図3は鋼帯溶着
部50の正面図、図4は同じく鋼帯溶着部50の側面
図、図5は鋼帯自走装置85の鋼帯把持部93を示すも
ので、この鋼帯自動結束機1(以下、単に結束機とい
う)は略門型形状の機枠2とその一側の上部に設けられ
る鋼帯供給部10とこの鋼帯供給部10と対応して機枠
2の上部に設けられる鋼帯溶着部50と機枠2の門型開
口部7の四周に配設される鋼帯自走装置85とより構成
されている。
【0008】この機枠2は左右の支柱3,4とその上部
側に横架される上部枠5とにより略門型形状に形成さ
れ、上部枠5の下方の所定の位置には基台6が横架さ
れ、この基台6の下方にはワークWを搬入する門型開口
部7が形成されている。このように設けられた機枠2の
支柱4の所定の高さ位置には側方へ張出す支台8が設け
られ、同支台8上には鋼帯供給部10が配設されてい
る。
【0009】この鋼帯供給部10は図2に示すように矯
正繰出し部11と孔抜き切断部20と鋼帯受渡し部35
とより構成されている。この矯正繰出し部11は機枠2
に対し紙面手前側に張出し状に設けられるもので、この
矯正繰出し部11はコイル状に巻き取られた鋼帯Sを矯
正するため、装置枠12間には複数の矯正ローラ13が
上下に所定の間隔で回転可能に支承されるとともに、そ
の図示左側(繰出し側)には上下対をなす繰出しローラ
14が回転可能に支承され、この繰出しローラ14は駆
動モータ15により正逆転されて鋼帯Sを繰出し・引締
め可能に設けられている。このように設けられた矯正繰
出し部11の繰出し側には孔抜き切断部20が配設され
ている。
【0010】この孔抜き切断部20は矯正繰出し部11
と対応して機枠2側に取付けられた支台17を介して配
設されるもので、この支台17上にはダイスホルダー2
1を介してダイス22が取付けられ、このダイス22に
は矯正繰出し部11より繰出される鋼帯Sの繰出し線に
沿って図示のように鋼帯Sを挿通可能とするガイド孔2
3が水平状に嵌通形成されるとともに、同ダイス22に
は鋼帯Sの先端側を後述の鋼帯自走装置85の鋼帯把持
部93に係着する係止孔d1,d2 を貫設するため所定の
間隔pで所定の径のポンチ孔24が貫設されている。ま
た、このポンチ孔24に連通して孔抜き屑を落下するた
め落し孔25が支台17側にわたり嵌通形成されてい
る。また、このダイス22の繰出し前部には鋼帯Sの前
端を切断する下部切断刃26が設けられている。
【0011】このように設けられたダイス22の上部側
にはポンチ33が配設されている。この上部側には支柱
4に取付けられて張出し状に設けられた支持枠27には
作動シリンダ28がそのピストンロッド29を下向きに
して取付けられ、このピストンロッド29にはガイド部
材31に挿通された連結ロッド30が連結されている。
また、この連結ロッド30の下端にはポンチホルダー3
2を介してダイス22のポンチ孔24と整合してポンチ
33が取付けられている。また、このポンチホルダー3
2の前部には下部切断刃26と対向して上部切断刃34
が設けられている。なお、図示はしないがダイスホルダ
ー21とポンチホルダー32との間にはガイドポストが
設けられている。このように設けられた孔抜き切断部2
0は作動シリンダ28の伸長作動により鋼帯S先端側に
対する係止孔d1,d2 の孔抜きと切断とが同時に行われ
る。かくして形成された孔抜き切断部20の繰出し側に
は鋼帯受渡し部35が設けられている。
【0012】この鋼帯受渡し部35はダイス22と所定
の間隔を有して設けられる支持部材36を主体とするも
ので、この支持部材36は偏平ブロック形状に形成され
るとともに、同支持部材36にはダイス22に貫設した
ガイド孔23とほぼ整合するガイド孔37が貫設され、
同支持部材36のガイド孔37の挿入口側の上部は支柱
4側に取付られた支持軸38を介して回動可能に枢着さ
れて同支持部材36が水平状に保持された状態でガイド
孔37はダイス22のガイド孔23と同位に整合するよ
うに支承されている。また、この支持部材36のガイド
孔37の出口側の上面には略L形状のストッパー片39
が取付けられ、このストッパー片39の立上り片40の
ほぼ中央部には掛合ピン41が取付けられて支柱4側に
取付けたピン42との間にはコイルばね43が弾着され
ている。また、このストッパー片39の上部側の支柱4
の所定の位置には略L形状のブラケット44が取付けら
れ、このブラケット44にはストッパー片39の立上り
片40を当接支持する調整ねじ45が螺着されて、同調
整ねじ45を螺進退して支持部材36のガイド孔37を
ダイス22のガイド孔23と整合(水平)調整可能に設
けられている。また、立上り片40の下部には繰出し側
へ所定の長さで張出すガイド片46が設けられ、その先
端下面にはストッパー片47が取付けられている。この
ように形成された鋼帯受渡部35は支持軸38を中心と
して図示鎖線で示すように上方へ回動可能に設けられて
いる。
【0013】次に、鋼帯溶着部50を図3および図4に
したがって説明する。この鋼帯溶着部50は鋼帯受渡し
部35より所定の距離を隔てた機枠2の上部枠5に設け
られる上部電極部51と、この上部電極部51と対応す
る基台6側に設けられる下部電極部70とより構成され
ている。
【0014】この上部電極部51は上部枠5に取付けら
れて鋼帯Sの繰出し上部に張出し形成された上部支持枠
52に形成されるもので、この上部支持枠52の下面の
所定の位置には略方形状に枠組みした支持ガイド枠54
の4隅を支持する支持ブラケット53が垂設され、この
支持ガイド枠54の前後の繰出し方向の下面には断面略
L形状のガイドレール55が対向状に取付けられ、この
ガイドレール55間にはガイドプレート56が押え部材
57を介して摺動可能に取付けられ、同ガイドプレート
56には上部電極60が上下動可能に取付けられてい
る。
【0015】このガイドプレート56のほぼ中央部の上
部側には電極作動シリンダ58が下向きに取付けられ
て、そのピストンロット59はプレート56を嵌通して
取付けられ、このピストンロッド59の先端には上部電
極60が着脱可能に取付けられて同上部電極60の先端
は例えば繰出される鋼帯Sのほぼ中心経路上に整合して
望まれている。また、支持ガイド枠54の受渡し部35
側の端部には上部電極60を水平方向へ移動する水平作
動シリンダ61が取付けられている。
【0016】この水平作動シリンダ61は取付部材62
を介して取付けられるとともに、そのピストンロッド6
3はガイドプレート56の所定の位置より垂下状に取付
けられた連結プレート64に連結されるとともに、この
連結プレート64には支持プレート65が垂下状に取付
けられ、同支持プレート65には電極作動シリンダ58
による溶着時期より若干先行作動して所定のストローク
で鋼帯Sを押える押えシリンダ66が取付けられてい
る。なお、この押えシリンダ66のピストンロッド67
は上部電極60と同様に鋼帯Sのほぼ中心経路上に整合
して望まれている。このように設けられて水平作動シリ
ンダ61の作動により上部電極60は所定の距離h水平
移動して鋼帯Sを2点溶着するように設けられている。
【0017】また、下部電極部70は上部電極部51を
取付けた上部枠5と対応する基台6側に取付けられるも
ので、この基台6側は所定の範囲にわたり切欠き部6a
が形成されて両切欠き端部にはそれぞれ縁取りブラケッ
ト71が取付けられ、この切欠き部6aの上部には横架
材72が横架され、この横架材72のほぼ中央部には電
極支持部材76を鋼帯Sの繰出し経路に直交する方向に
作動する作動シリンダ74を取付ける取付けプレート7
3が垂設されている。
【0018】この作動シリンダ74はそのピストンロッ
ド75を鋼帯Sの繰出し経路に直交する方向にして取付
けプレート73に取付けられ、このピストンロッド75
の先端側には支持片77と受け片78とが略L形状に形
成された電極支持部材76が着脱可能に取付けられてい
る。この電極支持部材76は上部電極60の水平方向の
移動距離hより大きな幅Hに形成され、受け片78の上
面側には下部電極79が埋設状に取付けられている。ま
た、支持片77の背面の所定の位置にはその幅Hより側
方に張出し、かつ後方へ所定の長さで延出するガイドプ
レート80が水平に取付けられ、このガイドプレート8
0の左右の張出し部80aは縁取りブラケット71に取
付けられたガイド支持部材81により水平に摺動可能に
保持されている。また、この切欠き部6aの左右の所定
の範囲には後述の鋼帯把持部93を取付けたチェーン9
0の上下のガイド片82a,82bが取付けられてい
る。このように形成された下部電極部70は図4に示す
ように作動シリンダ74の伸長作動により電極支持部材
76の受け片78は水平に保持された状態で鋼帯Sの移
動経路の下部側で上部電極60と対応する位置に移動可
能に設けられ、作動シリンダ74の短縮作動により鋼帯
Sの移動経路より退避可能に設けられている。
【0019】次に、鋼帯自走装置85について説明する
と、この装置85は門型開口部7の四周に配設されるも
ので、図1に示すように機枠2の支柱3の上下の所定の
位置には主動スプロケット86,従動スプロケット87
が回転可能に支承され、また支柱4側には両スプロケッ
ト86,87と対応して従動スプロケット88,89が
回転可能に支承され、これらのスプロケット86,8
7,88,89には無端状のチェーン90が掛装され、
主動スプロケット86は図示はしないが駆動モータによ
り正逆転可能に連繋されている。また、支柱4の所定の
位置にはチェーン90の張力調整部材91が取付けられ
ている。このように掛装されたチェーン90の所定位置
の駒92には鋼帯把持部93が取付けられている。
【0020】この鋼帯把持部93は図5および図6に示
すように駒92の左右に略L形状の取付金具94a,9
4bを介して取付けられるもので、この把持部93は取
付金具94a,94bに取付けられる取付片95と、こ
の取付片95の端部より下方へ折曲される支持片96
と、この支持片96の端部より水平に張出す把持片97
とが断面略クランク形状に折曲成形され、その長さLは
鋼帯Sに貫設される係止孔d1,d2 の間隔pより長く形
成され、また、把持片97は肉厚に形成されて同把持片
97には一側に開口98aして鋼帯Sを挿入可能とする
溝高さt1 の把持溝98が開口され、この把持溝98の
鋼帯Sの挿入端98bは開拡状に形成され、反対側の開
口端はストッパー99により閉止されている。また、こ
の把持片97の把持溝98の長手方向の中心には鋼帯S
に間隔pで貫設された係止孔d1,d2 と整合して間隔p
で係合孔100,101 が貫設されている。このように貫設さ
れた係合孔100,101 にはばね部材102 を介して係止ピン
103,104 が弾着されている。
【0021】この係止ピン103,104 はともに同形状に形
成されるもので、この係止ピン103,104 は係合孔100,10
1 および鋼帯Sの係止孔d1,d2 に挿通可能な径を有し
てばね部材102 に溶着、カシメ手段等により取付けら
れ、このばね部材102 の一端は係合孔100,101 と対応す
る支持片96の背面側にねじにより着脱可能に止着され
るとともに、把持片97の下面に形成された凹部97a
にほぼ同一面に嵌込み状に折曲されて係止ピン103,104
は係合孔100,101 の下方より挿入されてその上端部は上
側の係合孔100a,101a の所定の高さ位置で係合され、こ
の係止ピン103,104 の上端部には図7および図8に示す
ように抜き用傾斜面106,107 が形成されている。
【0022】この係止ピン103,104 の上端面はその取付
状態において、図7に示すように、その中心より把持部
93の自走方向Fの所定の角度範囲αに略扇形状の上端
面105 を残して鈍角β範囲の抜き用傾斜面106 と鋭角θ
範囲の抜き用傾斜面107 が形成されるとともに、把持部
93の自走方向Fにおいては鋼帯Sの係止孔d1,d2は
係止ピン103,104 の扇形上端面105 の外周部分108 に係
合された状態で鋼帯Sは繰出されるように構成されてい
る。また、この鋼帯把持部93は運転初期においては図
1および図2に示すように鋼帯受渡し部35に近接した
位置にあって、把持片97に形成した把持溝98は受渡
し部35のガイド孔37と整合して待機されている。
【0023】次に、上記のように構成された結束機1に
よりワークWを結束する作用について説明する。先ず、
ワークWは昇降動可能な搬送装置(図示せず)により門
型開口部7に搬入される。しかる後、コイル状の鋼帯S
の端部を鋼帯供給部10の矯正繰出し部11の矯正ロー
ラ13間に挿入し、先端を繰出しローラ14間に挿入し
駆動モータ15を起動することで鋼帯Sは矯正ローラ1
3により真直ぐに矯正されて孔抜き切断部20へ繰出さ
れる。
【0024】この繰出される鋼帯Sの先端はダイス22
に貫設したガイド孔23に挿通されていき、所定の長さ
繰出すと図示しない検知手段により駆動モータ15は停
止され、この駆動モータ15の停止信号により孔抜き切
断部20の作動シリンダ28が伸長作動されて鋼帯Sの
先端の切断と係止孔d1,d2 の孔抜きとがなされる。そ
して、この作動シリンダ28の短縮作動信号により再び
駆動モータ15は起動されて鋼帯Sは矯正されながら繰
出される。
【0025】この繰出しにより鋼帯Sは鋼帯受渡し部3
5の支持部材36のガイド孔37に挿入され、さらに、
この鋼帯Sの先端はこの支持部材36と対向状に待機さ
れた鋼帯自走装置85の鋼帯把持部93の把持片97に
形成した把持溝98に挿入されて受渡しがなされる。
【0026】この鋼帯把持部93への鋼帯Sの受渡し作
用を図6および図7にしたがって説明すると、この把持
片97に形成した把持溝98に鋼帯Sが挿入されてくる
と、鋼帯Sの先端縁Se は同把持片97の係合孔100 に
挿入された係止ピン103 の抜き用傾斜面106 の下部に当
接され、さらに、挿入されることで同先端縁Se は傾斜
面106 と同傾斜面106 と傾斜面107 との稜線Rに沿って
把持溝98の上部へ案内されるとともに、この移動過程
でばね部材102 に抗して係止ピン103 を徐々に押し下げ
て係止ピン103 の上端は上部係合孔100aより脱抜され
て、同先端縁Seは扇形状の上端面105 に乗り上がる。
そして、この乗り上げた状態で挿入されて鋼帯Sに貫設
された前部の係止孔d1 が係止ピン103 の位置に至ると
同係止ピン103 はばね部材102 の復元力により同係止孔
d1 と係合される。
【0027】この係止ピン103 と係止孔d1 とが係合さ
れた状態で、さらに鋼帯Sが挿入されると、この係止ピ
ン103 に係合された係止孔d1 の後部側の内径縁が稜線
Rに案内されながら上方へ移動され、この移動により先
端縁Se は把持溝98の上面に摺接されることから、係
止ピン103 は押し下げられて同内径縁は扇形状上端面10
5 に乗り上げられる。
【0028】この係止孔d1 が係止ピン103 に乗り上げ
た状態で鋼帯Sが挿入されると、再び先端縁Se が係止
ピン104 に当接され、同先端縁Se は係止ピン104 の稜
線Rに案内されながらこれを押し下げ、同係止ピン104
の上端面105 へ乗り上げる。そして、さらに鋼帯Sが挿
入されてその先端縁Se がストッパー99に当接される
ことで係止孔d1,d2 と係止ピン103,104 とが整合され
て相互に係合されて鋼帯Sの受渡しを完了する。
【0029】この鋼帯把持部93への鋼帯Sの受渡しが
完了すると鋼帯自走装置85が駆動され、同装置85の
チェーン90は図示反時計方向へ移動され、鋼帯把持部
93は鋼帯Sを係止した状態で一体に移動される。この
把持部93の移動速度は鋼帯Sの繰出し速度と同速に設
定されている。この把持部93の移動時には下部電極部
70は基台6の切欠部6a側に退避されており鋼帯把持
部93および鋼帯Sの繰出しに干渉することはない。
【0030】このようにしてチェーン90の回動ととも
に開口部7の四周を回動する過程で把持部93に係止さ
れた鋼帯Sは同開口部7に挿入されたワークWの外周に
巻き回しされ、機枠2の図示右側の支柱4に沿って上動
して鋼帯受渡し部35に至ると同受渡し部35はこの把
持部93の把持片97の移動経路(鋼帯Sの移動経路)
に望まれているが、この受渡し部35の支持部材36は
支持軸38に枢着されているので、把持部93が従動ス
プロケット89により元の上部側の水平移動部へ移動す
る過程で、支持部材36は把持片97により支持軸38
を中心として上方へ回動され、把持片97が通過すると
コイルばね43の復元力により引き戻されてそのストッ
パー片39は調整ねじ45に当接されて支持部材36の
ガイド孔37はダイス22のガイド孔23と整合する位
置に復帰される。そして水平移行された把持部93は引
き出される鋼帯Sの下側を移動し、下部電極部70を通
過した所定の位置に達すると、検知手段により検知さ
れ、この検知信号により、鋼帯供給部10の駆動モータ
15が停止され、かつ逆転駆動されて鋼帯Sは引締めら
れてワークWの外周を適度に巻き締め、所定の時間経過
すると自走装置85および供給部10は停止される。
【0031】この巻き締めが完了すると、把持片97に
係止された端部側の鋼帯Sと繰出し側の鋼帯Sはほぼ重
合された状態にある。そして下部電極部70の作動シリ
ンダ74が伸長作動されて電極支持部材76が前進さ
れ、同支持部材76の受け片78は把持片97に係止さ
れた鋼帯Sの下側に位置保持される。これにより上部電
極部51の電極作動シリンダ58が伸長作動され、その
先端の上部電極60が溶着する時期より若干先行して押
えシリンダ66が所定のストロークで作動して鋼帯Sが
ピストンロッド67で押えられるとともに、把持部93
とにより重合状の鋼帯Sは下部電極79上へ押付けら
れ、同時に上部電極60は下部に位置した受け片78の
下部電極79とにより重合状の鋼帯Sを押圧して溶着
し、同シリンダ58が短縮作動されると、水平作動シリ
ンダ61が伸長作動されて上部電極60は距離h水平移
動されて、同じ動作で鋼帯Sは溶着される。そして、上
部電極60が元の位置に復帰されると同時に下部電極部
70の作動シリンダ74は短縮作動されて電極支持部材
76は元の位置に退避される。この下部電極部76の作
動シリンダ74の短縮信号により孔抜き切断部20の作
動シリンダ28が伸長作動されて鋼帯Sの切断と係止孔
d1.d2 の孔抜きがなされる。
【0032】この次位の鋼帯Sの先端の切断と孔抜きを
完了した状態で鋼帯供給部10は待機状態となる。この
状態で図1紙面手前側へワークWが搬送装置により移動
されると、鋼帯Sは把持部93より離脱される。この離
脱作用を図7および図9にしたがって説明すると、図7
に示す状態よりワークWを図示矢印B方向へ移動するこ
とで同ワークWを巻締め結束した鋼帯Sの把持部93に
係止した先端縁Se 側の係止孔d1,d2 も一体に矢印B
方向へ移動される。この移動により係止孔d1,d2 の内
径縁は係止ピン103,104 の抜き用傾斜面106 に沿って摺
接することによりばね部材102 に抗して押し下げてい
き、両係止ピン103,104 の上端面105 へ乗り上がる(図
9参照)。そして、さらにワークWを移動することで鋼
帯Sは把持部93より離脱することができる。
【0033】この結束した鋼帯Sの離脱を完了すると、
鋼帯自走装置85が作動され把持部93は反時計方向へ
移動されて再び鋼帯受渡し部35を上方へ回動して元の
位置に復帰待機される。これにより一連のワーク結束を
完了し、以下、上記作動を繰り返して順次結束を行う。
【0034】上述したように本例自動結束機1は下方に
ワークWを搬入する開口部7を有する門型形状の機枠2
の上部側に、コイル状の帯鋼Sを矯正して繰出す矯正繰
出し部11と、同鋼帯Sを切断し、かつ前後に所定の間
隔で前後の係止孔d1,d2 を孔抜きする孔抜き切断部2
0と、この鋼帯Sの先端縁Se 側を挿入保持するガイド
孔37を有する鋼帯受渡し部35とを一連に配設し、機
枠2の開口部7の四周には鋼帯Sの切断先端縁Se を係
止把持する鋼帯把持部93を自走する回動経路を配設し
た鋼帯自走装置85を設け、この自走経路上の鋼帯受渡
し部35より所定の間隔位置には、鋼帯Sの移動経路の
上部に上下動可能な上部電極部51と同鋼帯Sの移動経
路の下部側へ進退可能な下部電極部70とからなる鋼帯
電着部50を配設しものであって、とくに、鋼帯把持部
93には鋼帯受渡し部35のガイド孔37と対向して鋼
帯先端側を挿入可能で、かつ一側方に開口する把持溝9
8を形成した把持片97を設け、同把持片97には鋼帯
Sに貫設した係止孔d1,d2 と整合する係合孔100,101
を貫設するとともに、この前後の係合孔100,101 にはそ
れぞればね部材102 を介して上下動可能に係止ピン103,
104 を弾着し、この両係止ピン103,104 の上端にはその
中心より鋼帯Sの繰出し側に略扇形状の上端面105 を残
し、この略扇形状上端面105 の左右の半径を稜線として
所定の角度範囲に所定の傾斜角度で傾斜する抜き用傾斜
面106,107 を形成する構成としたものである。
【0035】したがって、この鋼帯Sはその先端側に貫
設した係止孔d1,d2 を介して鋼帯把持部93に係止
し、同鋼帯把持部93はワークWを搬入する開口部7の
四周に配設してチェーン90を介して同ワークWの外周
に巻き回して巻締めする構成であるから、従来のように
鋼帯Sをガイドするガイドフレームを必要とすることが
なく、また、この鋼帯Sの先端側を係止して自走する鋼
帯把持部93には鋼帯先端側を挿入可能で、かつ一側方
に開口する把持溝98を形成した把持片97を設け、同
把持片97には鋼帯Sに貫設した係止孔d1,d2 と整合
する係合孔100,101 を貫設するとともに、この前後の係
合孔100,101 にはそれぞればね部材102 を介して上下動
可能に係止ピン103,104 を弾着し、この両係止ピン103,
104 の上端にはその中心より鋼帯Sの繰出し側に略扇形
状の上端面105 を残し、この略扇形状上端面105 の左右
の半径を稜線として所定の角度範囲に所定の傾斜角度で
傾斜する抜き用傾斜面106,107 を形成したものであるか
ら、鋼帯Sを繰出すことで、鋼帯受渡し部35のガイド
孔37に整合された鋼帯把持部93の把持片97の把持
溝98に挿入することで、同把持片97の前後に貫設し
た係合孔100,101 に弾着した係止ピン103,104 の上端に
形成した抜き用傾斜面106,107 を介して同係止ピン103,
104 を押圧作動して同前後の係止ピン103,104 と鋼帯S
の前後の係止孔d1,d2 を自動的に係合することができ
る。そして、この鋼帯Sを係止した状態で鋼帯把持部9
3をチェーン90を介して鋼帯SをワークWの外周を巻
締め・電着し、この巻締め結束した鋼帯を切離して後、
ワークWを移動することで係止ピン103,104 の上端に形
成した抜き用傾斜面106 を介して同係止ピン103,104 を
押圧作動して巻締め鋼帯を自動的に離脱することができ
る。したがって、鋼帯把持部93に極めた単純形状の係
止ピン103,104 構成による鋼帯係止手段を設けたことに
より鋼帯の先端部の係着・ワークへの巻締め・電着・巻
締め鋼帯の離脱の一連の動作を自動化することができて
ワークWの結束を能率的に実施できる。なお、上記実施
例では係止ピン103,104 を上向きに取付けて例示した
が、これに限定するものではなく、下向きの構成であっ
てもよい。
【0036】
【発明の効果】本発明は、上記構成としたことにより鋼
帯はその先端側に貫設した係止孔を介して鋼帯把持部に
係止し、同鋼帯把持部はワークを搬入する開口部の四周
に配設してチェーンを介して同ワークの外周に巻き回し
て巻締めする構成であるから、従来のように鋼帯をガイ
ドするガイドフレームを必要とすることがなく、また、
鋼帯把持部に極めた単純形状の係止ピン構成による鋼帯
係止手段を設けたことにより、鋼帯の先端部の係着・ワ
ークへの巻締め・電着・巻締め鋼帯の離脱の一連の動作
を自動化することができてワークWの結束を能率的に実
施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】鋼帯自動結束機の正面図である。
【図2】鋼帯供給部の拡大正面図である。
【図3】鋼帯溶着部の拡大正面図である。
【図4】同じく鋼帯溶着部の側面図である。
【図5】鋼帯把持部の側面図である。
【図6】鋼帯把持部の把持片の断面図である。
【図7】係止ピンと鋼帯の係止孔との作用を説明する平
面図である。
【図8】同じく係止ピンと鋼帯の係止孔との作用を説明
する縦断面図である。
【図9】同じく係止ピンと鋼帯の係止孔との離脱時の作
用説明図である。
【符号の説明】
1 鋼帯自動結束機 2 機枠 7 開口部(門型開口部) 10 鋼帯供給部 11 矯正繰出し部 20 孔抜き切断部 35 鋼帯受渡し部 37 ガイド孔 50 鋼帯溶着部 51 上部電極部 85 鋼帯自走装置 93 鋼帯把持部 97 把持片 98 把持溝 100,101 係合孔 103,104 係止ピン 105 扇形状上端面 106,107 抜き用傾斜面 S 鋼帯 d1,d2 係止孔 W ワーク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下方にワークを搬入する開口部を有する
    門型形状の機枠の上部側に、コイル状の帯鋼を矯正して
    繰出す矯正繰出し部と、同鋼帯を切断し、かつ前後に所
    定の間隔で係止孔を孔抜きする孔抜き切断部と、この鋼
    帯の先端縁側を挿入保持するガイド孔を有する鋼帯受渡
    し部とを一連に配設し、前記機枠の開口部の四周には前
    記鋼帯の切断先端縁を係止把持する鋼帯把持部を自走す
    る回動経路を配設した鋼帯自走装置を設け、この自走経
    路上の前記鋼帯受渡し部より所定の間隔位置には、前記
    鋼帯の移動経路の上部に上下動可能な上部電極部と同鋼
    帯の移動経路の下部側へ進退可能な下部電極部とからな
    る鋼帯電着部を配設した鋼帯自動結束機において、前記
    鋼帯把持部には前記鋼帯受渡し部のガイド孔と対向して
    鋼帯先端を挿入可能で、かつ一側方に開口する把持溝を
    形成した把持片を設け、同把持片には前記鋼帯に貫設し
    た係止孔と整合する係合孔を貫設するとともに、この前
    後の係合孔にはそれぞればね部材を介して上下動可能に
    係止ピンを弾着し、この両係止ピンの端面にはその中心
    より鋼帯の繰出し側に略扇形状の端面を残し、この略扇
    形状端面の左右の半径を稜線として所定の角度範囲に所
    定の角度で傾斜する抜き用傾斜面を形成する構成とした
    鋼帯自動結束機。
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