JPH082990B2 - 発泡性熱可塑性樹脂粒子 - Google Patents
発泡性熱可塑性樹脂粒子Info
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- JPH082990B2 JPH082990B2 JP2166852A JP16685290A JPH082990B2 JP H082990 B2 JPH082990 B2 JP H082990B2 JP 2166852 A JP2166852 A JP 2166852A JP 16685290 A JP16685290 A JP 16685290A JP H082990 B2 JPH082990 B2 JP H082990B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は発泡性熱可塑性樹脂粒子に関するものであ
り、詳しくは発泡性熱可塑性樹脂粒子を予備発泡し、そ
の発泡粒子を成形型穴内で発泡成形する際に発泡粒子相
互の融着が促進でき、得られた成形品コップ等の洩れ防
止能が阻害されない発泡性熱可塑性樹脂粒子に関するも
のである。
り、詳しくは発泡性熱可塑性樹脂粒子を予備発泡し、そ
の発泡粒子を成形型穴内で発泡成形する際に発泡粒子相
互の融着が促進でき、得られた成形品コップ等の洩れ防
止能が阻害されない発泡性熱可塑性樹脂粒子に関するも
のである。
発泡性熱可塑性樹脂粒子は例えばポリスチレン粒子
に、これに、わずかに膨潤するに過ぎない量の易揮発性
の脂肪族炭化水素例えばペンタン等を水性懸濁液中で含
浸させるか、またポリスチレン粒子に対して溶解性を有
するトルエン、シクロヘキサン等の溶剤を少量、ブタン
等の発泡剤と共に含浸させる方法で製造される。発泡性
熱可塑性樹脂成形体を経済的工業的に得るには発泡性熱
可塑性樹脂粒子を予め予備発泡して、小孔等が穿設され
た成形機の成形型穴内に充填し、加圧水蒸気を注入して
軟化点以上に加熱して各予備発泡粒子をそれぞれ融着一
体化させることによって型穴通りの成形体を得ることが
できる。この場合、成形時の融着性がよく成形時間が短
縮され、得られたコップ等の残れ防止能が阻害されない
ことが要望される。
に、これに、わずかに膨潤するに過ぎない量の易揮発性
の脂肪族炭化水素例えばペンタン等を水性懸濁液中で含
浸させるか、またポリスチレン粒子に対して溶解性を有
するトルエン、シクロヘキサン等の溶剤を少量、ブタン
等の発泡剤と共に含浸させる方法で製造される。発泡性
熱可塑性樹脂成形体を経済的工業的に得るには発泡性熱
可塑性樹脂粒子を予め予備発泡して、小孔等が穿設され
た成形機の成形型穴内に充填し、加圧水蒸気を注入して
軟化点以上に加熱して各予備発泡粒子をそれぞれ融着一
体化させることによって型穴通りの成形体を得ることが
できる。この場合、成形時の融着性がよく成形時間が短
縮され、得られたコップ等の残れ防止能が阻害されない
ことが要望される。
かかる目的で使用される発泡性熱可塑性樹脂粒子はペ
ンタン等の親和性の良いものを含有していると軟化点が
低くなり予備発泡時に各粒子が合着し集塊化する傾向が
ある。集塊化した合着粒子は粒子移送パイプ、あるいは
成形用型穴充填通路を閉塞して成形工程において障害と
なる。従って予備発泡時に集塊化しないように予め発泡
性熱可塑性樹脂粒子に例えば金属石けん、タルク粉末等
で表面被覆することは公知である。反面かかる表面被覆
は成形時において各樹脂粒子間の融着を阻害する傾向を
有する。更に成形時に発泡粒子相互の融着を促進する物
質を添加する方法も知られている。このようにして得ら
れた発泡成形体はこれを破断した時各発泡粒子の融着状
態が良好であり、各粒子の表面が全く現れず融着が100
%であってもその融着面は完全な面接着ではなく、微細
な毛細管が外部に開口している。例えば界面活性剤を含
む染料溶液を入れると水溶液は粒子間を通過して外壁に
滲み出してくることによって確認することができる。例
えば普通の発泡性エチレン樹脂粒子を用いたコップが正
常な成形状態にあってもレギュラーコーヒーを入れ長時
間放置すれば、およそ30分でコーヒーが発泡粒子の間隙
を通してコップ外壁に浸透する。また即席カップめん等
の容器として用い夏場等ある期間、商品を保管すると徐
々に粉末スープの油脂等の滲み出しがみられるため、こ
れら食品の容器としては使用できない。
ンタン等の親和性の良いものを含有していると軟化点が
低くなり予備発泡時に各粒子が合着し集塊化する傾向が
ある。集塊化した合着粒子は粒子移送パイプ、あるいは
成形用型穴充填通路を閉塞して成形工程において障害と
なる。従って予備発泡時に集塊化しないように予め発泡
性熱可塑性樹脂粒子に例えば金属石けん、タルク粉末等
で表面被覆することは公知である。反面かかる表面被覆
は成形時において各樹脂粒子間の融着を阻害する傾向を
有する。更に成形時に発泡粒子相互の融着を促進する物
質を添加する方法も知られている。このようにして得ら
れた発泡成形体はこれを破断した時各発泡粒子の融着状
態が良好であり、各粒子の表面が全く現れず融着が100
%であってもその融着面は完全な面接着ではなく、微細
な毛細管が外部に開口している。例えば界面活性剤を含
む染料溶液を入れると水溶液は粒子間を通過して外壁に
滲み出してくることによって確認することができる。例
えば普通の発泡性エチレン樹脂粒子を用いたコップが正
常な成形状態にあってもレギュラーコーヒーを入れ長時
間放置すれば、およそ30分でコーヒーが発泡粒子の間隙
を通してコップ外壁に浸透する。また即席カップめん等
の容器として用い夏場等ある期間、商品を保管すると徐
々に粉末スープの油脂等の滲み出しがみられるため、こ
れら食品の容器としては使用できない。
一方、融着面を通して水溶液、油脂分の滲み出しを防
止するのに特開昭59−41339合公報等の提案もあるが、
それら組成物等は成形時の発泡粒子相互の融着を阻害す
る傾向があり、成形加熱時間の延長が必要となり生産性
の低下を来す。また、融着を促進させる例えば飽和高級
脂肪酸のトリグリセライド(特公昭60−23783号公
報)、高級脂肪酸(特公昭58−49569号公報)、硬化油
(特公昭59−28339号公報)を併用した場合、なるほど
成形時の発泡粒子相互の融着は改良されるが、コップ等
の水溶液、油脂分の滲み出し防止能を著しく損ねる結果
を示す。
止するのに特開昭59−41339合公報等の提案もあるが、
それら組成物等は成形時の発泡粒子相互の融着を阻害す
る傾向があり、成形加熱時間の延長が必要となり生産性
の低下を来す。また、融着を促進させる例えば飽和高級
脂肪酸のトリグリセライド(特公昭60−23783号公
報)、高級脂肪酸(特公昭58−49569号公報)、硬化油
(特公昭59−28339号公報)を併用した場合、なるほど
成形時の発泡粒子相互の融着は改良されるが、コップ等
の水溶液、油脂分の滲み出し防止能を著しく損ねる結果
を示す。
従って滲み出しが防止でき、生産性の低下をさせない
発泡性熱可塑性樹脂粒子が得られれば、用途拡大と生産
性向上に寄与できる。
発泡性熱可塑性樹脂粒子が得られれば、用途拡大と生産
性向上に寄与できる。
本発明は、前記した問題点を解消し、滲み出しのな
い、生産性の高い発泡性熱可塑性樹脂粒子を提供するこ
とを目的としている。
い、生産性の高い発泡性熱可塑性樹脂粒子を提供するこ
とを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明者等は鋭意研究を重
ねた結果、発泡性熱可塑性粒子に対しポリエチレンワッ
クスによる表面処理を施したものが効果のあることを知
見し本発明を完成するに至った。
ねた結果、発泡性熱可塑性粒子に対しポリエチレンワッ
クスによる表面処理を施したものが効果のあることを知
見し本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は熱可塑性樹脂粒子中に軟化点より
低い沸点を有する炭化水素を含有する発泡性熱可塑性樹
脂粒子において、結晶性エチレンポリマーであり、分子
量が400〜900、融点が85℃〜110℃であるポリエチレン
ワックスが熱可塑性樹脂粒子に0.005〜0.05重量%被覆
されていることを特徴とする発泡性熱可塑性樹脂粒子を
要旨としている。
低い沸点を有する炭化水素を含有する発泡性熱可塑性樹
脂粒子において、結晶性エチレンポリマーであり、分子
量が400〜900、融点が85℃〜110℃であるポリエチレン
ワックスが熱可塑性樹脂粒子に0.005〜0.05重量%被覆
されていることを特徴とする発泡性熱可塑性樹脂粒子を
要旨としている。
本発明の構成と作用を説明する。
本発明の対象となる熱可塑性樹脂粒子とはスチレン又
はメチルスチレンの単独重合体、共重合体が挙げられ
る。発泡剤としてはプロパン、n−ブタン、i−ブタ
ン、n−ペンタン、i−ペンタン、ジクロロフルオロメ
タン等の前記樹脂粒子の軟化点より低い沸点を有する易
揮発性の炭化水素が挙げられる。発泡剤はオートクレー
ブ内で水性懸濁剤を用いた分散系で1−10重量%含浸さ
れる。
はメチルスチレンの単独重合体、共重合体が挙げられ
る。発泡剤としてはプロパン、n−ブタン、i−ブタ
ン、n−ペンタン、i−ペンタン、ジクロロフルオロメ
タン等の前記樹脂粒子の軟化点より低い沸点を有する易
揮発性の炭化水素が挙げられる。発泡剤はオートクレー
ブ内で水性懸濁剤を用いた分散系で1−10重量%含浸さ
れる。
本発明で用いるポリエチレンワックスは特に直鎖状の
結晶性のエチレンホモポリマーであり、分子量が400〜9
00の範囲にあり、その融点は85〜110℃のものである。
このものは微粒状で用いられる。例えば分子量500の融
点88℃及び分子量700、融点99℃の結晶性ポリエチレン
ワックスは最も優れた効果をもつものであった。同系の
ポリエチレンワックスであっても分子量が2000で融点が
126℃のものは殆ど本発明の効果を示さない。これは発
泡性スチレン系樹脂粒子の成形温度に起因しており、通
常その成形品の最高温度は105〜120℃が採用されてお
り、成形時にポリエチレンワックスが溶融もしくはそれ
に近い状態になりスチレン系樹脂に影響することが必須
要件であることが考えられる。
結晶性のエチレンホモポリマーであり、分子量が400〜9
00の範囲にあり、その融点は85〜110℃のものである。
このものは微粒状で用いられる。例えば分子量500の融
点88℃及び分子量700、融点99℃の結晶性ポリエチレン
ワックスは最も優れた効果をもつものであった。同系の
ポリエチレンワックスであっても分子量が2000で融点が
126℃のものは殆ど本発明の効果を示さない。これは発
泡性スチレン系樹脂粒子の成形温度に起因しており、通
常その成形品の最高温度は105〜120℃が採用されてお
り、成形時にポリエチレンワックスが溶融もしくはそれ
に近い状態になりスチレン系樹脂に影響することが必須
要件であることが考えられる。
また、同じ融点範囲にあるフィッシャートロプシュワ
ックス(微粒状)及び石油ワックスのマイクロクリスタ
リンワックス(微粉状)を用いても本発明の効果である
成形時に於ける発泡粒子間の融着促進効果は得られな
い。
ックス(微粒状)及び石油ワックスのマイクロクリスタ
リンワックス(微粉状)を用いても本発明の効果である
成形時に於ける発泡粒子間の融着促進効果は得られな
い。
その使用に際しては単独もしくは上記範囲内のものを
混用してもよい。これらポリエチレンワックスは5〜30
ミクロンの微粉末として使用され、樹脂粒子表面に均一
に付着被覆させる方法として種々の方法がある。例えば
ドラムブレンダーを用いて発泡性熱可塑性樹脂粒子と共
に回転混合させればよい。発泡性熱可塑性樹脂粒子表面
に付着した特定されたポリエチレンワックスは予備発泡
時、100℃付近の飽和水蒸気中で一部溶融し、発泡槽内
で回転撹拌されることからより均一化され、次工程でコ
ップ等に成形される。
混用してもよい。これらポリエチレンワックスは5〜30
ミクロンの微粉末として使用され、樹脂粒子表面に均一
に付着被覆させる方法として種々の方法がある。例えば
ドラムブレンダーを用いて発泡性熱可塑性樹脂粒子と共
に回転混合させればよい。発泡性熱可塑性樹脂粒子表面
に付着した特定されたポリエチレンワックスは予備発泡
時、100℃付近の飽和水蒸気中で一部溶融し、発泡槽内
で回転撹拌されることからより均一化され、次工程でコ
ップ等に成形される。
この場合、ジンクステアレート等の高級脂肪酸金属塩
を併用すればよい。ジンクステアレート等は予備発泡時
の各粒子の含着、集塊化防止、成形金型からの離型、成
形品の滑りを向上させる効果を示すほかにコップに於け
るレギュラーコーヒー、即席麺スープ等の滲み出しを防
止する効果を増強する。
を併用すればよい。ジンクステアレート等は予備発泡時
の各粒子の含着、集塊化防止、成形金型からの離型、成
形品の滑りを向上させる効果を示すほかにコップに於け
るレギュラーコーヒー、即席麺スープ等の滲み出しを防
止する効果を増強する。
高級脂肪酸金属塩としてステアリン酸、ラウリン酸、
ミリスチン酸等の高級脂肪酸の亜鉛、マグネシウム、カ
ルシウム、アルミニウム塩等が挙げられこれらのうち、
ジンクステアレートが多く用いられる。
ミリスチン酸等の高級脂肪酸の亜鉛、マグネシウム、カ
ルシウム、アルミニウム塩等が挙げられこれらのうち、
ジンクステアレートが多く用いられる。
本発明において特定されたポリエチレワックスは発泡
性熱可塑性樹脂粒子に対し0.005〜0.05重量%使用する
のが好ましく、より好ましくは0.005〜0.02重量%であ
る。使用量が0.005重量%未満では成形時の融着を充分
に促進する効果が得られ難く、0.02重量%を超えると充
分に過ぎ、コップ等の残れ防止能を阻害する傾向を示
す。よって、その使用量は極く少なくてよい特徴をもっ
ている。また高級脂肪酸金属塩を併用する場合、その使
用量は0.05〜0.25重量%であり、好ましくは0.15〜0.2
重量%である。本発明の特徴は発泡性熱可塑性樹脂粒子
から成形された発泡体例えばコップのレギュラーコーヒ
ー、即席麺のスープ等の水溶液、油脂分の滲み出し防止
能を阻害することなく成形時の発泡粒子相互の融着を促
進し、成形の生産性向上に寄与することである。
性熱可塑性樹脂粒子に対し0.005〜0.05重量%使用する
のが好ましく、より好ましくは0.005〜0.02重量%であ
る。使用量が0.005重量%未満では成形時の融着を充分
に促進する効果が得られ難く、0.02重量%を超えると充
分に過ぎ、コップ等の残れ防止能を阻害する傾向を示
す。よって、その使用量は極く少なくてよい特徴をもっ
ている。また高級脂肪酸金属塩を併用する場合、その使
用量は0.05〜0.25重量%であり、好ましくは0.15〜0.2
重量%である。本発明の特徴は発泡性熱可塑性樹脂粒子
から成形された発泡体例えばコップのレギュラーコーヒ
ー、即席麺のスープ等の水溶液、油脂分の滲み出し防止
能を阻害することなく成形時の発泡粒子相互の融着を促
進し、成形の生産性向上に寄与することである。
以下実施例により本発明を詳細に説明するが、これに
より本発明は限定されるものではない。
より本発明は限定されるものではない。
実施例1. 発泡剤として5.5重量%のn−ペンタンを含有する直
径0.3〜0.6mmの発泡性ポリスチレン樹脂粒子1000gにポ
リエチレンワックスとしてポリワックス655微粉品(組
成:分子量700のエチレンホモポリマー融点99℃ペテロ
ライト社製)0.1gとジンクステアレート2.0gを添加し
て、上記樹脂粒子の表面を被覆するように容器内で撹き
混ぜ、被覆発泡性ポリエチレン樹脂粒子を得た。
径0.3〜0.6mmの発泡性ポリスチレン樹脂粒子1000gにポ
リエチレンワックスとしてポリワックス655微粉品(組
成:分子量700のエチレンホモポリマー融点99℃ペテロ
ライト社製)0.1gとジンクステアレート2.0gを添加し
て、上記樹脂粒子の表面を被覆するように容器内で撹き
混ぜ、被覆発泡性ポリエチレン樹脂粒子を得た。
これを回転撹拌式予備発泡装置で90℃の常圧飽和水蒸
気中で全体が均一に加熱され、かつ嵩容積が100g/に
なるように5分で発泡し、予備発泡粒子を得た。
気中で全体が均一に加熱され、かつ嵩容積が100g/に
なるように5分で発泡し、予備発泡粒子を得た。
予備発泡粒子を大気中で6時間熟成乾燥した後、内容
積500cc肉厚2mmのコップ状成形型穴内に充填し、2.0kg/
cm2の水蒸気を用いて、4.0秒間加熱し、冷却後、成形型
穴より成形されたポリスチレン樹脂発泡成形体を得た。
得られたコップ内に即席麺に使用されている粉末スープ
10gと水5gを入れ撹き混ぜスラリー状のスープをコップ
内壁全体に塗り、次にコップ全体を塩化ビニリデンフィ
ルムで密閉されるように包み、60℃のオーブン中に放置
してスープの茶色色素がコップ壁の発泡粒子間を通過し
てコップ外面に滲み出すのを観察した。
積500cc肉厚2mmのコップ状成形型穴内に充填し、2.0kg/
cm2の水蒸気を用いて、4.0秒間加熱し、冷却後、成形型
穴より成形されたポリスチレン樹脂発泡成形体を得た。
得られたコップ内に即席麺に使用されている粉末スープ
10gと水5gを入れ撹き混ぜスラリー状のスープをコップ
内壁全体に塗り、次にコップ全体を塩化ビニリデンフィ
ルムで密閉されるように包み、60℃のオーブン中に放置
してスープの茶色色素がコップ壁の発泡粒子間を通過し
てコップ外面に滲み出すのを観察した。
その結果24時間経過しても滲み出しはなく、即席麺容
器として実用に供し得るうことを確認した。
器として実用に供し得るうことを確認した。
実施例2 ポリワックス655微粉品をポリワックス500微粉品(組
成:分子量500のエチレンホモポリマー、融点88℃ペテ
ロライト社製)に変更する以外は実施例1と同様に5.0
秒の加熱時間でコップの成形を行った。同様な滲み出し
防止能効果は実施例1と同じく良好であった。
成:分子量500のエチレンホモポリマー、融点88℃ペテ
ロライト社製)に変更する以外は実施例1と同様に5.0
秒の加熱時間でコップの成形を行った。同様な滲み出し
防止能効果は実施例1と同じく良好であった。
比較例1 ポリエチレンワックスを用いないこと以外は実施例1
と同様にして成形を行ったところ、成形品コップの各発
泡粒子間の融着がわるく、コップは割れ易く、また、即
席麺スープの滲み出しは5時間でみられ、実用に供し得
ないものであった。成形時の融着をよくするためには加
熱時間は6.0秒間必要であり、大幅な生産性の低下を来
す内容のものであった。
と同様にして成形を行ったところ、成形品コップの各発
泡粒子間の融着がわるく、コップは割れ易く、また、即
席麺スープの滲み出しは5時間でみられ、実用に供し得
ないものであった。成形時の融着をよくするためには加
熱時間は6.0秒間必要であり、大幅な生産性の低下を来
す内容のものであった。
比較例2 ポリエチレンワックスの代わりにサゾールワックスス
プレー30(組成:フィッシャー,トロプシュ法による石
炭からの合成石油パラフィンワックス、凝固点97〜98℃
10ミクロン以下の微粉末サーゾルケミカル社製)を用い
る以外は実施例1と同様にしてコップを成形した。得ら
れたコップは発泡粒子間の融着がわるく、コップは割れ
易く実用に供し得ないものであった。
プレー30(組成:フィッシャー,トロプシュ法による石
炭からの合成石油パラフィンワックス、凝固点97〜98℃
10ミクロン以下の微粉末サーゾルケミカル社製)を用い
る以外は実施例1と同様にしてコップを成形した。得ら
れたコップは発泡粒子間の融着がわるく、コップは割れ
易く実用に供し得ないものであった。
比較例3 ポリエチレンワックスの代わりにマイクロクリスタン
リンワックスHi−Mic−3090(組成:石油ワックス分子
量700〜800で結晶性の低いイソパラフィンやミクロパラ
フィンが多い、融点90℃日本精蝋(株)社製)を用いる
以外は実施例1と同様にしてコップを成形した。しかし
得られたコップは発泡粒子間の融着がわるく、コップは
割れ易く実用に供し得ないものであった。
リンワックスHi−Mic−3090(組成:石油ワックス分子
量700〜800で結晶性の低いイソパラフィンやミクロパラ
フィンが多い、融点90℃日本精蝋(株)社製)を用いる
以外は実施例1と同様にしてコップを成形した。しかし
得られたコップは発泡粒子間の融着がわるく、コップは
割れ易く実用に供し得ないものであった。
実施例3 実施例1に用いた発泡性ポリエチレン樹脂粒子1000g
にポリワックス655微粉品0.1gとジンクステアレート2.0
g、コップの油脂分滲み出し防止剤のフッ素含有ランダ
ム共重合体のエタノール溶液0.5を添加して樹脂粒子表
面に被覆するように容器内で撹き混ぜ発泡性ポリスチレ
ン樹脂粒子処理品を得た。
にポリワックス655微粉品0.1gとジンクステアレート2.0
g、コップの油脂分滲み出し防止剤のフッ素含有ランダ
ム共重合体のエタノール溶液0.5を添加して樹脂粒子表
面に被覆するように容器内で撹き混ぜ発泡性ポリスチレ
ン樹脂粒子処理品を得た。
これを実施例1と同様にしてコップ成形を行い加熱時
間4.5秒で正常な品質のコップが得られた。得られたコ
ップに即席麺とカレー粉を含む調味料かやくを入れ、コ
ップ全体を塩化ビニリデンフィルムで密閉されるように
包み60℃オーブン中に放置しカレー粉の黄色色素(油脂
分)がコップ外壁に滲み出すのを観察したが100時間を
経過しても滲み出しはなく、即席麺容器として実用上支
障のないことを認めた。
間4.5秒で正常な品質のコップが得られた。得られたコ
ップに即席麺とカレー粉を含む調味料かやくを入れ、コ
ップ全体を塩化ビニリデンフィルムで密閉されるように
包み60℃オーブン中に放置しカレー粉の黄色色素(油脂
分)がコップ外壁に滲み出すのを観察したが100時間を
経過しても滲み出しはなく、即席麺容器として実用上支
障のないことを認めた。
比較例4 ポリエチレンワックスを用いないこと以外は実施例3
と同様に成形を行ったところ、コップ良品を得るには加
熱時間は6.5秒必要であり、コップ成形の生産性低下が
認められた。
と同様に成形を行ったところ、コップ良品を得るには加
熱時間は6.5秒必要であり、コップ成形の生産性低下が
認められた。
比較例5 ポリエチレンワックスの代わりに成形時に融着促進効
果のある高級脂肪酸(リシノール酸を70%含む)を0.3g
を用いる以外は実施例3と同様にしてコップを成形し、
その即席麺かやく(油脂分)の滲み出し防止能評価を行
った。成形時の融着は正常に行われたが、滲み出しが3
〜4時間でみられ、滲み出し防止能阻害が大きく認めら
れ、実用に供し難いものであった。
果のある高級脂肪酸(リシノール酸を70%含む)を0.3g
を用いる以外は実施例3と同様にしてコップを成形し、
その即席麺かやく(油脂分)の滲み出し防止能評価を行
った。成形時の融着は正常に行われたが、滲み出しが3
〜4時間でみられ、滲み出し防止能阻害が大きく認めら
れ、実用に供し難いものであった。
実施例4 発泡剤として5.5重量%のブタン、発泡助剤として1.5
重量%のシクロヘキサンを直径1.0〜1.5mmのポリスチレ
ン粒子に含浸させた発泡性ポリエチレン粒子1000gにポ
リワックス655微粉末0.3、ジンクステアレート2.0gを加
えて容器内で撹き混ぜ表面処理を行った。
重量%のシクロヘキサンを直径1.0〜1.5mmのポリスチレ
ン粒子に含浸させた発泡性ポリエチレン粒子1000gにポ
リワックス655微粉末0.3、ジンクステアレート2.0gを加
えて容器内で撹き混ぜ表面処理を行った。
次いで実施例1と同様に嵩容積が25g/になるように
発泡させ予備発泡粒子を得た。予備発泡粒子を大気中に
6時間放置して肉厚20mmの箱状成形品が得られる金型に
充填し、0.7kg/cm2の水蒸気を用いて25秒加熱成形し冷
却後取出し成形品を得た。その箱状成形品に水1にア
ルキルベンゼンスルホン酸ソーダ0.1g、エリオクローム
ブラックT0.1gを溶解分散させた溶液を入れ、外面への
滲み出しを観察した。その結果1時間経過しても滲み出
しはなく、当成形品がアイスボックスとして水性溶液の
滲み出しが少ないことが確認できた。
発泡させ予備発泡粒子を得た。予備発泡粒子を大気中に
6時間放置して肉厚20mmの箱状成形品が得られる金型に
充填し、0.7kg/cm2の水蒸気を用いて25秒加熱成形し冷
却後取出し成形品を得た。その箱状成形品に水1にア
ルキルベンゼンスルホン酸ソーダ0.1g、エリオクローム
ブラックT0.1gを溶解分散させた溶液を入れ、外面への
滲み出しを観察した。その結果1時間経過しても滲み出
しはなく、当成形品がアイスボックスとして水性溶液の
滲み出しが少ないことが確認できた。
比較例6 実施例4におけるポリエチレンワックスを除いた他は
同様にして成形を行った所融着に必要な加熱時間は32秒
を要し、成形生産性の低下が認められた。
同様にして成形を行った所融着に必要な加熱時間は32秒
を要し、成形生産性の低下が認められた。
本発明は、以上説明したように構成されているから、
特にコップの水溶液、油脂分等の滲み出し防止能を損な
うことなく成形時の発泡粒子間の融着を促進することが
でき、産業上極めて有用である。
特にコップの水溶液、油脂分等の滲み出し防止能を損な
うことなく成形時の発泡粒子間の融着を促進することが
でき、産業上極めて有用である。
Claims (2)
- 【請求項1】熱可塑性樹脂粒子中に、該樹脂粒子の軟化
点より低い沸点を有する炭化水素を含有する発泡性熱可
塑性樹脂粒子において、結晶性エチレンホモポリマーで
あり、分子量が400〜900、融点が85℃〜110℃であるポ
リエチレンワックスが熱可塑性樹脂粒子に0.005〜0.05
重量%被覆されていることを特徴とする、発泡性熱可塑
性樹脂粒子。 - 【請求項2】ポリエチレンワックスに高級脂肪酸金属塩
を0.05〜0.25重量%混合して被覆されている請求項1記
載の発泡性熱可塑性樹脂粒子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2166852A JPH082990B2 (ja) | 1990-06-27 | 1990-06-27 | 発泡性熱可塑性樹脂粒子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2166852A JPH082990B2 (ja) | 1990-06-27 | 1990-06-27 | 発泡性熱可塑性樹脂粒子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0457837A JPH0457837A (ja) | 1992-02-25 |
| JPH082990B2 true JPH082990B2 (ja) | 1996-01-17 |
Family
ID=15838845
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2166852A Expired - Fee Related JPH082990B2 (ja) | 1990-06-27 | 1990-06-27 | 発泡性熱可塑性樹脂粒子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH082990B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05202223A (ja) * | 1992-01-28 | 1993-08-10 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | 発泡性スチレン系樹脂粒子 |
| JP4789307B2 (ja) * | 2000-06-23 | 2011-10-12 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | 機能性ポリオレフィン系樹脂発泡粒子及びその型内成形体 |
| EP1590172A4 (en) * | 2003-02-04 | 2006-03-29 | Nova Chem Inc | COATING COMPOSITION FOR THERMOPLASTIC RESIN PARTICLES FOR FORMATION OF FOAM CONTAINER |
| JP7538642B2 (ja) * | 2020-03-26 | 2024-08-22 | 株式会社カネカ | 発泡性ポリスチレン系樹脂粒子、ポリスチレン系予備発泡粒子および発泡成形体。 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53127567A (en) * | 1977-04-13 | 1978-11-07 | Terumi Kuromori | Foamable polystyrene particle |
-
1990
- 1990-06-27 JP JP2166852A patent/JPH082990B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0457837A (ja) | 1992-02-25 |
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