JPH08299225A - 浴用織成生地 - Google Patents

浴用織成生地

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JPH08299225A
JPH08299225A JP13865695A JP13865695A JPH08299225A JP H08299225 A JPH08299225 A JP H08299225A JP 13865695 A JP13865695 A JP 13865695A JP 13865695 A JP13865695 A JP 13865695A JP H08299225 A JPH08299225 A JP H08299225A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 編地である垢すりの刺激過度を是正する浴用
織物としては、ナイロンやレーヨンタオルしかなく、使
用者の多様な好みを満足し得なかった欠陥を解消し、柔
らかさ、泡立ち、ボリューム感、刺激感の多様な要請に
対応可能とする。 【構成】 経糸には、糸の太さ80d〜400dで、糸
の太さと浴用織成生地本体の経糸総本数の積が1000
00〜200000となる綿糸を採択し、緯糸には糸の
太さが150d〜450dにして、フィラメント数が5
〜30であるクリンプ糸を用いて織成することで、綿糸
である経糸を基調とし、これに緯糸の特性をも兼備させ
た各種特性の浴用織成生地を提供する。 【効果】 綿糸を経糸としたことで柔らかさと吸水性を
保有させ、これにクリンプ糸などの緯糸がもっている泡
立ち、ボリューム感、刺激感を付加して、多様な要求に
満足を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は経糸に綿糸を用い、これ
に各種の緯糸を選定して織成することにより、垢すりや
タオルとして浴用に供し得るようにした織成生地の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】既知の通り、織物としての浴用タオルと
か、浴用垢すりなどとしては、これまでレーヨンタオル
とかナイロンタオルなどが実用に供されているだけであ
る。上記織成ナイロンタオルとしては、経糸として20
d〜30dのナイロン糸が用いられると共に、当該糸の
太さと、タオル一枚当りの経糸総本数を1200本〜1
800本に整経し、緯糸には糸の太さが200d〜35
0dのナイロンクリンプ糸を用いて整織した製品であ
り、前記のレーヨンタオルは緯糸に撚糸を使用すること
で刺激感を与えるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように織物とし
ての浴用タオルとしては、極めてその品種が少ないだけ
でなく、前記のナイロンタオルによるときは無地の製品
となり、このため緯糸にポリエステル糸や綿糸を入れて
横縞を形成するといった配慮がなされているものの、そ
の外観は柄が不鮮明であり、かつ、入浴時の使用感も変
化に乏しく、このため、各個人の多様な好みに適合した
製品となっていない。
【0004】このような現況にあって、一般に多品種、
多用途の製品開発が現在における産業界のすう勢でもあ
り、現用織物浴用タオルは、刺激感があり垢擦りとして
の効果はあるものの、ボリューム感に乏しく、泡立ちや
泡もちが悪く、さらに、ストライプ柄、格子柄等の製品
が提供しにくいことに鑑み、本発明では、経糸に適切な
太さの綿糸を用いると共に、その使用総本数をも所定範
囲に特定し、当該経糸に対して、請求項1では、所定太
さと、所定フィラメント数のクリンプ糸を緯糸として織
成することにより、特に泡立ち、ボリューム感があり、
様々な柄の形成を容易にしようとするのが、その目的で
ある。
【0005】請求項2によるときは、同上綿糸に対し、
緯糸には所定太さとフィラメント数をもったクリンプ糸
と綿糸とを、所定の交織比率による交織糸を選定して織
成することで、これまた、泡立ちとボリュウーム感を改
善し、かつ、肌にやさしい柔らかな感触をもたせようと
するのが、その目的である。
【0006】請求項3にあっては、同じく上記の綿糸を
基調とし、緯糸には、これまた綿糸を採択することによ
り、極めて柔らかい織物製品を得、使用者の多様な要求
に満足を与えようとしている。
【0007】請求項4の場合には、同上綿糸を経糸と
し、緯糸には綿糸と所定太さとフィラメント数および撚
り回数とした綿撚糸とを、所定の交織比率により形成し
た交織糸を選定して織成し、これにより、製品に凹凸を
形成してボリューム感と刺激性のある織成生地を得よう
としている。
【0008】請求項5の織成生地では、上記の綿糸によ
る経糸に、緯糸として所定太さとフィラメント数および
撚り回数としたレーヨン撚糸を用いることで、凹凸によ
る所謂しぼ(皺)立ちをよくし、織地によるレーヨン垢
すりと綿垢すりとの中間的な刺激感を釀しだし、人様々
な使用感の違いに適合させようとするのが、その目的で
ある。
【0009】請求項6にあっては、これまた経糸には前
同綿糸を用い、緯糸としては、所定太さとフィラメント
数をもったポリプロピレンウーリー糸と、前掲所定太さ
とフィラメント数をもったクリンプ糸とを、所定の交織
比率によって得た交織糸を採択して織成し、これにより
泡立ちをよくして、さらに大きな凹凸を形成してボリュ
ーム感のある刺激感をもった浴用織成生地の提供を、そ
の目的としている。
【0010】請求項7においては、綿糸を経糸とする点
で同じであるが、緯糸には所定の太さで、所定の撚り回
数とした綿撚糸を選ぶことにより、汚れを吸着し易く、
肌にやさしい刺激感をもたせようとしている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、全請求項にわたって、その経糸には糸の
太さが80d〜400dで、当該糸の太さと、浴用織成
生地本体の経糸総本数の積が、100000〜2000
00とした綿糸を用いるが、請求項1の緯糸は、糸の太
さが150d〜450dにして、フィラメント数が5〜
30フィラメントとしたクリンプ糸が用いられている浴
用織成生地を提供しようとしている。
【0012】請求項2では、その緯糸につき、糸の太さ
が150d〜450dにして、フィラメント数が5〜3
0フィラメントとしたクリンプ糸および糸の太さが89
d〜531dの綿糸とにより、交織比率を4:1〜1:
4とした交織糸を用いるようにしている。
【0013】請求項3における緯糸にあっては、糸の太
さが89d〜531dの綿糸を用いるようにしている。
【0014】請求項4の緯糸には、糸の太さが89d〜
531dの綿糸および糸の太さが単糸換算で89d(6
0S′)〜531d(10S′)にして、かつ、撚り回
数が500回/m〜2500回/mである綿撚糸とによ
り、交織比率を4:1〜1:4とした交織糸が用いられ
ていることを特徴としている。
【0015】請求項5における緯糸には、糸の太さが1
00d〜400dにして、フィラメント数が20〜80
で、かつ撚り回数が1000回/m〜3000回/mで
あるレーヨン撚糸が用いられていることを、その内容と
している。
【0016】請求項6にあっては、その緯糸に糸の太さ
が300d〜1500dで、フィラメント数が15〜2
00であるポリプロピレンウーリー糸および糸の太さが
150d〜450dで、フィラメント数が5〜30であ
るクリンプ糸により、交織比率を4:1〜1:4とした
交織糸が採択されていることを特徴としている。
【0017】請求項7では、その緯糸として糸の太さが
単糸換算で89d(60S′)〜531d(10S′)
にして、かつ、撚り回数が500回/m〜2500回/
mである綿撚糸が編成されていることを、その内容とし
ている。
【0018】
【作用】本発明に係る浴用織成生地によるときは、綿糸
の糸の太さが80d以上であるから、細過ぎることによ
り製品が柔らかになってしまうことなく、400dより
も太くしてしまうことで硬く、かつ、ごわごわした感じ
のものにもならず、入浴に供し使い易いものとなる。
【0019】さらに、糸の太さだけでなく、タオル等の
1本分における経糸総本数と糸の太さとの積(この値
は、糸の太さが細くなると経糸総本数が大となり、糸が
太くなると当該経糸総本数が小となるわけである。)に
つき、これを100000以上とすることで綿糸の特質
が、緯糸にまけることなしに発揮され、ボリューム感を
顕在化することができ、またストライプ柄、格子柄など
の柄を、はっきりと呈示させることができる。そして、
同上値が200000以下であることから、水を吸収し
過ぎて入浴時の取扱いが悪くなってしまったり、また緯
糸の特質を発揮し得なくなるといったこともない。
【0020】上記の如き経糸に対し、緯糸としてナイロ
ンやポリエステルなどによるクリンプ糸を用いた請求項
1の浴用織成生地によるときは、糸の太さを150d以
上とすることで、熱を加えた時における縮みが小さくな
ることで、刺激が少なくなってしまうことなく、さら
に、450d以下としたことで製品全体がこわく(強)
なり過ぎてしまうこともない。
【0021】さらに、そのフィラメント数は30以下と
したことにより、縮みが低下して刺激が少なくなってし
まうこともなく、また、当該フィラメント数が5以上で
あることにより、織成生地がかた過ぎてしまうといった
こともない。
【0022】また、上記の経糸を基調として、緯糸にク
リンプ糸と綿糸とによる交織糸しを採択するようにした
請求項2のものにあっては、上記の請求項1におけるク
リンプ糸だけでなく、これに通常市販されている綿糸
(89d〜531d)を交織比率を4:1〜1:4とし
た交織糸が用いられているので、クリンプ糸と綿糸との
各長所が発揮され、上記の交織比率がこの範囲外となっ
たときは、交織糸とした特徴が顕在化されず、泡立ちが
よく、かつ、泡もちもよく、さらにボリューム感をもた
せるのが困難となる。
【0023】請求項3の織成生地にあっては、その緯糸
として通常市販の前記の如き89d〜531dの綿糸を
用いるのであり、これにより100%の織物製品とな
り、非常に柔らかい入浴用タオル等を提供でき、これま
た使用者の多様な好みに適合させ得る製品の提供に役立
つこととなる。
【0024】請求項4の場合には、前掲綿糸と綿撚糸と
の交織糸を緯糸としており、上記綿糸の特色が発揮され
るだけでなく、綿撚糸は綿糸の太さが89d以下に細く
しないことで、撚糸とした際にあって縮みが悪くなった
り、しぼ立ちがよくなかったりして凹凸が形成されなく
なることが回避され、また、531d以上に太い綿糸で
ないことから、撚糸を形成したときに、かたくなり過ぎ
て、タオル等として扱いにくくなるといったことがな
い。
【0025】さらに、上記の綿糸に係る撚り回数が50
0回/mよりも大であることから、縮み状態や、しぼ立
ちが悪くなることがなく、また2500回/m以下の撚
り回数としたので、製品が強くなり扱いにくくなるとい
うこともない。
【0026】次に、請求項5にあっては、緯糸としてレ
ーヨン撚糸が用いられ、その糸の太さを100d以上と
したことで、縮みが悪くなって刺激感に欠け、しぼ立ち
が悪くなるといったことがなく、400d以下としたこ
とで、かたくなり過ぎて扱いづらくなるといったことも
なくなる。また撚り回数についても1000回/m以上
とすることで縮みが悪くなったり、刺激感に欠け、しぼ
立ちが悪くなるといったことがなくなり、3000回/
m以下とすることで、これまたかたくなり過ぎ、タオル
等としての扱いが、しにくくなるといったこともなくな
る。
【0027】また、レーヨン撚糸としての糸のフィラメ
ント数を20〜80としたことで、80以下としたこと
により、縮みの低下による刺激の減退が生ぜず、20以
上であることにより、織成生地のかた過ぎが回避される
こととなる。
【0028】次に請求項6によるときは、ポリプロピレ
ンウーリー糸とクリンプ糸との交織糸を緯糸に用い、し
かも、ポリプロピレンウーリー糸にあっては、その糸の
太さが300d以上としたので、製品表面における凹凸
が形成でき、また1500d以下としたことから、クリ
ンプ糸が整織した生地の中で縮まなくなってしまい、当
該クリンプを生かせなくなるといったことがなくなる。
【0029】さらに、ポリプロピレンウーリー糸につ
き、その糸のフィラメント数を15〜200としたこと
から、200以下としたことによって、縮みの低下によ
る刺激の減退が生ずるようなことなく、15以上である
ことにより、織成生地のかた過ぎが避けられることにな
る。
【0030】次に、クリンプ糸については、前記請求項
1と請求項2について記述したと同じく、その糸の太さ
を150d〜450d、フィラメント数を5〜30とし
たことで、既述の通りの作用を発揮することになり、ま
た、ポリプロピレンウーリー糸とクリンプ糸との交織比
率についても、前記の請求項2と請求項4におけると同
じく、4:1〜1:4としたので、これまた、請求項2
についての説示と同じく、夫々の糸の特性を、互いに打
消してしまうようなことなく、各特性を発揮し得る織成
生地を提供できることになる。
【0031】そして、請求項7では緯糸として綿撚糸が
用いられていることから、前記の請求項4における綿撚
糸について説示した如く、その太さ89d〜531d、
撚り回数が500回/m〜2500回/mとの条件を満
たすことで、既述の作用を発揮し得ることになる。
【0032】
【実施例】本発明を以下詳細に説示すると、請求項1か
ら請求項7にわたり、すべてその経糸には綿糸を用いる
のであり、綿糸自体は柔らかく、吸水性に富んでいる特
性をもっているが、経糸を当該単品種によって整経する
ことにより、上記の特性を充分に発揮することができ
る。上記の綿糸の糸の太さについては、以下の説明を理
解し易くするため、綿番手によることなしに、デニール
換算により表示するようにしており、本発明における経
糸としての綿糸は、デニール換算で80d〜400dと
するのであり、これは、80dよりも細くすると、当該
綿糸の特性を生かし難くなり、製品とした場合にあって
柔らか過ぎて使いにくくなってしまうからであり、ま
た、400dよりも太くすると、これまた綿糸のもつ特
性を生かすことが困難となり、製品はごわごわとした硬
さを帯び、使いにくくなってしまうからである。
【0033】さらに、経糸としての綿糸については、浴
用タオル等の浴用織成生地本体(通常幅長20〜40c
m)の経糸総本数につき考慮しなければならない。すな
わち、本発明では前記糸の太さと上記経糸総本数との積
が100000〜200000とするのである。従っ
て、当該糸の太さが細くなると経糸総本数が増加、逆に
同上糸の太さが太くなると経糸総本数が少なくなるわけ
であるが、上記の積算値を100000よりも小さくす
ると、経糸としての綿糸の前記した特性を充分発揮でき
なくなり、緯糸の特徴のみが顕在化されてしまうことに
なるのであり、ボリューム感が低下し、さらには、スト
ライプ柄、格子柄などの柄を、はっきりと出すことがで
きなくなる。
【0034】また、前掲積算値を200000を超過し
てしまうと、綿糸の特性が強調され、水の吸収が過大と
なって、お風呂などで使用する製品として不適当なもの
となり、しかも緯糸の特性を生かすことができないこと
となる。
【0035】さて、上記の如き綿糸に対し、本発明では
その請求項1の場合クリンプ糸を緯糸とし、当該経糸と
緯糸とにより織成生地を得るのであるが、このクリンプ
糸としては各種製品に多用されているナイロンクリンプ
糸を用いるのがよく、またポリエステルクリンプ糸を採
択することもできる。
【0036】さて、このクリンプ糸は、綿糸に対し泡立
ち、泡持ちがよく、ボリューム感があり、様々な柄を形
成できるなどの特性を発揮し得るものであるが、その糸
の太さは150d〜450dとし、かつフィラメント数
を5〜30とする。ここで、糸の太さを150dよりも
細くすると、練りやワッシャー染などにより熱が加えら
れた際、縮みが悪くなってしまい、この結果刺激感に乏
しくなってしまうのである。一方450dよりも太くし
てしまうと、こわくなり過ぎてしまい、またフィラメン
ト数については、これを30よりも多くすると、縮みが
悪くなって刺激が少なくなり、5よりも小さくしてしま
うと、かたい製品となってしまう。かくして、泡もちが
よくボリューム感のある、しかも各種の柄を鮮明に表出
できる製品を得ることができる。
【0037】次に、請求項2にあっては上記のクリンプ
糸と綿糸との交織糸を用いることになり、当該クリンプ
糸の糸の太さとフィラメント数は、上記の請求項1に係
る説示と同じ理由により、同じ太さとフィラメント数と
する。これに対し綿糸は通常市販されている89d〜5
31dの太さをもった糸を用いればよく、しかも、クリ
ンプ糸と当該綿糸との交織比率を4:1〜1:4とす
る。
【0038】上記の交織比率は、当該クリンプ糸と綿糸
が、夫々もっている長所を生かすための特定範囲を示し
ておりこの範囲内に交織比率を求めないと、泡立ちがよ
く、かつ柔らかでボリューム感があり、かつ泡持ちもよ
いといった特性が顕在化されないことになる。かくし
て、泡持ちよく、柔らかくボリューム感もあり、肌にや
さしい製品が得られる。
【0039】請求項3では前記の綿糸である経糸に対
し、これまた綿糸である緯糸を用いて浴用織成生地本体
である浴用タオルなどを形成することになり、この緯糸
に用いられる綿糸としても、これまた市販の89d〜5
31dである太さの糸を採択すればよく、これにより綿
100%の織物製品となり、非常に柔らかな製品となっ
て、使用者の好みに対して特殊な肌合いのものを提供し
得ることになる。
【0040】請求項4にあっても緯糸に交織糸を用いる
ようにしており、この場合には、何れも綿糸であるが、
一方は、これまた89d〜531dの太さをもつ綿糸で
あり、他方は、糸の太さ89d(60S′)〜531d
(10S′)のものを500回/m〜2500回/mの
範囲で撚った綿撚糸であり、当該両者の交織比率は前記
と同じく4:1〜1:4とする。
【0041】上記のようにするのは、綿糸が89dより
も細いと綿撚糸を得たときに縮みが悪くなり、しぼ
(皺)立ちが悪く凹凸面が形成されなくなってしまうか
らであり、これに対し531dよりも太い糸を用いた際
には、製品もかたくなり過ぎて扱いにくくなってしまう
からである。また、前記の撚り回数については500回
/mよりも小さい場合、撚りによる縮みが悪くなって、
しぼ立ちが悪くなってしまい、2500回/mよりも撚
り回数を大きくすると、こわくなり過ぎて扱いにくくな
るためである。かくして、綿糸の柔らかさと、綿撚糸の
肌にやさしい刺激感と、適度な吸水性と汚れを吸着する
といった緯糸の特質が、前記の経糸である綿糸の特性を
付加された、特異な浴用織成生地が得られる。
【0042】請求項5では綿糸の経糸に対し、緯糸とし
てレーヨン撚糸を用いるようにしており、これは糸の太
さが100d〜400dで、フィラメント数が20〜8
0のレーヨン糸が採択され、かつ撚り回数としては10
00回/m〜3000回/mとするのである。
【0043】ここで、レーヨン糸の太さについては、1
00dよりも細くすると縮みが悪く、しぼ立ちが充分で
なくなり刺激感に欠けてしまうからであり、400dよ
りも太くすると、かた過ぎで扱いずらくなるからであ
り、また撚り回数についても1000回/mよりも撚り
が少ないと縮みが悪くなって、しぼ立ちも不良となり、
刺激感が得られなくなるのであって、3000回/mよ
りも多く撚ると、かた過ぎて扱いにくくなるためであ
る。また前記のフィラメント数については、80より多
くすると縮みが悪くなって刺激が低下し、20よりも少
なくすると、かたくなり過ぎてしまうからである。かく
して、しぼ立ちのよく、既知のレーヨン垢すりと綿垢す
りとの中間的な刺激感のものが得られる。
【0044】請求項6では、これまた前記の如く緯糸に
交織糸を用いるのであるが、これはポリプロピレンウー
リー糸と前掲クリンプ糸とが用いられるのであり、ポリ
プロピレンウーリー糸には糸の太さが300d〜150
0dで、フィラメント数が15〜200とし、これに対
しクリンプ糸は、前記の請求項1、請求項2におけるク
リンプ糸と同じく、糸の太さは150d〜450dでフ
ィラメント数が5〜30とし、さらに、ポリプロピレン
ウーリー糸とクリンプ糸との交織比率は前同4:1〜
1:4とする。
【0045】ここで、ポリプロピレンウーリー糸の糸の
太さを限定したのは、300dよりも細いと製品に凹凸
が表出しないことになり、1500dよりも太くなる
と、クリンプ糸が整織された生地の中で縮まなくなって
しまい、クリンプ糸の特徴を生かせなくなってしまうか
らである。またフィラメント数については、請求項1、
請求項2、請求項5にあって説示した通り、200より
も多くすると縮みが悪く刺激が少なくなり15よりも少
なくすると、かたくなり過ぎるためである。
【0046】そして、クリンプ糸の前掲糸の太さおよび
フィラメント数については、前記の請求項1、請求項2
にあって説示した内容と同じ理由で、その限定がなされ
ており、さらに、交織比率についても、前掲請求項2、
請求項4において説示したことと同断であり、かくして
も、泡持ちよく、充分な凹凸をもち、かつボリューム感
に富んだ製品を提供し得る。
【0047】請求項7の場合には綿糸の経糸に対し、緯
糸として綿撚糸が用いられるもので、当該糸の太さは前
記請求項4と同じく89d(60S′)〜531d(1
0S′)で、撚り回数も前同の500回/m〜2500
回/mとする。そして、当該太さと撚り回数の範囲限定
については、同上請求項4についての説示内容と同じで
あり、当該範囲内における撚り回数の調整によって、肌
にやさしい刺激感の程度を、使用者の好みに合わせて多
種多様に調整することが可能となる。
【0048】
【発明の効果】本発明は以上のように経糸に糸の太さ
と、この糸の太さと浴用織成生地本体の経糸総本数の積
につき、これを特定範囲内で調整したものを選定し、こ
れに、請求項1乃至請求項7にわたって、夫々の緯糸と
して、クリンプ糸、クリンプ糸と綿糸との交織糸、綿
糸、綿糸と綿撚糸との交織糸、レーヨン撚糸、ポリプロ
ピレンウーリー糸とクリンプ糸の交織糸および綿撚糸
を、糸の太さやフィラメント数、撚り回数および交織比
率について所定の条件を満たすよう採択使用したもので
あるから、基調となる経糸の特性に各種緯糸の特性が相
殺されることなく付加され、このため、浴用織成生地と
して、人様々な肌に対する好みの感覚に合わせた製品を
提供でき、これまでの織地による単なる垢すりとは違っ
た浴用織成生地の使用により、入浴を楽しくすることが
できる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 糸の太さが80d〜400dで、当該糸
    の太さと、浴用織成生地本体の経糸総本数の積を、10
    0000〜200000とした綿糸による経糸と、糸の
    太さが150d〜450dにして、フィラメント数が5
    〜30フィラメントとしたクリンプ糸による緯糸とによ
    り織成されていることを特徴とする浴用織成生地。
  2. 【請求項2】 糸の太さが80d〜400dで、当該糸
    の太さと、浴用織成生地本体の経糸総本数の積を、10
    0000〜200000とした綿糸による経糸と、糸の
    太さが150d〜450dにして、フィラメント数が5
    〜30フィラメントとしたクリンプ糸および糸の太さが
    89d〜531dの綿糸とにより、交織比率を4:1〜
    1:4とした交織糸による緯糸とによって織成されてい
    ることを特徴とする浴用織成生地。
  3. 【請求項3】 糸の太さが80d〜400dで、当該糸
    の太さと、浴用織成生地本体の経糸総本数の積を、10
    0000〜200000とした綿糸による経糸と、糸の
    太さが89d〜531dの綿糸による緯糸とにより織成
    されていることを特徴とする浴用織成生地。
  4. 【請求項4】 糸の太さが80d〜400dで、当該糸
    の太さと、浴用織成生地本体の経糸総本数の積を、10
    0000〜200000とした綿糸による経糸と、糸の
    太さが89d〜531dの綿糸および糸の太さが単糸換
    算で89d(60S′)〜531d(10S′)にし
    て、かつ、撚り回数が500回/m〜2500回/mで
    ある綿撚糸とにより、交織比率を4:1〜1:4とした
    交織糸による緯糸とによって織成されていることを特徴
    とする浴用織成生地。
  5. 【請求項5】 糸の太さが80d〜400dで、当該糸
    の太さと、浴用織成生地本体の経糸総本数の積を、10
    0000〜200000とした綿糸による経糸と、糸の
    太さが100d〜400dにして、フィラメント数が2
    0〜80で、かつ撚り回数が1000回/m〜3000
    回/mであるレーヨン撚糸としての緯糸とにより織成さ
    れていることを特徴とする浴用織成生地。
  6. 【請求項6】 糸の太さが80d〜400dで、当該糸
    の太さと、浴用織成生地本体の経糸総本数の積を、10
    0000〜200000とした綿糸による経糸と、糸の
    太さが300d〜1500dで、フィラメント数が15
    〜200であるポリプロピレンウーリー糸および糸の太
    さが150d〜450dで、フィラメント数が5〜30
    であるクリンプ糸により、交織比率を4:1〜1:4と
    した交織糸による緯糸とによって織成されていることを
    特徴とする浴用織成生地。
  7. 【請求項7】 糸の太さが80d〜400dで、当該糸
    の太さと、浴用織成生地本体の経糸総本数の積を、10
    0000〜200000とした綿糸による経糸と、糸の
    太さが単糸換算で89d(60S′)〜531d(10
    S′)にして、かつ、撚り回数が500回/m〜250
    0回/mである綿撚糸としての緯糸とにより、織成され
    ていることを特徴とする浴用織成生地。
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JPS4311810Y1 (ja) * 1966-03-11 1968-05-22
JPS5734822A (en) * 1980-08-07 1982-02-25 Sato Koujirou Bath towel
JPH0414076U (ja) * 1990-05-22 1992-02-04

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