JPH082999B2 - ポリオレフィン組成物 - Google Patents

ポリオレフィン組成物

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JPH082999B2
JPH082999B2 JP2007642A JP764290A JPH082999B2 JP H082999 B2 JPH082999 B2 JP H082999B2 JP 2007642 A JP2007642 A JP 2007642A JP 764290 A JP764290 A JP 764290A JP H082999 B2 JPH082999 B2 JP H082999B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、耐候性或いは耐紫外線性に優れたポリオレ
フィン組成物に関する。
従来の技術及び発明が解決しようとする課題 周知のように、ポリオレフィン系樹脂、ポリオレフィ
ン系ゴムは幅広い用途に使用されており、屋外で直射日
光に晒されたり、高温で使用されたりするなど、苛酷な
条件で使用される場合も多い。
この場合、ポリオレフィンは一般的に紫外線に弱く、
例えばポリエチレンは300nm、ポリプロピレンは370nm、
ポリスチレンは318nmの波長で劣化し易いものである。
このため、紫外線吸収剤をポリオレフィンに配合するこ
とが行なわれている。
従来、かかる目的でポリオレフィンに配合される添加
剤としては、p−アミノ安息香酸系、ベンゾフェノン
系、ベンゾトリアゾール系、サリシレート系、置換アク
リルニトリル系化合物等が知られており、また、カーボ
ンブラックや酸化チタン等の添加剤も広く利用されてい
る。
しかし、これらの化合物の殆んどは常温で固体であ
り、ポリオレフィンとの相溶性が悪く、添加量が制限さ
れるため、紫外線吸収性能を十分に発揮できないという
問題がある。また、添加量を多くしてもブルームが生
じ、かえってその効果を著しく低下させるという問題が
生じる。更に、食品,医薬品等の包装材に使用する場合
は安全衛生上の点から無毒性であることが必要であり、
透明樹脂に使用する場合は透明性が必要であり、その他
熱安定性、化学的安定性、拡散や移行性等に対する安定
性なども必要とされるが、従来の紫外線吸収剤はこれら
の性能を十分満足して難いものである。
一方、従来より、Si−Si結合を有するオルガノポリシ
ラン類が紫外線吸収を示すことは知られており、特にジ
メチルポリシラン類について、ケイ素鎖が長くなるに従
って吸収波長域が長波長側に移行すことも観察されてい
るが、従来よく知られているジメチルポリシラン類は紫
外線吸収域が250nmより短波長であり、一般にポリオレ
フィンの紫外線劣化を防ぐのに必要な300nm以上の吸収
が不十分である。
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、ポリオレ
フィン系樹脂やゴムの紫外線劣化域に適合した優れた紫
外線吸収能を有すると共に、ポリオレフィン系樹脂やゴ
ムの相溶性が良好で、熱的・化学的安定性の良い紫外線
吸収剤を配合した、耐候性の優れたポリオレフィン組成
物を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段及び作用 本発明者は、上記目的を達成するため種々のオルガノ
ポリシラン類の紫外線吸収効果について検討した結果、
分子中に下記式(1) R1R2Si ……(1) (但し、式中R1は置換又は未置換の炭素数1〜10のアル
キル基、R2は置換又は未置換の炭素数3以上のアルキル
基,シクロアルキル基及びアリール基より選択される
基、nは2〜50の整数である。) で示されるポリシラン構造単位と、下記式(2) (但し、式中R3は水素原子、水酸基、置換又は未置換の
一価炭化水素基及びOR4(R4置換又は未置換の一価炭化
水素基)より選択される基、aは0<a≦4の正数であ
る。) で示される構造単位とを含有する有機ケイ素化合物が、
ポリオレフィンの紫外線劣化波長である300〜400nmの紫
外線に対して優れた吸収効果を示し、かつポリシラン構
造の重合度や有機置換基の種類を変えることにより吸収
波長域を変えることができ、熱的にも化学的にも安定で
あり、また式(2)の構造単位の導入でポリオレフィン
との相溶性も良好で、上記有機ケイ素化合物を紫外線吸
収剤としてポリオレフィン系樹脂やゴムに配合した場
合、ポリオレフィン組成物が優れた耐紫外線性を長期間
にわたって維持し、良好な耐候性を示すことを知見し、
本発明をなすに至ったものである。
従って、本発明は、上記式(1),(2)の構造単位
を含有する有機ケイ素化合物よりなる紫外線吸収剤をポ
リオレフィン系樹脂又はポリオレフィン系ゴムに配合し
てなるポリオレフィン組成物を提供する。
以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明に係る紫外線吸収剤は、分子中に下記式(1) R1R2Si ……(1) (但し、式中R1は置換又は未置換の炭素数1〜10のアル
キル基、R2は置換又は未置換の炭素数3以上のアルキル
基,シクロアルキル基及びアリール基より選択される
基、nは2〜50の整数である。) で示されるポリシラン構造単位と、下記式(2) (但し、式中R3は水素原子、水酸基、置換又は未置換の
一価炭化水素基及びOR4(R4置換又は未置換の一価炭化
水素基)より選択される基、aは0<a≦4の正数であ
る。) で示される構造単位とを含有する有機ケイ素化合物から
なるものである。
以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明に係る紫外線吸収剤は、上記(A)又は(B)
の有機ケイ素化合物からなるものである。
ここで、R1は置換又は未置換の炭素数1〜10のアルキ
ル基であり、例えばメチル基,エチル基,プロピル基,
ブチル基,ペンチル基,ヘキシル基,ヘプチル基,オク
チル基等が挙げられるが、中でも炭素数3〜10のアルキ
ル基であることが好適であり、R2は置換又は未置換の炭
素数3以上のアルキル基,シクロアルキル基又はアリー
ル基であるが、特にフェニル基であることが好ましい。
また、R1,R2はその炭素原子に結合した水素原子の一部
又は全部がハロゲン原子などで置換された基、例えばト
リフロロプロピル基等であってもよい。更に、2〜50、
より望ましくは5〜50、更に望ましくは10〜20である。
また、R3は水素原子、水酸基、置換又は未置換の一価
単価水素基、又はOR4(R4は置換又は未置換の一価炭化
水素基)であるが、これら一価炭化水素基としては、炭
素数1〜10のアルキル基,アルケニル基,アリール基等
が挙げられ、またこれらの炭素原子に結合した水素原子
の一部又は全部がハロゲン原子などで置換されたもので
あってもよい。
上述したような有機ケイ素化合物としては、下記式
(i)のシランをシロキサン変性して得られる下記式
(ii)のものが例示される。
(i) XR1R2SinX (R1,R2,nは上記と同様の意味を示し、Xは水素原子又
は水酸基を示す。) (式中、R1,R2,nは上記と同様の意味を示し、R5〜R13
それぞれ炭素数1〜3のアルキル基,アルケニル基又は
アリール基、Aはアルキレン基、Yは水素原子,水酸
基,炭素数1〜3のアルキル基,アルケニル基又はアリ
ール基,b及びcはそれぞれ1以上の数を示す。) この(ii)式の化合物の具体例としては、末端ビニル
官能性ポリシランCH2=CHR1R2SinCH=CH2とSiH含有
ポリシロキサン とを反応させることにより得られる下記化合物 などが挙げられる。
(但し、(iii),(iv)式において、R1,R2,n及びA,Y
は上記と同様の意味を示し、R14〜R20はそれぞれ炭素数
1〜3のアルキル基,アルケニル基又はアリール基、d
は1以上の数を示す。) これら、(iii),(iv)式の化合物の具体例として
は、末端ビニル官能性ポリシランCH2=CHR1R2SinCH
=CH2と片末端SiH含有ポリシロキサン とを反応させることにより得られる下記化合物 及び などが挙げられる。
また、末端SiH含有ポリシランHR1R2SinHと末端
ビニル官能性ポリシロキサン とを反応させることにより得られる などを挙げることもできる (v)(R22O3-eRe 21Si−AR1R2SinA−SiRR
e 21(OR223-e (但し、R1,R2,n及びAは上記と同様の意味を示し、R21
は炭素数1〜3のアルキル基,アルケニル基又はアリー
ル基、R22は低級アルキル基又はトリアルキルシリル
基、eは0又は1を示す。) この(v)式の化合物の具体例としては、末端ビニル
ポリシランCH2=CHR1R2SinCH=CH2とSiH含有アルコ
キシシラン(例えばHSi(OCH33,HCH3Si(OC2H5
との反応生成物である下記化合物 などを挙げることができる。
また、末端SiHポリシランHR1R2SinHとビニルア
ルコキシシラン等(例えばCH2=CHSi(OCH33,CH2=CH
Si(OSi(CH3)とを反応させることにより得ら
れる下記化合物 (CH3O)3SiCH2CH2R1R2SinCH2CH2Si(OCH3 などを挙げることもできる なお、上記(ii)〜(v)式において、Aのアルキレ
ン基としては炭素数1〜3のもの、特にエチレン基が好
ましく、bは1〜10、特に1〜5、c及びdはそれぞれ
1〜20、特に2〜20が好ましい。
上記の化合物において、本発明の目的とする紫外線吸
収効果を与える部分は(1)式のオルガノポリシラン部
分であり、これら化合物における(2)式の構造単位部
分は紫外線吸収効果には影響を与えず、これらは溶剤溶
解性を与え、ポリオレフィンとの相溶性を良好にするも
のである。例えば(i)式のオルガノポリシランは、芳
香族溶媒へ溶解性は良好であるが、脂肪族炭化水素への
溶解性が低く、しかもその溶解性は(i)式中のケイ素
鎖が長くなるにつれて徐々に低下する傾向があり、特に
アルキルフェニルポリシランは脂肪族炭化水素に溶解し
にくく、ジアルキルポリシランにおいてはケイ素鎖が長
くなるとテトラヒドロフラン等にも溶けにくくなる。従
って、(i)式のオルガノポリシランは、nの数を大き
くしてケイ素鎖を長くすると紫外線吸収極大が長波長側
にシフトすると共に、吸収極大が大きくなって紫外線吸
収能が向上するが、逆に、溶媒との相溶性が低下してい
くものであるが、これに(2)式の構造単位を導入し、
例えばシロキサン変性してシロキサン鎖を付加すること
により、溶媒への溶解性が向上すると共に、ポリオレフ
ィンとの相溶性が向上するものである。この結果、ポリ
シランの重合度及びポリシランの有機基の種類を変える
ことにより遠紫外部から近紫外部まで所望の紫外線吸収
域を与えると共に、種々のポリシランを導入することに
より相溶性を変えることができるために、本発明に係る
有機ケイ素化合物はポリオレフィンを劣化させる紫外線
域に適合した紫外線吸収域を持ち、しかもポリオレフィ
ンの種類に応じた相溶性を持つ最適なものを選択するこ
とができる。
また、本発明に係る有機ケイ素化合物は、その構造上
ポリオレフィンに配合する場合の衛生上の制限が少ない
ものである。
なお、上記(1),(2)式の構造単位を有する有機
ケイ素化合物の合成は公知の方法が採用される。
例えば、ポリシラン類はオルガノクロロシランとアル
カリ金属(M)とをトルエン、キシレン、テトラヒドロ
フラン等の溶媒中で反応させることにより得ることがで
きる。
R1R2SiCl2+M→R1R2Si+MCl R′R″RSiCl/R1R2SiCl2+M→ R′R″RSi(R1R2Si)lSiR′R″R+MCl この場合、塩素数を選択することにより鎖状ポリマー
あるいは三次元ポリマーを得ることができる。なお、モ
ノクロロシランは鎖長停止剤として作用し、重合度を調
節することができる。
また、アルケニル基の導入は、例えば次のようにビニ
ルクロロシラン類を用いることにより行なうことができ
る。
(CH2=CH)R1R2SiCl/R1R2SiCl2+M →CH2=CH(R1R2Si)nCH=CH2 更に、SiH基の導入は、例えば HR1R2SiCl/R1R2・SiCl2+M →HR1R2・SinH の反応を採用することができる。
このようにして得られるポリシラン類を変性して上記
式(ii)〜(v)の化合物を得る場合も公知の方法を利
用することができ、上述したようにSi−CH=CH2とSi−
Hとの付加反応が好適に採用されるが、更に例えばCl
R1R2SinClとクロロシランの共加水分解法、ClR1R2S
inClとClR′R″SiOSiR′R″ClとのNaによる縮
合反応などを利用して製造することができる。
本発明の紫外線吸収剤は、上述した有機ケイ素化合物
の1種又は2種以上から構成されるが、この場合、上記
(1)式の構造単位を有するオルガノポリシランを単独
で使用すると上述したように一般に芳香族系溶媒によく
溶けるが、アルキルフェニルポリシランは脂肪族系溶媒
に溶けにくい傾向があり、またジアルキルポリシランは
重合度が大きくなるとテトラヒドロフランへの溶解性も
低下する傾向がある。従って、ポリオレフィン系樹脂や
ゴムに配合する場合はその配合性を考慮して、ポリオレ
フィン系樹脂やゴムの種類に応じてその相溶性の点から
式(ii)〜(v)の化合物等を適宜選択して使用するこ
とが好ましい。
ここで、これら有機ケイ素化合物を配合するポリオレ
フィン系樹脂、ポリオレフィン系ゴムとしてはオレフィ
ンの単一重合体、2種以上のオレフィンの共重合体が挙
げられ、具体的にはポリエチレン、ポリプロピレン、エ
チレン・プロピレンコポリマー、エチレン・プロピレン
・ジエンターポリマー、エチレン・酢酸ビニルコポリマ
ー、エチレン・メチルメタアクリレートコポリマー、エ
チレン・エチルメタアクリレートコポリマー、イソブチ
レン・イソプレンコポリマー、ポリスチレン、ポリ塩化
ビニル等の樹脂及びゴムが例示される。この場合、本発
明の組成物はこれらポリオレフィン系樹脂やゴムの1種
を使用して2種以上をブレンドして使用してもよい。
なお、上記有機ケイ素化合物の配合量は、ポリオレフ
ィンの種類、使用目的などによって異なるが、通常ポリ
オレフィン系樹脂又はゴム100重量部に対し、0.1〜10重
量部、特に0.5〜5重量部の範囲が好ましい。0.1重量部
より配合量が少ないと配合の効果が十分現れない場合が
あり、また10重量部より多く配合しても耐紫外線効果の
向上が小さく不経済となる場合がある。
また、本発明のポリオレフィン組成物には、通常ポリ
オレフィン組成物に配合される可塑剤、安定剤、充填
剤、補強剤、酸化防止剤、発泡剤、難燃材、帯電防止
剤、滑剤、着色剤、高分子系改質剤等を配合して何ら差
し支えなく、常用範囲で配合できる。
発明の効果 本発明のポリオレフィン組成物は、ポリオレフィン系
樹脂やゴムを劣化させる紫外線波長域の300〜400nmで優
れた紫外線吸収能を有すると共に、熱的・化学的安定性
を有する上、ポリオレフィン系樹脂やゴムとの相溶性が
高い上記有機ケイ素化合物を配合したことにより、ブル
ームがなく、優れた耐候性を有するものである。
以下、本発明を参考例及び実施例により更に具体的に
説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるもので
はない。
〔参考例1〕 第1表に示す両末端が≡SiHである種々の重合度及び
有機基を持つオルガノポリシランの紫外線吸収極大波長
(λmax)と吸収係数(ε)を日立製U−3400分光光度
計(1cm標準セル)を用いて測定した。結果を第1表に
併記する。
〔参考例2〕 合成例1 機械的スターラー、温度計、コンデンサー、滴下ロー
ト及び窒素導入管をそれぞれ取り付けた1の4つ口フ
ラスコにトルエン400g及び金属ナトリウム片23gを入
れ、窒素中で加熱してナトリウムを溶融した。次いで、
激しく攪拌しながらメチルフェニルジクロロシラン90g
(0.47モル)を1時間かけて滴下し、その後3時間還流
した。冷却した後、固体を別し、液から溶媒を除去
し、次いでテトラヒドロフラン/イソプロパノール溶液
で残留物を洗浄して、分子量n11,000(GPC)固体生成
物〔HCH3C6H5Si97H〕29g(収率52%)を得た。
合成例2 合成例1と同じ装置を使用し、同様の方法でトルエン
400g、金属ナトリウム片23g、メチルフェニルジクロロ
シラン80g(0.42モル)及びメチルフェニルビニルクロ
ロシラン14.6g(0.08モル)を用いて反応を行ない、反
応後冷却し、固体を別した。液から溶媒を除去し、
次いで石油エーテル、アセトンで洗浄して分子量n185
0(GPC)の半固体生成物〔CH2=CH(CH3C6H5Si)15CH=
CH2〕23g(収率38%)を得た。
次いで、上で得られたオルガノポリシラン10gをトル
エン120gに溶かし、塩化白金酸−ブタノール触媒(白金
2重量%)を約0.5ml加え、60℃に加熱し、これにH(C
H32Si(OSi(CH318OSi(CH338.0gを滴下して
反応させ、粘稠生成物 15g(収率83%)を得た。
次に、上記合成例1,2の化合物を濃度3mg/100ml及び6m
g/100mlでヘキサンに溶解し、日立製U−3400の分光光
度計(1cm標準セル)を用いて紫外線透過率を測定し
た。その結果をそれぞれ第1図(合成例1)、第2図
(合成例2)に示す。
また、比較のため市販の紫外線吸収剤のフェニルサリ
シレート(Vソーブ201) の25mg/100mlイソプロピルアルコール溶液、2,2′−ジ
ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン(サイアソー
ブUV24)の5mg/100mlトルエン溶液、及びベンゾトリア
ゾール誘導体(Tinuvin320)の5mg/100mlクロロホルム
溶液の紫外線透過率を測定した結果をそれぞれ第3図〜
第5図に示す。
〔実施例1〕 市販のポリエチレン樹脂100部に、合成例2で合成し
た有機ケイ素化合物を1.5部配合したポリオレフィン組
成物をそれぞれシート状に形成し、屋外に6ケ月間暴露
し、暴露前後のシートの引張り強さと伸びを測定した。
結果を第2表に示す。
紫外線吸収剤無添加の組成物の引張強さは、2ケ月後
に測定したところ180kg/cm2であり、紫外線による架橋
により引張り強さが一時的に上昇した後、低下するとい
う現象がみられ、また伸びも大きく低下して、紫外線に
よる物性低下が顕著であることが認められた。
これに対して、本発明に係る有機ケイ素化合物を配合
した組成物は、架橋による引張り強さの上昇はほとんど
みられず、初期値が保持されているものであった。
〔実施例2〕 エチレンプロプリレンゴム(EPDM)とシリコーンのハ
イブリッドゴムであるSEP1721U(信越化学工業社製)10
0部に、合成例2で得られた有機ケイ素化合物を3.0部添
加し、ジクミルパーオキサイド(DCP40)3部を加えて
加硫し、厚さ2mmのシートを作成した。
次に、ASTM−G53に従い、UVCON(アトラス社製)を用
いて上記シートを70℃の雰囲気で紫外線に暴露して、10
0%伸長時のクラック発生状態を観察し、次に示す3段
階で評価した結果を第3表に示す。
クラック発生評価 ○:100%伸長時、クラック発生せず △:100%伸長時、わずかにクラックがヘヤー状に発生す
る ×:100%伸長時、クラックが発生する 第3表の結果からも、本発明の組成物が優れた耐候性
を有することが認められた。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はそれぞれ参考例の紫外線吸収剤の紫
外線吸収スペクトル、第3図はフェニルサリシレートの
紫外線吸収スペクトル、第4図は2,2′−ジヒドロキシ
−4−メトキシベンゾフェノンの紫外線吸収スペクト
ル、第5図はベンゾトリアゾール誘導体の紫外線吸収ス
ペクトルである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリオレフィン系樹脂又はポリオレフィン
    系ゴムに、分子中に下記式(1) R1R2Si ……(1) (但し、式中R1は置換又は未置換の炭素数1〜10のアル
    キル基、R2は置換又は未置換の炭素数3以上のアルキル
    基,シクロアルキル基及びアリール基より選択される
    基、nは2〜50の整数である。) で示されるポリシラン構造単位と、下記式(2) (但し、式中R3は水素原子、水酸基、置換又は未置換の
    一価炭化水素基及びOR4(R4置換又は未置換の一価炭化
    水素基)より選択される基、aは0<a≦4の正数であ
    る。) で示される構造単位とを含有する有機ケイ素化合物を配
    合してなることを特徴とするポリオレフィン組成物。
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