JPH0830103A - 現像装置 - Google Patents
現像装置Info
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- JPH0830103A JPH0830103A JP6180458A JP18045894A JPH0830103A JP H0830103 A JPH0830103 A JP H0830103A JP 6180458 A JP6180458 A JP 6180458A JP 18045894 A JP18045894 A JP 18045894A JP H0830103 A JPH0830103 A JP H0830103A
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- developing
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 キャリア付着及びトナー飛散を抑制できると
共に、濃度が十分に高く且つガサツキがなく、鮮明で高
画質な画像を安定して得ることができる現像装置を提供
することである。 【構成】 磁性キャリアの単位体積当たりの磁化の強さ
が磁界の強さ1000ガウスにおいて150 emu/cm3以
下の2成分現像剤を使用する。又磁石ローラ23が第1
の磁石材料からなる磁石23aと、第2の磁石材料から
なる磁石23bとから構成され、第1の磁石23aによ
る現像スリーブ21上の最大磁束密度が、第2の磁石2
3bによるスリーブ21上の最大磁束密度よりも大き
く、第1の磁石23aが現像領域に位置する。
共に、濃度が十分に高く且つガサツキがなく、鮮明で高
画質な画像を安定して得ることができる現像装置を提供
することである。 【構成】 磁性キャリアの単位体積当たりの磁化の強さ
が磁界の強さ1000ガウスにおいて150 emu/cm3以
下の2成分現像剤を使用する。又磁石ローラ23が第1
の磁石材料からなる磁石23aと、第2の磁石材料から
なる磁石23bとから構成され、第1の磁石23aによ
る現像スリーブ21上の最大磁束密度が、第2の磁石2
3bによるスリーブ21上の最大磁束密度よりも大き
く、第1の磁石23aが現像領域に位置する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式或いは静
電記録方式により像担持体上に形成された静電潜像を現
像して可視化するのに用いられる現像装置に関し、特に
乾式現像剤を用いて現像する現像装置に関するものであ
る。
電記録方式により像担持体上に形成された静電潜像を現
像して可視化するのに用いられる現像装置に関し、特に
乾式現像剤を用いて現像する現像装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電子写真装置、静電記録装置、磁気記録
装置等の画像形成装置における現像方法として、磁気ブ
ラシ現像法が広く用いられている。この磁気ブラシ現像
法として、磁性トナーからなる1成分現像剤を用いた1
成分現像方式と、非磁性トナーと磁性キャリアとからな
る2成分現像剤を用いた2成分現像方式とがある。
装置等の画像形成装置における現像方法として、磁気ブ
ラシ現像法が広く用いられている。この磁気ブラシ現像
法として、磁性トナーからなる1成分現像剤を用いた1
成分現像方式と、非磁性トナーと磁性キャリアとからな
る2成分現像剤を用いた2成分現像方式とがある。
【0003】1成分現像方式は構成は簡単であるが、ト
ナーに磁性体が含まれるため所望の色の画像を得ること
が困難である。一方、2成分現像方式は非磁性トナーを
用いているので、カラー画像を形成するのに適してい
る。
ナーに磁性体が含まれるため所望の色の画像を得ること
が困難である。一方、2成分現像方式は非磁性トナーを
用いているので、カラー画像を形成するのに適してい
る。
【0004】この2成分現像方式の1つとして磁気ブラ
シ摺擦現像法が知られている。この現像法では、現像容
器に回転自在に取付けた非磁性円筒(現像スリーブ)
と、この現像スリーブ内に固定された複数の磁極を有す
る磁石ローラと、現像スリーブ上の現像剤の層厚を規制
する規制ブレードとを具備し、現像スリーブの回転によ
り現像剤を感光ドラムと対向した現像領域に搬送し、磁
石ローラの現像位置に配置された現像極により現像剤に
磁気ブラシを形成させて、磁気ブラシで感光ドラムに摺
擦させて現像を行なうものである。
シ摺擦現像法が知られている。この現像法では、現像容
器に回転自在に取付けた非磁性円筒(現像スリーブ)
と、この現像スリーブ内に固定された複数の磁極を有す
る磁石ローラと、現像スリーブ上の現像剤の層厚を規制
する規制ブレードとを具備し、現像スリーブの回転によ
り現像剤を感光ドラムと対向した現像領域に搬送し、磁
石ローラの現像位置に配置された現像極により現像剤に
磁気ブラシを形成させて、磁気ブラシで感光ドラムに摺
擦させて現像を行なうものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この種の磁気ブラシ現
像法は、現像に寄与する現像剤を現像領域に十分に供給
することができるので、高い画像濃度を得ることができ
る反面、現像位置において磁気ブラシの穂が疎であるた
め、特にハイライト、ハーフトーン濃度領域においてガ
サツキのある貧弱な画像となることがあった。
像法は、現像に寄与する現像剤を現像領域に十分に供給
することができるので、高い画像濃度を得ることができ
る反面、現像位置において磁気ブラシの穂が疎であるた
め、特にハイライト、ハーフトーン濃度領域においてガ
サツキのある貧弱な画像となることがあった。
【0006】又近年、高画質の画像の要求が高まってお
り、様々な原稿画像、特にフルカラー画像に対し大きな
要求がなされている。従ってベタ黒部の画像濃度を十分
に高く維持しながらハイライト部の再現性を良好にし、
ハーフトーン部においても緻密な画像を得ることが必要
とされている。
り、様々な原稿画像、特にフルカラー画像に対し大きな
要求がなされている。従ってベタ黒部の画像濃度を十分
に高く維持しながらハイライト部の再現性を良好にし、
ハーフトーン部においても緻密な画像を得ることが必要
とされている。
【0007】このことから、例えば2成分現像剤のトナ
ー及び磁性キャリアを小粒径化することが行なわれる
が、画質は良好になるものの感光ドラムにキャリア付着
を生じ、ひどい場合は画像の欠損を発生することがあっ
た。
ー及び磁性キャリアを小粒径化することが行なわれる
が、画質は良好になるものの感光ドラムにキャリア付着
を生じ、ひどい場合は画像の欠損を発生することがあっ
た。
【0008】又磁性キャリアの飽和磁化を小さくするこ
とにより、磁気ブラシの穂を緻密にする方法が試みられ
ているが、従来の2成分現像装置では、キャリア付着を
生じたり、画像濃度が薄くなることがあった。
とにより、磁気ブラシの穂を緻密にする方法が試みられ
ているが、従来の2成分現像装置では、キャリア付着を
生じたり、画像濃度が薄くなることがあった。
【0009】この場合、磁石ローラの反撥磁界を用いて
現像スリーブ上のトナーを積極的に利用することによ
り、画像濃度を高くすることができるが、トナー飛散を
生じることがある。
現像スリーブ上のトナーを積極的に利用することによ
り、画像濃度を高くすることができるが、トナー飛散を
生じることがある。
【0010】本発明の目的は、キャリア付着及びトナー
飛散を抑制できると共に、濃度が十分に高く且つガサツ
キがなく、鮮明で高画質な画像を安定して得ることがで
きる現像装置を提供することである。
飛散を抑制できると共に、濃度が十分に高く且つガサツ
キがなく、鮮明で高画質な画像を安定して得ることがで
きる現像装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
現像装置にて達成される。要約すれば本発明は、非磁性
トナーと磁性キャリアとからなる2成分現像剤を、複数
の磁極を有する磁界発生手段を内部に非回転に配設した
現像剤支持手段上に支持して、像担持体と対向した現像
領域へ搬送し、前記現像領域で現像剤の磁気ブラシを形
成して前記像担持体上の潜像を現像する現像装置におい
て、前記磁性キャリアの単位体積当たりの磁化の強さが
磁界の強さ1000ガウスにおいて150emu/cm3 以下
であり、前記磁界発生手段が第1の磁石と第2の磁石の
少なくとも2種類の磁石を含んで構成され、そして前記
第1の磁石による磁界の前記現像剤支持手段上の最大磁
束密度が、前記第2の磁石による磁界の前記現像剤支持
手段上の最大磁束密度よりも大きく、且つ前記第1の磁
石が前記現像領域に位置することを特徴とする現像装置
である。
現像装置にて達成される。要約すれば本発明は、非磁性
トナーと磁性キャリアとからなる2成分現像剤を、複数
の磁極を有する磁界発生手段を内部に非回転に配設した
現像剤支持手段上に支持して、像担持体と対向した現像
領域へ搬送し、前記現像領域で現像剤の磁気ブラシを形
成して前記像担持体上の潜像を現像する現像装置におい
て、前記磁性キャリアの単位体積当たりの磁化の強さが
磁界の強さ1000ガウスにおいて150emu/cm3 以下
であり、前記磁界発生手段が第1の磁石と第2の磁石の
少なくとも2種類の磁石を含んで構成され、そして前記
第1の磁石による磁界の前記現像剤支持手段上の最大磁
束密度が、前記第2の磁石による磁界の前記現像剤支持
手段上の最大磁束密度よりも大きく、且つ前記第1の磁
石が前記現像領域に位置することを特徴とする現像装置
である。
【0012】本発明の他の態様では、前記磁性キャリア
の単位体積当たりの磁化の強さが磁界の強さ1000ガ
ウスにおいて150emu/cm3 以下であり、前記磁界発生
手段が2つのピークを有する現像主極を備え、前記ピー
ク間において前記現像剤支持手段上に現像剤が存在しな
い領域の幅が1mm以内であるようにした。
の単位体積当たりの磁化の強さが磁界の強さ1000ガ
ウスにおいて150emu/cm3 以下であり、前記磁界発生
手段が2つのピークを有する現像主極を備え、前記ピー
ク間において前記現像剤支持手段上に現像剤が存在しな
い領域の幅が1mm以内であるようにした。
【0013】本発明の更に他の態様では、前記磁性キャ
リアの単位体積当たりの磁化の強さが磁界の強さ100
0ガウスにおいて150emu/cm3 以下であり、前記磁界
発生手段の現像主極が、前記現像剤支持手段の回転方向
に関して上流側及び下流側の現像主極から構成されて2
つのピークを有し、そして前記上流側の現像磁極及び下
流側の現像磁極による前記現像剤支持手段上の磁束密度
をそれぞれA11Gガウス及びA12Gガウスとし、こ
れら2つの現像磁極間の磁束密度の極少値をMINGガ
ウス、前記A11G及びA12Gのうちの小さい方の値
をALGとしたときに、 0<ALG−MING<50 の関係を満たすようにした。
リアの単位体積当たりの磁化の強さが磁界の強さ100
0ガウスにおいて150emu/cm3 以下であり、前記磁界
発生手段の現像主極が、前記現像剤支持手段の回転方向
に関して上流側及び下流側の現像主極から構成されて2
つのピークを有し、そして前記上流側の現像磁極及び下
流側の現像磁極による前記現像剤支持手段上の磁束密度
をそれぞれA11Gガウス及びA12Gガウスとし、こ
れら2つの現像磁極間の磁束密度の極少値をMINGガ
ウス、前記A11G及びA12Gのうちの小さい方の値
をALGとしたときに、 0<ALG−MING<50 の関係を満たすようにした。
【0014】本発明の更に他の態様では、前記磁性キャ
リアの単位体積当たりの磁化の強さが磁界の強さ100
0ガウスにおいて150emu/cm3 以下であり、前記磁界
発生手段の現像主極による前記前記現像剤支持手段上の
磁束密度の分布曲線におけるピーク位置をA、位置Aの
前記現像剤支持手段上の磁束密度をAGガウスとし、前
記現像剤支持手段上の磁束密度が0.8×AGガウスの
領域において位置Aと結んだ直線の傾きに極小値を持た
せると共に、この極少値の位置をDとしてその位置Dと
位置Aを結んだ直線を仮想磁束密度Bi(x)ガウス、
位置Dと位置Aとの間の実測磁束密度をBm(x)ガウ
スとし、そのBi(x)−Bm(x)の最大値をBim
ガウスとしたときに、 0<Bim<50 の関係を満たすようにした。
リアの単位体積当たりの磁化の強さが磁界の強さ100
0ガウスにおいて150emu/cm3 以下であり、前記磁界
発生手段の現像主極による前記前記現像剤支持手段上の
磁束密度の分布曲線におけるピーク位置をA、位置Aの
前記現像剤支持手段上の磁束密度をAGガウスとし、前
記現像剤支持手段上の磁束密度が0.8×AGガウスの
領域において位置Aと結んだ直線の傾きに極小値を持た
せると共に、この極少値の位置をDとしてその位置Dと
位置Aを結んだ直線を仮想磁束密度Bi(x)ガウス、
位置Dと位置Aとの間の実測磁束密度をBm(x)ガウ
スとし、そのBi(x)−Bm(x)の最大値をBim
ガウスとしたときに、 0<Bim<50 の関係を満たすようにした。
【0015】
実施例1 図1は、本発明の現像装置の一実施例を示す断面図であ
る。本現像装置を設置した画像形成装置は、像担持体と
しての感光ドラム3を有し、その感光ドラム3の周囲
に、周知の電子写真プロセス手段として、図示しない帯
電手段、画像露光手段及び上記の現像装置が配置され、
更に転写手段、クリーニング機構及び除電手段等が配置
されている。上記露光手段はレーザビームを用いて画像
の濃度信号をPWM変調して、感光ドラム3上に露光す
るようになっている。
る。本現像装置を設置した画像形成装置は、像担持体と
しての感光ドラム3を有し、その感光ドラム3の周囲
に、周知の電子写真プロセス手段として、図示しない帯
電手段、画像露光手段及び上記の現像装置が配置され、
更に転写手段、クリーニング機構及び除電手段等が配置
されている。上記露光手段はレーザビームを用いて画像
の濃度信号をPWM変調して、感光ドラム3上に露光す
るようになっている。
【0016】本実施例の現像装置は、非磁性トナーと軟
強磁性キャリアを含む2成分現像剤を収納した現像容器
20の開口部内に、現像剤支持手段としてアルミニウ
ム、ステンレス鋼等の非磁性円筒体からなる現像スリー
ブ21を有し、この現像スリーブ21は、矢印に示す反
時計方向に回転して容器20内の現像剤を支持搬送し、
感光ドラム3と対向した現像領域に搬送する。現像容器
20の現像スリーブ21が設置された開口部には、現像
スリーブ21の上方にこれと小間隙を開けて規制ブレー
ド25が配置され、現像スリーブ21上に支持して搬送
される現像剤の層厚を規制するようになっている。
強磁性キャリアを含む2成分現像剤を収納した現像容器
20の開口部内に、現像剤支持手段としてアルミニウ
ム、ステンレス鋼等の非磁性円筒体からなる現像スリー
ブ21を有し、この現像スリーブ21は、矢印に示す反
時計方向に回転して容器20内の現像剤を支持搬送し、
感光ドラム3と対向した現像領域に搬送する。現像容器
20の現像スリーブ21が設置された開口部には、現像
スリーブ21の上方にこれと小間隙を開けて規制ブレー
ド25が配置され、現像スリーブ21上に支持して搬送
される現像剤の層厚を規制するようになっている。
【0017】現像スリーブ21によって現像領域に搬送
された現像剤は、矢印方向に移動する感光ドラム3に供
給され、これにより感光ドラム3上に形成された潜像が
現像され、トナー像として可視化される。現像の際には
電源22により現像スリーブ21に現像バイアスとし
て、交流電圧に直流電圧を重畳した振動バイアス電圧が
印加される。振動バイアス電圧の波形として矩形波、サ
イン波等が使用される。
された現像剤は、矢印方向に移動する感光ドラム3に供
給され、これにより感光ドラム3上に形成された潜像が
現像され、トナー像として可視化される。現像の際には
電源22により現像スリーブ21に現像バイアスとし
て、交流電圧に直流電圧を重畳した振動バイアス電圧が
印加される。振動バイアス電圧の波形として矩形波、サ
イン波等が使用される。
【0018】現像スリーブ21内にはローラ状の磁石
(磁石ローラ)23が非回転に設置されており、本実施
例によれば、この磁石ローラ23は少なくとも2種類の
磁石から構成され、第1の磁石材料からなる第1の磁石
23aと第2の磁石材料からなる第2の磁石23bとか
らなっている。
(磁石ローラ)23が非回転に設置されており、本実施
例によれば、この磁石ローラ23は少なくとも2種類の
磁石から構成され、第1の磁石材料からなる第1の磁石
23aと第2の磁石材料からなる第2の磁石23bとか
らなっている。
【0019】磁石ローラ23は表面に3つのN極の磁極
N1 、N2 、N3 及び2つのS極の磁極S1 、S2 を有
している。S1 極は現像磁極、N2 極とN3 極は現像剤
の剥ぎ取り・汲み上げ・搬送の作用を持つ磁極であり、
S2 極は規制ブレード25と協働して現像剤層を規制す
る作用を持つ磁極である。N1 極は現像剤の搬送作用を
持つ搬送磁極である。上記の磁極のうちN2 極とN3 極
は同極性であって、両者間に反撥磁界を形成し、現像領
域を通過した現像剤を現像スリーブ21上から一旦離脱
させるのに寄与する。
N1 、N2 、N3 及び2つのS極の磁極S1 、S2 を有
している。S1 極は現像磁極、N2 極とN3 極は現像剤
の剥ぎ取り・汲み上げ・搬送の作用を持つ磁極であり、
S2 極は規制ブレード25と協働して現像剤層を規制す
る作用を持つ磁極である。N1 極は現像剤の搬送作用を
持つ搬送磁極である。上記の磁極のうちN2 極とN3 極
は同極性であって、両者間に反撥磁界を形成し、現像領
域を通過した現像剤を現像スリーブ21上から一旦離脱
させるのに寄与する。
【0020】現像スリーブ21から一旦離脱した現像剤
は、スクリュー24により容器20内の現像剤と撹拌混
合される。撹拌された現像剤はN3 極の磁力によって現
像スリーブ21上に吸着され、S2 極、N1 極を経て現
像領域に搬送される。尚、上流、下流という用語は現像
の進行方向に関して用いられるものとする。
は、スクリュー24により容器20内の現像剤と撹拌混
合される。撹拌された現像剤はN3 極の磁力によって現
像スリーブ21上に吸着され、S2 極、N1 極を経て現
像領域に搬送される。尚、上流、下流という用語は現像
の進行方向に関して用いられるものとする。
【0021】次に、キャリア付着について説明する。
【0022】キャリア付着とは、キャリアが感光ドラム
3に付着する現象である。感光ドラムにキャリアが付着
すると、転写時に転写材と感光ドラム3との間にエアー
ギャップを生じ、そのためこの部分での電界が弱まり、
キャリア近傍にあるトナーの転写が不十分となり、画像
欠損を生じる場合があった。このキャリアが転写材上に
転写されると、転写されたキャリアが転写材上に定着さ
れないばかりでなく、その近傍のトナーも定着されない
ことがあり、定着不良を生じることがある。このキャリ
ア及びトナーからなる未定着画像が擦り取られると、画
像欠損を生じ、又転写材の汚染を生じる。又未定着のキ
ャリアが定着時に移動し、他の画像に欠損を生じること
もあった。逆に感光ドラムに付着したキャリアが転写材
上に転写されずにそのまま残っていると、クリーナでキ
ャリアを除去するときに感光ドラムを傷つけてしまうこ
とがあり、そのために画像に欠損を生じることもあっ
た。
3に付着する現象である。感光ドラムにキャリアが付着
すると、転写時に転写材と感光ドラム3との間にエアー
ギャップを生じ、そのためこの部分での電界が弱まり、
キャリア近傍にあるトナーの転写が不十分となり、画像
欠損を生じる場合があった。このキャリアが転写材上に
転写されると、転写されたキャリアが転写材上に定着さ
れないばかりでなく、その近傍のトナーも定着されない
ことがあり、定着不良を生じることがある。このキャリ
ア及びトナーからなる未定着画像が擦り取られると、画
像欠損を生じ、又転写材の汚染を生じる。又未定着のキ
ャリアが定着時に移動し、他の画像に欠損を生じること
もあった。逆に感光ドラムに付着したキャリアが転写材
上に転写されずにそのまま残っていると、クリーナでキ
ャリアを除去するときに感光ドラムを傷つけてしまうこ
とがあり、そのために画像に欠損を生じることもあっ
た。
【0023】2成分現像剤では、トナーとキャリアが互
に逆極性に帯電する。即ちトナーが正に帯電する場合は
キャリアは負に、トナーが負に帯電する場合はキャリア
は正に帯電する。従って現像によりトナーが感光ドラム
上の画像部へ付着する時に、キャリアは非画像部に付着
し易い。このキャリア付着は感光ドラム3の非画像部と
現像スリーブ21とのコントラスト電位(Vback)に影
響される。このVbackが小さい場合は、非画像部にもト
ナーが付着する所謂「カブリ」を生じ易く、逆にVback
が大きい場合は、非画像部にキャリア付着を生じ易くな
る。現像電界として直流電界のみを印加する場合は、非
画像部と現像スリーブとの間にVback電位がかかるだけ
であるが、本実施例のように振動バイアス電圧を印加す
る場合には、最大「1/2振幅電圧(ピーク間電圧)+
Vback」の電位がかかるので、キャリア付着を生じ易く
なる。上記振動バイアス電圧を用いる方法は、画質を向
上させる効果はあるものの、このようにキャリア付着を
生じ易い問題がある。
に逆極性に帯電する。即ちトナーが正に帯電する場合は
キャリアは負に、トナーが負に帯電する場合はキャリア
は正に帯電する。従って現像によりトナーが感光ドラム
上の画像部へ付着する時に、キャリアは非画像部に付着
し易い。このキャリア付着は感光ドラム3の非画像部と
現像スリーブ21とのコントラスト電位(Vback)に影
響される。このVbackが小さい場合は、非画像部にもト
ナーが付着する所謂「カブリ」を生じ易く、逆にVback
が大きい場合は、非画像部にキャリア付着を生じ易くな
る。現像電界として直流電界のみを印加する場合は、非
画像部と現像スリーブとの間にVback電位がかかるだけ
であるが、本実施例のように振動バイアス電圧を印加す
る場合には、最大「1/2振幅電圧(ピーク間電圧)+
Vback」の電位がかかるので、キャリア付着を生じ易く
なる。上記振動バイアス電圧を用いる方法は、画質を向
上させる効果はあるものの、このようにキャリア付着を
生じ易い問題がある。
【0024】又本実施例のように、画質を良好にするた
めに、磁界の強さ1000ガウスにおける磁化の大きさ
が小さいキャリアを用いる場合は、現像スリーブ上へキ
ャリアを拘束する力が弱くなるので、キャリア付着を生
じ易くなるという問題がある。
めに、磁界の強さ1000ガウスにおける磁化の大きさ
が小さいキャリアを用いる場合は、現像スリーブ上へキ
ャリアを拘束する力が弱くなるので、キャリア付着を生
じ易くなるという問題がある。
【0025】このキャリア付着を防止するためには、現
像領域において現像スリーブ上にキャリアを引き付ける
磁気的吸引力を大きくする必要がある。そのために、磁
石材料として希土類磁石等の高磁力材料を用い、磁石ロ
ーラの磁束密度を大きくする方法があるが、コストが高
くなる、装置が重くなる等の欠点がある。そこで本実施
例では、磁石ローラ23に材質の異なる磁石材料を複合
して用いた。
像領域において現像スリーブ上にキャリアを引き付ける
磁気的吸引力を大きくする必要がある。そのために、磁
石材料として希土類磁石等の高磁力材料を用い、磁石ロ
ーラの磁束密度を大きくする方法があるが、コストが高
くなる、装置が重くなる等の欠点がある。そこで本実施
例では、磁石ローラ23に材質の異なる磁石材料を複合
して用いた。
【0026】図2(A)及び(B)は、本実施例におけ
る磁石ローラの構成を示すもので、図2(A)に示す磁
石ローラ23は、図示しない軸に第1の磁石材料からな
る第1の磁石23aと、第2の磁石材料からなる第2の
23bとを固定してなっており、第1の磁石23aは、
断面が略四角形のブロック形状をしている。本発明に好
適に適用できる第1の磁石23aの磁石材料としては、
フェライト磁石、アルニコ磁石、鉄コバルト系磁石、希
土類磁石等の公知の磁石を使用できるが、高い磁界が得
られることから希土類磁石が好ましい。本発明に好適に
適用できる第2の磁石23bの磁石材料としては、上述
の公知の磁石を使用できるが、コスト、重さの面から、
フェライト磁石を樹脂又はゴムに分散させたものが好ま
しい。図2(B)に示す磁石ローラ23は、第1の磁石
である略四角形断面のブロック形状磁石23aを若干斜
めに取付けたものである。
る磁石ローラの構成を示すもので、図2(A)に示す磁
石ローラ23は、図示しない軸に第1の磁石材料からな
る第1の磁石23aと、第2の磁石材料からなる第2の
23bとを固定してなっており、第1の磁石23aは、
断面が略四角形のブロック形状をしている。本発明に好
適に適用できる第1の磁石23aの磁石材料としては、
フェライト磁石、アルニコ磁石、鉄コバルト系磁石、希
土類磁石等の公知の磁石を使用できるが、高い磁界が得
られることから希土類磁石が好ましい。本発明に好適に
適用できる第2の磁石23bの磁石材料としては、上述
の公知の磁石を使用できるが、コスト、重さの面から、
フェライト磁石を樹脂又はゴムに分散させたものが好ま
しい。図2(B)に示す磁石ローラ23は、第1の磁石
である略四角形断面のブロック形状磁石23aを若干斜
めに取付けたものである。
【0027】図3は、現像主極における現像スリーブ2
1上の磁束密度分布の形態を説明するための図であり、
現像スリーブ21上の垂直方向の磁束密度と位置(現像
スリーブの回転中心に対する角度)を示している。図3
(A)及び(B)は本実施例の場合を示し、図3(C)
は上記の比較例の場合を示している。
1上の磁束密度分布の形態を説明するための図であり、
現像スリーブ21上の垂直方向の磁束密度と位置(現像
スリーブの回転中心に対する角度)を示している。図3
(A)及び(B)は本実施例の場合を示し、図3(C)
は上記の比較例の場合を示している。
【0028】図3(A)は磁束密度のピークが2つあ
り、中央にやや凹みを有した矩形形状となっている。図
3(B)は磁束密度のピークが1つであるが、磁束密度
分布はほぼ矩形形状となっている。図3(C)は磁束密
度のピークが1つで、磁束密度分布はほぼサイン形状と
なっている。
り、中央にやや凹みを有した矩形形状となっている。図
3(B)は磁束密度のピークが1つであるが、磁束密度
分布はほぼ矩形形状となっている。図3(C)は磁束密
度のピークが1つで、磁束密度分布はほぼサイン形状と
なっている。
【0029】尚、本実施例においては、負帯電性のトナ
ーを用い、反転現像を行なった。
ーを用い、反転現像を行なった。
【0030】次に、本発明における現像剤について説明
する。本発明に好適に使用される現像剤は、非磁性トナ
ーと磁性粒子(キャリア)とからなる二成分現像剤であ
る。
する。本発明に好適に使用される現像剤は、非磁性トナ
ーと磁性粒子(キャリア)とからなる二成分現像剤であ
る。
【0031】本発明において、トナーは着色樹脂粒子
(結着樹脂、着色剤及び必要に応じてその他の添加剤を
含む)と、コロイダルシリカ微粉末の如き外添剤が外添
された着色粒子とを含有している。本実施例では、負帯
電性のポリエステル系樹脂で体積平均粒径が8μmのト
ナーを用いている。磁性キャリアはフェライト粒子に極
く薄い樹脂コーティングを施した重量平均粒径が45μ
mのものを使用した。この磁性キャリアの磁界の強さ1
000ガウスにおける単位体積当たりの磁化の強さ(σ
1000(emu/cm3 ))は37emu/cm3 で、透磁率は約5.
0であった。
(結着樹脂、着色剤及び必要に応じてその他の添加剤を
含む)と、コロイダルシリカ微粉末の如き外添剤が外添
された着色粒子とを含有している。本実施例では、負帯
電性のポリエステル系樹脂で体積平均粒径が8μmのト
ナーを用いている。磁性キャリアはフェライト粒子に極
く薄い樹脂コーティングを施した重量平均粒径が45μ
mのものを使用した。この磁性キャリアの磁界の強さ1
000ガウスにおける単位体積当たりの磁化の強さ(σ
1000(emu/cm3 ))は37emu/cm3 で、透磁率は約5.
0であった。
【0032】本発明者が実験により確認したところによ
れば、ガサツキのない緻密な画像を得るためには、磁性
キャリアのσ1000を150emu/cm3 以下にすることが有
効であることが分かった。これは、σ1000を150emu/
cm3 以下にすることにより、現像スリーブ上の磁気ブラ
シの密度を高めることができ、そのためにガサツキのな
い緻密な画像が得られたものと考えられる。
れば、ガサツキのない緻密な画像を得るためには、磁性
キャリアのσ1000を150emu/cm3 以下にすることが有
効であることが分かった。これは、σ1000を150emu/
cm3 以下にすることにより、現像スリーブ上の磁気ブラ
シの密度を高めることができ、そのためにガサツキのな
い緻密な画像が得られたものと考えられる。
【0033】本実施例においては、磁性キャリアとし
て、重量平均粒径が20〜100μm、好ましくは30
〜70μmものが好適に使用できる。磁性キャリアの抵
抗値は107 Ω・cm以上、好ましくは108 Ω・cm
以上のものを用いた。
て、重量平均粒径が20〜100μm、好ましくは30
〜70μmものが好適に使用できる。磁性キャリアの抵
抗値は107 Ω・cm以上、好ましくは108 Ω・cm
以上のものを用いた。
【0034】次に数値例について説明する。本実施例に
おいては、感光ドラム3の暗部電位(背景部電位)を−
650V、明部電位(可視部電位)を−200Vとし
た。電源22で現像スリーブ21に印加する振動バイア
ス電圧は、周波数が2kHz、ピーク間電圧Vppが2
kVの交流電圧に直流電圧−550Vを重畳したもので
ある。感光ドラム3の周速は85mm/秒、外径は80
mm、現像スリーブ21の周速は150mm/秒、外径
は20mmとした。感光ドラム3と現像スリーブ21の
最近接距離は0.5mmとした。現像スリーブ21と規
制ブレード25の間隔は0.5mmとした。
おいては、感光ドラム3の暗部電位(背景部電位)を−
650V、明部電位(可視部電位)を−200Vとし
た。電源22で現像スリーブ21に印加する振動バイア
ス電圧は、周波数が2kHz、ピーク間電圧Vppが2
kVの交流電圧に直流電圧−550Vを重畳したもので
ある。感光ドラム3の周速は85mm/秒、外径は80
mm、現像スリーブ21の周速は150mm/秒、外径
は20mmとした。感光ドラム3と現像スリーブ21の
最近接距離は0.5mmとした。現像スリーブ21と規
制ブレード25の間隔は0.5mmとした。
【0035】本実施例において、以上の条件により画像
形成実験を行なった。現像スリーブ21内に固定する磁
石ローラ23は、以下に示すA〜Dの4つのものを使用
した。
形成実験を行なった。現像スリーブ21内に固定する磁
石ローラ23は、以下に示すA〜Dの4つのものを使用
した。
【0036】磁石ローラA:上流側の現像磁極の磁束密
度;1500ガウス 下流側の現像磁極の磁束密度;1520ガウス 両磁極間の極少値;1480ガウス 磁石ローラB:現像磁極の磁束密度;1500ガウス 磁石ローラC:現像磁極の磁束密度; 900ガウス 磁石ローラD:現像磁極の磁束密度;1250ガウス 磁石ローラA及びBは本実施例に係るもので、それぞれ
図2(A)及び(B)に示した構成となっており、磁束
密度分布は先の図3(A)、(B)に示した通りであ
る。磁石ローラC及びDは比較例に係るもので、フェラ
イト磁石を樹脂又はゴムに分散させた従来のフェライト
系磁石である。磁石ローラC及びDの磁束密度分布は図
3(C)に示した通りである。
度;1500ガウス 下流側の現像磁極の磁束密度;1520ガウス 両磁極間の極少値;1480ガウス 磁石ローラB:現像磁極の磁束密度;1500ガウス 磁石ローラC:現像磁極の磁束密度; 900ガウス 磁石ローラD:現像磁極の磁束密度;1250ガウス 磁石ローラA及びBは本実施例に係るもので、それぞれ
図2(A)及び(B)に示した構成となっており、磁束
密度分布は先の図3(A)、(B)に示した通りであ
る。磁石ローラC及びDは比較例に係るもので、フェラ
イト磁石を樹脂又はゴムに分散させた従来のフェライト
系磁石である。磁石ローラC及びDの磁束密度分布は図
3(C)に示した通りである。
【0037】本実施例及び比較例で得られた画像の画質
評価を表1に示す。
評価を表1に示す。
【0038】
【表1】
【0039】本実施例に係る実験例No.1及び2で
は、低濃度領域(ハイライト領域)、中間濃度領域(ハ
ーフトーン領域)の再現性が良好で、画像のガサツキが
なく、濃度ムラがなく、画像濃度が十分に高く、キャリ
ア付着がなく、鮮明で高画質な画像が長期に亙って安定
して得られた。カブリやトナー飛散も生じなかった。
は、低濃度領域(ハイライト領域)、中間濃度領域(ハ
ーフトーン領域)の再現性が良好で、画像のガサツキが
なく、濃度ムラがなく、画像濃度が十分に高く、キャリ
ア付着がなく、鮮明で高画質な画像が長期に亙って安定
して得られた。カブリやトナー飛散も生じなかった。
【0040】実験例No.1及び2の磁石ローラA、B
は、略四角形状断面のブロック磁石23aの取付け方が
やや異なるだけであるが、上記したように、いずれにお
いても良好な画像を得ることができた。このように、磁
石ローラ23のブロック磁石23aの取付け方の精度は
それほど厳密でなくても効果がある。
は、略四角形状断面のブロック磁石23aの取付け方が
やや異なるだけであるが、上記したように、いずれにお
いても良好な画像を得ることができた。このように、磁
石ローラ23のブロック磁石23aの取付け方の精度は
それほど厳密でなくても効果がある。
【0041】これに対し、比較例を示す実験例No.3
及び4では、画像濃度が低く、画像に掃き寄せを生じて
いた。この掃き寄せとは、ベタ黒画像において現像進行
方向の一方又は両方の端部の濃度が他よりも高い濃度ム
ラを生じる現象であり、ちょうど箒でトナーを掃き寄せ
たような感じになる。この例では画像の後端の濃度が高
い後端掃き寄せを生じた。
及び4では、画像濃度が低く、画像に掃き寄せを生じて
いた。この掃き寄せとは、ベタ黒画像において現像進行
方向の一方又は両方の端部の濃度が他よりも高い濃度ム
ラを生じる現象であり、ちょうど箒でトナーを掃き寄せ
たような感じになる。この例では画像の後端の濃度が高
い後端掃き寄せを生じた。
【0042】更に実験例No.1〜4において、2成分
現像剤の磁性キャリアの磁化の強さσ1000を232emu/
cm3 に変えて現像に使用し、得られた現像画像の画質評
価を行なったところ、ハイライト領域、ハーフトーン領
域の再現性に劣り、画像のガサツキがあり、貧弱な画像
であった。
現像剤の磁性キャリアの磁化の強さσ1000を232emu/
cm3 に変えて現像に使用し、得られた現像画像の画質評
価を行なったところ、ハイライト領域、ハーフトーン領
域の再現性に劣り、画像のガサツキがあり、貧弱な画像
であった。
【0043】本実施例の場合は画像濃度が高く、比較例
の場合は画像濃度が低かったが、これは、本実施例の場
合は、磁石ローラの現像主極の磁束密度分布がほぼ矩形
であることから、比較例の場合のサイン形の磁束密度分
布と比べて、現像剤が穂立ちしている領域が広くいこと
が考えられ、そのため現像剤中のトナーが現像スリーブ
の放射方向(半径方向)に動き易くなり、現像効率が向
上したものと思われる。
の場合は画像濃度が低かったが、これは、本実施例の場
合は、磁石ローラの現像主極の磁束密度分布がほぼ矩形
であることから、比較例の場合のサイン形の磁束密度分
布と比べて、現像剤が穂立ちしている領域が広くいこと
が考えられ、そのため現像剤中のトナーが現像スリーブ
の放射方向(半径方向)に動き易くなり、現像効率が向
上したものと思われる。
【0044】本実施例に示すように、希土類磁石のブロ
ック状の磁石23aをフェライト系磁石23bに埋め込
んだ場合、磁束密度分布がほぼ矩形となっている。例え
ばブロック状の磁石を現像スリーブ内に固定して、現像
スリーブ上の磁束密度を測定すると、磁束密度分布はほ
ぼ矩形状となっていた。この理由を考えてみると、
(1)磁力線はブロック状の磁石の両端部に集中するこ
とから、両端部の磁束密度が大きくなる、(2)ブロッ
ク状磁石の両端部は現像スリーブ表面との距離が相対的
に近くなるために、両端部の磁束密度が大きくなる、即
ち磁束密度分布がほぼ矩形となると考えられる。
ック状の磁石23aをフェライト系磁石23bに埋め込
んだ場合、磁束密度分布がほぼ矩形となっている。例え
ばブロック状の磁石を現像スリーブ内に固定して、現像
スリーブ上の磁束密度を測定すると、磁束密度分布はほ
ぼ矩形状となっていた。この理由を考えてみると、
(1)磁力線はブロック状の磁石の両端部に集中するこ
とから、両端部の磁束密度が大きくなる、(2)ブロッ
ク状磁石の両端部は現像スリーブ表面との距離が相対的
に近くなるために、両端部の磁束密度が大きくなる、即
ち磁束密度分布がほぼ矩形となると考えられる。
【0045】2種類の磁石の中でブロック状の磁石に高
磁力材料を用いた場合、両磁石の磁力に差があればある
ほど、上記のブロック状磁石単体を配置した例と類似し
た磁束密度分布となる。従ってフェライト系磁石に極め
て高い磁力が得られる希土類磁石を埋め込むことによ
り、簡単に矩形状の磁束密度分布を得ることができる。
磁力材料を用いた場合、両磁石の磁力に差があればある
ほど、上記のブロック状磁石単体を配置した例と類似し
た磁束密度分布となる。従ってフェライト系磁石に極め
て高い磁力が得られる希土類磁石を埋め込むことによ
り、簡単に矩形状の磁束密度分布を得ることができる。
【0046】実施例2 本実施例では、実施例1と磁石ローラの構成が異なるだ
けであり、その他の構成は同様である。図4に本実施例
における磁石ローラの構成を示す。
けであり、その他の構成は同様である。図4に本実施例
における磁石ローラの構成を示す。
【0047】本実施例において、磁石ローラ23は、図
示しない軸に第1の磁石材料からなる磁石23aと第2
の磁石材料からなる磁石23bとを固定してなってお
り、第1の磁石23aの形状は、断面四角形のブロック
の中央が凹んだ略「コ」の字型をしている。本実施例で
は、第1の磁石23aとしてフェライト焼結磁石を用
い、第2の磁石23bとして、フェライト磁石を樹脂中
に分散させたフェライト系プラスチック磁石を用いた。
尚、現像スリーブ上の磁束密度分は図3(A)とほぼ同
様な形状をしていた。
示しない軸に第1の磁石材料からなる磁石23aと第2
の磁石材料からなる磁石23bとを固定してなってお
り、第1の磁石23aの形状は、断面四角形のブロック
の中央が凹んだ略「コ」の字型をしている。本実施例で
は、第1の磁石23aとしてフェライト焼結磁石を用
い、第2の磁石23bとして、フェライト磁石を樹脂中
に分散させたフェライト系プラスチック磁石を用いた。
尚、現像スリーブ上の磁束密度分は図3(A)とほぼ同
様な形状をしていた。
【0048】このように、第1の磁石23aの形状を工
夫することにより、フェライト磁石を用いた場合でも、
希土類磁石と同様な磁束密度分布形状を得ることができ
る。
夫することにより、フェライト磁石を用いた場合でも、
希土類磁石と同様な磁束密度分布形状を得ることができ
る。
【0049】実施例1と同様な条件により画像形成を行
なったところ、低濃度領域(ハイライト領域)、中間濃
度領域(ハーフトーン領域)の再現性が良好で、画像の
ガサツキがなく、濃度ムラがなく、画像濃度が十分に高
く、キャリア付着がなく、鮮明で高画質な画像が長期間
に亙って安定して得られた。カブリ、トナー飛散も生じ
なかった。
なったところ、低濃度領域(ハイライト領域)、中間濃
度領域(ハーフトーン領域)の再現性が良好で、画像の
ガサツキがなく、濃度ムラがなく、画像濃度が十分に高
く、キャリア付着がなく、鮮明で高画質な画像が長期間
に亙って安定して得られた。カブリ、トナー飛散も生じ
なかった。
【0050】以上説明したように、磁性キャリアのσ
1000を150emu/cm3 以下とし、2種類の磁石からなる
複合磁石ローラを用いることにより、キャリア付着を抑
制し、十分に画像濃度が高く、高画質な画像が得られる
磁石ローラを簡単に得ることが可能になった。本発明者
が更に実験により確認したところ、磁束密度分布形状を
適正にすることにより、複合磁石ローラばかりでなく、
単一磁石ローラを用いた場合でも、キャリア付着を抑制
し、トナー飛散を抑制し、画像濃度が十分に高く、高画
質な画像を得ることが可能となった。
1000を150emu/cm3 以下とし、2種類の磁石からなる
複合磁石ローラを用いることにより、キャリア付着を抑
制し、十分に画像濃度が高く、高画質な画像が得られる
磁石ローラを簡単に得ることが可能になった。本発明者
が更に実験により確認したところ、磁束密度分布形状を
適正にすることにより、複合磁石ローラばかりでなく、
単一磁石ローラを用いた場合でも、キャリア付着を抑制
し、トナー飛散を抑制し、画像濃度が十分に高く、高画
質な画像を得ることが可能となった。
【0051】実施例3 本実施例においても、実施例1と磁石ローラの構成を異
ならせた。図5に、本実施例の現像装置の断面図を示
す。
ならせた。図5に、本実施例の現像装置の断面図を示
す。
【0052】磁石ローラ23は表面に3つのN極の磁極
N1 、N2 、N3 及び3つのS極の磁極S11、S12、S
3 を有している。S11は上流側の現像主極、S12極は下
流側の現像主極であり、N2 極とN3 極は現像剤の剥ぎ
取り・汲み上げ・搬送の作用を持つ磁極であり、S2 極
は規制ブレード25と協働して現像剤層を規制する作用
を持つ磁極である。N1 極は現像剤の搬送作用を持つ搬
送磁極である。
N1 、N2 、N3 及び3つのS極の磁極S11、S12、S
3 を有している。S11は上流側の現像主極、S12極は下
流側の現像主極であり、N2 極とN3 極は現像剤の剥ぎ
取り・汲み上げ・搬送の作用を持つ磁極であり、S2 極
は規制ブレード25と協働して現像剤層を規制する作用
を持つ磁極である。N1 極は現像剤の搬送作用を持つ搬
送磁極である。
【0053】図6は、現像主極における現像スリーブ2
1上の磁束密度分布の形態を示す説明図である。現像ス
リーブ21上の垂直方向の磁束密度と位置(現像スリー
ブの回転中心に対する角度)を示したものであり、磁束
密度のピークを2つ有している。即ち上流側の現像磁極
S11と下流側の現像磁極S12を形成している。2つの磁
極S11、S12間の間隔をΔP(°)とする。現像磁極S
11、S12の現像スリーブ上の磁束密度をそれぞれA11
Gガウス、A12Gガウスとし、2つの現像磁極間の磁
束密度の極少値をMINGガウスとし、更にA11Gと
A12Gのうちの小さい方をALGとする。磁束密度分
布上の凹みΔHは、ALG−MINGガウスである。
1上の磁束密度分布の形態を示す説明図である。現像ス
リーブ21上の垂直方向の磁束密度と位置(現像スリー
ブの回転中心に対する角度)を示したものであり、磁束
密度のピークを2つ有している。即ち上流側の現像磁極
S11と下流側の現像磁極S12を形成している。2つの磁
極S11、S12間の間隔をΔP(°)とする。現像磁極S
11、S12の現像スリーブ上の磁束密度をそれぞれA11
Gガウス、A12Gガウスとし、2つの現像磁極間の磁
束密度の極少値をMINGガウスとし、更にA11Gと
A12Gのうちの小さい方をALGとする。磁束密度分
布上の凹みΔHは、ALG−MINGガウスである。
【0054】図7は、現像主極による現像スリーブ上の
現像剤の穂の形成状態を示す説明図である。図7(A)
は磁束密度の凹みΔHが大きい例を示し、図7(B)は
磁束密度の凹みΔHが小さい例を示している。図7
(A)において、現像磁極S11及びS12上では、現像剤
はキャリアが穂立ちしているが、現像磁極S11とS12の
間では、これらの磁極S11、S12による反撥磁界の作用
により現像剤の空隙を生じている。この空隙の幅をWm
mとする。
現像剤の穂の形成状態を示す説明図である。図7(A)
は磁束密度の凹みΔHが大きい例を示し、図7(B)は
磁束密度の凹みΔHが小さい例を示している。図7
(A)において、現像磁極S11及びS12上では、現像剤
はキャリアが穂立ちしているが、現像磁極S11とS12の
間では、これらの磁極S11、S12による反撥磁界の作用
により現像剤の空隙を生じている。この空隙の幅をWm
mとする。
【0055】このように、磁極S11及びS12からなる2
つのピークを持つ現像磁極は反撥磁界を形成しており、
現像スリーブ21の回転に従って移動する現像剤は、そ
の磁極S11で磁気ブラシを形成した後、上記反撥磁界を
通過することになる。そしてこのとき現像スリーブ21
上の現像剤は、反撥磁界の作用により磁極S11とS12間
で現像スリーブ21から離脱し、撹拌されながら現像に
供される。このように現像剤がカスケード的、パウダー
クラウド的に現像に寄与することから、エッジ効果によ
り輪郭の鮮明な画像が得られ、トナーがキャリアに阻害
されることなく現像されるので、高画像濃度が得られる
が、トナー飛散を生じ易いという問題がある。
つのピークを持つ現像磁極は反撥磁界を形成しており、
現像スリーブ21の回転に従って移動する現像剤は、そ
の磁極S11で磁気ブラシを形成した後、上記反撥磁界を
通過することになる。そしてこのとき現像スリーブ21
上の現像剤は、反撥磁界の作用により磁極S11とS12間
で現像スリーブ21から離脱し、撹拌されながら現像に
供される。このように現像剤がカスケード的、パウダー
クラウド的に現像に寄与することから、エッジ効果によ
り輪郭の鮮明な画像が得られ、トナーがキャリアに阻害
されることなく現像されるので、高画像濃度が得られる
が、トナー飛散を生じ易いという問題がある。
【0056】図7(B)では、反撥磁界の作用がない若
しくは殆どないため、キャリアの穂の形成状態は、図7
(A)に示す現像剤のものとは異なり、現像剤の大きな
空隙はない。
しくは殆どないため、キャリアの穂の形成状態は、図7
(A)に示す現像剤のものとは異なり、現像剤の大きな
空隙はない。
【0057】本実施例において、空隙幅Wを変化させた
種々の磁石ローラを用い、実施例1と同様な条件で画像
形成を行なったところ、空隙幅Wを1mm以内にする
と、トナー飛散は問題ならない低レベルになった。
種々の磁石ローラを用い、実施例1と同様な条件で画像
形成を行なったところ、空隙幅Wを1mm以内にする
と、トナー飛散は問題ならない低レベルになった。
【0058】以上から、本実施例では、磁石ローラ23
が上流側、下流側の現像主極S11、S12極を備え、その
2つのピーク間において現像スリーブ21上に現像剤が
存在しない空隙幅Wが1mm以内であることを条件とし
た。
が上流側、下流側の現像主極S11、S12極を備え、その
2つのピーク間において現像スリーブ21上に現像剤が
存在しない空隙幅Wが1mm以内であることを条件とし
た。
【0059】実施例4 図5に示した現像装置を用い、図6に示した磁束密度の
凹みΔHを変化させて、実施例3と同様な条件により画
像形成実験を行ない、画像の画質評価を行なった。
凹みΔHを変化させて、実施例3と同様な条件により画
像形成実験を行ない、画像の画質評価を行なった。
【0060】その結果、本実施例及び比較例共、画像の
ガサツキがなく、画像濃度が十分に高く、掃き寄せもな
く、鮮明で高画質な画像が得られたが、トナー飛散に差
を生じた。又キャリア付着は許容レベル以上であった。
ガサツキがなく、画像濃度が十分に高く、掃き寄せもな
く、鮮明で高画質な画像が得られたが、トナー飛散に差
を生じた。又キャリア付着は許容レベル以上であった。
【0061】本実施例及び比較例におけるトナー飛散及
びキャリア付着の評価を表2に示す。
びキャリア付着の評価を表2に示す。
【0062】
【表2】
【0063】表2に示すように、本実施例に係る実験例
No.5〜7では、トナー飛散を生じなかったが、比較
例である実験例No.8〜9では、トナー飛散を生じ
た。
No.5〜7では、トナー飛散を生じなかったが、比較
例である実験例No.8〜9では、トナー飛散を生じ
た。
【0064】本実施例に示すように、磁束密度分布上の
凹みΔHが0<ΔH<50ガウスの範囲においては、ト
ナー飛散がなく、又低濃度領域(ハイライト領域)、中
間濃度領域(ハーフトーン領域)の再現性が良好で、画
像のガサツキがなく、濃度ムラがなく、画像濃度が十分
に高く、キャリア付着がなく、鮮明で高画質な画像が長
期間に亙って安定して得られた。
凹みΔHが0<ΔH<50ガウスの範囲においては、ト
ナー飛散がなく、又低濃度領域(ハイライト領域)、中
間濃度領域(ハーフトーン領域)の再現性が良好で、画
像のガサツキがなく、濃度ムラがなく、画像濃度が十分
に高く、キャリア付着がなく、鮮明で高画質な画像が長
期間に亙って安定して得られた。
【0065】実施例5 図8は、本実施例の現像装置を示す断面図である。本実
施例においても、磁石ローラ23の構成が実施例1と異
なっている。
施例においても、磁石ローラ23の構成が実施例1と異
なっている。
【0066】磁石ローラ23は表面に3つのN極の磁極
N1 、N2 、N3 及び2つのS極の磁極S1 、S2 を有
している。S1 は現像主極、N2 極とN3 極は現像剤の
剥ぎ取り・汲み上げ・搬送の作用を持つ磁極であり、S
2 極は規制ブレード25と協働して現像剤層を規制する
作用を持つ磁極である。N1 極は現像剤の搬送作用を持
つ搬送磁極である。
N1 、N2 、N3 及び2つのS極の磁極S1 、S2 を有
している。S1 は現像主極、N2 極とN3 極は現像剤の
剥ぎ取り・汲み上げ・搬送の作用を持つ磁極であり、S
2 極は規制ブレード25と協働して現像剤層を規制する
作用を持つ磁極である。N1 極は現像剤の搬送作用を持
つ搬送磁極である。
【0067】図9は、現像主極における現像スリーブ2
1上の磁束密度分布を示す説明図である。図9の上段
は、縦軸に現像スリーブ21上の垂直方向の磁束密度
を、横軸に位置(現像スリーブの回転中心に対する角
度)を示し、符号Aで示した位置は磁束密度のピーク位
置であり、このときの最大磁束密度をAGガウスとす
る。図9の下段は、上段の磁束密度分布曲線から以下に
示す傾きを求めたものである。即ち現像スリーブ上の磁
束密度が0.8×AGガウスの領域(80%領域)にお
いて、位置Aと磁束密度分布曲線上の点とを結んだ直線
の傾きを求め、縦軸にこの各直線の傾きを、横軸に位置
を示したものである。符号Dはこの傾きの極小値の位置
を示している。
1上の磁束密度分布を示す説明図である。図9の上段
は、縦軸に現像スリーブ21上の垂直方向の磁束密度
を、横軸に位置(現像スリーブの回転中心に対する角
度)を示し、符号Aで示した位置は磁束密度のピーク位
置であり、このときの最大磁束密度をAGガウスとす
る。図9の下段は、上段の磁束密度分布曲線から以下に
示す傾きを求めたものである。即ち現像スリーブ上の磁
束密度が0.8×AGガウスの領域(80%領域)にお
いて、位置Aと磁束密度分布曲線上の点とを結んだ直線
の傾きを求め、縦軸にこの各直線の傾きを、横軸に位置
を示したものである。符号Dはこの傾きの極小値の位置
を示している。
【0068】上段の磁束密度分布曲線において、位置A
と位置Dとを結んだ直線ADを仮想磁束密度直線とし
て、位置を示す変数をxを用いてBi(x)ガウスのよ
うに表し、位置Aと位置Dの間の位置xにおける磁束密
度の実測値をBm(x)ガウスとする。そしてBi
(x)−Bm(x)が最大となるときの、そのBi
(x)−Bm(x)の値(最大値)をBimガウスと
し、このときの実測磁束密度Bm(x)の値をBmLガ
ウスとして、この位置をEとする。
と位置Dとを結んだ直線ADを仮想磁束密度直線とし
て、位置を示す変数をxを用いてBi(x)ガウスのよ
うに表し、位置Aと位置Dの間の位置xにおける磁束密
度の実測値をBm(x)ガウスとする。そしてBi
(x)−Bm(x)が最大となるときの、そのBi
(x)−Bm(x)の値(最大値)をBimガウスと
し、このときの実測磁束密度Bm(x)の値をBmLガ
ウスとして、この位置をEとする。
【0069】本実施例において、図8の現像装置の磁石
ローラ23として種々の磁石ローラを用い、実施例3と
同様な条件で画像形成実験を行ない、画像の画質評価を
行なった。その結果、本実施例(実験例No.10〜1
2)及び比較例(実験例No.13〜14)共、画像の
ガサツキがなく、実験例No.14を除き、画像濃度が
十分に高く、除き掃き寄せもなく、鮮明で高画質な画像
が得られたが、トナー飛散に差を生じた。又キャリア付
着は許容レベル以上であった。尚、上記の実験では、位
置Eを感光ドラムに対向配置して現像を行なった。
ローラ23として種々の磁石ローラを用い、実施例3と
同様な条件で画像形成実験を行ない、画像の画質評価を
行なった。その結果、本実施例(実験例No.10〜1
2)及び比較例(実験例No.13〜14)共、画像の
ガサツキがなく、実験例No.14を除き、画像濃度が
十分に高く、除き掃き寄せもなく、鮮明で高画質な画像
が得られたが、トナー飛散に差を生じた。又キャリア付
着は許容レベル以上であった。尚、上記の実験では、位
置Eを感光ドラムに対向配置して現像を行なった。
【0070】本実施例及び比較例におけるトナー飛散及
びキャリア付着の評価を表3に示す。但し、実験例N
o.10は実験例No.2と、実験例No.14は実験
例No.4と同じであるが、No.を改めて表3に掲載
した。実験例No.11は位置Dが位置Aよりも下流に
あり、実験例No.10、12及び13は位置Dが位置
Aよりも上流にある。
びキャリア付着の評価を表3に示す。但し、実験例N
o.10は実験例No.2と、実験例No.14は実験
例No.4と同じであるが、No.を改めて表3に掲載
した。実験例No.11は位置Dが位置Aよりも下流に
あり、実験例No.10、12及び13は位置Dが位置
Aよりも上流にある。
【0071】
【表3】
【0072】表3に示すように、本実施例に係る実験例
No.10〜12及び比較例である実験例No.13で
は、画像濃度が十分に高く、掃き寄せを生じなかった
が、比較例である実験例No.14では、画像濃度が低
く画像に掃き寄せを生じていた。本実施例に示すよう
に、少なくとも現像磁極の磁束密度に対し80%の領域
において、現像磁極の位置Aと結んだ直線の傾きに極少
値を持たせることにより、画像濃度が十分に高く、掃き
寄せを防止する効果が得られた。
No.10〜12及び比較例である実験例No.13で
は、画像濃度が十分に高く、掃き寄せを生じなかった
が、比較例である実験例No.14では、画像濃度が低
く画像に掃き寄せを生じていた。本実施例に示すよう
に、少なくとも現像磁極の磁束密度に対し80%の領域
において、現像磁極の位置Aと結んだ直線の傾きに極少
値を持たせることにより、画像濃度が十分に高く、掃き
寄せを防止する効果が得られた。
【0073】又実験例No.10〜12ではトナー飛散
を生じなかったが、実験例No.13ではトナー飛散を
生じた。本実施例に示すように、現像磁極の磁束密度に
対し80%の領域において、現像磁極の位置Aと結んだ
直線の傾きを持たせ、この極少値から計算した仮想磁束
密度Bi(x)と実測磁束密度Bm(x)との差の最大
値Bimが、0<Bim<50ガウスの範囲において、
トナー飛散がなく、又低濃度領域(ハイライト領域)、
中間濃度領域(ハーフトーン領域)の再現性が良好で、
画像のガサツキがなく、濃度ムラがなく、画像濃度が十
分に高く、キャリア付着がなく、鮮明で高画質な画像が
長期間に亙って安定して得られた。
を生じなかったが、実験例No.13ではトナー飛散を
生じた。本実施例に示すように、現像磁極の磁束密度に
対し80%の領域において、現像磁極の位置Aと結んだ
直線の傾きを持たせ、この極少値から計算した仮想磁束
密度Bi(x)と実測磁束密度Bm(x)との差の最大
値Bimが、0<Bim<50ガウスの範囲において、
トナー飛散がなく、又低濃度領域(ハイライト領域)、
中間濃度領域(ハーフトーン領域)の再現性が良好で、
画像のガサツキがなく、濃度ムラがなく、画像濃度が十
分に高く、キャリア付着がなく、鮮明で高画質な画像が
長期間に亙って安定して得られた。
【0074】以上、本発明の実施例を説明した。本発明
において、現像剤の各種物性を測定するのに使用した測
定法を以下に示す。
において、現像剤の各種物性を測定するのに使用した測
定法を以下に示す。
【0075】本発明において、非磁性トナーの体積平均
粒径の測定は、100μmのアパチャーを用い、コール
タカウンターTA−IIを使用して行なった。即ち、測定
装置としてコールタカウンターTA−II(コールター社
製)を用い、個数平均分布、体積平均分布を出力するイ
ンタフェース(日科機製)及びCX−iパーソナルコン
ピュータ(キヤノン製)を接続し、電解液は試薬1級の
塩化ナトリウムを用いて1%NaCl水溶液を調製し
た。
粒径の測定は、100μmのアパチャーを用い、コール
タカウンターTA−IIを使用して行なった。即ち、測定
装置としてコールタカウンターTA−II(コールター社
製)を用い、個数平均分布、体積平均分布を出力するイ
ンタフェース(日科機製)及びCX−iパーソナルコン
ピュータ(キヤノン製)を接続し、電解液は試薬1級の
塩化ナトリウムを用いて1%NaCl水溶液を調製し
た。
【0076】測定方法は、次の通りである。上記のNa
Cl水溶液からなる電解液100〜150ml中に分散
剤として界面活性剤、好ましくはアルキルベンゼンスル
ホン酸塩を0.1〜5ml加え、更に測定試料0.5〜
50mgを加える。そして試料を懸濁した電解液は、超
音波分散器で約1〜3分間分散処理し、上記のコールタ
カウンターTA−IIにより、100μmのアパチャーを
用いて2〜40μmの粒子の粒度分布を測定して体積平
均分布を求める。このようにして求めた体積平均分布か
ら体積平均粒径が得られる。
Cl水溶液からなる電解液100〜150ml中に分散
剤として界面活性剤、好ましくはアルキルベンゼンスル
ホン酸塩を0.1〜5ml加え、更に測定試料0.5〜
50mgを加える。そして試料を懸濁した電解液は、超
音波分散器で約1〜3分間分散処理し、上記のコールタ
カウンターTA−IIにより、100μmのアパチャーを
用いて2〜40μmの粒子の粒度分布を測定して体積平
均分布を求める。このようにして求めた体積平均分布か
ら体積平均粒径が得られる。
【0077】磁性キャリアの重量平均粒径は、以下のよ
うにして測定した。先ず、次の手順でキャリアの粒度分
布を測定する。
うにして測定した。先ず、次の手順でキャリアの粒度分
布を測定する。
【0078】(1)試料約100gを0.1gの桁まで
計り取る。(2)篩は100メッシュから400メッシ
ュの標準篩を用い、上から100、145、200、2
50、350、400の大きい順に積み重ね、底には受
皿を置き、試料を1番上の篩いに入れて蓋をする。但
し、篩の枠の寸法は篩面から上の内径が200mm、上
面から篩面までの深さが45mmであること。(3)上
記の積み重ねた篩を振動機によって水平旋回数毎分28
5±6回、振動回数毎分150±10回で15分間振る
う。(4)振るった後に各篩及び受皿内の鉄粉を0.1
gの桁まで計り取る。(5)重量百分率で少数第2位ま
で算出し、JIS−Z8401によって少数第1位まで
丸める。但し、各部のキャリア粒子の重量の総和は、初
め計り取った試料の重量の99%以下であってはならな
い。
計り取る。(2)篩は100メッシュから400メッシ
ュの標準篩を用い、上から100、145、200、2
50、350、400の大きい順に積み重ね、底には受
皿を置き、試料を1番上の篩いに入れて蓋をする。但
し、篩の枠の寸法は篩面から上の内径が200mm、上
面から篩面までの深さが45mmであること。(3)上
記の積み重ねた篩を振動機によって水平旋回数毎分28
5±6回、振動回数毎分150±10回で15分間振る
う。(4)振るった後に各篩及び受皿内の鉄粉を0.1
gの桁まで計り取る。(5)重量百分率で少数第2位ま
で算出し、JIS−Z8401によって少数第1位まで
丸める。但し、各部のキャリア粒子の重量の総和は、初
め計り取った試料の重量の99%以下であってはならな
い。
【0079】重量平均粒径は、上記の粒度分布測定値よ
り下記式に従って求める。
り下記式に従って求める。
【0080】平均粒径(μm)={(100メッシュ篩
の残量)×140+(145メッシュ篩の残量)×12
2+(200メッシュ篩の残量)×90+(250メッ
シュ篩の残量)×68+(350メッシュ篩の残量)×
52+(400メッシュ篩の残量)×38+全篩通過量
×17}×1/100
の残量)×140+(145メッシュ篩の残量)×12
2+(200メッシュ篩の残量)×90+(250メッ
シュ篩の残量)×68+(350メッシュ篩の残量)×
52+(400メッシュ篩の残量)×38+全篩通過量
×17}×1/100
【0081】キャリアの500メッシュ以下の量は、5
0g入り試料量を500メッシュ標準篩に載せてから吸
引して重量減少から算出する。
0g入り試料量を500メッシュ標準篩に載せてから吸
引して重量減少から算出する。
【0082】磁性キャリアの抵抗値は、測定電極面積が
4cm2 、電極間距離が0.4cmのサンドイッチタイ
プの測定セルを使用して、片方の電極への1kg重量の
加圧下に磁性キャリア粒子を挟み、両電極間に電圧を印
加して、そのとき測定回路に流れた電流値から求めた。
4cm2 、電極間距離が0.4cmのサンドイッチタイ
プの測定セルを使用して、片方の電極への1kg重量の
加圧下に磁性キャリア粒子を挟み、両電極間に電圧を印
加して、そのとき測定回路に流れた電流値から求めた。
【0083】磁性キャリアの飽和磁化率及び透磁率の測
定は、振動試料型磁力計(東英工業社製VSM−P−
1)により行なった。最大10000エルステッドの磁
場中に置かれた磁性キャリア粒子の磁化を測定して、そ
のとき記録紙に描かれたヒステリシス曲線に基づき飽和
磁化率及び透磁率求めた。
定は、振動試料型磁力計(東英工業社製VSM−P−
1)により行なった。最大10000エルステッドの磁
場中に置かれた磁性キャリア粒子の磁化を測定して、そ
のとき記録紙に描かれたヒステリシス曲線に基づき飽和
磁化率及び透磁率求めた。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の現像装置
によれば、キャリア付着及びトナー飛散を抑制できると
共に、濃度が十分に高く且つガサツキがなく、鮮明で高
画質な画像を安定して得ることができる。
によれば、キャリア付着及びトナー飛散を抑制できると
共に、濃度が十分に高く且つガサツキがなく、鮮明で高
画質な画像を安定して得ることができる。
【図1】本発明の現像装置の一実施例を示す断面図であ
る。
る。
【図2】図1の実施例で用いた磁石ローラを示す断面図
である。
である。
【図3】図2の磁石ローラ及び従来の磁石ローラの現像
スリーブ上の磁束密度分布を示す説明図である。
スリーブ上の磁束密度分布を示す説明図である。
【図4】本発明の他の実施例で用いた磁石ローラを示す
断面図である。
断面図である。
【図5】本発明の現像装置の他の実施例を示す断面図で
ある。
ある。
【図6】図5の現像装置における磁石ローラの現像スリ
ーブ上の磁束密度分布を示す説明図である。
ーブ上の磁束密度分布を示す説明図である。
【図7】図6の磁石ローラの現像磁極による現像スリー
ブ上の現像剤の穂の形成状態を示す説明図である。
ブ上の現像剤の穂の形成状態を示す説明図である。
【図8】本発明の現像装置の更に他の実施例を示す断面
図である。
図である。
【図9】図5の現像装置における磁石ローラの現像スリ
ーブ上の磁束密度分布を示す説明図である。
ーブ上の磁束密度分布を示す説明図である。
3 感光ドラム 21 現像スリーブ 22 振動バイアス電源 23 磁石ローラ 23a 第1の磁石 23b 第2の磁石 25 規制ブレード S1 、S11、S12 現像主極 ΔH 磁束密度の凹み Bi(x) 仮想磁束密度 Bim 仮想磁束密度と実測磁束密度との差の最大値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/08 501 D H01F 7/02 H
Claims (7)
- 【請求項1】 非磁性トナーと磁性キャリアとからなる
2成分現像剤を、複数の磁極を有する磁界発生手段を内
部に非回転に配設した現像剤支持手段上に支持して、像
担持体と対向した現像領域へ搬送し、前記現像領域で現
像剤の磁気ブラシを形成して前記像担持体上の潜像を現
像する現像装置において、前記磁性キャリアの単位体積
当たりの磁化の強さが磁界の強さ1000ガウスにおい
て150emu/cm3 以下であり、前記磁界発生手段が第1
の磁石と第2の磁石の少なくとも2種類の磁石を含んで
構成され、そして前記第1の磁石による磁界の前記現像
剤支持手段上の最大磁束密度が、前記第2の磁石による
磁界の前記現像剤支持手段上の最大磁束密度よりも大き
く、且つ前記第1の磁石が前記現像領域に位置すること
を特徴とする現像装置。 - 【請求項2】 前記現像剤は、体積平均粒径が10μm
以下の非磁性トナーと、重量平均粒径が80μm以下の
磁性キャリアとからなる請求項1の現像装置。 - 【請求項3】 前記第1の磁石の前記現像剤支持手段の
長手方向と直角方向における中央部が、両端部よりも前
記現像剤支持手段から離れている請求項1又は2の現像
装置。 - 【請求項4】 前記第1の磁石の前記現像剤支持手段の
長手方向と直角方向における断面形状が略四角形である
請求項1、2又は3の現像装置。 - 【請求項5】 非磁性トナーと磁性キャリアとからなる
2成分現像剤を、複数の磁極を有する磁界発生手段を内
部に非回転に配設した現像剤支持手段上に支持して、像
担持体と対向した現像領域へ搬送し、前記現像領域で現
像剤の磁気ブラシを形成して前記像担持体上の潜像を現
像する現像装置において、前記磁性キャリアの単位体積
当たりの磁化の強さが磁界の強さ1000ガウスにおい
て150emu/cm3 以下であり、前記磁界発生手段が2つ
のピークを有する現像主極を備え、前記ピーク間におい
て前記現像剤支持手段上に現像剤が存在しない領域の幅
が1mm以内であることを特徴とする現像装置。 - 【請求項6】 非磁性トナーと磁性キャリアとからなる
2成分現像剤を、複数の磁極を有する磁界発生手段を内
部に非回転に配設した現像剤支持手段上に支持して、像
担持体と対向した現像領域へ搬送し、前記現像領域で現
像剤の磁気ブラシを形成して前記像担持体上の潜像を現
像する現像装置において、前記磁性キャリアの単位体積
当たりの磁化の強さが磁界の強さ1000ガウスにおい
て150emu/cm3 以下であり、前記磁界発生手段の現像
主極が、前記現像剤支持手段の回転方向に関して上流側
及び下流側の現像主極から構成されて2つのピークを有
し、そして前記上流側の現像磁極及び下流側の現像磁極
による前記現像剤支持手段上の磁束密度をそれぞれA1
1Gガウス及びA12Gガウスとし、これら2つの現像
磁極間の磁束密度の極少値をMINGガウス、前記A1
1G及びA12Gのうちの小さい方の値をALGとした
ときに、 0<ALG−MING<50 の関係を満たすことを特徴とする現像装置。 - 【請求項7】 非磁性トナーと磁性キャリアとからなる
2成分現像剤を、複数の磁極を有する磁界発生手段を内
部に非回転に配設した現像剤支持手段上に支持して、像
担持体と対向した現像領域へ搬送し、前記現像領域で現
像剤の磁気ブラシを形成して前記像担持体上の潜像を現
像する現像装置において、前記磁性キャリアの単位体積
当たりの磁化の強さが磁界の強さ1000ガウスにおい
て150emu/cm3 以下であり、前記磁界発生手段の現像
主極による前記前記現像剤支持手段上の磁束密度の分布
曲線におけるピーク位置をA、位置Aの前記現像剤支持
手段上の磁束密度をAGガウスとし、前記現像剤支持手
段上の磁束密度が0.8×AGガウスの領域において位
置Aと結んだ直線の傾きに極小値を持たせると共に、こ
の極少値の位置をDとしてその位置Dと位置Aを結んだ
直線を仮想磁束密度Bi(x)ガウス、位置Dと位置A
との間の実測磁束密度をBm(x)ガウスとし、そのB
i(x)−Bm(x)の最大値をBimガウスとしたと
きに、 0<Bim<50 の関係を満たすことを特徴とする現像装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6180458A JPH0830103A (ja) | 1994-07-11 | 1994-07-11 | 現像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6180458A JPH0830103A (ja) | 1994-07-11 | 1994-07-11 | 現像装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0830103A true JPH0830103A (ja) | 1996-02-02 |
Family
ID=16083583
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6180458A Pending JPH0830103A (ja) | 1994-07-11 | 1994-07-11 | 現像装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0830103A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6037439A (en) * | 1997-08-22 | 2000-03-14 | Polyplastics Co., Ltd. | Process for continuous production of polyacetal resin |
| JP2006145659A (ja) * | 2004-11-17 | 2006-06-08 | Kaneka Corp | マグネットローラ |
| JP2007272111A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Canon Inc | 画像形成装置及びその制御方法 |
| JP2007272153A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Canon Inc | 画像形成装置 |
| US7352983B2 (en) | 2003-08-05 | 2008-04-01 | Ricoh Company, Ltd. | Development magnet roller, development device, process cartridge and image forming apparatus |
| US7416828B2 (en) | 2004-09-17 | 2008-08-26 | Ricoh Company Limited | Developing method, developing device, and process cartridge and image forming apparatus using the developing device |
-
1994
- 1994-07-11 JP JP6180458A patent/JPH0830103A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6037439A (en) * | 1997-08-22 | 2000-03-14 | Polyplastics Co., Ltd. | Process for continuous production of polyacetal resin |
| US7352983B2 (en) | 2003-08-05 | 2008-04-01 | Ricoh Company, Ltd. | Development magnet roller, development device, process cartridge and image forming apparatus |
| US7416828B2 (en) | 2004-09-17 | 2008-08-26 | Ricoh Company Limited | Developing method, developing device, and process cartridge and image forming apparatus using the developing device |
| JP2006145659A (ja) * | 2004-11-17 | 2006-06-08 | Kaneka Corp | マグネットローラ |
| JP2007272111A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Canon Inc | 画像形成装置及びその制御方法 |
| JP2007272153A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Canon Inc | 画像形成装置 |
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