JPH08301664A - 多結晶性焼結材料およびこれの製造方法 - Google Patents

多結晶性焼結材料およびこれの製造方法

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JPH08301664A
JPH08301664A JP8129284A JP12928496A JPH08301664A JP H08301664 A JPH08301664 A JP H08301664A JP 8129284 A JP8129284 A JP 8129284A JP 12928496 A JP12928496 A JP 12928496A JP H08301664 A JPH08301664 A JP H08301664A
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creep
phase
sintering
mpa
temperature
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JP8129284A
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Lutz Dr Frassek
ルツツ・フラセク
Gerhard Woetting
ゲルハルト・ベテイング
Christian Dr Schubert
クリステイアン・シユベルト
Hagen Dr Klemm
ハゲン・クレム
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Fraunhofer Gesellschaft zur Foerderung der Angewandten Forschung eV
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多結晶性焼結材料およびこれの製造方法。 【解決手段】 本発明は、α’−SiAlON相、β’
−SiAlON相、および非晶性および/または結晶性
粒界相を含有していて粒間および/または補強用成分を
含有していてもよい多結晶性焼結材料、並びにこれの製
造方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、α’−SiAlON相、β’−
SiAlON相、および非晶性および/または結晶性粒
界相を含有していて粒間および/または補強用成分を含
有していてもよい多結晶性焼結材料、並びにこれの製造
方法に関する。
【0002】窒化ケイ素材料をセラミック構造材料とし
て>1200℃の温度で用いることの適切性は、必須な
特性レベルを室温および高温の両方で確保するに必要な
幅広い材料特性スペクトルを有するか否かで決定され
る。高い強度を示す材料を生じさせるための完全な高密
度化を達成する目的で一般に多結晶性窒化ケイ素素地の
製造中に焼結助剤が添加される。焼結後、このような焼
結助剤は上記窒化ケイ素粉末中のSiO2と一緒に液体
ガラス相を形成し、それによって焼結の容易さが向上す
ると共に柱状のSi34粒子を含有する微細構造物が生
成することから臨界欠陥サイズ(critical d
efect size)が低下することが理由で、高密
度化が助長されかつまた室温特性に肯定的な効果が得ら
れる。焼結後、このような溶融相は、窒化ケイ素粒子間
の非晶性もしくは(部分)結晶性粒界相として残存す
る。この窒化ケイ素材料の高温特性は本質的に上記粒界
相が示す性質で決定される。低融点の共晶が生じると高
温使用中に非晶質相が軟化し、その結果として、特性
(強度、クリープ挙動、耐酸化性)が低下する。
【0003】高温特性の改良を可能にする方法は技術文
献の中に既に記述されている。これらの目的は、主に、
追加的焼結助剤を用いないか或は添加剤量を非常に少量
のみにして窒化ケイ素の高密度化を行うことができるよ
うにガラス相の量を低くすることであった。添加剤の量
を低くしたバッチで2つのルートが実行された。Al2
3の含有量を<0.5重量%にしそしてY23の含有
量を1から5重量%にしたバッチが米国特許第4 90
4 624号に開示されており、これの高密度化はカプ
セル封じHIP方法で行われている。Y23の含有量を
4重量%のみにした材料の製造が同じ特許中の第二変法
として記述されているが、しかしながら、これの製造も
またカプセル封じHIP方法を用いることでのみ可能で
ある。
【0004】添加剤の含有量を低くするか或は添加剤を
完全に排除した上記種類の材料は、高温で非常に良好な
特性を示すが、大部分が、1番目として、室温における
特性が満足されるものでないと言った欠点を有する(こ
れは特に添加剤が入っていないSi34用材料に当ては
まる)。
【0005】2番目として、添加剤の含有量を低くした
上記材料または添加剤が全く入っていない変形の場合、
これらの高密度化を可能にし得る方法は現在のところ非
常に高価な方法(カプセル封じHIP)のみである。こ
れが、このような製造方法をかなり高価なものにしてい
てこれらの材料を広く用いることの障害になっている。
【0006】Si34セラミックにアルミニウム(Al
23、AlN)を含有させると、非常に低い粘度を有す
るガラス相が焼結中に生じることから、カプセル封じH
IPの欠点が実質的になくなる。しかしながら、このよ
うな材料を高温構成要素として長期間用いると、そのガ
ラス組成が原因で特に耐クリープ性および耐酸化性が急
激に低下することから、これの使用は1200℃の最大
温度に制限される。このように温度を高くするにつれて
Al23含有Si34セラミックの特性が有意に低下す
ることは技術文献の中に数多く記述されている。
【0007】後処理を行って粒界相の結晶化を起こさせ
ることで上記材料の高温特性を改良することも可能であ
る。ここに記述する方法とは対照的に結晶化がガラス相
共晶より低い温度(これは一般に1350から1500
℃である)で起こってしまう。
【0008】混合結晶を形成する、一般にSiAlON
類、例えばα’−SiAlON/β’−SiAlON類
などと呼ばれるSi34系が、上記材料のさらなる変形
を構成し、これは、高温用途で可能性を有する。これに
関連して、α’−SiAlONは、一般式Mex(S
i,Al)12(O,N)16[式中、Me=Yまたは希土
類元素(RE)]で表される系を表し、そしてβ’−S
iAlONは一般式Si6-zAlzZ8-zで表される系
を表す。
【0009】ヨーロッパ特許第0 338 718 A
2号にはとりわけα’/β’−SiAlON混合セラミ
ックから粒界相を結晶化させることが記述されており、
ここでは各場合とも上述した1500℃の結晶化温度を
越えていない。
【0010】本発明に従ってここに存在させるα’/
β’混合セラミックを含むグループがドイツ特許第33
06 157 A1号に記述されており、この特許に
おけるα’/β’混合セラミックは、大部分が非晶質で
ある第三相(粒界相)が存在することを特徴とする。
【0011】ヨーロッパ特許第0 336 377 A
2号にもまたα’/β’混合セラミックが記述されてお
り、これの特徴はα’もしくはβ’粒子が極めて微細な
ことであり、従って良好な高温特性を示すことである。
【0012】ヨーロッパ特許第0 338 718 A
2号には、不連続相(これもまた結晶形態で存在し得
る)が存在することで特徴づけられるα’/β’混合セ
ラミックが記述されている。この不連続相は、1600
から2000℃の範囲内で熱処理を行うことで生じ、そ
れにかける圧力に関する情報は全く与えられていない。
【0013】この引用した3つの特許(これは全部α’
/β’−SiAlON混合セラミックの分野に関する)
はいずれも、その結果として生じる材料が示すクリープ
挙動に関しては如何なる情報も与えていない。従って、
このことから、米国特許第4904 624号に引用さ
れている材料(添加剤の含有量が低い)が示す耐クリー
プ性(creep−resistance)は達成され
なかったと仮定すべきである。しかしながら、本発明に
従って製造するα’/β’−SiAlON混合セラミッ
クではそのようなクリープ挙動を達成する。
【0014】ほとんどの場合、セラミックが高温で示す
クリープ特性は、静曲げ試験(static bend
ing test)で曲げ試験片を用いて測定される。
ここでは、前以て決めた温度および曲げ応力におけるロ
ーディング時間(loading time)の関数と
して外側繊維歪み(outer fibre stra
in)を測定する。弾性曲げによる歪みに比例して低下
する外側繊維歪みをクリープ歪みと呼ぶ。このクリープ
歪みに加えて、関数ε=ε(t)の時間に関する導関数
もまたパラメーター、即ちクリープ率として見積もる。
クリープ曲線は完全には直線ではないことから、クリー
プ曲線の第二領域(静クリープの領域)の勾配からクリ
ープ率を計算する。種々の市販Si34セラミックのク
リープ率がJ.Am.Ceram.Soc.76(2)
(1993)、553−556頁
【0015】
【外1】
【0016】10-6 l/時であり、これは、1400
℃における破壊データ(STSR試験)に関連して、比
較的高いとみなされるべきである。これはまた1000
当たり2.5以上のクリープ歪み(これもまた上記試験
中に得られる)に当てはまる。
【0017】市販Si34材料5種のクリープ挙動がB
unk,W.およびHausner,H.「Ceram
ic Materials and Componen
tsfor Engines」、Verlag der
DKG、Bad Honnef(1987)、485
−494頁に記述されている。そこで70MPaの負荷
下1400℃で測定されたクリープ率である5・10-5
l/時は既に非常に高い値である。クリープ伸び絶対
値は示されていないが、1つのサンプルの破壊は100
0当たり30以下の値で起こると述べられており、この
ことは、その得られたクリープ歪みはその桁の大きさで
あったことを示している。
【0018】本発明の底流にある目的は、上述した従来
技術が有する欠点を示さないで卓越した長期高温特性を
有すること、特に高い耐クリープ性および耐酸化性を示
すことを特徴とするα’/β’−SiAlON混合セラ
ミックを基とする窒化ケイ素材料を提供することにあ
る。
【0019】α’−SiAlON相、β’−SiAlO
N相、および非晶性および/または結晶性粒界相を含有
する多結晶性焼結材料であって、粒間および/または補
強用成分を含有していてもよくそして空気中の曲げクリ
ープ試験(flexuralcreep test)で
30時間後1400℃/100MPaで1000当たり
ε<5のクリープ歪みを示す多結晶性焼結材料が、上記
要求を満足させる。本発明はこのような材料に関する。
本発明に従う好適な態様の材料は100MPaの曲げ応
力(bending stress)下空気中1400
℃で曲げクリープ試験を実施した時5・10-5 l/時
未満の静クリープ率(staticcreep rat
e)を示す。
【0020】本発明に従うα’/β’−SiAlON材
料の特徴は、未処理サンプルに比較して顕著に改良され
た耐クリープ性および耐酸化性を示すことのみではな
く、全クリープ歪みが有意に低下することも観察され、
この値は、添加剤含有量を低くすることを基とする競合
Si34材料(この材料は高価で非経済的なカプセル封
じHIP方法で製造する必要がある)のそれと同じ桁の
大きさでさえある。
【0021】本発明はまた本発明に従う材料の製造方法
にも関する。この方法は、Si34、Al23、Al
N、Y23および/または1種以上の希土類酸化物を製
粉および混合することによるか或はSi34と予め合成
したα’−SiAlON原料を製粉および混合した後、
その結果として生じる粉末の鋳込みを行うことでシラ地
を製造し、熱プレス加工し、気体圧力または常圧下で焼
結を行った後、これに温度と圧力を用いた後処理を5か
ら2000バールの範囲の圧力下1500℃から200
0℃の範囲の温度で受けさせることを特徴とする。
【0022】これに関連して、この温度と圧力を用いた
後処理を好適には50から1000バールの圧力下17
50℃から2000℃の温度で行う。この後処理中の圧
力媒体として好適には窒素、不活性ガスまたはこれらの
混合物を用いる。
【0023】公知焼結もしくはカプセル封じHIP方法
(後で追加的に圧力をかけることで独立気孔の高密度化
を行う)とは対照的に、本発明に従う方法を用いると、
結果として、非晶質相内に結晶化過程が観察されること
なく粒界および粒子間の三接合点(triple ju
nction)の所に存在するガラス相の組成と量が変
化すると共に混合結晶の組成が変化する。これに関し
て、この後熱処理が原因となるその完全に高密度化した
窒化ケイ素素地の組成の有意な変化は起こらないことが
示された。この窒化ケイ素の鋳込みを行っている間その
化学組成は一定のままであるが、高温にすると、驚くべ
きことに、単に一次焼結過程で高密度化した窒化ケイ素
材料に比較して高い耐クリープ性と改良された耐酸化性
が得られる。
【0024】二次的な熱再吸収処理は焼結中の追加的工
程段階としてか或は焼結から独立させて次に行うアニー
リングで実施可能である。
【0025】本発明に従う方法の重要な利点は、気体圧
力焼結または無圧焼結で高密度化を達成することを可能
にする焼結助剤を比較的高い含有量で用いたSiAlO
N材料は焼結後に粒界相が修飾されることから高温をか
けることを必要とする特性レベルを示すことである。ま
た、このように焼結助剤の比率を高めると室温特性も有
利な影響を受け得る(曲げ強度および破壊じん性が高く
なることで信頼性が向上する)。
【0026】実施例を用いて本発明を以下に説明する
が、これらに制限するものでない。
【0027】
【実施例】実施例1から3 比表面積が11m2/gで不純物含有量が<0.05%
で酸素含有量が1.1%の窒化ケイ素粉末を焼結助剤で
あるY23、Al23およびAlNの混合物(組成に関
しては表1を参照)と一緒にイソプロパノール中で製粉
および混合した。その後、この粉末混合物を真空下で乾
燥させ、顆粒状にした後、約400℃の温度の空気中で
加熱した。次に、この粉末混合物の熱プレス加工をグラ
ファイト製鋳型の中で60分間1840℃で行った。次
に、この完全に高密度化した熱プレス加工プレートに本
発明に従う後熱処理を熱均衡プレス中で2時間180M
Pa(窒素圧)下1900℃で受けさせた。適切な仕上
げ操作(切断、研磨および面取りを行って曲げ試験用棒
材を生じさせる)を行った後、100MPaの応力レベ
ル下1400℃で実施したクリープ実験で、30時間後
の相対的クリープ歪みεおよび静クリープ率(dε/d
tに相当)を測定した。また、酸化試験を1350℃の
空気中で100時間行った後のサンプルの表面積に関す
る重量上昇も測定した(ここでは酸化率として表示)。
これらの特性を熱プレス加工のみを受けさせた材料(同
じ初期組成を有する)が示すそれと比較した。その結果
を表1に示す。
【0028】
【表1】
【0029】実施例4および5 実施例1と同様に、窒化ケイ素粉末を焼結助剤であるY
23およびAlNの混合物(組成に関しては表2を参
照)と一緒にイソプロパノール中で製粉および混合し
た。その後、この粉末混合物を真空下で乾燥させ、顆粒
状にした後、約400℃の温度の空気中で加熱した。そ
の後、この粉末混合物を冷均衡プレス加工することでシ
ラ地を生じさせた後、焼結を気体加圧焼結炉の中で5M
Pa下1850℃で1時間行った。完全に高密度化した
後、後熱処理を上記焼結操作と一緒の1つのサイクルと
して加圧焼結炉中で2時間10MPa(窒素圧)下19
00℃で行った。適切な仕上げ操作(切断、研磨および
面取りを行って曲げ試験用棒材を生じさせる)を行った
後、クリープ実験(100MPa下1400℃)で、3
0時間後の相対クリープ歪みεおよび静クリープ率を測
定した。また、1350℃の空気中で100時間酸化さ
せた後のサンプルの表面積に関する重量上昇も測定した
(酸化率)。これらの特性を焼結のみを受けさせた材料
(同じ初期組成を有する)が示すそれと比較した。その
結果を表2に示す。
【0030】
【表2】
【0031】本発明の特徴および態様は以下のとおりで
ある。
【0032】1. α’−SiAlON相、β’−Si
AlON相、および非晶性および/または結晶性粒界相
を含有する多結晶性焼結材料であって、空気中の曲げク
リープ試験で30時間後1400℃/100MPaで1
000当たりε<5のクリープ歪みを示す材料。
【0033】2. 100MPaの曲げ応力下空気中1
400℃で曲げクリープ試験を実施し
【0034】
【外2】
【0035】3. 粒間および/または補強用成分を更
に含有する第1項記載の材料。
【0036】4. 粒間および/または補強用成分を更
に含有する第2項記載の材料。
【0037】5. 第1項の材料を製造する方法であっ
て、Si34、Al23、AlN、Y23および/また
は1種以上の希土類酸化物を製粉および混合することに
よるか或はSi34と予め合成したα’−SiAlON
原料を製粉および混合した後、その結果として生じる粉
末の鋳込みを行うことでシラ地を製造し、このシラ地を
熱プレス加工し、気体圧力または常圧下で焼結を行い、
そして温度と圧力を用いた後処理を5から2000バー
ルの圧力下1500℃から2000℃の温度で行うこと
を含む方法。
【0038】6. 該温度と圧力を用いた後処理を50
から1000バールの圧力下1750℃から2000℃
の温度で実施する第5項記載の方法。
【0039】7. 該後処理中の圧力媒体として窒素、
不活性ガスまたはこれらの混合物を用いる第5項記載の
方法。
フロントページの続き (72)発明者 ルツツ・フラセク ドイツ96472レーデンタール・エムスタツ ターシユトラーセ15 (72)発明者 ゲルハルト・ベテイング ドイツ96450コブルク・シユルシユトラー セ16 (72)発明者 クリステイアン・シユベルト ドイツ01326ドレスデン・ドレストナーシ ユトラーセ27 (72)発明者 ハゲン・クレム ドイツ01309ドレスデン・コメニウスシユ トラーセ71

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 α’−SiAlON相、β’−SiAl
    ON相、および非晶性および/または結晶性粒界相を含
    有する多結晶性焼結材料であって、空気中の曲げクリー
    プ試験で30時間後1400℃/100MPaで100
    0当たりε<5のクリープ歪みを示す材料。
  2. 【請求項2】 粒間および/または補強用成分を更に含
    有する請求項1記載の材料。
JP8129284A 1995-05-02 1996-04-26 多結晶性焼結材料およびこれの製造方法 Pending JPH08301664A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19515968.3 1995-05-02
DE19515968A DE19515968C2 (de) 1995-05-02 1995-05-02 Gesinterter polykristalliner Werkstoff sowie Verfahren zu dessen Herstellung

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DE19515968C2 (de) 1997-04-10
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