JPH08302497A - めっき装置用給電ロールおよびロール支持機構 - Google Patents
めっき装置用給電ロールおよびロール支持機構Info
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- JPH08302497A JPH08302497A JP11141995A JP11141995A JPH08302497A JP H08302497 A JPH08302497 A JP H08302497A JP 11141995 A JP11141995 A JP 11141995A JP 11141995 A JP11141995 A JP 11141995A JP H08302497 A JPH08302497 A JP H08302497A
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Landscapes
- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ねじ部分の隙間腐食の損傷を低減し、給電ロー
ルの腐食寿命を延長する。 【構成】被めっき材と接触して被めっき材に電流を供給
する電導用リング2の両側に、電導用リング2からロー
ル表面8を伝わってロール両端側にめっき液が流動する
のを阻止する突起状の液切りリング21を設ける。ま
た、ロール10の両端に係合穴7を有し、この係合穴7
に支持棒25を挿入してロール10を軸回転自在に支持
する係合部15を、ねじ止めするのではなく、ロール本
体と一体に設ける。給電ロール10との絶縁を取るため
に支持棒25は金属ではなく、絶縁性部材で構成する。
また、係合穴7と支持棒25との遊嵌構造は、軸回転す
る稼働状態では常に摺動して静止することのないよう、
また軸回転が停止する休止状態でもタイトな隙間が生じ
ないような構造とする。
ルの腐食寿命を延長する。 【構成】被めっき材と接触して被めっき材に電流を供給
する電導用リング2の両側に、電導用リング2からロー
ル表面8を伝わってロール両端側にめっき液が流動する
のを阻止する突起状の液切りリング21を設ける。ま
た、ロール10の両端に係合穴7を有し、この係合穴7
に支持棒25を挿入してロール10を軸回転自在に支持
する係合部15を、ねじ止めするのではなく、ロール本
体と一体に設ける。給電ロール10との絶縁を取るため
に支持棒25は金属ではなく、絶縁性部材で構成する。
また、係合穴7と支持棒25との遊嵌構造は、軸回転す
る稼働状態では常に摺動して静止することのないよう、
また軸回転が停止する休止状態でもタイトな隙間が生じ
ないような構造とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、めっき液による腐食を
改善するとともに、高品質なめっきを実現できるめっき
装置用給電ロールおよびロール支持機構に関する。
改善するとともに、高品質なめっきを実現できるめっき
装置用給電ロールおよびロール支持機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図3はリードフレームなどの被めっき材
をめっきする従来のめっき装置用給電ロールの構造を示
す。めっき装置用給電ロール10は、電流を供給する給
電棒11と滑り接触する給電用摺動部3と、被めっき材
12と回転接触して被めっき材12に給電する電導用リ
ング2とを備えた金属ロール本体1と、金属ロール本体
1の両端にねじ4で連結され、端部に係合穴7を有する
絶縁筒5とから構成される。この給電ロール10は、そ
の両端部の絶縁筒5の係合穴7に支持棒6をルーズに挿
入されて軸回転自在に支持される。ここに、給電ロール
10を支持する支持棒6が金属であるため、支持棒6と
給電ロール10との絶縁を図るべく、絶縁筒5をロール
本体1の両端に介在させている。給電ロール10は被め
っき材12の上方に置かれ、被めっき材12の移動方向
13に沿って軸回転しながら、被めっき材12に給電す
る役目を果たしている。
をめっきする従来のめっき装置用給電ロールの構造を示
す。めっき装置用給電ロール10は、電流を供給する給
電棒11と滑り接触する給電用摺動部3と、被めっき材
12と回転接触して被めっき材12に給電する電導用リ
ング2とを備えた金属ロール本体1と、金属ロール本体
1の両端にねじ4で連結され、端部に係合穴7を有する
絶縁筒5とから構成される。この給電ロール10は、そ
の両端部の絶縁筒5の係合穴7に支持棒6をルーズに挿
入されて軸回転自在に支持される。ここに、給電ロール
10を支持する支持棒6が金属であるため、支持棒6と
給電ロール10との絶縁を図るべく、絶縁筒5をロール
本体1の両端に介在させている。給電ロール10は被め
っき材12の上方に置かれ、被めっき材12の移動方向
13に沿って軸回転しながら、被めっき材12に給電す
る役目を果たしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上述した従来の
めっき装置用給電ロールには次のような問題があった。
めっき装置用給電ロールには次のような問題があった。
【0004】(1) 被めっき材12の表面にはめっき液が
常にかかった状態で給電ロール10は稼働される。した
がって、このめっき液は、被めっき材12との接触面と
なる電導用リング2からロール表面8を伝わって金属ロ
ール本体1と絶縁筒5との連結部であるねじ4部分へと
流動することになる。そして、このめっき液が強腐食性
の場合、特に隙間腐食作用の強い液(たとえば高濃度の
塩化物やフッ化物を含む液)の場合には、このねじ4部
分が隙間腐食して極く短時間に給電ロール10が使用不
能となる。
常にかかった状態で給電ロール10は稼働される。した
がって、このめっき液は、被めっき材12との接触面と
なる電導用リング2からロール表面8を伝わって金属ロ
ール本体1と絶縁筒5との連結部であるねじ4部分へと
流動することになる。そして、このめっき液が強腐食性
の場合、特に隙間腐食作用の強い液(たとえば高濃度の
塩化物やフッ化物を含む液)の場合には、このねじ4部
分が隙間腐食して極く短時間に給電ロール10が使用不
能となる。
【0005】(2) 給電ロール10が比較的高速回転時点
で一瞬、被めっき材12から離れることがあり、給電ロ
ール10が被めっき材12から離れると、その時間だけ
めっきが中断されるため、高品質のめっきが困難とな
る。しかも、その瞬間はマイナス電流が給電ロール10
の表面に限定して付与されるので、めっき粒の析出がそ
の表面に集中して生じ、極く短時間に被めっき材12と
の接触面が凹凸になる。これは給電ロール10のスムー
ズな回転を妨げ、加速度時に回転動作障害が顕在化する
ようになる。
で一瞬、被めっき材12から離れることがあり、給電ロ
ール10が被めっき材12から離れると、その時間だけ
めっきが中断されるため、高品質のめっきが困難とな
る。しかも、その瞬間はマイナス電流が給電ロール10
の表面に限定して付与されるので、めっき粒の析出がそ
の表面に集中して生じ、極く短時間に被めっき材12と
の接触面が凹凸になる。これは給電ロール10のスムー
ズな回転を妨げ、加速度時に回転動作障害が顕在化する
ようになる。
【0006】本発明の目的は、上述した従来技術の問題
点を解消して、隙間腐食の損傷を低減し、給電ロールの
腐食寿命を延長することが可能なめっき装置用給電ロー
ルおよびロール支持機構を提供することにある。また、
本発明の目的は、給電ロールの円滑な回転と連続的な給
電状態を確保して、高品質なめっきを行うことができる
めっき装置用給電ロールおよびロール支持機構を提供す
ることにある。
点を解消して、隙間腐食の損傷を低減し、給電ロールの
腐食寿命を延長することが可能なめっき装置用給電ロー
ルおよびロール支持機構を提供することにある。また、
本発明の目的は、給電ロールの円滑な回転と連続的な給
電状態を確保して、高品質なめっきを行うことができる
めっき装置用給電ロールおよびロール支持機構を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のめっき装置用給
電ロールは、軸回転しながら被めっき材に接触して被め
っき材に給電するめっき装置用給電ロールにおいて、被
めっき材に接触する電導用リングの両側に電導用リング
からロール表面を伝わってロール両端側にめっき液が流
動するのを阻止する液切りリングと、両端に係合穴を有
しこの係合穴に支持棒をルーズに挿入してロールを軸回
転自在に支持する係合部とを一体に設けたものである。
この場合、ロールを構成する材料は、耐腐食性のNi基
合金あるいはモネルメタルとすることが好ましい。
電ロールは、軸回転しながら被めっき材に接触して被め
っき材に給電するめっき装置用給電ロールにおいて、被
めっき材に接触する電導用リングの両側に電導用リング
からロール表面を伝わってロール両端側にめっき液が流
動するのを阻止する液切りリングと、両端に係合穴を有
しこの係合穴に支持棒をルーズに挿入してロールを軸回
転自在に支持する係合部とを一体に設けたものである。
この場合、ロールを構成する材料は、耐腐食性のNi基
合金あるいはモネルメタルとすることが好ましい。
【0008】また、本発明のめっき装置用給電ロール
は、被めっき材との接触を連続して確保するために、電
導用リングの外周面に被めっき材に弾性的に接触する弾
性金属体を装着し、ロール両端に重りを一体に設けるよ
うにしたものである。
は、被めっき材との接触を連続して確保するために、電
導用リングの外周面に被めっき材に弾性的に接触する弾
性金属体を装着し、ロール両端に重りを一体に設けるよ
うにしたものである。
【0009】さらに、本発明のロール支持機構は、係合
穴に挿入されてロールを軸回転自在に支持する支持棒
を、絶縁性を確保するために絶縁材料で構成したもので
ある。
穴に挿入されてロールを軸回転自在に支持する支持棒
を、絶縁性を確保するために絶縁材料で構成したもので
ある。
【0010】
【作用】ロールに水切りリングを設けると、電導用リン
グからロール表面を伝わってロール両端側へ流動しよう
とするめっき液を有効に阻止できる。また、阻止できず
にめっき液が流動してきても、係合部がロールに一体に
設けられているので、係合部がねじ止めされている場合
のように、ねじの隙間にめっき液が浸透することがな
い。その上、ロールの両端に係合穴を有し、この係合穴
に支持棒をルーズに挿入するので、支持棒と係合穴との
接触部分は隙間腐食が生じにくい。
グからロール表面を伝わってロール両端側へ流動しよう
とするめっき液を有効に阻止できる。また、阻止できず
にめっき液が流動してきても、係合部がロールに一体に
設けられているので、係合部がねじ止めされている場合
のように、ねじの隙間にめっき液が浸透することがな
い。その上、ロールの両端に係合穴を有し、この係合穴
に支持棒をルーズに挿入するので、支持棒と係合穴との
接触部分は隙間腐食が生じにくい。
【0011】特に、ロール材をNi基合金やモネルメタ
ルで構成すると、めっき液に高濃度塩化物やフッ化物が
含まれていても、これに十分耐えることができるので腐
食を一層有効に防止できる。
ルで構成すると、めっき液に高濃度塩化物やフッ化物が
含まれていても、これに十分耐えることができるので腐
食を一層有効に防止できる。
【0012】また、電導用リングの外周面に弾性金属体
が装着され、しかもロールの両端に重りが付いている
と、電導用リングの被めっき材への接触は常に安定する
ため、接触高速回転時や加速時であっても、給電ロール
が一瞬たりとも、リードフレームから離れることがなく
なり、また円滑な回転も確保できる。
が装着され、しかもロールの両端に重りが付いている
と、電導用リングの被めっき材への接触は常に安定する
ため、接触高速回転時や加速時であっても、給電ロール
が一瞬たりとも、リードフレームから離れることがなく
なり、また円滑な回転も確保できる。
【0013】また、上述したロールを軸回転自在に支持
する支持棒を絶縁材料で構成すると、ロールを金属で一
体形成しても絶縁支持することができる。
する支持棒を絶縁材料で構成すると、ロールを金属で一
体形成しても絶縁支持することができる。
【0014】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。
【0015】図1は、本実施例のめっき装置用給電ロー
ルの上半分断面図を示す。めっき装置用給電ロール10
は、これを軸回転自在に支持する支持棒25を金属では
なく、絶縁性部材で構成することにより、全体を中実金
属で一体に構成して、ねじ止めで連結された部分を持た
ない構造としてある。給電ロール材料として高濃度塩化
物およびフッ化物に耐えるステンレス鋼、好ましくはN
i基合金(たとえばインコネル600(インコ、アロイ
ス、INTERNINC製の商品名)あるはモネルメタ
ルを使用するとよい。
ルの上半分断面図を示す。めっき装置用給電ロール10
は、これを軸回転自在に支持する支持棒25を金属では
なく、絶縁性部材で構成することにより、全体を中実金
属で一体に構成して、ねじ止めで連結された部分を持た
ない構造としてある。給電ロール材料として高濃度塩化
物およびフッ化物に耐えるステンレス鋼、好ましくはN
i基合金(たとえばインコネル600(インコ、アロイ
ス、INTERNINC製の商品名)あるはモネルメタ
ルを使用するとよい。
【0016】給電ロール10の中央外周部に、電流を供
給する給電棒と滑り接触する給電用摺動部3が設けら
れ、その両側に被めっき材と接触して被めっき材に給電
する大径の電導用リング2が設けられる。
給する給電棒と滑り接触する給電用摺動部3が設けら
れ、その両側に被めっき材と接触して被めっき材に給電
する大径の電導用リング2が設けられる。
【0017】また、電導用リング2の両側に、電導用リ
ング2からロール表面8を伝わってロール両端側にめっ
き液が流動するのを阻止する液切りリング21を設けて
ある。液切りリング21は、ロール表面を軸方向に仕切
る環状の突起で形成され、その高さはほぼ電導用リング
2の高さに設定してある。液切りリング21は、図では
左右1個づつ設けるようにしたが、必要に応じて複数個
づつ設けることも可能である。
ング2からロール表面8を伝わってロール両端側にめっ
き液が流動するのを阻止する液切りリング21を設けて
ある。液切りリング21は、ロール表面を軸方向に仕切
る環状の突起で形成され、その高さはほぼ電導用リング
2の高さに設定してある。液切りリング21は、図では
左右1個づつ設けるようにしたが、必要に応じて複数個
づつ設けることも可能である。
【0018】また、給電ロール10の両端に、係合穴7
を有し、この係合穴7に支持棒25をルーズに挿入して
ロール10を軸回転自在に支持する係合部15を備え
る。係合部15は既述したように本体と一体に構成され
ているため、本体との間に構造隙間は存在しない。係合
穴7に対する絶縁性支持棒25の遊嵌構造は、接触部分
が少なくとも軸回転する稼働状態では常に摺動して静止
することのないよう、また軸回転が停止する休止状態で
もタイトな隙間が生じないような構造としてある。タイ
トな隙間が生じないようにしたのは、めっき液が滲み込
んで隙間腐食を起こすのを防止するためである。
を有し、この係合穴7に支持棒25をルーズに挿入して
ロール10を軸回転自在に支持する係合部15を備え
る。係合部15は既述したように本体と一体に構成され
ているため、本体との間に構造隙間は存在しない。係合
穴7に対する絶縁性支持棒25の遊嵌構造は、接触部分
が少なくとも軸回転する稼働状態では常に摺動して静止
することのないよう、また軸回転が停止する休止状態で
もタイトな隙間が生じないような構造としてある。タイ
トな隙間が生じないようにしたのは、めっき液が滲み込
んで隙間腐食を起こすのを防止するためである。
【0019】係合穴7と支持棒25間の平均隙間は0.
1mmより大きく3mmより小さい範囲がよい。0.1mm程
度まで狭くすると、ゴミの堆積等を起点として隙間腐食
が生じやすくなり、逆に平均隙間が3〜5mm程度まで広
がると、機械的接触がルーズとなりすぎて円滑な回転が
阻害され、被めっき材の移動方向への不規則なずれが生
じやすくなるからである。平均隙間は最低1mm程度が好
ましい。
1mmより大きく3mmより小さい範囲がよい。0.1mm程
度まで狭くすると、ゴミの堆積等を起点として隙間腐食
が生じやすくなり、逆に平均隙間が3〜5mm程度まで広
がると、機械的接触がルーズとなりすぎて円滑な回転が
阻害され、被めっき材の移動方向への不規則なずれが生
じやすくなるからである。平均隙間は最低1mm程度が好
ましい。
【0020】ここに、既述したように給電ロール10を
軸回転自在に支持する支持棒25は、金属製の給電ロー
ル10との絶縁をとるために絶縁性とする。例えば、塩
化ビニルや四フッ化エチレン樹脂などの高分子材料ある
いはアルミナやサイアロンなどのセラミックスで構成す
ることができる。この絶縁性支持棒25と、上記した給
電ロール10とから本発明のロール支持機構が構成され
る。
軸回転自在に支持する支持棒25は、金属製の給電ロー
ル10との絶縁をとるために絶縁性とする。例えば、塩
化ビニルや四フッ化エチレン樹脂などの高分子材料ある
いはアルミナやサイアロンなどのセラミックスで構成す
ることができる。この絶縁性支持棒25と、上記した給
電ロール10とから本発明のロール支持機構が構成され
る。
【0021】このように本実施例によれば、導電用リン
グ2の外側に液切りリング21を設けたので、ロール表
面を伝わってロール両端側へ流動しようとするめっき液
を有効に阻止できる。また、仮に液切りリング21を超
えてめっき液が端部に流動したとしても、端部に設けた
係合部15はロール10と一体に形成されているので、
係合部がねじ止めされている場合のように、ねじの隙間
にめっき液が浸透するようなことがない。その上、ロー
ル10の両端に設けた係合穴7に挿入した支持棒25
は、ルーズに挿入されるようにしてあるので、支持棒2
5と係合穴7との接触部分は、稼働状態では常に摺動し
て静止することがなく、また休止状態でもタイトな隙間
が生じないので、隙間腐食が生じにくい。しかも、特に
ロール材をNi基合金やモネルメタルで構成した場合に
は、めっき液中に含まれる高濃度塩化物やフッ化物に耐
えることができるので腐食を一層有効に防止できる。
グ2の外側に液切りリング21を設けたので、ロール表
面を伝わってロール両端側へ流動しようとするめっき液
を有効に阻止できる。また、仮に液切りリング21を超
えてめっき液が端部に流動したとしても、端部に設けた
係合部15はロール10と一体に形成されているので、
係合部がねじ止めされている場合のように、ねじの隙間
にめっき液が浸透するようなことがない。その上、ロー
ル10の両端に設けた係合穴7に挿入した支持棒25
は、ルーズに挿入されるようにしてあるので、支持棒2
5と係合穴7との接触部分は、稼働状態では常に摺動し
て静止することがなく、また休止状態でもタイトな隙間
が生じないので、隙間腐食が生じにくい。しかも、特に
ロール材をNi基合金やモネルメタルで構成した場合に
は、めっき液中に含まれる高濃度塩化物やフッ化物に耐
えることができるので腐食を一層有効に防止できる。
【0022】次に、安定的な給電状態を確保するため
に、図2のような構成を採用した他の実施例について説
明する。基本的には、図1の給電ロール10を中空にし
て円筒体としている。そして、電導用リング2の外周面
に被めっき材と弾性的に接触する弾性金属体24を装着
する。この弾性金属体24は、例えばばね構造のもの、
あるいは海綿状金属ウール材を用いることができ、これ
らはスポット溶接または締付け金具26で電導用リング
2に締めつけて固定するとよい。さらに、給電ロール1
0の両端部を肉厚に構成し、これを重り23として、給
電ロール10の両端における回転モーメントを大きくす
ることで電導用リング2における回転と被めっき材への
接触をスムーズに行うような構造としている。
に、図2のような構成を採用した他の実施例について説
明する。基本的には、図1の給電ロール10を中空にし
て円筒体としている。そして、電導用リング2の外周面
に被めっき材と弾性的に接触する弾性金属体24を装着
する。この弾性金属体24は、例えばばね構造のもの、
あるいは海綿状金属ウール材を用いることができ、これ
らはスポット溶接または締付け金具26で電導用リング
2に締めつけて固定するとよい。さらに、給電ロール1
0の両端部を肉厚に構成し、これを重り23として、給
電ロール10の両端における回転モーメントを大きくす
ることで電導用リング2における回転と被めっき材への
接触をスムーズに行うような構造としている。
【0023】特に、給電ロール両端の重り23の役割を
効果的にするには、ロール内径を大きくして、全体の重
量(特に中心部分)を軽くすることが有効である。その
ために、図示例のものはロールを中空にしてできるだけ
中心部を薄肉で形成してある。
効果的にするには、ロール内径を大きくして、全体の重
量(特に中心部分)を軽くすることが有効である。その
ために、図示例のものはロールを中空にしてできるだけ
中心部を薄肉で形成してある。
【0024】このように本実施例によれば、電導用リン
グ2の外周面に弾性金属体24を装着し、しかもロール
10の両端に重り23を設けたので、電導用リング2の
被めっき材への接触は常に安定して確保されるので、高
速回転時や加速時であっても、給電ロール10が一瞬た
りとも、被めっき材から離れることがなくなり、めっき
の中断を有効に防止できる。
グ2の外周面に弾性金属体24を装着し、しかもロール
10の両端に重り23を設けたので、電導用リング2の
被めっき材への接触は常に安定して確保されるので、高
速回転時や加速時であっても、給電ロール10が一瞬た
りとも、被めっき材から離れることがなくなり、めっき
の中断を有効に防止できる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、めっき液がロール表面
を伝わるのを阻止する液切りリングと、ロールを軸回転
自在に遊嵌支持する係合部をロールに一体に設けたの
で、めっき液による隙間腐食損傷を有効に防止して、給
電ロールの腐食寿命を延長できる。
を伝わるのを阻止する液切りリングと、ロールを軸回転
自在に遊嵌支持する係合部をロールに一体に設けたの
で、めっき液による隙間腐食損傷を有効に防止して、給
電ロールの腐食寿命を延長できる。
【0026】特に、ロール材をNi基合金やモネルメタ
ルで構成した場合には、給電ロールの腐食寿命を一層延
長できる。
ルで構成した場合には、給電ロールの腐食寿命を一層延
長できる。
【0027】また、電導用リングに弾性金属体を装着
し、ロール両端に重りを設けたので、常に給電ロールの
円滑な回転と連続的な給電状態を確保でき、高品質なめ
っきを行うことができる。
し、ロール両端に重りを設けたので、常に給電ロールの
円滑な回転と連続的な給電状態を確保でき、高品質なめ
っきを行うことができる。
【0028】また、上述したロールを軸回転自在に支持
する支持棒を絶縁材料で構成したので、ロールを金属で
一体形成しても絶縁支持することができる。
する支持棒を絶縁材料で構成したので、ロールを金属で
一体形成しても絶縁支持することができる。
【図1】本発明の実施例によるめっき装置用給電ロール
の上半分断面図。
の上半分断面図。
【図2】本発明の他の実施例によるめっき装置用給電ロ
ールの上半分断面図。
ールの上半分断面図。
【図3】従来例のめっき装置用給電ロールの斜視図。
2 電導用リング 3 給電用摺動部 7 係合穴 8 ロール表面 10 給電ロール 15 係合部 23 重り 24 弾性金属体 25 絶縁性支持棒 26 締付け金具
Claims (4)
- 【請求項1】軸回転しながら電導用リングを被めっき材
に接触させて被めっき材に給電するめっき装置用給電ロ
ールにおいて、被めっき材に接触する電導用リングから
ロール表面を伝わってロール両端側にめっき液が流動す
るのを阻止する液切りリングと、両端に係合穴を有し、
この係合穴に支持棒をルーズに挿入してロールを軸回転
自1に支持する係合部とを一体に設けたことを特徴とす
るめっき装置用給電ロール。 - 【請求項2】ロールを構成する材料がNi基合金あるい
はモネルメタルである請求項1に記載のめっき装置用給
電ロール。 - 【請求項3】上記電導用リングの外周面に被めっき材に
弾性的に接触する弾性金属体を装着し、ロール両端に重
りを一体に設けた請求項1または2に記載のめっき装置
用給電ロール。 - 【請求項4】請求項1ないし3のいずれかに記載のめっ
き装置用給電ロールと、係合穴に挿入されてロールを軸
回転自在に支持する支持棒とから構成され、上記支持棒
を絶縁材料で構成したロール支持機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11141995A JPH08302497A (ja) | 1995-05-10 | 1995-05-10 | めっき装置用給電ロールおよびロール支持機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11141995A JPH08302497A (ja) | 1995-05-10 | 1995-05-10 | めっき装置用給電ロールおよびロール支持機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08302497A true JPH08302497A (ja) | 1996-11-19 |
Family
ID=14560705
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11141995A Pending JPH08302497A (ja) | 1995-05-10 | 1995-05-10 | めっき装置用給電ロールおよびロール支持機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08302497A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003531301A (ja) * | 2000-04-20 | 2003-10-21 | アトーテヒ ドイッチュラント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 弾性接触要素 |
| JP2009504906A (ja) * | 2005-08-09 | 2009-02-05 | ゲブリューダー シュミット ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー | 複数の基板を収容する又は保持する装置及び電気メッキ装置 |
| WO2015049919A1 (ja) * | 2013-10-04 | 2015-04-09 | 住友電気工業株式会社 | ドラム電極、ドラム電極の製造方法、めっき装置、樹脂成形体の製造方法及び金属多孔体の製造方法 |
-
1995
- 1995-05-10 JP JP11141995A patent/JPH08302497A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003531301A (ja) * | 2000-04-20 | 2003-10-21 | アトーテヒ ドイッチュラント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 弾性接触要素 |
| JP2009504906A (ja) * | 2005-08-09 | 2009-02-05 | ゲブリューダー シュミット ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー | 複数の基板を収容する又は保持する装置及び電気メッキ装置 |
| WO2015049919A1 (ja) * | 2013-10-04 | 2015-04-09 | 住友電気工業株式会社 | ドラム電極、ドラム電極の製造方法、めっき装置、樹脂成形体の製造方法及び金属多孔体の製造方法 |
| CN105593412A (zh) * | 2013-10-04 | 2016-05-18 | 住友电气工业株式会社 | 鼓状电极、生产鼓状电极的方法、电镀装置、生产树脂成型体的方法以及生产金属多孔体的方法 |
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