JPH0830264A - 響板およびピアノ - Google Patents

響板およびピアノ

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Publication number
JPH0830264A
JPH0830264A JP6165434A JP16543494A JPH0830264A JP H0830264 A JPH0830264 A JP H0830264A JP 6165434 A JP6165434 A JP 6165434A JP 16543494 A JP16543494 A JP 16543494A JP H0830264 A JPH0830264 A JP H0830264A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piano
soundboard
hole
sound
acoustic
Prior art date
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Pending
Application number
JP6165434A
Other languages
English (en)
Inventor
Riichi Kitajima
理一 北島
Muneo Ishida
宗雄 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawai Musical Instruments Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instruments Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kawai Musical Instruments Manufacturing Co Ltd filed Critical Kawai Musical Instruments Manufacturing Co Ltd
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Publication of JPH0830264A publication Critical patent/JPH0830264A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で、音響的効果を調整できる響板
およびピアノの提供。 【構成】 響板4の図の右上の位置、即ち、低音側の上
部の響棒17bと響棒17cとの間に貫通孔22が設け
られ、ピアノ2内部の空間とピアノ2の背面側の外部空
間とを連絡している。このことにより特にキーナンバー
が55〜70の高音側で、音の減衰量が3〜4%上昇し
改善される。響板4を備えたピアノ2は、製造時の音響
的調整が、貫通孔22を開けたり、形や直径の調整を行
うという容易な作業であり、製造コストも有利であり問
題ない。また、響板4に貫通孔22を開けるだけなの
で、従来のピアノの設計変更をほとんどしなくても、実
現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音響効果を高める等の
調整が可能な響板およびその響板を備えたピアノに関す
る。
【0002】
【従来の技術】グランド型ピアノあるいはアップライト
型ピアノの内部には弦の張力を支えるフレームが備えら
れている。このフレームは弦と一体となって振動し音質
に微妙に影響する。そのため、音響特性の向上のためフ
レームの形状や強度に工夫が施されている。この他、音
響特性に影響するものとして、響板が存在し、これも背
面側に固定した響棒の強度や間隔により、響板の強度分
布を特に高音側で強度が高くなるようにして、音響的効
果を調整している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】更に、音響的効果を調
整するため、何等かの工夫が望まれていたが、上記フレ
ームや響板・響棒といった複雑な構造のものを、更に付
け加えることはスペース的に困難であるし、更に製造コ
ストの悪化も問題となる。このため、簡単な構成で、音
響的効果を調整できる構成を付加することが望まれてい
た。
【0004】本発明は、響板に着目し、簡単な構成で、
音響的効果を調整できる響板およびその響板を使用した
ピアノを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ピアノ内部とピアノ背面側外部とを連絡する貫通孔を設
けたことを特徴とする響板である。
【0006】請求項2記載の発明は、ピアノがアップラ
イト型ピアノであり、貫通孔が低音側の上部に設けられ
た請求項1記載の響板である。請求項3記載の発明は、
貫通孔が円形または楕円形である請求項1または2記載
の響板である。
【0007】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれかの響板を備えたピアノである。
【0008】
【作用及び発明の効果】請求項1記載の響板は、ピアノ
内部とピアノ背面側外部とを連絡する貫通孔を設けたこ
とを特徴とする。響板が貫通孔を有することにより、ピ
アノに組み込んだ場合にピアノ内部とピアノ背面側外部
とを連絡することができる。このことにより、ピアノの
内部の音響的振動が外部に抜け易くなる。これに伴い、
ピアノ全体の音響特性が変化する。したがって、上記貫
通孔の形状、大きさ、位置、数等を調整することによ
り、音響特性を調整でき、音響特性の改善が可能とな
る。貫通孔はスペース的に何等問題がなく、更に貫通孔
は簡単に形成できるので製造コスト的にも有利であり問
題がない。
【0009】この効果は、特に、アップライト型ピアノ
では貫通孔が低音側の上部に設けられた場合に、グラン
ド型ピアノでは低音側の鍵盤近くの位置に設けられた場
合に、特に高音側で音が減衰し難くなると言う優れた効
果を生じる。また、貫通孔の形状は、如何なる形状であ
ってもよい。例えば、円形、楕円形でもよく、三角形、
四角形、五角形、六角形といった多角形でもよい。大き
さは例えば貫通孔が1つまたは2つの場合は、例えば直
径が65mm±5mm前後の貫通孔が形成される。その
数も小さいものを多数設けたり、大きいものを1つまた
は2つ設けたりできるが、余り小さいものを多数設ける
よりも、大きいものを少なく設けた方が音響特性の調整
能力が大きいので好ましい。
【0010】貫通孔を二つ設ける場合も、例えばアップ
ライト型ピアノでは低音側の上部に2つ設けてもよい
が、低音側の上部と、高音側の下部とに分けて設けても
よい。上記響板を備えたピアノは、製造時に音響的調整
が作業的に容易であり、製造コストも問題ない。響板に
貫通孔を開けるだけなので、従来のピアノの設計変更を
ほとんどしなくても、実現することができる。またグラ
ンド型ピアノにもアップライト型ピアノにも採用でき
る。
【0011】
【実施例】次に図面に基づいて実施例を説明する。 [実施例1]図1は、本実施例1のアップライト型ピア
ノ2の背面図である。図2はそのA−A拡大断面図であ
る。
【0012】ピアノ2の矩形の響板4上には、斜めに7
本の響棒17a〜17gが接着剤で固定されている。こ
の響棒17a〜17gは低音側の間隔(響棒17aと響
棒17bの間隔)が高音側の間隔(響棒17fと響棒1
7gとの間隔)よりも、約1.5倍に広げられ、その間
の響棒17b〜17fの間隔は、高音側から低音側に向
かって順次広げられている。特に、響棒17b,17
c,17dは、上部では低音側にあり、下部では高音側
にあって、低音側から高音側までの広い音域にわたって
配置されている。この点は響棒17cで最も特徴的であ
る。
【0013】また、各響棒17a〜17gの高さ、即ち
響板4表面からの突出高さは、低音側の方が次第に高く
なり、低音側では一定の高さにされている。響板4の裏
面には弦(図示せず)からの振動を響板4に伝える長駒
19と短駒21とが接着剤で固定されている。
【0014】響板4の図1の右上の位置、即ち、低音側
の上部に位置して前述したごとくに特徴的な響棒17b
と響棒17cとの間に、貫通孔22が設けられ、ピアノ
2内部の空間SIとピアノ2の背面側の外部空間SOと
を連絡している。この貫通孔22の直径は本実施例では
65mmとされている。
【0015】この他、響板4の周囲には、支柱23a,
23b、支柱23a,23bに設けられた手掛24a,
24b、桁貼25、土台27、屋根29および親板31
a,31bが配置されている。また桁貼25の内部に
は、水平に2本の桁32a,32bが配置されている。
【0016】支柱23a,23b、土台27および桁3
2a,32bは、図1のごとく組み立てられ、相互の当
接面で接着されて一体化されている。勿論、正面側に
は、図示しないがピアノの機能として必要な鍵盤を始め
とするペダルやアクション機構が設けられている。
【0017】本ピアノ2は、上述した貫通孔22が設け
られた響板4を使用しているため、その音響特性におい
て、特にキーナンバーが55〜70の高音側で、音の立
ち上がりから0.4秒の範囲(官能的に最も判り易い範
囲)の減衰量が3〜4%上昇し、改善されている。また
低音側では逆に少し低下しているキーもあるが、ピアノ
2としては、低音側の低下は音響効果的にはほとんど問
題なく、高音側の上昇にて大きな音響効果の改良がなさ
れているので、全体としても、音響効果的に向上してい
る。
【0018】尚、貫通孔22に加えて、更に図1の響板
4の左下の位置、即ち、高音側の下部の響棒17dと響
棒17eとの間に貫通孔22aを設けても、音響効果的
には貫通孔22が一つの場合とほとんど同じである。上
記響板4を備えたピアノ2は、製造時の音響的調整が貫
通孔22,22aを開けたり、形や直径の調整を行うと
いう容易な作業であり、製造コストも問題ない。また、
響板4に貫通孔22を開けるだけなので、従来のピアノ
の設計変更をほとんどしなくても、実現することができ
る。
【0019】[実施例2]次に、グランド型ピアノ50
の例を図3,4に示す。図3は、グランド型ピアノ50
の響板52部分のみの平面図であり、図4はグランド型
ピアノ50の部分断面図である。
【0020】響板52の下面には、斜めに10本の響棒
54a〜54jが接着剤で固定されている。響板52の
上面には弦(図示せず)からの振動を響板52に伝える
長駒56と短駒58とが接着剤で固定されている。図3
の響板52の左手前の位置、即ち、低音側の鍵盤近くに
響棒54fと響棒54gとの間に貫通孔60が設けら
れ、ピアノ50上部の空間SUとピアノ50の下部の空
間SDとを連絡している。この貫通孔60の直径は本実
施例では65mmである。
【0021】本ピアノ50は、上述した貫通孔60が設
けられた響板52を使用しているため、その音響特性に
おいて、実施例1と同様な効果を生じる。 [その他]上記各実施例において、貫通孔22,22
a,60の形状は円形または楕円形であったが、これ以
外の如何なる形状であってもよい。例えば、三角形、四
角形、五角形、六角形といった多角形でもよいし、不定
形な形状でもよい。また、大きさは例えば直径が65m
mの貫通孔であったが、もっと直径の小さいものを多数
設けてもよい。ただ余り小さいものを多数設けるより
も、大きいものを少なく設けた方が音響特性の調整能力
が大きいので好ましい。
【0022】貫通孔を二つ設ける場合も、実施例1では
低音側の上部と高音側の下部とに各一つ設けたが、低音
側の上部に2つ設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施例のアップライト型ピアノの背面図で
ある。
【図2】 そのA−A拡大断面図である。
【図3】 一実施例のグランド型ピアノの響板部分のみ
の平面図である。
【図4】 そのグランド型ピアノの部分断面図である。
【符号の説明】
2…アップライト型ピアノ 4,52…響板 22,22a,60…貫通孔 50…グランド型ピア

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ピアノ内部とピアノ背面側外部とを連絡す
    る貫通孔を設けたことを特徴とする響板。
  2. 【請求項2】ピアノがアップライト型ピアノであり、貫
    通孔が低音側の上部に設けられた請求項1記載の響板。
  3. 【請求項3】貫通孔が円形または楕円形である請求項1
    または2記載の響板。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかの響板を備えたピ
    アノ。
JP6165434A 1994-07-18 1994-07-18 響板およびピアノ Pending JPH0830264A (ja)

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JP6165434A JPH0830264A (ja) 1994-07-18 1994-07-18 響板およびピアノ

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008164875A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 楽音装置
EP2154265A1 (en) 2008-08-07 2010-02-17 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Part for rotary machine and its method of manufacture
CN102402978A (zh) * 2006-12-05 2012-04-04 株式会社河合乐器制作所 乐音装置
US8512864B2 (en) 2008-08-06 2013-08-20 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Component for rotary machine

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