JPH0830272A - 電子楽器のテンポ設定装置 - Google Patents

電子楽器のテンポ設定装置

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JPH0830272A
JPH0830272A JP6190081A JP19008194A JPH0830272A JP H0830272 A JPH0830272 A JP H0830272A JP 6190081 A JP6190081 A JP 6190081A JP 19008194 A JP19008194 A JP 19008194A JP H0830272 A JPH0830272 A JP H0830272A
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JP
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tempo
automatic performance
switch
data
musical instrument
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JP6190081A
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English (en)
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Ichiro Matsuda
一郎 松田
Tatsuya Matsuda
達也 松田
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Kawai Musical Instruments Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instruments Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は自動演奏機能を有する電子楽器に適用
され、自動演奏のテンポを設定する電子楽器のテンポ設
定装置に関し、少ない操作で現在のテンポを所望のテン
ポに変更することのできる電子楽器のテンポ設定装置を
提供することを目的とする。 【構成】自動演奏音を発生するための自動演奏機能を有
する電子楽器において、前記自動演奏音のテンポ変更を
指示する第1の指示手段143と、該第1の指示手段1
43の指示に応じて現在のテンポを予め定められた割合
で変更する第1のテンポ変更手段10、とを備えて構成
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動演奏機能を有する
電子楽器に適用され、自動演奏のテンポを設定する電子
楽器のテンポ設定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動演奏機能付電子楽器が開発さ
れ実用に供されている。かかる電子楽器は、例えば複数
のリズムによる自動演奏を可能にするべく、複数のリズ
ムに対応した複数の自動演奏データを有している。そし
て、操作者がリズムを選択して自動演奏の開始を指示す
ることにより、選択されたリズムによる自動演奏が開始
される。これにより、演奏者は、所望のリズムによる自
動伴奏をバックにしたメロディ演奏等が可能になってい
る。
【0003】上記のような従来の自動演奏機能付き電子
楽器で自動演奏を行わせる場合のテンポは、選択された
リズムにより一意的に決定される。このような各リズム
の初期テンポをプリセットテンポという。各リズムのプ
リセットテンポは、リズムが選択された際に、自動演奏
データに含まれるプリセットテンポデータがテンポ制御
部に設定されることにより決定される。通常、プリセッ
トテンポは、当該リズムに最適なテンポが使用される。
【0004】しかし、演奏者のリズムに対する感覚、演
奏時の雰囲気等によりプリセットテンポを変更したい場
合がある。かかる要求に対応するべく、演奏者がリズム
を選択して自動演奏を開始させた後は、例えば操作パネ
ルに設けられたテンポスイッチを操作して演奏者の好み
のテンポに変更できるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、テンポを変
更したいという要求は、上記のような場合だけでなく、
初心者が自動伴奏機能を使用して所定曲を練習する場合
にも発生する。初心者にとってプリセットテンポは速す
ぎると感じられる場合が多い。かかる場合は、初心者
は、リズムを選択する度にテンポスイッチを操作してテ
ンポを落とすという操作を行い、その後、所定曲の練習
を開始するという手順を踏んでいた。
【0006】従来のテンポスイッチは、例えばアップ/
ダウンスイッチで構成され、アップスイッチを押す毎に
テンポが1テンポずつ増加し、ダウンスイッチを押す毎
にテンポが1テンポずつ減少するという構成になってい
る。従って、現在のテンポを半分に落としたい場合、例
えばテンポ120をテンポ60に落としたい場合は、ダ
ウンスイッチを60回も押下する必要があり、非常に面
倒であるとともに時間がかかるという問題があった。し
かも、曲の先頭から練習を再開しようとしてリズム選択
スイッチを操作すると、テンポもプリセットテンポに戻
ってしまうので、その度にテンポを落とす操作が必要で
あり、煩雑に耐えないという問題があった。
【0007】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、少ない操作で現在のテンポを所望のテンポに
変更することのできる電子楽器のテンポ設定装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、自動演奏音を発生するた
めの自動演奏機能を有する電子楽器において、前記自動
演奏音のテンポ変更を指示する第1の指示手段と、該第
1の指示手段の指示に応じて現在のテンポを予め定めら
れた割合で変更する第1のテンポ変更手段、とを備えた
ことを特徴とする。
【0009】また、同様の目的で、請求項2に記載の発
明は、自動演奏音を発生するための自動演奏機能を有す
る電子楽器において、前記自動演奏音のテンポ変更を指
示する第1の指示手段と、該第1の指示手段の指示に応
じて現在のテンポを予め定められた割合で変更する第1
のテンポ変更手段と、前記自動演奏音のテンポ変更を指
示する第2の指示手段と、該第2の指示手段の指示に応
じて現在のテンポを1テンポだけ変更する第2のテンポ
変更手段、とを備えたことを特徴とする。
【0010】また、同様の目的で、請求項3に記載の発
明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前
記第1のテンポ変更手段は、現在のテンポを半分にする
ことを特徴とする。
【0011】また、同様の目的で、請求項4に記載の発
明は、自動演奏音を発生するための自動演奏機能を有す
る電子楽器において、前記自動演奏音のテンポ変更の割
合を指定する割合指定手段と、前記自動演奏音のテンポ
変更を指示する第1の指示手段と、該第1の指示手段の
指示に応じて現在のテンポを前記割合指定手段で指定さ
れた割合で変更する第1のテンポ変更手段、とを具備し
たことを特徴とする。
【0012】また、同様の目的で、請求項5に記載の発
明は、自動演奏音を発生するための自動演奏機能を有す
る電子楽器において、前記自動演奏音のテンポ変更の割
合を指定する割合指定手段と、前記自動演奏音のテンポ
変更を指示する第1の指示手段と、該第1の指示手段の
指示に応じて現在のテンポを前記割合指定手段で指定さ
れた割合で変更する第1のテンポ変更手段と、前記自動
演奏音のテンポ変更を指示する第2の指示手段と、該第
2の指示手段の指示に応じて現在のテンポを1テンポだ
け変更する第2のテンポ変更手段、とを具備したことを
特徴とする。
【0013】また、同様の目的で、請求項6に記載の発
明は、請求項4又は請求項5に記載の発明において、前
記第1のテンポ変更手段は、現在のテンポを半分にする
ことを特徴とする。
【0014】
【作用】請求項1に記載の電子楽器のテンポ設定装置に
おいては、第1の指示手段でテンポ変更が指示された場
合に、その時点で設定されているテンポが予め定められ
た割合で変更される。従って、テンポを変更する割合
を、例えば「−50%」と定めておけば、ワンタッチで
現在のテンポを半分にすることができる。この場合は、
初心者が自動伴奏機能を使用して曲を練習する場合にワ
ンタッチでテンポを落とすことができるので、操作が極
めて簡単であり、迅速に曲の練習を開始できるという効
果がある。
【0015】なお、上記とは逆に、テンポを変更する割
合を、例えば「+50%」と定めておけば、ワンタッチ
で現在のテンポを倍にすることもできる。また、予め定
める割合は±50%に限らず、任意の割合にすることが
できるのは勿論である。
【0016】請求項2に記載の電子楽器のテンポ設定装
置においては、第1の指示手段でテンポ変更が指示され
た場合に、その時点で設定されているテンポが予め定め
られた割合で変更されると共に、第2の指示手段でテン
ポ変更が指示された場合に、その時点で設定されている
テンポが1テンポだけ変更される。従って、テンポを変
更する割合を、例えば「−50%」と定めておけば、ワ
ンタッチで現在のテンポを半分にすることができると共
に、その状態で第2の指示手段を操作して1テンポずつ
増減できる。この場合は、初心者が自動伴奏機能を使用
して曲を練習する場合にワンタッチでテンポを落とし、
更に細かく調整することができるので、操作が極めて簡
単であり、迅速に曲の練習を開始できると共に好みのテ
ンポに容易に設定できるという効果がある。
【0017】請求項3に記載の電子楽器のテンポ設定装
置においては、第1の指示手段による指示があった場合
に、現在のテンポを半分にし(50%落とし)、所謂ハ
ーフテンポに変更するようにしている。これにより、例
えば初心者が自動伴奏機能を用いて曲を練習する場合
に、ワンタッチでハーフテンポに設定することができる
ので操作性に優れたテンポ設定装置を提供できるという
効果がある。
【0018】請求項4に記載の電子楽器のテンポ設定装
置においては、第1の指示手段でテンポ変更が指示され
た場合に、その時点で設定されているテンポが、割合指
定手段で指定された割合で変更される。従って、例えば
割合指定手段でテンポ変更の割合を予め「−30%」と
指定しておけば、第1の指示手段で指示することによ
り、ワンタッチで現在のテンポを30%だけ落とすこと
ができる。従って、初心者が自動伴奏機能を使用して曲
を練習する場合に、予め変更するテンポの割合を割合指
定手段を用いて指定しておけば、ワンタッチで所望のテ
ンポに設定することができるので、迅速に曲の練習を開
始できる。なお、割合指定手段で設定するテンポは、上
記の「−30%」に限定されず、任意の割合にすること
ができるのは勿論である。
【0019】請求項5に記載の電子楽器のテンポ設定装
置においては、第1の指示手段でテンポ変更が指示され
た場合に、その時点で設定されているテンポが、割合指
定手段で指定された割合で変更されると共に、第2の指
示手段でテンポ変更が指示された場合に、その時点で設
定されているテンポが1テンポだけ変更される。従っ
て、例えば割合指定手段でテンポ変更の割合を予め「−
30%」と指定しておけば、第1の指示手段で指示する
ことにより、ワンタッチで現在のテンポを30%だけ落
とすことができると共に、その状態で第2の指示手段を
操作して1テンポずつ増減できる。従って、初心者が自
動伴奏機能を使用して曲を練習する場合に、予め変更す
るテンポの割合を割合指定手段を用いて指定しておけ
ば、ワンタッチで所望のテンポ近傍に設定し、更に第2
の指示手段を用いて細かくテンポを変更することができ
るのでテンポ設定操作が簡単になり、迅速に曲の練習を
開始できる。なお、割合指定手段で設定するテンポは、
上記の「−30%」に限定されず、任意の割合にするこ
とができるのは勿論である。
【0020】請求項6に記載の電子楽器のテンポ設定装
置においては、第1の指示手段による指示があった場合
に、現在のテンポを半分にし(50%落とし)、所謂ハ
ーフテンポに変更することができると共に、第2の指示
手段でテンポ変更を指示することにより、半分にされた
テンポを更に1テンポずつ増減することができる。従っ
て、例えば初心者が自動伴奏機能を用いて曲を練習する
場合に、ワンタッチでハーフテンポに設定し、更にその
近傍の好みのテンポに設定することができるので操作性
に優れたテンポ設定装置を提供できる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の電子楽器のテンポ設定装置の
実施例につき、図面を参照しながら詳細に説明する。本
発明のテンポ設定装置は、自動演奏機能付き電子楽器と
一体に構成されており、テンポ設定装置としての機能
は、主に、操作パネル14のテンポスイッチ142、ハ
ーフテンポスイッチ143及びCPU10の処理により
実現されている。従って、以下においては、電子楽器全
般について簡単に説明すると共に、テンポ設定装置とし
ての機能について詳細に説明する。
【0022】(1)実施例1 図1は、本発明のテンポ設定装置が適用された電子楽器
の実施例1の概略構成を示すブロック図である。
【0023】本テンポ設定装置が適用された電子楽器
は、中央処理装置(以下、「CPU」という。)10、
プログラムメモリ11、ランダムアクセスメモリ(以
下、「RAM」という。)12、パネルインタフェース
回路13、鍵盤インタフェース回路15、自動演奏デー
タメモリ17、波形メモリ18及び音源(トーンジェネ
レータ)19がシステムバス30を介して相互に接続さ
れることにより構成されている。
【0024】システムバス30は、例えばアドレス線、
データ線及び制御信号線等で成り、上記各構成要素間に
おける各種データの送受のために使用される。このシス
テムバス30は、CPU10と音源19とにより時分割
で使用される。
【0025】CPU10は第1のテンポ変更手段及び第
2のテンポ変更手段に対応する。このCPU10は、プ
ログラムメモリ11に格納されている制御プログラムに
従って、電子楽器の全体を制御する。このCPU10の
動作の詳細については後述する。このCPU10には、
図示しないタイムカウンタが含まれている。このタイム
カウンタは、テンポに応じた周期でカウントアップされ
る。このタイムカウンタは、後述する自動演奏処理にお
いて発音又は消音のタイミングを検出するために使用さ
れる。
【0026】プログラムメモリ11は、例えばリードオ
ンリメモリ(以下、「ROM」という。)で構成するこ
とができる。このプログラムメモリ11には、上述した
CPU10を動作させるための制御プログラムが記憶さ
れている他、CPU10が各種処理に用いる種々の固定
データが記憶されている。このプログラムメモリ11の
内容はCPU10により読み出される。即ち、CPU1
0は、プログラムメモリ11から制御プログラム(命
令)を読み出して解釈・実行すると共に、所定の固定デ
ータを読み出して各種処理に使用する。
【0027】RAM12は、制御プログラムの実行に用
いられる種々のデータを一時記憶する。RAM12に
は、例えばデータバッファ、レジスタ、カウンタ、フラ
グ等の各種領域が定義されている。このRAM12は、
CPU10によりアクセスされる。
【0028】パネルインタフェース回路13には、操作
パネル14が接続されている。この操作パネル14は、
電子楽器に各種動作を指示するために使用される。この
操作パネル14には、例えば図2に示されるように、リ
ズムスタートスイッチ140、リズム選択スイッチ14
1、テンポスイッチ142、ハーフテンポスイッチ14
3及び表示器144が設けられている。なお、操作パネ
ル14には、上記以外にも各種スイッチ、表示器等が設
けられているが、これらは本発明には直接関係しないの
で、図2においては図示を省略してある。
【0029】リズムスタートスイッチ140は、自動演
奏の開始又は停止を指示するために使用される。このリ
ズムスタートスイッチ140は、例えば押下の度にオン
とオフとが交互に切り替わる。このリズムスタートスイ
ッチがオン状態にあるかオフ状態にあるかは、RAM1
2に定義された「自動演奏フラグ」で記憶される。
【0030】リズム選択スイッチ141は、例えば8ビ
ート、ワルツ、サンバ等といった複数のリズムに対応し
た複数のスイッチから構成されている。このリズム選択
スイッチ141の中の何れかのスイッチが押下されるこ
とによりリズムが選択される。このリズム選択スイッチ
141で選択されたリズムは、RAM12に定義された
「リズムバッファ」に、リズム番号として記憶される。
【0031】テンポスイッチ142は第2の指示手段に
対応するものである。このテンポスイッチ142は、テ
ンポアップスイッチ142Aとテンポダウンスイッチ1
42Bとにより構成されている。そして、テンポアップ
スイッチ142Aが押下される度にテンポ値が1ずつ増
加し、テンポダウンスイッチ142Bが押下される度に
テンポ値が1ずつ減少するように制御される。このテン
ポスイッチ142を用いて入力されたデータはRAM1
2に定義された「テンポバッファ」に記憶される。な
お、このテンポスイッチ142は、テンキー、スライド
式操作子、回転式操作子等で構成することもでき、これ
らの場合、テンポ値は±1ずつ変化するのではなく、所
望のテンポ値が直接入力される。
【0032】ハーフテンポスイッチ143は第1の指示
手段に対応する。このハーフテンポスイッチ143は、
現在のテンポを半分に落とすことを指示するために使用
される。例えば、テンポ120で自動演奏が行われてい
る状態でハーフテンポスイッチ143を押されると、テ
ンポ60に変更される。
【0033】表示器144は、例えば7セグメントのL
ED表示器を2桁分備えて構成されている。この表示器
144には、CPU10から送られて来るデータに従っ
て、数字や英文字等が表示される。例えば、リズム選択
スイッチ141が操作されると押下されたスイッチに対
応するリズムのリズム番号が表示される。また、テンポ
スイッチ142が操作されると、その操作に応じたテン
ポ値が表示される。
【0034】なお、本実施例1では、表示器144とし
て、7セグメントのLEDが2桁で構成される表示器を
例示したが、これに限定されるものではない。例えば、
表示器144は、7セグメントのLEDを1桁分又は3
桁分以上備えて構成しても良いし、文字や数字を表示可
能なLCD表示器やCRTを用いて構成しても良いし、
更に、その他種々の表示装置を用いて構成することがで
きる。
【0035】上記パネルインタフェース回路13は、操
作パネル14とCPU10との間のデータの送受を制御
する。即ち、パネルインタフェース回路13は操作パネ
ル14に対してスキャン信号を送出し、このスキャン信
号に応答して操作パネル14から返送される各スイッチ
のオン/オフを示す信号を入力する。そして、この信号
から各スイッチのオン/オフを1ビットに対応させて成
るパネルデータを生成し、CPU10に送る。このパネ
ルデータは、CPU10によってRAM12に格納さ
れ、パネルイベントの有無を判断するために使用される
(詳細は後述する)。
【0036】また、パネルインタフェース回路13は、
CPU10から送られてきた表示用データを操作パネル
14に送る。これにより、表示器144に所定の数字又
は英文字等が表示される。
【0037】鍵盤インタフェース回路15には鍵盤装置
16が接続されている。鍵盤装置16は、音高を指示す
るための複数の鍵を有している。この鍵盤装置16とし
ては、例えば2接点方式の鍵盤装置が用いられ、鍵のオ
ン/オフと共に、イニシャルタッチデータの検出が可能
になっている。即ち、鍵盤装置16の各鍵は、押鍵又は
離鍵動作によってオン/オフする2個のキースイッチを
有し、それぞれのキースイッチは異なる押圧深さでオン
/オフされる。
【0038】鍵盤インタフェース回路15は、鍵盤装置
16とCPU10との間のデータの送受を制御する。具
体的には、鍵盤インタフェース回路15は、鍵盤装置1
6に対してスキャン信号を送出し、このスキャン信号に
応答して鍵盤装置16から返送されるキースイッチのオ
ン/オフ状態を示す信号を受け取る。そして、この受け
取った信号から、各鍵のオン/オフを1ビットに対応さ
せたキーデータ及び押鍵の速さ(強さ)を示すイニシャ
ルタッチデータを生成し、CPU10に送る。キーデー
タは鍵盤イベントの有無を判断するために使用される。
イニシャルタッチデータは、音量や音色を制御するため
に使用される。
【0039】自動演奏データメモリ17は、例えばRO
Mで構成することができる。この自動演奏データメモリ
17には、複数のリズムに対応した自動演奏データが記
憶されている。1つのリズムに対応する自動演奏データ
は、例えば図6に示すように、ヘッダ部と自動演奏デー
タ部とで構成されている。ヘッダ部には、当該リズムの
繰り返し小節数データ、拍子データ及びプリセットテン
ポデータが記憶されている。プリセットテンポデータ
は、そのリズムによる自動演奏における最適なテンポと
なるようなテンポデータであり、このプリセットテンポ
データにより当該リズムのプリセットテンポが決定され
る。また、自動演奏データ部には、発音/消音等を指定
する自動演奏データが記憶されている。
【0040】各リズムの自動演奏データは、詳細は図示
しないが、例えばコード、ベース及びドラムといった3
つのパート音を発生するためのデータにより構成されて
いる。各パートの自動演奏データは、例えばMIDIデ
ータと同様の形式で作成され、発音タイミングを指示す
るためのステップタイムデータが含まれている。この自
動演奏データメモリ17に記憶された自動演奏データ
は、後述する自動演奏処理において、音源19が処理す
ることができる形式に変換されて音源19に送られる。
【0041】なお、上記自動演奏データは、自動演奏デ
ータメモリ17に代えて、RAM12の一部に記憶する
ように構成しても良い。この場合、システムバス30に
例えばフロッピーディスク装置(又はROMカード制御
装置)を接続すると共に、フロッピーディスク(又はR
OMカード)に自動演奏データを記憶させておき、例え
ば本電子楽器の電源投入時にフロッピーディスク装置に
装着されたフロッピーディスク(又はROMカード制御
装置に挿入されたROMカード)から上記各データをR
AM12にロードするように構成すれば良い。この構成
によれば、多種類の自動演奏を行うことができるという
利点がある。
【0042】波形メモリ18には、パルスコード変調
(PCM)された波形データが記憶されている。この波
形メモリ18には、複数種類の音色を実現するべく、各
音色(楽器音)、各音域(鍵域)、押鍵速度等に対応し
た複数種類の波形データが記憶されている。
【0043】音源19は、例えば複数のオシレータを備
えている。そして、各パートの楽音を発生する各発音チ
ャンネルに対して1個乃至数個のオシレータが割り当て
られる。発音が割り当てられたチャンネルに対応するオ
シレータは、波形メモリ18に記憶されている波形デー
タを読み出し、これにエンベロープを付加してデジタル
楽音信号を生成する。上記波形データの読み出しは、C
PU10と音源19とが時分割でシステムバス30を使
用して行われる。この音源19において生成されたデジ
タル楽音信号は、D/A変換器20に送られる。
【0044】D/A変換器20は、入力されたデジタル
楽音信号をアナログ楽音信号に変換して出力する。この
D/A変換器20から出力されたアナログ楽音信号は増
幅器21に送られる。増幅器21は、入力されたアナロ
グ楽音信号を所定の増幅率で増幅して出力する。この増
幅器21から出力されるアナログ楽音信号はスピーカ2
2に送られる。スピーカ22は、電気信号としてのアナ
ログ楽音信号を音響信号に変換する周知のものである。
このスピーカ22により、鍵盤装置16の鍵操作又は自
動演奏データメモリ17から読み出された自動演奏デー
タに応じた楽音が放音される。
【0045】なお、上記実施例1では、リズム選択スイ
ッチ141として、リズム毎に設けられた複数のスイッ
チで構成されるものを例示したが、テンポスイッチ14
2と同様に、アップスイッチ「+」とダウンスイッチ
「−」とで成るアップダウンスイッチ、或いはテンキー
等で構成することもできる。
【0046】また、リズム選択スイッチ141をアップ
ダウンスイッチで構成する場合は、このリズム選択スイ
ッチとテンポスイッチ142とを共用するように構成す
ることもできる。この場合、テンポスイッチ142を汎
用スイッチと定義し、この汎用スイッチの動作モードを
切り換えるモード切換スイッチを別途設ける。そして、
このモード切換スイッチでテンポ設定モードにされた場
合は、汎用スイッチはテンポ設定するために使用され、
モード切換スイッチでリズム選択モードにされた場合
は、リズム番号を選択するために使用されるように構成
する。
【0047】更に、モード切換スイッチで、上記以外の
モード、例えば、音色選択モード、音響効果選択モード
又は音量設定モードにすることにより、それぞれ音色選
択スイッチ、音響効果選択スイッチ、又は音量設定スイ
ッチとして動作させるように構成することもできる。音
色選択スイッチとして動作する場合は、複数音色の中か
ら1つの音色を選択するために使用され、音響効果選択
スイッチとして動作する場合は複数の音響効果の中から
1つの音響効果(例えばリバーブ)を指定するために使
用され、音量設定スイッチとして動作する場合は、音量
値を増減させるために使用される。かかる構成によれ
ば、スイッチの数を少なくできるという利点がある。
【0048】次に、上記の構成において、本発明に係る
テンポ設定装置が適用された電子楽器の動作につき、テ
ンポ設定装置としての動作を中心に、図面を参照しなが
ら説明する。
【0049】図3〜図5は、本発明に係るテンポ設定装
置の実施例1の動作を示すフローチャートである。この
実施例1は、ハーフテンポスイッチ143を押下するこ
とにより自動演奏のテンポを、その時点で設定されてい
るテンポの半分に落とすというものである。以下、上記
機能を実現するための動作につき詳細に説明する。
【0050】図3は、本発明のテンポ設定装置が適用さ
れた電子楽器のメインルーチンを示すフローチャートで
あり、電源投入により起動される。電源が投入される
と、先ず、初期化処理が行われる(ステップS10)。
この初期化処理は、CPU10の内部状態を初期状態に
設定すると共に、RAM12に定義されているレジス
タ、カウンタ或いはフラグ等に初期値を設定する処理で
ある。また、この初期化処理では、音源19に所定のデ
ータを送り、電源投入時に不要な音が発生されるのを防
止する処理が行われる。この初期化処理が終了すると、
次いでスイッチイベント処理が行われる(ステップS1
1)。このスイッチイベント処理の詳細は、図4のフロ
ーチャートに示されている。
【0051】スイッチイベント処理では、先ず、パネル
スキャンが行われる(ステップS20)。これは、次の
ようにして行われる。即ち、CPU10はパネルインタ
フェース回路13に対してスキャン指令を送出する。こ
れにより、パネルインタフェース回路13は、上述した
方法によりパネルデータを生成し、CPU10に送る。
CPU10は、このパネルデータ(以下、「新パネルデ
ータ」という。)をRAM12の所定領域に格納する。
次いで、前回読み込んで既にRAM12に記憶されてい
るパネルデータ(以下、「旧パネルデータ」という。)
と、上記新パネルデータとを比較して相違するビットを
オンにしたパネルイベントマップを作成する。スイッチ
イベントの有無は、このパネルイベントマップを参照す
ることにより判断される。
【0052】上記パネルスキャン処理が終了すると、次
いで、パネルイベントの有無が調べられる(ステップS
21)。即ち、パネルイベントマップ中にオンになって
いるビットが1つ以上存在するかどうかが調べられる。
ここでスイッチイベントがないことが判断されると、つ
まりパネルイベントマップ中にオンになっているビット
が1つも存在しないことが判断されると、このスイッチ
イベント処理ルーチンからリターンしてメインルーチン
に戻る。一方、上記ステップS21でスイッチイベント
があることが判断されると、次いで、そのスイッチイベ
ントはリズム選択スイッチ141のイベントであるか否
かが調べられる(ステップS22)。これは、パネルイ
ベントマップ中のリズム選択スイッチ141の各スイッ
チに対応するビットがオンになっているか否かを調べる
ことにより行われる。
【0053】ここで、リズム選択スイッチ141のイベ
ントであることが判断されると、リズム変更処理が行わ
れる(ステップS23)。このリズム変更処理では、リ
ズム選択スイッチ141の中の押下されたスイッチに対
応するリズム番号がリズムバッファに記憶される。この
リズムバッファに記憶されたリズム番号は、自動演奏処
理において、読み出すべき自動演奏データを特定するた
めに使用される。また、リズムバッファに格納されたリ
ズム番号がパネルインタフェース回路13に送られる。
これにより、選択されたリズムに対応するリズム番号が
表示器144に表示される。
【0054】また、このリズム変更処理では、選択され
たリズムに対応する自動演奏データのヘッダ部に含まれ
るプリセットテンポデータがテンポバッファに格納され
る。そして、テンポバッファに格納されたプリセットテ
ンポデータは、上述したタイムカウンタのカウントアッ
プ周期を決定するために、そのタイムカウンタの制御部
に送られる。これにより、タイムカウンタはプリセット
テンポデータに応じた周期でカウントアップされる。従
って、自動演奏処理により発生される自動演奏音は、初
期状態(テンポスイッチ142又はハーフテンポスイッ
チ143が操作されない状態)ではプリセットテンポと
なる。その後、このスイッチイベント処理ルーチンから
リターンしてメインルーチンに戻る。
【0055】上記ステップS21でリズム選択スイッチ
141のイベントでないことが判断されると、次いで、
テンポスイッチ142のイベントであるかどうかが調べ
られる(ステップS24)。これは、パネルイベントマ
ップ中のテンポアップスイッチ142A又はテンポダウ
ンスイッチ142Bに対応するビットがオンになってい
るか否かを調べることにより行われる。
【0056】ここで、テンポスイッチ142のイベント
であることが判断されると、テンポ変更処理が行われる
(ステップS25)。このテンポ変更処理では、先ず、
テンポアップスイッチ142Aのオンイベントであるか
どうかが調べられ、テンポアップスイッチ142Aのオ
ンイベントであることが判断されると、テンポバッファ
の内容がインクリメント(+1)される。次いで、テン
ポダウンスイッチ142Bのオンイベントであるかどう
かが調べられ、テンポダウンスイッチ142Bのオンイ
ベントであることが判断されると、テンポバッファの内
容がデクリメント(−1)される。このようにして、テ
ンポバッファの内容が変更されると、テンポバッファの
内容は、上述したように、タイムカウンタの制御部に送
られる。これにより、タイムカウンタは変更されたテン
ポデータに応じた周期でカウントアップされる。従っ
て、自動演奏処理によって発生される自動演奏音は変更
後のテンポデータに応じたテンポとなる。その後、この
スイッチイベント処理ルーチンからリターンしてメイン
ルーチンに戻る。
【0057】上記ステップS24でテンポスイッチ14
2のイベントでないことが判断されると、次いで、ハー
フテンポスイッチ143のイベントであるかどうかが調
べられる(ステップS26)。これは、パネルイベント
マップ中のハーフテンポスイッチ143に対応するビッ
トがオンになっているか否かを調べることにより行われ
る。
【0058】ここで、ハーフテンポスイッチ143のイ
ベントであることが判断されると、ハーフテンポ処理が
行われる(ステップS27)。このハーフテンポ処理で
は、テンポバッファの内容が半分にされる。そして、テ
ンポバッファの内容が、上述したように、タイムカウン
タの制御部に送られる。これにより、タイムカウンタは
半分にされたテンポデータに応じた周期でカウントアッ
プされる。従って、自動演奏処理によって発生される自
動演奏音は、その時点で設定されていたテンポの半分の
テンポとなる。その後、このスイッチイベント処理ルー
チンからリターンしてメインルーチンに戻る。
【0059】上記ステップS26でハーフテンポスイッ
チ143のイベントでないことが判断されると、次い
で、リズムスタートスイッチ140のイベントがあった
かどうかが調べられる(ステップS28)。これは、パ
ネルイベントマップ中のリズムスタートスイッチ140
に対応するビットがオンになっているかどうかを調べる
ことにより行われる。
【0060】ここで、リズムスタートスイッチ140の
イベントがあったことが判断されると、自動演奏フラグ
が反転される(ステップS29)。即ち、自動演奏フラ
グが「1」にセットされて自動演奏モードにあれば、
「0」にクリアされて通常演奏モードに移行される。逆
に、自動演奏フラグが「0」にクリアされて通常演奏モ
ードにあれば「1」にセットされて自動演奏モードに移
行される。これにより、リズムスタートスイッチ140
が押下される度に、自動演奏モードと通常演奏モードと
が交互に繰り返されるトグル機能が実現されている。そ
の後、このスイッチイベント処理ルーチンからリターン
してメインルーチンに戻る。
【0061】上記ステップS28でリズムスタートスイ
ッチ140のイベントでないことが判断されると、次い
で、その他のスイッチに対する処理が行われる(ステッ
プS30)。この「その他のスイッチ処理」により、例
えば、音色選択スイッチのイベントに応じた音色ナンバ
がRAM12に定義された音色バッファに格納される。
また、音響効果選択スイッチ、音量設定スイッチの各イ
ベントに対応して、音響効果番号、音量値がそれぞれR
AM12に定義された音響効果バッファ、音量バッファ
に格納される。その他種々のスイッチのイベントに対す
る処理が行われるが、これらの各処理は本発明とは直接
関係しないので説明は省略する。この「その他のスイッ
チ処理」が終了すると、このスイッチイベント処理ルー
チンからリターンしてメインルーチンに戻る。
【0062】メインルーチンでは、次いで、鍵盤イベン
ト処理が行われる(ステップS12)。この鍵盤イベン
ト処理では、先ず、鍵盤イベントの有無が調べられる。
これは、次のようにして行われる。即ち、鍵盤インタフ
ェース回路15で鍵盤装置16をスキャンすることによ
り、各鍵の押下状態を示すデータ(以下、「新キーデー
タ」という。)を各鍵に対応したビット列として取り込
む。
【0063】次いで、前回読み込んで既にRAM12に
記憶されているデータ(以下、「旧キーデータ」とい
う。)と、上記新キーデータとを比較して相違するビッ
トが存在するか否かを調べ、相違するビットをオンにし
た鍵イベントマップを作成する。鍵盤イベントの有無の
判断はこの鍵イベントマップを参照することにより行わ
れる。即ち、鍵イベントマップ中にオンになっているビ
ットが1つでも存在すると鍵盤イベントがあったことが
判断されることになる。
【0064】上記で作成した鍵イベントマップを参照す
ることにより鍵盤イベントがあったことが判断される
と、鍵盤イベント処理が行われる。鍵盤イベント処理で
は、鍵のオンイベントがあったことが判断された場合は
発音処理が行われる。この発音処理では、メロディパー
ト(特定の発音チャンネル)に音源19中の所定のオシ
レータが割り当てられる。
【0065】次いで、そのオンイベントのあった鍵のキ
ーナンバ、鍵の押下の強さ(速度)を示すイニシャルタ
ッチデータ、及びその時点で選択されている音色ナンバ
(音色バッファに格納されている)等に基づいて、例え
ば波形アドレス、周波数データ、エンベロープデータ、
フィルタ係数等が生成され、音源19に送られる。これ
により、音源19の発音が割り当てられたオシレータ
で、上記各データに基づいた楽音の発音が行われる。一
方、鍵盤イベント処理で鍵のオフイベントがあったこと
が判断された場合は、消音処理が行われる。より具体的
には、オフイベントがあった鍵に割り当てられている音
源19中のオシレータが検索され、所定のデータが音源
19に送られることにより消音が行われる。
【0066】この鍵盤イベント処理が終了すると、次い
で、自動演奏処理が行われる(ステップS13)。この
自動演奏処理の詳細は、図5のフローチャートに示され
ている。
【0067】自動演奏処理では、先ず、自動演奏フラグ
が「1」であるか否かが調べられる(ステップS4
0)。そして、自動演奏フラグが「1」でない、つまり
通常演奏モードであることが判断されると、ステップS
31以下の処理を行うことなくこの自動演奏処理ルーチ
ンからリターンしてメインルーチンに戻る。
【0068】一方、自動演奏フラグが「1」、つまり自
動演奏モードであることが判断されると、自動演奏の処
理タイミングであるかどうかが調べられる(ステップS
41)。即ち、自動演奏データメモリ17から1つの自
動演奏データが読み込まれ、その自動演奏データに含ま
れているステップタイムと図示しないタイムカウンタで
カウントアップされているタイム値とが比較される。
【0069】ここで、上記比較の結果が一致しないこと
が判断されると、未だ発音又は消音タイミングに至って
いない旨が認識され、ステップS42以下の処理を行う
ことなくこの自動演奏処理ルーチンからリターンしてメ
インルーチンに戻る。この場合、次回に、本自動演奏処
理ルーチンがコールされた場合も、同じ自動演奏データ
が読み込まれ、処理タイミングになったかどうかが調べ
られることになる。
【0070】一方、上記の比較結果が一致して処理タイ
ミングになったことが判断されると発音又は消音タイミ
ングが到来した旨が認識され、次いで、自動演奏データ
メモリ17から読み込まれた自動演奏データがノートオ
ンデータであるか否かが調べられる(ステップS4
2)。そして、ノートオンデータであることが判断され
ると発音処理が行われる(ステップS43)。発音処理
は、上記ノートオンデータ、その時点で音色バッファに
セットされている音色ナンバ等に基づいて、例えば波形
アドレス、周波数データ、エンベロープデータ、フィル
タ係数等が生成され、音源19に送られる。その後の動
作は、上述した鍵盤イベント処理における発音処理と同
じであるので、説明は省略する。その後、この自動演奏
処理ルーチンからリターンしてメインルーチンに戻る。
【0071】上記ステップS42でノートオンデータで
ないことが判断されると、次いで、その他の処理が行わ
れる(ステップS44)。この「その他の処理」では、
ノートオフデータに基づく消音処理、エンドマークデー
タに基づく自動演奏の終了処理(又は繰り返し実行処
理)、音色変更処理、音量変更処理等が含まれるが、本
発明とは直接関係しないので説明は省略する。この「そ
の他の処理」が終了するとこの自動演奏処理ルーチンか
らリターンしてメインルーチンに戻る。
【0072】メインルーチンでは、次いで、その他の処
理が行われる(ステップS14)。この「その他の処
理」には、図示しないMIDIインタフェース回路を介
して行うMIDIデータの送受信処理等が含まれる。そ
の後ステップS11に戻り、以下同様の処理を繰り返
す。上記ステップS11〜S14の繰り返し実行の過程
で、パネル操作又は鍵盤操作に基づくイベントが発生す
ると、そのイベントに対応する処理が行われることによ
り電子楽器としての各種機能が発揮される。
【0073】以上説明したように、本実施例1によれ
ば、ハーフテンポスイッチ143でテンポ変更が指示さ
れた場合に、その時点で設定されているテンポが半分の
テンポに変更される。また、テンポスイッチ142でテ
ンポ変更が指示された場合は、その時点で設定されてい
るテンポが1テンポだけ増減される。従って、ハーフテ
ンポスイッチ143にワンタッチすることで現在のテン
ポを半分にし、その状態でテンポスイッチ142を操作
して1テンポずつ増減できるので、初心者が自動伴奏機
能を使用して曲を練習する場合にワンタッチでテンポを
半分にし、更にテンポスイッチで細かく調整することが
できるので、極めて簡単な操作で好みのテンポに容易に
設定することができる。従って、自動演奏を最初からや
り直すような場合でも、迅速に曲の練習を開始できると
いう効果がある。
【0074】(2)実施例2 この実施例2は、ハーフテンポスイッチ143を押下す
ることにより自動演奏のテンポを、その時点で設定され
ているテンポの半分に落とすだけでなく、テンポを落と
す割合を選択できるようにしたものである。以下、上記
機能を実現するための構成と動作につき詳細に説明す
る。
【0075】図7は、実施例2に適用される操作パネル
の構成を示す図である。本操作パネルは、実施例1に用
いた操作パネルの構成に加え、割合選択スイッチ145
が設けられている点で相違している。なお、実施例1の
操作パネル(図2)の構成と同一部分には同一符号を付
して説明は省略する。
【0076】割合選択スイッチ145は割合指定手段に
対応するものである。この割合選択スイッチ145は、
複数の例えば押釦スイッチで構成され、それぞれテンポ
を変更すべき割合が決められている。例えば、「−50
%」のスイッチはハーフテンポスイッチ143が押され
た場合にテンポを50%落とすことを指示するために用
いられ、同様に、「−30%」のスイッチはテンポを3
0%落とすことを指示するために用いられ、同様に、
「±0%」のスイッチはテンポを変更しないことを指示
するために用いられ、同様に、「+50%」のスイッチ
はテンポを50%上げることを指示するために用いられ
る。なお、上記のテンポを変更する割合(%)は、例示
したものに限られず、任意の値を用いることができる。
この割合選択スイッチ145で選択されたテンポ変更の
割合を示すデータ(以下、「割合データ」という。)
は、RAM12の「割合バッファ」に記憶される。
【0077】また、本実施例2では、割合選択スイッチ
145として、割合値毎に設けられた複数のスイッチで
構成されるものを例示したが、テンポスイッチ142と
同様に、アップスイッチ「+」とダウンスイッチ「−」
とで成るアップダウンスイッチ、或いはテンキー等で構
成することもできる。
【0078】また、割合選択スイッチ145をアップダ
ウンスイッチで構成する場合は、この割合選択スイッチ
145とテンポスイッチ142とを共用するように構成
することもできる。この場合、テンポスイッチ142を
汎用スイッチと定義し、この汎用スイッチの動作モード
を切り換えるモード切換スイッチを別途設ける。そし
て、このモード切換スイッチでテンポ設定モードにされ
た場合は、汎用スイッチはテンポ設定するために使用さ
れ、モード切換スイッチで割合選択モードにされた場合
は、テンポ変更すべき割合を選択するために使用される
ように構成する。かかる構成によれば、スイッチの数を
少なくできるという利点がある。
【0079】以下、上記の機能を実現するための動作に
つき詳細に説明する。この実施例2においては、実施例
1で使用したメインルーチン(図3)及び自動演奏処理
ルーチン(図5)はそのまま使用されるので説明は省略
する。
【0080】この実施例2のスイッチイベント処理ルー
チンは、図8に示されるように、実施例1のスイッチイ
ベント処理ルーチン(図4)の一部が変更されて使用さ
れる。具体的には、ステップS27の処理の内容が実施
例1とは異なり、また、実施例1の処理ステップに加
え、ステップS28A及びS29Aが追加されている。
その他のステップは、図4を参照して既に説明したので
説明は省略する(同一ステップには同一符号を付してあ
る)。
【0081】図8のフローチャートにおいて、ステップ
S20から順次処理が行われ、ステップS28でリズム
スタートスイッチ140のイベントでないことが判断さ
れると、次いで、割合選択スイッチ145のイベントで
あるか否かが調べられる(ステップS28A)。これ
は、パネルイベントマップ中の割合選択スイッチ145
の各スイッチに対応するビットがオンになっているか否
かを調べることにより行われる。
【0082】ここで、割合選択スイッチ145のイベン
トであることが判断されると、割合変更処理が行われる
(ステップS29A)。この割合変更処理では、割合選
択スイッチ145の中の押下されたスイッチに対応する
割合データが割合バッファに記憶される。この割合バッ
ファに記憶された割合データは、ハーフテンポ処理(ス
テップS27)でテンポを変更する場合に使用される。
また、割合バッファに格納された割合データがパネルイ
ンタフェース回路13に送られる。これにより、選択さ
れた割合に対応するデータが表示器144に表示され
る。その後、このスイッチイベント処理ルーチンからリ
ターンしてメインルーチンに戻る。一方、割合選択スイ
ッチ145のイベントでない場合に行われる「その他の
処理」(ステップS30)は、実施例1と同じである。
【0083】上記のようにして変更された割合データ
(割合バッファの内容)は、その後にハーフテンポスイ
ッチ143が操作された場合に参照される。即ち、ステ
ップS24でハーフテンポスイッチ143のイベントが
あることが判断されるとハーフテンポ処理が行われる
(ステップS27A)。このハーフテンポ処理では、テ
ンポバッファの内容が割合バッファの内容に応じて変更
される。例えば、テンポバッファの内容が「テンポ=1
20」に設定されており、割合バッファの内容が「−2
0%」に設定されておれば、テンポバッファの内容は
「テンポ=84」に変更される。そして、テンポバッフ
ァの内容が、上述したように、タイムカウンタの制御部
に送られる。これにより、タイムカウンタは「テンポ=
84」に応じた周期でカウントアップされる。従って、
自動演奏処理によって発生される自動演奏音は、その時
点で設定されていたテンポの70%のテンポ、つまり
「テンポ=84」となる。その後、このスイッチイベン
ト処理ルーチンからリターンしてメインルーチンに戻
る。
【0084】以上説明したように、本実施例2によれ
ば、ハーフテンポスイッチ143でテンポ変更が指示さ
れた場合に、その時点で設定されているテンポが、割合
選択スイッチ145で指定された割合で変更される。ま
た、テンポスイッチ142でテンポ変更が指示された場
合には、その時点で設定されているテンポが1テンポだ
け増減される。従って、例えば割合選択スイッチ145
でテンポ変更の割合を予め「−30%」と指定しておけ
ば、ハーフテンポスイッチ143を押下することによ
り、ワンタッチで現在のテンポを30%だけ落とすこと
ができる。更に、その状態でテンポスイッチ142を操
作して1テンポずつ増減できるので、初心者が自動伴奏
機能を使用して曲を練習する場合に、予め変更するテン
ポの割合を割合選択スイッチ145を用いて指定してお
けば、ワンタッチで所望のテンポ近傍に設定し、更にテ
ンポスイッチ142を用いて細かくテンポを変更するこ
とができるのでテンポ設定操作が簡単になり、迅速に曲
の練習を開始できる。
【0085】なお、上記実施例1及び実施例2では、操
作パネル14からハーフテンポスイッチ143を用いて
テンポを変更する場合について説明したが、自動演奏デ
ータに含まれるテンポチェンジのデータ、あるいは、外
部から送信されてくるMIDIデータに含まれるテンポ
チェンジのデータによりテンポを変更する場合にも、同
様に適用できる。
【0086】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
少ない操作で現在のテンポを所望のテンポに変更するこ
とのできる電子楽器のテンポ設定装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1及び実施例2に共通に使用さ
れるテンポ設定装置が適用された電子楽器の概略的な構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例1に使用される操作パネルの一
例を示す図である。
【図3】本発明の実施例1及び実施例2に共通の動作を
示すフローチャート(メインルーチン)である。
【図4】本発明の実施例1の動作を示すフローチャート
(スイッチイベント処理ルーチン)である。
【図5】本発明の実施例1及び実施例2に共通の動作を
示すフローチャート(自動演奏処理ルーチン)である。
【図6】本発明の実施例1及び実施例2で共通に使用さ
れる自動演奏データの一例を示す図である。
【図7】本発明の実施例2に使用される操作パネルの一
例を示す図である。
【図8】本発明の実施例2の動作を示すフローチャート
(スイッチイベント処理ルーチン)である。
【符号の説明】
10 CPU 11 プログラムメモリ 12 RAM 13 パネルインタフェース回路 14 操作パネル 15 鍵盤インタフェース回路 16 鍵盤装置 17 自動演奏データメモリ 18 波形メモリ 19 音源 20 D/A変換器 21 増幅器 22 スピーカ 30 システムバス 140 リズムスタートスイッチ 141 リズム選択スイッチ 142 テンポスイッチ 142A テンポアップスイッチ 142B テンポダウンスイッチ 143 ハーフテンポスイッチ 144 表示器 145 割合選択スイッチ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動演奏音を発生するための自動演奏機
    能を有する電子楽器において、 前記自動演奏音のテンポ変更を指示する第1の指示手段
    と、 該第1の指示手段の指示に応じて現在のテンポを予め定
    められた割合で変更する第1のテンポ変更手段、 とを具備したことを特徴とする電子楽器のテンポ設定装
    置。
  2. 【請求項2】 自動演奏音を発生するための自動演奏機
    能を有する電子楽器において、 前記自動演奏音のテンポ変更を指示する第1の指示手段
    と、 該第1の指示手段の指示に応じて現在のテンポを予め定
    められた割合で変更する第1のテンポ変更手段と、 前記自動演奏音のテンポ変更を指示する第2の指示手段
    と、 該第2の指示手段の指示に応じて現在のテンポを1テン
    ポだけ変更する第2のテンポ変更手段、 とを具備したことを特徴とする電子楽器のテンポ設定装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第1のテンポ変更手段は、現在のテ
    ンポを半分にすることを特徴とする請求項1又は請求項
    2に記載の電子楽器のテンポ設定装置。
  4. 【請求項4】 自動演奏音を発生するための自動演奏機
    能を有する電子楽器において、 前記自動演奏音のテンポ変更の割合を指定する割合指定
    手段と、 前記自動演奏音のテンポ変更を指示する第1の指示手段
    と、 該第1の指示手段の指示に応じて現在のテンポを前記割
    合指定手段で指定された割合で変更する第1のテンポ変
    更手段、 とを具備したことを特徴とする電子楽器のテンポ設定装
    置。
  5. 【請求項5】 自動演奏音を発生するための自動演奏機
    能を有する電子楽器において、 前記自動演奏音のテンポ変更の割合を指定する割合指定
    手段と、 前記自動演奏音のテンポ変更を指示する第1の指示手段
    と、 該第1の指示手段の指示に応じて現在のテンポを前記割
    合指定手段で指定された割合で変更する第1のテンポ変
    更手段と、 前記自動演奏音のテンポ変更を指示する第2の指示手段
    と、 該第2の指示手段の指示に応じて現在のテンポを1テン
    ポだけ変更する第2のテンポ変更手段、 とを具備したことを特徴とする電子楽器のテンポ設定装
    置。
  6. 【請求項6】 前記第1のテンポ変更手段は、現在のテ
    ンポを半分にすることを特徴とする請求項4又は請求項
    5に記載の電子楽器のテンポ設定装置。
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