JPH08303579A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents
自動変速機の制御装置Info
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- JPH08303579A JPH08303579A JP7138377A JP13837795A JPH08303579A JP H08303579 A JPH08303579 A JP H08303579A JP 7138377 A JP7138377 A JP 7138377A JP 13837795 A JP13837795 A JP 13837795A JP H08303579 A JPH08303579 A JP H08303579A
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Abstract
置において、ソレノイド弁制御によりオイルロスを低減
して後進の達成の遅れを防止する。 【構成】 自動変速機の制御装置は、前進及び後進用摩
擦係合要素C1,C2をそれぞれ係脱する第1及び第2
の油圧サーボC−1,C−2と、油圧制御手段3と、レ
ンジ切換検出手段Sn5と、電子制御手段5とを備え
る。油圧制御手段3は、前進走行レンジ時は、ノーマル
オープンのソレノイド弁36の信号圧(PS)で作動す
る切換弁35を介して、信号圧(PS )のドレーン時に
前進走行レンジ圧(PD )を油圧サーボC−1へ供給す
る。後進走行レンジへの切り換え時には、電子制御手段
5からソレノイド弁36を励磁状態にする信号を出力
し、ソレノイド弁36をオンしてドレーンをなくし、後
進走行レンジ圧(PR )の圧低によるクラッチC2の係
合遅れを防ぐ。
Description
に関し、特に前進及び後進走行を達成する両摩擦係合要
素の係脱制御を行う制御装置に関する。
て、車両の前進走行を達成するために係合される摩擦係
合要素すなわちクラッチが配設されているが、このよう
な前進走行(D)レンジにおいて係合するクラッチの係
脱を行う油圧サーボへ油圧を供給する油圧制御装置の油
路の途中に、該油圧サーボへ供給する油圧を所定の状態
に制御(ニュートラル制御)するために、Dレンジ圧油
路と、調圧弁から油圧が供給される油路とを選択的に油
圧サーボに連結する切換弁を配設した構成が特開昭63
−106447号公報に開示されている。
ノイド弁により制御される信号圧を切換弁の信号圧ポー
トに供給又は排出することにより切り換えられる。この
ように、Dレンジにおいて前進走行を達成するために係
合されるクラッチにあっては、何らかの原因で油圧回路
にフェールが発生した場合でも係合を維持して、前進走
行を達成可能な状態を確保することが必要である。その
ため、上記クラッチを係合させる油圧サーボへの油圧の
供給は、次のような回路構成によりなされる。すなわ
ち、切換弁は、油路の詰まり等で信号圧が供給されなく
なった場合でも、Dレンジ圧油路と油圧サーボとの連結
状態が維持されるような構成とされ、さらに、ソレノイ
ド弁は、それへの電気的信号が断たれた場合でも、切換
弁への信号圧供給がなされない状態を維持するために、
消磁状態で信号圧をドレーンするノーマルオープン構成
とされる。こうした構成を採ることによって、必然的
に、所期の制御を行うとき以外は、ソレノイド弁は、信
号圧を切換弁に供給しないドレーン状態となり、切換弁
は、Dレンジ圧油路を油圧サーボに連通させる状態とな
る。
技術では、油圧サーボへの油圧の供給及び供給する油圧
の制御は、Dレンジでのみ行われればよいものであるか
ら、油圧の不必要な消費を避けるために、上記信号圧の
基圧は、Dレンジでのみマニュアル弁から出力されるD
レンジ圧油路から取る構成とされている。しかし、こう
した従来の装置を、非走行(N)レンジからDレンジへ
のN→D切り換え時に、クラッチを所定の係合特性で係
合させるように制御するN→D制御に使用した場合に
は、N→D切り換えとほぼ同時に、切換弁を調圧弁と油
圧サーボとを連通する位置に切り換える必要があるが、
上記のようにDレンジ圧が信号圧の基圧とされると、信
号圧もマニュアル弁のN→D切り換えによりDレンジ圧
油路にDレンジ圧が供給されるようになってから出力可
能となるので、Dレンジ圧の供給が遅れた場合には、切
換弁の切り換えも遅れてしまう問題点が生じる。
レノイド弁で制御する信号圧の基圧をマニュアル弁の切
り換えに関わりなく常時供給されるライン圧とすること
が考えられるが、そのようにすると、次のような新たな
問題点が生じる。すなわち、後進走行(R)レンジへの
切り換えをみた場合、ライン圧がソレノイド弁からドレ
ーンされる状態となり、余分な油圧の消費が発生する。
その結果、後進用の摩擦係合要素の油圧サーボへ油圧を
供給する際に、その余分な油圧の消費は、油圧サーボへ
の油圧の供給に影響を与え、後進用摩擦係合要素の係合
が遅れ、後進達成が遅れるという問題点が生じる。
時の前進走行を可能とした油圧回路を備える制御装置に
おいて、非走行レンジから後進走行レンジへの切り換え
に際しても、ソレノイド弁の制御により油圧回路のオイ
ルロスを低減することで、後進の達成の遅れを防止する
ことを第1の目的とする。
るソレノイド弁の制御に関して、該制御に伴うソレノイ
ド弁の発熱及び制御装置の消費電力の増大を必要最小限
に抑えることを第2の目的とする。
するソレノイド弁の制御を簡単な構成で、しかも精度よ
く確実に行うことを第3の目的とする。
ジンの回転とともに駆動されるオイルポンプは、エンジ
ンの回転が高いときには、十分高い吐出圧を出力するこ
とができるので、このようなときには、上記吐出圧によ
り発生させられるライン圧も十分高くかつ十分な容量と
なり、ソレノイド弁からのドレーンがある状態でも、圧
低と容量不足による後進達成遅れの問題は生じない。そ
こで、本発明は、エンジンの回転が高いときに、上記の
オイルロスを低減のためのソレノイド弁の制御を停止さ
せることにより、ソレノイド弁の発熱防止及び消費電力
の低減を図ることを第4の目的とする。
め、本発明は、前進走行レンジが選択されたときに係合
され、前進走行を達成する第1の摩擦係合要素と、後進
走行レンジが選択されたときに係合され、後進走行を達
成する第2の摩擦係合要素と、前記第1及び第2の摩擦
係合要素をそれぞれ係脱する第1及び第2の油圧サーボ
と、該第1及び第2の油圧サーボへ供給される油圧を制
御する油圧制御手段と、前記前進走行レンジ及び前記後
進走行レンジへの切り換えを検出するレンジ切換検出手
段と、該レンジ切換検出手段が検出する信号に基づき、
前記油圧制御手段を制御する電子制御手段とを備える自
動変速機の制御装置において、前記油圧制御手段は、エ
ンジンの回転とともに駆動され、ライン圧の油圧源を構
成するオイルポンプと、前記前進走行レンジが選択され
たときに前記ライン圧を前進走行レンジ圧として前記第
1の油圧サーボへ供給し、前記後進走行レンジが選択さ
れたときに前記ライン圧を後進走行レンジ圧として前記
第2の油圧サーボへ供給するマニュアル弁と、該マニュ
アル弁と前記第1の油圧サーボの間に配設され、前記電
子制御手段からの信号に基づき前記前進走行レンジ圧を
調圧し、調圧油圧として出力する調圧手段と、信号圧が
選択的に供給される信号圧ポートを有し、該信号圧ポー
トに前記信号圧が供給されているときには、前記前進走
行レンジ圧を前記第1の油圧サーボへ供給し、前記信号
圧が供給されていないときには、前記調圧手段からの前
記調圧油圧を前記第1の油圧サーボへ供給する切換弁
と、前記電子制御手段からの信号に基づき、励磁された
ときに前記ライン圧を前記信号圧として前記切換弁の前
記信号圧ポートに供給し、消磁されたときに前記信号圧
を前記信号圧ポートから排出させるソレノイド弁とを有
し、前記電子制御手段は、前記レンジ切換検出手段によ
り、前記前進走行レンジへの切り換えが検出されたとき
に、前記ソレノイド弁を励磁状態にするとともに、前記
調圧手段により所定の調圧油圧を出力するように信号を
出力する第1の信号出力手段と、前記レンジ切換検出手
段により、前記後進走行レンジへの切り換えが検出され
たときに、前記ソレノイド弁を励磁状態にする信号を出
力する第2の信号出力手段と、を有することを特徴とす
る。
記第2の信号出力手段は、前記レンジ切換検出手段によ
り、前記後進走行レンジへの切り換えが検出された場合
には、前記第2の摩擦係合要素の係合が終了するまでの
間、前記ソレノイド弁を励磁状態にする信号を出力する
構成が採られる。
記第2の信号出力手段は、前記後進走行レンジへの切り
換えが行われてから第2の摩擦係合要素の係合が完了す
るまでの所要時間に応じて設定され、前記後進走行レン
ジへの切り換えが検出されてから時間の計測を開始する
タイマ手段を有し、該タイマ手段による時間の計測が終
了するまで、前記ソレノイド弁を励磁状態にする信号を
出力する構成が採られる。
記制御装置は、さらに、前記エンジンの回転状態を検出
するエンジン回転状態検出手段を有し、前記電子制御手
段は、前記エンジン回転状態検出手段により、エンジン
の回転が所定値以上であると判断される場合には、前記
第2の信号出力手段による前記ソレノイド弁を励磁状態
にする信号の出力を停止させる停止手段を有する構成と
される。
行レンジへの切り換え時には、従来技術の場合と同様
に、切換弁は、信号圧が供給されていないときには、前
進走行レンジ圧を第1の油圧サーボへ供給し、信号圧が
供給されているときに限って、供給を遮断する動作を行
うので、何らかの原因で信号圧が供給されなくなって
も、前進走行レンジ圧の供給は確保されて、前進走行を
維持することができ、さらに、ソレノイド弁は、消磁さ
れたときに前記信号圧を排出させ、励磁されたときに前
記信号圧を供給する動作を行うので、電気的フェール時
においても前進走行を維持することができる。そして、
本発明の特徴として、前進走行レンジへの切り換えが検
出された場合には、調圧手段から出力された調圧油圧が
第1の油圧サーボに供給され、所定の係合特性により第
1のクラッチが係合されるが、この際、切換弁を切り換
えるための信号圧は、ライン圧を基圧としてソレノイド
弁から供給されるので、前進走行レンジへの切り換えに
対して、切換弁の切り換え遅れが生じない。一方、レン
ジ切換検出手段により、前記後進走行レンジへの切り換
えが検出された場合には、電子制御手段がソレノイド弁
を励磁状態とするので、信号圧は排出されなくなり、余
分な油圧の排出がなくなるので、後進を達成する第2の
油圧サーボへの油圧の供給を圧低により遅らせることな
く、後進の達成遅れが防止される。この際、ソレノイド
弁が励磁されることにより、切換弁が切り換えられる
が、後進走行レンジへの切り換え時には、切換弁への前
進走行レンジ圧の供給自体がなされないので、第1の油
圧サーボには油圧は供給されず、後進走行レンジでは、
切換弁が切り換えられても他への影響はない。
ために、後進走行レンジへの切り換え時にソレノイド弁
を励磁状態にすると、電流がソレノイド弁に流れるの
で、ソレノイド弁の発熱及び消費電力の増大を招くこと
になるが、請求項2に記載の構成では、油圧のロスが問
題となる第2の摩擦係合要素の係合が終了するまでの間
だけソレノイド弁を励磁状態にしているので、上記後進
の達成の遅れを防止しながら、ソレノイド弁の発熱及び
電力消費を必要最小限に抑えることができる。
イマにより第2の摩擦係合要素の係合の完了を判断して
いるので、格別の検出手段を要しない簡単な構成によ
り、ソレノイド弁の励磁期間を実状に合わせた期間とす
ることができ、上記同様に、後進の達成の遅れを防止し
ながら、ソレノイド弁の発熱及び電力消費を必要最小限
に抑えることができる。
ンジンの回転が高いときに、上記のソレノイド弁の励磁
状態への切り換えを停止させる制御を行うことにより、
ソレノイド弁の発熱防止及び消費電力の低減を図ること
ができる。
がら説明する。先ず、図1は、本発明の実施例を概念的
にブロック化して示す。この自動変速機の制御装置は、
前進走行レンジが選択されたときに係合され、前進走行
を達成する第1の摩擦係合要素C1と、後進走行レンジ
が選択されたときに係合され、後進走行を達成する第2
の摩擦係合要素C2と、第1及び第2の摩擦係合要素C
1,C2をそれぞれ係脱する第1及び第2の油圧サーボ
C−1,C−2と、第1及び第2の油圧サーボC−1,
C−2へ供給される油圧を制御する油圧制御手段3と、
前進走行レンジ及び後進走行レンジへの切り換えを検出
するレンジ切換検出手段Sn5と、レンジ切換検出手段
Sn5からの信号に基づき、油圧制御手段3を制御する
電子制御手段5とを備える。
駆動され、ライン圧(PL )の油圧源を構成するオイル
ポンプ30と、前進走行レンジが選択されたときにライ
ン圧(PL )を前進走行レンジ圧(PD )として第1の
油圧サーボC−1へ供給し、後進走行レンジが選択され
たときにライン圧(PL )を後進走行レンジ圧(PR)
として第2の油圧サーボC−2へ供給するマニュアル弁
32と、マニュアル弁32と第1の油圧サーボC−1の
間に配設され、電子制御手段5からの信号に基づき前進
走行レンジ圧(PD )を調圧し調圧油圧(PA )として
出力する調圧手段33,34と、信号圧(PS )が選択
的に供給される信号圧ポート351を有し、信号圧(P
S )が供給されていないときには前進走行レンジ圧(P
D )を第1の油圧サーボC−1へ供給し、信号圧
(PS )が供給されているときには調圧手段33,34
からの調圧油圧(PA )を第1の油圧サーボC−1へ供
給する切換弁35と、電子制御手段5からの信号に基づ
き、励磁されたときにライン圧(PL )を信号圧
(PS )として信号圧ポート351に供給し、消磁され
たときに信号圧(PS )を排出させるソレノイド弁36
とを有する。
n5により、前進走行レンジへの切り換えが検出された
ときに、ソレノイド弁36を励磁状態にするとともに、
調圧手段33により所定の調圧油圧(PA )を出力する
ように信号を出力する第1の信号出力手段と、レンジ切
換検出手段Sn5により、後進走行レンジへの切り換え
が検出されたときに、ソレノイド弁36を励磁状態にす
る信号を出力する第2の信号出力手段とを有する。
図2に示すように、この例における自動変速機Tは、フ
ロントエンジンフロントドライブ車用の前進4速後進1
速のギヤトレインを備えるものとされている。自動変速
機Tは、図に略号L/Cで示すロックアップクラッチ付
のトルクコンバータ12と、主変速ユニット14とアン
ダドライブ構成のプラネタリギヤユニット15からなる
2軸構成のギヤトレインと、差動装置16と、上記ギヤ
トレインとロックアップクラッチL/Cを制御する油圧
制御手段としての油圧制御装置3と、油圧制御装置3を
制御する電子制御手段としての電子制御装置(図に略号
ECUで示す)5と、から構成されている。
ン、Sn1はエンジンE/Gのスロットル開度(θ)を
検出するスロットルセンサ、Sn2はエンジンE/Gの
回転数(NE )を検出するエンジン回転センサ、Sn3
は自動変速機Tの第1の摩擦係合要素としてのクラッチ
C1の回転数(NC 1 )を検出するクラッチ回転セン
サ、Sn4は出力回転数から車速(V)を検出する車速
センサ、Sn5はシフトポジションを検出するレンジ切
換検出手段としてのニュートラルスタートスイッチを示
す。上記エンジン回転センサSn2とクラッチ回転セン
サSn3は、本例において、エンジン回転状態検出手段
を構成する。電子制御装置5は、制御コンピュータとさ
れ、上記各センサからの情報に基づき、主として車速
(V)とスロットル開度(θ)に応じて、組込まれたプ
ログラムに従い、油圧制御装置3の各オンオフソレノイ
ドバルブ及びリニアソレノイドバルブに制御信号を発す
る。
ット14は、シングルピニオン構成のプラネタリギヤユ
ニットとダブルピニオン構成のプラネタリギヤユニット
とから構成され、両者は、サンギヤS1及びシングルピ
ニオン側のプラネタリギヤとダブルピニオン側の一方の
ピニオンギヤP1を一体化し、それを支持するキャリア
Cr1とダブルピニオン側の他のピニオンギヤP2を支
持するキャリアCr2とを連結することで組合わせた構
成とされている。そして、主変速ユニット14の上記両
ギヤユニットに共通のサンギヤS1は、ブレーキB1を
介して変速機ケース10に固定可能に、また、直列する
ワンウェイクラッチF1とブレーキB2を介して同ケー
ス10に固定可能とされている。シングルピニオン側の
リングギヤR1は、本発明の主題に係る第1の摩擦係合
要素としてのクラッチC1を介して、また、サンギヤS
1は同じく第2の摩擦係合要素としてのクラッチC2を
介して、それぞれトルクコンバータ12のタービン出力
軸に連結する入力軸101に連結されている。サンギヤ
S1とリングギヤR1及びピニオンギヤP2に噛み合う
ピニオンギヤP1を支持するキャリアCr1と、これに
連結し、ピニオンギヤP1とリングギヤR2に噛み合う
ピニオンギヤP2を支持するキャリアCr2とは、カウ
ンタギヤ102に連結されている。ダブルピニオン側の
リングギヤR2は、並列するブレーキB3とワンウェイ
クラッチF2により変速機ケース10に固定可能とされ
ている。
ギヤユニット15のリングギヤR3は、主変速ユニット
14にカウンタギヤ102,103を介して連結する入
力要素とされ、キャリアCr3とサンギヤS3とは、ク
ラッチC3を介して連結され、サンギヤS3は、並列す
るワンウェイクラッチF3及びバンドブレーキB4を介
して変速機ケース10に固定可能とされ、キャリアCr
3は、差動装置16への出力ギヤ104に連結されてい
る。
ダドライブプラネタリギヤユニット15のクラッチC3
を解放し、ブレーキB4を係合した、サンギヤS3を固
定、リングギヤR3入力、キャリアCr3出力のアンダ
ドライブ回転下で、主変速ユニット14のクラッチC1
の係合でリングギヤR1に入った入力が、ワンウェイク
ラッチF2の係合によるリングギヤR2の反力支持でキ
ャリアCr1,Cr2の回転として出力されて第1速、
ブレーキB2の係合によるサンギヤS1の固定でキャリ
アCr1,Cr2の回転として出力されて第2速、クラ
ッチC2の追加係合によるリングギヤR1とサンギヤS
1の同速回転による主変速ユニット14の直結状態で、
入力回転がそのままキャリアCr1,Cr2から出力さ
れて第3速、さらにブレーキB4解放、クラッチC3係
合によるアンダドライブプラネタリギヤユニット15の
直結状態で第4速を達成し、クラッチC2係合、ブレー
キB3係合により、サンギヤS1入力、リングギヤR2
固定によるキャリアCr2の逆回転でリバースを達成す
る。
クラッチ及びブレーキ並びにワンウェイクラッチの作動
と、それにより達成される各変速ギヤ段すなわち第1速
(1ST)〜第4速(4TH)の関係を纏めて図表化し
て示す。図において、“R”はリバース、“N”はニュ
ートラル、“D”はドライブの各シフトポジションを表
し、○印は係合、×印は解放、(○)はエンジンブレー
キ時のみの係合を表す。
圧回路は、図4に示すように、従来の油圧制御装置の油
圧回路と同様、変速機構中に組み込まれたオイルポンプ
(PUMP)30を油圧源とし、その吐出圧を車速とス
ロットル開度に応じた所定の安定したライン圧(PL )
に調圧し、セカンダリ圧を出力するプライマリレギュレ
ータバルブ31、セカンダリ圧をさらに低圧にしてトル
クコンバータ供給圧に調圧し、さらに残圧を潤滑圧とし
て出力するセカンダリレギュレータバルブ(図示せず)
等、各種の調圧バルブ、マニュアルバルブ32、リニア
ソレノイド弁34、ソレノイド弁36を含む各種ソレノ
イドバルブ、各種シフトバルブ、それらを連結する油路
中に介挿されたチェックバルブ、オリフィス等を備え
る。
に係る部分のみを示している。この回路は、前進走行レ
ンジ選択時に係合するクラッチC1の油圧サーボC−
1、後進走行レンジ選択時に係合するクラッチC2の油
圧サーボC−2及びブレーキB3の油圧サーボB−3を
関連させて制御するものであり、マニュアルバルブ32
と、C−1制御弁33及びそれを制御するリニアソレノ
イド弁34と、C−1切換弁35及びそれを制御するソ
レイド弁36とを有する。マニュアルバルブ32は、ポ
ンプの吐出側に連なる入力油路としてのライン圧油路3
01に接続されるとともに、上記各油圧サーボに至る出
力油路としてのDレンジ圧油路302とRレンジ圧油路
308に接続されており、これらの出力油路には、Dレ
ンジが選択されたときにDレンジ圧(PD )、Rレンジ
が選択されたときにRレンジ圧(PR )(これらは、と
もに各時点でのスロットル開度(θ)に応じたライン圧
(PL )となる)が出力される。
(Pth)とクラッチC1への調圧油圧(PA )のフィ
ードバック圧とをスプール端に対向して印加されて、出
力ポートと入力ポート及びドレーンポートとの開閉度を
調整する2次圧作動の減圧弁として構成されており、入
力ポートはDレンジ圧油路302に、出力ポートは調圧
油圧出力油路305に、信号ポートはスロットル信号圧
油路306に、フィードバックポートはオリフィスを介
して調圧油圧出力油路305に接続されている。リニア
ソレノイド弁34は、電子制御装置5からの信号に基づ
き、ライン圧(PL )を基圧として、それを減圧してス
ロットル信号圧(Pth)を出力するものとされ、この
スロットル信号圧(Pth)は、スロットル信号圧油路
306によりプライマリレギュレータバルブ31と、上
記C−1制御弁33に供給される。かくして、C−1制
御弁33とリニアソレノイド弁34は、ライン圧
(PL )を電子制御装置5からの信号に基づき調圧し
て、調圧油圧(PA )として出力する調圧手段としての
機能を果たす。
油路305に連なる入力ポートと、Dレンジ圧油路30
2に連なる入力ポートとを選択的に出力ポートに連通す
るスプール形の切換弁とされており、スプール端に負荷
されるスプリング力に抗する信号圧ポート351へのソ
レノド信号圧(PS )の供給で切り換わる構成とされて
いる。ソレイド弁36は、電子制御装置5からのソレノ
イド励磁信号(SL 1)の印加により閉じるノーマルオ
ープン型のオンオフ弁として構成されており、ライン圧
油路301にオリフィスを介して連なるソレノイド信号
圧油路307の油圧のドレーンとその停止を行うものと
されている。かくしてC−1切換弁35とソレイド弁3
6は、電子制御装置5からの信号によりクラッチC1の
油圧サーボC−1に油路304を経てライン圧(PL )
を供給する第1の位置(図の下半分に示す位置)と、調
圧油圧(PA )を供給する第2の位置(図の上半分に示
す位置)とに選択的に切り換えられる。
の制御は、電子制御装置5によりなされる。図5のフロ
ーチャートに示すように、第1のステップS−1で、ニ
ュートラルスタートスイッチSn5の信号によるNレン
ジからDレンジへのN→D切り換えの有無判断が行われ
る。この判断がイエスの場合、次のステップS−2で、
ソレノイド弁36への励磁信号(SL 1)がオフとさ
れ、油路307の油圧がドレーンされるので、C−1切
換弁35は第1の切り換え位置すなわち図の下半分に示
すスプール位置を取る。これにより、Dレンジ圧油路3
02のライン圧(PL )は、C−1切換弁35及び油路
304を経て油圧サーボC−1に供給開始される。次の
ステップS−3では、クラッチC1の現在の回転数(N
C 1 )をN→D切り換え時のクラッチ回転数
(NC 1 R )とし、現在のエンジン回転数(N E )をN
→D切り換え時のエンジン回転数(NE R )としてセッ
トし、タイマTをリセットする処理がなされる。次に、
ステップS−4では、リニアソレノイド弁34からのエ
ンジン回転数(NE R )に応じた信号圧(Pt h )がC
−1制御弁33に供給されて、C−1制御弁33から信
号圧(Pt h )に応じた調圧油圧(PA )を出力する処
理がなされる。次に、ステップS−5では、先にリセッ
トしたタイマTの値が、T2になるまでの時間経過判断
がなされる。このタイマ値T2は、本例において、クラ
ッチC1の係合が開始される時点より少し前の時点に設
定されている。その理由は、係合開始によりソレノイド
弁36への励磁信号(SL 1)をオンするようにする
と、検出遅れにより、クラッチC1が係合を開始してい
るにもかかわらず、油圧サーボC−1にライン圧
(PL )が供給される場合があるためである。以上のス
テップが油圧サーボC−1のピストンを係合に至るまで
急速にストロークさせるための制御である。
て、タイマTの値がT2になったと判断されると、次の
ステップS−6で、ソレイド弁36への励磁信号(SL
1)がオンとされる。これにより、先のステップS−4
で予め安定した調圧油圧(PA)の出力状態に置かれた
C−1制御弁33から、C−1切換弁35の切り換えに
より油圧サーボC−1に調圧油圧(PA )の供給がなさ
れる。このステップS−6が先のステップS−4ととも
に、本発明の第1の信号出力手段を構成する。その後こ
の調圧油圧(PA )は、ステップS−7での、N→D切
り換え時のクラッチC1回転(NC 1 R )に対して、現
在のクラッチC1回転(NC 1 )が所定値(ΔNR 1 )
以上低下したときに係合開始とする判断に基づき、次の
ステップS−8の処理により、油圧サーボC−1への供
給油圧(PC 1 )を所定時間ごとに、所定量(Δ
Pt h )だけ増圧していく。このときの所定量(ΔP
t h )は、入力トルクに応じて設定されており、入力ト
ルクが大きくなるに従い、その量も大きくなるように設
定されている。この入力トルクは、この例では、スロッ
トル開度(θ)で検出する。ステップS−9では、クラ
ッチC1の出力回転数(すなわち、車速センサSn4が
検出する出力回転数(No)に第1速のギヤ比iを乗じ
て得られる回転数)(No・i)と、現在のクラッチC
1の入力回転数(NC 1)との差が所定値(ΔNR 2 )
以内になったとき、すなわち、クラッチC1がほぼ係合
したときに制御終了と判断する。最後に、ステップS−
10で、この判断に基づき、ソレノイド弁36への励磁
信号SL 1をオフとする。これにより、C−1切換弁3
5は再び切り換えられてライン圧(PL )の直接供給状
態に戻る。
信号の印加により閉じるノーマルオープン型のオンオフ
弁として構成されており、上記の制御が行われないN→
Rシフト時は、ソレノイド励磁信号(S1 1)オフによ
り油路307をドレーン状態としている。したがって、
こうした状態下でN→Rシフト操作がなされると、特に
スロットル開度が小さいポンプ吐出油量の少ないときに
は、ソレイド弁36からドレーンされる油量によるライ
ン圧油路301の油圧の低下を無視することはできな
い。そして、このライン圧油路301から係合圧の供給
を受けるRレンジ圧油路307の圧低が生じる。そこ
で、本発明の主題に従い、以下に述べるようなソレイド
弁36の制御がなされる。
36の制御フローを示す。まず、ステップS−1におい
て、ニュートラルスタートスイッチSn5の信号に基づ
くN→R切り換えの判断がなされる。次のステップS−
2及びステップS−3は、エンジン回転状態検出手段を
構成するエンジン回転センサSn2又はクラッチ回転セ
ンサSn3によるエンジン回転数又はそれに相当するク
ラッチC1回転数が所定値(NE K , NC 1 K )以上と
なれば、オイルポンプ30からの吐出圧が高いため、圧
低の問題は生じないので、本制御から除外すべく設けら
れている。そして、上記3つのステップの判断が満足さ
れたときに、本発明の第2の信号出力手段の構成するス
テップS−4により、ソレノイド弁34をオンとするソ
レノイド励磁信号(SL 1)が電子制御装置5から出力
される。これと同時に、次のステップS−5で、タイマ
Tがリセットされ、さらにステップS−6による経過時
間の判断が繰り返される。やがて所定の設定時間T1を
過ぎると、ステップS−7で、ソレノイド励磁信号(S
L 1)がオフとされ、制御が終了する。この制御におけ
るタイマ計測時間T1は、クラッチC2及びブレーキB
3が係合し、後進状態を達成するまでに必要な時間に設
定される。
に、本発明の主題とする制御を行わない場合と比較して
示す。図の上側に示すように、非制御時は、N→R切り
換え時にソレノイド励磁信号SL 1がオフとされている
ので、特にスロットル開度が小さいときに、ライン圧
(PL )について、図に点線で示すような圧低が生じ、
この影響を受けてクラッチ係合圧(PC 1 )も立ち上が
り時に同様に点線で示すような圧低を生じるが、図の下
側に示す本実施例の制御によると、N→R切り換えと同
時のソレノイド励磁信号SL 1のオンによるドレーン遮
断で、ライン圧(PL )の圧低が防止されるので、クラ
ッチ係合圧(PC 2 )の立ち上がり時の圧低も防止され
る。
図4に示すように、切換弁33は、信号圧(PS )が供
給されていないときには、Dレンジ圧油路302と第1
の油圧サーボC−1とを連通させ、信号圧(PS )が供
給されているときのみ、Dレンジ圧油路302と第1の
油圧サーボC−1の連通を遮断するので、何らかの原因
で信号圧(PS )が供給されなくなっても、前進走行を
維持することができ、さらに、ソレノイド弁36は、消
磁されたときに、図の下側半分に示す状態となって信号
圧(PS )を排出させ、励磁されたときに、図の上側半
分に示す状態となって信号圧(PS )を供給するので、
電気的フェール時においても従来のものと同様に前進走
行を維持することができる。Dレンジへの切り換えが検
出された場合には、調圧手段33,34から出力された
調圧油圧(PA )が第1の油圧サーボC−1に供給さ
れ、所定の係合特性により第1のクラッチC1が係合さ
れるが、この際、切換弁35を切り換えるための信号圧
(PS )は、ライン圧(PL)を基圧としてソレノイド
弁36により制御されるので、Dレンジへの切り換えに
対して、切換弁35の切り換え遅れがない。そして、ニ
ュートラルスタートスイッチSn5により、Rレンジへ
の切り換えが検出された場合には、ソレノイド弁36を
励磁状態とするので、信号圧(PS )のドレーンが停止
され、余分な油圧の排出がなくなるので、後進を達成す
る第2の油圧サーボC−2への油圧の供給を遅らせるこ
となく、後進の達成遅れが防止される。この際、ソレノ
イド弁36が励磁されることにより、切換弁35が切り
換えられるが、Dレンジ圧は供給されないので、第1の
油圧サーボC−1には油圧は供給されず、Rレンジで
は、切換弁35が切り換えられても他への影響はない。
が、本発明は、特許請求の範囲に記載の事項の範囲内で
種々に細部の具体的な構成を変更して実施することがで
きる。
る。
部のみスケルトンで示すブロック図である。
ある。
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
該処理を行わない場合と比較して示すタイムチャートで
ある。
段) Sn3 クラッチ回転センサ(エンジン回転状態検出手
段) Sn5 ニュートラルスタートスイッチ(レンジ切換検
出手段) 3 油圧制御装置(油圧制御手段) 5 電子制御装置(電子制御手段) 30 オイルポンプ 32 マニュアル弁 33 C−1制御弁(調圧手段) 34 リニアソレノイド弁(調圧手段) 35 C−1切換弁 36 ソレノイド弁 351 信号圧ポート
Claims (4)
- 【請求項1】 前進走行レンジが選択されたときに係合
され、前進走行を達成する第1の摩擦係合要素と、 後進走行レンジが選択されたときに係合され、後進走行
を達成する第2の摩擦係合要素と、 前記第1及び第2の摩擦係合要素をそれぞれ係脱する第
1及び第2の油圧サーボと、 該第1及び第2の油圧サーボへ供給される油圧を制御す
る油圧制御手段と、 前記前進走行レンジ及び前記後進走行レンジへの切り換
えを検出するレンジ切換検出手段と、 該レンジ切換検出手段が検出する信号に基づき、前記油
圧制御手段を制御する電子制御手段とを備える自動変速
機の制御装置において、 前記油圧制御手段は、エンジンの回転とともに駆動さ
れ、ライン圧の油圧源を構成するオイルポンプと、前記
前進走行レンジが選択されたときに前記ライン圧を前進
走行レンジ圧として前記第1の油圧サーボへ供給し、前
記後進走行レンジが選択されたときに前記ライン圧を後
進走行レンジ圧として前記第2の油圧サーボへ供給する
マニュアル弁と、該マニュアル弁と前記第1の油圧サー
ボの間に配設され、前記電子制御手段からの信号に基づ
き前記前進走行レンジ圧を調圧し、調圧油圧として出力
する調圧手段と、信号圧が選択的に供給される信号圧ポ
ートを有し、該信号圧ポートに前記信号圧が供給されて
いるときには、前記前進走行レンジ圧を前記第1の油圧
サーボへ供給し、前記信号圧が供給されていないときに
は、前記調圧手段からの前記調圧油圧を前記第1の油圧
サーボへ供給する切換弁と、前記電子制御手段からの信
号に基づき、励磁されたときに前記ライン圧を前記信号
圧として前記切換弁の前記信号圧ポートに供給し、消磁
されたときに前記信号圧を前記信号圧ポートから排出さ
せるソレノイド弁とを有し、 前記電子制御手段は、前記レンジ切換検出手段により、
前記前進走行レンジへの切り換えが検出されたときに、
前記ソレノイド弁を励磁状態にするとともに、前記調圧
手段により所定の調圧油圧を出力するように信号を出力
する第1の信号出力手段と、前記レンジ切換検出手段に
より、前記後進走行レンジへの切り換えが検出されたと
きに、前記ソレノイド弁を励磁状態にする信号を出力す
る第2の信号出力手段と、を有することを特徴とする自
動変速機の制御装置。 - 【請求項2】 前記第2の信号出力手段は、前記レンジ
切換検出手段により、前記後進走行レンジへの切り換え
が検出されたときに、前記第2の摩擦係合要素の係合が
終了するまでの間、前記ソレノイド弁を励磁状態にする
信号を出力する請求項1記載の自動変速機の制御装置。 - 【請求項3】 前記第2の信号出力手段は、前記後進走
行レンジへの切り換えが行われてから第2の摩擦係合要
素の係合が完了するまでの所要時間に応じて設定され、
前記後進走行レンジへの切り換えが検出されてから時間
の計測を開始するタイマ手段を有し、該タイマ手段によ
る時間の計測が終了するまで、前記ソレノイド弁を励磁
状態にする信号を出力する請求項1記載の自動変速機の
制御装置。 - 【請求項4】 前記制御装置は、さらに、前記エンジン
の回転状態を検出するエンジン回転状態検出手段を有
し、 前記電子制御手段は、前記エンジン回転状態検出手段に
より、エンジンの回転が所定値以上であると判断される
場合には、前記第2の信号出力手段による前記ソレノイ
ド弁を励磁状態にする信号の出力を停止させる停止手段
を有する請求項1〜3の何れか1項記載の自動変速機の
制御装置。
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