JPH0830423B2 - 内燃機関の可変圧縮比装置 - Google Patents

内燃機関の可変圧縮比装置

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JPH0830423B2
JPH0830423B2 JP12516690A JP12516690A JPH0830423B2 JP H0830423 B2 JPH0830423 B2 JP H0830423B2 JP 12516690 A JP12516690 A JP 12516690A JP 12516690 A JP12516690 A JP 12516690A JP H0830423 B2 JPH0830423 B2 JP H0830423B2
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compression ratio
connecting rod
piston
hydraulic
internal combustion
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徹 岡田
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は内燃機関の可変圧縮比装置に関する。
(従来の技術) 従来より、エンジン中負荷域よりも大きい高負荷域あ
るいは高エンジン回転域においてはノッキングを発生さ
せないようにしながら、エンジン中負荷より小さい低負
荷域では熱効率を上げて燃費の改善をはかるために、圧
縮比を可変にしうるエンジンが各種提案されている。
かかる圧縮比可変機構は、例えば特公昭63−32972号
公報に開示されている。この公報に開示された圧縮比可
変機構は、エンジンのコネクティングロッドの両端の軸
支部の一方に、コネクティングロッドの軸受孔とこの軸
受孔を挿通する支軸とを互いに偏心させる偏心軸受を、
ピストンからの荷重と支軸からの反力とが偏心すること
によって生じる回転力によって自在に回転するように設
け、さらには軸受半径方向に移動可能なロックピンを駆
動することにより偏心軸受の回転を自由と固定との間に
切り替えるための油圧作動式ロック手段を設けて、この
ロック手段へ供給される作動オイルの圧力を、ピストン
位置の検出手段と運転条件の検出手段との信号を受ける
コンピュータからの信号により、ロック中には常時ロッ
ク手段に油圧がかかり、ロック解除中にはロック手段に
油圧がかからない条件下で制御するようにしたものであ
る。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来の内燃機関の可変圧縮
比機構では、油圧機構によりロックピンを軸受半径方向
に駆動して、偏心軸受の回転を自由と固定との間に切り
替えているので、コネクティングロッドの往復運動等に
基づき生じる慣性力の影響によってロックピンの作動が
不確実になるおそれがある。
このため、ロックピンを軸受の軸方向に駆動すること
により、コネクティングロッドの往復運動等に基づき生
じる慣性力によってロックピンの作動に影響を及ぼさな
くようにした可変圧縮比機構も考えられている。
しかし、このような可変圧縮比機構において、圧縮比
を切り替えるときに、ロックピンの突出部分と偏心軸受
との係合部分が強く衝突して、ロックピンの突出部分あ
るいは偏心軸受の上記ロックピンとの係合部分が破壊す
る恐れがあった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、その目的
は圧縮比を切り替えるときに、ロックピンの突出部分と
偏心軸受との係合部分が強く衝突して、ロックピンの突
出部分あるいは偏心軸受の上記ロックピンとの係合部分
とが破壊するのを未然に防止することができる内燃機関
の可変圧縮比装置を提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 内燃機関の気筒内を摺動するピストンと、このピスト
ンに一端が枢支され他端がクランク軸に枢支されるコネ
クティングロッドとを具備し上記ピストンの往復運動を
クランク軸の回転運動に変えている内燃機関において、
上記コネクティングロッドの他端とクランク軸との間に
介装され外周面の中心と内周面の中心とが偏心してなる
偏心スリーブと、この偏心スリーブの両縁部において上
記コネクティングロッドの他端を挟むように形成された
フランジ部と、上記コネクティングロッド内から上記フ
ランジ部の両側に出没可能に内装されたロックピンと、
一方側のフランジ部に設けられ上記ロックピンを係合す
る第1の切欠部と、他方側のフランジ部に設けられ上記
ロックピンを係合する第2の切欠部と、上記フランジ部
の両側円周面において周方向に所定区間だけ切り欠かれ
たガイド用切欠部と、上記ガイド用切欠部に案内される
ピンを有し、ピンがガイド用切欠部の両端に当接する衝
撃を吸収する衝撃吸収機構とを具備したことを特徴とす
る内燃機関の可変圧縮比装置である。
(作用) コネクティングロッドの他端とクランク軸との間に介
装された偏心スリーブの回転エネルギを吸収するダンパ
機構を設けた。このことにより、圧縮比を切り替えた時
に偏心スリーブのフランジにコネクティングロッドに設
けられたストッパピンが強く衝突するのを防止してい
る。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の一実施例に係わる内燃
機関の可変圧縮比装置について説明する。第1図は本発
明の一実施例としての内燃機関の可変圧縮比装置を示す
もので、第1図は低圧縮比状態にあるときの様子を示す
全体構成図、第2図は低圧縮比状態にあるときの様子を
示すコネクティングロッドの正面図、第3図は高圧縮比
状態にあるときの様子を示す全体構成図、第4図は高圧
縮比状態にあるときの様子を示す全体構成図、第5図は
第1図及び第3図のV部拡大断面図、第6図は低圧縮比
状態にあるときの様子を示す油圧駆動機構の断面図、第
7図は高圧縮比状態にあるときの様子を示す油圧駆動機
構の断面図、第8図は該油圧駆動機構を駆動する油圧回
路図である。
まず、第1図乃至第4図に示すように、コネクティン
グロッド6が、その小端部をガソリンエンジン(内燃機
関)の気筒内を往復運動するピストン8のピストンピン
7に枢支されるとともに、その大端部をクランクシャフ
ト1のクランクピン2に枢支されている。
また、コネクティングロッド6の大端部における枢支
部にはコネクティングロッド6の軸受穴とこの軸受穴を
挿通する支軸としてのクランクピン2とを相互に偏心さ
せる偏心スリーブ5が回転可能に設けられている。即
ち、この偏心スリーブ5はその内周面の中心とその外周
面の中心とが偏心しており、偏心スリーブ5を最小偏心
位置からクランクピン2の外周を160度程度回転すると
最大偏心位置近傍を採りうるようになっている。
なお、偏心スリーブ5の内周面とクランクピン2の外
周面との間には、第5図に詳しく示すように、偏心スリ
ーブ5の内周面付きのメタル軸受9が介装されると共
に、偏心スリーブ5の外周面とコネクティングロッド6
の軸受穴の内周面との間には、コネクティングロッド6
の軸受穴の内周面付きのメタル軸受10が介装されてい
る。これにより、偏心スリーブ5とクランクピン2との
間で摺動できるとともに、偏心スリーブ5とコネクティ
ングロッド6の軸受穴との間で摺動できるようになって
いる。
ところで、偏心スリーブブロック手段11が設けられて
いるが、こん偏心スリーブブロック手段11は偏心スリー
ブ5の軸方向即ちクランクシャフト1の軸方向に移動し
うるピン部材としてのストッパピン12を備えており、こ
のストッパピン12をそのピストン式流体圧駆動機構とし
ての油圧駆動機構11Aで作動させることにより、偏心ス
リーブ5に形成された2つの係合部5a,5bにストッパピ
ン12を係合させて、この偏心スリーブ5の回転を2つの
位置(上記の最小偏心位置と最大偏心位置近傍)で固定
しうるものである。
さらに、この偏心スリーブブロック手段11について詳
述する。第6図及び第7図に示すように、まず、ストッ
パピン12の中間部には、フランジ状にピストン部12aが
拡径して一体に設けられており、このピストン部12a付
きのストッパピン12が、コネクティングロッド6の大端
部に形成された貫通穴に嵌合されている。この貫通穴は
コネクティングロッド6の大端部をクランクシャフト軸
方向に貫通しており、3つの径を有する3段穴部として
構成されていて、一端部に位置する小径穴部はストッパ
ピン12の径とほぼ同じで、中間部に位置する中径穴部は
ピストン12aの径とほぼ同じで、他端部に位置する大径
穴部はピストン12aより大きく設定されている。
従って、この貫通穴にピストン部12a付きストッパピ
ン12を入れると、貫通穴の小径穴部にストッパピン12が
液密に挿通されるとともに、貫通穴の中径穴部にピスト
ン部12aが液密に挿嵌される。そして、リターンスプリ
ング15を入れて、更に貫通穴の大径部とほぼ同径の貫通
穴が形成されたキャップ16を嵌め込み、このキャップ16
をコネクティングロッド6にボルト等にて固定すると、
ストッパピン12がその一端を貫通穴の小径部に液密に嵌
挿されるとともにその他端部をキャップ16の貫通穴に液
密に嵌挿されて、貫通穴の中径部がピストン部12aにて
2つのチャンバ13,14に分割される。そして、このチャ
ンバ13,14にそれぞれ油圧通路17,18が連通接続されるよ
うになっている。これにより、これらの2つのチャンバ
は、ピストン部12aの両端に形成される油圧室(流体圧
室)13,14として構成される。なお、リターンスプリン
グ15は油圧室13内に装填されて、ピストン部12a付きス
トッパピン12を油圧室14側へ付勢していることになる。
なお、ピストン部12a両側の受圧面積は等しく設定され
ている。
これにより、このストッパピン12に付設のピストン部
12a,油圧室13,14,リターンスプリング15,キャップ16等
で、ストッパピン12に連結されたピストン部12aを移動
させることによってストッパピン12を駆動しうるピスト
ン式油圧駆動機構11Aが構成される。
また、偏心スリーブ5は、第1図乃至第4図に示すご
とく、コネクティングロッド6の大端部を挟むように軸
方向に離隔されたフランジ部51,52を有しているが、一
方のフランジ部51における偏心スリーブ5が最小偏心位
置を採るような部分には、切欠状の係合部5aが形成され
るとともに、他方のフランジ部52における偏心スリーブ
5が最大偏心位置近傍を採るような部分には、切欠状の
係合部5bが形成される。そして、上記フランジ部51,52
の互いに整合する位置にガイド用切欠部53が形成されて
いる。また、上記コネクティングロッド6の大端部の底
部には円筒状の油圧ピストン54が取り付けられている。
この油圧ピストン54内にはピストン55が液密に嵌挿され
ており、ピストン55の両側面からピン56が油圧ピストン
54の両側面に設けられた窓57から突設されている。上記
ピストン55の両端面と油圧ピストン54の側壁との間には
付勢ばね58,59が装填されると共にオイルが満たされて
いる。さらに、上記ピストン55で仕切られた油圧ピスト
ン54内の両側の室はオリフィス60,61を介してオイル供
給路に接続されている。上記ピストン55は上記付勢ばね
58,59の付勢力により中立位置に保たれている。
そして、ストッパピン12が第3図及び第7図に示すよ
うに右方へ移動して第1の位置をとった状態で、第3図
及び第4図に示すように、ストッパピン12と係合部5bと
が係合して、偏心スリーブ5が最大偏心位置近傍でコネ
クティングロッド6の大端部に固定されるとともに、ス
トッパピン12が第1図及び第6図に示すように左方へ移
動して第2の位置をとった状態で、第1図及び第2図に
示すように、ストッパピン12と係合部5aとが係合して、
偏心スリーブ5が最小偏心位置でコネクティングロッド
6の大端部に固定されるようになっている。
そして、偏心スリーブ5が最大偏心位置近傍でコネク
ティングロッド6の大端部に固定されると、コネクティ
ングロッド6は見掛け上最も伸びた状態になって、高圧
縮比状態を実現することができ、偏心スリーブが5が最
小偏心位置でコネクティングロッド6の大端部に固定さ
れると、コネクティングロッド6は見掛け上最も縮んだ
状態になって、低圧縮比状態を実現することができるの
である。なお、この低圧縮比状態での圧縮比はエンジン
がノッキングを起こさない程度の値が選ばれ、これは通
常のエンジンにおいて設定されている値とほぼ同等であ
る。従って、高圧縮比状態での圧縮比が通常のエンジン
で設定されている値よりも高い値として設定されること
になる。
さらに、両油圧室13,14に油圧通路17,18を通じて予め
所要の油圧(標準油圧)を印加しておく手段と、ピスト
ン12a付けストッパをリターンスプリング15の付勢力に
抗して油圧室13側へ移動させるべく、油圧室14に上記の
標準油圧よりも高い油圧(標準油圧+α)を印加しうる
手段とが設けられている。
すなわち、油圧通路17,18は第1図及び第3図に示す
ように、クランクシャフト1のクランクジャーナル3か
らクランクアーム4の部分を通ってクランクピン2から
更にメタル軸受9,偏心スリーブ5,メタル軸受10及びコネ
クティングロッド6の大端部を通って、それぞれ油圧室
13,14に連通接続されている。
なお、メタル軸受9とクランクピン2との間及びメタ
ル軸受10と偏心スリーブ5との間は摺動するので、第5
図に示すごとく、メタル軸受9,10の内周面には、この内
周面を一周する油圧通路17,18に繋がる2条の無端状溝
が形成され、メタル軸受9に形成された各溝には偏心ス
リーブ5に形成された油圧通路17,18の部分に整合する
貫通穴が形成されるとともに、メタル軸受10に形成され
た各溝にもコネクティングロッド6の大端部に形成され
た油圧通路17,18の部分に整合する貫通穴が形成されて
いる。
また、第8図に示すように、油圧通路17のクランクシ
ャフト外の部分はメインギャラリ23側に繋がると共に、
油圧通路18のクランクシャフト外の部分はサブオイルポ
ンプ24またはメインギャラリ23側に繋がっている。すな
わち、オイルタンクあるいはオイルパン20からのオイル
(潤滑油)はリリーフパネル付きのオイルポンプ19によ
って所要油圧(標準油圧を供給する油圧)のオイルとし
てのオイルフィルタ22を介してメインギャラリ23へ供給
され、このメインギャラリ23からは油圧通路17を通じて
標準油圧のオイルを供給する。さらに、メインギャラリ
23からのオイルは、サブオイルポンプ24へ供給されて更
に高い油圧(標準油圧+α)として吐出されるようにな
っているが、このサブオイルポンプ24からの油圧はスイ
ッチングバルブ25を介してメインギャラリ23からの油圧
を選択的に油圧通路18へ供給されるようになっている。
すなわち、スチッチングバルブ25を第8図に示すように
a位置にすると、油圧通路18へはメインギャラリ23から
の標準油圧が供給され、スイッチバルブ25をb位置にす
ると、油圧通路18へはサブオイルポンプ24からの高い油
圧(標準油圧+α)が供給されるようになっている。す
なわち、スイッチングバルブ25を第8図に示すようにa
位置にすると、油圧通路18へはメインギャラリ23からの
標準油圧が供給され、スイッチングバルブ23をb位置に
すると、油圧通路18へはサブオイルポンプ24からの高い
油圧(標準油圧+α)が供給されるようになっている。
したがって、スイッチングバルブ25をb位置にする
と、油圧通路18へサブオイルポンプ24からの高い油圧
(標準油圧+α)が供給されて、油圧室14にこの高い油
圧が供給される。このとき油圧室13内にはこの高い油圧
が供給される。このとき油圧室13内には油圧通路17を介
してメインギャラリ23からの標準油圧が供給されている
ので、リターンスプリング15の付勢力に抗してピストン
部12a付きストッパピン12が、第3図,第7図に示すよ
うに右方へ移動して、第1の位置をとると、第3図及び
第4図に示すように、ストッパピン12と係合部5bとが係
合して、偏心スリーブ5が最大偏心位置近傍でコネクテ
ィングロッド6の大端部に固定される。これにより、コ
ネクティングロッド6は見掛け上最も伸びた状態になっ
て、高圧縮比状態を実現することができる。
また、スイッチングバルブ25をa位置にすると、油圧
通路18へはメインギャラリ23からの標準油圧が供給され
て、油圧室14にはこの標準油圧が供給される。このとき
油圧室13内には油圧通路17を介してメインギャラリ23か
らの標準油圧が供給されているので、リターンスプリン
グ15の付勢力によって、ピストン部12a付きストッパピ
ンが第2図及び第6図に示すように左方へ移動して、第
2の位置をとると、第1図及び第2図に示すように、ス
トッパピン12と係合部5aとが係合して、偏心スリーブ5
が最小偏心位置でコネクティングロッド6の大端部に固
定される。これにより、コネクティングロッド6は見掛
け上最も縮んだ状態になって、低圧縮比状態を実現する
ことができる。
なお、オイルポンプ19,サブオイルポンプ24はエンジ
ンによって駆動されるようになっている。
また、第8図中の符号26はリリーフバルブで、このリ
リーフバルブ26は、(標準油圧+α)と標準油圧との差
圧αが一定となるように調整するものである。
さらに、27はスイッチングバルブ25の切り替え制御用
のオイルコントロールバルブで、このオイルコントロー
ルバルブ27をa位置にすると、スイッチングバルブ25の
パイロット油圧が低下してスイッチングバルブ25をa位
置にすることができ、オイルコントロールバルブ27をb
位置にすると、スイッチングバルブ25のパイロット油圧
が上がってスイッチングバルブ25をb位置にすることが
できるようになっている。
そして、このオイルコントロールバルブ27へはコント
ローラ40からの切替制御信号が入力されるようになって
いるが、コントローラ40は、エンジン負荷センサ41やエ
ンジン回転数センサ42からの検出信号を受けて、エンジ
ン中負荷域よりも大きいエンジン高負荷域あるいはエン
ジン高回転域を検出すると、オイルコントロールバルブ
27をa位置にするような制御信号を出し、エンジン中負
荷域以下の領域を検出すると、オイルコントロールバル
ブ27をb位置にするような制御信号を出すようになって
いる。
上記の構成により、エンジン中負荷以下の領域を検出
すると、オイルコントロールバルブ27をb位置にするよ
うな制御信号を出すので、スイッチングバルブ25もb位
置になり、油圧通路18へはオイルポンプ24からの高い油
圧が供給されて油圧室14にこの高い油圧(標準油圧+
α)が供給される。このとき油圧室13内には油圧通路17
を介してメインギャラリ23からの標準油圧が供給されて
いるので、結果として上記の高い油圧(標準油圧+α)
と標準油圧との差圧αがピストン部12aにかかり、これ
によりこの差圧分がリターンスプリング15の付勢力に抗
してピストン部12a付きストッパピン12を第3図及び第
7図に示すように右方へ移動させる。その結果、ストッ
パピン12が第1の位置をとり、第3図及び第4図に示す
ように、ストッパピン12と係合部5bとが係合して、偏心
スリーブ5が最大偏心位置近傍でコネクティングロッド
6の大端部に固定される。この際、ストッパピン12と係
合部5bとが係合する際に、ピン56がガイド用切欠部53の
端部に当接し、オイルのダンパ機能により衝撃が緩衝さ
れる。そして、コネクティングロッド6は見掛け上ほぼ
最も伸びた状態にストッパピン12に衝撃を受けることも
なく切り替えられて、高圧縮比状態とされる。このよう
に高い圧縮比状態にすると、熱効率が良くなり、熱効率
が良くなり、燃費の向上が期待できる。
また、エンジン中負荷域よりも大きいエンジン高負荷
域あるいはエンジン高回転域を検出すると、オイルコン
トロールバルブ27をa位置にするような制御信号を出す
ので、スイッチングバルブ25もa位置となって、油圧通
路17,18へはともにメインギャラリ23からの標準油圧が
供給されて、油圧室13,14に標準油圧が供給される。こ
れにより、リターンスプリング15の付勢力によって、ピ
ストン部12a付きストッパピンが、第2図及び第6図に
示すように左方へ移動して、第2の位置をとると、第1
図及び第2図に示すように、ストッパピン12と係合部5a
とが係合して、偏心スリーブ5が最小偏心位置でコネク
ティングロッド6の大端部に固定される。この際、スト
ッパピン12と係合部5bとが係合する際に、ピン56がガイ
ド用切欠部53の端部に当接し、オイルのダンパ機能によ
り衝撃が緩衝される。その結果、コネクティングロッド
6は見掛け上最も縮んだ状態にストッパピン12に衝撃を
受けることもなく切り替えられ、低圧縮比状態とされ
る。このように低圧縮比状態にすることにより、ノッキ
ングを確実に回避することができる。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、圧縮比を切り替
える時に生じるストッパピンと偏心スリーブとの間に生
じる衝撃を油圧ピストンにより吸収するようにしたの
で、ストッパピン及びこのストッパピンに当接する偏心
スリーブの部分の破壊を未然に防止することができる内
燃機関の可変圧縮比装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は本発明の一実施例としての内燃機関
の可変圧縮比装置を示すもので、第1図は低圧縮比状態
にあるときの様子を示す全体構成図、第2図は低圧縮比
状態にあるときの様子を示すコネクティングロッドの正
面図、第3図は高圧縮比状態にあるときの様子を示す全
体構成図、第4図は高圧縮比状態にあるときの様子を示
す全体構成図、第5図は第1図及び第3図のV部拡大断
面図、第6図は低圧縮比状態にあるときの様子を示す油
圧駆動機構の断面図、第7図は高圧縮比状態にあるとき
の様子を示す油圧駆動機構の断面図、第8図はその油圧
回路を示す図である。 1…クランクシャフト、5…偏心スリーブ、5a,5b…係
合部、9,10…メタル軸受、11…偏心スリーブブロック手
段、13,14…チャンバ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の気筒内を摺動するピストンと、
    このピストンに一端が枢支され他端がクランク軸に枢支
    されるコネクティングロッドとを具備し上記ピストンの
    往復運動をクランク軸の回転運動に変えている内燃機関
    において、上記コネクティングロッドの他端とクランク
    軸との間に介装され外周面の中心と内周面の中心とが偏
    心してなる偏心スリーブと、この偏心スリーブの両縁部
    において上記コネクティングロッドの他端を挟むように
    形成されたフランジ部と、上記コネクティングロッド内
    から上記フランジ部の両側に出没可能に内装されたロッ
    クピンと、一方側のフランジ部に設けられ上記ロックピ
    ンを係合する第1の切欠部と、他方側のフランジ部に設
    けられ上記ロックピンを係合する第2の切欠部と、上記
    フランジ部の両側円周面において周方向に所定区間だけ
    切り欠かれたガイド用切欠部と、上記ガイド用切欠部に
    案内されるピンを有し、ピンがガイド用切欠部の両端に
    当接する衝撃を吸収する衝撃吸収機構とを具備したこと
    を特徴とする内燃機関の可変圧縮比装置。
JP12516690A 1990-01-17 1990-05-15 内燃機関の可変圧縮比装置 Expired - Lifetime JPH0830423B2 (ja)

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EP91100420A EP0438121B1 (en) 1990-01-17 1991-01-15 Variable compression ratio apparatus for internal combustion engine
KR1019910000742A KR940001323B1 (ko) 1990-01-17 1991-01-17 내연기관의 가변압축비장치
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Publication Number Publication Date
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