JPH0830608B2 - 給湯器 - Google Patents

給湯器

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JPH0830608B2
JPH0830608B2 JP1079119A JP7911989A JPH0830608B2 JP H0830608 B2 JPH0830608 B2 JP H0830608B2 JP 1079119 A JP1079119 A JP 1079119A JP 7911989 A JP7911989 A JP 7911989A JP H0830608 B2 JPH0830608 B2 JP H0830608B2
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正敏 和田
久和 竹中
賀裕 高砂
善久 藤田
正朗 久留
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株式会社ハーマン
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、水加熱用熱交換器からの給湯路を一般給湯
用の第1給湯路と風呂用の第2給湯路とに分岐し、前記
第1給湯路に前記水加熱用熱交換器への給水路から分岐
したバイパス路を接続し、前記水加熱用熱交換器から前
記第1給湯路への給湯量を調整する第1弁機構、及び、
前記バイパス路から前記第1給湯路へのバイパス給水量
を調整する第2弁機構を設けた給湯器に関する。
〔従来の技術〕
このような構成の給湯器にあっては、従来、第1給湯
路による一般給湯単独か、第2給湯路による追焚給湯単
独の実施しかできず、一般給湯と追焚給湯との並行実施
は不可能であった。
なぜなら、追焚給湯においては、通常93℃といった高
温の湯を必要とするのに対し、一般給湯においては、か
なり高温の湯を必要とする場合もあるが、通常は30℃〜
40℃程度の湯を使用する場合が多く、追焚給湯中に一般
給湯を並行実施しようとすると、給湯栓から不測に高温
の湯が給湯されて危険を伴う可能性があり、逆に、一般
給湯中に追焚給湯を並行実施しようとすると、あまりに
も低温の湯で追焚給湯することになり、所望通りの追焚
給湯が不可能となるからである。
そのため、従来においては、一般給湯を優先させ、一
般給湯中においては追焚給湯ができず、追焚給湯中に一
般給湯の割込みがあると、追焚給湯を停止して一般給湯
を優先させる構成が多用されていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
このように、従来の給湯器においては一般給湯が優先
されるため、実際の使用に際してかなり不便であり、こ
の点に改良の余地があった。
本発明の目的は、このような従来の欠点を解消し、一
般給湯と追焚給湯との並行実施を可能にし、しかも、一
般給湯においては、低温から高温の湯まで巾広い温度範
囲にわたる給湯を可能とする給湯器の提供にある。
〔課題を解決するための手段〕
かかる目的を達成するため、本発明による給湯器は、
水加熱用熱交換器からの給湯路を一般給湯用の第1給湯
路と風呂用の第2給湯路とに分岐し、前記第1給湯路に
前記水加熱用熱交換器への給水路から分岐したバイパス
路を接続し、前記水加熱用熱交換器から前記第1給湯路
への給湯量を調整する第1弁機構、及び、前記バイパス
路から前記第1給湯路へのバイパス給水量を調整する第
2弁機構を設けた給湯器であって、前記第1弁機構と第
2弁機構とを連動調整機能させる状態で駆動操作する1
つの操作モータを設けるとともに、この操作モータの回
転操作域中に、前記バイパス路から第1給湯路へのバイ
パス給水量を一定とした状態で前記水加熱用熱交換器か
ら第1給湯路への給湯量を変化させる操作域、及び、前
記第1給湯路への給湯量を一定とした状態で前記バイパ
ス給水量を変化させる操作域を設けたことを特徴とす
る。
〔作用〕
すなわち、水加熱用熱交換器から第1給湯路への給湯
量を調整する第1弁機構とバイパス路から第1給湯路へ
の給水量を調整する第2弁機構とを連動調整状態で駆動
操作する操作モータの回転操作域中に、バイパス路から
のバイパス給水量を一定とした状態で水加熱用熱交換器
からの給湯量を変化させる操作域を設けるものであるか
ら、バイパス給水量をある程度の量に設定しておくこと
により、例え追焚給湯中であっても、給湯栓から不測に
高温の湯が給湯される事態を回避することができ、か
つ、水加熱用熱交換器からの給湯量を変化させることに
よって、追焚給湯と並行しながらかなり低温の湯を給湯
することも可能となる。
さらに、この操作モータの回転操作域中に、第1給湯
路への給湯量を一定とした状態でバイパス給水量を変化
させる操作域をも設けるものであるから、バイパス給水
量を少なくすることにより、必要に応じてかなり高温の
湯を給湯することも可能となる。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明の給湯器によれば、追焚給湯中
において一般給湯の割込みがあっても、給湯栓から不測
に高温の湯が給湯されることを回避することができ、し
かも、追焚給湯と並行しながら、一般給湯において低温
から高温までの巾広い温度範囲にわたる給湯が可能とな
り、これによって、従来不可能であった一般給湯と追焚
給湯との並行実施が可能となったのである。
〔実施例〕
次に実施例を説明する。
第1図は給湯器の全体構成を示し、(1)は水加熱用
熱交換器、(2)はバーナである。
熱交換器(1)からの給湯路(3)は、給湯栓(4)
に接続する一般給湯用の第1給湯路(3a)と、浴槽
(5)に接続する風呂給湯用の第2給湯路(3b)とに分
岐してあり、又、一般給湯用の第1給湯路(3a)に対し
ては熱交換器(1)への給水路(6)から分岐したバイ
パス路(7)を接続してある。
(8)は給水温センサ、(9)は熱交換器(1)への
給水量を検出する第1水量センサ、(10)は熱交換器
(1)からの給湯温を検出する第1給湯温センサ、(1
1)は逆止弁、(12)は熱交換器(1)から第1給湯路
(3a)への給湯量を調整する第1弁機構、(13)はバイ
パス路(7)から第1給湯路(3a)へのバイパス給水量
を調整する第2弁機構、(14)はバイパス路(7)の接
続箇所よりも下流側での第1給湯路(3a)における給湯
温を検出する第2給湯温センサ、(15)はバイパス路
(7)の接続箇所よりも下流側での第1給湯路(3a)に
おける給湯量を検出する第2水量センサ、(16)は熱交
換器(1)から第2給湯路(3b)への給湯量(風呂給湯
量)を調整する第3弁機構、(17)は浴槽水の逆流を防
止するバキュームブレーカ、(18)はバーナ(2)への
燃料ガス供給量を調整する電磁比例弁型式の燃料調整弁
である。
(19)は人為操作指令に基づいて下記(イ)〜(ホ)
の運転制御を実行する制御器である。
(イ)一般給湯単独実施 給湯栓(4)が開栓されると、それに伴い第2水量セ
ンサ(15)が水量検知することに応答して、バータ
(2)を自動着火し、又、熱交換器(1)からの給湯温
を設定された一般給湯温(Ta)とするべく、その設定一
般給湯温(Ta)、給水温センサ(8)による検出給水温
(T1)、及び、第1水量センサ(9)による検出給水量
(Q1)に基づいて燃料調整弁(18)を自動調整すると共
に、第1給湯温センサ(10)による検出給湯温(T2)と
設定一般給湯温(Ta)との偏差に応じて燃料調整弁(1
8)を自動微調整する。
尚、バイパス給水量調整用の第2弁機構(13)、及
び、風呂給湯量調整用の第3弁機構(16)は夫々、流路
遮断状態とする。
又、上記の設定一般給湯温(Ta)を得るための必要加
熱能力が上限加熱能力を超えることが無いように(すな
わち、上述の燃料調整弁(18)の自動調整において、要
求される燃料ガス供給量が燃料調整弁(18)の調整範囲
上限を超えることが無いように)、必要に応じて第1弁
機構(12)を自動絞り調整する。
(ロ)湯張給湯単独実施 湯張操作指令が与えられると、第3弁機構(16)を自
動開弁とする共にバーナ(2)を自動着火し、又、熱交
換器(1)からの給湯温を設定された湯張給湯温(Tb)
とするべく、その設定湯張給湯温(Tb)、給水温センサ
(8)による検出給水温(T1)、及び、第1水量センサ
(9)による検出給水量(Q1)に基づいて燃料調整弁
(18)を自動調整すると共に、第1給湯温センサ(10)
による検出給湯温(T2)と設定湯張給湯温(Tb)との偏
差に応じて燃料調整弁(18)を自動微調整する。
尚、バイパス給水量調整用の第2弁機構(13)は流路
遮断状態とし、一方、第1弁機構(12)は、湯張給湯中
における一般給湯の割込み(給湯栓(4)の開栓)に備
えて開弁状態とする。
又、上記の設定湯張給湯温(Tb)を得るための必要加
熱能力が上限加熱能力を超えることが無いように、必要
に応じて第3弁機構(16)を自動絞り調整する。
(ハ)追焚給湯単独実施 追焚操作指令が与えられると、第3弁機構(16)を自
動開弁すると共に、バーナ(2)を自動着火し、又、バ
ーナ(2)への燃料ガス供給量(G)を設定された追焚
用制限ガス量(Gc)に規定した状態で熱交換器(1)か
らの給湯温を設定一般給湯温(Ta)や設定湯張給湯温
(Tb)に比して高温に設定された追焚給湯温(Tc)(例
えば93℃といった高温)とするべく、燃料調整弁(18)
を自動調整すると共に、第1水量センサ(9)による検
出給水量(Q1)をフィードバックしながら上記の設定制
限ガス量(Gc)、設定追焚給湯温(Tc)、検出給水量
(T1)に基づき第3弁機構(16)を自動調整する。
尚、第1給湯温センサ(10)による検出給湯温(T2
と設定追焚給湯温(Tc)との偏差に基づいての燃料調整
弁(18)の自動微調整は実施する。
又、第1弁機構(12)、及び、バイパス給水量調整用
の第2弁機構(13)は夫々、追焚給湯中における一般給
湯の割込みに備えて開弁状態とする。
(ニ)湯張給湯と一般給湯との並行実施 湯張給湯と一般給湯とのいずれか一方を実施している
状態で他方が割込み実施操作されると、第1弁機構(1
2)(通常は常開)と第3弁機構(16)とをともに開弁
状態として、熱交換器(1)からの給送湯を一般給湯用
の第1給湯路(3a)と風呂給湯用の第2給湯路(3b)と
の夫々に分流するようにすると共に、熱交換器(1)か
らの給湯温を設定湯張給湯温(Tb)とする(一般給湯温
に対して湯張給湯温を優先する)べく、前述(ロ)の場
合と同様に燃料調整弁(18)を自動調整及び自動微調整
する。
又、上記の設定湯張給湯温(Tb)を得るための必要加
熱能力が上限加熱能力を超えることがないように、必要
に応じて第1弁機構(12)、及び、第3弁機構(16)を
自動絞り調整すると共に、この第1弁機構(12)と第3
弁機構(16)との自動絞り調整において、設定湯張給湯
温(Tb)、検出給水温(T1)、及び、第2水量センサ
(15)による検出給湯量(Q2)に基づき求められる、一
般給湯に要している加熱能力が設定値を超えないように
第1弁機構(12)を自動調整することにより、湯張給湯
を補償する。
尚、バイパス給水量調整用の第2弁機構(13)は流路
遮断状態とする。
(ホ)追焚給湯と一般給湯との並行実施 追焚給湯と一般給湯とのいずれか一方を実施している
状態で他方が割込み実施操作されると、前述(ニ)の場
合と同様に第1弁機構(12)(通常は常開)と第3弁機
構(16)とをともに開弁状態として、熱交換器(1)か
らの給送湯を第1給湯路(3a)と第2給湯路(3b)との
夫々に分流するようにし、又、熱交換器(1)からの給
湯温を設定追焚給湯温(Tc)とするべく、設定追焚給湯
温(Tc)、検出給水温(T1)、検出給水量(Q1)に基づ
いて、第3弁機構(16)、及び、燃料調整弁(18)を自
動調整すると共に、第1給湯温センサ(10)による検出
給湯温(T2)と設定追焚給湯温(Tc)との偏差に応じて
燃料調整弁(18)を自動微調整する。
そして、熱交換器(1)からの給湯温を高温の設定追
焚給湯温(Tc)に調整することに対して、第2給湯温セ
ンサ(14)による検出給湯温(T3)(給湯栓(4)への
給湯温)を熱交換器(1)からの給送湯とバイパス路
(7)からの供給水との混合比調整をもって設定一般給
湯温(Ta)に調整するように、第1弁機構(12)と第2
弁機構(13)とを自動調整する。
第1弁機構(12)、及び、第2弁機構(13)の操作に
ついては、それら弁機構(12),(13)を連動調整機能
させる状態で駆動操作する1つの一般給湯側操作モータ
(20)を設けてあり、第1弁機構(12)を駆動操作する
操作モータと第2弁機構(13)を駆動操作する操作モー
タとを各別に設けるに比して操作構成の簡略化を図って
ある。
第1弁機構(12)及び第2弁機構(13)の具体的構造
としては、第2図に示すように、筒状の弁ケース(21)
に、熱交換器(1)から第1給湯路(3a)へ送られた給
送湯に対する流入口である第1流入口(22)、及び、バ
イパス路(7)からの供給水に対する流入口である第2
流入口(23)を形成すると共に、1個の筒状回転弁体
(24)を内装し、この筒状回転弁体(24)に、給湯栓
(4)側への湯水流出口(25)(第1給湯路(3a)の下
流側部分への流出口)に常時連通する弁流路(26)を形
成すると共に、この弁流路(26)と第1流入口(22)と
を連通させる第1弁孔(27)、及び、弁流路(26)と第
2流入口(23)とを連通させる第2弁孔(28)を形成
し、もって、筒状回転弁体(24)をギア機構(29)を介
して一般給湯側操作モータ(20)により回転操作するこ
とにより、第1流入口(22)に対する第1弁孔(27)の
重なり状態、及び、第2流入口(23)に対する第2弁孔
(28)の重なり状態を変化させて、熱交換器(1)から
の給湯量、及び、バイパス路(7)からのバイパス給水
量を調整するようにしてある。
つまり、第1流入口(22)に対する第1弁孔(27)の
重なり状態変更が第1弁機構(12)の調整動作であり、
かつ、第2流入口(23)に対する第2弁孔(28)の重な
り状態変更が第2弁機構(13)の調整動作であり、第1
弁機構(12)、及び、第2弁機構(13)は、それらの全
体を前記の1つの筒状回転弁体(24)で兼用した構成と
してある。
1つの一般給湯側操作モータ(20)により駆動操作さ
れる第1弁機構(12)と第2弁機構(13)との連係関係
としては、第1流入口(22)、第2流入口(23)、第1
弁孔(27)、第2弁孔(28)の相対的位置関係、並び
に、夫々の開口形状を適宜設定することで、制御器(1
9)により回転制御される操作モータ(20)の回転操作
域中に下記の如き第1ないし第5の操作域(X1)〜
(X5)を設けてある(第3図参照)。
第1操作域(X1):操作モータ(20)の回転に対し
て、バイパス路(7)からのバイパス給水量(Q3)を所
定値(Qa)に維持した状態で熱交換器(1)からの給湯
量(Q4)(第1給湯路(3a)への給湯量)のみを変化さ
せる操作域。
第2操作域(X2):操作モータ(20)の回転に対し
て、バイパス給水量(Q3)、及び、熱交換器(1)から
の給湯量(Q4)を夫々の所定値(Qa),(Qb)に維持す
る不感帯操作域。
第3操作域(X3):操作モータ(20)の回転に対し
て、熱交換器(1)からの給湯量(Q4)を所定値(Qb)
に維持した状態でバイパス給水量(Q3)のみを前記の所
定値(Qa)から0にわたって変化させる操作域。
第4操作域(X4):操作モータ(20)の回転に対し
て、バイパス給水量(Q3)を0に保ち、かつ、熱交換器
(1)からの給湯量(Q4)を所定値(Qb)に維持する不
感帯操作域。
第5操作域(X5):バイパス給水量(Q3)を0に保っ
た状態で熱交換器(1)からの給湯量(Q4)のみを前記
の所定値(Qb)から0近傍にわたって変化させる操作
域、 つまり、前述の一般給湯単独実施(イ)は第4、ない
し、第5操作域(X4),(X5)で実施し、又、湯張給湯
単独実施(ロ)は第4操作域(X4)で実施し、追焚給湯
単独実施(ハ)は第2操作域(X2)で実施し、湯張給湯
と一般給湯との並行実施(ニ)は一般給湯単独実施
(イ)と同様に第4ないし第5操作域(X4),(X5)で
実施し、そして、追焚給湯と一般給湯との並行実施
(ホ)は第1、第2、ないし、第3操作域(X1),
(X2),(X3)で実施する構成としてある。
上述の如く一般給湯単独実施(イ)は第4ないし第5
操作域(X4),(X5)で実施するが、給湯栓(4)が閉
栓されることに伴い第2水量センサ(15)が水量非検知
状態となることに応答してバーナ(2)を自動消火した
際(一般給湯単独実施の停止時)には、下記(i),
(ii),(iii)の如き制御を制御器(19)に実行させ
るようにしてある。
(i)バーナ消火操作後、設定許容時間(H1)(例えば
5秒間程度)は、第1及び第2弁機構(12),(13)の
操作位置を第4ないし第5操作域(X4),(X5)内にお
けるバーナ消火操作時点の位置(例えば、第3図中にお
けるa点)に保持した状態で、一般給湯単独実施(イ)
の次回の開始(給湯栓(4)の再開栓)を待つ。
つまり、バーナ消火操作後、数秒間のうちに一般給湯
単独実施(イ)が再開される場合には所謂後沸きの問題
は無いことから、むしろ、上述の如くバーナ消火操作
後、数秒間の間(設定許容時間(H1))は第1及び第2
弁機構(12),(13)の操作位置をバーナ消火操作時点
の位置に保持した状態で待機する方が、一般給湯単独実
施(イ)を再開した際の給湯栓(4)への給湯温の安定
化を図ることができる。
(ii)上記の設定許容時間(H1)の間に一般給湯単独実
施(イ)の再開(給湯栓(4)の再開栓)が無かった場
合、設定許容時間(H1)の経過完了時点から設定待機時
間(H2)(例えば5分間程度)の間は、第1及び第2弁
機構(12),(13)の操作位置を第3操作域(X3)内
(例えば、第3図中のb点)に移した状態で、一般給湯
単独実施(イ)の再開を待つ。
つまり、バーナ(2)を消火操作して数秒間を経た時
点から数分間のうちに一般給湯単独実施(イ)が再開さ
れる場合には後沸きが生じることから、上述の如く設定
許容時間(H1)の経過完了時点から数分間の間(設定待
機時間(H2))は、第1及び第2弁機構(12),(13)
の操作位置をバイパス路(7)からのバイパス給水を許
す操作域である第3操作域(X3)に移した状態で待機す
ることにより、一般給湯単独実施(イ)の再開の際に
は、それと同時にバイパス給水を行わせて後沸きを防止
する。
又、第1及び第2弁機構(12),(13)の操作位置を
第3操作域(X3)に移して待機するにあたっては、その
待機操作位置(b点)を、給水温センサ(8)による検
出給水温(T1)が低いほど第3操作域(X3)においてバ
イパス給水量(Q3)が小なる側に選定(図中における を大とする側に選定)し、かつ、検出給水温(T1)が高
いほど第3操作域(X3)においてバイパス給水量(Q3
が大なる側に選定(図中における を小とする側に選定)するようにしてあり、これによっ
て、バイパス給水による後沸き防止を伴う形態で一般給
湯単独実施(イ)を再開した際の給湯栓(4)への給湯
温の収束特性がバイパス給水温によって変化してしまう
ことを抑制して、バイパス給水による単なる後沸き防止
にとどまらず一般給湯単独実施(イ)の再開の際の給湯
温収束性のより一層の向上を図ってある。
尚、一般給湯単独実施(イ)の再開の後は、第1給湯
温センサ(10)による検出給湯温(T2)と設定一般給湯
温(Ta)との偏差が設定値(例えば10℃deg)未満とな
った時点で、第1、及び、第2弁機構(12),(13)の
操作位置を、一般給湯単独実施(イ)の通常操作域であ
る第4ないし第5の操作域(X4),(X5)に移行するよ
うに構成してある。
(iii)上記の設定待機時間(H2)の経過完了後に一般
給湯単独実施(イ)が再開される場合にはもはや後沸き
の発生は無いことから、設定待機時間(H2)の間に一般
給湯単独実施の再開が無かった場合には、第1及び第2
弁機構(12),(13)の操作位置を第3操作域(X3)か
ら第4操作域(X4)に戻した状態で、一般給湯単独実施
(イ)の再開を待つ。
尚、バーナ消火操作後において後沸きが発生する時間
帯は給湯器の装置特性によって異なることから、前述の
設定許容時間(H1)、及び、設定待機時間(H2)は装置
特性に応じて適宜決定するものである。
追焚給湯と一般給湯との並行実施(ホ)では、前述の
如く熱交換器(1)からの給湯温を高温の設定追焚給湯
温(Tc)に調整することに対し、第1及び第2弁機構
(12),(13)の操作位置を第1、第2、ないし、第3
の操作域(X1),(X2),(X3)内で第2給湯温センサ
(14)による検出給湯温(T3)と設定一般給湯温(Ta)
との偏差に応じて変更することにより、第2給湯温セン
サ(14)による検出給湯温(T3)(すなわち、給湯栓
(4)への給湯温)を設定一般給湯温(Ta)に調整する
が、第1及び第2弁機構(12),(13)の操作位置を第
1、第2、ないし、第3操作域(X1),(X2),(X3
内で上記偏差に応じて変更するにあたっては、操作位置
変更速度(すなわち、第1及び第2弁機構(12),(1
3)の調整操作速度)を第2水量センサ(15)による検
出給湯量(Q2)が大きいほど大とし、かつ、検出給湯量
(Q2)が小さいほど小として、操作位置変更を実行する
ようにしてある。
つまり、バイパス給水量(Q3)の単位量の変更、ない
し、熱交換器(1)からの給湯量(Q4)(第1給湯路
(3a)への給湯量)の単位量の変更に対して、給湯栓
(4)への給湯温(第2給湯温センサ(14)による検出
給湯温(T3))が変化する巾は、給湯栓(4)への給湯
量(第2水量センサ(15)による検出給湯量(Q2))が
大きいほど小となり、又、給湯栓(4)への給湯量
(Q2)が小さいほど大となることから、第2給湯温セン
サ(14)による検出給湯温(T3)を設定一般給湯温(T
a)に調整するにあたり、それらの偏差が同等であると
しても(換言すれば、第2給湯温センサ(14)による検
出給湯温(T3)を所定温度だけ変化させるにしても)、
給湯栓(4)への給湯量(Q2)が大きいときほどバイパ
ス給水量(Q3)ないし熱交換器(1)からの給湯量
(Q4)を大きく変更する必要があり、又、給湯栓(4)
への給湯量(Q2)が小さいときほどバイパス給水量
(Q3)ないし熱交換器(1)からの給湯量(Q4)の必要
変更量は小さくてすむ。
したがって、給湯栓(4)への給湯量(第2水量セン
サ(15)による検出給湯量(Q2))の大小に応じて第1
及び第2弁機構(12),(13)の操作位置変更速度を変
化させるという前述の調整形態を採らない場合、給湯栓
(4)への給湯量(Q2)が大きいときには、設定一般給
湯温(Ta)への給湯温調整に応答性の低下を招き、又、
給湯栓(4)への給湯量(Q2)が小さいときには、設定
一般給湯温(Ta)への給湯温調整にハンチング的な現象
を招くといった不都合を生じる。
そこで、前述の如く、第1、第2、ないし第3操作域
(X1),(X2),(X3)で実施する追焚給湯と一般給湯
との並行実施(ホ)の際には、操作位置変更速度(第1
及び第2弁機構(12),(13)の調整操作速度)を第2
水量センサ(15)による検出給湯量(Q2)が大きいほど
大とし、かつ、検出給湯量(Q2)が小さいほど小とし
て、第1及び第2弁機構(12),(13)の操作位置変更
を実行させることにより、上記の如き応答性の低下やハ
ンチング的現象を防止して、給湯栓(4)への給湯量に
かかわらず安定的な給湯温収束性を得られるようにして
ある。
一般給湯を単独実施(イ)している状態から追焚給湯
が割込み実施操作されて追焚給湯と一般給湯との並行実
施(ホ)に移行する際、前述の如く熱交換器(1)から
の給湯温を設定一般給湯温(Ta)から高温の設定追焚給
湯温(Tc)に切換えると共に、第1及び第2弁機構(1
2),(13)の操作位置を第4ないし第5操作域
(X4),(X5)からバイパス給水を許す側に移行させ、
第2給湯温センサ(14)による検出給湯温(T3)と設定
一般給湯温(Ta)との偏差に応じての第1、第2、ない
し、第3操作域(X1),(X2),(X3)内での操作位置
変更調整に移るが、この際、熱交換器(1)からの給湯
温の設定追焚給湯温(Tc)への立上げ速度を、追焚給湯
単独実施(ハ)の開始の際の設定追焚給湯温(Tc)への
給湯温立上げ速度よりも小さく制限した状態で、一般給
湯単独実施(イ)から追焚給湯と一般給湯との並行実施
(ホ)への移行を実行するように制御器(19)を構成し
てある。
つまり、追焚給湯単独実施(ハ)の場合には浴槽
(5)へ極力速く追焚用(高温差し湯用)の高温の湯を
給送するために、熱交換器(1)からの給湯温の設定追
焚給湯温(Tc)への立上げ速度には特に制限を加えない
が、一般給湯単独実施(イ)から追焚給湯と一般給湯と
の並行実施(ホ)への移行の場合に、追焚給湯単独実施
(ハ)の開始の際と同じ立上げ速度で熱交換器(1)か
らの給湯温を立上げると、モータ操作であるが故に比較
的長い操作時間を要する第1及び第2弁機構(12),
(13)の操作位置調整が設定追焚給湯温(Tc)への給湯
温の立上がりよりも大きく遅れ、そのために、給湯栓
(4)への給湯温が一時的ではあるが設定一般給湯温
(Ta)から大巾にズレてしまうといった不都合を招く。
そこで、前述の如く、一般給湯単独実施(イ)から追
焚給湯と一般給湯との並行実施(ホ)への移行の際に
は、熱交換器(1)からの給湯温の設定追焚給湯温(T
c)への立上げ速度を追焚給湯単独実施(ハ)の開始の
際の立上げ速度より小さく制限することにより、熱交換
器(1)からの給湯温の立上がりに対する第1及び第2
弁機構(12),(13)の操作位置調整の遅れを抑制し
て、その遅れに起因した前記の如き給湯栓(4)への給
湯温の設定一般給湯温(Ta)からの一時的ズレを抑制防
止し、給湯栓(4)への給湯温の安定化を図ってある。
熱交換器(1)からの給湯温の立上げ速度を制限する
具体的手段としては、追焚給湯単独実施(ハ)の開始の
際は、その開始時点から設定追焚給湯温(Tc)を調整目
標給湯温として制御器(19)に制御実行させるようにし
てあるのに対し、一般給湯単独実施(イ)から追焚給湯
と一般給湯との並行実施(ホ)への移行の際には、調整
目標給湯温を所定の経時変化パターンに沿って徐々に上
昇変化させて設定追焚給湯温(Tc)へ移行させるという
形態を採らせて制御器(19)に制御実行させることによ
り、熱交換器(1)からの給湯温の立上げ速度を制限す
るようにしてある。
一方、風呂給湯量調整用の第3弁機構(16)は、制御
器(19)により回転制御される風呂給湯側操作モータ
(30)により駆動操作するようにしてあり、第3弁機構
(16)の具体的構造としては、第4図及び第5図に示す
ように、熱交換器(1)から第2給湯路(3b)へ送られ
た給送湯に対する流入口(31)、及び、浴槽(5)側へ
の流出口(32)(第2給湯路(3b)の下流側部分への流
出口)を形成した弁ケース(33)に、環状弁座(34)と
の協働により流路調整する弁体(35)を内装してあり、
この弁体(35)には、筒状の流量調整部(35a)と、環
状シール材(36)を備えた閉止部(35b)とを備えさせ
てある。
弁体(35)における流量調整部(35a)には、複数の
切欠(37)を形成してあり、弁ケース(33)内における
上流側室(33a)に対する切欠(37)の開口面積を弁体
(35)の摺動操作により変化させることで、熱交換器
(1)からの給湯量(Q5)(第2給湯路(3b)への給湯
量)を変更調整するようにしてある。
又、弁体(35)における閉止部(35b)については、
流量調整部(35a)により流量を絞る側への弁体摺動操
作における摺動操作終了端として、環状シール材(36)
を環状弁座(34)に当接させることにより、流路を遮断
するようにしてある。
つまり、風呂給湯量の調整に加えて風呂給湯遮断機能
を必要とする第3弁機構(16)は、上述の如き構造をも
って閉止機能付き流量調整弁としてある。
弁体(35)の摺動操作構成としては、ギア機構(38)
を介して風呂給湯側操作モータ(30)により回転操作さ
れ、かつ、その回転に伴いネジ構造(39)により摺動す
る弁棒(40)を設け、この弁棒(40)の先端を弁体(3
5)における有底係入孔(41)に、抜けを許す状態に挿
入してある。
そして、弁体(35)を流路遮断側に常時付勢するスプ
リング(42)を設け、もって、風呂給湯側操作モータ
(30)の一方側への回転による弁棒(40)の挿入側への
摺動で弁体(35)をスプリング(42)に抗して押し操作
することにより、弁体(35)を開弁動作させると共に、
それに続いて流量増大側に動作させ、かつ、風呂給湯側
操作モータ(30)の他方側への回転により弁棒(40)を
引抜き側へ摺動させることで、スプリング(42)の付勢
力により、弁体(35)を流量絞り側へ動作させると共
に、それに続いて、流路遮断動作させるようにしてあ
る。
上述の如き第3弁機構(16)(閉止機能付き流量調整
弁)の構造において、弁体(35)による流路遮断をスプ
リング(42)の付勢力により行うようにしたことで、操
作モータの操作力により弁体(35)を流路遮断動作させ
て、環状弁座(34)に対する環状シール材(36)の圧接
シール圧をモータ操作力により付与する型式に比べ、所
定の適切な圧接シール圧を確実に得られるようにしてあ
り、これによって、流路遮断をリークの無い確実なもの
としながらも圧接シール圧が過大となることに起因した
シール部の早期損傷を防止するようにしてある。
尚、第6図に第3弁機構(16)の流量調整特性を示
す。
〔別実施例〕
次に別実施例を列記する。
(a)熱交換器からの給湯量(Q4)を調整する第1弁機
構、及び、バイパス路からのバイパス給湯量(Q3)を調
整する第2弁機構は、各別の弁体を有するものであって
も良く、それら第1弁機構、及び、第2弁機構夫々の具
体的弁構造は種々の改良が可能である。
(b)第1弁機構、及び、第2弁機構とそれらを駆動操
作する1つの操作モータとの連動構造は種々の構成変更
が可能である。
(c)操作モータの回転に対して、熱交換器からの給湯
量(Q4)とバイパス路からのバイパス給水量(Q3)との
夫々をどのような変化形態で、かつ、どのような相関関
係で変化させるかは、適宜決定すれば良い。
又、相関関係を変更できるようにしても良い。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする
為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本発明の実施例を示し、第1図は
全体構成図、第2図は第1及び第2弁機構の構造図、第
3図は第1及び第2弁機構の流量調整特性を示すグラ
フ、第4図は第3弁機構の構造図、第5図は弁体の拡大
斜視図、第6図は第3弁機構の流量調整特性を示すグラ
フである。 (1)……熱交換器、(3)……給湯路、(3a)……第
1給湯路、(3b)……第2給湯路、(6)……給水路、
(7)……バイパス路、(12)……第1弁機構、(13)
……第2弁機構、(20)……操作モータ、(24)……弁
体、(Q3)……バイパス給水量、(Q4)……給湯量、
(X1),(X3)……操作域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤田 善久 大阪府大阪市港区南市岡1丁目1番52号 株式会社ハーマン内 (72)発明者 久留 正朗 大阪府大阪市港区南市岡1丁目1番52号 株式会社ハーマン内 (56)参考文献 特開 昭60−26239(JP,A) 特開 昭62−10561(JP,A) 特開 平2−93246(JP,A) 特開 昭59−97449(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水加熱用熱交換器(1)からの給湯路
    (3)を一般給湯用の第1給湯路(3a)と風呂用の第2
    給湯路(3b)とに分岐し、前記第1給湯路(3a)に前記
    水加熱用熱交換器(1)への給水路(6)から分岐した
    バイパス路(7)を接続し、前記水加熱用熱交換器
    (1)から前記第1給湯路(3a)への給湯量(Q4)を調
    整する第1弁機構(12)、及び、前記バイパス路(7)
    から前記第1給湯路(3a)へのバイパス給水量(Q3)を
    調整する第2弁機構(13)を設けた給湯器であって、 前記第1弁機構(12)と第2弁機構(13)とを連動調整
    機能させる状態で駆動操作する1つの操作モータ(20)
    を設けるとともに、この操作モータ(20)の回転操作域
    中に、前記バイパス路(7)から第1給湯路(3a)への
    バイパス給水量(Q3)を一定とした状態で前記水加熱用
    熱交換器(1)から第1給湯路(3a)への給湯量(Q4
    を変化させる操作域(X1)、及び、前記第1給湯路(3
    a)への給湯量(Q4)を一定とした状態で前記バイパス
    給水量(Q3)を変化させる操作域(X3)を設けた給湯
    器。
  2. 【請求項2】前記第1弁機構(12)と前記第2弁機構
    (13)とを構成するに、それらの弁体を、前記操作モー
    タ(20)に連動する1つの回転弁体(24)で兼用構成し
    た請求項1記載の給湯器。
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