JPH08308823A - ディジタルアンギオグラフィ装置 - Google Patents

ディジタルアンギオグラフィ装置

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JPH08308823A
JPH08308823A JP7148191A JP14819195A JPH08308823A JP H08308823 A JPH08308823 A JP H08308823A JP 7148191 A JP7148191 A JP 7148191A JP 14819195 A JP14819195 A JP 14819195A JP H08308823 A JPH08308823 A JP H08308823A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サブトラクション像を得るための被検体への
X線曝射線量を減らし、マスク像とライブ像の画像のず
れを完全に無くす。 【構成】 造影剤が投与された被検体の所定の撮像部位
に対して、X線透視装置2でX線透過像を撮像し、A/
D変換器31でディジタルデータに変換して基本画像を
得る。この基本画像は、造影剤が投与された血管像など
の高周波成分が残っている画像でありこれをライブ像と
して用いる。周波数特性変換回路32は、基本画像に対
して適宜の周波数処理を施して周波数特性を変化させ、
高周波成分(血管像など)を除去した画像(マスク像)
を得る。演算器34は、ライブ像からマスク像をサブト
ラクションしてサブトラクション像を求める。サブトラ
クション像は階調変換回路35で階調変換された後、モ
ニタ4に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、被検体の1または複
数の撮像部位のサブトラクション像を好適に得ることが
できるディジタルアンギオグラフィ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の装置で、ある1箇所の撮
像部位に対するサブトラクション像を得る場合、まず、
造影剤投与前にその部位のマスク像を撮像し、次に造影
剤を投与し、そして、造影剤投与後にその部位のライブ
像を撮像し、ライブ像からマスク像をサブトラクション
している。
【0003】また、X線管や撮像系(イメージインテン
シファイアやテレビカメラなどで構成される)を備えた
X線透視装置と、被検体との相対的な位置関係を、被検
体の体軸方向などに変位させながら、複数の撮像部位に
対するサブトラクション像を得る場合でも、造影剤の投
与を挟んで、各撮像部位のマスク像の撮像と各撮像部位
のライブ像の撮像を2回に分けて行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。すなわち、上述した従来例では、マスク像撮像時
とライブ像撮像時にそれぞれ被検体にX線を照射してお
り、撮像部位ごとに2回のX線照射を必要とし、被検体
へのX線曝射線量の軽減が図れないという問題がある。
【0005】また、従来例の構成では、マスク像の撮像
と、ライブ像の撮像とを、造影剤投与を挟んで2回に分
けて行うので、マスク像撮像とライブ像撮像との間の時
間間隔が長く、また、その間に造影剤の投与も行うこと
から、被検体が体動し易く、これに起因してマスク像と
ライブ像の画像にずれが生じ、得られたサブトラクショ
ン像にアーティファクトが発生していた。また、X線透
視装置と被検体との相対的な位置関係を変位させながら
複数の撮像部位のサブトラクション像を得る場合には、
さらに、X線透視装置と被検体との相対的な位置関係を
変位させる機構の機械的な誤差により、同一の撮像部位
に対してマスク像とライブ像とを撮像するように制御し
ても、それらを一致させるのが難しく、マスク像とライ
ブ像の画像は一層ずれが目立っていた。
【0006】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、サブトラクション像を得るための被
検体へのX線曝射線量を軽減するとともに、マスク像と
ライブ像の画像のずれを完全に無くし得るディジタルア
ンギオグラフィ装置を提案することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
目的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、この発明は、被検体の所定の撮像部位のサブトラク
ション像を得るためのディジタルアンギオグラフィ装置
であって、(a)前記撮像部位にX線を照射し、その部
位のX線透過像を撮像するX線透視手段と、(b)前記
X線透過像をディジタルデータに変換するデータ変換手
段と、(c)造影剤が投与された被検体の所定の撮像部
位を撮像し、ディジタルデータに変換されたX線透過像
(以下、基本画像という)の周波数特性を変化させて高
周波成分を除去する高周波除去手段と、(d)前記基本
画像と、前記基本画像から高周波数成分が除去された画
像とのサブトラクションを行いその撮像部位のサブトラ
クション像を求める演算手段とを備えたものである。
【0008】
【作用】この発明の作用は次のとおりである。造影剤が
投与された被検体の所定の撮像部位に対して、X線透視
手段でX線透過像を撮像し、データ変換手段でディジタ
ルデータに変換して基本画像を得る。この基本画像は、
造影剤が投与された血管像などの高周波成分が残ってい
る画像であり、これをライブ像として用いる。一方、高
周波除去手段は、上記基本画像に対して適宜の周波数処
理などを施して、周波数特性を変化させ、高周波成分を
除去した画像を得る。この画像は、造影剤が投与された
血管像などの高周波成分が除去された画像であり、これ
をマスク像として用いる。そして、演算手段は、ライブ
像(基本画像)からマスク像(基本画像から高周波数成
分が除去された画像)をサブトラクションしてサブトラ
クション像を求める。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の一実施例を
説明する。 <第1実施例>図1は、この発明の第1実施例に係るデ
ィジタルアンギオグラフィ装置の全体構成を示す正面図
であり、図2は、X線透視装置を側面から見た図、図3
は、画像処理部の構成を示すブロック図である。
【0010】この第1実施例は、ベッド1、X線透視手
段としてのX線透視装置2、画像処理部3、モニタ4、
制御部5、操作盤6などを備えて構成されている。
【0011】ベッド1は、床面に設置されたベッド基台
11と天板12を備えている。被検体Mは天板12上に
載置される。この天板12はモータ13の駆動で水平移
動可能であり、天板12上の被検体MとX線透視装置2
との相対的な位置関係を被検体Mの体軸方向に変位する
ことができる。モータ13の駆動制御は、制御部5によ
り行われる。
【0012】X線透視装置2は、X線管21、撮像系2
2を支持するC型アーム23がベッド1の近傍に定置さ
れた装置基台24の上部に支持されて構成されている。
C型アーム23は、モータ25の駆動で図2の矢印方向
に変位可能に装置基台24に支持されており、X線管2
1、撮像系22を被検体Mの体軸回りに変位可能に構成
し、X線透過像の撮像方向の調整が可能となっている。
モータ25の駆動制御は制御部5により行われる。
【0013】X線管21と撮像系22とはC型アーム2
3の両端部に取り付けられており、天板12上の被検体
Mを挟み込んだ状態で対向配置されている。X線管21
から被検体Mの任意の撮像部位に向けて照射され、被検
体Mを透過したX線は、撮像系22で受像され、その部
位のX線透過像が撮像される。X線管21からのX線の
照射は、X線高電圧発生装置26から所定の電力(X線
管電圧およびX線管電流)がX線管21に供給されて行
われる。X線高電圧発生装置26からX線管21への所
定の電力の供給は制御部5に制御されて行われる。撮像
系22は、イメージインテンシファイアやテレビカメラ
などで構成されている。撮像されたX線透過像は画像処
理部3に与えられる。
【0014】画像処理部3は、図3に示すように、デー
タ変換手段としてのA/D(アナログtoディジタルデー
タ)変換器31、高周波除去手段としての周波数特性変
換回路32、遅延回路33、演算手段としての演算器3
4、階調変換回路35、D/A(ディジタルtoアナロ
グ)変換器36で構成されている。
【0015】造影剤が投与された被検体Mの所定の撮像
部位のX線透過像が撮像されると、撮像系22からのそ
の像の画像信号(アナログ信号)は、A/D変換器31
でディジタルデータに変換され基本画像が得られる。こ
の基本画像は、骨格などの低周波成分や、造影剤が投与
された血管像などの高周波成分を含んだ画像であり、こ
れをライブ像として用いる。この基本画像(ライブ像)
は、周波数特性変換回路32と遅延回路33とに与えら
れる。周波数特性変換回路32は、後述する処理によっ
て基本画像から血管像などの高周波成分を除去しマスク
像を得る。演算器34では、遅延回路33を経て供給さ
れるライブ像と、周波数特性変換回路32を経て供給さ
れるマスク像とのサブトラクションを行いサブトラクシ
ョン像を求めて階調変換回路35に与える。階調変換回
路35では、サブトラクション像をモニタ5に表示した
とき見やすい画像にするために、サブトラクション像を
構成する各画素の濃度を調整(全画素を対象に、各画素
の濃度に所定濃度を加算したり減算する)する。階調変
換されたサブトラクション像はD/A変換器36に与え
られ、そこでD/A変換されてモニタ4に表示される。
遅延回路33は、周波数特性変換回路32での処理時間
による時間的な遅れを補償するために設けており、これ
により、ライブ像とマスク像とが同期されて演算器34
に供給される。なお、画像処理部3を構成する各部の動
作制御は、制御部5により行われる。
【0016】上述したように、周波数特性変換回路32
は、基本画像(ライブ像)から血管像などの高周波成分
を除去してマスク像を得ることを目的とする。この処理
方法としては、例えば、空間/周波数変換処理で基本画
像を構成する周波数成分を取り出し、所定のしきい値周
波数以上の周波数成分(高周波成分)を除去し、これに
周波数/空間変換処理を施してマスク像を得る方法を採
用できる。空間/周波数変換処理としては、FFT(高
速フーリエ変換)、カルーネン・レーベ変換、DCT
(離散コサイン変換)、アダマール変換などが知られて
おり、この実施例にもこれら各変換方式を採用すること
ができる。また、周波数/空間変換処理は、上記空間/
周波数変換処理の逆変換(逆FFT、逆カルーネン・レ
ーベ変換、逆DCT、逆アダマール変換など)で実現で
きる。さらに、所定のしきい値周波数は、好適に血管像
などを除去し得る周波数を実験的に求めておけばよい。
【0017】なお、例えば、DCT、逆DCT処理を高
速(1/30秒程度)で実現する専用チップが市販され
ており、このような専用チップを用いれば、基本画像を
撮像してから極めて短時間で(リアルタイムに近く)サ
ブトラクション像をモニタ4に表示させることができ
る。
【0018】また、基本画像にテンプレート処理(高周
波成分を除去するフィルタ処理など)を施すことで、血
管像などの高周波成分を除去してマスク像を得ることも
可能である。
【0019】制御部5は、操作盤6からの指示などによ
って各装置、各部の駆動制御や動作制御を行う。この制
御部5は、例えば、後述する動作を実現するプログラム
を遂行するCPU(中央処理装置)で構成されている。
【0020】操作盤6は、撮像部位や条件の設定、処理
開始指示などを操作者が行うためのものである。
【0021】上記構成を有する実施例装置の動作を以下
に説明する。まず、被検体Mのある1箇所の撮像部位
(例えば胸部)のサブトラクション像を得る場合の動作
を説明する。
【0022】この場合、まず、操作者により操作盤6か
ら設定された撮像部位や条件(撮像方向など)に従っ
て、制御部5は、モータ13を駆動制御して被検体Mを
載置した天板12を水平移動させ、設定された撮像部位
(胸部とする)を、X線管21、撮像系22の間の撮像
位置に位置させ、モータ25を駆動制御してX線管2
1、撮像系22を被検体M(の撮像部位)の体軸回りに
変位させ、撮像方向を調節する。この状態を図4に示
す。図4では、撮像部位SBの下方からX線を照射して
X線透過像を撮像するように撮像方向が調節されてい
る。
【0023】次に、被検体Mに造影剤を投与する。な
お、造影剤を投与してから上記位置合わせ動作などを行
ってもよい。いずれにしても、以下の撮像動作の前に、
被検体Mに造影剤を投与しておき、撮像部位SBに造影
剤が拡散した状態で操作者が操作盤6から処理開始を指
示し、以下の撮像動作が実行される。
【0024】処理開始が指示されると、制御部5はX線
高電圧発生装置26を制御して、X線管21に所定の電
力を供給させてX線を照射させ、造影剤が拡散された撮
像部位SBのX線透過像を撮像させる。そして、制御部
5は、画像処理部3の各部を制御して、基本画像(ライ
ブ像)を得るとともに、その基本画像からマスク像を求
め、ライブ像とマスク像とのサブトラクションを行わせ
サブトラクション像をモニタ4に表示させる。
【0025】上述したように、この実施例によれば、あ
る撮像部位のサブトラクション像を得るための被検体へ
のX線照射は1回でよく、被検体へのX線曝射線量を従
来に比べて半分に減らせることができる。また、1フレ
ームの基本画像からマスク像とライブ像を得ているの
で、被検体の体動によるマスク像とライブ像の画像のず
れも完全に無くすことができる。
【0026】次に、被検体MとX線透視装置2との相対
的な位置関係を被検体Mの体軸方向に変位させて、例え
ば、図5に示すように、胸部から腹部にかけての領域S
R内の複数の撮像部位のサブトラクション像を得る場合
の動作を説明する。なお、この実施例では、X線透視装
置2を固定し、これに対して被検体Mを載置した天板1
2を水平移動するように構成しているが、撮像状況をわ
かり易くするために、図5では、天板12上の被検体M
を固定し、これに対してX線透視装置2(X線管21、
撮像系22)が変位しているように描いている。
【0027】この場合、制御部5は、最初の撮像部位
(図では、撮像領域SRの左端部側の撮像部位)を撮像
位置に位置させ、撮像方向を調節する。そして、以下の
撮像動作の前に被検体Mに造影剤を投与しておく。
【0028】被検体Mの各撮像部位(領域SR)に造影
剤が拡散し、処理開始が指示されると、上記1箇所の撮
像領域SBのサブトラクション像を求めた手順と同様の
手順で、最初の撮像部位のサブトラクション像を求め、
天板12を図5の左方向に定速で移動させながら、以降
の各撮像部位が撮像位置に位置するごとに、その撮像部
位のサブトラクション像を順次求めていく。
【0029】このように、被検体とX線透視装置との相
対的な位置関係を被検体の体軸方向に変位させて、複数
の連続する撮像部位に対するサブトラクション像を得る
場合であっても、被検体へのX線曝射線量を従来の半分
にでき、被検体の体動や撮像する部位のずれなどに起因
する、各撮像部位ごとの対となるマスク像とライブ像と
の画像のずれを完全に無くすことができる。
【0030】なお、天板12を固定し、X線透視装置2
を天板12上の被検体Mの体軸方向に移動させること
で、被検体とX線透視装置との相対的な位置関係を被検
体の体軸方向に変位させるように構成してもよい。
【0031】また、被検体Mのある部位(例えば、胸
部)を撮像位置に位置させた状態で、図6に示すよう
に、X線管21、撮像系22をその部位の回り(体軸回
り)に回転変位させながら、各撮像方向からのサブトラ
クション像を求めることもあるが、このような場合であ
っても、上記各動作と同様に、被検体MへのX線曝射線
量を従来の半分に減らせるし、各撮像方向からのサブト
ラクション像を求めるための一対のマスク像とライブ像
とに画像のずれが生じることがない。
【0032】<第2実施例>図7は、第2実施例装置に
備えらる画像処理部の構成を示すブロック図である。こ
の第2実施例では、基本画像(ライブ像)を第1の記憶
装置41に記憶するとともに、周波数特性変換回路32
で求めたマスク像を第2の記憶装置42に記憶させるよ
うに構成している。これにより、第1、第2の記憶装置
41、42から同期させてライブ像、マスク像を読み出
し演算器34に与えれば、各画像を同期させて演算器3
4に供給することができるので、遅延回路33を設けな
くてもよい。
【0033】また、複数の撮像部位のサブトラクション
像を得る場合や、所定の部位に対して複数の撮像方向か
らのサブトラクション像を得る場合などにおいて、各撮
像部位や各撮像方向からの複数のライブ像を第1の記憶
装置41に記憶するとともに、各撮像部位や各撮像方向
からの複数のマスク像を第2の記憶装置42に記憶する
ことができ、例えば、一連の撮像が完了した後に、所望
の撮像部位や撮像方向からのサブトラクション像を選択
的にモニタ4に表示させることもできる。
【0034】さらに、第1、第2の記憶装置41、42
は揮発性のメモリで構成してもよいが、例えば、磁気デ
ィスク装置などの保存可能な記憶装置で構成すれば、サ
ブトラクション像を事後的にモニタ4に表示させること
もできる。
【0035】また、例えば、図8のように構成すれば、
マスク像やライブ像をモニタ4に表示することができ、
さらに、図8の点線のようにモニタ4などを3台接続す
れば、マスク像、ライブ像、サブトラクション像を各モ
ニタ4に並行して表示させることもできる。
【0036】また、図9に示すように、サブトラクショ
ン像を第3のメモリ43に記憶させるように構成すれ
ば、サブトラクション像を再演算することなく以後何度
でもモニタ4に再表示させることができる。さらに、こ
の第3のメモリ43を保存可能な記憶装置で構成すれ
ば、サブトラクション像を再演算することなく事後的に
モニタ4に表示させることもできる。
【0037】この第2実施例およびそれに対する各変形
例は、以下の第3、第4実施例にも同様に適用すること
ができる。
【0038】<第3実施例>図10は、第3実施例装置
に備えれる画像処理部の構成を示すブロック図である。
この第3実施例は、基本画像(ライブ像)の高周波成分
を強調するための第2の周波数特性変換回路51を付設
したことを特徴とする。
【0039】基本画像の高周波成分を強調する処理は、
例えば、空間/周波数変換して得られた各基本画像の周
波数成分のうちの高周波成分部分を増分させ、それを周
波数/空間変換することで実現できる。第2の周波数特
性変換回路51ではこのような処理を実現するように構
成される。
【0040】これにより、血管像がより強調されたサブ
トラクション像を得ることができる。なお、この第3実
施例に係る特徴部分は、以下の第4実施例にも同様に適
用することができる。
【0041】<第4実施例>図11は、第4実施例装置
に備えれる画像処理部の構成を示すブロック図である。
この第4実施例は、複数回分の撮像で得られた基本画像
の平均画像を求める積分処理部61を付設したことを特
徴とする。
【0042】積分処理部61は、図12(a)に示すよ
うに、第2の階調変換回路71と加算器72とメモリ7
3とで構成してもよいし、図12(b)に示すように加
算器72とメモリ73と除算器74とで構成してもよ
い。
【0043】例えば、N回分の撮像で得られた基本画像
の平均画像を求める場合、図12(a)の構成では、順
次与えられる基本画像の濃度(基本画像を構成する各画
素の濃度)を第2の階調変換回路71で1/Nにするよ
うに階調変換させ、加算器72で、メモリ73に記憶さ
れている加算画像に加算していく。ただし、最初の基本
画像が与えられるときには、メモリ73には何も記憶さ
れていない。
【0044】また、図12(b)の構成では、加算器7
2で、順次与えられる基本画像を、メモリ73に記憶さ
れている加算画像(最初の基本画像が与えられるときに
は、メモリ73には何も記憶されていない)に順次加算
していき、最後に、メモリ73に記憶されたN回分の基
本画像の加算結果を除算器74で1/Nにする。
【0045】このように、複数回分の撮像で得られた基
本画像の平均画像を求めることにより、基本画像のS/
N比を向上させることができ、この発明では、基本画像
からマスク像とライブ像を求めるので、マスク像とライ
ブ像のS/N比をまとめて向上させることができる。
【0046】なお、例えば、ある撮像部位に対する1撮
像方向からのサブトラクション像を得る場合には、その
撮像部位に1方向からのみX線照射して基本画像を撮像
する動作をN回繰り返すことになる。従来装置において
も、マスク像やライブ像のS/N比を向上させるため
に、マスク像とライブ像をそれぞれ複数(N)回分撮像
し、各画像の平均画像を求めることがあるが、この場
合、被検体へのX線照射は、マスク像とライブ像を別々
に撮像するので、2×N回行うことになる。これに対し
てこの実施例では被検体へのX線照射は従来装置の半分
でよい。
【0047】また、被検体とX線透視装置との相対的な
位置関係を被検体の体軸方向に変位させながら、複数の
撮像部位のサブトラクション像を得る場合には、対象と
なる撮像部位の相前後する複数の撮像部位で撮像された
複数回分の基本画像からその対象となる撮像部位の平均
画像を求めるようにしてもよい。ある部位の周回方向に
X線管、撮像系を回転変位させながら複数の撮像方向か
らのサブトラクション像を得る場合も同様に、対象とな
る撮像方向の相前後する複数の撮像方向から撮像された
複数回分の基本画像からその対象となる撮像方向からの
平均画像を求めるようにしてもよい。これらの場合で
も、被検体へのX線曝射線量は従来の場合(従来装置で
同様の手順で平均画像を求める場合)の半分になる。
【0048】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、1回のX線照射により得たX線透過像から
マスク像とライブ像を得てサブトラクション像を求める
ので、サブトラクション像を得るための被検体へのX線
曝射線量を従来の半分に軽減することができる。
【0049】また、1回で得たX線透過像からマスク像
とライブ像を得ているので、これらマスク像とライブ像
との画像のずれを完全に無くすことができ、このような
画像のずれに起因するサブトラクション像のアーティフ
ァクトを無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に係るディジタルアンギ
オグラフィ装置の全体構成を示す正面図である。
【図2】X線透視装置を側面から見た図である。
【図3】第1実施例装置に備えられた画像処理部の構成
を示すブロック図である。
【図4】ある1箇所の撮像部位のサブトラクション像を
得る場合の動作を説明するための図である。
【図5】被検体の体軸方向の複数の撮像部位のサブトラ
クション像を得る場合の動作を説明するための図であ
る。
【図6】ある部位に対する複数の撮像方向からのサブト
ラクション像を得る場合の動作を説明するための図であ
る。
【図7】第2実施例装置に備えられる画像処理部の構成
を示すブロック図である。
【図8】第2実施例装置の変形例の構成を示すブロック
図である。
【図9】第2実施例装置の別の変形例の構成を示すブロ
ック図である。
【図10】第3実施例装置に備えられる画像処理部の構
成を示すブロック図である。
【図11】第4実施例装置に備えられる画像処理部の構
成を示すブロック図である。
【図12】第4実施例の積分処理部の構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
2 … X線透視装置 3 … 画像処理部 31 … A/D変換器 32 … 周波数特性変換回路 34 … 演算器 M … 被検体 SB … 撮像部位

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体の所定の撮像部位のサブトラクシ
    ョン像を得るためのディジタルアンギオグラフィ装置で
    あって、(a)前記撮像部位にX線を照射し、その部位
    のX線透過像を撮像するX線透視手段と、(b)前記X
    線透過像をディジタルデータに変換するデータ変換手段
    と、(c)造影剤が投与された被検体の所定の撮像部位
    を撮像し、ディジタルデータに変換されたX線透過像
    (以下、基本画像という)の周波数特性を変化させて高
    周波成分を除去する高周波除去手段と、(d)前記基本
    画像と、前記基本画像から高周波数成分が除去された画
    像とのサブトラクションを行いその撮像部位のサブトラ
    クション像を求める演算手段とを備えたことを特徴とす
    るディジタルアンギオグラフィ装置。
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