JPH0830941A - 回転ヘッド装置 - Google Patents

回転ヘッド装置

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JPH0830941A
JPH0830941A JP15697494A JP15697494A JPH0830941A JP H0830941 A JPH0830941 A JP H0830941A JP 15697494 A JP15697494 A JP 15697494A JP 15697494 A JP15697494 A JP 15697494A JP H0830941 A JPH0830941 A JP H0830941A
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JP
Japan
Prior art keywords
head
tape
initial
drum
upper drum
Prior art date
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Pending
Application number
JP15697494A
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English (en)
Inventor
Taro Imahase
太郎 今長谷
Hiroaki Ono
裕明 小野
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、従来に比べ摺動ノイズを低減
し、出力を向上した高性能な回転ヘッド装置を提供する
ことにある。 【構成】テープを巻装する下ドラムと上ドラムと、テー
プに信号を記録または再生するのに用いられる回転する
ヘッドとよりなる回転ヘッド装置において、上ドラムに
巻装されたテ−プの、ヘッド突入位置より5〜20度の
位置でのヘッドトレ−ス位置近傍におけるテ−プ浮上量
をk(μm)としたとき、ヘッドの初期突出量d(μ
m)を、 k+5≦d≦k+15 の値に設定し、かつ、ヘッドの初期ギャップデプスを5
〜10μmと設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘリカルスキャン方式
の磁気記録再生装置の回転ヘッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ヘッド突出量の具体的な値の範囲とし
て、実開平4−76606号公報に記載されている。
【0003】また、従来、ヘッドの初期突出量はヘッド
走査位置でのヘッド入側部の最適なテープ浮上量の最大
値に対し+15〜25μm程度、ギャッブの初期デプス
は12〜25μmに設定されていた。例えば、VHSで
は、ヘッドの初期突出量30μm前後でギャップの初期
デプス15〜20μmに、D2等の高速ヘッド走査型に
みられるヘッド入側部でテープ浮上量の多い場合には、
ヘッドの初期突出量55μm前後、ギャップの初期デプ
ス20〜25μmに設定されていた。本明細書における
ヘッド入側部とは、テープへのヘッド突入位置を0度と
したテープ巻付け角5〜20度の範囲とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ヘッドとテープが摺動
することにより、摺動ノイズが発生する。この摺動ノイ
ズは、ヘッド面圧に依存することが知られている。即
ち、ヘッド突出量が、大きくなるほど、ヘッド面圧も高
くなり、摺動ノイズも大きくなる。
【0005】即ち、上記従来技術においては、摺動ノイ
ズの面からみたヘッド面圧について、配慮されていなか
った。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、上ドラム(5)に巻装されたテ−プの、ヘッド突入
位置より5〜20度の位置でのヘッドトレ−ス位置近傍
におけるテ−プ浮上量をk(μm)としたとき、上ドラ
ム(5)のテープ巻装面よりのヘッド(2)の初期突出
量d(μm)を、 k+5≦d≦k+15 の値に設定し、かつ、ヘッドに設けたギャップの初期デ
プスを5〜10μm以下と設定する。
【0007】あるいは、前記初期突出量と前記初期デプ
ス条件を満たし、かつ、ヘッド長手方向の初期R形状を
15mm以上と設定する。
【0008】あるいは、前記初期突出量と前記初期デプ
ス条件を満たし、かつ、下ドラム及び上ドラムのテープ
巻装部のヘッド突入位置より1/4以上の部分のみで記
録再生を行う。
【0009】
【作用】本発明では、上ドラムのテープ巻装面よりのヘ
ッドの初期突出量を、ヘッド走査位置でのヘッド入側部
の最適なテープ浮上量に0〜10μm加えた値に設定し
た。この値は従来に比べかなり低い設定である。従来に
比べて、ヘッド突出量を下げることにより、ヘッド面圧
を下げて摺動ノイズを低減できる。但し、ヘッド出力低
下を起こさ無い程度にヘッド突出量を設定する。また、
ヘッドに設けたギャップの初期デプスを5〜10μmと
従来に比べて短く設定する。ギャップデプスを短くする
と出力は向上される。よって、前記の摺動ノイズ低減と
重ねあわせ、C/N向上を図れる。
【0010】請求項2記載のものは、ヘッド長手方向の
初期R形状を15mm以上とすることにより、ヘッド摩
耗量の低減を図るものである。
【0011】請求項3記載のものは、下ドラム及び上ド
ラムのテープ巻装部のヘッド突入位置より1/4以上の
部分のみで記録再生を行うことにより、上回転ドラムに
おける、その位置以前のテープ浮上量の多い部分で記録
再生を行なわないことで、より満足なヘッドコンタクト
を得ようというものである。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。図1は本発明の一実施例のヘッド近傍の上面拡大
図。図2は本発明の一実施例の回転ヘッド装置にテープ
が巻装している状態を示した上面図、図9はその模式図
である。図3は本発明の一実施例のヘッドの上面拡大図
を示す。
【0013】図9を用いて本発明の回転ヘッド装置が使
用される構成の一例を説明する。図9において、1はテ
ープ、2はヘッド、3は上ドラム、7、8は幅規制ガイ
ドローラ、9、10はガイドピン、11は回転ヘッド装
置である。テープは、回転ヘッド装置に巻装され、幅規
制ガイドローラ、ガイドピン等により規制された状態で
走行する。ヘッドを搭載した上ドラムが回転し、ヘッド
により信号の記録再生を行なう。
【0014】図1、図2、図3を用いて、1実施例を説
明する。
【0015】図1において、2はヘッド、3は上ドラム
で、ヘッドは上ドラムから突出させた構成となってい
る。ここに示しているdがヘッド突出量である。
【0016】図2において、1はテープ、2はヘッド、
3は上ドラムで、ここに示すDが上ドラム外径、Nがテ
ープ総巻付け角である。
【0017】図3において、2はヘッド、12はギャッ
プである。ここに示すGdが、ギャップの初期デプスで
ある。
【0018】ここで、ヘッド入側部のテープ浮上量をk
(μm)としたとき、ヘッドの初期突出量d(μm)
を、 k+5≦d≦k+15 と設定、即ち、ヘッドの初期突出量は、ヘッド走査位置
でのヘッド入側部の最適なテープ浮上量kに0〜10μ
m加えた値に設定する。かつ、ヘッドギャップの初期デ
プスGdを5〜10μmと設定する。
【0019】以下に、その理由を述べる。
【0020】まず、ヘッド走査位置でのヘッド入側部の
最適なテープ浮上量の具体的数値は下記の通りである。
【0021】上ドラムを回転させる構成においてはドラ
ム入側において、ヘッド走査部での最適なテープ浮上量
は、ドラム外径D、テープ総巻付け角Nに比例する。そ
の理由は以下である。テープ浮上量は、ドラム入側から
ドラム出側にかけて徐々に減少する。よって、テープ巻
き付け距離が長いほど、テープ浮上量のドラム出側にい
たるまでに減少する量は多くなる。テープ浮上量は、そ
の分ドラム入側部において多いことが必要である。
【0022】ここで、kをドラム入側部におけるヘッド
走査位置での最適なテープ浮上量とすると、適正なテー
プ浮上量kを、D=96mm、N=180度とD=62
mm、N=180度、D=40mm、N=180度、D
=134mm、N=340度の4条件で実験により求め
た。
【0023】図6にD=62mm、N=180度でのヘ
ッド走査位置でのテープ巻付け角に沿ったテープテンシ
ョンによるテープ浮上量の推移を示す。テープテンショ
ンを上げていき、ヘッド入側部におけるテープ浮上量が
11μmより少なくなると、上ドラムとテープとの接触
により、上ドラム回転に外乱を与えジッタ等を悪化させ
た。テープテンションを下げていき、ヘッド入側部にお
けるテープ浮上量が15μmより多くなると、テープの
変動が大きくなり、トラック曲がりが安定せず、出力変
動が見られた。よって、この条件では、最適なテープ浮
上量は11〜15μmであることがわかる。
【0024】同様にして、その他の条件についても求め
ると、D=96mm、N=180度では15〜20μ
m、D=40mm、N=180度では7〜11μm、D
=134mm、N=340度では20〜25μmという
結果が得られた。
【0025】一方、ヘッド入側部におけるヘッド突出量
とヘッド再生出力、摺動ノイズの関係を、D=96m
m、N=180度のシステムで、ヘッド入側部における
テープ浮上量k=17μmで測定した結果を図7、図8
に示す。図7を見ても分かるように、ヘッド再生出力は
テープ浮上量付近になるまでほとんど変化していないの
にも関わらず、図8の摺動ノイズは、ヘッド突出量の減
少と共に低下している。従って、ヘッド突出量は、ドラ
ム周りにおいて最も大きいと思われるヘッド入側部にお
けるテープ浮上量程度に設定されるのが一番C/Nが良
い。しかし、実際はヘッドは時間と共に摩耗するため、
摩耗分を見込んで初期突出量d(μm)を、ヘッド入側
部のテープ浮上量をk(μm)としたとき、 k+5≦d≦k+15 と設定するのが良い。
【0026】上記方法に因れば、ヘッド突出量の減少に
より摺動ノイズが低減されているためヘッド面圧は当然
減少していると考えて良い。因ってヘッドの摩耗速度は
かなり遅くなる。実験では、上記D=96mm、N=1
80度のシステムで、ヘッド入側部におけるテープ浮上
量k=17μmで測定した結果では、ヘッド突出量45
μmの時と、ヘッド突出量27μmの時とで約1/3の
摩耗速度であった。従って従来システムで必要とされて
いるヘッド寿命を確保するために初期ギャップデプスを
20〜25μmに設定していたものを、5〜10μmに
設定してもほぼ同様のヘッド寿命を確保することが出来
る。ギャップデプスを低く設定出来れば、結果としてヘ
ッドの再生効率が上がるためヘッド再生出力が上がる。
従って上記摺動ノイズの低減と再生出力の向上によりC
/Nの向上が可能となる。
【0027】図3を用いてヘッド長手方向の初期R形状
の設定値を1実施例を用いて説明する。図3において、
2はヘッドである。ここに示すRxが、ヘッド長手方向
の初期R形状である。実施例は、前記の初期突出量と前
記初期デプス条件を満たし、かつ、ヘッド長手方向の初
期R形状Rxを15mm以上とした構成とする。そのこ
とより、ヘッド摩耗量の低減を図るものである。これは
下記理由による。
【0028】ヘッド摩耗においては、ヘッドがテープ変
形形状になじむ過程の初期摩耗と、なじんだ後の後期摩
耗にわけられるが、本手段は、初期摩耗の低減を目指す
ものである。
【0029】ヘッドがなじむ過程において、初期ヘッド
R形状Rxが、前記のテープ変形のなすR形状より小さ
いとなじむ時間は短く、逆にR形状より大きいと長くな
る。
【0030】テープ変形のなすR形状は、なじみ後のヘ
ッド摺動面のR形状を測定することにより知ることがで
きる。経験的になじみ後のヘッド摺動面のR形状の値
は、ドラム外径を大きくするほど大きくなる。これも、
経験的に得られている値だが、現在、最大径と考えられ
るドラム外径134mmのときのなじみ後のヘッド摺動
面のヘッド長手方向のR形状は13mm程度であり、そ
れより、小さいドラム径では、それ以下になる。よっ
て、初期ヘッドR形状Rxを15mm以上とすることに
より、初期摩耗の低減を図れる。これにより、ギャップ
デプスが少なくても初期から摩耗速度を小さく出来るの
で、ヘッド寿命はバラツキなく更に長寿命になる。
【0031】図4を用いて1実施例を説明する。図4に
おいて、1はテープ、2はヘッド、3は上ドラムであ
る。実施例として、前記初期突出量と前記初期デプス条
件を満たし、かつ、下ドラム及び上ドラムのテープ巻装
部のヘッド突入位置より1/4以上の部分のみで記録再
生を行なう。即ち、図4に示す3N/4の部分のテープ
巻装部でのみ記録再生を行なう。これにより、ヘッド入
り側のテ−プ浮上量の変化の大きい部分を除いて記録再
生が出来るので、安定なヘッドコンタクトが得られ、シ
ステムの安定化が図られる。
【0032】上記では上ドラムはヘッドと共に回転する
上回転ドラムについて記述されているが、これに限るこ
とは無く、例えば図5に示す上固定ドラムでも良い。図
5において、2はヘッド、3は上ドラム、4は下ドラ
ム、13はディスク、14は取付けアダプタである。上
ドラムは、取付けアダプタにより、下ドラムに取り付け
られ固定される。ヘッドは、ディスクに取付けられ、こ
のディスクと共に回転し、信号の記録再生を行う。実施
例では、ヘッドのみ回転する方式を示しているが、これ
に限ることは無く、ヘッドと共にドラムの一部が回転す
る中回転ドラムでも良い。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、ヘッド突出量を適正に
設定することで、ヘッド再生出力を落すこと無く、ヘッ
ド面圧を低減して、摺動ノイズを低減することと、前記
により、摩耗速度を減少させることが出来、その分ヘッ
ドギャップデプスを少なく設定出来、結果としてヘッド
再生出力を向上することが出来る等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いたヘッド近傍の上面拡大図であ
る。
【図2】本発明を用いた回転ヘッド装置周辺の上面図で
ある。
【図3】本発明を用いたヘッドの上面拡大図である。
【図4】本発明を用いたヘッドの上面拡大図である。
【図5】本発明を用いた回転ヘッド装置の斜視図であ
る。
【図6】D=62mm、N=180度でのヘッド走査位
置でのテープ巻付け角とテープ浮上量の関係図である。
【図7】ヘッド突出量とヘッド再生出力の関係を示す図
である。
【図8】ヘッド突出量と摺動ノイズの関係を示す図であ
る。
【図9】本発明を用いた回転ヘッド装置周辺の模式図で
ある。
【符号の説明】
1…テープ、 2…ヘッド、 3…上ドラム、 4…下ドラム、 5…ヘッド窓、 6…テープ走行案内部、 7、8…幅規制ガイドローラ、 9、10…ガイドピン、 11…回転ヘッド装置、 12…ギャップ、 13…ディスク、 14…取付けアダプタ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープ(1)を巻装する下ドラム(6)と
    上ドラム(5)と、該テープ(1)に信号を記録または
    再生するのに用いられる回転するヘッド(2)とよりな
    る回転ヘッド装置において、 該上ドラム(5)に巻装されたテ−プの、ヘッド突入位
    置より5〜20度の位置でのヘッドトレ−ス位置近傍に
    おけるテ−プ浮上量をk(μm)としたとき、該上ドラ
    ム(5)のテープ巻装面よりの該ヘッド(2)の初期突
    出量d(μm)を、 k+5≦d≦k+15 の値に設定し、かつ、該ヘッド(2)に設けたギャップ
    (12)の初期デプスを5〜10μmとしたことを特徴
    とする回転ヘッド装置。
  2. 【請求項2】該ヘッド(2)長手方向の初期R形状を1
    5mm以上としたことを特徴とする請求項1記載の回転
    ヘッド装置。
  3. 【請求項3】該下ドラム(6)及び該上ドラム(5)の
    テープ(1)巻装部のヘッド(2)突入位置より1/4
    以上の部分のみで記録再生を行うことを特徴とする請求
    項1記載の回転ヘッド装置。
JP15697494A 1994-07-08 1994-07-08 回転ヘッド装置 Pending JPH0830941A (ja)

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