JPH08309738A - ワイヤソーの電力供給装置 - Google Patents
ワイヤソーの電力供給装置Info
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- JPH08309738A JPH08309738A JP7117399A JP11739995A JPH08309738A JP H08309738 A JPH08309738 A JP H08309738A JP 7117399 A JP7117399 A JP 7117399A JP 11739995 A JP11739995 A JP 11739995A JP H08309738 A JPH08309738 A JP H08309738A
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Landscapes
- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
- Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】往復走行するワイヤの減速走行時に発生する回
生電流を加速走行時に有効利用して電力の節約を図ると
ともに、ワイヤソーに電力を供給する電源の容量の適正
化を図るワイヤソーの電力供給装置を提供する。 【構成】本発明のワイヤソーの電力供給装置は、サーボ
アンプ124の入力端子間に接続されたコンデンサ12
2が、駆動モータ126の減速回転時に発生する回生電
力を充電し、駆動モータ126の加速回転時に、このコ
ンデンサ122に充電された回生電力をサーボアンプ1
24を介して駆動モータ126に出力する。これによれ
ば、ワイヤの加速走行時のために大容量の電源を設備す
る必要はなくなり、かつ駆動モータに要する電力が節約
される。また、コンデンサ122はバックアップ電源と
して作用し、瞬時の停電等によって駆動モータ126が
フリーラン状態になるのを防止している。即ち、ワイヤ
を走行させる複数の駆動モータがフリーラン状態になる
と、これらの駆動モータの同期がとれずワイヤを切断し
てしまう恐れがあるがコンデンサ122にはこれを防止
する効果がある。
生電流を加速走行時に有効利用して電力の節約を図ると
ともに、ワイヤソーに電力を供給する電源の容量の適正
化を図るワイヤソーの電力供給装置を提供する。 【構成】本発明のワイヤソーの電力供給装置は、サーボ
アンプ124の入力端子間に接続されたコンデンサ12
2が、駆動モータ126の減速回転時に発生する回生電
力を充電し、駆動モータ126の加速回転時に、このコ
ンデンサ122に充電された回生電力をサーボアンプ1
24を介して駆動モータ126に出力する。これによれ
ば、ワイヤの加速走行時のために大容量の電源を設備す
る必要はなくなり、かつ駆動モータに要する電力が節約
される。また、コンデンサ122はバックアップ電源と
して作用し、瞬時の停電等によって駆動モータ126が
フリーラン状態になるのを防止している。即ち、ワイヤ
を走行させる複数の駆動モータがフリーラン状態になる
と、これらの駆動モータの同期がとれずワイヤを切断し
てしまう恐れがあるがコンデンサ122にはこれを防止
する効果がある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はワイヤソーの電力供給装
置に係り、特に双方向にワイヤを走行させて切断を行う
ワイヤソーのワイヤ走行にかかわるモータの電力供給装
置に関する。
置に係り、特に双方向にワイヤを走行させて切断を行う
ワイヤソーのワイヤ走行にかかわるモータの電力供給装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シリコンなどのインゴットをウェ
ーハに切断するワイヤソーには、一方向切断と双方向切
断のものが使用されている。特に双方向切断のワイヤソ
ーの場合は、ワイヤ走行方向の切り換え時間が長けれ
ば、ワイヤの平均走行速度が遅くなり、インゴットのワ
イヤへの押しつけ速度も必然的に遅くなる。即ち、切断
時間が長くなる。そこで、このワイヤの走行方向切り換
え時間を極力短くしている。
ーハに切断するワイヤソーには、一方向切断と双方向切
断のものが使用されている。特に双方向切断のワイヤソ
ーの場合は、ワイヤ走行方向の切り換え時間が長けれ
ば、ワイヤの平均走行速度が遅くなり、インゴットのワ
イヤへの押しつけ速度も必然的に遅くなる。即ち、切断
時間が長くなる。そこで、このワイヤの走行方向切り換
え時間を極力短くしている。
【0003】そのため、ワイヤの走行方向切り換え時に
おいて、ワイヤを加速走行させる際には、ワイヤリール
のモータに多大な電力を供給して加速時間を短くするよ
うにしている。
おいて、ワイヤを加速走行させる際には、ワイヤリール
のモータに多大な電力を供給して加速時間を短くするよ
うにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ワイヤ
の定常走行時には、リール駆動モータはワイヤの繰り出
し及び巻き取り分の仕事しか行っていないため、この時
に要する電源は小容量のもので十分であるにもかかわら
ず、上記のようにワイヤの加速走行時間を短縮するため
に大容量の電源を設備しなければならないという問題が
あった。
の定常走行時には、リール駆動モータはワイヤの繰り出
し及び巻き取り分の仕事しか行っていないため、この時
に要する電源は小容量のもので十分であるにもかかわら
ず、上記のようにワイヤの加速走行時間を短縮するため
に大容量の電源を設備しなければならないという問題が
あった。
【0005】また、ワイヤを定常走行させるまでに多量
の電力を使用したにもかかわらず、ワイヤの走行方向を
反転するために減速走行時に回生抵抗でこの電力を消費
してしまうのは電力の無駄であるという問題があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、ワイ
ヤの減速走行時に発生する回生電流を加速走行時に有効
利用して電力の節約を図るとともに、ワイヤソーに電力
を供給する電源の容量の適正化を図るワイヤソーの電力
供給装置を提供することを目的とする。
の電力を使用したにもかかわらず、ワイヤの走行方向を
反転するために減速走行時に回生抵抗でこの電力を消費
してしまうのは電力の無駄であるという問題があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、ワイ
ヤの減速走行時に発生する回生電流を加速走行時に有効
利用して電力の節約を図るとともに、ワイヤソーに電力
を供給する電源の容量の適正化を図るワイヤソーの電力
供給装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、一対のワイヤリールを正転及び逆転させて
ワイヤを往復走行させるモータと、前記モータの回転速
度及び回転方向の制御を行うサーボアンプと、前記モー
タの駆動電圧として前記サーボアンプの入力端子に直流
電圧を入力する直流電源と、を有してワークをワイヤ列
に押し当て多数の薄板状のウェーハに切断するワイヤソ
ーにおいて、前記サーボアンプの入力端子間に設けら
れ、前記モータの減速回転時に発生する回生電流を電力
として蓄積し、前記モータの加速回転時に前記減速回転
時に蓄積した前記電力を前記モータに供給する電力蓄積
供給手段と、を備えたことを特徴としている。
するために、一対のワイヤリールを正転及び逆転させて
ワイヤを往復走行させるモータと、前記モータの回転速
度及び回転方向の制御を行うサーボアンプと、前記モー
タの駆動電圧として前記サーボアンプの入力端子に直流
電圧を入力する直流電源と、を有してワークをワイヤ列
に押し当て多数の薄板状のウェーハに切断するワイヤソ
ーにおいて、前記サーボアンプの入力端子間に設けら
れ、前記モータの減速回転時に発生する回生電流を電力
として蓄積し、前記モータの加速回転時に前記減速回転
時に蓄積した前記電力を前記モータに供給する電力蓄積
供給手段と、を備えたことを特徴としている。
【0007】
【作用】本発明によれば、ワイヤーを走行させる為に使
用されるモータの回転速度及び回転方向の制御を行うサ
ーボアンプに直流電源から電力蓄積供給手段を介して直
流電圧を供給し、モータを駆動する。前記電力蓄積供給
手段はモータの減速回転時に発生する回生電流を蓄積
し、モータの加速回転時に、減速回転時に蓄積した回生
電流をモータに供給する。これにより、加速回転時に必
要な大電流は直流電源から供給する必要はなくなる。ま
たモータの回転運動として蓄えられたエネルギを有効利
用することができるようになる。
用されるモータの回転速度及び回転方向の制御を行うサ
ーボアンプに直流電源から電力蓄積供給手段を介して直
流電圧を供給し、モータを駆動する。前記電力蓄積供給
手段はモータの減速回転時に発生する回生電流を蓄積
し、モータの加速回転時に、減速回転時に蓄積した回生
電流をモータに供給する。これにより、加速回転時に必
要な大電流は直流電源から供給する必要はなくなる。ま
たモータの回転運動として蓄えられたエネルギを有効利
用することができるようになる。
【0008】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係るワイヤソ
ーの電力供給装置の好ましい実施例を詳説する。図1は
本発明に係るワイヤソーの電力供給装置が適用されるワ
イヤソーの一例を示す構成図である。同図に示すよう
に、一方のリール12に巻回されたワイヤ1 4は、ワイ
ヤ案内装置16、複数の固定ガイドローラ18、18、
ダンサローラ20を経由して3本の溝付きローラ22、
22、22に順次巻き掛けられてワイヤ列24を形成し
た後、複数の固定ガイドローラ18、18、ダンサロー
ラ20、ワイヤ案内装置16を経て他方のリール26に
巻き取られるワイヤ走行路を形成する。
ーの電力供給装置の好ましい実施例を詳説する。図1は
本発明に係るワイヤソーの電力供給装置が適用されるワ
イヤソーの一例を示す構成図である。同図に示すよう
に、一方のリール12に巻回されたワイヤ1 4は、ワイ
ヤ案内装置16、複数の固定ガイドローラ18、18、
ダンサローラ20を経由して3本の溝付きローラ22、
22、22に順次巻き掛けられてワイヤ列24を形成し
た後、複数の固定ガイドローラ18、18、ダンサロー
ラ20、ワイヤ案内装置16を経て他方のリール26に
巻き取られるワイヤ走行路を形成する。
【0009】前記ダンサローラ20には、所定重量の錘
44が吊設され、錘44の荷重によりワイヤ走行路を走
行するワイヤ14に常に所要の張力が付与される。ワイ
ヤ走行路の途中にはワイヤ洗浄装置46が設けられ、こ
のワイヤ洗浄装置46によってワイヤ14に付着した加
工液40がワイヤ14から除去される。また、ワイヤ列
24には、砥液貯留タンク38に貯留された砥粒(通
常、GC♯600〜♯1000程度のものが使用され
る)を含む加工液40が砥液供給ノズル42から供給さ
れる。
44が吊設され、錘44の荷重によりワイヤ走行路を走
行するワイヤ14に常に所要の張力が付与される。ワイ
ヤ走行路の途中にはワイヤ洗浄装置46が設けられ、こ
のワイヤ洗浄装置46によってワイヤ14に付着した加
工液40がワイヤ14から除去される。また、ワイヤ列
24には、砥液貯留タンク38に貯留された砥粒(通
常、GC♯600〜♯1000程度のものが使用され
る)を含む加工液40が砥液供給ノズル42から供給さ
れる。
【0010】前記ワイヤ列24の下方には、ワーク送り
テーブル48が設けられ、このワーク送りテーブル48
はモータ50で回動するネジ桿52により切断送り方向
(図中Y−Y方向)に移動可能に設けられると共に、ワ
ーク送りテーブル48のワイヤ列24側には、被加工物
である半導体インゴット54がワークブロック56とス
ライスベース58を介して支持される。これにより、ワ
ーク送りテーブル48を切断送り方向(ワイヤ列24
側)に移動させると、半導体インゴット54は高速走行
するワイヤ列24に押し当てられ、ワイヤ列24に供給
される加工液40の砥粒によるラッピング作用により半
導体インゴット54を多数の薄板状のウェーハに切断す
る。
テーブル48が設けられ、このワーク送りテーブル48
はモータ50で回動するネジ桿52により切断送り方向
(図中Y−Y方向)に移動可能に設けられると共に、ワ
ーク送りテーブル48のワイヤ列24側には、被加工物
である半導体インゴット54がワークブロック56とス
ライスベース58を介して支持される。これにより、ワ
ーク送りテーブル48を切断送り方向(ワイヤ列24
側)に移動させると、半導体インゴット54は高速走行
するワイヤ列24に押し当てられ、ワイヤ列24に供給
される加工液40の砥粒によるラッピング作用により半
導体インゴット54を多数の薄板状のウェーハに切断す
る。
【0011】また、夫々のリール12、26は正逆回転
可能な駆動モータ28、30に連結されると共に、3本
のうちの1本の溝付きローラ22は正逆回転可能な駆動
モータ32に連結される。これにより、一方のリール1
2から繰り出されたワイヤ14は、図中実線矢印34方
向に高速走行しながら他方のリール26に巻き取られ、
他方のリール26に巻き取られたワイヤ14は図中破線
矢印36方向に逆走行して一方のリール12に巻き取ら
れる。即ち、ワイヤ14は一方のリール12と他方のリ
ール26の間を往復走行する。
可能な駆動モータ28、30に連結されると共に、3本
のうちの1本の溝付きローラ22は正逆回転可能な駆動
モータ32に連結される。これにより、一方のリール1
2から繰り出されたワイヤ14は、図中実線矢印34方
向に高速走行しながら他方のリール26に巻き取られ、
他方のリール26に巻き取られたワイヤ14は図中破線
矢印36方向に逆走行して一方のリール12に巻き取ら
れる。即ち、ワイヤ14は一方のリール12と他方のリ
ール26の間を往復走行する。
【0012】ここで、ワイヤの走行パターンの一例を図
2に示す。同図に示すように区間Aにおいて、駆動モー
タ28、30をそれぞれワイヤ繰り出し方向、巻き取り
方向に回転させ、ワイヤ14を定常走行速度(700m
/min)まで3秒間で加速させる。そして、同図区間
Bで示す1分の間この定常走行速度を保持する。ワイヤ
14の定常走行時間が1分を経過すると、区間Cにおい
て駆動モータ28、30への電力の供給を停止し、ワイ
ヤ14を減速走行させる。このときワイヤ14の走行速
度は3秒間で0m/minになり、ワイヤ14の走行速
度が0m/minになると今度は区間Dにおいて、駆動
モータ28、30の回転方向を逆転させ(駆動モータ2
8、30をそれぞれワイヤ巻き取り方向、繰り出し方向
に回転させる)、ワイヤ14を定常走行速度(700m
/min)まで3秒間で加速させる。そして、同図期間
Eで示す40秒の間この定常走行速度を保持する。
2に示す。同図に示すように区間Aにおいて、駆動モー
タ28、30をそれぞれワイヤ繰り出し方向、巻き取り
方向に回転させ、ワイヤ14を定常走行速度(700m
/min)まで3秒間で加速させる。そして、同図区間
Bで示す1分の間この定常走行速度を保持する。ワイヤ
14の定常走行時間が1分を経過すると、区間Cにおい
て駆動モータ28、30への電力の供給を停止し、ワイ
ヤ14を減速走行させる。このときワイヤ14の走行速
度は3秒間で0m/minになり、ワイヤ14の走行速
度が0m/minになると今度は区間Dにおいて、駆動
モータ28、30の回転方向を逆転させ(駆動モータ2
8、30をそれぞれワイヤ巻き取り方向、繰り出し方向
に回転させる)、ワイヤ14を定常走行速度(700m
/min)まで3秒間で加速させる。そして、同図期間
Eで示す40秒の間この定常走行速度を保持する。
【0013】このようにワイヤ14を往復走行させなが
ら、ワイヤ14をリール12からリール26に巻き取っ
ていく(図1の実線矢印34方向のワイヤ送り量の方が
破線矢印36方向のワイヤ送り量より定常走行時に20
秒長い)。尚、この間、駆動モータ32はワイヤ14の
走行速度に同期して回転し、駆動モータ28、30と同
様な回転動作を行っている。
ら、ワイヤ14をリール12からリール26に巻き取っ
ていく(図1の実線矢印34方向のワイヤ送り量の方が
破線矢印36方向のワイヤ送り量より定常走行時に20
秒長い)。尚、この間、駆動モータ32はワイヤ14の
走行速度に同期して回転し、駆動モータ28、30と同
様な回転動作を行っている。
【0014】次に、上記駆動モータ28、30、32の
駆動電力を供給する電力供給装置について説明する。上
記に示したように、ワイヤ14を往復走行させるため
に、駆動モータ28、30、32は正転、逆転を繰り返
し、この正転、逆転の切り換えの際に、加速回転、減速
回転を行っている。駆動モータ28、30、32が加速
回転する場合には、定常回転の場合よりも多大な電流を
必要とし、一方、駆動モータが減速回転する場合には、
駆動モータから回生電流がながれる。即ち、定常回転時
には、インゴットを切断するエネルギーと、リールの回
転速度を保持するエネルギーしか必要としないが、加速
回転時には、インゴットを切断するエネルギーと100
kg以上あるリールを定常回転まで誘導する多大なエネ
ルギーを必要とする。逆に、減速回転時には、駆動モー
タから回転運動の慣性エネルギーが回生電流として発生
する。
駆動電力を供給する電力供給装置について説明する。上
記に示したように、ワイヤ14を往復走行させるため
に、駆動モータ28、30、32は正転、逆転を繰り返
し、この正転、逆転の切り換えの際に、加速回転、減速
回転を行っている。駆動モータ28、30、32が加速
回転する場合には、定常回転の場合よりも多大な電流を
必要とし、一方、駆動モータが減速回転する場合には、
駆動モータから回生電流がながれる。即ち、定常回転時
には、インゴットを切断するエネルギーと、リールの回
転速度を保持するエネルギーしか必要としないが、加速
回転時には、インゴットを切断するエネルギーと100
kg以上あるリールを定常回転まで誘導する多大なエネ
ルギーを必要とする。逆に、減速回転時には、駆動モー
タから回転運動の慣性エネルギーが回生電流として発生
する。
【0015】このことから、減速回転時に発生する回生
電流を加速回転時に使用すれば、原理的には(駆動モー
タの軸の摺動抵抗等によるエネルギー損失がなければ)
電源から供給するエネルギーは定常回転時にインゴット
を切削するのに必要な容量だけで十分足りるということ
になる。即ち、エネルギー損失を考慮しても、電源はそ
れを補う分と定常回転時のインゴットを切削するのに必
要な容量さえあればよく、これは、加速回転時に必要な
容量に比べれば十分小さい。
電流を加速回転時に使用すれば、原理的には(駆動モー
タの軸の摺動抵抗等によるエネルギー損失がなければ)
電源から供給するエネルギーは定常回転時にインゴット
を切削するのに必要な容量だけで十分足りるということ
になる。即ち、エネルギー損失を考慮しても、電源はそ
れを補う分と定常回転時のインゴットを切削するのに必
要な容量さえあればよく、これは、加速回転時に必要な
容量に比べれば十分小さい。
【0016】図3は、上記電力供給装置を実現した一例
を示す回路図である。同図に示す電力供給装置は、三相
交流電源110、ダイオードからなる整流ブリッジ11
2、トランジスタ114、電流電圧制御回路116、リ
アクトル118、ダイオード120、コンデンサ12
2、サーボアンプ124及び駆動モータ126から構成
されている。尚、駆動モータ126は、図1のワイヤソ
ーにおける駆動モータ28、30、32のいずれかを示
している。
を示す回路図である。同図に示す電力供給装置は、三相
交流電源110、ダイオードからなる整流ブリッジ11
2、トランジスタ114、電流電圧制御回路116、リ
アクトル118、ダイオード120、コンデンサ12
2、サーボアンプ124及び駆動モータ126から構成
されている。尚、駆動モータ126は、図1のワイヤソ
ーにおける駆動モータ28、30、32のいずれかを示
している。
【0017】三相交流電源110から出力された交流電
圧は整流ブリッジ112によって全波整流され、トラン
ジスタ114に出力される。トランジスタ114は、電
流電圧制御回路116からのパルス信号によってON−
OFFの切り換えを行い、このトランジスタのON−O
FFによってリアクトル118を介してサーボアンプ1
24に出力する直流電力の制御を行う。
圧は整流ブリッジ112によって全波整流され、トラン
ジスタ114に出力される。トランジスタ114は、電
流電圧制御回路116からのパルス信号によってON−
OFFの切り換えを行い、このトランジスタのON−O
FFによってリアクトル118を介してサーボアンプ1
24に出力する直流電力の制御を行う。
【0018】リアクトル118とコンデンサ122はロ
ーパスフィルタを構成しており、トランジスタ114の
ONによって出力された電圧はこのローパスフィルタに
よって平滑化され、直流電圧として成形させる。尚、ダ
イオード120は、トランジスタ114がOFFのとき
に、リアクタンス118に蓄積されたエネルギーを還流
するために設けられている。
ーパスフィルタを構成しており、トランジスタ114の
ONによって出力された電圧はこのローパスフィルタに
よって平滑化され、直流電圧として成形させる。尚、ダ
イオード120は、トランジスタ114がOFFのとき
に、リアクタンス118に蓄積されたエネルギーを還流
するために設けられている。
【0019】コンデンサ122は、後段に接続されたサ
ーボアンプ124の入力端子から出力される回生電力を
充電するとともに、この充電した電流をサーボアンプ1
24に供給する。即ち、駆動モータ126の減速回転時
に発生した回生電力はサーボアンプ124を介してコン
デンサ122に入力し、この回生電力はコンデンサ12
2に充電される。そして、駆動モータ126の加速回転
時に、このコンデンサ122に充電された電力がサーボ
アンプ124に流れ、駆動モータ126の加速回転時の
エネルギーとして使用される。
ーボアンプ124の入力端子から出力される回生電力を
充電するとともに、この充電した電流をサーボアンプ1
24に供給する。即ち、駆動モータ126の減速回転時
に発生した回生電力はサーボアンプ124を介してコン
デンサ122に入力し、この回生電力はコンデンサ12
2に充電される。そして、駆動モータ126の加速回転
時に、このコンデンサ122に充電された電力がサーボ
アンプ124に流れ、駆動モータ126の加速回転時の
エネルギーとして使用される。
【0020】サーボアンプ124は、図示しない制御部
からの制御信号に基づいて、駆動モータ126の回転方
向及び回転速度を制御する回路で、前段から入力された
直流電力を制御部からの制御信号に基づいて後段の駆動
モータ126に出力する。図4は、上記電力供給装置に
おいて、ワイヤ走行速度(駆動モータ回転速度)と、こ
のワイヤ走行速度において駆動モータに供給される電力
の関係を示したグラフである。
からの制御信号に基づいて、駆動モータ126の回転方
向及び回転速度を制御する回路で、前段から入力された
直流電力を制御部からの制御信号に基づいて後段の駆動
モータ126に出力する。図4は、上記電力供給装置に
おいて、ワイヤ走行速度(駆動モータ回転速度)と、こ
のワイヤ走行速度において駆動モータに供給される電力
の関係を示したグラフである。
【0021】同図に示すように、ワイヤの加速走行時に
は、コンデンサ122に蓄積された電力と、三相交流電
源110からの電力とが駆動モータ126に供給されて
いる。ワイヤの定常速度走行時には、三相交流電源11
0からの電力のみが駆動モータ126に供給されてい
る。そして、ワイヤが減速走行時には、駆動モータ12
6から出力された回生電力がコンデンサ122に吸収さ
れる。
は、コンデンサ122に蓄積された電力と、三相交流電
源110からの電力とが駆動モータ126に供給されて
いる。ワイヤの定常速度走行時には、三相交流電源11
0からの電力のみが駆動モータ126に供給されてい
る。そして、ワイヤが減速走行時には、駆動モータ12
6から出力された回生電力がコンデンサ122に吸収さ
れる。
【0022】これによると、ワイヤ加速時に必要となる
電力は、ワイヤの減速走行時に回収される電力によって
補充され、三相交流電源110から供給する電力は、定
常速度走行時に必要となる少量の電力のみとなる。尚、
上記実施例では駆動モータの回生電流をコンデンサ12
2に蓄積するようにしていたが、これに限らず充電電池
を用いるようにしてもよい。
電力は、ワイヤの減速走行時に回収される電力によって
補充され、三相交流電源110から供給する電力は、定
常速度走行時に必要となる少量の電力のみとなる。尚、
上記実施例では駆動モータの回生電流をコンデンサ12
2に蓄積するようにしていたが、これに限らず充電電池
を用いるようにしてもよい。
【0023】また、上記実施例では三相交流を整流する
整流ブリッジにダイオードを用いていたが、これに限ら
ず、図5に示すようにサイリスタを用いて整流ブリッジ
130を構成することもできる。同図電力供給装置で
は、サーボアンプ124に供給する直流電圧の電圧制御
を電流電圧制御回路116によってサイリスタの位相制
御により行うため、図3に示したようなトランジスタ1
14は不要となる。
整流ブリッジにダイオードを用いていたが、これに限ら
ず、図5に示すようにサイリスタを用いて整流ブリッジ
130を構成することもできる。同図電力供給装置で
は、サーボアンプ124に供給する直流電圧の電圧制御
を電流電圧制御回路116によってサイリスタの位相制
御により行うため、図3に示したようなトランジスタ1
14は不要となる。
【0024】以上の電力供給装置によって、電源設備投
資費の削減、電力節約の効果が得られるとともに、三相
交流電源の瞬時の停電、電圧上昇、電圧低下等の異常が
発生した場合にも駆動モータには安定した電力が供給さ
れるという効果も得られる。即ち、ワイヤソーではワイ
ヤを高速走行させるために負荷イナーシャの異なる複数
のモータを同期回転させている。ところが、ワイヤを高
速走行させてワークを切断している際に停電等が発生す
ると各モータがフリーラン状態になり、各モータの同期
がとれずに張設されているワイヤが断線する恐れがあ
る。このようにワークを切断している際にワイヤが断線
すると、切断中のワークは使いものにならなくなる。し
かしながら、本発明では上記のようにサーボアンプに接
続されたコンデンサ又は充電電池がバックアップ電源と
して作用し、このような不具合を防止する。
資費の削減、電力節約の効果が得られるとともに、三相
交流電源の瞬時の停電、電圧上昇、電圧低下等の異常が
発生した場合にも駆動モータには安定した電力が供給さ
れるという効果も得られる。即ち、ワイヤソーではワイ
ヤを高速走行させるために負荷イナーシャの異なる複数
のモータを同期回転させている。ところが、ワイヤを高
速走行させてワークを切断している際に停電等が発生す
ると各モータがフリーラン状態になり、各モータの同期
がとれずに張設されているワイヤが断線する恐れがあ
る。このようにワークを切断している際にワイヤが断線
すると、切断中のワークは使いものにならなくなる。し
かしながら、本発明では上記のようにサーボアンプに接
続されたコンデンサ又は充電電池がバックアップ電源と
して作用し、このような不具合を防止する。
【0025】また、回生電流は全てコンデンサ又は充電
電池に流れ、回生電流から電源が保護されるという効果
も得られる。更に、コンデンサ又は充電電池が回生ブレ
ーキとして働くため、回生抵抗やブレーキ等を設ける必
要がなくなるという効果も得られる。
電池に流れ、回生電流から電源が保護されるという効果
も得られる。更に、コンデンサ又は充電電池が回生ブレ
ーキとして働くため、回生抵抗やブレーキ等を設ける必
要がなくなるという効果も得られる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るワイヤ
ソーの電力供給装置によれば、ワイヤソーのワイヤ加速
走行時に必要となる大電力を、ワイヤ減速走行時に回収
される回生電力で補うようにしたため、ワイヤの走行に
用いる電源はワイヤの定常速度走行時に必要な電力のみ
を供給できる容量のものであればよく、ワイヤ加速走行
時の為に大容量の電源を設備する必要がなくなる。ま
た、ワイヤの走行に使用されるモータの駆動電力を節約
することができる。
ソーの電力供給装置によれば、ワイヤソーのワイヤ加速
走行時に必要となる大電力を、ワイヤ減速走行時に回収
される回生電力で補うようにしたため、ワイヤの走行に
用いる電源はワイヤの定常速度走行時に必要な電力のみ
を供給できる容量のものであればよく、ワイヤ加速走行
時の為に大容量の電源を設備する必要がなくなる。ま
た、ワイヤの走行に使用されるモータの駆動電力を節約
することができる。
【図1】図1は、本発明に係るワイヤソーの電力供給装
置が適用されるワイヤソーの一例を示した構成図であ
る。
置が適用されるワイヤソーの一例を示した構成図であ
る。
【図2】図2は、ワイヤの走行パターンの一例を示した
説明図である。
説明図である。
【図3】図3は、本発明に係るワイヤソーの電力供給装
置の一実施例を示した回路図である。
置の一実施例を示した回路図である。
【図4】図4は、ワイヤ走行速度と、このワイヤ走行速
度において駆動モータに供給される電力の関係を示した
グラフである。
度において駆動モータに供給される電力の関係を示した
グラフである。
【図5】図5は、本発明に係るワイヤソーの電力供給装
置の他の実施例を示した回路図である。
置の他の実施例を示した回路図である。
110…三相交流電源 112…整流ブリッジ 114…トランジスタ 116…電流電圧制御回路 118…リアクトル 120…ダイオード 122…コンデンサ 124…サーボアンプ 126…駆動モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片町 省三 東京都三鷹市下連雀9丁目7番1号 株式 会社東京精密内 (72)発明者 松原 覚 神奈川県伊勢原市石田318番地3 株式会 社エヌエスエンジニアリング内 (72)発明者 関山 篤蔵 神奈川県伊勢原市石田318番地3 株式会 社エヌエスエンジニアリング内
Claims (4)
- 【請求項1】 一対のワイヤリールを正転及び逆転させ
てワイヤを往復走行させるモータと、前記モータの回転
速度及び回転方向の制御を行うサーボアンプと、前記モ
ータの駆動電圧として前記サーボアンプの入力端子に直
流電圧を入力する直流電源と、を有してワークをワイヤ
列に押し当て多数の薄板状のウェーハに切断するワイヤ
ソーにおいて、 前記サーボアンプの入力端子間に設けられ、前記モータ
の減速回転時に発生する回生電流を電力として蓄積し、
前記モータの加速回転時に前記減速回転時に蓄積した前
記電力を前記モータに供給する電力蓄積供給手段と、 を備えたことを特徴とするワイヤソーの電力供給装置。 - 【請求項2】 前記電力蓄積供給手段は、コンデンサで
あることを特徴とする請求項1のワイヤソーの電力供給
装置。 - 【請求項3】 前記電力蓄積供給手段は、充電可能な電
池であることを特徴とする請求項1のワイヤソーの電力
供給装置。 - 【請求項4】 前記電力蓄積供給手段は、停電時には前
記駆動モータに電力を供給することを特徴とする請求項
1のワイヤソーの電力供給装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7117399A JPH08309738A (ja) | 1995-05-16 | 1995-05-16 | ワイヤソーの電力供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7117399A JPH08309738A (ja) | 1995-05-16 | 1995-05-16 | ワイヤソーの電力供給装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08309738A true JPH08309738A (ja) | 1996-11-26 |
Family
ID=14710692
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7117399A Pending JPH08309738A (ja) | 1995-05-16 | 1995-05-16 | ワイヤソーの電力供給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08309738A (ja) |
-
1995
- 1995-05-16 JP JP7117399A patent/JPH08309738A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20041217 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20070302 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070411 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20070801 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |