JPH08311013A - 直鎖系スピントラップ剤 - Google Patents
直鎖系スピントラップ剤Info
- Publication number
- JPH08311013A JPH08311013A JP11685595A JP11685595A JPH08311013A JP H08311013 A JPH08311013 A JP H08311013A JP 11685595 A JP11685595 A JP 11685595A JP 11685595 A JP11685595 A JP 11685595A JP H08311013 A JPH08311013 A JP H08311013A
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- JP
- Japan
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- spin trap
- spin
- group
- trap agent
- agent
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- Pending
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- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 下記の式:
【化1】
(式中、R1, R2, 及びR3は独立に水素原子またはC1-6ア
ルキル基を示し、R4は水素原子、カルボキシル基、また
はスルホニル基を示す)で示される化合物並びにスピン
トラップ剤。 【効果】 不安定フリーラジカルを効率的に捕捉するこ
とができ、得られたスピンアダクトの寿命が長くESR ス
ペクトルが単純である。
ルキル基を示し、R4は水素原子、カルボキシル基、また
はスルホニル基を示す)で示される化合物並びにスピン
トラップ剤。 【効果】 不安定フリーラジカルを効率的に捕捉するこ
とができ、得られたスピンアダクトの寿命が長くESR ス
ペクトルが単純である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスピントラップ剤として
有用な新規化合物及び上記化合物のスピントラップ剤と
しての用途に関する。さらに詳しくは、生体内フリーラ
ジカルをスピントラップ法により検出・定量するために
有用な新規化合物及びスピントラップ剤に関する。
有用な新規化合物及び上記化合物のスピントラップ剤と
しての用途に関する。さらに詳しくは、生体内フリーラ
ジカルをスピントラップ法により検出・定量するために
有用な新規化合物及びスピントラップ剤に関する。
【0002】
【従来の技術】不安定フリーラジカル種をESR を用いて
検出する方法として、高速流通法、凍結法、マトリック
ス分離法などが知られている。これらの方法は、いずれ
も不安定ラジカル種のままで高速で観測するか、その反
応性を抑えた条件下で観測するものである。一方、不安
定フリーラジカル種を比較的安定なラジカル種に変換し
てESR を測定し、不安定ラジカル種を同定する方法が知
られている。この方法はスピントラップ法と呼ばれてい
る。この方法では、不対電子を持たないスピントラップ
剤が不安定ラジカル R・をトラップして、ESR で観測可
能なスピンを有するスピンアダクトを生成する。
検出する方法として、高速流通法、凍結法、マトリック
ス分離法などが知られている。これらの方法は、いずれ
も不安定ラジカル種のままで高速で観測するか、その反
応性を抑えた条件下で観測するものである。一方、不安
定フリーラジカル種を比較的安定なラジカル種に変換し
てESR を測定し、不安定ラジカル種を同定する方法が知
られている。この方法はスピントラップ法と呼ばれてい
る。この方法では、不対電子を持たないスピントラップ
剤が不安定ラジカル R・をトラップして、ESR で観測可
能なスピンを有するスピンアダクトを生成する。
【0003】代表的なスピントラップ剤としてニトロソ
系化合物とニトロン系化合物が用いられている。いわゆ
る活性酸素ラジカルのトラッピングにもっとも多用され
ているスピントラップ剤として、DMPO (5,5-dimethyl-1
-pyrroline-N-oxide) が知れている。この試薬とスーパ
ーオキシドラジカルとのスピンアダクトは特異的で同定
しやすいESR スペクトルを与えるという特徴を有してい
る。しかしながら、この物質は融点が低いうえに分解し
やすいので取り扱いが不便であった。また、脂溶性に劣
りラジカル捕捉の反応速度も小さいので、生体内におけ
るスーパーオキシドラジカルを効率よく捕捉することは
できなかった。
系化合物とニトロン系化合物が用いられている。いわゆ
る活性酸素ラジカルのトラッピングにもっとも多用され
ているスピントラップ剤として、DMPO (5,5-dimethyl-1
-pyrroline-N-oxide) が知れている。この試薬とスーパ
ーオキシドラジカルとのスピンアダクトは特異的で同定
しやすいESR スペクトルを与えるという特徴を有してい
る。しかしながら、この物質は融点が低いうえに分解し
やすいので取り扱いが不便であった。また、脂溶性に劣
りラジカル捕捉の反応速度も小さいので、生体内におけ
るスーパーオキシドラジカルを効率よく捕捉することは
できなかった。
【0004】DMPOを基本化合物として上記の欠点を改善
を目的とした種々の誘導体が提案されている。例えば、
DMPOのピロリン環の4 位に置換基を導入したスピントラ
ップ剤が提案されている (磁気共鳴と医学, 4, pp.17-2
0, 1993)。しかしながら、このような化合物といえど
も、生体内におけるスーパーオキシドラジカルの捕捉に
充分な性能を有しているとはいえなかった(スピントラ
ップ剤については、総説としてファルマシア, 28(12),
pp.1347-1352, 1992を参照)。
を目的とした種々の誘導体が提案されている。例えば、
DMPOのピロリン環の4 位に置換基を導入したスピントラ
ップ剤が提案されている (磁気共鳴と医学, 4, pp.17-2
0, 1993)。しかしながら、このような化合物といえど
も、生体内におけるスーパーオキシドラジカルの捕捉に
充分な性能を有しているとはいえなかった(スピントラ
ップ剤については、総説としてファルマシア, 28(12),
pp.1347-1352, 1992を参照)。
【0005】最近、効率よく不安定フリーラジカル種を
捕捉できるスピントラップ剤として、5,5-ジメチル-3-
ヒドロキシメチル-1- ピロリン-N- オキシド(DMHPO) 及
び5,5-ジメチル-3- ピリドニルメチル-1- ピロリン-N-
オキシド(DMPPO) が提案された(日本化学会第67春季年
会: 演題番号 4 F1 37, 平成6年4月1日,青山学院大
学,東京)。このスピントラップ剤は、生体内における
スーパーオキシドラジカル等の不安定フリーラジカル種
の捕捉に充分な性能を有しているものの、スピンアダク
トのESR スペクトルが複雑になる場合があった。また、
これらの化合物はいずれも脂溶性が高いという特徴を有
しており、親水性のスピントラップ剤の提供が望まれて
いた。一方、直鎖状ニトロン型のスピントラップ剤とし
ては、ニトロソデュラン誘導体が知られている (Konak
a, R., et al., Can. J. Chem., 60, pp.1532-1541, 19
82)。
捕捉できるスピントラップ剤として、5,5-ジメチル-3-
ヒドロキシメチル-1- ピロリン-N- オキシド(DMHPO) 及
び5,5-ジメチル-3- ピリドニルメチル-1- ピロリン-N-
オキシド(DMPPO) が提案された(日本化学会第67春季年
会: 演題番号 4 F1 37, 平成6年4月1日,青山学院大
学,東京)。このスピントラップ剤は、生体内における
スーパーオキシドラジカル等の不安定フリーラジカル種
の捕捉に充分な性能を有しているものの、スピンアダク
トのESR スペクトルが複雑になる場合があった。また、
これらの化合物はいずれも脂溶性が高いという特徴を有
しており、親水性のスピントラップ剤の提供が望まれて
いた。一方、直鎖状ニトロン型のスピントラップ剤とし
ては、ニトロソデュラン誘導体が知られている (Konak
a, R., et al., Can. J. Chem., 60, pp.1532-1541, 19
82)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、効率
よく不安定フリーラジカル種を捕捉できるスピントラッ
プ剤として有用な新規化合物を提供することにある。よ
り具体的には、例えば生体内におけるスーパーオキシド
ラジカル等の不安定フリーラジカル種の捕捉に充分な性
能を有するスピントラップ剤として有用な化合物を提供
することにある。また、本発明の別の目的は、上記の特
徴を有するスピントラップ剤を提供することにある。特
に、光や熱に対して安定で取り扱いやすいスピントラッ
プ剤、並びに親水性が高くESR スペクトルが単純なスピ
ンアダクトを与えるスピントラップ剤を提供することも
本発明の目的の一つである。
よく不安定フリーラジカル種を捕捉できるスピントラッ
プ剤として有用な新規化合物を提供することにある。よ
り具体的には、例えば生体内におけるスーパーオキシド
ラジカル等の不安定フリーラジカル種の捕捉に充分な性
能を有するスピントラップ剤として有用な化合物を提供
することにある。また、本発明の別の目的は、上記の特
徴を有するスピントラップ剤を提供することにある。特
に、光や熱に対して安定で取り扱いやすいスピントラッ
プ剤、並びに親水性が高くESR スペクトルが単純なスピ
ンアダクトを与えるスピントラップ剤を提供することも
本発明の目的の一つである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記の課題を
解決すべく鋭意努力した結果、下記の構造式で示される
新規な直鎖系ニトロン化合物が効率よく不安定フリーラ
ジカル種を捕捉できることを見出した。また、これらの
化合物が親水性であり光や熱に対しても安定であるこ
と、並びに、これらの化合物のスピンアダクトのESR ス
ペクトルが従来のスピントラップ剤のものに比べて単純
であることを見出した。本発明はこれらの知見を基に完
成されたものである。
解決すべく鋭意努力した結果、下記の構造式で示される
新規な直鎖系ニトロン化合物が効率よく不安定フリーラ
ジカル種を捕捉できることを見出した。また、これらの
化合物が親水性であり光や熱に対しても安定であるこ
と、並びに、これらの化合物のスピンアダクトのESR ス
ペクトルが従来のスピントラップ剤のものに比べて単純
であることを見出した。本発明はこれらの知見を基に完
成されたものである。
【0008】すなわち本発明は、下記の式:
【化2】 (式中、R1, R2, 及びR3は独立に水素原子またはC1-6ア
ルキル基を示し、R4は水素原子、カルボキシル基、スル
ホニル基を示す)で示される化合物、並びに上記式で示
されるスピントラップ剤を提供するものである。また、
本発明により、上記のスピントラップ剤をもちいて不安
定フリーラジカル種を捕捉する方法が提供される。
ルキル基を示し、R4は水素原子、カルボキシル基、スル
ホニル基を示す)で示される化合物、並びに上記式で示
されるスピントラップ剤を提供するものである。また、
本発明により、上記のスピントラップ剤をもちいて不安
定フリーラジカル種を捕捉する方法が提供される。
【0009】上記の式中、R1, R2, 及びR3は独立に水素
原子またはC1-6アルキル基を示し、アルキル基として
は、直鎖、分枝、または環状のアルキル基を用いること
ができる。アルキル基としては、例えば、メチル基、エ
チル基、n-プロピル基、iso-プロピル基、シクロプロピ
ル基、n-ブチル基、sec-ブチル基、tert- ブチル基、シ
クロブチル基等を用いることができ、例えば、R1, R2,
及びR3のうちの少なくとも1つ、好ましくはこれらのう
ちの2つ以上、特に好ましくはこれらの全ての置換基が
同時にアルキル基であってもよい。これらのうち、R1,
R2, 及びR3が同時にメチル基であることが好ましい。
原子またはC1-6アルキル基を示し、アルキル基として
は、直鎖、分枝、または環状のアルキル基を用いること
ができる。アルキル基としては、例えば、メチル基、エ
チル基、n-プロピル基、iso-プロピル基、シクロプロピ
ル基、n-ブチル基、sec-ブチル基、tert- ブチル基、シ
クロブチル基等を用いることができ、例えば、R1, R2,
及びR3のうちの少なくとも1つ、好ましくはこれらのう
ちの2つ以上、特に好ましくはこれらの全ての置換基が
同時にアルキル基であってもよい。これらのうち、R1,
R2, 及びR3が同時にメチル基であることが好ましい。
【0010】R4がカルボキシル基(-COOH) またはスルホ
ニル基(-SO3H) を示す場合には、これらの基はフェニル
環上のいずれの位置に置換していてもよい。例えば、カ
ルボキシル基またはスルホニル基がイミノメチル基に対
してオルト位またはパラ位に置換していることが好まし
い。パラ位がカルボキシル基、メタ位がスルホニル基で
ある化合物は特に好ましい化合物である。また、R4が水
素原子である化合物も好ましい。
ニル基(-SO3H) を示す場合には、これらの基はフェニル
環上のいずれの位置に置換していてもよい。例えば、カ
ルボキシル基またはスルホニル基がイミノメチル基に対
してオルト位またはパラ位に置換していることが好まし
い。パラ位がカルボキシル基、メタ位がスルホニル基で
ある化合物は特に好ましい化合物である。また、R4が水
素原子である化合物も好ましい。
【0011】R4がカルボキシル基またはスルホニル基を
示す場合、上記の化合物の塩基付加塩も本発明の化合物
に包含される。このような塩としては、例えば、ナトリ
ウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩な
どの金属付加塩;トリエチルアミン塩等の有機アミン付
加塩;又は、アンモニウム塩などを用いることができ
る。また、上記の式で示される化合物が1または2個以
上の不斉炭素を有する場合には、これらの不斉炭素に基
づく任意の光学活性体、ジアステレオ異性体は全て本発
明の化合物の範囲に包含される。さらに、任意の水和物
や溶媒和物も本発明の化合物の範囲に包含される。
示す場合、上記の化合物の塩基付加塩も本発明の化合物
に包含される。このような塩としては、例えば、ナトリ
ウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩な
どの金属付加塩;トリエチルアミン塩等の有機アミン付
加塩;又は、アンモニウム塩などを用いることができ
る。また、上記の式で示される化合物が1または2個以
上の不斉炭素を有する場合には、これらの不斉炭素に基
づく任意の光学活性体、ジアステレオ異性体は全て本発
明の化合物の範囲に包含される。さらに、任意の水和物
や溶媒和物も本発明の化合物の範囲に包含される。
【0012】本発明の化合物は、本明細書の実施例に具
体的かつ詳細に記載された方法により容易に製造するこ
とができる。また、当業者はこれらの開示を基にし、必
要により改変や修飾を加えても、目的化合物を製造する
ことができる。例えば、N-ペンタメチルフェニル- α-
フェニルニトロンは、容易に入手可能なペンタメチルベ
ンゼンを硝酸等により処理してニトロ化し、塩化アンモ
ニウムの存在下で亜鉛によりニトロ基を還元してペンタ
メチルヒドロキシアミノベンゼンとし、さらにベンズア
ルデヒドとカップリングさせることにより容易に製造す
ることができる。ペンタメチルベンゼン又はベンズアル
デヒドに替えて適宜の試薬を用いることにより、所望の
化合物を容易に製造することが可能である。
体的かつ詳細に記載された方法により容易に製造するこ
とができる。また、当業者はこれらの開示を基にし、必
要により改変や修飾を加えても、目的化合物を製造する
ことができる。例えば、N-ペンタメチルフェニル- α-
フェニルニトロンは、容易に入手可能なペンタメチルベ
ンゼンを硝酸等により処理してニトロ化し、塩化アンモ
ニウムの存在下で亜鉛によりニトロ基を還元してペンタ
メチルヒドロキシアミノベンゼンとし、さらにベンズア
ルデヒドとカップリングさせることにより容易に製造す
ることができる。ペンタメチルベンゼン又はベンズアル
デヒドに替えて適宜の試薬を用いることにより、所望の
化合物を容易に製造することが可能である。
【0013】本発明の化合物は、スーパーオキシドラジ
カル (O2 -.) 、ヒドロキシラジカル(OH .) 、メチルラ
ジカル(CH3 .) 、水素ラジカル(H .) 等の不安定フリー
ラジカルを捕捉するためのスピントラップ剤として有用
であり、特に生体内の不安定ラジカルの捕捉に有用であ
る。例えば、有機合成化学, 29(4), pp.386-399, 1971
、Can. J. Chem., 60(12), pp.1532-1541, 1982 、J.
Org. Chem., 51, pp.4298-4300, 1986 、及び、磁気共
鳴と医学, 4, pp.17-20, 1993 などに記載された方法、
あるいは特願平6-191367号明細書に記載された方法によ
り不安定ラジカルの捕捉を行うことができる。使用量は
一般に0.1 〜0.2 M 程度である。
カル (O2 -.) 、ヒドロキシラジカル(OH .) 、メチルラ
ジカル(CH3 .) 、水素ラジカル(H .) 等の不安定フリー
ラジカルを捕捉するためのスピントラップ剤として有用
であり、特に生体内の不安定ラジカルの捕捉に有用であ
る。例えば、有機合成化学, 29(4), pp.386-399, 1971
、Can. J. Chem., 60(12), pp.1532-1541, 1982 、J.
Org. Chem., 51, pp.4298-4300, 1986 、及び、磁気共
鳴と医学, 4, pp.17-20, 1993 などに記載された方法、
あるいは特願平6-191367号明細書に記載された方法によ
り不安定ラジカルの捕捉を行うことができる。使用量は
一般に0.1 〜0.2 M 程度である。
【0014】本発明のスピントラップ剤は、実験的に発
生させた各種の不安定ラジカルを捕捉することができ
る。例えば、下記の方法により発生させた各種ラジカル
の捕捉を室温で行い、そのESR スペクトルを例えば日本
電子製のESR 装置 (JES-RE3XまたはJES-FR80) 等で測定
することができる。この場合、セルは水溶性専用のもの
を用いることができるが、脱酸素が必要な場合には逆U
字管を接続させたものを使用すればよい。
生させた各種の不安定ラジカルを捕捉することができ
る。例えば、下記の方法により発生させた各種ラジカル
の捕捉を室温で行い、そのESR スペクトルを例えば日本
電子製のESR 装置 (JES-RE3XまたはJES-FR80) 等で測定
することができる。この場合、セルは水溶性専用のもの
を用いることができるが、脱酸素が必要な場合には逆U
字管を接続させたものを使用すればよい。
【0015】O2 -. :ヒポキサンチン (HPX)- キサンチ
ンオキシダーゼ (XOD)による方法. OH :フェントン (Fenton) 反応または H2O2 の光照
射 CH3 . :H2O2-DMSO の光照射 H . :[CH3(CH2)3]3SnH (ベンゼン中)の光照射. CH2OH :H2O2-CH3OHの光照射. CH(CH3)OH : H2O2-C2H5OHの光照射 (CH3)3CO .:[(CH3)3CO]2 (ベンゼン中)の光照射
ンオキシダーゼ (XOD)による方法. OH :フェントン (Fenton) 反応または H2O2 の光照
射 CH3 . :H2O2-DMSO の光照射 H . :[CH3(CH2)3]3SnH (ベンゼン中)の光照射. CH2OH :H2O2-CH3OHの光照射. CH(CH3)OH : H2O2-C2H5OHの光照射 (CH3)3CO .:[(CH3)3CO]2 (ベンゼン中)の光照射
【0016】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに具体的に
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されること
はない。なお、ジエチルエーテルは市販品(関東化学
製、一級)に少量のヒドロキノンと金属ナトリウムワイ
ヤーを加え、数時間還流後、蒸留により精製したものを
用い、エタノール/メタノールは市販品(和光純薬製)
に酸化カルシウムを加え、数時間還流後、蒸留により精
製したものを用いた。その他の試薬は市販品をそのまま
使用した。
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されること
はない。なお、ジエチルエーテルは市販品(関東化学
製、一級)に少量のヒドロキノンと金属ナトリウムワイ
ヤーを加え、数時間還流後、蒸留により精製したものを
用い、エタノール/メタノールは市販品(和光純薬製)
に酸化カルシウムを加え、数時間還流後、蒸留により精
製したものを用いた。その他の試薬は市販品をそのまま
使用した。
【0017】例1:N-ペンタメチルフェニル- α- フェ
ニルニトロンの製造 ペンタメチルベンゼン(14.8 g, 0.1 mol) をクロロホル
ム(50 ml) に溶解して-10 ℃に冷却した。この溶液に硝
酸 (d = 1.5, 21 ml, 0.5 mol)を1時間かけて滴下混合
し、徐々に室温に戻した後、さらに2時間攪拌を続け
た。この反応液を氷水 (250 ml) にあけ、有機層を分離
して NaHCO3 水溶液及び水で順次洗浄した。その後、有
機層を乾燥して溶媒を留去した。残査の結晶をエタノー
ルから再結晶し、ペンタメチルニトロベンゼン 11.0 g
を得た(収率:57% 、m.p. 148-150℃)。MS m/e ; 194
(M+ +1)
ニルニトロンの製造 ペンタメチルベンゼン(14.8 g, 0.1 mol) をクロロホル
ム(50 ml) に溶解して-10 ℃に冷却した。この溶液に硝
酸 (d = 1.5, 21 ml, 0.5 mol)を1時間かけて滴下混合
し、徐々に室温に戻した後、さらに2時間攪拌を続け
た。この反応液を氷水 (250 ml) にあけ、有機層を分離
して NaHCO3 水溶液及び水で順次洗浄した。その後、有
機層を乾燥して溶媒を留去した。残査の結晶をエタノー
ルから再結晶し、ペンタメチルニトロベンゼン 11.0 g
を得た(収率:57% 、m.p. 148-150℃)。MS m/e ; 194
(M+ +1)
【0018】上記のペンタメチルニトロベンゼン (1.0
g, 0.0052 mol)を40〜50℃に加温したメタノール (120
ml) に攪拌しながら溶解した。この溶液に塩化アンモニ
ウム(0.334 g) の水溶液 (3 ml) を攪拌下加え、亜鉛末
(3.0 g)を加えて 40 分間攪拌した。固形物を濾取し、
濾上物をメタノール及び水で順次洗浄後、濾液の溶媒を
留去した。残査の結晶をエタノールから再結晶し、ペン
タメチルヒドロキシアミノベンゼン 0.532 gを黄色針状
晶として得た(収率:57% 、m.p. 150-152℃)。MS m/e
; 163 (M+ -16)
g, 0.0052 mol)を40〜50℃に加温したメタノール (120
ml) に攪拌しながら溶解した。この溶液に塩化アンモニ
ウム(0.334 g) の水溶液 (3 ml) を攪拌下加え、亜鉛末
(3.0 g)を加えて 40 分間攪拌した。固形物を濾取し、
濾上物をメタノール及び水で順次洗浄後、濾液の溶媒を
留去した。残査の結晶をエタノールから再結晶し、ペン
タメチルヒドロキシアミノベンゼン 0.532 gを黄色針状
晶として得た(収率:57% 、m.p. 150-152℃)。MS m/e
; 163 (M+ -16)
【0019】上記のペンタメチルヒドロキシアミノベン
ゼン(0.555 g, 0.0031 mol) を室温で酢酸(5 ml)に攪拌
しながら懸濁させた。この懸濁液にベンズアルデヒド
(0.329g, 0.0031 mol) を加えて3時間攪拌した。この
反応液を氷水中にあけ、エーテルで抽出した後、 NaHCO
3 水溶液及び水で順次洗浄し、有機層をMgSO4 で乾燥し
た。有機層を減圧下に濃縮し、得られた残査の結晶をエ
タノールから再結晶してN-ペンタメチルフェニル -α-
フェニルニトロン 0.311 gを黄色針状晶として得た(収
率:38% 、m.p. 100-101℃)。MS m/e: 251 (M+ -16);
IR(KBr): 1637 cm-1;1H-NMR (CDCl3)δ: 2.07, 2.10及
び 2.20(3s, 15H), 7.33-8.00(m, 5H), 8.07(s, 1H)
ゼン(0.555 g, 0.0031 mol) を室温で酢酸(5 ml)に攪拌
しながら懸濁させた。この懸濁液にベンズアルデヒド
(0.329g, 0.0031 mol) を加えて3時間攪拌した。この
反応液を氷水中にあけ、エーテルで抽出した後、 NaHCO
3 水溶液及び水で順次洗浄し、有機層をMgSO4 で乾燥し
た。有機層を減圧下に濃縮し、得られた残査の結晶をエ
タノールから再結晶してN-ペンタメチルフェニル -α-
フェニルニトロン 0.311 gを黄色針状晶として得た(収
率:38% 、m.p. 100-101℃)。MS m/e: 251 (M+ -16);
IR(KBr): 1637 cm-1;1H-NMR (CDCl3)δ: 2.07, 2.10及
び 2.20(3s, 15H), 7.33-8.00(m, 5H), 8.07(s, 1H)
【0020】例2 例1と同様にして、N-ペンタメチルフェニル -α-(4-カ
ルボキシフェニル) ニトロン(収率 90%, 黄色針状晶,
m.p. 255-257℃, エタノール−水)、及びN-ペンタメチ
ルフェニル -α-(2-スルホン酸フェニル) ニトロン(ナ
トリウム塩, 収率 81%, 黄色結晶, m.p. 300℃以上, 水
−メタノール)を得た。
ルボキシフェニル) ニトロン(収率 90%, 黄色針状晶,
m.p. 255-257℃, エタノール−水)、及びN-ペンタメチ
ルフェニル -α-(2-スルホン酸フェニル) ニトロン(ナ
トリウム塩, 収率 81%, 黄色結晶, m.p. 300℃以上, 水
−メタノール)を得た。
【発明の効果】本発明の化合物はスピントラップ剤とし
て有用である。本発明のスピントラップ剤は熱や光に対
して安定で取り扱いやすいうえ、親水性が高いという特
徴を有している。また、不安定フリーラジカルを効率的
に捕捉することができ、得られたスピンアダクトの寿命
が長く、ESR スペクトルが単純であるという特徴を有す
る。
て有用である。本発明のスピントラップ剤は熱や光に対
して安定で取り扱いやすいうえ、親水性が高いという特
徴を有している。また、不安定フリーラジカルを効率的
に捕捉することができ、得られたスピンアダクトの寿命
が長く、ESR スペクトルが単純であるという特徴を有す
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 下記の式: 【化1】 (式中、R1, R2, 及びR3は独立に水素原子またはC1-6ア
ルキル基を示し、R4は水素原子、カルボキシル基、また
はスルホニル基を示す)で示される化合物。 - 【請求項2】 請求項1に記載の式で示されるスピント
ラップ剤。 - 【請求項3】 R1, R2, 及びR3が同時にメチル基である
請求項2に記載のスピントラップ剤。 - 【請求項4】 請求項2に記載のスピントラップ剤を用
いて不安定フリーラジカル種を捕捉する方法。 - 【請求項5】 生体内の不安定フリーラジカル種を捕捉
する請求項4に記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11685595A JPH08311013A (ja) | 1995-05-16 | 1995-05-16 | 直鎖系スピントラップ剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11685595A JPH08311013A (ja) | 1995-05-16 | 1995-05-16 | 直鎖系スピントラップ剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08311013A true JPH08311013A (ja) | 1996-11-26 |
Family
ID=14697302
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11685595A Pending JPH08311013A (ja) | 1995-05-16 | 1995-05-16 | 直鎖系スピントラップ剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08311013A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006507312A (ja) * | 2002-11-08 | 2006-03-02 | ティーエス ファルマ | α−C−フェニル−N−tert−ブチルニトロンの新規両親媒性誘導体 |
-
1995
- 1995-05-16 JP JP11685595A patent/JPH08311013A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006507312A (ja) * | 2002-11-08 | 2006-03-02 | ティーエス ファルマ | α−C−フェニル−N−tert−ブチルニトロンの新規両親媒性誘導体 |
| JP4771698B2 (ja) * | 2002-11-08 | 2011-09-14 | ティーエス ファルマ | α−C−フェニル−N−tert−ブチルニトロンの新規両親媒性誘導体 |
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