JPH08312062A - 螺旋状金属線を内面に有する樹脂管およびその製造方法 - Google Patents
螺旋状金属線を内面に有する樹脂管およびその製造方法Info
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- JPH08312062A JPH08312062A JP14271995A JP14271995A JPH08312062A JP H08312062 A JPH08312062 A JP H08312062A JP 14271995 A JP14271995 A JP 14271995A JP 14271995 A JP14271995 A JP 14271995A JP H08312062 A JPH08312062 A JP H08312062A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 螺旋状金属線による強度増大作用を十分発揮
でき、しかも樹脂管内面と螺旋状金属線間に水分が溜ま
りにくい、螺旋状金属線を内面に有する樹脂管を提供す
る。 【構成】 熱可塑性樹脂よりなる樹脂管11の内面に配
置された螺旋状金属線21が、該螺旋状金属線の通電に
よる加熱で前記樹脂管内面との接触部を軟化または溶融
し窪ませて形成した螺旋溝12に嵌まっている。
でき、しかも樹脂管内面と螺旋状金属線間に水分が溜ま
りにくい、螺旋状金属線を内面に有する樹脂管を提供す
る。 【構成】 熱可塑性樹脂よりなる樹脂管11の内面に配
置された螺旋状金属線21が、該螺旋状金属線の通電に
よる加熱で前記樹脂管内面との接触部を軟化または溶融
し窪ませて形成した螺旋溝12に嵌まっている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、螺旋状金属線を内面
に有する樹脂管およびその製造方法に関する。
に有する樹脂管およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、螺旋状金属線を内面に有する樹脂
管は、橋梁の施工等に際して補強用部材として多用され
るようになった。この橋梁の施工においては、前記樹脂
管に複数本の鋼線を通し、セメントを充填した後に、前
記鋼線の両端を引っ張りながらセメントを硬化させる。
その際、前記螺旋状金属線は、鋼線が樹脂管内面と接触
して樹脂管を損傷させるのを防ぎ、また樹脂管の周方向
の強度を高める。
管は、橋梁の施工等に際して補強用部材として多用され
るようになった。この橋梁の施工においては、前記樹脂
管に複数本の鋼線を通し、セメントを充填した後に、前
記鋼線の両端を引っ張りながらセメントを硬化させる。
その際、前記螺旋状金属線は、鋼線が樹脂管内面と接触
して樹脂管を損傷させるのを防ぎ、また樹脂管の周方向
の強度を高める。
【0003】従来、前記螺旋状金属線を内面に有する樹
脂管としては、樹脂管の略平滑な内面に刃物で螺旋溝
を切削形成し、その螺旋溝に螺旋状金属線を嵌めたも
の、片面に溝の形成された細長い樹脂製の帯状体を、
前記溝が螺旋状金属線に嵌まるようにして螺旋状金属線
の外周に螺旋状に巻き付け、それにより筒状にされたも
のを内面の螺旋状金属線とともに、内面が平滑な樹脂管
内に押し込んだものなどがある。
脂管としては、樹脂管の略平滑な内面に刃物で螺旋溝
を切削形成し、その螺旋溝に螺旋状金属線を嵌めたも
の、片面に溝の形成された細長い樹脂製の帯状体を、
前記溝が螺旋状金属線に嵌まるようにして螺旋状金属線
の外周に螺旋状に巻き付け、それにより筒状にされたも
のを内面の螺旋状金属線とともに、内面が平滑な樹脂管
内に押し込んだものなどがある。
【0004】しかし、前記のものは、樹脂管内面に螺
旋溝を切削形成するために特殊な刃物が必要となり、し
かも橋梁の施工などに用いられる4m程度の長い樹脂管
にあってはその刃物を用いても螺旋溝の形成が容易とは
言いがたかった。さらに、その螺旋溝を切削形成する際
に切削屑を生じ、作業環境を汚す問題がある。また、そ
の螺旋溝に螺旋状金属線を正しく嵌めるのが面倒である
のみならず、螺旋溝内面に螺旋状金属線が密着せず、螺
旋状金属線による樹脂管の強度増大効果が十分に発揮さ
れないおそれがあった。
旋溝を切削形成するために特殊な刃物が必要となり、し
かも橋梁の施工などに用いられる4m程度の長い樹脂管
にあってはその刃物を用いても螺旋溝の形成が容易とは
言いがたかった。さらに、その螺旋溝を切削形成する際
に切削屑を生じ、作業環境を汚す問題がある。また、そ
の螺旋溝に螺旋状金属線を正しく嵌めるのが面倒である
のみならず、螺旋溝内面に螺旋状金属線が密着せず、螺
旋状金属線による樹脂管の強度増大効果が十分に発揮さ
れないおそれがあった。
【0005】前記のものは、樹脂の細長い帯状体を螺
旋状金属線の外周に巻き付けてできた筒状のものを螺旋
状金属線とともに樹脂管内に押し込むため、その筒状の
ものの表面(前記帯状体表面)と樹脂管内面間に部分的
な隙間を生じ易い。したがって、その隙間に結露した水
分が溜まって冬季に凍結し、樹脂管に亀裂を生じるおそ
れがあった。
旋状金属線の外周に巻き付けてできた筒状のものを螺旋
状金属線とともに樹脂管内に押し込むため、その筒状の
ものの表面(前記帯状体表面)と樹脂管内面間に部分的
な隙間を生じ易い。したがって、その隙間に結露した水
分が溜まって冬季に凍結し、樹脂管に亀裂を生じるおそ
れがあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、螺旋状金
属線による強度増大作用を十分発揮でき、しかも樹脂管
内面と螺旋状金属線間に水分が溜まりにくくできる、螺
旋状金属線を内面に有する樹脂管と、その簡単かつ経済
的な製造方法を提供するものである。
属線による強度増大作用を十分発揮でき、しかも樹脂管
内面と螺旋状金属線間に水分が溜まりにくくできる、螺
旋状金属線を内面に有する樹脂管と、その簡単かつ経済
的な製造方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】まず、螺旋状金属線を内
面に有する樹脂管についての発明は、熱可塑性樹脂より
なる樹脂管の内面に配置された螺旋状金属線が、該螺旋
状金属線の通電による加熱で前記樹脂管内面との接触部
を軟化または溶融しながら窪ませて形成した螺旋溝に嵌
まっていることを特徴とする。
面に有する樹脂管についての発明は、熱可塑性樹脂より
なる樹脂管の内面に配置された螺旋状金属線が、該螺旋
状金属線の通電による加熱で前記樹脂管内面との接触部
を軟化または溶融しながら窪ませて形成した螺旋溝に嵌
まっていることを特徴とする。
【0008】また、螺旋状金属線を内面に有する樹脂管
の製造方法についての発明は、熱可塑性樹脂よりなる樹
脂管内に、該樹脂管の内径より大なる外径の螺旋状金属
線を配置して樹脂管内面を螺旋状金属線で押圧し、次い
で、前記螺旋状金属線に通電して該螺旋状金属線を加熱
し、該螺旋状金属線により押圧される前記樹脂管内面を
軟化または溶融しながら窪ませて螺旋溝を形成するとと
もに、該螺旋溝に前記螺旋状金属線を嵌合させることを
特徴とする。
の製造方法についての発明は、熱可塑性樹脂よりなる樹
脂管内に、該樹脂管の内径より大なる外径の螺旋状金属
線を配置して樹脂管内面を螺旋状金属線で押圧し、次い
で、前記螺旋状金属線に通電して該螺旋状金属線を加熱
し、該螺旋状金属線により押圧される前記樹脂管内面を
軟化または溶融しながら窪ませて螺旋溝を形成するとと
もに、該螺旋溝に前記螺旋状金属線を嵌合させることを
特徴とする。
【0009】
【実施例】以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説
明する。図1はこの発明の一実施例に係る螺旋状金属線
を内面に有する樹脂管の斜視図、図2はその樹脂管を中
心線に沿って切断した断面図、図3はこの発明の製造方
法の一例において螺旋状金属線を治具にセットした状態
を示す図、図4は同実施例において螺旋状金属線を治具
とともに内面が平滑な樹脂管内に挿入した状態を示す断
面図、図5は同実施例の通電加熱時を示す断面図、図6
は同実施例の通電加熱開始前を示す部分拡大断面図、図
7は同実施例の通電加熱終了後を示す部分拡大断面図で
ある。なお、図2、図4および図5の断面図については
理解を容易とするため樹脂管部分のみを断面で示し、螺
旋状金属線は断面とすることなく示した。
明する。図1はこの発明の一実施例に係る螺旋状金属線
を内面に有する樹脂管の斜視図、図2はその樹脂管を中
心線に沿って切断した断面図、図3はこの発明の製造方
法の一例において螺旋状金属線を治具にセットした状態
を示す図、図4は同実施例において螺旋状金属線を治具
とともに内面が平滑な樹脂管内に挿入した状態を示す断
面図、図5は同実施例の通電加熱時を示す断面図、図6
は同実施例の通電加熱開始前を示す部分拡大断面図、図
7は同実施例の通電加熱終了後を示す部分拡大断面図で
ある。なお、図2、図4および図5の断面図については
理解を容易とするため樹脂管部分のみを断面で示し、螺
旋状金属線は断面とすることなく示した。
【0010】図1および図2に示すこの発明の螺旋状金
属線を内面に有する樹脂管10は、ポリエチレン等の熱
可塑性樹脂からなる樹脂管11と、その内面に設けられ
た螺旋状金属線21とよりなる。
属線を内面に有する樹脂管10は、ポリエチレン等の熱
可塑性樹脂からなる樹脂管11と、その内面に設けられ
た螺旋状金属線21とよりなる。
【0011】前記樹脂管11は、所望の内外径および長
さからなり、その内面には後記するように螺旋状金属線
21の通電加熱により軟化または溶融して形成された螺
旋溝12を有し、その螺旋溝12に螺旋状金属線21が
密着性高く嵌まっている。なお、この螺旋溝12と樹脂
管11内面との境界部には、図7に示すように、螺旋状
金属線21の両側面に沿って樹脂管11の内面11bか
ら突出する土手部13が形成され、その土手部13が螺
旋状金属線21の側面を挟んでいる。そのため、螺旋状
金属線21と螺旋溝12との密着性および一体性がより
高くなっている。
さからなり、その内面には後記するように螺旋状金属線
21の通電加熱により軟化または溶融して形成された螺
旋溝12を有し、その螺旋溝12に螺旋状金属線21が
密着性高く嵌まっている。なお、この螺旋溝12と樹脂
管11内面との境界部には、図7に示すように、螺旋状
金属線21の両側面に沿って樹脂管11の内面11bか
ら突出する土手部13が形成され、その土手部13が螺
旋状金属線21の側面を挟んでいる。そのため、螺旋状
金属線21と螺旋溝12との密着性および一体性がより
高くなっている。
【0012】前記螺旋状金属線21は、樹脂管11の補
強および樹脂管11の保護のためのもので、その外径が
前記樹脂管11内径(螺旋溝12部分を除く内径)より
も大きく、かつ樹脂管11の外径より小となっている。
螺旋状金属線21の太さは、前記樹脂管11に求められ
る補強作用および保護作用に応じ、螺旋状金属線21の
材質との兼ね合いで定められる。その材質は、適度な剛
性を有し、しかも通電により加熱し易いものとされ、特
には炭素鋼が好ましい。
強および樹脂管11の保護のためのもので、その外径が
前記樹脂管11内径(螺旋溝12部分を除く内径)より
も大きく、かつ樹脂管11の外径より小となっている。
螺旋状金属線21の太さは、前記樹脂管11に求められ
る補強作用および保護作用に応じ、螺旋状金属線21の
材質との兼ね合いで定められる。その材質は、適度な剛
性を有し、しかも通電により加熱し易いものとされ、特
には炭素鋼が好ましい。
【0013】次に、前記螺旋状金属線を内面に有する樹
脂管10の製造方法の例について示す。まず、図3に示
すように、螺旋状金属線21をその径を縮めるための治
具31にセットする。図示の治具31は、金属棒の一端
に二股部32が形成され、他端の側面に突起部33が形
成されている。この治具31は、まず螺旋状金属線21
内に挿入され、前記二股部32で螺旋状金属線21の一
端22を挟む。この時、螺旋状金属線21の他端は、図
示しない保持固定手段で固定される。そして治具31
は、螺旋状金属線21の一端とともに螺旋状金属線21
の螺旋方向へ所定量回転され、螺旋状金属線21の外径
を、後記する内面略平滑な樹脂管11aの内径より小に
する。その状態で、螺旋状金属線21の他端23に治具
31他端の突起部33が係止され、それにより螺旋状金
属線21が、径の縮んだ状態で維持される。なお、治具
31は図示のもに限られない。また、螺旋状金属線21
の一例として、炭素鋼からなる、太さ3mm、外径80
mm、巻きピッチ20mm、長さ4m10cmのものを
示す。
脂管10の製造方法の例について示す。まず、図3に示
すように、螺旋状金属線21をその径を縮めるための治
具31にセットする。図示の治具31は、金属棒の一端
に二股部32が形成され、他端の側面に突起部33が形
成されている。この治具31は、まず螺旋状金属線21
内に挿入され、前記二股部32で螺旋状金属線21の一
端22を挟む。この時、螺旋状金属線21の他端は、図
示しない保持固定手段で固定される。そして治具31
は、螺旋状金属線21の一端とともに螺旋状金属線21
の螺旋方向へ所定量回転され、螺旋状金属線21の外径
を、後記する内面略平滑な樹脂管11aの内径より小に
する。その状態で、螺旋状金属線21の他端23に治具
31他端の突起部33が係止され、それにより螺旋状金
属線21が、径の縮んだ状態で維持される。なお、治具
31は図示のもに限られない。また、螺旋状金属線21
の一例として、炭素鋼からなる、太さ3mm、外径80
mm、巻きピッチ20mm、長さ4m10cmのものを
示す。
【0014】次いで、図4に示すように、前記治具31
とともに螺旋状金属線21を、内面が略平滑な樹脂管1
1a内に挿入する。その樹脂管11aの一例として、ポ
リエチレン製からなる、外径95mm、内径78mm、
長さ400mmのものを示す。
とともに螺旋状金属線21を、内面が略平滑な樹脂管1
1a内に挿入する。その樹脂管11aの一例として、ポ
リエチレン製からなる、外径95mm、内径78mm、
長さ400mmのものを示す。
【0015】その後、前記治具31を螺旋状金属線21
から外す。それにより螺旋状金属線21は、径を縮める
力が除かれて、図6に示すように、内面略平滑な樹脂管
11aの内面11bに圧着し、その樹脂管11a内面1
1bを押す。
から外す。それにより螺旋状金属線21は、径を縮める
力が除かれて、図6に示すように、内面略平滑な樹脂管
11aの内面11bに圧着し、その樹脂管11a内面1
1bを押す。
【0016】続いて、図5に示すように前記螺旋状金属
線21の両端に電極を接続し、所定時間通電する。それ
により、螺旋状金属線21が加熱され、その熱により螺
旋状金属線21と接する前記樹脂管11aの内面11b
が軟化または溶融し、螺旋状金属線21の復元力からな
る押圧でもって樹脂管11aの内面11bが窪み、図7
に示すような螺旋溝12が形成され、それとともにその
螺旋溝12に螺旋状金属線21が嵌合する。この螺旋溝
12は、軟化または溶融している樹脂管11aの内面
が、前記螺旋状金属線21の復元力で押されてできたも
のであるため、螺旋状金属線21との密着性が高い。
線21の両端に電極を接続し、所定時間通電する。それ
により、螺旋状金属線21が加熱され、その熱により螺
旋状金属線21と接する前記樹脂管11aの内面11b
が軟化または溶融し、螺旋状金属線21の復元力からな
る押圧でもって樹脂管11aの内面11bが窪み、図7
に示すような螺旋溝12が形成され、それとともにその
螺旋溝12に螺旋状金属線21が嵌合する。この螺旋溝
12は、軟化または溶融している樹脂管11aの内面
が、前記螺旋状金属線21の復元力で押されてできたも
のであるため、螺旋状金属線21との密着性が高い。
【0017】また、前記螺旋溝12の形成時、軟化また
は溶融した樹脂管内面11bが螺旋状金属線21により
押されるため、その押された樹脂が図7に示すように螺
旋状金属線21の両側面に沿って樹脂管内面11bから
盛り上がり、突出した土手部13を形成する。この土手
部13により螺旋状金属線21と螺旋溝12の密着がよ
りよくなされ、螺旋状金属線21が樹脂管11aに確実
に固定一体化される。
は溶融した樹脂管内面11bが螺旋状金属線21により
押されるため、その押された樹脂が図7に示すように螺
旋状金属線21の両側面に沿って樹脂管内面11bから
盛り上がり、突出した土手部13を形成する。この土手
部13により螺旋状金属線21と螺旋溝12の密着がよ
りよくなされ、螺旋状金属線21が樹脂管11aに確実
に固定一体化される。
【0018】前記螺旋溝形成時の電流および通電時間
は、樹脂管11aが螺旋状金属線21との接触部付近の
みで軟化または溶融し、樹脂管11aの外形まで変形し
ないようにする必要があり、樹脂管11aおよび螺旋状
金属線21の材質および寸法などに応じて最適条件が選
択される。通常は30〜80アンペア程度の電流を数秒
間流す。なお、前記一例として示した材質および寸法か
らなる樹脂管11aおよび螺旋状金属線21についての
電流および通電時間として、30アンペア程度の電流を
2〜3秒程度流す例を示す。前記電流は直流でも交流で
もよい。
は、樹脂管11aが螺旋状金属線21との接触部付近の
みで軟化または溶融し、樹脂管11aの外形まで変形し
ないようにする必要があり、樹脂管11aおよび螺旋状
金属線21の材質および寸法などに応じて最適条件が選
択される。通常は30〜80アンペア程度の電流を数秒
間流す。なお、前記一例として示した材質および寸法か
らなる樹脂管11aおよび螺旋状金属線21についての
電流および通電時間として、30アンペア程度の電流を
2〜3秒程度流す例を示す。前記電流は直流でも交流で
もよい。
【0019】その後、電極との接続を解除し、前記電極
との接続に利用した螺旋状金属線21の両端22,23
が邪魔な場合には、その両端22,23を切断除去す
る。それにより、図1に示した螺旋状金属線を内面に有
する樹脂管10が得られる。なお、この発明の螺旋状金
属線を内面に有する樹脂管およびその製造方法は、橋梁
のみならず、種々の用途に適用できるものである。
との接続に利用した螺旋状金属線21の両端22,23
が邪魔な場合には、その両端22,23を切断除去す
る。それにより、図1に示した螺旋状金属線を内面に有
する樹脂管10が得られる。なお、この発明の螺旋状金
属線を内面に有する樹脂管およびその製造方法は、橋梁
のみならず、種々の用途に適用できるものである。
【0020】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明の
螺旋状金属線を内面に有する樹脂管によれば、軟化また
は溶融した樹脂管内面を螺旋状金属線の復元力で押すこ
とによって形成された螺旋溝に、復元した螺旋状金属線
が嵌まったものであるため、螺旋溝と螺旋状金属線との
密着一体性が高く、螺旋状金属線による強度増大作用を
十分発揮できる。しかもその螺旋溝と螺旋状金属線との
高い密着性により、樹脂管内面に結露水が溜まりにくい
効果がある。さらに、前記従来品にあっては、樹脂管
と螺旋状金属線の他に、螺旋状金属線の外周に巻き付け
る樹脂の細長い帯状体が必要であるが、この発明にあっ
ては樹脂管と螺旋状金属線のみでよく、経済的である。
螺旋状金属線を内面に有する樹脂管によれば、軟化また
は溶融した樹脂管内面を螺旋状金属線の復元力で押すこ
とによって形成された螺旋溝に、復元した螺旋状金属線
が嵌まったものであるため、螺旋溝と螺旋状金属線との
密着一体性が高く、螺旋状金属線による強度増大作用を
十分発揮できる。しかもその螺旋溝と螺旋状金属線との
高い密着性により、樹脂管内面に結露水が溜まりにくい
効果がある。さらに、前記従来品にあっては、樹脂管
と螺旋状金属線の他に、螺旋状金属線の外周に巻き付け
る樹脂の細長い帯状体が必要であるが、この発明にあっ
ては樹脂管と螺旋状金属線のみでよく、経済的である。
【0021】また、この発明の螺旋状金属線を内面に有
する樹脂管の製造方法によれば、前記のように性能およ
び経済的に優れた製品が得られるのみならず、従来のよ
うに樹脂管内面に特殊な刃物で螺旋溝を切削形成する必
要がないため、作業が簡単になる効果がある。しかも、
切削屑が出ないので、作業環境が良好となる効果もあ
る。また、樹脂の細長い帯状体を螺旋状金属線の外周に
巻き付ける必要がないので、この点でも作業が簡単とな
り経済的となる。
する樹脂管の製造方法によれば、前記のように性能およ
び経済的に優れた製品が得られるのみならず、従来のよ
うに樹脂管内面に特殊な刃物で螺旋溝を切削形成する必
要がないため、作業が簡単になる効果がある。しかも、
切削屑が出ないので、作業環境が良好となる効果もあ
る。また、樹脂の細長い帯状体を螺旋状金属線の外周に
巻き付ける必要がないので、この点でも作業が簡単とな
り経済的となる。
【図1】この発明の一実施例に係る螺旋状金属線を内面
に有する樹脂管の斜視図である。
に有する樹脂管の斜視図である。
【図2】その樹脂管部分のみを中心線に沿って切断した
断面図である。
断面図である。
【図3】この発明の製造方法の一例において螺旋状金属
線を治具にセットした状態を示す図である。
線を治具にセットした状態を示す図である。
【図4】同実施例において螺旋状金属線を治具とともに
内面が略平滑な樹脂管内に挿入した状態について、その
樹脂管部分のみを切断して示す断面図である。
内面が略平滑な樹脂管内に挿入した状態について、その
樹脂管部分のみを切断して示す断面図である。
【図5】同実施例の通電加熱時について、その樹脂管部
分のみを切断してを示す断面図である。
分のみを切断してを示す断面図である。
【図6】同実施例の通電加熱開始前を示す部分拡大断面
図である。
図である。
【図7】同実施例の通電加熱終了後を示す部分拡大断面
図である。
図である。
11:樹脂管 11a:内面が略平滑な樹脂管 12:螺旋溝 13:土手部 21:螺旋状金属線
Claims (2)
- 【請求項1】 熱可塑性樹脂よりなる樹脂管の内面に配
置された螺旋状金属線が、該螺旋状金属線の通電による
加熱で前記樹脂管内面との接触部を軟化または溶融しな
がら窪ませて形成した螺旋溝に嵌まっていることを特徴
とする螺旋状金属線を内面に有する樹脂管。 - 【請求項2】 熱可塑性樹脂よりなる樹脂管内に、該樹
脂管の内径より大なる外径の螺旋状金属線を配置して樹
脂管内面を螺旋状金属線で押圧し、次いで、前記螺旋状
金属線に通電して該螺旋状金属線を加熱し、該螺旋状金
属線により押圧される前記樹脂管内面を軟化または溶融
しながら窪ませて螺旋溝を形成するとともに、該螺旋溝
に前記螺旋状金属線を嵌合させることを特徴とする螺旋
状金属線を内面に有する樹脂管の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14271995A JPH08312062A (ja) | 1995-05-16 | 1995-05-16 | 螺旋状金属線を内面に有する樹脂管およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14271995A JPH08312062A (ja) | 1995-05-16 | 1995-05-16 | 螺旋状金属線を内面に有する樹脂管およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08312062A true JPH08312062A (ja) | 1996-11-26 |
Family
ID=15321993
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14271995A Pending JPH08312062A (ja) | 1995-05-16 | 1995-05-16 | 螺旋状金属線を内面に有する樹脂管およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08312062A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19906374A1 (de) * | 1999-02-16 | 2000-09-14 | Polyethylen Specialisten Sr Gm | Korrosionsschutzrohr und Verfahren zu seiner Herstellung |
-
1995
- 1995-05-16 JP JP14271995A patent/JPH08312062A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19906374A1 (de) * | 1999-02-16 | 2000-09-14 | Polyethylen Specialisten Sr Gm | Korrosionsschutzrohr und Verfahren zu seiner Herstellung |
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