JPH0831208B2 - 薄膜磁気記録ディスク製造プロセス - Google Patents
薄膜磁気記録ディスク製造プロセスInfo
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- JPH0831208B2 JPH0831208B2 JP3283892A JP28389291A JPH0831208B2 JP H0831208 B2 JPH0831208 B2 JP H0831208B2 JP 3283892 A JP3283892 A JP 3283892A JP 28389291 A JP28389291 A JP 28389291A JP H0831208 B2 JPH0831208 B2 JP H0831208B2
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/84—Processes or apparatus specially adapted for manufacturing record carriers
- G11B5/851—Coating a support with a magnetic layer by sputtering
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
- C23C14/00—Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
- C23C14/0021—Reactive sputtering or evaporation
- C23C14/0036—Reactive sputtering
-
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄膜合金磁気記録ディ
スクの製造プロセス、特にこのようなディスクを所定の
保磁力(coercivity)に製造するようなプロセスに関す
る。
スクの製造プロセス、特にこのようなディスクを所定の
保磁力(coercivity)に製造するようなプロセスに関す
る。
【0002】
【従来の技術】薄膜合金磁気記録ディスクは、ニッケル
−リン(NiP)で表面コーティングされたアルミニウ
ム−マグネシウム(AlMg)合金のような基板と、基
板上に磁性層としてスパッタ蒸着されたコバルト基合金
と、磁性層上に形成されたスパッタ蒸着アモルファス炭
素膜のような上塗り保護膜とを含むのが典型的である。
このような薄膜ディスク構造の概説は、米国特許第4、
610、911号及び第4、552、820号に示され
ている。
−リン(NiP)で表面コーティングされたアルミニウ
ム−マグネシウム(AlMg)合金のような基板と、基
板上に磁性層としてスパッタ蒸着されたコバルト基合金
と、磁性層上に形成されたスパッタ蒸着アモルファス炭
素膜のような上塗り保護膜とを含むのが典型的である。
このような薄膜ディスク構造の概説は、米国特許第4、
610、911号及び第4、552、820号に示され
ている。
【0003】保磁力(Hc)は、このようなディスクの
設計において重要なファクターである。高い磁気記録密
度が要求される場合には、記録ヘッドの書込み能力によ
ってのみ制限される高い保磁力を有することが望まし
い。加えて、高い信号対雑音比(SNR)を有するリー
ドバック信号が得られるように、固有の媒体雑音が低い
ことが望ましい。
設計において重要なファクターである。高い磁気記録密
度が要求される場合には、記録ヘッドの書込み能力によ
ってのみ制限される高い保磁力を有することが望まし
い。加えて、高い信号対雑音比(SNR)を有するリー
ドバック信号が得られるように、固有の媒体雑音が低い
ことが望ましい。
【0004】このようなディスクを製造する際の問題点
の1つは、このようなディスクの保磁力を容易に変えて
所定値の保磁力を達成することがこれまで不可能であっ
たことである。選択された保磁力を有するディスクを製
造するための従来のアプローチの1つは、スパッタリン
グターゲットの組成を変えることである。例えば、米国
特許第4、610、911号は、保磁力を変化させるた
めにコバルト−白金(CoPt)合金ディスクにおいて
白金含有量を変えることについて記載している。この方
法は、新しいスパッタリングターゲットをスパッタリン
グチャンバ内に挿入するために製造ラインの閉鎖を要求
するという固有の欠点を有する。保磁力を選択的に変え
るためのもう1つの技法は、ディスク基板と磁性層との
間に下層を使用して、続いて蒸着される磁性層の保磁力
を含む磁気特性を高めることである。この技法は、米国
特許第4、654、276号及び第4、652、499
号に記載されている。これらの特許では、ディスクの保
磁力を改良するために強化層又は核生成層として、それ
ぞれタングステン(W)及びクロム−バナジウム(Cr
V)合金が提唱されている。
の1つは、このようなディスクの保磁力を容易に変えて
所定値の保磁力を達成することがこれまで不可能であっ
たことである。選択された保磁力を有するディスクを製
造するための従来のアプローチの1つは、スパッタリン
グターゲットの組成を変えることである。例えば、米国
特許第4、610、911号は、保磁力を変化させるた
めにコバルト−白金(CoPt)合金ディスクにおいて
白金含有量を変えることについて記載している。この方
法は、新しいスパッタリングターゲットをスパッタリン
グチャンバ内に挿入するために製造ラインの閉鎖を要求
するという固有の欠点を有する。保磁力を選択的に変え
るためのもう1つの技法は、ディスク基板と磁性層との
間に下層を使用して、続いて蒸着される磁性層の保磁力
を含む磁気特性を高めることである。この技法は、米国
特許第4、654、276号及び第4、652、499
号に記載されている。これらの特許では、ディスクの保
磁力を改良するために強化層又は核生成層として、それ
ぞれタングステン(W)及びクロム−バナジウム(Cr
V)合金が提唱されている。
【0005】所望の範囲に渡って保磁力を調整して単一
のスパッタリングターゲットからいくつかの目的の保磁
力を得るために、コバルト基合金ディスク(CoNiP
t、CoPtCr、CoCrTa)のドーパントとして
窒素含有ガス及び酸素含有ガスのような反応性スパッタ
リングガスが使用されている。コバルト基磁性膜のドー
ピングは、アルゴン(Ar)と反応性ガス(例えば、O
2 、N2 、H2 O蒸気)との混合気体中で、磁性膜(又
は下層膜と磁性膜の両方)をスパッタリングすることに
よって達成される。この点で、米国特許第4、749、
459号は、CoPt合金ディスクの保磁力を変えるた
めに、N2 、又はH2 O蒸気のように分離して酸素を放
つガスを使用するスパッタリング・プロセスについて記
載している。”IEEE Transactions on Magnetics, Vol.
24, No. 6, 1988年11月 (2985〜2987頁) ”においてカ
ーン(Khan)らは、CoCrTa合金ディスクの保磁力
を制御するためのO2 、N2 及びH2 O蒸気の使用につ
いて教示している。窒素含有ガス又は酸素含有ガス存在
下でコバルト基合金膜の反応性スパッタリングを使用す
る際の問題点は、完成されたディスクの固有媒体雑音及
びその結果であるSNRへのスパッタリング・プロセス
の影響の予測が不可能なことである。
のスパッタリングターゲットからいくつかの目的の保磁
力を得るために、コバルト基合金ディスク(CoNiP
t、CoPtCr、CoCrTa)のドーパントとして
窒素含有ガス及び酸素含有ガスのような反応性スパッタ
リングガスが使用されている。コバルト基磁性膜のドー
ピングは、アルゴン(Ar)と反応性ガス(例えば、O
2 、N2 、H2 O蒸気)との混合気体中で、磁性膜(又
は下層膜と磁性膜の両方)をスパッタリングすることに
よって達成される。この点で、米国特許第4、749、
459号は、CoPt合金ディスクの保磁力を変えるた
めに、N2 、又はH2 O蒸気のように分離して酸素を放
つガスを使用するスパッタリング・プロセスについて記
載している。”IEEE Transactions on Magnetics, Vol.
24, No. 6, 1988年11月 (2985〜2987頁) ”においてカ
ーン(Khan)らは、CoCrTa合金ディスクの保磁力
を制御するためのO2 、N2 及びH2 O蒸気の使用につ
いて教示している。窒素含有ガス又は酸素含有ガス存在
下でコバルト基合金膜の反応性スパッタリングを使用す
る際の問題点は、完成されたディスクの固有媒体雑音及
びその結果であるSNRへのスパッタリング・プロセス
の影響の予測が不可能なことである。
【0006】
【発明の概要】本発明は、スパッタリングターゲットの
組成を変えることなく、且つ実質的にSNRに影響を与
えずに、薄膜コバルト基合金ディスクの保磁力を選択的
に変化させるためのプロセスである。プロセスは、コバ
ルト、白金及びクロムからなる合金磁性層のスパッタ蒸
着の間、炭化水素ガス(CH4 等)をスパッタリング雰
囲気に導入することを含む。厚さ及びコバルト合金組成
が同一のディスクの保磁力は、スパッタリング雰囲気に
導入される炭化水素ガス量と逆の関係にある。プロセス
はまた、下層が所望される薄膜合金ディスクの製造にお
いても適用できる。炭化水素(CH4 )ドーピング・プ
ロセスは、反応性ガスの相互汚染を除去するために真空
分離チャンバ内でプロセスの各段階(下層、磁性層、上
塗り層等)が起こる最新の単一ディスク(静的蒸着)ス
パッタリング・システムへ最も適用可能である。しかし
ながら、プロセスはまた、全てのディスク層が単一のス
パッタリングチャンバ内で蒸着される連続生産型インラ
イン・スパッタリング・システムにおいても適用でき
る。何故ならば、得られるディスクの保磁力を制御する
ために必要な炭化水素ガスは、比較的低レベルの存在で
は、ディスク構造体の他のどんな膜の形成にも不利な影
響を与えないからである。
組成を変えることなく、且つ実質的にSNRに影響を与
えずに、薄膜コバルト基合金ディスクの保磁力を選択的
に変化させるためのプロセスである。プロセスは、コバ
ルト、白金及びクロムからなる合金磁性層のスパッタ蒸
着の間、炭化水素ガス(CH4 等)をスパッタリング雰
囲気に導入することを含む。厚さ及びコバルト合金組成
が同一のディスクの保磁力は、スパッタリング雰囲気に
導入される炭化水素ガス量と逆の関係にある。プロセス
はまた、下層が所望される薄膜合金ディスクの製造にお
いても適用できる。炭化水素(CH4 )ドーピング・プ
ロセスは、反応性ガスの相互汚染を除去するために真空
分離チャンバ内でプロセスの各段階(下層、磁性層、上
塗り層等)が起こる最新の単一ディスク(静的蒸着)ス
パッタリング・システムへ最も適用可能である。しかし
ながら、プロセスはまた、全てのディスク層が単一のス
パッタリングチャンバ内で蒸着される連続生産型インラ
イン・スパッタリング・システムにおいても適用でき
る。何故ならば、得られるディスクの保磁力を制御する
ために必要な炭化水素ガスは、比較的低レベルの存在で
は、ディスク構造体の他のどんな膜の形成にも不利な影
響を与えないからである。
【0007】本発明の本質及び利点をより詳細に理解す
るために、添付図面と共に記された以下の詳細な記載を
参照すべきである。
るために、添付図面と共に記された以下の詳細な記載を
参照すべきである。
【0008】
【実施例】コバルト基合金ディスクのスパッタリングに
おいて保磁力を制御するために反応性ガスとして炭化水
素ガスを使用することは、反応性スパッタリングガスと
して酸素含有ガス(CO)を使用することによるSNR
への逆効果の研究の間に見出された。COの使用によっ
て予測できない又は望ましくないSNR値が生じる原因
は、COがプラズマで分離して、流量、温度等の関数と
してそれぞれ異なる反応性を示すC及びOの反応性要素
を生成するという事実のためであると考えられた。比較
のために、ドーパントガスとしてCH4 について研究し
た。何故ならば、CH4 は、異なる種、即ちC及びHへ
分離するが、HはCoPtCr膜の磁気特性にあまり影
響を及ぼさないと信じられていたからである。
おいて保磁力を制御するために反応性ガスとして炭化水
素ガスを使用することは、反応性スパッタリングガスと
して酸素含有ガス(CO)を使用することによるSNR
への逆効果の研究の間に見出された。COの使用によっ
て予測できない又は望ましくないSNR値が生じる原因
は、COがプラズマで分離して、流量、温度等の関数と
してそれぞれ異なる反応性を示すC及びOの反応性要素
を生成するという事実のためであると考えられた。比較
のために、ドーパントガスとしてCH4 について研究し
た。何故ならば、CH4 は、異なる種、即ちC及びHへ
分離するが、HはCoPtCr膜の磁気特性にあまり影
響を及ぼさないと信じられていたからである。
【0009】実験は、SFIリサーチ・S−ガン・マグ
ネトロン・スパッタリング・システムで行った。基板
は、500オングストロームのCr膜がArプラズマ中
で蒸着されたシリコン(Si)又はAlMg/NiPデ
ィスクから成り、次に、Co78Pt12Cr10磁性層をC
O及びArの混合ガス中でCr下層上にスパッタした。
ガスの組成(%)は流量比から決定した。 F(CO) ──────────── x 100 = CO% F(CO)+F(Ar) ここで、F(CO)は標準状態下の立方センチメートル
毎分(sccm)で示されるCOの流量であり、F(A
r)はArの流量である。
ネトロン・スパッタリング・システムで行った。基板
は、500オングストロームのCr膜がArプラズマ中
で蒸着されたシリコン(Si)又はAlMg/NiPデ
ィスクから成り、次に、Co78Pt12Cr10磁性層をC
O及びArの混合ガス中でCr下層上にスパッタした。
ガスの組成(%)は流量比から決定した。 F(CO) ──────────── x 100 = CO% F(CO)+F(Ar) ここで、F(CO)は標準状態下の立方センチメートル
毎分(sccm)で示されるCOの流量であり、F(A
r)はArの流量である。
【0010】図1は、Si及びAlMg/NiP基板構
造体の双方について、プラズマ中のCO%へのHcの依
存性を示す。Hcは、CO%が約1.5〜1.6までは
CO%に対して直線的に減少し、その後、CO%が約
2.2において実質的に消失する(Hc<100Oe)
まで急速に降下することに気付く。Cr/CoPtCr
ディスク構造体全体についてもまた、Ar−Co中でス
パッタし、磁性層のみをAr−CO中でスパッタしたと
きと同様の結果が得られた。
造体の双方について、プラズマ中のCO%へのHcの依
存性を示す。Hcは、CO%が約1.5〜1.6までは
CO%に対して直線的に減少し、その後、CO%が約
2.2において実質的に消失する(Hc<100Oe)
まで急速に降下することに気付く。Cr/CoPtCr
ディスク構造体全体についてもまた、Ar−Co中でス
パッタし、磁性層のみをAr−CO中でスパッタしたと
きと同様の結果が得られた。
【0011】次に、Cr及びCo78Pt12Cr10ターゲ
ットを清浄化し、反応性スパッタリングガスとしてCO
の代わりにCH4 を使用して同様の方法で上記実験を繰
り返した。図2は、Hcが1600Oeから約300O
eまでCH4 %に対して直線的に減少することを示す。
プラズマ中のCH4 %を調整することによるHc制御の
再現性は高かった。
ットを清浄化し、反応性スパッタリングガスとしてCO
の代わりにCH4 を使用して同様の方法で上記実験を繰
り返した。図2は、Hcが1600Oeから約300O
eまでCH4 %に対して直線的に減少することを示す。
プラズマ中のCH4 %を調整することによるHc制御の
再現性は高かった。
【0012】異なるCoPtCr組成のターゲット及び
下層構造体についても、CO/CH4 の影響の差異の研
究を行った。図3は、CoPtCr膜のみがAr−CO
中でスパッタされる500ÅCrV/300ÅCo70P
t12Cr18構造体についてCO%へのHcの依存性を示
す。非線型の応答は図1で観察されたのと同様である
が、臨界CO%(Hcが急速に減少し始める点)は、C
o78Pt12Cr10では約1.5CO%(図1)であるの
と比較して、Co70Pt12Cr18では約1CO%であ
る。図4は、HcのCH4 %への依存性がCo70Pt12
Cr18合金の試験された範囲全体に渡って線型に見える
ことを示している。
下層構造体についても、CO/CH4 の影響の差異の研
究を行った。図3は、CoPtCr膜のみがAr−CO
中でスパッタされる500ÅCrV/300ÅCo70P
t12Cr18構造体についてCO%へのHcの依存性を示
す。非線型の応答は図1で観察されたのと同様である
が、臨界CO%(Hcが急速に減少し始める点)は、C
o78Pt12Cr10では約1.5CO%(図1)であるの
と比較して、Co70Pt12Cr18では約1CO%であ
る。図4は、HcのCH4 %への依存性がCo70Pt12
Cr18合金の試験された範囲全体に渡って線型に見える
ことを示している。
【0013】CO及びCH4 ドーピングのSNRに対す
る影響を比較するために、500ÅCrV/300ÅC
o70Pt12Cr18/200ÅH:Cのディスク構造体
(ここで、H:Cは水素化炭素上塗り保護膜を示す)を
テキスチャードAlMg/NiP基板及び研磨したAl
Mg/NiP基板上に製造した。混合ガスは、1175
〜1400エルステッド(Oe)範囲のHc値を得るよ
うに選択した。2000フラックス・リバーサル(flux
reversals)/ミリメートル(fr/mm)でのRMS
媒体雑音電圧(Nm)に対する孤立パルス振幅(So)
の比として測定されるCO及びCH4 ドープディスク構
造体(図5)のSNRデータは、試験された混合ガスの
範囲に渡ってCH4 がSNRに少ししか影響を与えない
か又は全く与えないことを示す。しかしながら、COに
よるドーピングによって、SNRは大幅に減少した(お
よそ3〜4dB)。また、テキスチャード基板及び研磨
基板での値も同様であり、試験された範囲に渡って粗度
はSNRに影響を及ぼさないことを示す。図5の結果は
2000fr/mmにおいて得られたものであるが、3
000fr/mmにおいても同様の影響が測定された。
る影響を比較するために、500ÅCrV/300ÅC
o70Pt12Cr18/200ÅH:Cのディスク構造体
(ここで、H:Cは水素化炭素上塗り保護膜を示す)を
テキスチャードAlMg/NiP基板及び研磨したAl
Mg/NiP基板上に製造した。混合ガスは、1175
〜1400エルステッド(Oe)範囲のHc値を得るよ
うに選択した。2000フラックス・リバーサル(flux
reversals)/ミリメートル(fr/mm)でのRMS
媒体雑音電圧(Nm)に対する孤立パルス振幅(So)
の比として測定されるCO及びCH4 ドープディスク構
造体(図5)のSNRデータは、試験された混合ガスの
範囲に渡ってCH4 がSNRに少ししか影響を与えない
か又は全く与えないことを示す。しかしながら、COに
よるドーピングによって、SNRは大幅に減少した(お
よそ3〜4dB)。また、テキスチャード基板及び研磨
基板での値も同様であり、試験された範囲に渡って粗度
はSNRに影響を及ぼさないことを示す。図5の結果は
2000fr/mmにおいて得られたものであるが、3
000fr/mmにおいても同様の影響が測定された。
【0014】結果は、CoPtCr(2種の異なる組
成)のCOドーピングがCO組成に対するHcの非線型
応答をもたらすと共にSNRが減少することを示してい
る(図1、3及び5)。CoPtCr膜をドープするた
めにCH4 を使用すると、Hcに対する影響は線型にな
り(図2及び4)、試験した組成全体に渡ってSNRの
大幅な減少は見られなかった(図5)。従って、CoP
tCr膜のCH4 ドーピングは、優れた保磁力制御を提
供すると共に、下層(Cr、CrV)と共に磁性膜とし
て使用されたときにSNRを減少させない。CoNi及
びCoCr合金のような他のコバルト合金磁性層のCH
4 ドーピングが、Hc制御のためにCoPtCrと同様
の結果をもたらすことが期待される。
成)のCOドーピングがCO組成に対するHcの非線型
応答をもたらすと共にSNRが減少することを示してい
る(図1、3及び5)。CoPtCr膜をドープするた
めにCH4 を使用すると、Hcに対する影響は線型にな
り(図2及び4)、試験した組成全体に渡ってSNRの
大幅な減少は見られなかった(図5)。従って、CoP
tCr膜のCH4 ドーピングは、優れた保磁力制御を提
供すると共に、下層(Cr、CrV)と共に磁性膜とし
て使用されたときにSNRを減少させない。CoNi及
びCoCr合金のような他のコバルト合金磁性層のCH
4 ドーピングが、Hc制御のためにCoPtCrと同様
の結果をもたらすことが期待される。
【0015】更に、本発明の好ましい実施では反応性ガ
スとしてCH4 (メタン)を使用したが、本発明はま
た、他の炭化水素ガスの使用にも適用できる。このよう
な炭化水素ガスの例としては、C2 H2 、C3 H8 及び
C4 H10等が挙げられる。また、スパッタリング雰囲気
の好ましいホストガスはArであるが、Ne、Kr又は
Xeのような他のホストガスが使用されてもよい。
スとしてCH4 (メタン)を使用したが、本発明はま
た、他の炭化水素ガスの使用にも適用できる。このよう
な炭化水素ガスの例としては、C2 H2 、C3 H8 及び
C4 H10等が挙げられる。また、スパッタリング雰囲気
の好ましいホストガスはArであるが、Ne、Kr又は
Xeのような他のホストガスが使用されてもよい。
【0016】本発明によると、CH4 及びArは、混合
した後、フローコントローラによってスパッタリングチ
ャンバ内へ導入される。CH4 及びArの相対的な流量
は、スパッタリングターゲットから基板上へ形成された
磁性層の保磁力をコントロールするように制御される。
磁性層の特定組成に対する相対流量は、所望の保磁力、
及びCH4 %と保磁力との間の予め決定された関係に基
づいて選択される。この関係は、例えば図2及び図4に
よって示されるように、実験的に決定される。
した後、フローコントローラによってスパッタリングチ
ャンバ内へ導入される。CH4 及びArの相対的な流量
は、スパッタリングターゲットから基板上へ形成された
磁性層の保磁力をコントロールするように制御される。
磁性層の特定組成に対する相対流量は、所望の保磁力、
及びCH4 %と保磁力との間の予め決定された関係に基
づいて選択される。この関係は、例えば図2及び図4に
よって示されるように、実験的に決定される。
【0017】
【発明の効果】従って、本発明のプロセスによって、所
望の組成及び厚さの磁性層を有する薄膜のコバルト、白
金及びクロムからなる合金磁気記録ディスクを、SNR
にあまり影響を与えずに、特に選択された保磁力に従っ
て製造することが可能になった。保磁力は、スパッタリ
ングターゲットを変える必要なく図2及び図4で得られ
る選択されたCH4 %の混合ガスを使用して選択され得
る。本発明は、ディスク上に水素化炭素の上塗り保護膜
を形成することが所望されるとき、付加的な利点を提供
する。このような上塗り膜は、特開昭60−15566
8及び特開昭60−157725に記載されたように、
Ar−炭化水素ガス雰囲気の存在下、炭素ターゲットの
反応性スパッタリングから形成されてもよい。従って、
上記のようにして保磁力を選択的に変化させるための技
法は、コバルト、白金及びクロムからなる合金磁性層及
び水素化炭素上塗り膜が実質的に同一のスパッタリング
雰囲気で形成される生産システムと適合できる。
望の組成及び厚さの磁性層を有する薄膜のコバルト、白
金及びクロムからなる合金磁気記録ディスクを、SNR
にあまり影響を与えずに、特に選択された保磁力に従っ
て製造することが可能になった。保磁力は、スパッタリ
ングターゲットを変える必要なく図2及び図4で得られ
る選択されたCH4 %の混合ガスを使用して選択され得
る。本発明は、ディスク上に水素化炭素の上塗り保護膜
を形成することが所望されるとき、付加的な利点を提供
する。このような上塗り膜は、特開昭60−15566
8及び特開昭60−157725に記載されたように、
Ar−炭化水素ガス雰囲気の存在下、炭素ターゲットの
反応性スパッタリングから形成されてもよい。従って、
上記のようにして保磁力を選択的に変化させるための技
法は、コバルト、白金及びクロムからなる合金磁性層及
び水素化炭素上塗り膜が実質的に同一のスパッタリング
雰囲気で形成される生産システムと適合できる。
【0018】本発明の好ましい実施例について詳細に記
載したが、特許請求の範囲に明示された本発明の範囲か
ら逸脱することなく当業者によってこれらの実施例への
修正及び改造が考えられ得ることは認識されるべきであ
る。
載したが、特許請求の範囲に明示された本発明の範囲か
ら逸脱することなく当業者によってこれらの実施例への
修正及び改造が考えられ得ることは認識されるべきであ
る。
【図1】種々のCo78Pt12Cr10ディスク構造体のH
cをCO流量比の関数として示すグラフである。
cをCO流量比の関数として示すグラフである。
【図2】種々のCo78Pt12Cr10ディスク構造体のH
cをCH4 流量比の関数として示すグラフである。
cをCH4 流量比の関数として示すグラフである。
【図3】種々のCo70Pt12Cr18ディスク構造体のH
cをCO流量比の関数として示すグラフである。
cをCO流量比の関数として示すグラフである。
【図4】種々のCo70Pt12Cr18ディスク構造体のH
cをCH4 流量比の関数として示すグラフである。
cをCH4 流量比の関数として示すグラフである。
【図5】COの反応性スパッタリングで形成されたCo
PtCrディスクのSNRと、CH4 の反応性スパッタ
リングで形成されたディスクのSNRとの比較を示すグ
ラフである。
PtCrディスクのSNRと、CH4 の反応性スパッタ
リングで形成されたディスクのSNRとの比較を示すグ
ラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェイムズ ケント ハワード アメリカ合衆国95037、カリフォルニア州 モーガン ヒル、カーサ グランデ コー ト 2705 (72)発明者 スティーヴン ユージン ランバート アメリカ合衆国95120、カリフォルニア州 サンホゼ、ヒドン クリーク ドライヴ 6506 (56)参考文献 特開 昭61−74141(JP,A) 特開 昭61−94237(JP,A) 特開 平2−68716(JP,A)
Claims (6)
- 【請求項1】 薄膜磁気記録ディスクを製造するための
プロセスにおいて、ホストガス雰囲気を有するスパッタ
リングチャンバ内でコバルト、白金及びクロムからなる
合金磁気層をスパッタ蒸着する工程を含み、前記スパッ
タリングチャンバ内へ炭化水素ガスを導入する工程と炭
化水素ガスの存在下で合金磁気層をスパッタ蒸着する工
程を含むことを特徴とする薄膜磁気記録ディスク製造プ
ロセス。 - 【請求項2】 炭化水素ガスを導入する前記工程は、メ
タンガスを導入する工程である請求項1記載の薄膜磁気
記録ディスク製造プロセス。 - 【請求項3】 メタンガスを導入する前記工程は、所定
の固定流量でメタンガスを導入する工程である請求項2
記載の薄膜磁気記録ディスク製造プロセス。 - 【請求項4】 ホストガス雰囲気を有するスパッタリン
グチャンバ内での蒸着によって、所定の保磁力を有する
コバルト、白金及びクロムからなる合金磁気記録ディス
クを製造するためのプロセスであって、 ディスク基板を提供する工程と、 前記スパッタリングチャンバ内へ所定の流量で炭化水素
ガスを導入する工程と、 ホストガス及び炭化水素ガスの存在下、前記基板上にコ
バルト、白金及びクロムからなる合金磁性層をスパッタ
蒸着する工程と、 を含む薄膜磁気記録ディスク製造プロセス。 - 【請求項5】 磁性層をスパッタ蒸着する前記工程の前
に、前記基板上へ下層をスパッタ蒸着する工程を含む請
求項4記載の薄膜磁気記録ディスク製造。 - 【請求項6】 スパッタリングチャンバ内へ炭化水素ガ
スを導入する前記工程は、メタンを導入する工程である
請求項5記載の薄膜磁気記録ディスク製造プロセス。
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|---|---|---|---|
| US640182 | 1991-01-11 | ||
| US07/640,182 US5149409A (en) | 1991-01-11 | 1991-01-11 | Process for fabricating thin film metal alloy magnetic recording disks to selectively variable coercivities |
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|---|---|
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| JPH0831208B2 true JPH0831208B2 (ja) | 1996-03-27 |
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|---|---|---|---|
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| JP (1) | JPH0831208B2 (ja) |
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-
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- 1991-01-11 US US07/640,182 patent/US5149409A/en not_active Expired - Fee Related
- 1991-10-04 JP JP3283892A patent/JPH0831208B2/ja not_active Expired - Lifetime
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