JPS6194237A - 垂直磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents

垂直磁気記録媒体の製造方法

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JPS6194237A
JPS6194237A JP21441284A JP21441284A JPS6194237A JP S6194237 A JPS6194237 A JP S6194237A JP 21441284 A JP21441284 A JP 21441284A JP 21441284 A JP21441284 A JP 21441284A JP S6194237 A JPS6194237 A JP S6194237A
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magnetic
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Tetsuo Oka
哲雄 岡
Kenji Hayashi
健二 林
Takayoshi Akamatsu
孝義 赤松
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、真空蒸着による垂直磁気記録媒体の製造方法
に関する。
〔従来技術〕
従来の薄膜形の垂直磁気記録媒体としては、C。
−Cr  合金で代表される Co系の合金薄膜が用い
られている。前記Co系合金薄膜は通常スパッタリング
法や電子ビーム蒸着法によって形成されている。しかし
、Co系の合金をスパッタリング法で形成する場合、膜
形成速度が遅いため大量生産に適した製法とは言い難(
、CoとCrを用いた電子ビーム蒸着法による製法の場
合COとCrの融点、飽和蒸気圧などが大きく異なるた
め膜の組成制御が困難などの問題があった。さらに前記
いずれの製法の場合も垂直方向の磁気特性を改善するた
めには、膜形成中に基体を150〜300℃程度の温度
に加熱しなければならないという難点があった。
上記問題点を解決する方法として、  Coを用い。
酸素ガスを導入した真空雰囲気中で電子ビーム蒸着法に
より、垂直方向の Go粉粒子非強磁性のCoo粒子の
2相混合状態よりなる Co系の垂直磁気記録媒体が提
案されている(第7回応用磁気学会学術講演概要集、 
7aA−9〜7aA−B、、 1983゜11)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし前記、Coを用い酸素ガスを導入した真空雰囲気
中で電子ビーム蒸着により、垂直磁気記録媒体を形成す
る製法においても次の欠点がある。
つまり、該製法では導入ガスに酸素ガスのみを使用して
いるため、蒸着時に基体あるいは真空層の内壁などに付
着する Co膜による酸素ガスのゲッタ作用が生じ、真
空雰囲気の圧力が著しく変動する。このため、膜の形成
条件と形成される磁気記録層との磁気特性に再現性がな
い。さらに有機高分子フィルムの長尺基体上に該磁気記
録層を連続的に形成する際、該フィルム長手方向の磁気
特性・膜厚などが不均一となる問題点がある。その上形
成されたCoとCo酸化物より成る磁気記録層の表面に
は亀裂が生じ易い欠点がある。該亀裂の発生は、垂直磁
気記録媒体が本来目的とする高密度記録・再生時のビッ
トエラー、ドロップアウトなどの原因となるため、解消
しなければならない重大な欠点である。
本発明の目的は、上記欠点を解消するものである。すな
わち有機重合体フィルムなどの長尺物基体上に連続的に
磁気記録層を形成する際、長尺物基体長手方向の磁気特
性に変動がなく、かつ磁気記録層の表面に亀裂が少なく
、かつ垂直方向の磁気特性の優れた垂直磁気記録媒体の
製造方法を提供せんとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は次の構成を有する。すなわち本発明は真空雰囲
気中にガスを導入し9強磁性体を蒸発材料とし真空蒸着
により基体上に垂直磁気記録層を形成するに際して、前
記ガスとして化学的活性の小さいガスと酸素ガスを用い
、この両者のガスを同時に導入し、かつガス導入時の基
体近傍の圧力ことを特徴とする垂直磁気記録媒体の製造
方法である。
本発明に使用される蒸発材料の強磁性体とは室温におい
て強磁性またはフェリ磁性を示すものであるが、中でも
室温における飽和磁化が5001mμ10c以上の材料
が好ましい。上記強磁性体としては■ Fe、 Co、
 Ni  などの強磁性金属またはその合金。
■ Fe、 Co、 Ni  などの強磁性金属または
その合金の酸化物または化合物などが使用できる。
さらに具体的には■のFe、 Co、 Niなどの強磁
性金属またはその合金として、 Fe、 Go、 Ni
とFs−Go。
Fe−Ni 、 Co−Ni 、 Fe−Co−Ni 
 などの合金およびこれら単体金属または合金と他の金
属との合金である。他の金属としては具体的にはMo、
 W、 V、 Cr、 Nb。
Ta、 Ti、 Zr、 Re、 Os、 Pd、 P
t、 Rh、 Ru、 Zn、 Mn、 Ce、 Pr
、 Nd。
Pm、 Sm、 Eu、 Cd、 Tb、 Dy、 H
o、 Er、 Tm、 Ybなどである。
■のFe、 Go、 Ni  などの強磁性金属または
その合金の酸化物または化合物としては、γ−Fe、O
,。
Fs、04. Co−y−Fe、O,、Co−P 、 
Go−Ni−Pなどの酸化物あるいは化合物である。
木切では以上述べたような材料を使用できるがこれら材
料の内、結晶磁気異方性または形状磁気異方性が大なる
ため、基体に対し垂直方向への磁気異方性を発現する上
でFeまたはGoまたはこれらの合金を主成分として用
いることがさらに望ましく、最も望ましくはFeまたは
Co iたは両者の合金を75重量係以上として用いる
のが良い。
本発明で用いることのできる基体としては、特に限定さ
れるものではないが、アルミニウム、銅。
鉄、ステンレスなどで代表される金属、ガラス。
セラミックなどの無機材料、プラ、スチツクフイルムな
どの有機重合体材料などがあげられる。特に加工性、成
形性、可撓性が重視される場合には。
有機重合体材料が適しており、中でもポリエチレンテレ
フタレート、ポリエチレンナフタレート。
ポリエチレンジカルボキシレート、などのポリエステル
、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテンなどのポ
リオレフィン、ポリメチルメタアクリレート、ポリカー
ボネート、ポリスルフォン。
ポリアミド、芳香族ポリアミド、ポリフェニレンスルフ
ィド、ポリフェニレンオキサイド、ポリアミドイミド、
ポリイミド、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポ
リ弗化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレン、酢酸
セルローズ、メチルセルローズ、エチルセルローズ、エ
ポキシ樹脂、ウレタン樹脂あるいはこれらの混合物、共
重合物などが適している。特に二軸延伸されたフィルム
シート類は、平面性9寸、法安定性に優れ最も適してお
り、中でもポリエステル、ポリフェニレンスルフィド、
芳香族ポリアミドなどが最も適している。基体の形状と
しては、ドラム状、ディスク状。
シート状、テープ状、カード状等いずれでも良く。
厚みも特に限定されるものではない。シート状。
テープ状、カード状等の場合、加工性9寸法安定性の点
で、厚みは2μ〜500u、中でも4μ〜200μの範
囲が好ましい。
本発明で用いられる基体は9次に述べる磁気記録層の形
成に先だち、易接着化、平面性改良9着色、帯電防止、
耐摩耗性付与等の目的で各種の表面処理や前処理が施さ
れても良い。
本発明において真空雰囲気中に導入されるガスは、化学
的活性の小さいガスと酸素ガスの両者であって、いずれ
か一方だけでは本発明で述べる効果は得られない。
本発明において化学的活性の小さいガスとは。
蒸発材料である強磁性体に吸着されないガスまたは吸着
される速度の遅いガスであり、その内蒸発材料である強
磁性体への化学吸着熱が室温におりて10 K cal
 / mol以下のガスが望ましく、具体的には、 N
、、 Ar、 He、 Ne、 Xe、 Rn、 CH
,、C,H6から選ばれる1種または2種以上のガスを
使用することが望ましい。さらに入手が容易、安価であ
ることなどから工業的規模での使用ではN、、Arが最
も適している。
真空槽内の圧力は、排気口より遠去かるほど圧力が高く
なる圧力分布が存在している。本発明においては該圧力
が重要な要件であるが9本発明に述べる基体近傍の圧力
とは、基体上への磁気記録層形成中心点より直線距離に
て500mm以内で測定した圧力を言う。
本発明で述べる真空蒸着法としては、抵抗加熱蒸着、誘
導加熱蒸着、電子ビーム蒸着、イオンブレーティング、
イオンビーム蒸着、レーザービーム蒸着、アーク放電蒸
着などの真空蒸着法のいずれの方法でも実施が可能であ
るが、保磁力・異方性磁界などの磁気特性を向上する上
で、また速い蒸発速度を得るために電子ビーム蒸着、イ
オンブレーティングなどの方法が適しており、さらに操
作性、量産性などの工業的観点から電子ビーム蒸着が最
も適している。
次に図面に基づいて本発明の製造方法の一例を説明する
。第1図は本発明の製造方法を実施する電子ビーム蒸着
装置の一例である。第1図において巻き出し軸1.ニッ
プロール2.主ドラム6゜ニップロール41巻き取り軸
5によって有機高分子より成る長尺フィルム6の走行系
が構成されている。巻き出し軸1にロール状に巻かれた
有機高分子フィルム6を配設する。フィルム6はニップ
ロール2.主ドラム6、ニップロール4を経て巻き取り
軸5に配設された巻取りコアに巻き取られる。主ドラム
3は有機高分子フィルム乙の裏面を50℃以下に保つよ
うに9例えば通水などによる冷却機能(図示省略)を有
している。14は隔壁であり、該隔壁14によって真空
槽10は上槽15と下槽16とに分けられ、各々排気口
11.12より各々排気されるようになっている。7は
蒸発蒸気流の入射角度を制限するための遮蔽板である。
入射角とは第2図において基体面Cに入射する蒸発蒸気
流Aと基体面Cに立てた法線Bとのなす角θである。第
1図における遮蔽板7は入射角が45度以下の選ばれた
角度を越える蒸発蒸気流が基体面Cに入射しないように
開口部17を有している。8は電子ビーム蒸着器である
上記の装置を使用して9本発明の製造方法により垂直磁
気記録媒体を形成するのであるが、上記した装置にのみ
限定されるものではない。
第1図に示した蒸着装置の長尺フィルム走行系に有機重
合体材料より成る長尺フィルム、例えばポリエチレンテ
レフタレートフィルムを配設し。
電子ビーム蒸着器8の凹部に例えば9を配した状態にて
真空槽10を排気口11.12より各々排気する。上槽
15は圧力が5X10?orr以下になるまで、下槽基
体近傍圧力は5 x 10 Torr以下になるまで各
々排気する。
次イテバリアプルリークバルブ13より、化学的活性の
小さいガスと酸素ガスを基体近傍の圧力が1 x 10
  Torr〜5 x 10  Torrの範囲の内所
定の圧力となるように導入管18を経て基体近傍に導入
する。かかる状態とした後、基体である前記ポリエチレ
ンテレフタレートフィルムを走行させ。
該フィルム上に電子ビーム蒸着により例えば鉄を溶融蒸
発せしめ連続的に垂直方向に磁気異方性を有する磁気記
録層を形成するものである。
真空槽内に導入する化学的活性の小さいガスと酸素ガス
は導入時の基体近傍の圧力が1×10Torr〜5 x
 10  Torrの範囲を逸脱し低圧側では異方性磁
界が低下し、tた高圧側では蒸発速度が低下し、垂直方
向保磁力も低下する。
さらに磁気特性を向上し、速い蒸発速度を得るためには
、基体近傍の圧力が2x10Torr〜2x10  T
orr  の範囲が望ましい。
また化学的活性の小さいガスと酸素ガスの比は体積チで
10/90〜85/15の範囲であることが望ましい。
上記範囲を逸脱し、酸素ガスが90体積係を超えると、
酸素ガスが激しくゲッタ作用を受けるため槽内圧力が変
動し磁気特性が安定せず。
また形成された磁気記録層断面に亀裂が生じ、垂直方向
保磁力・異方性磁界も低下する。一方酸素ガスが15体
積係未満では垂直方向保磁力、異方性磁界が低下し、蒸
発速度も遅くなるので望ましくない。
また化学的活性の小さいガスの分圧は基体近傍の圧力、
前記化学的活性の小さいガスと酸素ガスの比もあり一義
的に定められないがゲッタ作用を低減し、フィルム長手
方向の磁気特性を安定化するためには2 x 10  
Torr 〜1.5 x 10  Torrの範囲の分
圧であることが望ましく、さらに蒸発淳度を低下させな
いためには4.5 x 10  Torr 〜9 x 
10−’Torr  の範囲の分圧であることが望まし
い。
なお本発明の製造方法番こより得られる磁気記会層の厚
さは、%に限定するものでないが実用的には0.03μ
m1〜5μ翼の範囲であり、可撓性、磁気ヘッドとの接
触、詔よび該磁気記録層の成膜速度を考慮した場合0.
05μm〜2. OpImの範囲が望ましい。
〔発明の作用〕
本発明の製造方法により形成された磁気記録層断面の透
過電子顕微鏡写真によると基体に対し垂直方向に明確な
柱状構造が形成されているのが観察できる。一方従来の
酸素ガスのみを導入した製造方法では基体に対し垂直方
向に成長している非常に微細な柱状構造は認められるも
のの本発明の製造方法により形成された磁気記録層の柱
状構造はど明確ではない。
真空雰囲気中に導入するガスは、酸素のほかに窒素、ア
ルゴン、ヘリウム、ネオンなどの化学的活性の小さいガ
スの導入が本発明の重要な要件であるが、該化学的活性
の小さいガスの導入は蒸着雰囲気中の圧力、すなわち前
記した下槽基体近傍の圧力を高めることに寄与している
。化学的活性の小さいガスは酸素ガスとは異なり蒸発金
属との化学反応には関らないため、導入した化学的活性
の小さいガスのほとんどが蒸着雰囲気の圧力を高める作
用をするものと考えられる。蒸着雰囲気中の圧力を高め
ることにより形成される磁気記録層の構成粒子を適度に
成長させ、また基体に対し垂直方向に明確な柱状構造を
形成させるものと考えられる。
酸素ガスのみの導入で該圧力を高めようとした場合、被
蒸着物であるたとえばCoやFeなどの酸化が進行しす
ぎるため形成される磁気記録層の飽和磁化が急激に低下
してしまう。
従来の Goと酸素ガスを導入した反応性蒸着による製
法では必要な飽和磁化の値を満足する圧力範囲と明確な
柱状構造を形成できる圧力範囲が一致しないため磁気特
性を向上できないものと推定される。
しかし9本発明では酸素ガスのほかに化学的活性の小さ
いガスを導入することで必要な飽和磁化と明確な柱状構
造の形成を達成できたものである。
以上述べたように本発明で得られる磁気記録層の基体垂
直方向への磁気異方性は上記柱状構造による形状異方性
によるものと推定される。
また酸素ガスのみの導入では、基体や真空槽壁面に付着
する被蒸着物により酸素ガスがゲッタ作用を受けるため
圧力変動が激しい。−力木発明ではゲッタ作用を受けな
い化学的活性の小さいガスを酸素ガスとともに導入する
ため、圧力変動を抑制できるものと考えられる。
〔特性の測定方法・評価基準〕
(1)  保磁力、異方性磁界の測定方法磁気記録層の
磁気特性は、JIS  C−2561で示されている振
動試料減磁力計法や、自記磁束計法によって測定できる
。磁気特性の測定方法について振動試料型磁力計(理研
電子■製、 BHV−30)によって測定する方法を第
3図により説明する。
第3図において0は原点、たて軸は磁化された磁気記録
層の磁化量CM)を示し、よこ軸は磁気記録層に印加す
る外部磁界(H)を示す。
磁化されていない測定試料の磁気記録層に外部磁界(H
)を一方向に絶えず増加しつつ印加すると、外部磁界(
H)の増加に従って破線矢印の如く磁化量(M)は増大
していく。外部磁界(H)がある値以上になると、それ
以上外部磁界(H)を増しても磁化量(M)は飽和して
、それ以上増大しなくなる。第3図におけるD点がこの
点である。D点における磁化量(M)を飽和磁化(Mg
)と呼ぶ。さらにD点より出発して、逆に外部磁界(H
)を実線矢印の如く減少させていくと、磁化量CM)も
減少をはじめる。外部磁界(H)を0の状態にしても磁
化量CM)は0とならず残留磁化(Mr )の値を残す
。さらに外部磁界(fl)を0を越えて負方向に増大さ
せていくと、磁化量(M)は0となる。この時の外部磁
界(H)の強さを保磁力(Ha )と呼ぶ。さらに外部
磁界(H)を負方向に増大すると磁化量CM)はある値
で飽和する。このイ勤イ負の飽和磁化(第3図E点)で
ある。
さらにE点より出発して再び外部磁界(H)を正方向に
印加をはじめると、磁化量(M)は再び正方向に実線矢
印の如く増大しはじめ、負方向の残留磁化点(−Mr)
を経て、磁化量(M)は0となり、再び最初の正の飽和
磁化点(第3図り点)に戻る。
以上のようにして得られる曲線は、ヒステリシスループ
と呼ばれており、このヒステリシスループにより保磁力
(Ha )を得る。振動試料型磁力計を使用し、外部磁
界を基体面の垂直方向と平行方向に加えた場合のヒステ
リシスループをそれぞれ記録し、垂直方向保磁力・平行
方向保磁力を得る。
次に異方性磁界の測定方法について説明する。
垂直磁気記録媒体の垂直方向への磁気異方性をあられす
指標として異方性磁界(Hk )があり、この値が大き
いほど垂直方向に磁化されやすい優れた垂直磁気記録媒
体と言える。異方性磁界(Hk)の測定方法について第
4図により説明する。第4図において0は原点、たて軸
は磁化された磁気記録層の磁化量(M)を示し、よこ軸
は磁気記録層に印加する外部磁界(H)を示す。第4図
は、試料とする磁気記録層表面に平行方向に外部磁界を
加えた場合のヒステリシスループである。原点0よりヒ
ステリシスルーズに引いた接線と、正の飽和磁化点りを
通り、外部磁界軸(H)と平行に引いた直線との交点F
の外部磁界(H)の値が異方性磁界(Hk )である。
(2)  下槽基体近傍圧力の測定方法圧力の測定は、
基体面への膜形成を妨げない範囲で、できるだけ基体近
傍へ圧力測定子を配設することが望ましいが9本発明で
は磁気記録層形成中心点より直線距離にて500mm以
内の地点に測定子を配設した。なお測定子としては酸素
ガスの影響を受けにくいシュルツゲージ、ペニングゲー
ジなどを使用することが望ましい。
(3)磁気記録層亀裂の有無判定方法 金属顕微鏡(日本光学工業■製、金属顕微鏡“0PTI
PHOT’ )により磁気記録層表面の亀裂状態を判定
した。拡大倍率は80〜1000倍である。
〔実施例〕
以下実施例に基づいて本発明の製造方法の一実施態様を
説明する。
実施例1〜6.比較例1〜6 第1図に示した電子ビーム蒸着装置の上槽圧力。
下槽基体近傍圧力を各々5 xIQ  T@rr以下、
1×10  Torr以下になるまで排気し9次いで窒
素と酸素の混合ガスをバリアプルリークパルプを経て下
槽内に導入し、厚さ50μの2軸延伸されたポリエチレ
ンテレフタレートフィルムを所定の走行速度で走行させ
、電子ビーム蒸着により鉄を溶融蒸発せしめ、前記フィ
ルム上に連続的に磁気記録層を形成する。なお該電子ビ
ーム蒸着装置内部には蒸発蒸気流の入射角が16以下と
なるような開口部を有する遮蔽板を配設し、また前記ポ
リエチレンテレフタレートフィルムの裏面は50℃以下
になるよう冷却ドラムにより冷却した。電子ビーム蒸着
器としては日本真空技術■製EGL−110型を使用し
、該電子ビーム蒸着器用電源として日本真空技術■製、
HP−1610Fを使用した。該電子ビーム蒸着器の凹
部には純度99.9 qb組以上電解鉄を使用した。
上述した製造方法により、導入ガスの窒素と酸素の混合
ガスの組成、導入流量を変えて基体近傍の圧力を1 x
 10  Torr〜5×10  Torrの範囲内で
変化させ磁気記録層を形成した。これらを実施例1〜4
とする。また同様の装置によりアルゴンと酸素の混合ガ
スを導入して、基体近傍の圧力を1 x 10  To
rr 〜5 x 10  Torrの範囲内で変化させ
磁気記録層を形成したものを実施例5.6とする。
また同様の装置により、導入ガスとして酸素のみを導入
した例を比較例1とし、導入ガスとして窒素と酸素の体
積比が5795の混合ガスを導入した例を比較例2とし
、窒素と酸素の体積比が90/10の混合ガスを導入し
た例を比較例3とし。
導入ガスとして窒素ガスのみを導入した例を比較例4と
する。・さらに同様の装置により窒素と酸素の体積比が
10790の混合ガスを導入し、基体近傍の圧力をI 
X 10  Torrより低い圧力で変化させ磁気記録
層を形成した例を比較例5とし、アルゴンと酸素の体積
比が85715の混合ガスを導入し。
基体近傍の圧力を5 x 10  Torrより高い圧
力で変化させ磁気記録層を形成した例を比較例6とする
実施例1〜6.および比較例1〜6の導入ガス。
ガス組成と変化させた基体近傍の圧力範囲について第1
表に示す。
なお磁気記録層の膜厚は2000〜3000”t+にな
るように基体であるポリエチレンテレフタレートフィル
ムの走行速度を変えて調整した。また実施例1〜6.比
較例1〜6の電子ビーム熱着器への投入電力は、4kW
一定で実施した。
実施例1,4.5の導入ガスおよび組成、基体近傍の圧
力と得られた磁気記録層の亀裂の有無について第2表に
示す。また比較例1,2.5について導入ガスおよび組
成、基体近傍圧力と得られた磁気記録層の亀裂の有無に
ついても第2表に示す。
実施例1〜6.比較例1〜6の基体近傍圧力(P)と垂
直方向保磁力(Hel )の関係を第5図に示す。
また基体近傍圧力(P)と異方性磁界(Hk )の関係
を第6図に示す。
第5図、第6図より明らかなように本発明の製造方法に
よる実施例1〜6は垂直方向保磁力、異方性磁界ともに
優れているが、比較例1,3.4は垂直方向保磁力、異
方性磁界ともやや低く、比較例2,5は異方性磁界が低
く、また比較例6は垂直方向保磁力が低い。また比較例
5,4.6は蒸発速度が低下した。
また第2表に示すように磁気記録層の亀裂についても本
発明の圧力範囲である実施例1,4.5には亀裂の発生
がないが、酸素ガスが多い比較例1.2および窒素ガス
と酸素ガスが体積比で10/90で、かつ基体近傍の圧
力が1 x 10  Torrより低い比較例5では亀
裂の発生があり、高密度記録をする垂直磁気記録媒体と
して実用に供し難い。
実施例7,8,9.比較例7,8 第1図に示した電子ビーム蒸着装置の上槽圧力。
下槽基体近傍圧力を各々5 x 10  Torr以下
、1×10  Torr以下になるまで排気し9次いで
窒素と酸素の混合ガスをバリアプルリークパルプを経て
下槽内に導入し、厚さ50μの2軸延伸されたポリエチ
レンテレフタレートフィルムを所定の走行速度で走行さ
せ、電子ビーム蒸着によりコバルトを溶融蒸発せしめ、
前記フィルム上に約801n長さ連続的に磁気記録層を
形成する。なお該電子ビーム蒸着装置内部には、蒸発蒸
気流の入射角が26″以下となるような開口部を有する
遮蔽板を配設し。
また前記ポリエチレンテレフタレートフィルムの裏面は
50“C以下になるよう冷却ドラムにより冷却した。導
入ガスとして体積比79/21の窒素と酸素の混合ガス
を基体近傍圧力が4.8 x 10  Torrまで導
入した例を実施例7とする。また導入ガスとして体積比
で55745の窒素と酸素の混合ガスを使用し、基体近
傍圧力が3.2 X 10  Torr iで導入した
例を実施例8とする。導入ガスとして体積比で10/9
0の窒素と酸素の混合ガスを使用し。
基体近傍の圧力が2.4 X 10  Torrまで導
入した例を実施例9とする。また導入ガスに酸素ガスの
みを使用し、基体近傍圧力が4.5 x 10  To
rrまで導入し磁性層を形成した例を比較例7とし1体
積比で5795の窒素と酸素の混合ガスを52 X 1
0  Torrまで導入した例を比較例8とする。第7
図に実施例7〜9(第7図において実施例7〜9をx7
〜x9とする。)のフィルム長手方向に対応する基体近
傍の圧力(P)と垂直方向保磁力(Hcl )の変化を
示す。また第8図に比較例7,8(第8図において比較
例7,8をY7.Y8とする。)のフィルム長手方向に
対応する基体近傍圧力CP)と垂直方向保磁力(f!c
l)の変化を示す。
第7図と第8図を比較して明らかなとおり比較例7,8
に比べ、これらより酸素ガス組成の少ない実施例7〜9
の方が基体近傍での圧力変動が小さく、基体長手方向で
の垂直方向保磁力が安定している。
また磁気記録層の亀裂についても、酸素ガスが体積比で
90%以下である実施例7〜9には亀裂の発生がないが
、酸素ガスが90%を越える比較例7,8には亀裂の発
生があった。
〔発明の効果〕 以上述べた本発明の垂直磁気記録媒体の製造方法によれ
ば2次のような優れた効果を得ることができる。
(()  ゲッタ作用を低減できるため、有機重合体フ
ィルムなどの長尺物基体上に連続的に、形成した磁気記
録層の磁気特性が長手方向に安定している。
(ロ)得られた磁気記録層表面に亀裂が少ない。
ti  得られた垂直磁化膜の垂直方向保磁力(Hcl
 )、異方性磁界(Hk )などの値が大きく、磁気特
性が優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の製造方法を実施する為の電子ビーム蒸
着装置の一例を示す概略図・、第2図は蒸発蒸気流の入
射角の説明図、第3図は磁気記録層の保磁力をあられす
ヒステリシスループの測定例を示す模式図、第4図は磁
気記録層の異方性磁界をあられすヒステリシスループの
測定例を示す模式図、第5図は実施例、比較例を説明す
る為の基体近傍圧力と垂直方向保磁力の関係を示すグラ
フ。 第6図は基体近傍圧力と異方性磁界の関係を示すグラフ
、第7図、第8図は各々実施例、比較例のフィルム走行
距離に対する垂直方向保磁力の変化および基体近傍圧力
の変化を示すグラフである。 1:巻き出し軸    3:主ドラム 5:巻き取り軸    6:有機高分子フィルム7:遮
蔽板      8:電子ビーム蒸着器9:蒸発材料 
    10:真空槽 11:排気口      12:排気口13:バリアプ
ルリークパルプ 17:開口部      A:蒸発蒸気流B:基体面に
立てた法線 C:基体面 θ:入射角      0:原点 M:磁化量      H:外部磁界 Hk:異方性磁界 第7図 フィJレム走にテS巨島Ii(m) 第S1

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)真空雰囲気中にガスを導入し、強磁性体を蒸発材
    料とし真空蒸着により基体上に垂直磁気記録層を形成す
    るに際して、前記ガスとして化学的活性の小さいガスと
    酸素ガスを用い、この両者のガスを同時に導入し、かつ
    ガス導入時の基体近傍の圧力が1×10^−^3Tor
    r〜5×10^−^2Torrで真空蒸着することを特
    徴とする垂直磁気記録媒体の製造方法。
  2. (2)真空蒸着が電子ビーム蒸着である特許請求範囲第
    1項記載の垂直磁気記録媒体の製造方法。
  3. (3)化学的活性の小さいガスが、窒素、アルゴン、ヘ
    リウム、ネオン、キセノン、ラドン、メタン、エタンか
    ら選ばれる少なくとも1種のガスである特許請求範囲第
    1項記載の垂直磁気記録媒体の製造方法。
  4. (4)化学的活性の小さいガスと酸素ガスの比が体積比
    で10/90〜85/15の範囲である特許請求範囲第
    1項記載の垂直磁気記録媒体の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04276314A (ja) * 1991-01-11 1992-10-01 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 薄膜磁気記録ディスク製造プロセス

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