JPH08312714A - 制御型防振支持装置 - Google Patents
制御型防振支持装置Info
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- JPH08312714A JPH08312714A JP7123752A JP12375295A JPH08312714A JP H08312714 A JPH08312714 A JP H08312714A JP 7123752 A JP7123752 A JP 7123752A JP 12375295 A JP12375295 A JP 12375295A JP H08312714 A JPH08312714 A JP H08312714A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F13/00—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
- F16F13/04—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
- F16F13/26—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper characterised by adjusting or regulating devices responsive to exterior conditions
- F16F13/264—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper characterised by adjusting or regulating devices responsive to exterior conditions comprising means for acting dynamically on the walls bounding a working chamber
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
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- F16F13/04—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
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- F16F13/22—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper characterised by comprising also a dynamic damper
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- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05D—SYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
- G05D19/00—Control of mechanical oscillations, e.g. of amplitude, of frequency, of phase
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Abstract
(57)【要約】
【目的】制御型防振支持装置の異常を検出し、その検出
された異常に応じて適切な対処を行うことにより、信頼
性を向上させる。 【構成】振動低減処理が開始される前に図4の処理を実
行し、先ず、そのステップ201にて漏洩検出信号qを
読み込み、次いでステップ202に移行し漏洩検出信号
qに基づきエンジンマウントの流体室から流体が漏洩し
ているか否かを判定し、漏洩していると判定された場合
には、ステップ203に移行し、振動低減処理の実行を
禁止するとともに、警告灯を例えば赤に点灯させる。一
方、ステップ202の判定が「YES」の場合にはステ
ップ204に移行し、加速度検出信号aを読み込み、次
いで、ステップ205,206の処理によって、エンジ
ンマウント内の磁路部材が変位可能な状態であるか否か
を判定し、それが変位不能であると判定されたら、ステ
ップ203に移行する。
された異常に応じて適切な対処を行うことにより、信頼
性を向上させる。 【構成】振動低減処理が開始される前に図4の処理を実
行し、先ず、そのステップ201にて漏洩検出信号qを
読み込み、次いでステップ202に移行し漏洩検出信号
qに基づきエンジンマウントの流体室から流体が漏洩し
ているか否かを判定し、漏洩していると判定された場合
には、ステップ203に移行し、振動低減処理の実行を
禁止するとともに、警告灯を例えば赤に点灯させる。一
方、ステップ202の判定が「YES」の場合にはステ
ップ204に移行し、加速度検出信号aを読み込み、次
いで、ステップ205,206の処理によって、エンジ
ンマウント内の磁路部材が変位可能な状態であるか否か
を判定し、それが変位不能であると判定されたら、ステ
ップ203に移行する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば車両のエンジ
ン等の振動体を車体等の支持体に支持する装置に関し、
特に、振動体での振動発生状況及び支持体への振動の伝
達状況に応じた制御力を発生可能な制御型防振支持装置
において、その制御型防振支持装置に異常が発生した場
合に適切な対処を行うことにより、システムの信頼性を
向上できるようにしたものである。
ン等の振動体を車体等の支持体に支持する装置に関し、
特に、振動体での振動発生状況及び支持体への振動の伝
達状況に応じた制御力を発生可能な制御型防振支持装置
において、その制御型防振支持装置に異常が発生した場
合に適切な対処を行うことにより、システムの信頼性を
向上できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の防振支持装置としては、
例えば特開平3−24338号公報に開示されたものが
知られている。即ち、上記公報に記載された防振支持装
置は、振動体及び支持体間に介在する支持弾性体と、こ
の支持弾性体によって画成された流体室とを有し、その
流体室には流体を封入する一方、流体室の容積を変動可
能に可動板を弾性体に支持させて配設し、そして、その
可動板を、永久磁石及び電磁石からなる電磁アクチュエ
ータによって適宜変位させて流体室の容積を変動させ、
支持弾性体を拡張方向に弾性変形させて、防振支持装置
に伝達される振動を相殺し得る制御力を発生させてい
た。つまり、可動板は、自身を弾性支持する弾性体の支
持力と、永久磁石による磁力とが釣り合う所定の中立位
置まで電磁アクチュエータ側に引き寄せられるが、電磁
石が発生する磁力を適宜調整すれば可動板に付与される
磁力が増減するから、その可動板と電磁アクチュエータ
との間の隙間は可能な範囲で任意の値に変化することが
でき、流体室の容積を変動させることができるのであ
る。
例えば特開平3−24338号公報に開示されたものが
知られている。即ち、上記公報に記載された防振支持装
置は、振動体及び支持体間に介在する支持弾性体と、こ
の支持弾性体によって画成された流体室とを有し、その
流体室には流体を封入する一方、流体室の容積を変動可
能に可動板を弾性体に支持させて配設し、そして、その
可動板を、永久磁石及び電磁石からなる電磁アクチュエ
ータによって適宜変位させて流体室の容積を変動させ、
支持弾性体を拡張方向に弾性変形させて、防振支持装置
に伝達される振動を相殺し得る制御力を発生させてい
た。つまり、可動板は、自身を弾性支持する弾性体の支
持力と、永久磁石による磁力とが釣り合う所定の中立位
置まで電磁アクチュエータ側に引き寄せられるが、電磁
石が発生する磁力を適宜調整すれば可動板に付与される
磁力が増減するから、その可動板と電磁アクチュエータ
との間の隙間は可能な範囲で任意の値に変化することが
でき、流体室の容積を変動させることができるのであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た公報記載の防振支持装置等の従来の制御型防振支持装
置にあっては、装置に故障や劣化等の異常が発生して
も、それを検出して適切に対処する機能を備えていなか
ったため、仮に故障が生じてしまうと、振動の低減を図
るための装置であるにも関わらず逆に振動を増大させて
しまったり、或いは制御効果が得られないのに装置が作
動して無駄なエネルギが消費されてしまう可能性があっ
た。従って、十分な信頼性を得るためには、故障や劣化
が問題とならない高耐久性の従って高価な部材や部品を
用いなければならないという問題点があった。
た公報記載の防振支持装置等の従来の制御型防振支持装
置にあっては、装置に故障や劣化等の異常が発生して
も、それを検出して適切に対処する機能を備えていなか
ったため、仮に故障が生じてしまうと、振動の低減を図
るための装置であるにも関わらず逆に振動を増大させて
しまったり、或いは制御効果が得られないのに装置が作
動して無駄なエネルギが消費されてしまう可能性があっ
た。従って、十分な信頼性を得るためには、故障や劣化
が問題とならない高耐久性の従って高価な部材や部品を
用いなければならないという問題点があった。
【0004】本発明は、このような従来の技術が有する
未解決の課題に着目してなされたものであって、故障や
劣化等の異常に対して適切な対処を行うことができ、シ
ステムの信頼性を向上することができる制御型防振支持
装置を提供することを目的としている。
未解決の課題に着目してなされたものであって、故障や
劣化等の異常に対して適切な対処を行うことができ、シ
ステムの信頼性を向上することができる制御型防振支持
装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、振動体及び支持体間に介在
し制御振動を発生可能な制御振動源と、前記振動体の振
動発生状態を検出し基準信号として出力する基準信号生
成手段と、前記支持体側の残留振動を検出し残留振動信
号として出力する残留振動検出手段と、前記支持体側の
振動が低減するように前記基準信号及び前記残留振動信
号に基づいて前記制御振動源を駆動する駆動信号を生成
する制御手段と、を備えた制御型防振支持装置におい
て、この制御型防振支持装置の異常を検出する異常検出
手段と、この異常検出手段の検出結果に応じて前記制御
手段の制御状態を変更する制御変更手段と、を設けた。
に、請求項1に係る発明は、振動体及び支持体間に介在
し制御振動を発生可能な制御振動源と、前記振動体の振
動発生状態を検出し基準信号として出力する基準信号生
成手段と、前記支持体側の残留振動を検出し残留振動信
号として出力する残留振動検出手段と、前記支持体側の
振動が低減するように前記基準信号及び前記残留振動信
号に基づいて前記制御振動源を駆動する駆動信号を生成
する制御手段と、を備えた制御型防振支持装置におい
て、この制御型防振支持装置の異常を検出する異常検出
手段と、この異常検出手段の検出結果に応じて前記制御
手段の制御状態を変更する制御変更手段と、を設けた。
【0006】また、請求項2に係る発明は、上記請求項
1に係る発明である制御型防振支持装置において、前記
制御変更手段は、前記制御手段による制御を禁止する制
御禁止手段を有するようにした。そして、請求項3に係
る発明は、上記請求項2に係る発明である制御型防振支
持装置において、前記異常検出手段は、前記駆動信号が
生成されているにも関わらず振動低減効果が得られない
場合に異常を検出したとする故障検出手段を有し、前記
制御禁止手段は、前記故障検出手段が異常を検出した場
合に前記制御手段による制御を禁止するようにした。
1に係る発明である制御型防振支持装置において、前記
制御変更手段は、前記制御手段による制御を禁止する制
御禁止手段を有するようにした。そして、請求項3に係
る発明は、上記請求項2に係る発明である制御型防振支
持装置において、前記異常検出手段は、前記駆動信号が
生成されているにも関わらず振動低減効果が得られない
場合に異常を検出したとする故障検出手段を有し、前記
制御禁止手段は、前記故障検出手段が異常を検出した場
合に前記制御手段による制御を禁止するようにした。
【0007】さらに、請求項4に係る発明は、上記請求
項2又は3に係る発明である制御型防振支持装置におい
て、前記制御振動源は、制御振動を伝達するための流体
が封入された流体封入式の制御振動源であり、前記異常
検出手段は、前記流体の漏洩を検出した場合に異常を検
出したとする漏洩検出手段を有し、前記制御禁止手段
は、前記漏洩検出手段が異常を検出した場合に前記制御
手段による制御を禁止するようにした。
項2又は3に係る発明である制御型防振支持装置におい
て、前記制御振動源は、制御振動を伝達するための流体
が封入された流体封入式の制御振動源であり、前記異常
検出手段は、前記流体の漏洩を検出した場合に異常を検
出したとする漏洩検出手段を有し、前記制御禁止手段
は、前記漏洩検出手段が異常を検出した場合に前記制御
手段による制御を禁止するようにした。
【0008】そして、請求項5に係る発明は、上記請求
項2〜4に係る発明である制御型防振支持装置におい
て、前記制御振動源は、弾性支持された磁化可能な可動
部材と、前記駆動信号に応じて作動して前記可動部材を
変位させる電磁アクチュエータと、を備えた電磁駆動式
の制御振動源であり、前記異常検出手段は、前記可動部
材が前記駆動信号に応じて変位できない状態であること
を検出した場合に異常を検出したとする可動部材状態検
出手段を有し、前記制御禁止手段は、前記可動部材状態
検出手段が異常を検出した場合に前記制御手段による制
御を禁止するようにした。
項2〜4に係る発明である制御型防振支持装置におい
て、前記制御振動源は、弾性支持された磁化可能な可動
部材と、前記駆動信号に応じて作動して前記可動部材を
変位させる電磁アクチュエータと、を備えた電磁駆動式
の制御振動源であり、前記異常検出手段は、前記可動部
材が前記駆動信号に応じて変位できない状態であること
を検出した場合に異常を検出したとする可動部材状態検
出手段を有し、前記制御禁止手段は、前記可動部材状態
検出手段が異常を検出した場合に前記制御手段による制
御を禁止するようにした。
【0009】一方、請求項6に係る発明は、上記請求項
1〜5に係る発明である制御型防振支持装置において、
前記制御変更手段は、前記駆動信号のレベルを低減する
レベル低減手段を有するようにした。また、請求項7に
係る発明は、上記請求項6に係る発明である制御型防振
支持装置において、前記異常検出手段は、前記制御振動
源の温度が所定温度よりも高い場合に異常を検出したと
する高温異常検出手段を有し、前記レベル低減手段は、
前記高温異常検出手段が異常を検出した場合に前記駆動
信号のレベルを低減するようにした。
1〜5に係る発明である制御型防振支持装置において、
前記制御変更手段は、前記駆動信号のレベルを低減する
レベル低減手段を有するようにした。また、請求項7に
係る発明は、上記請求項6に係る発明である制御型防振
支持装置において、前記異常検出手段は、前記制御振動
源の温度が所定温度よりも高い場合に異常を検出したと
する高温異常検出手段を有し、前記レベル低減手段は、
前記高温異常検出手段が異常を検出した場合に前記駆動
信号のレベルを低減するようにした。
【0010】そして、請求項8に係る発明は、上記6又
は7に係る発明である制御型防振支持装置において、前
記制御振動源は、弾性支持された磁化可能な可動部材
と、前記駆動信号に応じて作動して前記可動部材を変位
させる電磁アクチュエータと、を備えた電磁駆動式の制
御振動源であり、前記異常検出手段は、前記可動部材が
前記電磁アクチュエータに衝突している場合に異常を検
出したとする衝突検出手段を有し、前記レベル低減手段
は、前記衝突検出手段が異常を検出した場合に前記駆動
信号のレベルを低減するようにした。
は7に係る発明である制御型防振支持装置において、前
記制御振動源は、弾性支持された磁化可能な可動部材
と、前記駆動信号に応じて作動して前記可動部材を変位
させる電磁アクチュエータと、を備えた電磁駆動式の制
御振動源であり、前記異常検出手段は、前記可動部材が
前記電磁アクチュエータに衝突している場合に異常を検
出したとする衝突検出手段を有し、前記レベル低減手段
は、前記衝突検出手段が異常を検出した場合に前記駆動
信号のレベルを低減するようにした。
【0011】これに対し、請求項9に係る発明は、上記
請求項1〜8に係る発明である制御型防振支持装置にお
いて、前記制御変更手段は、所定のパラメータに応じて
マップを参照して前記駆動信号を読み出すマップ制御を
実行するマップ制御手段を有するようにした。そして、
請求項10に係る発明は、上記請求項9に係る発明であ
る制御型防振支持装置において、前記異常検出手段は、
前記残留振動信号が前記制御手段に入力されていない場
合に異常を検出したとする信号異常検出手段を有し、前
記マップ制御手段は、前記信号異常検出手段が異常を検
出した場合に前記マップ制御を実行するようにした。
請求項1〜8に係る発明である制御型防振支持装置にお
いて、前記制御変更手段は、所定のパラメータに応じて
マップを参照して前記駆動信号を読み出すマップ制御を
実行するマップ制御手段を有するようにした。そして、
請求項10に係る発明は、上記請求項9に係る発明であ
る制御型防振支持装置において、前記異常検出手段は、
前記残留振動信号が前記制御手段に入力されていない場
合に異常を検出したとする信号異常検出手段を有し、前
記マップ制御手段は、前記信号異常検出手段が異常を検
出した場合に前記マップ制御を実行するようにした。
【0012】さらに、請求項11に係る発明は、上記請
求項9又は10に係る発明である制御型防振支持装置に
おいて、前記振動体は車両のエンジンであり、前記支持
体は車体であり、前記所定のパラメータは、エンジン回
転数,エンジン負荷,前記制御振動源の温度,前記制御
振動源の総駆動時間,アイドル回転領域における前記制
御振動源の総駆動時間及び車両の走行距離の内の少なく
とも一つとした。
求項9又は10に係る発明である制御型防振支持装置に
おいて、前記振動体は車両のエンジンであり、前記支持
体は車体であり、前記所定のパラメータは、エンジン回
転数,エンジン負荷,前記制御振動源の温度,前記制御
振動源の総駆動時間,アイドル回転領域における前記制
御振動源の総駆動時間及び車両の走行距離の内の少なく
とも一つとした。
【0013】また、請求項12に係る発明は、上記請求
項9〜11に係る発明である制御型防振支持装置におい
て、前記異常検出手段が異常を検出していないときに前
記マップの内容を更新するマップ更新手段を設けた。そ
して、請求項13に係る発明は、上記請求項1〜12に
係る発明である制御型防振支持装置において、前記駆動
信号は電流であり、その駆動信号としての電流が流れる
配線に、前記異常検出手段及び前記制御変更手段として
のヒューズを設けた。
項9〜11に係る発明である制御型防振支持装置におい
て、前記異常検出手段が異常を検出していないときに前
記マップの内容を更新するマップ更新手段を設けた。そ
して、請求項13に係る発明は、上記請求項1〜12に
係る発明である制御型防振支持装置において、前記駆動
信号は電流であり、その駆動信号としての電流が流れる
配線に、前記異常検出手段及び前記制御変更手段として
のヒューズを設けた。
【0014】また、請求項14に係る発明は、上記請求
項1〜13に係る発明である制御型防振支持装置におい
て、前記制御振動源の動ばね定数を変更する動ばね定数
変更手段を有するようにした。そして、請求項15に係
る発明は、上記請求項14に係る発明である制御型防振
支持装置において、前記制御振動源は、制御振動を伝達
するための流体が封入された流体封入式の制御振動源で
あり、前記動ばね定数変更手段は、前記流体を排出可能
な流体排出機構である。
項1〜13に係る発明である制御型防振支持装置におい
て、前記制御振動源の動ばね定数を変更する動ばね定数
変更手段を有するようにした。そして、請求項15に係
る発明は、上記請求項14に係る発明である制御型防振
支持装置において、前記制御振動源は、制御振動を伝達
するための流体が封入された流体封入式の制御振動源で
あり、前記動ばね定数変更手段は、前記流体を排出可能
な流体排出機構である。
【0015】さらに、請求項16に係る発明は、上記請
求項1〜15に係る発明である制御型防振支持装置にお
いて、前記制御手段は、適応アルゴリズムに従った適応
処理を実行して前記駆動信号を生成する適応処理手段を
有し、前記制御変更手段は、前記適応処理の適応速度に
影響を与える係数の大きさを変更する係数変更手段を有
するようにした。
求項1〜15に係る発明である制御型防振支持装置にお
いて、前記制御手段は、適応アルゴリズムに従った適応
処理を実行して前記駆動信号を生成する適応処理手段を
有し、前記制御変更手段は、前記適応処理の適応速度に
影響を与える係数の大きさを変更する係数変更手段を有
するようにした。
【0016】また、請求項17に係る発明は、上記請求
項16に係る発明である制御型防振支持装置において、
前記異常検出手段は、前記残留振動信号のレベルが所定
レベルを越えて制御が発散傾向にあることを検出した場
合に異常を検出したとする発散予測手段を有し、前記係
数変更手段は、前記発散予測手段が異常を検出した場合
に前記係数の大きさを前記適応速度が遅くなる方向に変
更するようにした。
項16に係る発明である制御型防振支持装置において、
前記異常検出手段は、前記残留振動信号のレベルが所定
レベルを越えて制御が発散傾向にあることを検出した場
合に異常を検出したとする発散予測手段を有し、前記係
数変更手段は、前記発散予測手段が異常を検出した場合
に前記係数の大きさを前記適応速度が遅くなる方向に変
更するようにした。
【0017】そして、請求項18に係る発明は、上記請
求項1〜17に係る発明である制御型防振支持装置にお
いて、前記制御手段は、適応アルゴリズムに従った適応
処理を実行して前記駆動信号を生成する適応処理手段を
有し、前記制御変更手段は、前記異常検出手段が異常を
検出した場合に前記駆動信号の最大値を規制する最大値
規制手段を有するようにした。
求項1〜17に係る発明である制御型防振支持装置にお
いて、前記制御手段は、適応アルゴリズムに従った適応
処理を実行して前記駆動信号を生成する適応処理手段を
有し、前記制御変更手段は、前記異常検出手段が異常を
検出した場合に前記駆動信号の最大値を規制する最大値
規制手段を有するようにした。
【0018】
【作用】請求項1に係る発明にあっては、異常検出手段
によって装置の故障や劣化等の異常が検出されると、制
御変更手段がその異常検出手段の検出結果に応じて制御
手段の制御状態を変更する。このため、この制御型防振
支持装置に仮に異常が発生したとしても、振動を悪化さ
せたり、無駄な制御を実行するようなことが回避され、
制御型防振支持装置の異常による悪影響が最小限に抑え
られる。
によって装置の故障や劣化等の異常が検出されると、制
御変更手段がその異常検出手段の検出結果に応じて制御
手段の制御状態を変更する。このため、この制御型防振
支持装置に仮に異常が発生したとしても、振動を悪化さ
せたり、無駄な制御を実行するようなことが回避され、
制御型防振支持装置の異常による悪影響が最小限に抑え
られる。
【0019】請求項2に係る発明にあっては、制御変更
手段が制御禁止手段を有しているから、制御型防振支持
装置に異常が発生した場合に、制御手段の制御状態を、
その制御禁止手段によって制御禁止状態とすることがで
きる。このため、異常が発生している制御型防振支持装
置を誤作動させることがないから、振動悪化等を招くこ
とがない。
手段が制御禁止手段を有しているから、制御型防振支持
装置に異常が発生した場合に、制御手段の制御状態を、
その制御禁止手段によって制御禁止状態とすることがで
きる。このため、異常が発生している制御型防振支持装
置を誤作動させることがないから、振動悪化等を招くこ
とがない。
【0020】また、請求項3に係る発明にあっては、異
常検出手段が、制御実行中であるにも関わらず振動低減
効果が得られない場合を異常として検出する故障検出手
段を有するから、その故障検出手段が異常を検出した場
合に、制御禁止手段が制御手段を制御禁止状態とすれ
ば、そもそも振動低減効果が得られないのであるから、
無駄な制御を実行するようなことが確実に回避される。
常検出手段が、制御実行中であるにも関わらず振動低減
効果が得られない場合を異常として検出する故障検出手
段を有するから、その故障検出手段が異常を検出した場
合に、制御禁止手段が制御手段を制御禁止状態とすれ
ば、そもそも振動低減効果が得られないのであるから、
無駄な制御を実行するようなことが確実に回避される。
【0021】そして、請求項4に係る発明にあっては、
流体封入式の制御振動源から液体が漏洩してしまうと、
制御振動が伝達できなくなって振動低減効果が得られな
くなるが、漏洩検出手段が流体の漏洩を異常として検出
すると、制御禁止手段が制御手段を制御禁止状態とする
から、無駄な制御を実行するようなことが確実に回避さ
れる。
流体封入式の制御振動源から液体が漏洩してしまうと、
制御振動が伝達できなくなって振動低減効果が得られな
くなるが、漏洩検出手段が流体の漏洩を異常として検出
すると、制御禁止手段が制御手段を制御禁止状態とする
から、無駄な制御を実行するようなことが確実に回避さ
れる。
【0022】さらに、請求項5に係る発明にあっては、
電磁駆動式の制御振動源において、例えば可動部材に破
断や変形が生じてしまった結果、その可動部材が駆動信
号に応じて変位不可能な状態であると、能動的な制御力
を発生することができなくなって振動低減効果が得られ
なくなるが、可動部材状態検出手段が、可動部材が駆動
信号に応じて変位できない状態であることを検出する
と、制御禁止手段が制御手段を制御禁止状態とするか
ら、無駄な制御を実行するようなことが確実に回避され
る。
電磁駆動式の制御振動源において、例えば可動部材に破
断や変形が生じてしまった結果、その可動部材が駆動信
号に応じて変位不可能な状態であると、能動的な制御力
を発生することができなくなって振動低減効果が得られ
なくなるが、可動部材状態検出手段が、可動部材が駆動
信号に応じて変位できない状態であることを検出する
と、制御禁止手段が制御手段を制御禁止状態とするか
ら、無駄な制御を実行するようなことが確実に回避され
る。
【0023】一方、請求項6に係る発明にあっては、制
御変更手段がレベル低減手段を有するから、制御型防振
支持装置に異常が発生した場合に、制御手段から出力さ
れる駆動信号のレベルを、正常時よりも低くすることが
できる。そして、駆動信号のレベルが小さくなると、そ
れだけ制御振動のレベルが小さくなるから、制御型防振
支持装置の構成部材に劣化等が生じた結果の異常であれ
ば、その異常の影響が小さくなるとともに、駆動信号の
出力を止める訳ではないから振動低減効果も零にはなら
ない。
御変更手段がレベル低減手段を有するから、制御型防振
支持装置に異常が発生した場合に、制御手段から出力さ
れる駆動信号のレベルを、正常時よりも低くすることが
できる。そして、駆動信号のレベルが小さくなると、そ
れだけ制御振動のレベルが小さくなるから、制御型防振
支持装置の構成部材に劣化等が生じた結果の異常であれ
ば、その異常の影響が小さくなるとともに、駆動信号の
出力を止める訳ではないから振動低減効果も零にはなら
ない。
【0024】この場合、請求項7に係る発明にあって
は、異常検出手段が、制御振動源が高温状態である場合
を異常として検出する高温異常検出手段を有し、その高
温異常検出手段が異常を検出した場合に、レベル低減手
段が駆動信号のレベルを低く抑えるから、制御振動を発
生する制御振動源が高温状態になると、その制御振動の
レベルが小さくなることになる。すると、制御振動源の
それ以上の温度上昇が避けられる或いは制御振動源の高
温状態が解消されるようになるし、制御振動は発生する
から、振動低減効果も得られる。
は、異常検出手段が、制御振動源が高温状態である場合
を異常として検出する高温異常検出手段を有し、その高
温異常検出手段が異常を検出した場合に、レベル低減手
段が駆動信号のレベルを低く抑えるから、制御振動を発
生する制御振動源が高温状態になると、その制御振動の
レベルが小さくなることになる。すると、制御振動源の
それ以上の温度上昇が避けられる或いは制御振動源の高
温状態が解消されるようになるし、制御振動は発生する
から、振動低減効果も得られる。
【0025】また、請求項8に係る発明にあっては、電
磁駆動式の制御振動源において、例えば可動部材を支持
する部材が延びてしまった結果、制御実行中に可動部材
が電磁アクチュエータに衝突してしまうと、異音が発生
するばかりか、制御振動に不要な周波数成分が重畳され
ることにもなるから、逆に振動を悪化させることにもな
るが、衝突検出手段が、可動部材が電磁アクチュエータ
に衝突していることを検出すると、レベル低減手段が駆
動信号のレベルを低く抑えるから、可動部材の振幅が小
さくなって、可動部材が電磁アクチュエータに衝突する
ことが回避されるようになる。すると、衝突による異音
の発生もなくなるし、ある程度の振動低減効果も得られ
る。
磁駆動式の制御振動源において、例えば可動部材を支持
する部材が延びてしまった結果、制御実行中に可動部材
が電磁アクチュエータに衝突してしまうと、異音が発生
するばかりか、制御振動に不要な周波数成分が重畳され
ることにもなるから、逆に振動を悪化させることにもな
るが、衝突検出手段が、可動部材が電磁アクチュエータ
に衝突していることを検出すると、レベル低減手段が駆
動信号のレベルを低く抑えるから、可動部材の振幅が小
さくなって、可動部材が電磁アクチュエータに衝突する
ことが回避されるようになる。すると、衝突による異音
の発生もなくなるし、ある程度の振動低減効果も得られ
る。
【0026】一方、請求項9に係る発明にあっては、制
御変更手段がマップ制御手段を有するから、異常が発生
したために、残留振動信号等に基づいて駆動信号を生成
する制御が正常に行えない状態となっても、高い精度で
はないが振動低減制御を実行することができる。特に、
請求項10に係る発明のように、異常検出手段が、残留
振動信号が制御手段に入力されていない場合を異常とし
て検出する信号異常検出手段を有し、その信号異常検出
手段が異常を検出した場合に、マップ制御手段がマップ
制御を実行するから、その残留振動信号に応じて駆動信
号を調整できなくても、ある程度の振動低減効果が得ら
れる。
御変更手段がマップ制御手段を有するから、異常が発生
したために、残留振動信号等に基づいて駆動信号を生成
する制御が正常に行えない状態となっても、高い精度で
はないが振動低減制御を実行することができる。特に、
請求項10に係る発明のように、異常検出手段が、残留
振動信号が制御手段に入力されていない場合を異常とし
て検出する信号異常検出手段を有し、その信号異常検出
手段が異常を検出した場合に、マップ制御手段がマップ
制御を実行するから、その残留振動信号に応じて駆動信
号を調整できなくても、ある程度の振動低減効果が得ら
れる。
【0027】請求項11に係る発明は、請求項9又は請
求項10に係る制御型防振支持装置を、車両のエンジン
を車体に防振しつつ支持する所謂アクティブエンジンマ
ウントに適用したものであり、エンジン回転数、エ
ンジン負荷、制御振動源の温度、制御振動源の総駆
動時間、アイドル回転領域における制御振動源の総駆
動時間、車両の走行距離の内の少なくとも一つをマッ
プ制御のパラメータとしているが、これら〜はエン
ジンから車体側に伝達される振動の振幅や位相等に大き
な影響を与える要因である。従って、それら〜の内
の少なくとも一つをパラメータとして駆動信号を決定す
るマップを予め設定し、実際の振動低減制御実行時に
は、そのパラメータに基づいてマップを参照して駆動信
号を決定すれば、基準信号や残留振動信号に基づかなく
ても、ある程度の振動低減効果が得られる。
求項10に係る制御型防振支持装置を、車両のエンジン
を車体に防振しつつ支持する所謂アクティブエンジンマ
ウントに適用したものであり、エンジン回転数、エ
ンジン負荷、制御振動源の温度、制御振動源の総駆
動時間、アイドル回転領域における制御振動源の総駆
動時間、車両の走行距離の内の少なくとも一つをマッ
プ制御のパラメータとしているが、これら〜はエン
ジンから車体側に伝達される振動の振幅や位相等に大き
な影響を与える要因である。従って、それら〜の内
の少なくとも一つをパラメータとして駆動信号を決定す
るマップを予め設定し、実際の振動低減制御実行時に
は、そのパラメータに基づいてマップを参照して駆動信
号を決定すれば、基準信号や残留振動信号に基づかなく
ても、ある程度の振動低減効果が得られる。
【0028】そして、請求項12に係る発明であれば、
マップ更新手段が、異常時のマップ制御で用いるマップ
の内容を、正常時に更新するため、マップの精度が高く
維持される。請求項13に係る発明にあっては、駆動信
号として過電流が流れると、ヒューズが切断されて配線
が断線状態となるから、制御振動源に駆動信号が供給さ
れなくなり、制御手段による制御が不可能な状態にな
る。つまり、配線に設けられたヒューズは、過電流が流
れるという異常を検出する機能(異常検出手段としての
機能)と、異常が検出された後に制御振動源への駆動信
号の供給を禁止する機能(制御変更手段としての機能)
とを兼ね備えるものであり、ヒューズの機能により、何
らかの原因により過電流が流れても、制御振動源本体が
破損することが回避されるし、異常発生後に無駄な制御
が実行され続けることも回避されるから、制御型防振支
持装置の異常による悪影響が最小限となる。
マップ更新手段が、異常時のマップ制御で用いるマップ
の内容を、正常時に更新するため、マップの精度が高く
維持される。請求項13に係る発明にあっては、駆動信
号として過電流が流れると、ヒューズが切断されて配線
が断線状態となるから、制御振動源に駆動信号が供給さ
れなくなり、制御手段による制御が不可能な状態にな
る。つまり、配線に設けられたヒューズは、過電流が流
れるという異常を検出する機能(異常検出手段としての
機能)と、異常が検出された後に制御振動源への駆動信
号の供給を禁止する機能(制御変更手段としての機能)
とを兼ね備えるものであり、ヒューズの機能により、何
らかの原因により過電流が流れても、制御振動源本体が
破損することが回避されるし、異常発生後に無駄な制御
が実行され続けることも回避されるから、制御型防振支
持装置の異常による悪影響が最小限となる。
【0029】請求項14に係る発明にあっては、異常が
発生したために能動的な振動低減制御の実行が不可能に
なった場合等に、制御振動源の動ばね定数を変更し、受
動的な防振支持装置として望ましい特性とすることが可
能になる。特に、請求項15に係る発明のように、流体
封入式の制御振動源を用いた場合には、能動的な振動低
減制御が不可能になると、封入された流体の影響によっ
て制御振動源の動ばね定数が極端に高くなってしまい、
振動伝達率を増大させてしまうことになるが、流体排出
機構によって制御振動源内の流体が排出されれば、制御
振動源の高動ばね化が回避される。
発生したために能動的な振動低減制御の実行が不可能に
なった場合等に、制御振動源の動ばね定数を変更し、受
動的な防振支持装置として望ましい特性とすることが可
能になる。特に、請求項15に係る発明のように、流体
封入式の制御振動源を用いた場合には、能動的な振動低
減制御が不可能になると、封入された流体の影響によっ
て制御振動源の動ばね定数が極端に高くなってしまい、
振動伝達率を増大させてしまうことになるが、流体排出
機構によって制御振動源内の流体が排出されれば、制御
振動源の高動ばね化が回避される。
【0030】請求項16に係る発明にあっては、制御手
段が適応処理手段を有する場合に、その適応処理手段が
実行する適応処理での適応速度は、速いほど最適値へ収
束するまでの時間は短くなるが、制御が発散し易くな
り、逆に、遅いほど最適値への収束時間は長くなるが、
制御は発散し難くなることから、制御変更手段としての
係数変更手段が、適応速度に影響を与える係数の大きさ
を変更するだけで、制御手段の制御特性が変化する。
段が適応処理手段を有する場合に、その適応処理手段が
実行する適応処理での適応速度は、速いほど最適値へ収
束するまでの時間は短くなるが、制御が発散し易くな
り、逆に、遅いほど最適値への収束時間は長くなるが、
制御は発散し難くなることから、制御変更手段としての
係数変更手段が、適応速度に影響を与える係数の大きさ
を変更するだけで、制御手段の制御特性が変化する。
【0031】そして、請求項17に係る発明にあって
は、異常検出手段が、制御の発散傾向を異常として検出
する発散予測手段を有し、その発散予測手段が異常を検
出した場合に、係数変更手段が、係数の大きさを適応速
度が遅くなる方向に変更するから、制御の発散傾向が抑
制又は解消されるようになる。また、制御手段が適応処
理手段を有する場合に、適応アルゴリズムによって逐次
更新される駆動信号(又は、駆動信号の基礎となる数
列)は、異常が発生していなければ振動を低減し得る最
適値に収束するが、異常が発生(例えば、残留振動検出
手段が劣化)すると、最適値から離れた異常値に収束し
ようとし、その異常値が過大であると、駆動信号が成長
し続けるから、そのままでは制御が発散してしまう。し
かし、請求項18に係る発明にあっては、最大値規制手
段によって駆動信号の最大値が規制されるため、制御の
発散が抑制される。
は、異常検出手段が、制御の発散傾向を異常として検出
する発散予測手段を有し、その発散予測手段が異常を検
出した場合に、係数変更手段が、係数の大きさを適応速
度が遅くなる方向に変更するから、制御の発散傾向が抑
制又は解消されるようになる。また、制御手段が適応処
理手段を有する場合に、適応アルゴリズムによって逐次
更新される駆動信号(又は、駆動信号の基礎となる数
列)は、異常が発生していなければ振動を低減し得る最
適値に収束するが、異常が発生(例えば、残留振動検出
手段が劣化)すると、最適値から離れた異常値に収束し
ようとし、その異常値が過大であると、駆動信号が成長
し続けるから、そのままでは制御が発散してしまう。し
かし、請求項18に係る発明にあっては、最大値規制手
段によって駆動信号の最大値が規制されるため、制御の
発散が抑制される。
【0032】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の第1実施例の構成を示す図であ
り、この実施例は、本発明に係る制御型防振支持装置
を、エンジンから車体に伝達される振動を能動的に低減
する所謂アクティブエンジンマウントに適用したもので
ある。
明する。図1は本発明の第1実施例の構成を示す図であ
り、この実施例は、本発明に係る制御型防振支持装置
を、エンジンから車体に伝達される振動を能動的に低減
する所謂アクティブエンジンマウントに適用したもので
ある。
【0033】先ず、構成を説明すると、流体封入式で且
つ電磁駆動式の制御振動源としてのエンジンマウント1
は、周期的な振動を発する振動体としてのエンジン30
への取付け用の取付けボルト2aを上部に一体に備え且
つ内側が空洞で下部が開口した取付部材2を有し、この
取付部材2の下部外面には内筒3の上端部がかしめ止め
されている。
つ電磁駆動式の制御振動源としてのエンジンマウント1
は、周期的な振動を発する振動体としてのエンジン30
への取付け用の取付けボルト2aを上部に一体に備え且
つ内側が空洞で下部が開口した取付部材2を有し、この
取付部材2の下部外面には内筒3の上端部がかしめ止め
されている。
【0034】この内筒3の内側には、取付部材2及び内
筒3の内側の空間を上下に二分するように、それら取付
部材2及び内筒3のかしめ止め部分の下側に挟み込まれ
てダイアフラム4が配設されていて、このダイアフラム
4によって二分された空間のうち、ダイアフラム4の上
側の空間は大気圧に通じ、ダイアフラム4の下側の空間
にはオリフィス構成体5が配設されている。
筒3の内側の空間を上下に二分するように、それら取付
部材2及び内筒3のかしめ止め部分の下側に挟み込まれ
てダイアフラム4が配設されていて、このダイアフラム
4によって二分された空間のうち、ダイアフラム4の上
側の空間は大気圧に通じ、ダイアフラム4の下側の空間
にはオリフィス構成体5が配設されている。
【0035】一方、内筒3の外周面には、内周面及び外
周面の軸方向位置が内周側が高くなるように成形されて
いる円筒状の支持弾性体6の内周面が加硫接着されてい
て、その支持弾性体6の外周面は外筒7の内周面に加硫
接着されている。そして、外筒7の下端部は、上面側が
開口した円筒形のアクチュエータケース8の上部のフラ
ンジ部8Aにかしめ止めされていて、そのアクチュエー
タ保持部材8の下端面からは、支持体としてのメンバ3
5側への取付け用の取付けボルト9が突出している。取
付けボルト9は、その頭部9aが、アクチュエータケー
ス8の内底面の凹部8aに嵌合したキャップ8bの空洞
部に収容されている。
周面の軸方向位置が内周側が高くなるように成形されて
いる円筒状の支持弾性体6の内周面が加硫接着されてい
て、その支持弾性体6の外周面は外筒7の内周面に加硫
接着されている。そして、外筒7の下端部は、上面側が
開口した円筒形のアクチュエータケース8の上部のフラ
ンジ部8Aにかしめ止めされていて、そのアクチュエー
タ保持部材8の下端面からは、支持体としてのメンバ3
5側への取付け用の取付けボルト9が突出している。取
付けボルト9は、その頭部9aが、アクチュエータケー
ス8の内底面の凹部8aに嵌合したキャップ8bの空洞
部に収容されている。
【0036】さらに、アクチュエータケース8の内側に
は、これと同軸にキャップ8b上面に固定された円筒形
のヨーク10Aと、このヨーク10A内の上端面側に軸
を上下に向けて巻き付けられた励磁コイル10Bと、ヨ
ーク10Aの励磁コイル10Bに包囲された部分の上面
に極を上下に向けて固定された永久磁石10Cと、から
構成される電磁アクチュエータ10が配設されている。
なお、アクチュエータケース8内周面と電磁アクチュエ
ータ10外周面との間には、その電磁アクチュエータ1
0を固定するためのアダプタ10aを介在させている。
は、これと同軸にキャップ8b上面に固定された円筒形
のヨーク10Aと、このヨーク10A内の上端面側に軸
を上下に向けて巻き付けられた励磁コイル10Bと、ヨ
ーク10Aの励磁コイル10Bに包囲された部分の上面
に極を上下に向けて固定された永久磁石10Cと、から
構成される電磁アクチュエータ10が配設されている。
なお、アクチュエータケース8内周面と電磁アクチュエ
ータ10外周面との間には、その電磁アクチュエータ1
0を固定するためのアダプタ10aを介在させている。
【0037】また、アクチュエータケース8の開口部側
を覆うように金属製の円形の板ばね11が配設されてい
る。この板ばね11は、その周縁部11aが外筒7下端
部のかしめ止め部分にフランジ部8Aと一体に挟み込ま
れることにより配置されている。そして、その板ばね1
1の中央部11bの裏面側(電磁アクチュエータ10
側)には、リベット等によって磁化可能な材料製(例え
ば、鉄製)の円盤状の磁路部材12が、電磁アクチュエ
ータ10上端面との間で所定のクリアランスを開けるよ
うに固定されている。これら板ばねの中央部11b及び
磁路部材12によって、本発明における可動部材が構成
される。なお、磁路部材12の下面(電磁アクチュエー
タ10側を向く面)の周縁部には、リング状のゴム弾性
体からなるストッパ12aが、その磁路部材12の下面
よりも若干突出するように固定されていて、これによ
り、磁路部材12と電磁アクチュエータ10との直接の
衝突を防止するようになっている。
を覆うように金属製の円形の板ばね11が配設されてい
る。この板ばね11は、その周縁部11aが外筒7下端
部のかしめ止め部分にフランジ部8Aと一体に挟み込ま
れることにより配置されている。そして、その板ばね1
1の中央部11bの裏面側(電磁アクチュエータ10
側)には、リベット等によって磁化可能な材料製(例え
ば、鉄製)の円盤状の磁路部材12が、電磁アクチュエ
ータ10上端面との間で所定のクリアランスを開けるよ
うに固定されている。これら板ばねの中央部11b及び
磁路部材12によって、本発明における可動部材が構成
される。なお、磁路部材12の下面(電磁アクチュエー
タ10側を向く面)の周縁部には、リング状のゴム弾性
体からなるストッパ12aが、その磁路部材12の下面
よりも若干突出するように固定されていて、これによ
り、磁路部材12と電磁アクチュエータ10との直接の
衝突を防止するようになっている。
【0038】さらに、本実施例では、支持弾性体6の下
面及び板ばね11の上面によって画成された部分に流体
室15が形成され、ダイアフラム4及びオリフィス構成
体5によって画成された部分に副流体室16が形成され
ていて、これら流体室15及び副流体室16間が、オリ
フィス構成体5に形成されたオリフィス5aを介して連
通している。なお、これら流体室15,副流体室16及
びオリフィス5a内には流体(例えば、エチレングリコ
ール)が封入されている。
面及び板ばね11の上面によって画成された部分に流体
室15が形成され、ダイアフラム4及びオリフィス構成
体5によって画成された部分に副流体室16が形成され
ていて、これら流体室15及び副流体室16間が、オリ
フィス構成体5に形成されたオリフィス5aを介して連
通している。なお、これら流体室15,副流体室16及
びオリフィス5a内には流体(例えば、エチレングリコ
ール)が封入されている。
【0039】かかるオリフィス5aの流路形状等で決ま
る流体マウントとしての特性は、走行中のエンジンシェ
イク発生時、つまり5〜15Hzでエンジンマウント1
が加振された際に高動ばね定数,高減衰力を示すように
調整されている。そして、電磁アクチュエータ10の励
磁コイル10Bは、H型ブリッジ回路等からなる駆動回
路19に図示しないハーネスを介して接続されるととも
に、その駆動回路19は、コントローラ20にやはり図
示しないハーネスを介して接続されていて、その駆動回
路19は、コントローラ20から供給される駆動信号y
に応じた方向及び大きさの制御電流Iを、励磁コイル1
0Bに供給するようになっている。
る流体マウントとしての特性は、走行中のエンジンシェ
イク発生時、つまり5〜15Hzでエンジンマウント1
が加振された際に高動ばね定数,高減衰力を示すように
調整されている。そして、電磁アクチュエータ10の励
磁コイル10Bは、H型ブリッジ回路等からなる駆動回
路19に図示しないハーネスを介して接続されるととも
に、その駆動回路19は、コントローラ20にやはり図
示しないハーネスを介して接続されていて、その駆動回
路19は、コントローラ20から供給される駆動信号y
に応じた方向及び大きさの制御電流Iを、励磁コイル1
0Bに供給するようになっている。
【0040】コントローラ20は、マイクロコンピュー
タ,必要なインタフェース回路,A/D変換器,D/A
変換器等を含んで構成されていて、オリフィス5aを通
じて流体室15及び副流体室16間で流体が移動不可能
な周波数帯域の振動、つまり上述したエンジンシェイク
よりも高周波の振動であるアイドル振動やこもり音振動
・加速時振動が入力されている場合には、その振動と同
じ周期の制御振動がエンジンマウント1に発生して、メ
ンバ35への振動の伝達力が“0”となるように(より
具体的には、エンジン30側の振動によってエンジンマ
ウント1に入力される加振力が、電磁アクチュエータ1
0の電磁力によって得られる制御力で相殺されるよう
に)、駆動信号yを生成し駆動回路19に供給するよう
になっている。
タ,必要なインタフェース回路,A/D変換器,D/A
変換器等を含んで構成されていて、オリフィス5aを通
じて流体室15及び副流体室16間で流体が移動不可能
な周波数帯域の振動、つまり上述したエンジンシェイク
よりも高周波の振動であるアイドル振動やこもり音振動
・加速時振動が入力されている場合には、その振動と同
じ周期の制御振動がエンジンマウント1に発生して、メ
ンバ35への振動の伝達力が“0”となるように(より
具体的には、エンジン30側の振動によってエンジンマ
ウント1に入力される加振力が、電磁アクチュエータ1
0の電磁力によって得られる制御力で相殺されるよう
に)、駆動信号yを生成し駆動回路19に供給するよう
になっている。
【0041】ここで、アイドル振動やこもり音振動は、
例えばレシプロ4気筒エンジンの場合、エンジン回転2
次成分のエンジン振動がエンジンマウント1を介してメ
ンバ35に伝達されることが主な原因であるから、その
エンジン回転2次成分に同期して駆動信号yを生成し出
力すれば、振動伝達率の低減が可能となる。そこで、本
実施例では、エンジン30のクランク軸の回転に同期し
た(例えば、レシプロ4気筒エンジンの場合には、クラ
ンク軸が180度回転する度に一つの)インパルス信号
を生成し基準信号xとして出力する基準信号生成手段と
してのパルス信号生成器21を設けていて、その基準信
号xが、エンジン30における振動の発生状態を表す信
号としてコントローラ20に供給されるようになってい
る。
例えばレシプロ4気筒エンジンの場合、エンジン回転2
次成分のエンジン振動がエンジンマウント1を介してメ
ンバ35に伝達されることが主な原因であるから、その
エンジン回転2次成分に同期して駆動信号yを生成し出
力すれば、振動伝達率の低減が可能となる。そこで、本
実施例では、エンジン30のクランク軸の回転に同期し
た(例えば、レシプロ4気筒エンジンの場合には、クラ
ンク軸が180度回転する度に一つの)インパルス信号
を生成し基準信号xとして出力する基準信号生成手段と
してのパルス信号生成器21を設けていて、その基準信
号xが、エンジン30における振動の発生状態を表す信
号としてコントローラ20に供給されるようになってい
る。
【0042】一方、メンバ35には、エンジンマウント
1の取り付け位置に近接して、メンバ35の振動状況を
加速度の形で検出し残留振動信号eとして出力する残留
振動検出手段としての加速度センサ22が固定されてい
て、その残留振動信号eが、干渉後における振動を表す
信号としてコントローラ20に供給されるようになって
いる。
1の取り付け位置に近接して、メンバ35の振動状況を
加速度の形で検出し残留振動信号eとして出力する残留
振動検出手段としての加速度センサ22が固定されてい
て、その残留振動信号eが、干渉後における振動を表す
信号としてコントローラ20に供給されるようになって
いる。
【0043】そして、コントローラ20は、それら基準
信号x及び残留振動信号eに基づき、逐次更新形の適応
アルゴリズムの一つであるFiltered−X LM
Sアルゴリズム、より具体的には、同期式Filter
ed−X LMSアルゴリズムに従った適応処理を実行
して、駆動信号yを生成し出力する。即ち、コントロー
ラ20は、フィルタ係数Wi (i=0,1,2,…,I
−1:Iはタップ数)可変の適応ディジタルフィルタW
を有していて、最新の基準信号xが入力された時点から
所定サンプリング・クロックの間隔で、その適応ディジ
タルフィルタWのフィルタ係数Wi を順番に駆動信号y
として出力する一方、エンジン30からエンジンマウン
ト1を介してメンバ35に伝達される振動が低減するよ
うに、基準信号x及び残留振動信号eに基づいて適応デ
ィジタルフィルタWのフィルタ係数Wi を適宜更新する
処理を実行する。
信号x及び残留振動信号eに基づき、逐次更新形の適応
アルゴリズムの一つであるFiltered−X LM
Sアルゴリズム、より具体的には、同期式Filter
ed−X LMSアルゴリズムに従った適応処理を実行
して、駆動信号yを生成し出力する。即ち、コントロー
ラ20は、フィルタ係数Wi (i=0,1,2,…,I
−1:Iはタップ数)可変の適応ディジタルフィルタW
を有していて、最新の基準信号xが入力された時点から
所定サンプリング・クロックの間隔で、その適応ディジ
タルフィルタWのフィルタ係数Wi を順番に駆動信号y
として出力する一方、エンジン30からエンジンマウン
ト1を介してメンバ35に伝達される振動が低減するよ
うに、基準信号x及び残留振動信号eに基づいて適応デ
ィジタルフィルタWのフィルタ係数Wi を適宜更新する
処理を実行する。
【0044】適応ディジタルフィルタWの更新式は、F
iltered−X LMSアルゴリズムに従った下記
の(1)式のようになる。 Wi (n+1)=Wi (n)−μRT e(n) ……(1) ここで、(n)が付く項は時刻nにおける値であること
を表し、また、μは収束係数と呼ばれる係数であってフ
ィルタ係数Wi の適応速度や適応時の安定性に関与する
係数である。RT は、理論的には、基準信号xを、電磁
アクチュエータ10及び加速度センサ22間の伝達関数
Cをモデル化した伝達関数フィルタC^でフィルタ処理
した値(更新用のリファレンス信号若しくはFiltered-X
信号)であるが、この実施例では同期式Filtere
d−X LMSアルゴリズムを適用した結果基準信号x
がインパルス列であるため、伝達関数フィルタC^のイ
ンパルス応答を基準信号xに同期して次々に生成した場
合のそれらインパルス応答波形の時刻nにおける和に一
致する。
iltered−X LMSアルゴリズムに従った下記
の(1)式のようになる。 Wi (n+1)=Wi (n)−μRT e(n) ……(1) ここで、(n)が付く項は時刻nにおける値であること
を表し、また、μは収束係数と呼ばれる係数であってフ
ィルタ係数Wi の適応速度や適応時の安定性に関与する
係数である。RT は、理論的には、基準信号xを、電磁
アクチュエータ10及び加速度センサ22間の伝達関数
Cをモデル化した伝達関数フィルタC^でフィルタ処理
した値(更新用のリファレンス信号若しくはFiltered-X
信号)であるが、この実施例では同期式Filtere
d−X LMSアルゴリズムを適用した結果基準信号x
がインパルス列であるため、伝達関数フィルタC^のイ
ンパルス応答を基準信号xに同期して次々に生成した場
合のそれらインパルス応答波形の時刻nにおける和に一
致する。
【0045】また、理論的には、適応ディジタルフィル
タWで基準信号xをフィルタ処理して駆動信号yを生成
することになり、フィルタ処理はディジタル演算では畳
み込み演算に該当するが、基準信号xがインパルス列で
あるので、上述したように最新の基準信号xが入力され
た時点から、所定サンプリング・クロックの間隔で適応
ディジタルフィルタWの各フィルタ係数Wi を順番に駆
動信号yとして出力しても、フィルタ処理の結果を駆動
信号yとしたのと同じ結果になる。
タWで基準信号xをフィルタ処理して駆動信号yを生成
することになり、フィルタ処理はディジタル演算では畳
み込み演算に該当するが、基準信号xがインパルス列で
あるので、上述したように最新の基準信号xが入力され
た時点から、所定サンプリング・クロックの間隔で適応
ディジタルフィルタWの各フィルタ係数Wi を順番に駆
動信号yとして出力しても、フィルタ処理の結果を駆動
信号yとしたのと同じ結果になる。
【0046】一方、エンジンマウント1のオリフィス構
成体5の下面(流体室15を画成する面)には、流体室
15内が流体で満たされていることを検出するための漏
洩センサ23が固定されている。かかる漏洩センサ23
としては、例えば、酸素を検知するO2 センサ、流体の
圧力を検知する圧力センサ、流体を介して導通が保たれ
るスイッチ、フロートの浮き沈みを利用したスイッチ等
を適用することができる。そして、漏洩センサ23は、
流体室15内が流体で満たされている場合には論理値
“1”の漏洩検出信号qを、満たされていない場合には
論理値“0”の漏洩検出信号qを、コントローラ20に
供給するようになっている。
成体5の下面(流体室15を画成する面)には、流体室
15内が流体で満たされていることを検出するための漏
洩センサ23が固定されている。かかる漏洩センサ23
としては、例えば、酸素を検知するO2 センサ、流体の
圧力を検知する圧力センサ、流体を介して導通が保たれ
るスイッチ、フロートの浮き沈みを利用したスイッチ等
を適用することができる。そして、漏洩センサ23は、
流体室15内が流体で満たされている場合には論理値
“1”の漏洩検出信号qを、満たされていない場合には
論理値“0”の漏洩検出信号qを、コントローラ20に
供給するようになっている。
【0047】また、エンジンマウント1の板ばね11の
中央部11b上面には、その中央部11bの上下方向加
速度を検出するための加速度センサ24が固定されてい
て、加速度センサ24が検出した加速度信号aが、コン
トローラ20に供給されるようになっている。そして、
エンジンマウント1のアダプタ10aの内側には、電磁
アクチュエータ10のヨーク10Aに近接するように例
えば熱電対等からなる温度センサ25が配設されてい
て、温度センサ25が検出した温度検出信号tが、コン
トローラ20に供給されるようになっている。
中央部11b上面には、その中央部11bの上下方向加
速度を検出するための加速度センサ24が固定されてい
て、加速度センサ24が検出した加速度信号aが、コン
トローラ20に供給されるようになっている。そして、
エンジンマウント1のアダプタ10aの内側には、電磁
アクチュエータ10のヨーク10Aに近接するように例
えば熱電対等からなる温度センサ25が配設されてい
て、温度センサ25が検出した温度検出信号tが、コン
トローラ20に供給されるようになっている。
【0048】さらに、エンジンマウント1には流体室1
5に連通するように配管26が差し込まれていて、その
配管26の先端部には、手動により開閉自在なバルブ2
7が設けられている。つまり、バルブ27を開状態とす
ることにより、流体室15内の流体は配管26を通じて
排出できるようになっている。なお、通常は、バルブ2
7は閉状態であり、流体室15内の流体が配管26を介
して外部に漏れることはない。
5に連通するように配管26が差し込まれていて、その
配管26の先端部には、手動により開閉自在なバルブ2
7が設けられている。つまり、バルブ27を開状態とす
ることにより、流体室15内の流体は配管26を通じて
排出できるようになっている。なお、通常は、バルブ2
7は閉状態であり、流体室15内の流体が配管26を介
して外部に漏れることはない。
【0049】そして、コントローラ20は、後にフロー
チャートを伴って詳細に説明するように、供給される各
信号に基づいてこのアクティブエンジンマウントに異常
が発生していることを検出する処理と、異常が検出され
た場合にその異常の種類に応じて適切な対処を行う処理
とを、本来の振動低減処理とは別に実行するようになっ
ている。
チャートを伴って詳細に説明するように、供給される各
信号に基づいてこのアクティブエンジンマウントに異常
が発生していることを検出する処理と、異常が検出され
た場合にその異常の種類に応じて適切な対処を行う処理
とを、本来の振動低減処理とは別に実行するようになっ
ている。
【0050】具体的には、異常を検出する処理として、
流体室15内の流体が漏洩している異常(漏洩異常)を
漏洩検出信号qに基づいて検出する処理と、可動部材と
しての中央部11b及び磁路部材12が変位できない異
常(動作不能異常)を加速度検出信号aに基づいて検出
する処理と、振動低減制御が実行されているにも関わら
ず振動低減効果が得られない異常(効果不足異常)を残
留振動信号eに基づいて検出する処理と、電磁アクチュ
エータ10が高温状態となっている異常(高温異常)を
温度検出信号tに基づいて検出する処理と、磁路部材1
2が上下動する際に電磁アクチュエータ10に衝突して
いる異常(衝突異常)を加速度検出信号aに基づいて検
出する処理と、を実行するようになっている。
流体室15内の流体が漏洩している異常(漏洩異常)を
漏洩検出信号qに基づいて検出する処理と、可動部材と
しての中央部11b及び磁路部材12が変位できない異
常(動作不能異常)を加速度検出信号aに基づいて検出
する処理と、振動低減制御が実行されているにも関わら
ず振動低減効果が得られない異常(効果不足異常)を残
留振動信号eに基づいて検出する処理と、電磁アクチュ
エータ10が高温状態となっている異常(高温異常)を
温度検出信号tに基づいて検出する処理と、磁路部材1
2が上下動する際に電磁アクチュエータ10に衝突して
いる異常(衝突異常)を加速度検出信号aに基づいて検
出する処理と、を実行するようになっている。
【0051】そして、異常の種類に応じて適切な対処を
行う処理としては、このエンジンマウントによる振動低
減処理を一切行わない状態とする処理(制御禁止処理)
と、駆動信号yのレベルを低減させる処理(レベル低減
処理)とを実行するようになっていて、制御禁止処理
は、漏洩異常,動作不能異常又は効果不足異常が検出さ
れた場合に実行され、レベル低減処理は、高温異常又は
衝突異常が検出された場合に実行されるようになってい
る。
行う処理としては、このエンジンマウントによる振動低
減処理を一切行わない状態とする処理(制御禁止処理)
と、駆動信号yのレベルを低減させる処理(レベル低減
処理)とを実行するようになっていて、制御禁止処理
は、漏洩異常,動作不能異常又は効果不足異常が検出さ
れた場合に実行され、レベル低減処理は、高温異常又は
衝突異常が検出された場合に実行されるようになってい
る。
【0052】また、コントローラ20は、異常の発生を
検出した場合には、上記のような制御禁止処理やレベル
低減処理を実行するとともに、例えばコントローラ20
のケースの側面に備えられたLEDランプ等からなる警
告灯を、対処の処理毎に例えば色を変えて点灯させて、
故障の発生を例えば定期点検時に作業者に知らせるよう
になっている。
検出した場合には、上記のような制御禁止処理やレベル
低減処理を実行するとともに、例えばコントローラ20
のケースの側面に備えられたLEDランプ等からなる警
告灯を、対処の処理毎に例えば色を変えて点灯させて、
故障の発生を例えば定期点検時に作業者に知らせるよう
になっている。
【0053】次に、本実施例の作用を説明する。即ち、
エンジンシェイク発生時には、オリフィス5aの流路形
状等を適宜選定している結果、このエンジンマウント1
は高動ばね定数,高減衰力の支持装置として機能するた
め、エンジン30で発生したエンジンシェイクがエンジ
ンマウント1によって減衰され、メンバ35側の振動レ
ベルが低減される。なお、かかる場合には、特に磁路部
材12を変位させる必要はない。
エンジンシェイク発生時には、オリフィス5aの流路形
状等を適宜選定している結果、このエンジンマウント1
は高動ばね定数,高減衰力の支持装置として機能するた
め、エンジン30で発生したエンジンシェイクがエンジ
ンマウント1によって減衰され、メンバ35側の振動レ
ベルが低減される。なお、かかる場合には、特に磁路部
材12を変位させる必要はない。
【0054】一方、オリフィス5a内の流体がスティッ
ク状態となり流体室15及び副流体室16間での流体の
移動が不可能になるアイドル振動周波数以上の周波数の
振動が入力された場合には、コントローラ20は、所定
の演算処理を実行し、電磁アクチュエータ10に駆動信
号yを出力し、エンジンマウント1に振動を低減し得る
能動的な制御力を発生させる。
ク状態となり流体室15及び副流体室16間での流体の
移動が不可能になるアイドル振動周波数以上の周波数の
振動が入力された場合には、コントローラ20は、所定
の演算処理を実行し、電磁アクチュエータ10に駆動信
号yを出力し、エンジンマウント1に振動を低減し得る
能動的な制御力を発生させる。
【0055】これを、アイドル振動,こもり音振動入力
時にコントローラ20内で実行される処理の概要を示す
フローチャートである図2に従って具体的に説明する。
先ず、そのステップ101において所定の初期設定が行
われた後に、ステップ102に移行し、伝達関数フィル
タC^に基づいてリファレンス信号RT が演算される。
なお、このステップ102では、一周期分のリファレン
ス信号RT がまとめて演算される。
時にコントローラ20内で実行される処理の概要を示す
フローチャートである図2に従って具体的に説明する。
先ず、そのステップ101において所定の初期設定が行
われた後に、ステップ102に移行し、伝達関数フィル
タC^に基づいてリファレンス信号RT が演算される。
なお、このステップ102では、一周期分のリファレン
ス信号RT がまとめて演算される。
【0056】そして、ステップ103に移行しカウンタ
iが零クリアされた後に、ステップ104に移行して、
適応ディジタルフィルタWのi番目のフィルタ係数Wi
が駆動信号yとして出力される。ステップ104で駆動
信号yを出力したら、ステップ105に移行し、残留振
動信号eが読み込まれ、次いで、ステップ106に移行
し、カウンタjが零クリアされ、次いでステップ107
に移行し、適応ディジタルフィルタWのj番目のフィル
タ係数Wj が上記(1)式に従って更新される。
iが零クリアされた後に、ステップ104に移行して、
適応ディジタルフィルタWのi番目のフィルタ係数Wi
が駆動信号yとして出力される。ステップ104で駆動
信号yを出力したら、ステップ105に移行し、残留振
動信号eが読み込まれ、次いで、ステップ106に移行
し、カウンタjが零クリアされ、次いでステップ107
に移行し、適応ディジタルフィルタWのj番目のフィル
タ係数Wj が上記(1)式に従って更新される。
【0057】ステップ107における更新処理が完了し
たら、ステップ108に移行し、次の基準信号xが入力
されているか否かを判定し、ここで基準信号xが入力さ
れていないと判定された場合は、適応ディジタルフィル
タWの次のフィルタ係数の更新又は駆動信号yの出力処
理を実行すべく、ステップ109に移行する。ステップ
109では、カウンタjが、出力回数Ty (正確には、
カウンタjは0からスタートするため、出力回数Ty か
ら1を減じた値)に達しているか否かを判定する。この
判定は、ステップ104で適応ディジタルフィルタWの
フィルタ係数Wi を駆動信号yとして出力した後に、適
応ディジタルフィルタWのフィルタ係数Wi を、駆動信
号yとして必要な数だけ更新したか否かを判断するため
のものである。そこで、このステップ109の判定が
「NO」の場合には、ステップ110でカウンタjをイ
ンクリメントした後に、ステップ107に戻って上述し
た処理を繰り返し実行する。
たら、ステップ108に移行し、次の基準信号xが入力
されているか否かを判定し、ここで基準信号xが入力さ
れていないと判定された場合は、適応ディジタルフィル
タWの次のフィルタ係数の更新又は駆動信号yの出力処
理を実行すべく、ステップ109に移行する。ステップ
109では、カウンタjが、出力回数Ty (正確には、
カウンタjは0からスタートするため、出力回数Ty か
ら1を減じた値)に達しているか否かを判定する。この
判定は、ステップ104で適応ディジタルフィルタWの
フィルタ係数Wi を駆動信号yとして出力した後に、適
応ディジタルフィルタWのフィルタ係数Wi を、駆動信
号yとして必要な数だけ更新したか否かを判断するため
のものである。そこで、このステップ109の判定が
「NO」の場合には、ステップ110でカウンタjをイ
ンクリメントした後に、ステップ107に戻って上述し
た処理を繰り返し実行する。
【0058】しかし、ステップ109の判定が「YE
S」の場合には、適応ディジタルフィルタWのフィルタ
係数のうち、駆動信号yとして必要な数のフィルタ係数
の更新処理が完了したと判断できるから、ステップ11
1に移行する。ステップ111では、フィルタ係数Wi
からなる数列から直流成分を除去した後に、ステップ1
12に移行し、各フィルタ係数Wi のいずれか一つでも
上限値Wmax を越えているか否かを判定する。ここで、
本実施例の上限値Wmax は、このエンジンマウント1で
出力可能な制御力に対応する駆動信号yの上限値であ
る。
S」の場合には、適応ディジタルフィルタWのフィルタ
係数のうち、駆動信号yとして必要な数のフィルタ係数
の更新処理が完了したと判断できるから、ステップ11
1に移行する。ステップ111では、フィルタ係数Wi
からなる数列から直流成分を除去した後に、ステップ1
12に移行し、各フィルタ係数Wi のいずれか一つでも
上限値Wmax を越えているか否かを判定する。ここで、
本実施例の上限値Wmax は、このエンジンマウント1で
出力可能な制御力に対応する駆動信号yの上限値であ
る。
【0059】そして、ステップ112において、越えて
いないと判定された場合にはステップ113に移行して
補正係数βを1に設定する一方、越えていると判定され
た場合にはステップ114に移行して補正係数βを0を
越え1未満の値に設定する。具体的には、ステップ11
4では、補正係数βを各フィルタ係数Wi に乗じた結果
が上限値Wmax 以下で且つ限りなくその上限値Wmax に
近い値となるように設定する。そして、ステップ115
に移行し、各フィルタ係数Wi に補正係数βを乗じその
結果でフィルタ係数Wi を置き換える。
いないと判定された場合にはステップ113に移行して
補正係数βを1に設定する一方、越えていると判定され
た場合にはステップ114に移行して補正係数βを0を
越え1未満の値に設定する。具体的には、ステップ11
4では、補正係数βを各フィルタ係数Wi に乗じた結果
が上限値Wmax 以下で且つ限りなくその上限値Wmax に
近い値となるように設定する。そして、ステップ115
に移行し、各フィルタ係数Wi に補正係数βを乗じその
結果でフィルタ係数Wi を置き換える。
【0060】このステップ111〜115の処理を実行
するのは、ステップ107で更新されたフィルタ係数W
i をそのまま用いて駆動信号yを生成すると、コントロ
ーラ20や電磁アクチュエータ10等の特性上から出力
可能な駆動信号yに上限値がある場合、上限値を越える
駆動信号yがその上限値に強制的に修正されてしまうの
に対し、上限値を越えない駆動信号yはそのまま出力さ
れるため、駆動信号yに実際には存在しない高調波成分
が重畳されたことと等価になって、振動低減制御を劣化
させる原因となるからである。つまり、ステップ111
〜115の処理を実行すれば、駆動信号yが上限値を越
える場合には、駆動信号y全体が同じ形で縮小されてレ
ベルのみが修正されるから、不要な高調波成分が重畳さ
れるようなことが容易に回避できるのである。
するのは、ステップ107で更新されたフィルタ係数W
i をそのまま用いて駆動信号yを生成すると、コントロ
ーラ20や電磁アクチュエータ10等の特性上から出力
可能な駆動信号yに上限値がある場合、上限値を越える
駆動信号yがその上限値に強制的に修正されてしまうの
に対し、上限値を越えない駆動信号yはそのまま出力さ
れるため、駆動信号yに実際には存在しない高調波成分
が重畳されたことと等価になって、振動低減制御を劣化
させる原因となるからである。つまり、ステップ111
〜115の処理を実行すれば、駆動信号yが上限値を越
える場合には、駆動信号y全体が同じ形で縮小されてレ
ベルのみが修正されるから、不要な高調波成分が重畳さ
れるようなことが容易に回避できるのである。
【0061】ステップ115の処理を終えたら、ステッ
プ116に移行し、ここでカウンタiをインクリメント
した後に、上記ステップ104の処理を実行してから所
定のサンプリング・クロックの間隔に対応する時間が経
過するまで待機し、サンプリング・クロックに対応する
時間が経過したら、上記ステップ104に戻って上述し
た処理を繰り返し実行する。
プ116に移行し、ここでカウンタiをインクリメント
した後に、上記ステップ104の処理を実行してから所
定のサンプリング・クロックの間隔に対応する時間が経
過するまで待機し、サンプリング・クロックに対応する
時間が経過したら、上記ステップ104に戻って上述し
た処理を繰り返し実行する。
【0062】しかし、ステップ108で基準信号xが入
力されたと判断された場合には、ステップ117に移行
し、カウンタi(正確には、カウンタiが0からスター
トするため、カウンタiに1を加えた値)を最新の出力
回数Ty として保存した後に、ステップ102に戻っ
て、上述した処理を繰り返し実行する。このような図2
の処理を繰り返し実行する結果、基準信号x,駆動信号
y及び伝達関数フィルタC^の関係を表す図3に示すよ
うに、コントローラ20から駆動回路19に対しては、
基準信号xが入力された時点から、サンプリング・クロ
ックの間隔で、適応ディジタルフィルタWのフィルタ係
数Wi が順番に駆動信号yとして供給される。
力されたと判断された場合には、ステップ117に移行
し、カウンタi(正確には、カウンタiが0からスター
トするため、カウンタiに1を加えた値)を最新の出力
回数Ty として保存した後に、ステップ102に戻っ
て、上述した処理を繰り返し実行する。このような図2
の処理を繰り返し実行する結果、基準信号x,駆動信号
y及び伝達関数フィルタC^の関係を表す図3に示すよ
うに、コントローラ20から駆動回路19に対しては、
基準信号xが入力された時点から、サンプリング・クロ
ックの間隔で、適応ディジタルフィルタWのフィルタ係
数Wi が順番に駆動信号yとして供給される。
【0063】この結果、駆動回路19によって励磁コイ
ル10Bに駆動信号yに応じた磁力が発生するが、磁路
部材12には、既に永久磁石10Cによる一定の磁力が
付与されているから、その励磁コイル10Bによる磁力
は永久磁石10Cの磁力を強める又は弱めるように作用
すると考えることができる。つまり、励磁コイル10B
に駆動信号yが供給されていない状態では、磁路部材1
2は、板ばね11による支持力と、永久磁石10Cの磁
力との釣り合った中立の位置に変位することになる。そ
して、この中立の状態で励磁コイル10Bに駆動信号y
が供給されると、その駆動信号yによって励磁コイル1
0Bに発生する磁力が永久磁石10Cの磁力と逆方向で
あれば、磁路部材12は電磁アクチュエータ10とのク
リアランスが増大する方向に変位する。逆に、励磁コイ
ル10Bに発生する磁力が永久磁石10Cの磁力と同じ
方向であれば、磁路部材12は電磁アクチュエータ10
とのクリアランスが減少する方向に変位する。
ル10Bに駆動信号yに応じた磁力が発生するが、磁路
部材12には、既に永久磁石10Cによる一定の磁力が
付与されているから、その励磁コイル10Bによる磁力
は永久磁石10Cの磁力を強める又は弱めるように作用
すると考えることができる。つまり、励磁コイル10B
に駆動信号yが供給されていない状態では、磁路部材1
2は、板ばね11による支持力と、永久磁石10Cの磁
力との釣り合った中立の位置に変位することになる。そ
して、この中立の状態で励磁コイル10Bに駆動信号y
が供給されると、その駆動信号yによって励磁コイル1
0Bに発生する磁力が永久磁石10Cの磁力と逆方向で
あれば、磁路部材12は電磁アクチュエータ10とのク
リアランスが増大する方向に変位する。逆に、励磁コイ
ル10Bに発生する磁力が永久磁石10Cの磁力と同じ
方向であれば、磁路部材12は電磁アクチュエータ10
とのクリアランスが減少する方向に変位する。
【0064】このように磁路部材12は正逆両方向に変
位可能であり、磁路部材12が変位すれば主流体室15
の容積が変化し、その容積変化によって支持弾性体6の
拡張ばねが変形するから、このエンジンマウント1に正
逆両方向の能動的な支持力が発生するのである。そし
て、駆動信号yとなる適応ディジタルフィルタWの各フ
ィルタ係数Wi は、同期式Filtered−X LM
Sアルゴリズムに従った上記(1)式によって逐次更新
されるため、ある程度の時間が経過して適応ディジタル
フィルタWの各フィルタ係数Wi が最適値に収束した後
は、駆動信号yがエンジンマウント1に供給されること
によって、エンジン30からエンジンマウント1を介し
てメンバ35側に伝達されるアイドル振動やこもり音振
動が低減されるようになるのである。
位可能であり、磁路部材12が変位すれば主流体室15
の容積が変化し、その容積変化によって支持弾性体6の
拡張ばねが変形するから、このエンジンマウント1に正
逆両方向の能動的な支持力が発生するのである。そし
て、駆動信号yとなる適応ディジタルフィルタWの各フ
ィルタ係数Wi は、同期式Filtered−X LM
Sアルゴリズムに従った上記(1)式によって逐次更新
されるため、ある程度の時間が経過して適応ディジタル
フィルタWの各フィルタ係数Wi が最適値に収束した後
は、駆動信号yがエンジンマウント1に供給されること
によって、エンジン30からエンジンマウント1を介し
てメンバ35側に伝達されるアイドル振動やこもり音振
動が低減されるようになるのである。
【0065】次に、図4乃至図11を伴って、各異常検
出処理と異常検出時の対処処理とを順次説明する。即
ち、図4に示すフローチャートは、漏洩異常及び動作不
能異常を検出する処理と、異常が検出された場合には適
切な対処を行う処理とを示している。そして、この図4
に示す処理は、例えばイグニッションスイッチがオンに
なった直後のように図2に示した振動低減処理が開始さ
れる前に実行される。
出処理と異常検出時の対処処理とを順次説明する。即
ち、図4に示すフローチャートは、漏洩異常及び動作不
能異常を検出する処理と、異常が検出された場合には適
切な対処を行う処理とを示している。そして、この図4
に示す処理は、例えばイグニッションスイッチがオンに
なった直後のように図2に示した振動低減処理が開始さ
れる前に実行される。
【0066】先ず、そのステップ201において、漏洩
センサ23から供給される漏洩検出信号qを読み込み、
次いでステップ202に移行し、その漏洩検出信号qが
論理値“1”であるか否かを判定する。このステップ2
02の判定が「YES」の場合には流体室15内は流体
で十分に満たされており、特に問題となる漏洩は生じて
いないと判断できるが、逆に、このステップ202の判
定が「NO」の場合には、流体室15から流体が漏洩し
ており、電磁アクチュエータ10の電磁力によって磁路
部材12が変位しても、支持弾性体6の拡張ばねに支持
力は伝達されない漏洩異常が発生していると判断でき
る。そこで、ステップ203に移行し、図2の振動低減
処理の実行を禁止してシステムをダウンするとともに、
警告灯を例えば赤に点灯させる。なお、このステップ2
03を実行する際に、異常の種類や発生部位を後に読み
出せるようにコントローラ20内の所定の記憶領域に記
憶するようにしてもよい。
センサ23から供給される漏洩検出信号qを読み込み、
次いでステップ202に移行し、その漏洩検出信号qが
論理値“1”であるか否かを判定する。このステップ2
02の判定が「YES」の場合には流体室15内は流体
で十分に満たされており、特に問題となる漏洩は生じて
いないと判断できるが、逆に、このステップ202の判
定が「NO」の場合には、流体室15から流体が漏洩し
ており、電磁アクチュエータ10の電磁力によって磁路
部材12が変位しても、支持弾性体6の拡張ばねに支持
力は伝達されない漏洩異常が発生していると判断でき
る。そこで、ステップ203に移行し、図2の振動低減
処理の実行を禁止してシステムをダウンするとともに、
警告灯を例えば赤に点灯させる。なお、このステップ2
03を実行する際に、異常の種類や発生部位を後に読み
出せるようにコントローラ20内の所定の記憶領域に記
憶するようにしてもよい。
【0067】一方、ステップ202の判定が「YES」
の場合には、ステップ204に移行し、加速度センサ2
4から供給される加速度検出信号aを読み込み、次い
で、ステップ205に移行し、その加速度検出信号aの
絶対値が所定のしきい値athを越えているか否かを判定
する。このステップ205の判定が「NO」の場合に
は、ステップ206に移行し、ステップ204の処理を
最初に実行してから所定時間Tth経過したか否かを判定
し、経過していなければステップ204に戻って再び加
速度検出信号aを読み込み、ステップ205の処理を実
行する。
の場合には、ステップ204に移行し、加速度センサ2
4から供給される加速度検出信号aを読み込み、次い
で、ステップ205に移行し、その加速度検出信号aの
絶対値が所定のしきい値athを越えているか否かを判定
する。このステップ205の判定が「NO」の場合に
は、ステップ206に移行し、ステップ204の処理を
最初に実行してから所定時間Tth経過したか否かを判定
し、経過していなければステップ204に戻って再び加
速度検出信号aを読み込み、ステップ205の処理を実
行する。
【0068】ここで、振動低減制御を実行していない状
況であれば、電磁アクチュエータ10による制御力は発
生していないから、板ばね11の中央部11bや磁路部
材12には能動的な変位は発生していないが、エンジン
30が始動していれば、支持弾性体6の弾性変形による
流体室15の容積変動によって、磁路部材12等には上
下動が生じているはずである。そして、そのように受動
的に上下動する磁路部材12等に発生する上下方向の加
速度の大きさは、その時のエンジン回転数やエンジン負
荷等によって略決まってくるため、発生するはずである
上下方向の加速度の最低値をしきい値athとすれば、磁
路部材12の上下動の一周期内に渡って連続して加速度
検出信号aを監視すれば、図5(a)に示すように、加
速度検出信号aの絶対値がしきい値athを越える瞬間が
あるはずである。従って、加速度検出信号aを連続して
監視していても、図5(b)に示すように、加速度検出
信号aの絶対値がしきい値athを越えることがなけれ
ば、中央部11bや磁路部材12は変位できない状況で
あると判断できる。つまり、ステップ206で用いる所
定時間Tthを、磁路部材12の振動の一周期以上に設定
すれば、ステップ206の判定が「YES」となった時
点で、板ばね11に破断や変形が生じたために、その中
央部11bや磁路部材12が設計通りに上下動しない動
作不能異常が発生していると判断することができるので
ある。
況であれば、電磁アクチュエータ10による制御力は発
生していないから、板ばね11の中央部11bや磁路部
材12には能動的な変位は発生していないが、エンジン
30が始動していれば、支持弾性体6の弾性変形による
流体室15の容積変動によって、磁路部材12等には上
下動が生じているはずである。そして、そのように受動
的に上下動する磁路部材12等に発生する上下方向の加
速度の大きさは、その時のエンジン回転数やエンジン負
荷等によって略決まってくるため、発生するはずである
上下方向の加速度の最低値をしきい値athとすれば、磁
路部材12の上下動の一周期内に渡って連続して加速度
検出信号aを監視すれば、図5(a)に示すように、加
速度検出信号aの絶対値がしきい値athを越える瞬間が
あるはずである。従って、加速度検出信号aを連続して
監視していても、図5(b)に示すように、加速度検出
信号aの絶対値がしきい値athを越えることがなけれ
ば、中央部11bや磁路部材12は変位できない状況で
あると判断できる。つまり、ステップ206で用いる所
定時間Tthを、磁路部材12の振動の一周期以上に設定
すれば、ステップ206の判定が「YES」となった時
点で、板ばね11に破断や変形が生じたために、その中
央部11bや磁路部材12が設計通りに上下動しない動
作不能異常が発生していると判断することができるので
ある。
【0069】そこで、ステップ206の判定が「YE
S」となった場合には、ステップ203に移行し、上述
したように、システムをダウンさせるとともに、警告灯
を点灯させる。このように、図2に示す振動低減処理を
実行する前に図4に示す処理を実行して、漏洩異常及び
動作不能異常が発生していることを検出し、その異常が
検出された場合にはステップ203の処理を実行して図
2の振動低減処理を禁止するようにすれば、能動的な制
御力を発生することができない状況であるにも関わらず
振動低減制御を実行することがないから、無駄な演算処
理を実行し、電磁アクチュエータ10等で電力を浪費す
るようなことが回避できるのである。
S」となった場合には、ステップ203に移行し、上述
したように、システムをダウンさせるとともに、警告灯
を点灯させる。このように、図2に示す振動低減処理を
実行する前に図4に示す処理を実行して、漏洩異常及び
動作不能異常が発生していることを検出し、その異常が
検出された場合にはステップ203の処理を実行して図
2の振動低減処理を禁止するようにすれば、能動的な制
御力を発生することができない状況であるにも関わらず
振動低減制御を実行することがないから、無駄な演算処
理を実行し、電磁アクチュエータ10等で電力を浪費す
るようなことが回避できるのである。
【0070】また、異常が発生していると判断された場
合には、警告灯を点灯させるから、コントローラ20が
運転者の確認できる位置にあれば直ぐさま異常の発生を
知らしめることができるし、仮にコントローラ20が運
転者から見えない所に配設されていても、定期点検等の
際に、アクティブエンジンマウントに異常が発生してい
ることを作業者に容易に且つ確実に知らしめることがで
き、異常発生を見逃す可能性を極めて小さくすることが
できる。
合には、警告灯を点灯させるから、コントローラ20が
運転者の確認できる位置にあれば直ぐさま異常の発生を
知らしめることができるし、仮にコントローラ20が運
転者から見えない所に配設されていても、定期点検等の
際に、アクティブエンジンマウントに異常が発生してい
ることを作業者に容易に且つ確実に知らしめることがで
き、異常発生を見逃す可能性を極めて小さくすることが
できる。
【0071】図4に示す処理で漏洩異常及び動作不能異
常のいずれも検出されなかった場合には、図2に示す振
動低減処理が実行されるが、振動低減処理中には、図
6,図8及び図10に示す処理が適宜実行される。これ
らの内、図6に示す処理は、効果不足異常を検出し、そ
の異常が検出された場合にシステムをダウンさせるもの
であって、図2の振動低減処理のステップ117の処理
が完了するたびに割り込み処理として実行される。
常のいずれも検出されなかった場合には、図2に示す振
動低減処理が実行されるが、振動低減処理中には、図
6,図8及び図10に示す処理が適宜実行される。これ
らの内、図6に示す処理は、効果不足異常を検出し、そ
の異常が検出された場合にシステムをダウンさせるもの
であって、図2の振動低減処理のステップ117の処理
が完了するたびに割り込み処理として実行される。
【0072】先ず、そのステップ301において、基準
信号xの一周期に渡って図2のステップ105で読み込
まれた残留振動信号eの少なくとも一つの絶対値が所定
のしきい値ethを越えているか否かを判定する。この判
定が「NO」の場合は、例えば図7(a)に示すように
残留振動信号eのレベルは小さい状態であり、図2の振
動低減処理によってエンジン30からメンバ35に伝達
される振動が十分に低減されていると判断できるから、
特に効果不足異常は発生していないと判断できる。そこ
で、ステップ302に移行し、異常発生の有無を表すカ
ウンタFALEを零クリアしてこの図6の異常検出処理
を終了する。
信号xの一周期に渡って図2のステップ105で読み込
まれた残留振動信号eの少なくとも一つの絶対値が所定
のしきい値ethを越えているか否かを判定する。この判
定が「NO」の場合は、例えば図7(a)に示すように
残留振動信号eのレベルは小さい状態であり、図2の振
動低減処理によってエンジン30からメンバ35に伝達
される振動が十分に低減されていると判断できるから、
特に効果不足異常は発生していないと判断できる。そこ
で、ステップ302に移行し、異常発生の有無を表すカ
ウンタFALEを零クリアしてこの図6の異常検出処理
を終了する。
【0073】しかし、ステップ301の判定が「YE
S」の場合には、残留振動信号eのレベルが大きく、従
ってメンバ35側の振動が十分に低減されていないか
ら、振動低減制御が正常に働いていない可能性、つまり
効果不足異常が発生している可能性があると判断でき
る。そこで、ステップ303に移行し、カウンタFAL
Eをインクリメントし、次いでステップ304に移行し
てカウンタFALEが所定数γ(例えば、10)に達し
ているか否かを判定し、この判定が「NO」の場合には
このまま今回の図6の異常検出処理を終了する。
S」の場合には、残留振動信号eのレベルが大きく、従
ってメンバ35側の振動が十分に低減されていないか
ら、振動低減制御が正常に働いていない可能性、つまり
効果不足異常が発生している可能性があると判断でき
る。そこで、ステップ303に移行し、カウンタFAL
Eをインクリメントし、次いでステップ304に移行し
てカウンタFALEが所定数γ(例えば、10)に達し
ているか否かを判定し、この判定が「NO」の場合には
このまま今回の図6の異常検出処理を終了する。
【0074】このように、ステップ301の判定が「Y
ES」の場合に直ぐさま効果不足異常が発生していると
判断しないのは、例えば車輪を通じて路面側からメンバ
35側に入力された振動の影響により一時的に残留振動
信号eがしきい値ethを越えたような場合に、誤って効
果不足異常が発生していると判断することを回避するこ
とにより、この異常検出処理の信頼性をより高めるため
である。
ES」の場合に直ぐさま効果不足異常が発生していると
判断しないのは、例えば車輪を通じて路面側からメンバ
35側に入力された振動の影響により一時的に残留振動
信号eがしきい値ethを越えたような場合に、誤って効
果不足異常が発生していると判断することを回避するこ
とにより、この異常検出処理の信頼性をより高めるため
である。
【0075】そして、ステップ304の判定が「YE
S」となった場合は、この図6の処理を基準信号xの周
期に同期して実行する結果、例えば図7(b)に示すよ
うに、残留振動信号eが周期的にしきい値ethを越えて
いると判断でき、これは、駆動信号yを適応アルゴリズ
ムに従って生成し、その駆動信号yによって電磁アクチ
ュエータ10を駆動させて能動的な制御力を発生させて
いるにも関わらず、振動低減効果が得られていない効果
不足異常が発生していると考えることができる。なお、
効果不足異常が発生する要因としては、例えばエンジン
マウント1の各部材の劣化等により伝達関数フィルタC
^と実際の伝達関数との差が大きくなってしまったこと
等が考えられる。
S」となった場合は、この図6の処理を基準信号xの周
期に同期して実行する結果、例えば図7(b)に示すよ
うに、残留振動信号eが周期的にしきい値ethを越えて
いると判断でき、これは、駆動信号yを適応アルゴリズ
ムに従って生成し、その駆動信号yによって電磁アクチ
ュエータ10を駆動させて能動的な制御力を発生させて
いるにも関わらず、振動低減効果が得られていない効果
不足異常が発生していると考えることができる。なお、
効果不足異常が発生する要因としては、例えばエンジン
マウント1の各部材の劣化等により伝達関数フィルタC
^と実際の伝達関数との差が大きくなってしまったこと
等が考えられる。
【0076】そこで、ステップ304の判定が「YE
S」となったら、ステップ305に移行し、図4のステ
ップ203と同様に、図2の振動低減処理の実行を禁止
してシステムをダウンするとともに、警告灯を例えば赤
に点灯させる。このように振動低減処理の実行中に割り
込み処理として図6の処理を実行し、ここで効果不足異
常が検出された場合にはシステムをダウンするようにす
れば、振動低減効果が得られない状況であるのに駆動信
号yを出力し続けることがなくなるから、無駄な演算処
理を実行し、電磁アクチュエータ10等で電力を浪費す
るようなことが回避できる。しかも、この図6の処理を
実行する場合は、図4の処理によって能動的な制御力を
発生できることが確認されているのであるから、振動低
減効果が得られない状況でさらに駆動信号yを出力して
制御力を発生させた結果、却ってメンバ35側の振動レ
ベルを悪化させてしまうようなことも確実に回避でき
る。
S」となったら、ステップ305に移行し、図4のステ
ップ203と同様に、図2の振動低減処理の実行を禁止
してシステムをダウンするとともに、警告灯を例えば赤
に点灯させる。このように振動低減処理の実行中に割り
込み処理として図6の処理を実行し、ここで効果不足異
常が検出された場合にはシステムをダウンするようにす
れば、振動低減効果が得られない状況であるのに駆動信
号yを出力し続けることがなくなるから、無駄な演算処
理を実行し、電磁アクチュエータ10等で電力を浪費す
るようなことが回避できる。しかも、この図6の処理を
実行する場合は、図4の処理によって能動的な制御力を
発生できることが確認されているのであるから、振動低
減効果が得られない状況でさらに駆動信号yを出力して
制御力を発生させた結果、却ってメンバ35側の振動レ
ベルを悪化させてしまうようなことも確実に回避でき
る。
【0077】図6の処理によって異常が検出されなけれ
ば、図8に示す処理も実行される。この図8に示す処理
は、高温異常を検出し、その異常が検出された場合には
高温状態を解消できるような対処を行うものであって、
図2の振動低減処理の実行中に例えば所定時間間隔毎に
或いはステップ117の処理を所定回数実行するたびに
割り込み処理として実行される。
ば、図8に示す処理も実行される。この図8に示す処理
は、高温異常を検出し、その異常が検出された場合には
高温状態を解消できるような対処を行うものであって、
図2の振動低減処理の実行中に例えば所定時間間隔毎に
或いはステップ117の処理を所定回数実行するたびに
割り込み処理として実行される。
【0078】先ず、そのステップ401において、温度
センサ25から供給される温度検出信号tが読み込ま
れ、次いでステップ402に移行しその温度検出信号t
が、電磁アクチュエータ10の高温状態を判断できる温
度に対応したしきい値tthを越えているか否かを判定す
る。この判定が「NO」の場合にはステップ403に移
行し、カウンタHTCが0を越えているか否かを判定す
る。このカウンタHTCは、ステップ402の判定が
「YES」となった回数をカウントするためのものであ
って、このステップ403の判定が「NO」の場合には
温度検出信号tはしきい値tthを最近は越えていないと
判断できるから、このまま今回のこの図8の処理を終了
し、図2の振動低減処理に戻る。
センサ25から供給される温度検出信号tが読み込ま
れ、次いでステップ402に移行しその温度検出信号t
が、電磁アクチュエータ10の高温状態を判断できる温
度に対応したしきい値tthを越えているか否かを判定す
る。この判定が「NO」の場合にはステップ403に移
行し、カウンタHTCが0を越えているか否かを判定す
る。このカウンタHTCは、ステップ402の判定が
「YES」となった回数をカウントするためのものであ
って、このステップ403の判定が「NO」の場合には
温度検出信号tはしきい値tthを最近は越えていないと
判断できるから、このまま今回のこの図8の処理を終了
し、図2の振動低減処理に戻る。
【0079】これに対し、振動低減処理を継続した結
果、電磁アクチュエータ10が高温状態となり、例えば
図9の時刻t1 の時点のように温度検出信号tがしきい
値tthを越えたとすると、ステップ402の判定が「Y
ES」となり、ステップ404に移行し、カウンタHT
Cをインクリメントする。次いで、ステップ405に移
行し、カウンタHTCが1を越えているか否かを判定す
ることにより、ステップ402の判定が初めて「YE
S」となった場合と、ステップ402の判定は複数回
「YES」となっている場合とを区別する。そして、ス
テップ405の判定が「NO」の場合、つまりステップ
402の判定が初めて「YES」となった場合には、ス
テップ406に移行し、図2の振動低減処理のステップ
112で使用している現在の上限値Wmax を、HWmax
として記憶する。
果、電磁アクチュエータ10が高温状態となり、例えば
図9の時刻t1 の時点のように温度検出信号tがしきい
値tthを越えたとすると、ステップ402の判定が「Y
ES」となり、ステップ404に移行し、カウンタHT
Cをインクリメントする。次いで、ステップ405に移
行し、カウンタHTCが1を越えているか否かを判定す
ることにより、ステップ402の判定が初めて「YE
S」となった場合と、ステップ402の判定は複数回
「YES」となっている場合とを区別する。そして、ス
テップ405の判定が「NO」の場合、つまりステップ
402の判定が初めて「YES」となった場合には、ス
テップ406に移行し、図2の振動低減処理のステップ
112で使用している現在の上限値Wmax を、HWmax
として記憶する。
【0080】そして、ステップ407に移行し、現在の
上限値Wmax に0を越え1よりも小さい修正係数ε(例
えば、0.9)を乗じた値を、新たな上限値Wmax とし
て設定する。このステップ407の処理を終えたら、今
回のこの図8の処理を終了し、図2の振動低減処理に戻
る。即ち、ステップ407の処理を実行する結果、図2
のステップ112で用いる上限値Wmax が小さくなる方
向に変更されるから、駆動信号yのレベルが低減される
傾向となる。すると、電磁アクチュエータ10の励磁コ
イル10Bに流れる電流Iが小さくなる。従って、この
ままの状態が維持されれば、電磁アクチュエータ10の
高温状態が解消されるようになる。
上限値Wmax に0を越え1よりも小さい修正係数ε(例
えば、0.9)を乗じた値を、新たな上限値Wmax とし
て設定する。このステップ407の処理を終えたら、今
回のこの図8の処理を終了し、図2の振動低減処理に戻
る。即ち、ステップ407の処理を実行する結果、図2
のステップ112で用いる上限値Wmax が小さくなる方
向に変更されるから、駆動信号yのレベルが低減される
傾向となる。すると、電磁アクチュエータ10の励磁コ
イル10Bに流れる電流Iが小さくなる。従って、この
ままの状態が維持されれば、電磁アクチュエータ10の
高温状態が解消されるようになる。
【0081】なお、図8の処理を繰り返し実行し、ステ
ップ402における判定が2回以上「YES」となった
場合には、ステップ405の判定が「YES」となる
が、かかる状況は、ステップ407の処理を実行した結
果、電磁アクチュエータ10の温度が低下しつつある
が、未だしきい値athよりも大きい状況(第1の状況)
か、若しくは、ステップ407の処理は電磁アクチュエ
ータ10の温度を低下させるようには作用していない状
況(第2の状況)かのいずれかと考えることができる。
ップ402における判定が2回以上「YES」となった
場合には、ステップ405の判定が「YES」となる
が、かかる状況は、ステップ407の処理を実行した結
果、電磁アクチュエータ10の温度が低下しつつある
が、未だしきい値athよりも大きい状況(第1の状況)
か、若しくは、ステップ407の処理は電磁アクチュエ
ータ10の温度を低下させるようには作用していない状
況(第2の状況)かのいずれかと考えることができる。
【0082】そこで、ステップ405の判定が「YE
S」の場合には、ステップ408に移行し、カウンタH
TCが所定数η(図8の処理の割り込み間隔にもよる
が、電磁アクチュエータ10の放熱が十分に進行するで
あろうと考えられる時間を割り込み間隔で割った数)に
達しているか否かを判定する。この判定が「NO」の場
合には、上記二つの状況を区別することはできないか
ら、このまま今回の図8の処理を終了し、図2の振動低
減処理に戻る。
S」の場合には、ステップ408に移行し、カウンタH
TCが所定数η(図8の処理の割り込み間隔にもよる
が、電磁アクチュエータ10の放熱が十分に進行するで
あろうと考えられる時間を割り込み間隔で割った数)に
達しているか否かを判定する。この判定が「NO」の場
合には、上記二つの状況を区別することはできないか
ら、このまま今回の図8の処理を終了し、図2の振動低
減処理に戻る。
【0083】そして、上述した第1の状況であれば、カ
ウンタHTCの値がηに達する前に例えば図9の時刻t
2 の時点のように温度検出信号tの値がしきい値tthを
下回るようになるから、ステップ402の判定が「N
O」となる。これに対し、上述した第2の状況であれ
ば、電磁アクチュエータ10の温度は短時間の間には低
下しないから、ある時点でステップ408の判定が「Y
ES」となり、ステップ409に移行してカウンタHT
Cの値を1に戻してから、ステップ407に移行し、現
時点の上限値Wmax に再び修正係数εを乗じた値を、新
たな上限値Wmax として再設定する。このステップ40
7の処理を終えたら、今回のこの図8の処理を終了し、
図2の振動低減処理に戻る。
ウンタHTCの値がηに達する前に例えば図9の時刻t
2 の時点のように温度検出信号tの値がしきい値tthを
下回るようになるから、ステップ402の判定が「N
O」となる。これに対し、上述した第2の状況であれ
ば、電磁アクチュエータ10の温度は短時間の間には低
下しないから、ある時点でステップ408の判定が「Y
ES」となり、ステップ409に移行してカウンタHT
Cの値を1に戻してから、ステップ407に移行し、現
時点の上限値Wmax に再び修正係数εを乗じた値を、新
たな上限値Wmax として再設定する。このステップ40
7の処理を終えたら、今回のこの図8の処理を終了し、
図2の振動低減処理に戻る。
【0084】このようなステップ408,409,40
7の処理を実行すれば、電磁アクチュエータ10の温度
が下がりにくい状況が続くと、上限値Wmax が徐々に小
さくなっていくから、電磁アクチュエータ10の励磁コ
イル10Bに流れる電流Iがより小さくなり、電磁アク
チュエータ10の高温状態がより解消され易い状態が得
られる。
7の処理を実行すれば、電磁アクチュエータ10の温度
が下がりにくい状況が続くと、上限値Wmax が徐々に小
さくなっていくから、電磁アクチュエータ10の励磁コ
イル10Bに流れる電流Iがより小さくなり、電磁アク
チュエータ10の高温状態がより解消され易い状態が得
られる。
【0085】そして、ステップ402の判定が一旦「Y
ES」となった後に「NO」となった場合には、カウン
タHTCの値が1以上となっているから、ステップ40
3の判定が「YES」となり、ステップ410に移行す
る。ステップ410では、温度検出信号tが、しきい値
tthよりも小さい別のしきい値tth' を越えているか否
かを判定し、この判定「YES」の場合には、電磁アク
チュエータ10の温度は十分には低下していないと判断
して、このまま図8の処理を終了する。
ES」となった後に「NO」となった場合には、カウン
タHTCの値が1以上となっているから、ステップ40
3の判定が「YES」となり、ステップ410に移行す
る。ステップ410では、温度検出信号tが、しきい値
tthよりも小さい別のしきい値tth' を越えているか否
かを判定し、この判定「YES」の場合には、電磁アク
チュエータ10の温度は十分には低下していないと判断
して、このまま図8の処理を終了する。
【0086】しかし、電磁アクチュエータ10の温度が
さらに低下し、図9の時刻t3 の時点のように温度検出
信号tがしきい値tth' を下回るようになれば、ステッ
プ410の判定が「NO」となり、ステップ411に移
行する。このステップ411では、ステップ406で保
存しておいた上限値HWmax を、新たな上限値Wmaxと
して設定し、次いでステップ412に移行してカウンタ
HTCを零クリアしてから、この図8の処理を終了し、
図2の振動低減処理に戻る。
さらに低下し、図9の時刻t3 の時点のように温度検出
信号tがしきい値tth' を下回るようになれば、ステッ
プ410の判定が「NO」となり、ステップ411に移
行する。このステップ411では、ステップ406で保
存しておいた上限値HWmax を、新たな上限値Wmaxと
して設定し、次いでステップ412に移行してカウンタ
HTCを零クリアしてから、この図8の処理を終了し、
図2の振動低減処理に戻る。
【0087】このように、図8の処理を実行する結果、
電磁アクチュエータ10が高温状態となる異常を検出す
ることができるとともに、その異常が検出された場合に
は、駆動信号yのレベルを低減させるようにしているた
め、電磁アクチュエータ10の高温状態を解消して、例
えば励磁コイル10Bの焼損等のような本格的な故障に
至ることを回避することができる。
電磁アクチュエータ10が高温状態となる異常を検出す
ることができるとともに、その異常が検出された場合に
は、駆動信号yのレベルを低減させるようにしているた
め、電磁アクチュエータ10の高温状態を解消して、例
えば励磁コイル10Bの焼損等のような本格的な故障に
至ることを回避することができる。
【0088】しかも、その高温状態を解消するために駆
動信号yの出力を停止するようにはしていないため、振
動を低減し得る制御振動を発生することはできるから、
振動低減効果を得つつ高温状態を解消できるという利点
がある。また、ステップ408の処理によって温度の低
下が不十分なことが確認された場合には、駆動信号yの
レベルをさらに低減するようになっているから、高温状
態をより確実に解消できるという効果もある。
動信号yの出力を停止するようにはしていないため、振
動を低減し得る制御振動を発生することはできるから、
振動低減効果を得つつ高温状態を解消できるという利点
がある。また、ステップ408の処理によって温度の低
下が不十分なことが確認された場合には、駆動信号yの
レベルをさらに低減するようになっているから、高温状
態をより確実に解消できるという効果もある。
【0089】そして、高温状態が解消された後には、ス
テップ411の処理を実行することにより上限値Wmax
を元の値に戻すようになっているから、駆動信号yのレ
ベルが再び大きくなって、良好な振動低減効果が得られ
るようになる。一方、図10に示す処理は、衝突異常を
検出し、その異常が検出された場合には磁路部材12と
電磁アクチュエータ10との衝突を回避できるような対
処を行うものであって、図2の振動低減処理のステップ
117の処理を完了するたびに割り込み処理として実行
される。
テップ411の処理を実行することにより上限値Wmax
を元の値に戻すようになっているから、駆動信号yのレ
ベルが再び大きくなって、良好な振動低減効果が得られ
るようになる。一方、図10に示す処理は、衝突異常を
検出し、その異常が検出された場合には磁路部材12と
電磁アクチュエータ10との衝突を回避できるような対
処を行うものであって、図2の振動低減処理のステップ
117の処理を完了するたびに割り込み処理として実行
される。
【0090】先ず、そのステップ501において、加速
度センサ24から供給される加速度検出信号aを読み込
み、次いでステップ502に移行し、現在の加速度検出
信号a(n)から前回の読み込んだ加速度検出信号a
(n−1)を差し引いて、その加速度検出信号aの変化
代Δaを演算する。そして、ステップ503に移行し、
その変化代Δaの絶対値がしきい値athを越えているか
否かを判定し、この判定が「NO」の場合には、特に衝
突異常は確認できなかったとして、このまま今回の図1
0の処理を終了する。
度センサ24から供給される加速度検出信号aを読み込
み、次いでステップ502に移行し、現在の加速度検出
信号a(n)から前回の読み込んだ加速度検出信号a
(n−1)を差し引いて、その加速度検出信号aの変化
代Δaを演算する。そして、ステップ503に移行し、
その変化代Δaの絶対値がしきい値athを越えているか
否かを判定し、この判定が「NO」の場合には、特に衝
突異常は確認できなかったとして、このまま今回の図1
0の処理を終了する。
【0091】ここで、本実施例のエンジンマウント1の
ような構造の場合、板ばね11や磁路部材12からなる
振動系の共振周波数は、エンジンマウント1の制御領域
よりも高周波(例えば、200Hz以上)に設定されてい
る。そして、エンジン30のアイドル領域から、エンジ
ン回転数5000rpm〜6000rpmまでのこもり
音領域までを、有効に振動低減制御することを考える
と、エンジンマウント1の配置場所によっても異なる
が、アイドル領域での振動振幅が最も大きい場合が多
い。この場合、磁路部材12が電磁アクチュエータ10
に最も衝突し易い周波数であるアイドル周波数と、磁路
部材12を含む振動系の共振周波数とを比較すると、後
者の方が10倍程度大きくなり、周波数の二乗で効いて
くる感度の差は100倍程度にもなる。
ような構造の場合、板ばね11や磁路部材12からなる
振動系の共振周波数は、エンジンマウント1の制御領域
よりも高周波(例えば、200Hz以上)に設定されてい
る。そして、エンジン30のアイドル領域から、エンジ
ン回転数5000rpm〜6000rpmまでのこもり
音領域までを、有効に振動低減制御することを考える
と、エンジンマウント1の配置場所によっても異なる
が、アイドル領域での振動振幅が最も大きい場合が多
い。この場合、磁路部材12が電磁アクチュエータ10
に最も衝突し易い周波数であるアイドル周波数と、磁路
部材12を含む振動系の共振周波数とを比較すると、後
者の方が10倍程度大きくなり、周波数の二乗で効いて
くる感度の差は100倍程度にもなる。
【0092】また、磁路部材12と電磁アクチュエータ
10との衝突は、振動振幅の最も大きいアイドル領域に
おいて確認できなければ、他の周波数領域でも生じない
はずであり、衝突異常は先ずアイドル領域において生じ
るはずである。そして、磁路部材12が電磁アクチュエ
ータ10に衝突するということは、磁路部材12に電磁
力以外の力がステップ状に入力されるということである
から、そのステップ状の入力によって磁路部材12が共
振すると、アイドル領域における本来の加速検出信号a
と、その共振によって増加した加速度検出信号aとの差
は感度にして100倍近くなる。つまり、衝突異常が発
生している場合には、図11の楕円内に示すように、加
速度検出信号aの値の大きな変化が確認されるのであ
る。
10との衝突は、振動振幅の最も大きいアイドル領域に
おいて確認できなければ、他の周波数領域でも生じない
はずであり、衝突異常は先ずアイドル領域において生じ
るはずである。そして、磁路部材12が電磁アクチュエ
ータ10に衝突するということは、磁路部材12に電磁
力以外の力がステップ状に入力されるということである
から、そのステップ状の入力によって磁路部材12が共
振すると、アイドル領域における本来の加速検出信号a
と、その共振によって増加した加速度検出信号aとの差
は感度にして100倍近くなる。つまり、衝突異常が発
生している場合には、図11の楕円内に示すように、加
速度検出信号aの値の大きな変化が確認されるのであ
る。
【0093】よって、しきい値athを十分に大きな値と
して設定しておけば、ステップ503の判定が「NO」
の場合には衝突異常は生じていないと判断でき、その判
定が「YES」の場合には衝突異常が生じていると判断
できるのである。そこで、ステップ503の判定が「Y
ES」の場合には、ステップ504に移行し、カウンタ
MPCをインクリメントし、次いでステップ505に移
行してカウンタMPCの値が1を越えているか否かを判
定する。
して設定しておけば、ステップ503の判定が「NO」
の場合には衝突異常は生じていないと判断でき、その判
定が「YES」の場合には衝突異常が生じていると判断
できるのである。そこで、ステップ503の判定が「Y
ES」の場合には、ステップ504に移行し、カウンタ
MPCをインクリメントし、次いでステップ505に移
行してカウンタMPCの値が1を越えているか否かを判
定する。
【0094】このステップ505の判定が「NO」の場
合には、ステップ503の判定が初めて「YES」とな
った場合、つまり衝突異常が初めて確認された場合であ
るから、ステップ506に移行し、警告灯を例えば黄に
点灯させる。なお、このステップ506を実行する際
に、衝突異常が発生したことをコントローラ20内の所
定の記憶領域に記憶するようにしてもよい。
合には、ステップ503の判定が初めて「YES」とな
った場合、つまり衝突異常が初めて確認された場合であ
るから、ステップ506に移行し、警告灯を例えば黄に
点灯させる。なお、このステップ506を実行する際
に、衝突異常が発生したことをコントローラ20内の所
定の記憶領域に記憶するようにしてもよい。
【0095】そして、ステップ507に移行し、図2の
振動低減処理のステップ112で使用している現在の上
限値Wmax に上記と同様の修正係数εを乗じた値を、新
たな上限値Wmax として設定する。このステップ507
の処理を終えたら、今回のこの図8の処理を終了し、図
2の振動低減処理に戻る。すると、駆動信号yのレベル
が低減されるようになるから、磁路部材12の振幅が小
さくなって電磁アクチュエータ10との衝突が解消され
るようになる。なお、ステップ507の処理を一度実行
しただけでは衝突異常が解消されない場合には、ステッ
プ503の判定が「YES」のままであるから、ステッ
プ504,505の処理が実行され、今度はそのステッ
プ505の判定が「YES」となって直接ステップ50
7に移行し、現在の上限値Wmax に再び修正係数εを乗
じて新たな上限値Wmax を再設定する。つまり、このス
テップ507の処理は、衝突異常が解消されない限り繰
り返し実行されるから、衝突異常が解消されるようにな
るまで駆動信号yのレベルは低減し、衝突異常は確実に
解消される。
振動低減処理のステップ112で使用している現在の上
限値Wmax に上記と同様の修正係数εを乗じた値を、新
たな上限値Wmax として設定する。このステップ507
の処理を終えたら、今回のこの図8の処理を終了し、図
2の振動低減処理に戻る。すると、駆動信号yのレベル
が低減されるようになるから、磁路部材12の振幅が小
さくなって電磁アクチュエータ10との衝突が解消され
るようになる。なお、ステップ507の処理を一度実行
しただけでは衝突異常が解消されない場合には、ステッ
プ503の判定が「YES」のままであるから、ステッ
プ504,505の処理が実行され、今度はそのステッ
プ505の判定が「YES」となって直接ステップ50
7に移行し、現在の上限値Wmax に再び修正係数εを乗
じて新たな上限値Wmax を再設定する。つまり、このス
テップ507の処理は、衝突異常が解消されない限り繰
り返し実行されるから、衝突異常が解消されるようにな
るまで駆動信号yのレベルは低減し、衝突異常は確実に
解消される。
【0096】このように、図10に示す処理が実行され
ると、衝突異常が発生してもそれを確実に解消すること
ができるから、磁路部材12が電磁アクチュエータ10
に衝突することにより異音の発生を回避できる。また、
磁路部材12が電磁アクチュエータ10に衝突するとい
うことは、制御振動にステップ状の力が入力されるとい
うことであるから、却って振動の悪化を招くことにもな
るが、図10の処理を実行すれば、振動の悪化も回避さ
れる。
ると、衝突異常が発生してもそれを確実に解消すること
ができるから、磁路部材12が電磁アクチュエータ10
に衝突することにより異音の発生を回避できる。また、
磁路部材12が電磁アクチュエータ10に衝突するとい
うことは、制御振動にステップ状の力が入力されるとい
うことであるから、却って振動の悪化を招くことにもな
るが、図10の処理を実行すれば、振動の悪化も回避さ
れる。
【0097】そして、この図10に示す処理にあって
も、衝突異常が確認されたら直ぐさま駆動信号yの出力
を停止するわけではないから、可能な範囲で最大の振動
低減効果を得ることができる。このように、この第1実
施例にあっては、エンジンマウント1に発生する異常を
その種類まで検出し、発生した異常毎に適切な対処を行
うようになっているから、その異常による悪影響を最小
限に抑えることができ、システムの信頼性を高めること
ができる。
も、衝突異常が確認されたら直ぐさま駆動信号yの出力
を停止するわけではないから、可能な範囲で最大の振動
低減効果を得ることができる。このように、この第1実
施例にあっては、エンジンマウント1に発生する異常を
その種類まで検出し、発生した異常毎に適切な対処を行
うようになっているから、その異常による悪影響を最小
限に抑えることができ、システムの信頼性を高めること
ができる。
【0098】また、図4のステップ203又は図6のス
テップ305の処理が実行された後は、磁路部材12を
積極的に変位させる制御が実行されないことから、流体
室15内の流体によって、このエンジンマウント1の動
ばね定数は高い値を示すことになり、通常のエンジンマ
ウントに比べて振動を悪化させる可能性がある。そこ
で、振動が悪化するような場合には、バルブ27を開
き、流体室15内の流体を配管26を通じて排出してし
まえば、エンジンマウント1の動ばね定数が極端に高く
なることが回避され、振動の悪化を招くことがなくな
り、これによってもシステムの信頼性が高くなる。な
お、流体室15内の流体が上述したようなエチレングリ
コールであれば、排出時に特に危険はないし、その廃棄
も特に問題にはならない。
テップ305の処理が実行された後は、磁路部材12を
積極的に変位させる制御が実行されないことから、流体
室15内の流体によって、このエンジンマウント1の動
ばね定数は高い値を示すことになり、通常のエンジンマ
ウントに比べて振動を悪化させる可能性がある。そこ
で、振動が悪化するような場合には、バルブ27を開
き、流体室15内の流体を配管26を通じて排出してし
まえば、エンジンマウント1の動ばね定数が極端に高く
なることが回避され、振動の悪化を招くことがなくな
り、これによってもシステムの信頼性が高くなる。な
お、流体室15内の流体が上述したようなエチレングリ
コールであれば、排出時に特に危険はないし、その廃棄
も特に問題にはならない。
【0099】さらに、本実施例のように適応アルゴリズ
ムに従って適応処理を実行して駆動信号yを生成する場
合、異常が発生すると制御が発散する可能性が高くなる
が、図8や図10に示す処理のように、異常発生時に上
限値Wmax を小さくなる方向に修正すれば、駆動信号y
の最大値が規制されるようになるから、制御が発散する
可能性をも低減でき、システムの信頼性が高くなるると
いう利点がある。
ムに従って適応処理を実行して駆動信号yを生成する場
合、異常が発生すると制御が発散する可能性が高くなる
が、図8や図10に示す処理のように、異常発生時に上
限値Wmax を小さくなる方向に修正すれば、駆動信号y
の最大値が規制されるようになるから、制御が発散する
可能性をも低減でき、システムの信頼性が高くなるると
いう利点がある。
【0100】ここで、本実施例では、図2に示す処理に
よって制御手段が構成され、ステップ203,ステップ
305の処理によって制御変更手段としての制御禁止手
段が構成され、漏洩センサ23及びステップ201,2
02の処理によって異常検出手段としての漏洩検出手段
が構成され、加速度センサ24及びステップ204〜2
06の処理によって異常検出手段としての可動部材状態
検出手段が構成され、加速度センサ22及びステップ3
01〜304の処理によって異常検出手段としての故障
検出手段が構成され、温度センサ25及びステップ40
1〜405,408,409によって異常検出手段とし
ての高温異常検出手段が構成され、ステップ407の処
理によって制御変更手段としてのレベル低減手段及び最
大値規制手段が構成され、加速度センサ24及びステッ
プ501〜503の処理によって異常検出手段としての
衝突検出手段が構成され、ステップ507の処理によっ
て制御変更手段としてのレベル低減手段が構成され、配
管26及びバルブ27によって動ばね定数変更手段とし
ての流体排出機構が構成される。
よって制御手段が構成され、ステップ203,ステップ
305の処理によって制御変更手段としての制御禁止手
段が構成され、漏洩センサ23及びステップ201,2
02の処理によって異常検出手段としての漏洩検出手段
が構成され、加速度センサ24及びステップ204〜2
06の処理によって異常検出手段としての可動部材状態
検出手段が構成され、加速度センサ22及びステップ3
01〜304の処理によって異常検出手段としての故障
検出手段が構成され、温度センサ25及びステップ40
1〜405,408,409によって異常検出手段とし
ての高温異常検出手段が構成され、ステップ407の処
理によって制御変更手段としてのレベル低減手段及び最
大値規制手段が構成され、加速度センサ24及びステッ
プ501〜503の処理によって異常検出手段としての
衝突検出手段が構成され、ステップ507の処理によっ
て制御変更手段としてのレベル低減手段が構成され、配
管26及びバルブ27によって動ばね定数変更手段とし
ての流体排出機構が構成される。
【0101】図12乃至図14は本発明の第2実施例を
示す図であって、この実施例も上記第1実施例と同様
に、本発明に係る制御型防振支持装置を所謂アクティブ
エンジンマウントに適用したものである。なお、エンジ
ンマウントの構成や振動低減制御の内容は上記第1実施
例と同様であるため、その図示及び説明は省略する。即
ち、本実施例では、振動低減制御を適応アルゴリズムに
従って行う場合に必要な残留振動信号eが得られない異
常(信号異常)を検出する処理を実行するとともに、そ
の信号異常が検出された場合でも、エンジン30から入
力される振動を低減し得る制御振動を発生できるように
したものである。
示す図であって、この実施例も上記第1実施例と同様
に、本発明に係る制御型防振支持装置を所謂アクティブ
エンジンマウントに適用したものである。なお、エンジ
ンマウントの構成や振動低減制御の内容は上記第1実施
例と同様であるため、その図示及び説明は省略する。即
ち、本実施例では、振動低減制御を適応アルゴリズムに
従って行う場合に必要な残留振動信号eが得られない異
常(信号異常)を検出する処理を実行するとともに、そ
の信号異常が検出された場合でも、エンジン30から入
力される振動を低減し得る制御振動を発生できるように
したものである。
【0102】図12に示す処理は、図2の振動低減処理
の実行中に所定の時間毎の割り込み処理として実行され
るものであって、先ず、そのステップ601において、
残留振動信号eがコントローラ20に供給されていない
信号異常が発生しているか否かを判定する。ここで、信
号異常としては、加速度センサ22及びコントローラ2
0間を接続する配線の断線が最も可能性が高いことか
ら、その断線を検出できれば実用上は特に問題はない。
そして、かかる断線を検出する方法としては種々のもの
が考えられるが、例えば図13に示すように、コントロ
ーラ20内のアンプ50の非反転入力側に接続された加
速度センサ22と並列に抵抗51を配置するとともに、
電源V2 に接続された抵抗52もそのアンプ50の非反
転入力側に接続する。ただし、抵抗51及び52の抵抗
値は等しくし、抵抗51は信号線53の加速度センサ2
2に近い位置に配設し、抵抗52は信号線53のアンプ
50に近い位置に配設する。また、アンプ50の反転入
力側にはアンプ50の出力をフィードバックする。
の実行中に所定の時間毎の割り込み処理として実行され
るものであって、先ず、そのステップ601において、
残留振動信号eがコントローラ20に供給されていない
信号異常が発生しているか否かを判定する。ここで、信
号異常としては、加速度センサ22及びコントローラ2
0間を接続する配線の断線が最も可能性が高いことか
ら、その断線を検出できれば実用上は特に問題はない。
そして、かかる断線を検出する方法としては種々のもの
が考えられるが、例えば図13に示すように、コントロ
ーラ20内のアンプ50の非反転入力側に接続された加
速度センサ22と並列に抵抗51を配置するとともに、
電源V2 に接続された抵抗52もそのアンプ50の非反
転入力側に接続する。ただし、抵抗51及び52の抵抗
値は等しくし、抵抗51は信号線53の加速度センサ2
2に近い位置に配設し、抵抗52は信号線53のアンプ
50に近い位置に配設する。また、アンプ50の反転入
力側にはアンプ50の出力をフィードバックする。
【0103】このような構成であれば、アンプ50の出
力である残留振動信号eは、信号線53に断線が生じて
いなければ、(V2 /2)に加速度センサ22の出力が
重畳された信号となるが、信号線53が断線してしまう
と、V2 そのものとなる。従って、この図13に示すよ
うな構成を採用すれば、図12のステップ601では残
留振動信号eがV2 に一致するか否かを監視することに
より、信号異常を検出することができる。
力である残留振動信号eは、信号線53に断線が生じて
いなければ、(V2 /2)に加速度センサ22の出力が
重畳された信号となるが、信号線53が断線してしまう
と、V2 そのものとなる。従って、この図13に示すよ
うな構成を採用すれば、図12のステップ601では残
留振動信号eがV2 に一致するか否かを監視することに
より、信号異常を検出することができる。
【0104】このステップ601の判定が「NO」であ
れば、特に問題はないから、このまま今回のこの図12
に示す処理を終了し、図2の振動低減処理に戻る。しか
し、ステップ601の判定が「YES」の場合には、残
留振動信号eが得られないのであるから、その残留振動
信号eを用いた図2の振動低減処理は実行不可能である
と判断し、ステップ602に移行する。
れば、特に問題はないから、このまま今回のこの図12
に示す処理を終了し、図2の振動低減処理に戻る。しか
し、ステップ601の判定が「YES」の場合には、残
留振動信号eが得られないのであるから、その残留振動
信号eを用いた図2の振動低減処理は実行不可能である
と判断し、ステップ602に移行する。
【0105】ステップ602では、異常が発生したこと
を知らしめるために警告灯を例えば黄に点灯させる。な
お、このステップ602を実行する際に、信号異常が発
生したことをコントローラ20内の所定の記憶領域に記
憶するようにしてもよい。次いで、ステップ603に移
行し、新たな基準信号xが入力されるまで待機した後
に、ステップ604に移行し、カウンタiを零クリアす
る。そして、ステップ605に移行し、パラメータとし
て、現在のエンジン回転数と、エンジン負荷とを設定す
る。なお、エンジン回転数は、最新の出力回数Ty から
求めることもできるし、エンジン回転数センサを有する
車両であればそのセンサ出力を読み込んでもよい。ま
た、エンジン負荷は、エンジン30の吸入負圧から求め
ることができる。
を知らしめるために警告灯を例えば黄に点灯させる。な
お、このステップ602を実行する際に、信号異常が発
生したことをコントローラ20内の所定の記憶領域に記
憶するようにしてもよい。次いで、ステップ603に移
行し、新たな基準信号xが入力されるまで待機した後
に、ステップ604に移行し、カウンタiを零クリアす
る。そして、ステップ605に移行し、パラメータとし
て、現在のエンジン回転数と、エンジン負荷とを設定す
る。なお、エンジン回転数は、最新の出力回数Ty から
求めることもできるし、エンジン回転数センサを有する
車両であればそのセンサ出力を読み込んでもよい。ま
た、エンジン負荷は、エンジン30の吸入負圧から求め
ることができる。
【0106】そして、両パラメータが設定されたら、ス
テップ606に移行し、フィルタ係数Wi をマップから
読み出して設定する。具体的には、図14(a)に示す
ように、エンジン回転数及びエンジン負荷をパラメータ
として予め設定したマップを参照して、対応する番地に
図14(b)のように格納されている数列Fを読み出
し、その数列Fのi番目の値Fi をフィルタ係数Wi と
して設定する。なお、図14(a)に示すマップの番地
は、エンジン回転数を所定幅(例えば、100rpm)
毎にn個の組みに分け、エンジン負荷を所定幅毎にm個
の組みに分けることにより、n×m個設定している。こ
れは、パラメータの単位を極端に細かくしても、必要な
記憶容量が膨大になる割りには、各数列F間の差はそれ
ほど大きくならないからである。
テップ606に移行し、フィルタ係数Wi をマップから
読み出して設定する。具体的には、図14(a)に示す
ように、エンジン回転数及びエンジン負荷をパラメータ
として予め設定したマップを参照して、対応する番地に
図14(b)のように格納されている数列Fを読み出
し、その数列Fのi番目の値Fi をフィルタ係数Wi と
して設定する。なお、図14(a)に示すマップの番地
は、エンジン回転数を所定幅(例えば、100rpm)
毎にn個の組みに分け、エンジン負荷を所定幅毎にm個
の組みに分けることにより、n×m個設定している。こ
れは、パラメータの単位を極端に細かくしても、必要な
記憶容量が膨大になる割りには、各数列F間の差はそれ
ほど大きくならないからである。
【0107】次いで、ステップ607に移行し、フィル
タ係数Wi を駆動信号yとして出力し、ステップ608
に移行し、基準信号xが入力されているか否かを判定す
る。この判定が「NO」の場合には、ステップ609に
移行し、サンプリング・クロックの間隔(駆動信号yの
出力間隔)に対応する時間が経過するまでステップ60
8の処理を繰り返し実行する。そして、ステップ609
の判定が「YES」となったら、ステップ610に移行
してカウンタiをインクリメントした後に、ステップ6
05に戻って上述した処理を繰り返し実行する。なお、
極短い時間ではエンジン回転数やエンジン負荷が変化し
ないと考えれば、ステップ610からステップ606に
戻るようにしてよい。
タ係数Wi を駆動信号yとして出力し、ステップ608
に移行し、基準信号xが入力されているか否かを判定す
る。この判定が「NO」の場合には、ステップ609に
移行し、サンプリング・クロックの間隔(駆動信号yの
出力間隔)に対応する時間が経過するまでステップ60
8の処理を繰り返し実行する。そして、ステップ609
の判定が「YES」となったら、ステップ610に移行
してカウンタiをインクリメントした後に、ステップ6
05に戻って上述した処理を繰り返し実行する。なお、
極短い時間ではエンジン回転数やエンジン負荷が変化し
ないと考えれば、ステップ610からステップ606に
戻るようにしてよい。
【0108】また、ステップ608で基準信号xの入力
が確認されたら、ステップ611に移行し、カウンタi
(正確には、カウンタiが0からスタートするため、カ
ウンタiに1を加えた値)を最新の出力回数Ty として
保存した後に、ステップ604に戻って、上述した処理
を繰り返し実行する。このような処理が実行されれば、
適応アルゴリズムによらなくても、マップ制御が実行さ
れて駆動信号yがサンプリング・クロックの間隔で順次
出力されるから、残留振動信号eが入力されない信号異
常が発生しているに関わらず、振動低減効果を得ること
ができ、システムの信頼性が高くなる。
が確認されたら、ステップ611に移行し、カウンタi
(正確には、カウンタiが0からスタートするため、カ
ウンタiに1を加えた値)を最新の出力回数Ty として
保存した後に、ステップ604に戻って、上述した処理
を繰り返し実行する。このような処理が実行されれば、
適応アルゴリズムによらなくても、マップ制御が実行さ
れて駆動信号yがサンプリング・クロックの間隔で順次
出力されるから、残留振動信号eが入力されない信号異
常が発生しているに関わらず、振動低減効果を得ること
ができ、システムの信頼性が高くなる。
【0109】特に、本実施例では、マップ制御のパラメ
ータとして、エンジン回転数及びエンジン負荷を用いて
いるが、これらが決まれば、エンジン30から入力され
る振動は略決まるから、適応アルゴリズムにより得られ
るレベルには至らないが、ある程度の振動低減効果が得
られるのである。なお、これらパラメータの他に、例え
ば、電磁アクチュエータ10の温度、エンジンマウント
1の総駆動時間、アイドル回転領域におけるエンジンマ
ウント1の総駆動時間、車両の走行距離等を求め、それ
らに応じて、マップから読み出された数列Fの内容を補
正するようにすれば、得られる制御振動が適応アルゴリ
ズムを実行した場合のそれにより近づくようになり、よ
り良好な振動低減効果が得られる。
ータとして、エンジン回転数及びエンジン負荷を用いて
いるが、これらが決まれば、エンジン30から入力され
る振動は略決まるから、適応アルゴリズムにより得られ
るレベルには至らないが、ある程度の振動低減効果が得
られるのである。なお、これらパラメータの他に、例え
ば、電磁アクチュエータ10の温度、エンジンマウント
1の総駆動時間、アイドル回転領域におけるエンジンマ
ウント1の総駆動時間、車両の走行距離等を求め、それ
らに応じて、マップから読み出された数列Fの内容を補
正するようにすれば、得られる制御振動が適応アルゴリ
ズムを実行した場合のそれにより近づくようになり、よ
り良好な振動低減効果が得られる。
【0110】ここで、本実施例にあっては、ステップ6
03〜611の処理によって制御変更手段としてのマッ
プ制御手段が構成され、ステップ601の処理及び図1
3に示す構成によって信号異常検出手段が構成される。
また、マップ更新手段として、例えば図2の振動低減制
御のステップ117の処理を完了するたびにその時点で
のエンジン回転数及びエンジン負荷を求め、その求めら
れたエンジン回転数及びエンジン負荷に対応するマップ
の番地に格納されている数列Fを、その時点での最新の
フィルタ係数Wi で更新するようにすれば、マップの精
度を可能な範囲で最も高く維持することができ、マップ
制御によっても良好な振動低減効果を得ることができる
ようになり、システムの信頼性をより高めることができ
る。
03〜611の処理によって制御変更手段としてのマッ
プ制御手段が構成され、ステップ601の処理及び図1
3に示す構成によって信号異常検出手段が構成される。
また、マップ更新手段として、例えば図2の振動低減制
御のステップ117の処理を完了するたびにその時点で
のエンジン回転数及びエンジン負荷を求め、その求めら
れたエンジン回転数及びエンジン負荷に対応するマップ
の番地に格納されている数列Fを、その時点での最新の
フィルタ係数Wi で更新するようにすれば、マップの精
度を可能な範囲で最も高く維持することができ、マップ
制御によっても良好な振動低減効果を得ることができる
ようになり、システムの信頼性をより高めることができ
る。
【0111】図15は本発明の第3実施例を示す図であ
って、この実施例も上記第1実施例と同様に、本発明に
係る制御型防振支持装置を所謂アクティブエンジンマウ
ントに適用したものである。なお、エンジンマウントの
構成や振動低減制御の内容は上記第1実施例と同様であ
るため、その図示及び説明は省略する。即ち、本実施例
では、励磁コイル10Bに駆動信号としての電流Iを供
給する駆動回路19と、励磁コイル10Bとの間の配線
に、ヒューズ55を設けたものである。
って、この実施例も上記第1実施例と同様に、本発明に
係る制御型防振支持装置を所謂アクティブエンジンマウ
ントに適用したものである。なお、エンジンマウントの
構成や振動低減制御の内容は上記第1実施例と同様であ
るため、その図示及び説明は省略する。即ち、本実施例
では、励磁コイル10Bに駆動信号としての電流Iを供
給する駆動回路19と、励磁コイル10Bとの間の配線
に、ヒューズ55を設けたものである。
【0112】このような構成であれば、何らかの異常が
発生し、その影響によって励磁コイル10Bに過電流が
流れると、ヒューズ55が切断されて配線が断線状態と
なり、励磁コイル10Bに電流Iが供給されなくなっ
て、電磁アクチュエータ10による電磁力が発生しなく
なり、制御が禁止された状態と同じになる。つまり、配
線に設けられたヒューズ55は、過電流が流れるという
異常を検出する機能と、異常が検出された後に励磁コイ
ル10Bへの電流Iの供給を禁止する機能とを兼ね備え
るものである。
発生し、その影響によって励磁コイル10Bに過電流が
流れると、ヒューズ55が切断されて配線が断線状態と
なり、励磁コイル10Bに電流Iが供給されなくなっ
て、電磁アクチュエータ10による電磁力が発生しなく
なり、制御が禁止された状態と同じになる。つまり、配
線に設けられたヒューズ55は、過電流が流れるという
異常を検出する機能と、異常が検出された後に励磁コイ
ル10Bへの電流Iの供給を禁止する機能とを兼ね備え
るものである。
【0113】そして、ヒューズ55の機能により、何ら
かの原因により過電流が流れても、電磁アクチュエータ
10自体が破損することが回避されるし、異常発生後に
無駄な制御が実行され続けることも回避されるから、異
常発生による悪影響を最小限に抑えることができ、シス
テムの信頼性が高くなるのである。しかも、必要な構成
はヒューズ55だけであるから、コスト的にも非常に有
利である。
かの原因により過電流が流れても、電磁アクチュエータ
10自体が破損することが回避されるし、異常発生後に
無駄な制御が実行され続けることも回避されるから、異
常発生による悪影響を最小限に抑えることができ、シス
テムの信頼性が高くなるのである。しかも、必要な構成
はヒューズ55だけであるから、コスト的にも非常に有
利である。
【0114】ここで、本実施例では、ヒューズ55が、
異常検出手段及び制御変更手段の両方に対応する。図1
6は本発明の第4実施例を示す図であって、この実施例
も上記第1実施例と同様に、本発明に係る制御型防振支
持装置を所謂アクティブエンジンマウントに適用したも
のである。なお、エンジンマウントの構成や振動低減制
御の内容は上記第1実施例と同様であるため、その図示
及び説明は省略する。
異常検出手段及び制御変更手段の両方に対応する。図1
6は本発明の第4実施例を示す図であって、この実施例
も上記第1実施例と同様に、本発明に係る制御型防振支
持装置を所謂アクティブエンジンマウントに適用したも
のである。なお、エンジンマウントの構成や振動低減制
御の内容は上記第1実施例と同様であるため、その図示
及び説明は省略する。
【0115】即ち、図16(a)に示す処理は、図2の
振動低減処理に対して所定時間間隔毎の割り込み処理と
して実行されるものであり、先ず、そのステップ701
において、上記各実施例で説明したような異常検出処理
によって異常が検出されているか否かを判定し、この判
定が「NO」の場合にはそのままこの図16(a)の処
理を終了する。しかし、ステップ701の判定が「YE
S」の場合には、ステップ702に移行し、現在の収束
係数μに0を越え1よりも小さい修正係数δ(例えば、
0.9)を乗じた値を、新たな収束係数μとして設定し
てから、この図16(a)の処理を終了する。
振動低減処理に対して所定時間間隔毎の割り込み処理と
して実行されるものであり、先ず、そのステップ701
において、上記各実施例で説明したような異常検出処理
によって異常が検出されているか否かを判定し、この判
定が「NO」の場合にはそのままこの図16(a)の処
理を終了する。しかし、ステップ701の判定が「YE
S」の場合には、ステップ702に移行し、現在の収束
係数μに0を越え1よりも小さい修正係数δ(例えば、
0.9)を乗じた値を、新たな収束係数μとして設定し
てから、この図16(a)の処理を終了する。
【0116】このような処理を実行すれば、異常発生時
には、フィルタ係数Wi の更新処理において適応速度に
影響を与える係数である収束係数μの大きさが小さくな
るから、適応速度は遅くなるが安定性は増すため、不安
定な場合が多い異常発生時にあっても、制御の発散を抑
制することができ、システムの信頼性は高くなる。しか
も、収束係数μを変化させるだけであるから、処理の複
雑化等を招くこともない。
には、フィルタ係数Wi の更新処理において適応速度に
影響を与える係数である収束係数μの大きさが小さくな
るから、適応速度は遅くなるが安定性は増すため、不安
定な場合が多い異常発生時にあっても、制御の発散を抑
制することができ、システムの信頼性は高くなる。しか
も、収束係数μを変化させるだけであるから、処理の複
雑化等を招くこともない。
【0117】さらに、異常検出処理として、制御が発散
傾向にあることを検出するようにすれば、収束係数μを
小さくすることにより適応速度が遅くなるという不利益
が生じることを、最小限に抑えることができるようにな
る。なお、制御の発散傾向を検出する処理としては、例
えば図16(b)に示すような処理が考えられる。この
図16(b)に示す処理は、図2のステップ105が実
行されるたびに割り込み処理として実行され、先ず、そ
のステップ801において、残留振動信号eの絶対値
が、発散傾向を判断することができる上限値emax を越
えているか否かを判定し、この判定が「NO」の場合に
は、このまま今回のこの図16(b)の処理を終了する
が、この判定が「YES」の場合には、制御は発散傾向
にあると判断し、ステップ802に移行する。ステップ
802では、発散傾向にあるコントローラ20の所定の
記憶領域に記憶し、これでこの図16(b)の処理を終
了する。
傾向にあることを検出するようにすれば、収束係数μを
小さくすることにより適応速度が遅くなるという不利益
が生じることを、最小限に抑えることができるようにな
る。なお、制御の発散傾向を検出する処理としては、例
えば図16(b)に示すような処理が考えられる。この
図16(b)に示す処理は、図2のステップ105が実
行されるたびに割り込み処理として実行され、先ず、そ
のステップ801において、残留振動信号eの絶対値
が、発散傾向を判断することができる上限値emax を越
えているか否かを判定し、この判定が「NO」の場合に
は、このまま今回のこの図16(b)の処理を終了する
が、この判定が「YES」の場合には、制御は発散傾向
にあると判断し、ステップ802に移行する。ステップ
802では、発散傾向にあるコントローラ20の所定の
記憶領域に記憶し、これでこの図16(b)の処理を終
了する。
【0118】つまり、制御が発散傾向になると、駆動信
号yの増大を通じて残留振動信号eも増大するから、そ
の残留振動信号eのレベルを監視すれば、制御が発散傾
向にあるか否かを判断することができるのである。そし
て、図16(b)の処理で異常が検出された場合に、図
16(a)の処理が実行されて収束係数μの大きさが小
さくなる方向に変更されれば、駆動信号yの更新量が小
さくなって、制御の発散が抑制されるようになるのであ
る。なお、これでも発散が抑制されない場合には、図1
6(a)の処理を繰り返し実行して収束係数μを徐々に
小さくすればよい。また、発散が抑制されたことが例え
ば残留振動信号eのレベルから確認できた場合には、収
束係数μの大きさを元に戻せばよい。
号yの増大を通じて残留振動信号eも増大するから、そ
の残留振動信号eのレベルを監視すれば、制御が発散傾
向にあるか否かを判断することができるのである。そし
て、図16(b)の処理で異常が検出された場合に、図
16(a)の処理が実行されて収束係数μの大きさが小
さくなる方向に変更されれば、駆動信号yの更新量が小
さくなって、制御の発散が抑制されるようになるのであ
る。なお、これでも発散が抑制されない場合には、図1
6(a)の処理を繰り返し実行して収束係数μを徐々に
小さくすればよい。また、発散が抑制されたことが例え
ば残留振動信号eのレベルから確認できた場合には、収
束係数μの大きさを元に戻せばよい。
【0119】ここで、本実施例にあっては、ステップ7
02の処理によって制御変更手段としての係数変更手段
が構成され、加速度センサ22及びステップ801の処
理によって発散予測手段が構成される。なお、上記各実
施例では、本発明に係る制御型防振支持装置を、エンジ
ン30を支持するエンジンマウント1に適用した場合を
示しているが、本発明に係る制御型防振支持装置の適用
対象はエンジンマウント1に限定されるものではなく、
例えば振動を伴う工作機械の防振支持装置等であっても
よい。
02の処理によって制御変更手段としての係数変更手段
が構成され、加速度センサ22及びステップ801の処
理によって発散予測手段が構成される。なお、上記各実
施例では、本発明に係る制御型防振支持装置を、エンジ
ン30を支持するエンジンマウント1に適用した場合を
示しているが、本発明に係る制御型防振支持装置の適用
対象はエンジンマウント1に限定されるものではなく、
例えば振動を伴う工作機械の防振支持装置等であっても
よい。
【0120】また、上記各実施例で説明した各異常検出
処理及び対処処理は、それぞれ実施例単位或いは各異常
検出処理単位で備えることも可能であるが、各実施例或
いは各異常検出処理,各対処処理を複数種類適宜組み合
わせることも可能であり、組み合わせに応じて各実施例
或いは各異常検出処理,各対処処理の作用効果が得られ
るようになる。
処理及び対処処理は、それぞれ実施例単位或いは各異常
検出処理単位で備えることも可能であるが、各実施例或
いは各異常検出処理,各対処処理を複数種類適宜組み合
わせることも可能であり、組み合わせに応じて各実施例
或いは各異常検出処理,各対処処理の作用効果が得られ
るようになる。
【0121】そして、各異常検出処理や対処処理の実行
タイミングは、上記実施例でそれぞれ示した割り込みタ
イミング等に限定されるものではなく、コントローラ2
0の処理能力に応じて任意に選定可能であり、例えば適
用対象で発生する可能性の高い異常については比較的短
い間隔で、発生する可能性の低い異常については比較的
長い間隔で実行するようにしてもよい。
タイミングは、上記実施例でそれぞれ示した割り込みタ
イミング等に限定されるものではなく、コントローラ2
0の処理能力に応じて任意に選定可能であり、例えば適
用対象で発生する可能性の高い異常については比較的短
い間隔で、発生する可能性の低い異常については比較的
長い間隔で実行するようにしてもよい。
【0122】さらに、上記各実施例では、駆動信号yを
同期式Filtered−X LMSアルゴリズムに従
って生成しているが、適用可能なアルゴリズムはこれに
限定されるものではなく、通常のFiltered−X
LMSアルゴリズムであってもよいし、周波数領域の
LMSアルゴリズムであってもよい。また、系の特性が
安定しているのであれば、LMSアルゴリズム等の適応
アルゴリズムをアルゴリズムを用いることなく、基準信
号xに応じた通常のフィードフォワード制御と残留振動
信号eに応じた通常のフィードバック制御とを組み合わ
せた制御を行うようにしてもよい。その例としては、例
えば、基準信号xを係数固定のディジタルフィルタ或い
はアナログフィルタでフィルタ処理することにより駆動
信号yを生成し、その位相のみを残留振動信号eが小さ
くなる方向に変化させるような制御が考えられる。
同期式Filtered−X LMSアルゴリズムに従
って生成しているが、適用可能なアルゴリズムはこれに
限定されるものではなく、通常のFiltered−X
LMSアルゴリズムであってもよいし、周波数領域の
LMSアルゴリズムであってもよい。また、系の特性が
安定しているのであれば、LMSアルゴリズム等の適応
アルゴリズムをアルゴリズムを用いることなく、基準信
号xに応じた通常のフィードフォワード制御と残留振動
信号eに応じた通常のフィードバック制御とを組み合わ
せた制御を行うようにしてもよい。その例としては、例
えば、基準信号xを係数固定のディジタルフィルタ或い
はアナログフィルタでフィルタ処理することにより駆動
信号yを生成し、その位相のみを残留振動信号eが小さ
くなる方向に変化させるような制御が考えられる。
【0123】そして、上記各実施例では、制御振動源と
して所謂流体封入式,電磁駆動式の防振支持装置を適用
した場合について説明したが、制御振動源の形式はこれ
に限定されるものではなく、例えば圧電アクチュエータ
等を利用したものであってもよい。さらに、上記各実施
例では、低周波振動入力時には流体がオリフィス5aを
通過する際に発生する流体共振を利用して防振効果を得
るようにしているが、そのような低周波振動が入力され
ない振動体を支持する防振支持装置の場合には、オリフ
ィス構成体5,ダイアフラム4等を設ける必要がなく、
その分、部品点数が削減されるからコストが低減する。
して所謂流体封入式,電磁駆動式の防振支持装置を適用
した場合について説明したが、制御振動源の形式はこれ
に限定されるものではなく、例えば圧電アクチュエータ
等を利用したものであってもよい。さらに、上記各実施
例では、低周波振動入力時には流体がオリフィス5aを
通過する際に発生する流体共振を利用して防振効果を得
るようにしているが、そのような低周波振動が入力され
ない振動体を支持する防振支持装置の場合には、オリフ
ィス構成体5,ダイアフラム4等を設ける必要がなく、
その分、部品点数が削減されるからコストが低減する。
【0124】また、上記各実施例では、異常を検出する
ために例えば漏洩センサ23,加速度センサ24,温度
センサ25等を設けているが、異常を検出する方法は上
記実施例で例示したものに限定されるものではなく、そ
れ以外の種々の方法も適用可能である。例えば、磁路部
材12の変位が可能であることを検出するためには、磁
路部材12の振動の一周期中に励磁コイル10Bのイン
ピーダンスが正弦波状に変化することに着目すれば、磁
路部材12の振幅の上下ピーク点のインピーダンスを求
めることにより、磁路部材12の動作を確認することも
できる。また、電磁アクチュエータ10の温度によって
も励磁コイル10Bのインピーダンスが変化することか
ら、そのインピーダンス変化に基づいて電磁アクチュエ
ータ10の温度を検出することも可能である。
ために例えば漏洩センサ23,加速度センサ24,温度
センサ25等を設けているが、異常を検出する方法は上
記実施例で例示したものに限定されるものではなく、そ
れ以外の種々の方法も適用可能である。例えば、磁路部
材12の変位が可能であることを検出するためには、磁
路部材12の振動の一周期中に励磁コイル10Bのイン
ピーダンスが正弦波状に変化することに着目すれば、磁
路部材12の振幅の上下ピーク点のインピーダンスを求
めることにより、磁路部材12の動作を確認することも
できる。また、電磁アクチュエータ10の温度によって
も励磁コイル10Bのインピーダンスが変化することか
ら、そのインピーダンス変化に基づいて電磁アクチュエ
ータ10の温度を検出することも可能である。
【0125】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、異常検出手段が装置の故障や劣化等の異常
を検出すると、制御変更手段がその異常検出手段の検出
結果に応じて制御手段の制御状態を変更するようにした
ため、制御型防振支持装置の異常による悪影響が最小限
に抑えることができるから、システムの信頼性を高める
ことができるという効果がある。
明によれば、異常検出手段が装置の故障や劣化等の異常
を検出すると、制御変更手段がその異常検出手段の検出
結果に応じて制御手段の制御状態を変更するようにした
ため、制御型防振支持装置の異常による悪影響が最小限
に抑えることができるから、システムの信頼性を高める
ことができるという効果がある。
【0126】請求項2に係る発明によれば、制御型防振
支持装置に異常が発生した場合に、制御禁止手段が制御
手段の制御状態を制御禁止状態とするようにしたため、
異常が発生している制御型防振支持装置を誤作動させる
ことがなくなるから、振動悪化等を招くことがなくな
り、実際に使用する場合のシステムの信頼性が確実に高
くなるという効果がある。
支持装置に異常が発生した場合に、制御禁止手段が制御
手段の制御状態を制御禁止状態とするようにしたため、
異常が発生している制御型防振支持装置を誤作動させる
ことがなくなるから、振動悪化等を招くことがなくな
り、実際に使用する場合のシステムの信頼性が確実に高
くなるという効果がある。
【0127】また、請求項3に係る発明によれば、制御
実行中であるにも関わらず振動低減効果が得られない場
合に、制御禁止手段が制御手段を制御禁止状態とするよ
うにしたため、無駄な制御を実行するようなことを確実
に回避でき、システムの信頼性が向上するという効果が
ある。そして、請求項4に係る発明によれば、流体封入
式の制御振動源から液体が漏洩して制御振動が得られな
い異常が検出された場合に、制御禁止手段が制御手段を
制御禁止状態とするようにしたため、無駄な制御を実行
するようなことを確実に回避でき、システムの信頼性が
向上するという効果がある。
実行中であるにも関わらず振動低減効果が得られない場
合に、制御禁止手段が制御手段を制御禁止状態とするよ
うにしたため、無駄な制御を実行するようなことを確実
に回避でき、システムの信頼性が向上するという効果が
ある。そして、請求項4に係る発明によれば、流体封入
式の制御振動源から液体が漏洩して制御振動が得られな
い異常が検出された場合に、制御禁止手段が制御手段を
制御禁止状態とするようにしたため、無駄な制御を実行
するようなことを確実に回避でき、システムの信頼性が
向上するという効果がある。
【0128】さらに、請求項5に係る発明によれば、電
磁駆動式の制御振動源の可動部材が駆動信号に応じて変
位不可能な状態となって制御振動が得られない異常が検
出された場合に、制御禁止手段が制御手段を制御禁止状
態とするようにしたため、無駄な制御を実行するような
ことが確実に回避され、システムの信頼性が向上すると
いう効果がある。
磁駆動式の制御振動源の可動部材が駆動信号に応じて変
位不可能な状態となって制御振動が得られない異常が検
出された場合に、制御禁止手段が制御手段を制御禁止状
態とするようにしたため、無駄な制御を実行するような
ことが確実に回避され、システムの信頼性が向上すると
いう効果がある。
【0129】また、請求項6に係る発明によれば、制御
型防振支持装置に異常が発生した場合に、駆動信号のレ
ベルを正常時よりも低くするようにしたため、異常の影
響が小さくなるとともに、ある程度の振動低減効果も得
ることができるという効果がある。特に、請求項7に係
る発明によれば、高温異常検出手段が異常を検出した場
合に、レベル低減手段が駆動信号のレベルを低く抑える
ようにしたため、制御振動源のそれ以上の温度上昇が避
けられる或いは制御振動源の高温状態が解消されるよう
になるから、本格的な故障に至る前にそれを回避するこ
とができるし、異常発生中でもある程度の振動低減効果
も得られるという効果がある。
型防振支持装置に異常が発生した場合に、駆動信号のレ
ベルを正常時よりも低くするようにしたため、異常の影
響が小さくなるとともに、ある程度の振動低減効果も得
ることができるという効果がある。特に、請求項7に係
る発明によれば、高温異常検出手段が異常を検出した場
合に、レベル低減手段が駆動信号のレベルを低く抑える
ようにしたため、制御振動源のそれ以上の温度上昇が避
けられる或いは制御振動源の高温状態が解消されるよう
になるから、本格的な故障に至る前にそれを回避するこ
とができるし、異常発生中でもある程度の振動低減効果
も得られるという効果がある。
【0130】また、請求項8に係る発明によれば、可動
部材が電磁アクチュエータに衝突することによる異音の
発生もなくなるから、騒音レベルの低減も図られるし、
可能な範囲で最大限の振動低減効果が得られるという効
果がある。そして、請求項9に係る発明によれば、異常
発生時にはマップ制御を実行するようにしたため、残留
振動信号等に基づいて駆動信号を生成する制御が正常に
行えない状態となっても、高い精度ではないが振動低減
制御を実行して、振動低減効果を得ることができ、シス
テムの信頼性が高くなるという効果がある。
部材が電磁アクチュエータに衝突することによる異音の
発生もなくなるから、騒音レベルの低減も図られるし、
可能な範囲で最大限の振動低減効果が得られるという効
果がある。そして、請求項9に係る発明によれば、異常
発生時にはマップ制御を実行するようにしたため、残留
振動信号等に基づいて駆動信号を生成する制御が正常に
行えない状態となっても、高い精度ではないが振動低減
制御を実行して、振動低減効果を得ることができ、シス
テムの信頼性が高くなるという効果がある。
【0131】特に、請求項10に係る発明によれば、残
留振動信号が制御手段に入力されていない異常が検出さ
れた場合に、マップ制御を実行するようにしたため、そ
の残留振動信号に応じて駆動信号を調整できなくても、
ある程度の振動低減効果が得られるから、システムの信
頼性が高くなるという効果がある。そして、請求項11
に係る発明によれば、請求項9又は請求項10に係る制
御型防振支持装置を車両に適用した場合に、マップ制御
を実行する状況となっても、ある程度の振動低減効果が
得られるから、システムの信頼性が高くなるという効果
がある。
留振動信号が制御手段に入力されていない異常が検出さ
れた場合に、マップ制御を実行するようにしたため、そ
の残留振動信号に応じて駆動信号を調整できなくても、
ある程度の振動低減効果が得られるから、システムの信
頼性が高くなるという効果がある。そして、請求項11
に係る発明によれば、請求項9又は請求項10に係る制
御型防振支持装置を車両に適用した場合に、マップ制御
を実行する状況となっても、ある程度の振動低減効果が
得られるから、システムの信頼性が高くなるという効果
がある。
【0132】さらに、請求項12に係る発明によれば、
マップの精度が高く維持することができるから、システ
ムの信頼性がより高くなるという効果がある。請求項1
3に係る発明によれば、簡易な構成で、制御振動源本体
が破損することを回避でき、異常発生後に無駄な制御が
実行され続けることも回避され、制御型防振支持装置の
異常による悪影響が最小限となり、システムの信頼性が
高くなるという効果がある。
マップの精度が高く維持することができるから、システ
ムの信頼性がより高くなるという効果がある。請求項1
3に係る発明によれば、簡易な構成で、制御振動源本体
が破損することを回避でき、異常発生後に無駄な制御が
実行され続けることも回避され、制御型防振支持装置の
異常による悪影響が最小限となり、システムの信頼性が
高くなるという効果がある。
【0133】請求項14に係る発明によれば、異常が発
生時に受動的な防振支持装置として望ましい特性とする
ことが可能になり、振動悪化を回避できるから、システ
ムの信頼性が高くなるという効果がある。特に、請求項
15に係る発明によれば、流体排出機構によって制御振
動源内の流体を排出するだけで、制御振動源の高動ばね
化を回避できるから、振動悪化が回避され、システムの
信頼性が高くなるという効果がある。
生時に受動的な防振支持装置として望ましい特性とする
ことが可能になり、振動悪化を回避できるから、システ
ムの信頼性が高くなるという効果がある。特に、請求項
15に係る発明によれば、流体排出機構によって制御振
動源内の流体を排出するだけで、制御振動源の高動ばね
化を回避できるから、振動悪化が回避され、システムの
信頼性が高くなるという効果がある。
【0134】請求項16に係る発明によれば、適応速度
に影響を与える係数の大きさを変更することにより制御
手段の制御特性を変化させるようにしたため、処理の複
雑化を招くことなく確実に制御特性を変化させることが
できる。そして、請求項17に係る発明によれば、簡易
な処理で、確実に制御の発散傾向を抑制又は解消でき、
システムの信頼性を高めることができるという効果があ
る。
に影響を与える係数の大きさを変更することにより制御
手段の制御特性を変化させるようにしたため、処理の複
雑化を招くことなく確実に制御特性を変化させることが
できる。そして、請求項17に係る発明によれば、簡易
な処理で、確実に制御の発散傾向を抑制又は解消でき、
システムの信頼性を高めることができるという効果があ
る。
【0135】さらに、請求項18に係る発明によれば、
簡易な処理で、制御の発散を抑制でき、システムの信頼
性を高めることができるという効果がある。
簡易な処理で、制御の発散を抑制でき、システムの信頼
性を高めることができるという効果がある。
【図1】本発明の第1実施例の全体構成を示す断面図で
ある。
ある。
【図2】コントローラ内で実行される振動低減処理のフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図3】基準信号x,駆動信号y及び伝達関数フィルタ
C^の波形図である。
C^の波形図である。
【図4】第1実施例で実行される処理の内容を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図5】図4による処理の作用を説明する波形図であ
る。
る。
【図6】第1実施例で実行される処理の内容を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図7】図6による処理の作用を説明する波形図であ
る。
る。
【図8】第1実施例で実行される処理の内容を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図9】電磁アクチュエータの温度変化のグラフであ
る。
る。
【図10】第1実施例で実行される処理の内容を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図11】図10による処理の作用を説明する波形図で
ある。
ある。
【図12】第2実施例で実行される処理の内容を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図13】信号線の断線を検出するための回路図であ
る。
る。
【図14】マップ制御の内容を説明する図である。
【図15】第3実施例の構成の要部を示す回路図であ
る。
る。
【図16】第4実施例で実行される処理の内容を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
1 エンジンマウント(制御振動源) 10 電磁アクチュエータ 11 板ばね 11b 中央部(可動部材) 12 磁路部材(可動部材) 15 流体室 20 コントローラ 21 パルス信号生成器(基準信号生成手段) 22 加速度センサ(残留振動信号検出手段) 23 漏洩センサ(異常検出手段,漏洩検出手
段) 24 加速度センサ(異常検出手段,可動部材
状態検出手段,衝突検出手段) 25 温度センサ(異常検出手段,高温異常検
出手段) 26 配管(動ばね定数変更手段,流体排出機
構) 27 バルブ(動ばね定数変更手段,流体排出
機構) 55 ヒューズ(異常検出手段,制御変更手
段)
段) 24 加速度センサ(異常検出手段,可動部材
状態検出手段,衝突検出手段) 25 温度センサ(異常検出手段,高温異常検
出手段) 26 配管(動ばね定数変更手段,流体排出機
構) 27 バルブ(動ばね定数変更手段,流体排出
機構) 55 ヒューズ(異常検出手段,制御変更手
段)
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05D 19/02 G05D 19/02 D
Claims (18)
- 【請求項1】 振動体及び支持体間に介在し制御振動を
発生可能な制御振動源と、前記振動体の振動発生状態を
検出し基準信号として出力する基準信号生成手段と、前
記支持体側の残留振動を検出し残留振動信号として出力
する残留振動検出手段と、前記支持体側の振動が低減す
るように前記基準信号及び前記残留振動信号に基づいて
前記制御振動源を駆動する駆動信号を生成する制御手段
と、を備えた制御型防振支持装置において、この制御型
防振支持装置の異常を検出する異常検出手段と、この異
常検出手段の検出結果に応じて前記制御手段の制御状態
を変更する制御変更手段と、を設けたことを特徴とする
制御型防振支持装置。 - 【請求項2】 前記制御変更手段は、前記制御手段によ
る制御を禁止する制御禁止手段を有する請求項1記載の
制御型防振支持装置。 - 【請求項3】 前記異常検出手段は、前記駆動信号が生
成されているにも関わらず振動低減効果が得られない場
合に異常を検出したとする故障検出手段を有し、前記制
御禁止手段は、前記故障検出手段が異常を検出した場合
に前記制御手段による制御を禁止する請求項2記載の制
御型防振支持装置。 - 【請求項4】 前記制御振動源は、制御振動を伝達する
ための流体が封入された流体封入式の制御振動源であ
り、前記異常検出手段は、前記流体の漏洩を検出した場
合に異常を検出したとする漏洩検出手段を有し、前記制
御禁止手段は、前記漏洩検出手段が異常を検出した場合
に前記制御手段による制御を禁止する請求項2又は請求
項3記載の制御型防振支持装置。 - 【請求項5】 前記制御振動源は、弾性支持された磁化
可能な可動部材と、前記駆動信号に応じて作動して前記
可動部材を変位させる電磁アクチュエータと、を備えた
電磁駆動式の制御振動源であり、前記異常検出手段は、
前記可動部材が前記駆動信号に応じて変位できない状態
であることを検出した場合に異常を検出したとする可動
部材状態検出手段を有し、前記制御禁止手段は、前記可
動部材状態検出手段が異常を検出した場合に前記制御手
段による制御を禁止する請求項2乃至請求項4のいずれ
かに記載の制御型防振支持装置。 - 【請求項6】 前記制御変更手段は、前記駆動信号のレ
ベルを低減するレベル低減手段を有する請求項1乃至請
求項5のいずれかに記載の制御型防振支持装置。 - 【請求項7】 前記異常検出手段は、前記制御振動源の
温度が所定温度よりも高い場合に異常を検出したとする
高温異常検出手段を有し、前記レベル低減手段は、前記
高温異常検出手段が異常を検出した場合に前記駆動信号
のレベルを低減する請求項6記載の制御型防振支持装
置。 - 【請求項8】 前記制御振動源は、弾性支持された磁化
可能な可動部材と、前記駆動信号に応じて作動して前記
可動部材を変位させる電磁アクチュエータと、を備えた
電磁駆動式の制御振動源であり、前記異常検出手段は、
前記可動部材が前記電磁アクチュエータに衝突している
場合に異常を検出したとする衝突検出手段を有し、前記
レベル低減手段は、前記衝突検出手段が異常を検出した
場合に前記駆動信号のレベルを低減する請求項6又は請
求項7記載の制御型防振支持装置。 - 【請求項9】 前記制御変更手段は、所定のパラメータ
に応じてマップを参照して前記駆動信号を読み出すマッ
プ制御を実行するマップ制御手段を有する請求項1乃至
請求項8のいずれかに記載の制御型防振支持装置。 - 【請求項10】 前記異常検出手段は、前記残留振動信
号が前記制御手段に入力されていない場合に異常を検出
したとする信号異常検出手段を有し、前記マップ制御手
段は、前記信号異常検出手段が異常を検出した場合に前
記マップ制御を実行する請求項9記載の制御型防振支持
装置。 - 【請求項11】 前記振動体は車両のエンジンであり、
前記支持体は車体であり、前記所定のパラメータは、エ
ンジン回転数,エンジン負荷,前記制御振動源の温度,
前記制御振動源の総駆動時間,アイドル回転領域におけ
る前記制御振動源の総駆動時間及び車両の走行距離の内
の少なくとも一つである請求項9又は請求項10記載の
制御型防振支持装置。 - 【請求項12】 前記異常検出手段が異常を検出してい
ないときに前記マップの内容を更新するマップ更新手段
を設けた請求項9乃至請求項11のいずれかに記載の制
御型防振支持装置。 - 【請求項13】 前記駆動信号は電流であり、その駆動
信号としての電流が流れる配線に、前記異常検出手段及
び前記制御変更手段としてのヒューズを設けた請求項1
乃至請求項12のいずれかに記載の制御型防振支持装
置。 - 【請求項14】 前記制御振動源の動ばね定数を変更す
る動ばね定数変更手段を有する請求項1乃至請求項13
のいずれかに記載の制御型防振支持装置。 - 【請求項15】 前記制御振動源は、制御振動を伝達す
るための流体が封入された流体封入式の制御振動源であ
り、前記動ばね定数変更手段は、前記流体を排出可能な
流体排出機構である請求項14記載の制御型防振支持装
置。 - 【請求項16】 前記制御手段は、適応アルゴリズムに
従った適応処理を実行して前記駆動信号を生成する適応
処理手段を有し、前記制御変更手段は、前記適応処理の
適応速度に影響を与える係数の大きさを変更する係数変
更手段を有する請求項1乃至請求項15のいずれかに記
載の制御型防振支持装置。 - 【請求項17】 前記異常検出手段は、前記残留振動信
号のレベルが所定レベルを越えて制御が発散傾向にある
ことを検出した場合に異常を検出したとする発散予測手
段を有し、前記係数変更手段は、前記発散予測手段が異
常を検出した場合に前記係数の大きさを前記適応速度が
遅くなる方向に変更する請求項16記載の制御型防振支
持装置。 - 【請求項18】 前記制御手段は、適応アルゴリズムに
従った適応処理を実行して前記駆動信号を生成する適応
処理手段を有し、前記制御変更手段は、前記異常検出手
段が異常を検出した場合に前記駆動信号の最大値を規制
する最大値規制手段を有する請求項1乃至請求項17の
いずれかに記載の制御型防振支持装置。
Priority Applications (4)
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|---|---|---|---|
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP7123752A JPH08312714A (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | 制御型防振支持装置 |
Publications (1)
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| JPH08312714A true JPH08312714A (ja) | 1996-11-26 |
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ID=14868440
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (4)
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| US (1) | US5905317A (ja) |
| JP (1) | JPH08312714A (ja) |
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