JPH08315344A - 浮上型ヘッドスライダ - Google Patents
浮上型ヘッドスライダInfo
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- JPH08315344A JPH08315344A JP13988795A JP13988795A JPH08315344A JP H08315344 A JPH08315344 A JP H08315344A JP 13988795 A JP13988795 A JP 13988795A JP 13988795 A JP13988795 A JP 13988795A JP H08315344 A JPH08315344 A JP H08315344A
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- Japan
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- roughness
- head slider
- rail
- camber
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- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 特異形状のラップ盤を使用せずに、所望の曲
率半径のクラウン及びキャンバーが容易に且つ低コスト
で加工されるようにすること。 【構成】 表面11に形成された長手方向に延びる複数
のレール12,13と、上記レールの間に形成されるグ
ルーブ14と、上記各レールの空気流入端側に設けられ
たテーパ部12a,13aと、上記レールのうち、一つ
のレールの空気流出端側の端面に設けられた磁気ヘッド
とを備え、裏面の最大高さRmaxが0.03μm乃至
5μmで、長手方向に関して、裏面平均粗さ/グルーブ
面平均粗さが、0.7以下であると共に、横方向に関し
て、裏面平均粗さ/グルーブ面平均粗さが、5.0以下
であり、平坦に形成された裏面が、研磨加工されること
により、クラウン及びキャンバーが形成されるように、
浮上型ヘッドスライダ10を構成する。
率半径のクラウン及びキャンバーが容易に且つ低コスト
で加工されるようにすること。 【構成】 表面11に形成された長手方向に延びる複数
のレール12,13と、上記レールの間に形成されるグ
ルーブ14と、上記各レールの空気流入端側に設けられ
たテーパ部12a,13aと、上記レールのうち、一つ
のレールの空気流出端側の端面に設けられた磁気ヘッド
とを備え、裏面の最大高さRmaxが0.03μm乃至
5μmで、長手方向に関して、裏面平均粗さ/グルーブ
面平均粗さが、0.7以下であると共に、横方向に関し
て、裏面平均粗さ/グルーブ面平均粗さが、5.0以下
であり、平坦に形成された裏面が、研磨加工されること
により、クラウン及びキャンバーが形成されるように、
浮上型ヘッドスライダ10を構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば磁気ディスクや
光磁気ディスク等に対して記録再生するための磁気ヘッ
ドを搭載した浮上型ヘッドスライダに関するものであ
る。
光磁気ディスク等に対して記録再生するための磁気ヘッ
ドを搭載した浮上型ヘッドスライダに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータ等に内蔵されまたは
接続されるハードディスクドライブ装置は、例えば図2
4に示すように構成されている。図24において、ハー
ドディスクドライブ装置1は、アルミニウム合金等によ
り形成された筐体2の平面部に、スピンドルモータ(図
示せず)が配設されていると共に、このスピンドルモー
タによって角速度一定で回転駆動される両面磁気ディス
ク3が備えられている。
接続されるハードディスクドライブ装置は、例えば図2
4に示すように構成されている。図24において、ハー
ドディスクドライブ装置1は、アルミニウム合金等によ
り形成された筐体2の平面部に、スピンドルモータ(図
示せず)が配設されていると共に、このスピンドルモー
タによって角速度一定で回転駆動される両面磁気ディス
ク3が備えられている。
【0003】さらに、この筐体2には、アーム4が、垂
直軸4aの周りに揺動可能に取り付けられている。この
アーム4の一端には、ボイスコイル5が取り付けられ、
またこのアーム4の他端には、スライダ6が取り付けら
れている。
直軸4aの周りに揺動可能に取り付けられている。この
アーム4の一端には、ボイスコイル5が取り付けられ、
またこのアーム4の他端には、スライダ6が取り付けら
れている。
【0004】上記ボイスコイル5を挟持するように、筐
体2上には、マグネット7a,7bが取り付けられてい
る。かくして、上記ボイスコイル5及びマグネット7
a,7bにより、ボイスコイルモータ7が構成されてい
る。
体2上には、マグネット7a,7bが取り付けられてい
る。かくして、上記ボイスコイル5及びマグネット7
a,7bにより、ボイスコイルモータ7が構成されてい
る。
【0005】上記ボイスコイル5に外部から電流が供給
されると、アーム4は、マグネット7a,7bの磁界
と、このボイスコイル5に流れる電流とによって生ずる
力に基づいて、垂直軸4aの周りに回動される。これに
より、アーム4の他端に取り付けられたスライダ6は、
図25にて矢印Xで示すように、磁気ディスク3の実質
的に半径方向に移動される。従って、このスライダ6に
備えられた磁気ヘッド8(図26参照)は、磁気ディス
ク3に対してシーク動作することになる。かくして、磁
気ディスク3の所定のトラックに対して、情報の記録・
再生が行なわれ得る。
されると、アーム4は、マグネット7a,7bの磁界
と、このボイスコイル5に流れる電流とによって生ずる
力に基づいて、垂直軸4aの周りに回動される。これに
より、アーム4の他端に取り付けられたスライダ6は、
図25にて矢印Xで示すように、磁気ディスク3の実質
的に半径方向に移動される。従って、このスライダ6に
備えられた磁気ヘッド8(図26参照)は、磁気ディス
ク3に対してシーク動作することになる。かくして、磁
気ディスク3の所定のトラックに対して、情報の記録・
再生が行なわれ得る。
【0006】ここで、上記スライダ6は、図26に示す
ように、構成されている。即ち、スライダ6は、その一
主面である下面の両側にエアベアリングサーフェイスと
して作用するレール6a,6bが形成されていると共
に、このレール6a,6bの空気流入端側にはテーパ部
6c,6dが備えられている。これにより、図25に示
すように、スライダ6が、回転する磁気ディスク3の表
面に接近されたとき、磁気ディスク3の回転に伴って、
このスライダ6のレール6a,6bと磁気ディスク3の
表面との間に流入する空気流により、スライダ6が浮揚
力を受ける。
ように、構成されている。即ち、スライダ6は、その一
主面である下面の両側にエアベアリングサーフェイスと
して作用するレール6a,6bが形成されていると共
に、このレール6a,6bの空気流入端側にはテーパ部
6c,6dが備えられている。これにより、図25に示
すように、スライダ6が、回転する磁気ディスク3の表
面に接近されたとき、磁気ディスク3の回転に伴って、
このスライダ6のレール6a,6bと磁気ディスク3の
表面との間に流入する空気流により、スライダ6が浮揚
力を受ける。
【0007】この浮揚力によって、スライダ6及びこの
スライダ6に取り付けられた磁気ヘッド8は、図27に
示すように、磁気ディスク3の表面から微小間隔(浮上
量)dをもって浮上走行するようになっている。かくし
て、磁気ヘッド8が直接に磁気ディスク3の表面に接触
することによるこの磁気ディスク3の摩耗損傷が、防止
されるようになっている。尚、この浮上量dは、一般に
は、0.1μm程度である。
スライダ6に取り付けられた磁気ヘッド8は、図27に
示すように、磁気ディスク3の表面から微小間隔(浮上
量)dをもって浮上走行するようになっている。かくし
て、磁気ヘッド8が直接に磁気ディスク3の表面に接触
することによるこの磁気ディスク3の摩耗損傷が、防止
されるようになっている。尚、この浮上量dは、一般に
は、0.1μm程度である。
【0008】このように構成された浮上型ヘッドスライ
ダ6によれば、図27に示すように、磁気ディスク3の
表面に多少の凹凸が在る場合であっても、同一トラック
におけるスライダ6,磁気ヘッド8の磁気ディスク3の
表面からの浮上量dがほぼ一定に保持されることにな
る。
ダ6によれば、図27に示すように、磁気ディスク3の
表面に多少の凹凸が在る場合であっても、同一トラック
におけるスライダ6,磁気ヘッド8の磁気ディスク3の
表面からの浮上量dがほぼ一定に保持されることにな
る。
【0009】ところで、上記ハードディスクドライブ装
置1においては、起動時には、浮上型ヘッドスライダ6
は、磁気ディスク3の最内周に接触した状態で、スピン
ドルモータが立ち上がる。このため、起動時には、ヘッ
ドスライダ6は、先づ磁気ディスク3の表面を擦りなが
ら移動した後、磁気ディスク3の表面から浮上すること
になる。停止時にも、同様にして、ヘッドスライダ6
は、磁気ディスク3の最内周に接触することになる。従
って、ヘッドスライダ6が円滑に磁気ディスク3の表面
に浮上し得るように、磁気ディスク3の表面は、鏡面仕
上げされている。
置1においては、起動時には、浮上型ヘッドスライダ6
は、磁気ディスク3の最内周に接触した状態で、スピン
ドルモータが立ち上がる。このため、起動時には、ヘッ
ドスライダ6は、先づ磁気ディスク3の表面を擦りなが
ら移動した後、磁気ディスク3の表面から浮上すること
になる。停止時にも、同様にして、ヘッドスライダ6
は、磁気ディスク3の最内周に接触することになる。従
って、ヘッドスライダ6が円滑に磁気ディスク3の表面
に浮上し得るように、磁気ディスク3の表面は、鏡面仕
上げされている。
【0010】このようなハードディスクドライブ装置1
は、CSS(Contact Start Stop)
方式とよばれているが、起動時及び停止時に、ヘッドス
ライダ6が磁気ディスク3の表面に接触することから、
例えば長時間に亘って、ハードディスクドライブ装置1
が使用されない場合には、鏡面状態の磁気ディスク3の
表面に対して、ヘッドスライダ6が長時間に亘って密着
した状態で放置されることになる。従って、ヘッドスラ
イダ6のエアベアリングサーフェイスとして作用するレ
ール6a,6bの表面が、磁気ディスク3の表面に吸着
されてしまうことがある。
は、CSS(Contact Start Stop)
方式とよばれているが、起動時及び停止時に、ヘッドス
ライダ6が磁気ディスク3の表面に接触することから、
例えば長時間に亘って、ハードディスクドライブ装置1
が使用されない場合には、鏡面状態の磁気ディスク3の
表面に対して、ヘッドスライダ6が長時間に亘って密着
した状態で放置されることになる。従って、ヘッドスラ
イダ6のエアベアリングサーフェイスとして作用するレ
ール6a,6bの表面が、磁気ディスク3の表面に吸着
されてしまうことがある。
【0011】従って、レール6a,6bの表面が磁気デ
ィスク3の表面に吸着されたまま、ハードディスクドラ
イブ装置が起動されると、上記吸着によって、磁気ディ
スク3の表面が傷つくことにより、磁気ディスク3に記
録された磁気記録情報が破壊されてしまうと共に、浮上
型ヘッドスライダ6も破壊されることがあるという問題
があった。
ィスク3の表面に吸着されたまま、ハードディスクドラ
イブ装置が起動されると、上記吸着によって、磁気ディ
スク3の表面が傷つくことにより、磁気ディスク3に記
録された磁気記録情報が破壊されてしまうと共に、浮上
型ヘッドスライダ6も破壊されることがあるという問題
があった。
【0012】このため、浮上型ヘッドスライダ6は、図
28に示すように、そのレール6a,6bが形成される
面全体が、長手方向,即ちレールの延びる方向及び横方
向,レールと略直交する方向に関して凸状に曲率を有す
るように形成される。即ち、ヘッドスライダ6は、長手
方向に関して、図29に示すように、凸状のクラウンA
を有するように、また横方向に関して、図30に示すよ
うに、凸状のキャンバーBを有するように、形成され
る。
28に示すように、そのレール6a,6bが形成される
面全体が、長手方向,即ちレールの延びる方向及び横方
向,レールと略直交する方向に関して凸状に曲率を有す
るように形成される。即ち、ヘッドスライダ6は、長手
方向に関して、図29に示すように、凸状のクラウンA
を有するように、また横方向に関して、図30に示すよ
うに、凸状のキャンバーBを有するように、形成され
る。
【0013】これにより、レール6a,6bが、長手方
向に凸状の曲率を有するクラウンAを備えており、また
横方向に凸状の曲率を有するキャンバーBを備えている
ことにより、起動時及び停止時の磁気ディスク3の表面
に対する接触面積が低減される。かくして、浮上型ヘッ
ドスライダ6は、長期間に亘って放置された場合であっ
ても、磁気ディスク3の表面への吸着が防止されること
になる。
向に凸状の曲率を有するクラウンAを備えており、また
横方向に凸状の曲率を有するキャンバーBを備えている
ことにより、起動時及び停止時の磁気ディスク3の表面
に対する接触面積が低減される。かくして、浮上型ヘッ
ドスライダ6は、長期間に亘って放置された場合であっ
ても、磁気ディスク3の表面への吸着が防止されること
になる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
構成の浮上型ヘッドスライダ6においては、レール6
a,6b側の面全体の加工は、例えばラップ盤を使用し
て行なわれる。このラップ盤は、上記クラウン及びキャ
ンバーに対応する曲率半径を有するように作製されてお
り、これにより上述したクラウン及びキャンバーを備え
たヘッドスライダ6が形成される。
構成の浮上型ヘッドスライダ6においては、レール6
a,6b側の面全体の加工は、例えばラップ盤を使用し
て行なわれる。このラップ盤は、上記クラウン及びキャ
ンバーに対応する曲率半径を有するように作製されてお
り、これにより上述したクラウン及びキャンバーを備え
たヘッドスライダ6が形成される。
【0015】しかしながら、このようなラップ盤は、数
回の使用でも、摩耗によって曲率半径が変わってしま
う。このため、多数のラップ盤を用意する必要があり、
コストが高くなってしまうという問題があった。
回の使用でも、摩耗によって曲率半径が変わってしま
う。このため、多数のラップ盤を用意する必要があり、
コストが高くなってしまうという問題があった。
【0016】また、このようなクラウン及びキャンバー
に対応する曲率半径を有するラップ盤は、作製が比較的
困難であることから、高価であると共に、異なるクラウ
ン及びキャンバーを備えた複数種類のヘッドスライダを
形成する場合には、その種類毎に当該クラウン及びキャ
ンバーに対応するラップ盤を作製する必要があり、さら
にコストが高くなってしまうという問題があった。
に対応する曲率半径を有するラップ盤は、作製が比較的
困難であることから、高価であると共に、異なるクラウ
ン及びキャンバーを備えた複数種類のヘッドスライダを
形成する場合には、その種類毎に当該クラウン及びキャ
ンバーに対応するラップ盤を作製する必要があり、さら
にコストが高くなってしまうという問題があった。
【0017】本発明は、以上の点に鑑み、特異形状のラ
ップ盤を使用せずに、所望の曲率半径のクラウン及びキ
ャンバーが容易に且つ低コストで加工されるようにし
た、浮上型ヘッドスライダを提供することを目的として
いる。
ップ盤を使用せずに、所望の曲率半径のクラウン及びキ
ャンバーが容易に且つ低コストで加工されるようにし
た、浮上型ヘッドスライダを提供することを目的として
いる。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、記録媒体に対向する表面に形成された複数のレー
ルと、このレールの間に形成されるグルーブと、前記各
レールの空気流入端側に設けられたテーパ部と、前記レ
ールのうち、一つのレールの空気流出端側の端面に設け
られた磁気ヘッドと、を備え、且つ、裏面の最大高さR
maxが0.03μm乃至5μmで、レールの延びる方
向に関して、裏面平均粗さ/グルーブ面平均粗さが、
0.7以下であり、前記レールと略直交する方向に関し
て、裏面平均粗さ/グルーブ面平均粗さが、5.0以下
であり、平坦に形成された裏面が、研磨加工されること
により、前記表面が、レールの延びる方向に凸状の曲率
を有するクラウンと、レールと略直交する方向に凸状の
曲率を有するキャンバーとが形成されている浮上型ヘッ
ドスライダにより、達成される。
れば、記録媒体に対向する表面に形成された複数のレー
ルと、このレールの間に形成されるグルーブと、前記各
レールの空気流入端側に設けられたテーパ部と、前記レ
ールのうち、一つのレールの空気流出端側の端面に設け
られた磁気ヘッドと、を備え、且つ、裏面の最大高さR
maxが0.03μm乃至5μmで、レールの延びる方
向に関して、裏面平均粗さ/グルーブ面平均粗さが、
0.7以下であり、前記レールと略直交する方向に関し
て、裏面平均粗さ/グルーブ面平均粗さが、5.0以下
であり、平坦に形成された裏面が、研磨加工されること
により、前記表面が、レールの延びる方向に凸状の曲率
を有するクラウンと、レールと略直交する方向に凸状の
曲率を有するキャンバーとが形成されている浮上型ヘッ
ドスライダにより、達成される。
【0019】本発明による浮上型ヘッドスライダは、好
ましくは、上記クラウンが、最大高さ1乃至100nm
である。
ましくは、上記クラウンが、最大高さ1乃至100nm
である。
【0020】本発明による浮上型ヘッドスライダは、好
ましくは、上記クラウンが、レールの延びる方向に関す
る裏面平均粗さ/グルーブ面平均粗さの比を選定するこ
とにより、所望の最大高さに形成される。
ましくは、上記クラウンが、レールの延びる方向に関す
る裏面平均粗さ/グルーブ面平均粗さの比を選定するこ
とにより、所望の最大高さに形成される。
【0021】本発明による浮上型ヘッドスライダは、好
ましくは、上記キャンバーが、最大高さ1乃至30nm
である。
ましくは、上記キャンバーが、最大高さ1乃至30nm
である。
【0022】本発明による浮上型ヘッドスライダは、好
ましくは、上記キャンバーが、レールと略直交する方向
に関する裏面平均粗さ/グルーブ面平均粗さの比を選定
することにより、所望の最大高さに形成される。
ましくは、上記キャンバーが、レールと略直交する方向
に関する裏面平均粗さ/グルーブ面平均粗さの比を選定
することにより、所望の最大高さに形成される。
【0023】
【作用】上記構成によれば、エアベアリングサーフェイ
スとして作用するレールの表面と記録媒体の表面との間
を流れる空気流によって、浮揚力が発生する。従って、
上記浮揚力により、浮上型ヘッドスライダは、記録媒体
の表面から浮上される。
スとして作用するレールの表面と記録媒体の表面との間
を流れる空気流によって、浮揚力が発生する。従って、
上記浮揚力により、浮上型ヘッドスライダは、記録媒体
の表面から浮上される。
【0024】この場合、浮上型ヘッドスライダの表面
は、凸状のクラウン及びキャンバーを備えているが、こ
のクラウン及びキャンバーは、先づ裏面がフラット定盤
等によって平坦に形成された後、この裏面が全面に亘っ
て研磨される。その際、上記裏面が、レールの延びる方
向に関して、裏面平均粗さとグルーブ面平均粗さとの比
が、0.7以下であることにより、研磨加工によって、
凸状のクラウンが形成されることになる。また、上記空
気潤滑面が、レールと略直交する方向に関して、裏面平
均粗さとグルーブ面平均粗さとの比が、5.0以下であ
ることにより、研磨加工によって、凸状のキャンバーが
形成されることになる。
は、凸状のクラウン及びキャンバーを備えているが、こ
のクラウン及びキャンバーは、先づ裏面がフラット定盤
等によって平坦に形成された後、この裏面が全面に亘っ
て研磨される。その際、上記裏面が、レールの延びる方
向に関して、裏面平均粗さとグルーブ面平均粗さとの比
が、0.7以下であることにより、研磨加工によって、
凸状のクラウンが形成されることになる。また、上記空
気潤滑面が、レールと略直交する方向に関して、裏面平
均粗さとグルーブ面平均粗さとの比が、5.0以下であ
ることにより、研磨加工によって、凸状のキャンバーが
形成されることになる。
【0025】上記クラウンが、レールの延びる方向に関
する裏面平均粗さ/グルーブ面平均粗さの比を選定する
ことにより、所望の最大高さに形成される場合には、上
記平均粗さの比が適宜に選定されると、研磨加工によっ
て、任意の形状のクラウンが形成される。
する裏面平均粗さ/グルーブ面平均粗さの比を選定する
ことにより、所望の最大高さに形成される場合には、上
記平均粗さの比が適宜に選定されると、研磨加工によっ
て、任意の形状のクラウンが形成される。
【0026】上記キャンバーが、レールと略直交する方
向に関する裏面平均粗さ/グルーブ面平均粗さの比を選
定することにより、所望の最大高さに形成される場合に
は、上記平均粗さの比が適宜に選定されると、研磨加工
によって、任意の形状のキャンバーが形成される。
向に関する裏面平均粗さ/グルーブ面平均粗さの比を選
定することにより、所望の最大高さに形成される場合に
は、上記平均粗さの比が適宜に選定されると、研磨加工
によって、任意の形状のキャンバーが形成される。
【0027】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例を図1乃至図
23を参照しながら、詳細に説明する。尚、以下に述べ
る実施例は、本発明の好適な具体例であるから、技術的
に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲
は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載
がない限り、これらの態様に限られるものではない。
23を参照しながら、詳細に説明する。尚、以下に述べ
る実施例は、本発明の好適な具体例であるから、技術的
に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲
は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載
がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0028】図1は、本発明による浮上型ヘッドスライ
ダの一実施例を示している。図1において、浮上型ヘッ
ドスライダ10は、全体が扁平な直方体として形成され
ており、その表面11に、二つのレール12,13と、
このレール12,13の間に位置するグルーブ部14と
を備えている。
ダの一実施例を示している。図1において、浮上型ヘッ
ドスライダ10は、全体が扁平な直方体として形成され
ており、その表面11に、二つのレール12,13と、
このレール12,13の間に位置するグルーブ部14と
を備えている。
【0029】上記レール12,13は、上記表面11の
両側に配設されており、その表面が所謂エアベアリング
サーフェースとして作用することにより、このレール1
2,13の表面と磁気ディスクとの間を流れる空気流の
動圧によって、ヘッドスライダ10の浮揚力を発生す
る。
両側に配設されており、その表面が所謂エアベアリング
サーフェースとして作用することにより、このレール1
2,13の表面と磁気ディスクとの間を流れる空気流の
動圧によって、ヘッドスライダ10の浮揚力を発生す
る。
【0030】さらに、各レール12,13は、それぞれ
その空気流入側の図において先端側に向かって徐々に下
降するテーパ部12a,13aが形成されている。この
テーパ部12a,13aは、レール12,13のエアベ
アリングサーフェースとして作用する表面に対して、所
定角度を有するように、成形されている。
その空気流入側の図において先端側に向かって徐々に下
降するテーパ部12a,13aが形成されている。この
テーパ部12a,13aは、レール12,13のエアベ
アリングサーフェースとして作用する表面に対して、所
定角度を有するように、成形されている。
【0031】また、グルーブ部14は、図示の場合、表
面11の長手方向にそって、空気流入端から空気流出端
まで延びるように、形成されている。ここで、浮上型ヘ
ッドスライダ10は、その表面11全体が、レール1
2,13の延びる方向,即ち図において長手方向及びレ
ール12,13と略直交する方向,即ち横方向に関して
凸状に曲率を有するように、即ちレールの延びる方向に
関して凸状のクラウンを有するように、且つレールと略
直交する方向に関して凸状のキャンバーを有するよう
に、形成されている。
面11の長手方向にそって、空気流入端から空気流出端
まで延びるように、形成されている。ここで、浮上型ヘ
ッドスライダ10は、その表面11全体が、レール1
2,13の延びる方向,即ち図において長手方向及びレ
ール12,13と略直交する方向,即ち横方向に関して
凸状に曲率を有するように、即ちレールの延びる方向に
関して凸状のクラウンを有するように、且つレールと略
直交する方向に関して凸状のキャンバーを有するよう
に、形成されている。
【0032】以上の構成は、図28に示した従来の浮上
型ヘッドスライダ6と同様の構成であるが、本発明実施
例による浮上型ヘッドスライダ10においては、表面1
1のクラウン及びキャンバーは、以下のようにして形成
されるようになっている。
型ヘッドスライダ6と同様の構成であるが、本発明実施
例による浮上型ヘッドスライダ10においては、表面1
1のクラウン及びキャンバーは、以下のようにして形成
されるようになっている。
【0033】即ち、浮上型ヘッドスライダ10は、先づ
図2及び図3に示すように、通常のフラット定盤によっ
て、全体が平坦に形成される。ここで、浮上型ヘッドス
ライダ10の裏面は、長手方向に関する裏面平均粗さ/
グルーブ面平均粗さと、横方向に関する裏面平均粗さ/
グルーブ面平均粗さが、所定値以下に選定されている。
これにより、図2及び図3に示すように平坦に形成され
た表面は、裏面の研磨加工によって、長手方向の凸状の
曲率を備えたクラウンA及び横方向の凸状の曲率を備え
たキャンバーBを有するように、成形される。
図2及び図3に示すように、通常のフラット定盤によっ
て、全体が平坦に形成される。ここで、浮上型ヘッドス
ライダ10の裏面は、長手方向に関する裏面平均粗さ/
グルーブ面平均粗さと、横方向に関する裏面平均粗さ/
グルーブ面平均粗さが、所定値以下に選定されている。
これにより、図2及び図3に示すように平坦に形成され
た表面は、裏面の研磨加工によって、長手方向の凸状の
曲率を備えたクラウンA及び横方向の凸状の曲率を備え
たキャンバーBを有するように、成形される。
【0034】ここで、上記研磨加工によるクラウン及び
キャンバーの成形は、以下の原理に基づくものである。
即ち、図6に示すように、平坦に形成されたヘッドスラ
イダ用ブロック20は、例えば長さ25,4mm,幅
2.5mm,厚さ0.6mmであって、その表面21及
び裏面22が、それぞれ例えば1/4μのダイヤラップ
加工されている。そして、この裏面22が、例えば1μ
ダイヤラップ,V研#1500研剤,V研#320研剤
によって研磨加工されると、裏面22は、図7に示すよ
うに、形状変化を生ずる。
キャンバーの成形は、以下の原理に基づくものである。
即ち、図6に示すように、平坦に形成されたヘッドスラ
イダ用ブロック20は、例えば長さ25,4mm,幅
2.5mm,厚さ0.6mmであって、その表面21及
び裏面22が、それぞれ例えば1/4μのダイヤラップ
加工されている。そして、この裏面22が、例えば1μ
ダイヤラップ,V研#1500研剤,V研#320研剤
によって研磨加工されると、裏面22は、図7に示すよ
うに、形状変化を生ずる。
【0035】尚、図7のグラフにて、Raは中心線平均
粗さ,RMSは自乗平均粗さ,Rtは粗さの最大高さ,
Rmaxは断面の最大高さ,Rzは10点平均粗さを示
している。この形状変化は、表面21の1/4μラップ
面に対して、粗さが大きくなる程、変形量が大きくな
る、即ち表面21の1/4μラップ面が凹状になるよう
に、発生する。
粗さ,RMSは自乗平均粗さ,Rtは粗さの最大高さ,
Rmaxは断面の最大高さ,Rzは10点平均粗さを示
している。この形状変化は、表面21の1/4μラップ
面に対して、粗さが大きくなる程、変形量が大きくな
る、即ち表面21の1/4μラップ面が凹状になるよう
に、発生する。
【0036】上記原理を応用することにより、浮上型ヘ
ッドスライダ10の空気潤滑面11が凸状に形成され
る。即ち、図8に示すように、平坦に形成されたヘッド
スライダ用ブロック30は、例えば長さ25,4mm,
幅2.5mm,厚さ0.6mmであって、複数個のヘッ
ドスライダ10が一列に並んで一体に形成されている。
そして、このブロック30の表面31には、各ヘッドス
ライダ10の領域にて、それぞれ図9に示すように、レ
ール12,13が形成されると共に、グルーブ部14が
形成される。この場合、浮上型ヘッドスライダ10の適
正な浮上量dが得られるように、上記レール12,13
の幅が選定される。
ッドスライダ10の空気潤滑面11が凸状に形成され
る。即ち、図8に示すように、平坦に形成されたヘッド
スライダ用ブロック30は、例えば長さ25,4mm,
幅2.5mm,厚さ0.6mmであって、複数個のヘッ
ドスライダ10が一列に並んで一体に形成されている。
そして、このブロック30の表面31には、各ヘッドス
ライダ10の領域にて、それぞれ図9に示すように、レ
ール12,13が形成されると共に、グルーブ部14が
形成される。この場合、浮上型ヘッドスライダ10の適
正な浮上量dが得られるように、上記レール12,13
の幅が選定される。
【0037】ここで、上記レール12,13の表面は、
1/4μダイヤラップ面として形成されると共に、グル
ーブ部14の表面と裏面32は、レール12,13の表
面と加工方法を変えることにより、面粗さが変更され
る。尚、図8及び図9において、矢印Xは、浮上型ヘッ
ドスライダ10のレール12,13が延びる方向,即ち
クラウンの方向を示し、また矢印Yは、浮上型ヘッドス
ライダ10のレール12,13が延びる方向と略直交す
る方向,即ちキャンバーの方向を示している。
1/4μダイヤラップ面として形成されると共に、グル
ーブ部14の表面と裏面32は、レール12,13の表
面と加工方法を変えることにより、面粗さが変更され
る。尚、図8及び図9において、矢印Xは、浮上型ヘッ
ドスライダ10のレール12,13が延びる方向,即ち
クラウンの方向を示し、また矢印Yは、浮上型ヘッドス
ライダ10のレール12,13が延びる方向と略直交す
る方向,即ちキャンバーの方向を示している。
【0038】従って、上記ブロック30は、その裏面3
2が、1μmダイヤラップ加工,V研#1500研剤,
V研#320研剤により加工され、且つグルーブ14
が、メタル#600により加工された場合、加工面の粗
さ及び加工後のレール面のクラウンの形状は、図10に
示すように変化することになる。また、グルーブ14
が、レジン10/15により加工された場合、加工面の
粗さ及び加工後のレール面のクラウンの形状は、図11
に示すように変化することになる。
2が、1μmダイヤラップ加工,V研#1500研剤,
V研#320研剤により加工され、且つグルーブ14
が、メタル#600により加工された場合、加工面の粗
さ及び加工後のレール面のクラウンの形状は、図10に
示すように変化することになる。また、グルーブ14
が、レジン10/15により加工された場合、加工面の
粗さ及び加工後のレール面のクラウンの形状は、図11
に示すように変化することになる。
【0039】これに対して、上記ブロック30の裏面3
2が、1μmダイヤラップ加工,V研#1500研剤,
V研#320研剤により加工され、且つグルーブ14
が、メタル#600により加工された場合、加工面の粗
さ及び加工後のレール面のキャンバーの形状は、図12
に示すように変化することになる。また、グルーブ14
が、レジン10/15により加工された場合、加工面の
粗さ及び加工後のレール面のキャンバーの形状は、図1
3に示すように変化することになる。
2が、1μmダイヤラップ加工,V研#1500研剤,
V研#320研剤により加工され、且つグルーブ14
が、メタル#600により加工された場合、加工面の粗
さ及び加工後のレール面のキャンバーの形状は、図12
に示すように変化することになる。また、グルーブ14
が、レジン10/15により加工された場合、加工面の
粗さ及び加工後のレール面のキャンバーの形状は、図1
3に示すように変化することになる。
【0040】かくして、浮上型ヘッドスライダ10は、
ブロック30の状態で、フラット定盤等によって、レー
ル12,13の表面が平坦に形成された後、裏面32の
面粗さが長手方向及び横方向に関してそれぞれ変更され
ることにより、上記レール12,13の表面の研磨によ
る形状変化量が変化する。そして、この形状変化量は、
グルーブ部14の面粗さによっても変化することにな
る。
ブロック30の状態で、フラット定盤等によって、レー
ル12,13の表面が平坦に形成された後、裏面32の
面粗さが長手方向及び横方向に関してそれぞれ変更され
ることにより、上記レール12,13の表面の研磨によ
る形状変化量が変化する。そして、この形状変化量は、
グルーブ部14の面粗さによっても変化することにな
る。
【0041】ところで、面粗さは、その測定方法に応じ
て、中心線平均粗さRa,自乗平均粗さRMS,粗さの
最大高さRt,断面の最大高さRmax,10点平均粗
さRz等の測定パラメータがあり、特に中心線平均粗さ
Ra及び自乗平均粗さRMSと、粗さの最大高さRt,
断面の最大高さRmax,10点平均粗さRzとでは、
1桁程度の差がある。このため、裏面32の平均粗さを
て、中心線平均粗さRa,自乗平均粗さRMS,粗さの
最大高さRt,断面の最大高さRmax,10点平均粗
さRz等の測定パラメータがあり、特に中心線平均粗さ
Ra及び自乗平均粗さRMSと、粗さの最大高さRt,
断面の最大高さRmax,10点平均粗さRzとでは、
1桁程度の差がある。このため、裏面32の平均粗さを
【0042】
【数1】 とし、またグルーブ面平均粗さを
【数2】 として、粗さを
【数3】
【0043】とすると、グルーブ部14の加工がレジン
10/15により行なわれた場合の粗さとレール12,
13の表面のキャンバーの形状変化量との関係は、図1
4に示すようになり、粗さとレール12,13の表面の
クラウンの形状変化量との関係は、図16に示すように
なる。この場合、中心線平均粗さRa及び自乗平均粗さ
RMSが、粗さの最大高さRt,断面の最大高さRma
x,10点平均粗さRzとほぼ同等の値になる。
10/15により行なわれた場合の粗さとレール12,
13の表面のキャンバーの形状変化量との関係は、図1
4に示すようになり、粗さとレール12,13の表面の
クラウンの形状変化量との関係は、図16に示すように
なる。この場合、中心線平均粗さRa及び自乗平均粗さ
RMSが、粗さの最大高さRt,断面の最大高さRma
x,10点平均粗さRzとほぼ同等の値になる。
【0044】ここで、中心線平均粗さRa,自乗平均粗
さRMS,粗さの最大高さRt,断面の最大高さRma
x,10点平均粗さRzのすべてを合わせて、回帰する
と、キャンバー及びクラウンは、それぞれ図15及び図
17に示すように、面粗さと形状変化量が、一次関数と
して表わされる。
さRMS,粗さの最大高さRt,断面の最大高さRma
x,10点平均粗さRzのすべてを合わせて、回帰する
と、キャンバー及びクラウンは、それぞれ図15及び図
17に示すように、面粗さと形状変化量が、一次関数と
して表わされる。
【0045】かくして、クラウンに関して、形状変化量
x1と面粗さy1との関係は、
x1と面粗さy1との関係は、
【数4】 となり、またキャンバーに関して、形状変化量x2と面
粗さy2との関係は、
粗さy2との関係は、
【数5】 となる。
【0046】同様にして、グルーブ部14の加工がメタ
ル#600により行なわれた場合には、粗さとレール1
2,13の表面のキャンバーの形状変化量との関係は、
図18に示すようになり、粗さとレール12,13の表
面のクラウンの形状変化量との関係は、図21に示すよ
うになる。そして、メタル加工による粗さの変化に関す
る補正係数即ち
ル#600により行なわれた場合には、粗さとレール1
2,13の表面のキャンバーの形状変化量との関係は、
図18に示すようになり、粗さとレール12,13の表
面のクラウンの形状変化量との関係は、図21に示すよ
うになる。そして、メタル加工による粗さの変化に関す
る補正係数即ち
【数6】 を掛けることにより、面粗さとキャンバー及びクラウン
の形状変化量との関係は、それぞれ図19及び図22に
示すように、補正される。
の形状変化量との関係は、それぞれ図19及び図22に
示すように、補正される。
【0047】ここで、中心線平均粗さRa,自乗平均粗
さRMS,粗さの最大高さRt,断面の最大高さRma
x,10点平均粗さRzのすべてを合わせて、回帰する
と、キャンバー及びクラウンは、それぞれ図20及び図
23に示すように、面粗さと形状変化量が、一次関数と
して表わされる。
さRMS,粗さの最大高さRt,断面の最大高さRma
x,10点平均粗さRzのすべてを合わせて、回帰する
と、キャンバー及びクラウンは、それぞれ図20及び図
23に示すように、面粗さと形状変化量が、一次関数と
して表わされる。
【0048】かくして、クラウンに関して、形状変化量
x3と面粗さy3との関係は、
x3と面粗さy3との関係は、
【数7】 となり、またキャンバーに関して、形状変化量x2と面
粗さy2との関係は、
粗さy2との関係は、
【数8】 となる。
【0049】このようにして、上述した実験例に基づい
て、レジン10/15によるグルーブ加工面平均粗さを
Kとし、粗さを
て、レジン10/15によるグルーブ加工面平均粗さを
Kとし、粗さを
【数9】 とする。尚、中心線平均粗さRa=0.018μm,自
乗平均粗さRMS=0.023μm,粗さの最大高さR
t=0.119μm,断面の最大高さRmax=0.1
55μm,10点平均粗さRz=0.177μmであ
る。
乗平均粗さRMS=0.023μm,粗さの最大高さR
t=0.119μm,断面の最大高さRmax=0.1
55μm,10点平均粗さRz=0.177μmであ
る。
【0050】このとき、クラウンに関して、形状変化量
x5と面粗さy5との関係は、近似的に
x5と面粗さy5との関係は、近似的に
【数10】 で与えられ、またキャンバーに関して、形状変化量x6
と面粗さy6との関係は、近似的に
と面粗さy6との関係は、近似的に
【数11】 で与えられる。これにより、クラウン及びキャンバーに
関して、正の形状変化量を得るためには、粗さy5は、
0.7μm以下となり、また粗さy6は、5.0μm以
下とある。
関して、正の形状変化量を得るためには、粗さy5は、
0.7μm以下となり、また粗さy6は、5.0μm以
下とある。
【0051】かくして、面粗さy5及びy6を適宜に選
定することにより、所望のクラウン及びキャンバーに関
する形状変化量が得られるので、平坦に形成されたブロ
ック30の裏面32の研磨加工によって、任意の形状の
クラウン及びキャンバーが加工されることになる。
定することにより、所望のクラウン及びキャンバーに関
する形状変化量が得られるので、平坦に形成されたブロ
ック30の裏面32の研磨加工によって、任意の形状の
クラウン及びキャンバーが加工されることになる。
【0052】この場合、従来のようにクラウン及びキャ
ンバーを形成するために、このクラウン及びキャンバー
の形状に対応した形状に形成されたラップ盤を用意する
必要がないので、フラット定盤によって平坦加工が行な
われた後に、研磨加工が行なわれることにより、所望の
形状のクラウン及びキャンバーが形成されるので、部品
コスト及び加工コストが低減されることになる。また、
クラウン及びキャンバーの形状が異なる種類の浮上型ヘ
ッドスライダ毎に、ラップ盤を用意する必要もなく、任
意の形状のクラウン及びキャンバーが形成されるので、
より一層コストが低減されることになる。
ンバーを形成するために、このクラウン及びキャンバー
の形状に対応した形状に形成されたラップ盤を用意する
必要がないので、フラット定盤によって平坦加工が行な
われた後に、研磨加工が行なわれることにより、所望の
形状のクラウン及びキャンバーが形成されるので、部品
コスト及び加工コストが低減されることになる。また、
クラウン及びキャンバーの形状が異なる種類の浮上型ヘ
ッドスライダ毎に、ラップ盤を用意する必要もなく、任
意の形状のクラウン及びキャンバーが形成されるので、
より一層コストが低減されることになる。
【0053】尚、上記実施例においては、浮上型ヘッド
スライダ10は、二つのレール12,13を備えるよう
に形成されているが、これに限らず、レールに関して、
その長さ,幅や配置は、実際に搭載されるハードディス
クドライブ装置に対応して、最適化されるべきものであ
る。従って、上述した実施例に示された形状,配置等に
限定されるべきではない。
スライダ10は、二つのレール12,13を備えるよう
に形成されているが、これに限らず、レールに関して、
その長さ,幅や配置は、実際に搭載されるハードディス
クドライブ装置に対応して、最適化されるべきものであ
る。従って、上述した実施例に示された形状,配置等に
限定されるべきではない。
【0054】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、特
異形状のラップ盤を使用せずに、所望の曲率半径のクラ
ウン及びキャンバーを容易に且つ低コストで加工するこ
とができる。
異形状のラップ盤を使用せずに、所望の曲率半径のクラ
ウン及びキャンバーを容易に且つ低コストで加工するこ
とができる。
【図1】本発明による浮上型ヘッドスライダの実施例を
示す概略斜視図である。
示す概略斜視図である。
【図2】図1の浮上型ヘッドスライダの研磨前の状態を
示す長手方向断面図である。
示す長手方向断面図である。
【図3】図1の浮上型ヘッドスライダの研磨前の状態を
示す横方向断面図である。
示す横方向断面図である。
【図4】図1の浮上型ヘッドスライダの研磨後の状態を
示す長手方向断面図である。
示す長手方向断面図である。
【図5】図1の浮上型ヘッドスライダの研磨後の状態を
示す横方向断面図である。
示す横方向断面図である。
【図6】本発明の原理を示す研磨加工前のブロックの概
略斜視図である。
略斜視図である。
【図7】図6のブロックの種々の研磨加工による面粗さ
と形状変化量との関係を示すグラフである。
と形状変化量との関係を示すグラフである。
【図8】図1の浮上型ヘッドスライダの製造途中におけ
るブロックの概略斜視図である。
るブロックの概略斜視図である。
【図9】図8のブロックにおける各浮上型ヘッドスライ
ダを示す概略斜視図である。
ダを示す概略斜視図である。
【図10】図8のブロックのグルーブ部がメタル#60
0により加工された場合の研磨加工による裏面の面粗さ
とクラウンの形状変化量との関係を示すグラフである。
0により加工された場合の研磨加工による裏面の面粗さ
とクラウンの形状変化量との関係を示すグラフである。
【図11】図8のブロックのグルーブ部がレジン10/
15により加工された場合の研磨加工による裏面の面粗
さとクラウンの形状変化量との関係を示すグラフであ
る。
15により加工された場合の研磨加工による裏面の面粗
さとクラウンの形状変化量との関係を示すグラフであ
る。
【図12】図8のブロックのグルーブ部がメタル#60
0により加工された場合の研磨加工による裏面の面粗さ
とキャンバーの形状変化量との関係を示すグラフであ
る。
0により加工された場合の研磨加工による裏面の面粗さ
とキャンバーの形状変化量との関係を示すグラフであ
る。
【図13】図8のブロックのグルーブ部がレジン10/
15メタル#600により加工された場合の研磨加工に
よる裏面の面粗さとキャンバーの形状変化量との関係を
示すグラフである。
15メタル#600により加工された場合の研磨加工に
よる裏面の面粗さとキャンバーの形状変化量との関係を
示すグラフである。
【図14】図8のブロックのグルーブがレジンにより加
工された場合の粗さとキャンバーの形状変化量との関係
を示すグラフである。
工された場合の粗さとキャンバーの形状変化量との関係
を示すグラフである。
【図15】図14の粗さとキャンバーの形状変化量との
関係を回帰したグラフである。
関係を回帰したグラフである。
【図16】図8のブロックのグルーブがレジンにより加
工された場合の粗さとクラウンの形状変化量との関係を
示すグラフである。
工された場合の粗さとクラウンの形状変化量との関係を
示すグラフである。
【図17】図16の粗さとクラウンの形状変化量との関
係を回帰したグラフである。
係を回帰したグラフである。
【図18】図8のブロックのグルーブがメタルにより加
工された場合の粗さとキャンバーの形状変化量との関係
を示すグラフである。
工された場合の粗さとキャンバーの形状変化量との関係
を示すグラフである。
【図19】図18のグルーブ面粗さを補正したグラフで
ある。
ある。
【図20】図19の粗さとキャンバーの形状変化量との
関係を回帰したグラフである。
関係を回帰したグラフである。
【図21】図8のブロックのグルーブがメタルにより加
工された場合の粗さとクラウンの形状変化量との関係を
示すグラフである。
工された場合の粗さとクラウンの形状変化量との関係を
示すグラフである。
【図22】図21のグルーブ面粗さを補正したグラフで
ある。
ある。
【図23】図22の粗さとクラウンの形状変化量との関
係を回帰したグラフである。
係を回帰したグラフである。
【図24】従来のハードディスクドライブ装置の一例の
構成を示す斜視図である。
構成を示す斜視図である。
【図25】図24のハードディスクドライブ装置におけ
る磁気ディスクとアームとの関係を示す概略斜視図であ
る。
る磁気ディスクとアームとの関係を示す概略斜視図であ
る。
【図26】図24のハードディスクドライブ装置におけ
る浮上型ヘッドスライダを示す概略斜視図である。
る浮上型ヘッドスライダを示す概略斜視図である。
【図27】図26の浮上型ヘッドスライダの浮上状態を
示す概略図である。
示す概略図である。
【図28】図26の浮上型ヘッドスライダのより詳細な
斜視図である。
斜視図である。
【図29】図28の浮上型ヘッドスライダの長手方向断
面図である。
面図である。
【図30】図26の浮上型ヘッドスライダの横方向断面
図である。
図である。
10 浮上型ヘッドスライダ 11 表面 12,13 レール 12a,13a テーパ部 14 グルーブ 20 ブロック 21 表面 22 裏面 30 浮上型ヘッドスライダ製造用ブロック 31 表面 32 裏面
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年7月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】 ここで、上記研磨加工によるクラウン及
びキャンバーの成形は、以下の原理に基づくものであ
る。即ち、図6に示すように、平坦に形成されたヘッド
スライダ用ブロック20は、例えば長さ25.4mm,
幅2.5mm,厚さ0.6mmであって、その表面21
及び裏面22が、それぞれ例えば1/4μのダイヤラッ
プ加工されている。そして、この裏面22が、例えば1
μダイヤラップ,V研#1500研削,V研#320研
削によって研磨加工されると、裏面22は、図7に示す
ように、形状変化を生ずる。
びキャンバーの成形は、以下の原理に基づくものであ
る。即ち、図6に示すように、平坦に形成されたヘッド
スライダ用ブロック20は、例えば長さ25.4mm,
幅2.5mm,厚さ0.6mmであって、その表面21
及び裏面22が、それぞれ例えば1/4μのダイヤラッ
プ加工されている。そして、この裏面22が、例えば1
μダイヤラップ,V研#1500研削,V研#320研
削によって研磨加工されると、裏面22は、図7に示す
ように、形状変化を生ずる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】 従って、上記ブロック30は、その裏
面32が、1μmダイヤラップ加工,V研#1500研
削,V研#320研削により加工され、且つグループ1
4が、メタル#600により加工された場合、加工面の
粗さ及び加工後のレール面のクラウンの形状は、図10
に示すように変化することになる。また、グループ14
が、レジン10/15により加工された場合、加工面の
粗さ及び加工後のレール面のクラウンの形状は、図11
に示すように変化することになる。
面32が、1μmダイヤラップ加工,V研#1500研
削,V研#320研削により加工され、且つグループ1
4が、メタル#600により加工された場合、加工面の
粗さ及び加工後のレール面のクラウンの形状は、図10
に示すように変化することになる。また、グループ14
が、レジン10/15により加工された場合、加工面の
粗さ及び加工後のレール面のクラウンの形状は、図11
に示すように変化することになる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】 これに対して、上記ブロック30の裏
面32が、1μmダイヤラップ加工,V研#1500研
削,V研#320研削により加工され、且つグループ1
4が、メタル#600により加工された場合、加工面の
粗さ及び加工後のレール面のキャンバーの形状は、図1
2に示すように変化することになる。また、グループ1
4が、レジン10/15により加工された場合、加工面
の粗さ及び加工後のレール面のキャンバーの形状は、図
13に示すように変化することになる。
面32が、1μmダイヤラップ加工,V研#1500研
削,V研#320研削により加工され、且つグループ1
4が、メタル#600により加工された場合、加工面の
粗さ及び加工後のレール面のキャンバーの形状は、図1
2に示すように変化することになる。また、グループ1
4が、レジン10/15により加工された場合、加工面
の粗さ及び加工後のレール面のキャンバーの形状は、図
13に示すように変化することになる。
Claims (5)
- 【請求項1】 記録媒体に対向する表面に形成された複
数のレールと、 このレールの間に形成されるグルーブと、 前記各レールの空気流入端側に設けられたテーパ部と、 前記レールのうち、一つのレールの空気流出端側の端面
に設けられた磁気ヘッドとを備え、 且つ、裏面の最大高さRmaxが0.03μm乃至5μ
mで、レールの延びる方向に関して、裏面平均粗さ/グ
ルーブ面平均粗さが、0.7以下であり、 前記レールと略直交する方向に関して、裏面平均粗さ/
グルーブ面平均粗さが、5.0以下であり、 平坦に形成された裏面が、研磨加工されることにより、
前記表面が、レールの延びる方向に凸状の曲率を有する
クラウンと、レールと略直交する方向に凸状の曲率を有
するキャンバーとが形成されていることを特徴とする浮
上型ヘッドスライダ。 - 【請求項2】 前記クラウンが、最大高さ1乃至100
nmであることを特徴とする請求項1に記載の浮上型ヘ
ッドスライダ。 - 【請求項3】 前記クラウンが、前記レールの延びる方
向に関する裏面平均粗さ/グルーブ面平均粗さの比を選
定することにより、所望の最大高さに形成されることを
特徴とする請求項1に記載の浮上型ヘッドスライダ。 - 【請求項4】 前記キャンバーが、最大高さ1乃至30
nmであることを特徴とする請求項1に記載の浮上型ヘ
ッドスライダ。 - 【請求項5】 前記キャンバーが、レールと略直交する
方向に関する裏面平均粗さ/グルーブ面平均粗さの比を
選定することにより、所望の最大高さに形成されること
を特徴とする請求項1に記載の浮上型ヘッドスライダ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13988795A JPH08315344A (ja) | 1995-05-15 | 1995-05-15 | 浮上型ヘッドスライダ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13988795A JPH08315344A (ja) | 1995-05-15 | 1995-05-15 | 浮上型ヘッドスライダ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08315344A true JPH08315344A (ja) | 1996-11-29 |
Family
ID=15255913
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13988795A Pending JPH08315344A (ja) | 1995-05-15 | 1995-05-15 | 浮上型ヘッドスライダ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08315344A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7739786B2 (en) | 2005-06-24 | 2010-06-22 | Sae Magnetics (H.K.) Ltd. | Apparatus for manufacturing magnetic head slider |
-
1995
- 1995-05-15 JP JP13988795A patent/JPH08315344A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7739786B2 (en) | 2005-06-24 | 2010-06-22 | Sae Magnetics (H.K.) Ltd. | Apparatus for manufacturing magnetic head slider |
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