JPH0831536A - 通電装置 - Google Patents

通電装置

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Publication number
JPH0831536A
JPH0831536A JP16029294A JP16029294A JPH0831536A JP H0831536 A JPH0831536 A JP H0831536A JP 16029294 A JP16029294 A JP 16029294A JP 16029294 A JP16029294 A JP 16029294A JP H0831536 A JPH0831536 A JP H0831536A
Authority
JP
Japan
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gear
planetary
gears
inner cylinder
shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP16029294A
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English (en)
Inventor
Susumu Hashimoto
進 橋本
Hideyuki Matsui
秀行 松井
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Marelli Corp
Original Assignee
Kansei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気導体の緩みを防止し、遊星軸の配設空間
を確保し、かつ、装置の大きさを変えることなく、電気
導体と遊星軸の動きを一致させることができる通電装置
を提供する。 【構成】 内筒であるケースインナー6の周囲にフラッ
トケーブル9を巻付け、外筒3の内面にフラットケーブ
ル9を沿わせ、該フラットケーブル9のU字状反転部9
aを遊星軸8に巻付け、この遊星軸8に第1遊星歯車8
a,8c及び第2遊星歯車8b,8dを形成し、外筒3
に上側,下側内歯歯車2b,1bを形成し、ケースイン
ナー6に上側,下側外歯歯車6b,6cを形成し、第1
遊星歯車8a,8cを上側,下側外歯歯車6b,6c
に、第2遊星歯車8b,8dを上側,下側内歯歯車2
b,1bにそれぞれ噛み合わせ、ケースインナー6の周
囲に、遊星軸8の公転角度と同じ公転角度で移動して、
ケースインナー6の周囲に巻き付けられたフラットケー
ブル9を周囲から押えるガイド部材15を配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車のステアリン
グ等の回転側と、車体等の固定側とを通電させる通電装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からこの種のものとしては、例え
ば、実公昭63−39907号公報に記載されている、
図14及び図15に示すようなものがある。なお、図1
4は通電装置の平面概念図であり、図15は通電装置の
歯車の噛み合い状態を示している。
【0003】図中符号31は固定された外筒であり、こ
の外筒31と同心に、回転可能な内筒32が配設され、
この外筒31の内周面と内筒32の外周面との間に、遊
星軸33が配設されている。この外筒31には内歯歯車
(歯数Z1)が、内筒32には外歯歯車(歯数Z2)が
設けられ、かつ、遊星軸33には、この内歯歯車と外歯
歯車とに噛み合う一体の遊星歯車(歯数Z3)が設けら
れている。
【0004】一方、図中符号34は電気導体としてのフ
ラットケーブルであり、その両端部は、それぞれ外筒3
1と内筒32とに取り付けられている。このフラットケ
ーブル34の両端部は、それぞれ固定側電気機器、及び
回転側電気機器(共に図示せず)に接続され、これによ
って、固定側電気機器と回転側電気機器とが通電される
ものである。そして、このフラットケーブル34が内筒
32の周囲に巻き付けられる一方、外筒31の内面に沿
って配設され、更に、中間部のU字状反転部34aが遊
星軸33に巻き付けられるようになっている。
【0005】そして、フラットケーブル34を図14の
(a)に示す状態から、内筒32を矢印F方向に回転さ
せると、遊星軸33が自転しながら、内筒32の周りを
公転する。これによって、フラットケーブル34が、内
筒32の外周面から巻き取られて外筒31の内周面に順
次沿わせられる(図14(b)参照)。一方、この状態
から、内筒32を矢印Fと逆方向に回転させると、フラ
ットケーブル34が、内筒32の外周面に巻き付けられ
ていくものである。かかる場合、遊星軸33にフラット
ケーブル34のU字状反転部34aを巻き付けることに
より、この遊星軸33でU字状反転部34aを案内し
て、動作の確実性を確保するようにしている。
【0006】なお、図14(a)では、説明上、フラッ
トケーブル34を内筒32の周囲に1周しか巻き付けて
いないが、ステアリングと車体との間の通電を行うもの
では、もっと多く巻き付けられることにより、数回転さ
れるステアリングの回転を吸収するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のものにあっては、内筒32の周囲に捲回され
たフラットケーブル34が緩み、円滑な動作を行えなく
なる虞がある。また、内筒32を回転させた場合の、遊
星軸33の公転角度(図15中θ1)と、フラットケー
ブル34のU字状反転部34aの移動角度(図14
(b)中θ2)とを一致させることが難しく、遊星軸3
3によるU字状反転部34aの案内性能を確保すること
が困難である。
【0008】すなわち、この通電装置を自動車のステア
リング部に適応した場合について説明すると、外筒31
の内径φA、及び内筒32の外径φBは、ステアリング
シャフト径及び、ステアリング径によってほぼ決定さ
れ、例えば、φA=90mm、φB=40mmとされ、
この場合、遊星軸33の外径φCは、25mmとなる。
【0009】ここで、各歯車のモジュールを1とする
と、内歯歯車の歯数Z1、外歯歯車の歯数Z2及び、遊
星歯車の歯数Z3は、それぞれZ1=90,Z2=4
0,Z3=25となる。
【0010】(イ)遊星軸33の公転角度θ1。
【0011】一方、外筒31に設けられた内歯歯車(歯
数Z1)、内筒32に設けられた外歯歯車(歯数Z
2)、遊星軸33に設けられた遊星歯車(歯数Z3)と
すると、歯車の回転比Tは、次式(1)から求められ
る。
【0012】 T=(Z2/Z3)×(Z3/Z1)=Z2/Z1・・(1) また、内筒31を1回転させたときの図6に示す遊星軸
33の公転角度θ1は、同図から明かなように次式
(2)から求められる。
【0013】 θ1=T×360°・・・・・・・・・・・・・・・・(2) そこで、外筒31に設けられた内歯歯車の歯数Z1=9
0、内筒32に設けられた外歯歯車の歯数Z2=40、
遊星軸33に設けられた遊星歯車の歯数Z3=25とし
た場合において、遊星軸33の公転角度θ1は、式
(1)及び(2)から歯車の回転比T=0.44として
158°となる。
【0014】(ロ)U字状湾曲部34aの移動角度θ
2。
【0015】次に、外筒31の内径φA、内筒32の外
径φB、遊星軸33の外形φCとすると、図14(a)
に示す状態におけるフラットケーブル34の長さL、即
ち内筒32を矢印F方向と逆方向に1回転させることに
よって外筒32から離れたフラットケーブル34の長さ
Lは、同図から明かなように、内筒32に1巻き分巻き
付いた長さと遊星軸33に1/2巻き分巻き付いた長さ
との合計であるから、次式(3)が成立する。
【0016】 L=B×π+C×π/2・・・・・・・・・・・・・・(3) また、図14(b)は、図14(a)示の状態から内筒
32を矢印F方向に1回転させたときの状態を示してお
り、図14(b)の状態におけるフラットケーブル34
の長さは、内筒32を矢印F方向に1回転させただけな
ので上記長さLに等しい。
【0017】そして、図14(b)から明かなように、
図14(a)示の状態から内筒32を矢印F方向に1回
転させたときのフラットケーブル34のU字状湾曲部3
4aの移動角度をθ2とすると、この移動角度θ2と上
記長さLとの間には、次式(4)が成立する。
【0018】 L=(A×π×θ2/360°)+(B×π×θ2/360°) +C×π/2・・・・・・・・・・・・・・・・・(4) 従って、式(3)、及び式(4)から、U字状湾曲部3
4aの移動角度θ2は、次式(5)から求められる。
【0019】 θ2=B×360°/(A+B)・・・・・・・・・・(5) そこで、今仮に外筒31の内径φA=90mm、内筒3
2の外径φB=40mmとした場合(各歯車のモジュー
ルを1とする。)におけるU字状湾曲部34aの移動角
度θ2を式(5)から求めると、移動角度θ2は、11
1°となる。
【0020】これは、内筒32を1回転させたときの遊
星軸33の公転角度θ1が、前(イ)項から158°で
あるから、遊星軸33の公転角度θ1が、U字状湾曲部
34aの移動角度θ2と一致していないこと、即ち、遊
星軸33の動きは、U字状湾曲部34aの動きに追従し
ていないことを示すものである。
【0021】(ハ)遊星軸33の公転角度θ1をU字状
湾曲部34aの移動角度θ2に追従させた場合。
【0022】前述した不一致を解消するため、今仮に遊
星軸33の公転角度θ1をフラットケーブル34のU字
状湾曲部34aの移動角度θ2に追従させることとする
と、次式(6)が成立する。
【0023】 θ1=T×360°=θ2=111°・・・・・・・・(6) 従って、式(6)、及び式(1)から、外筒31に設け
られた内歯歯車の歯数Z1=90にした場合(前述と同
様に各歯車のモジュールを1とする。)には、内筒32
に設けられた外歯歯車の歯数Z2=28となり、内筒3
2の外径φB=28mmであり、これはステアリングシ
ャフト径(=40mm)と干渉を起こす結果となる。
【0024】また、内筒32に設けられた外歯歯車の歯
数Z2=40とした場合には、外筒31に設けられた内
歯歯車の歯数Z1=129となり、各歯車のモジュール
が1であるから、外筒31の内径φA=129mmとな
り、外筒31の外径が拡大してコラムカバーと干渉する
他、外観を損ねる結果となる。
【0025】(ニ)U字状湾曲部34aの移動角度θ2
を遊星軸33の公転角度θ1に追従させた場合。
【0026】一方、今仮にU字状湾曲部34aの移動角
度θ2を公転角度θ1(=158°)に追従させること
とすると、式(5)から次式(7)が成立する。
【0027】 158°=B×360°/(A+B)・・・・・・・・(7) ここで、仮に外筒31の内径φA=90mmに設定した
場合、上式(7)から内筒32の外形φB=70mmと
なり、またφC×2=φA−φBであるから、遊星軸3
3の外径φC=10となる。
【0028】また、仮に内筒32の外径φB=40mm
に設定した場合、上式(7)から外筒31の外径φA=
51mmとなり、遊星軸33の外径φC=5.5mmと
なる。
【0029】従って、これらいずれの場合にも、遊星軸
33の外径φCが小さくなり過ぎて、遊星軸33の製作
上、及び強度上の問題が発生する他、U字状湾曲部34
aの曲率半径が小さくなり過ぎフラットケーブル34が
折れ曲がりその導体が切損するおそれがある。
【0030】そこで、この発明は、電気導体の緩みを防
止し、遊星軸の配設空間を確保しつつ、かつ、装置の大
きさを変えることなく、電気導体と遊星軸の動きを一致
させることができる通電装置を提供することを課題とし
ている。
【0031】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、請求項1に記載された発明は、内筒とその外側に配
設された外筒とが同心軸上に、両者が相対的に回転移動
するように配設されると共に、電気導体の一端部を前記
外筒に取り付けて内周面に沿わせ、該一端部と一方の電
気機器とを接続し、前記電気導体の他端部を前記内筒に
取り付けて外周面に巻き付け、該他端部と他方の電気機
器とを接続し、前記電気導体の前記内筒と外筒との間に
U字状反転部を設けた通電装置において、前記内筒の周
囲に、前記U字状反転部の移動角度と同じ公転角度で移
動して、該内筒の周囲に巻き付けられた電気導体を周囲
から押えるガイド部材を配設したことを特徴とする通電
装置。
【0032】請求項2に記載された発明は、内筒とその
外側に配設された外筒とが同心軸上に、両者が相対的に
回転移動するように配設されると共に、該内筒と外筒と
の間に、遊星軸を配設し、前記外筒に内歯歯車を設け、
前記内筒には外歯歯車を設け、かつ、前記遊星軸には該
外歯歯車と前記内歯歯車とに噛み合う遊星歯車を設ける
ことにより、前記遊星軸が自転及び公転をするように設
定され、電気導体の一端部を前記外筒に取り付けて内周
面に沿わせ、該一端部と一方の電気機器とを接続し、前
記電気導体の他端部を前記内筒に取り付けて外周面に巻
き付け、該他端部と他方の電気機器とを接続し、更に、
前記電気導体のU字状反転部を前記遊星軸に巻き付けた
通電装置において、前記遊星歯車は、前記遊星軸の軸方
向に連なる2段歯車とし、該2段歯車の第1遊星歯車を
前記外歯歯車に噛み合わせ、該2段歯車の第2遊星歯車
を前記内歯歯車に噛み合わせ、更に、前記内筒の周囲
に、該遊星軸の公転角度と同じ公転角度で移動して、該
内筒の周囲に巻き付けられた電気導体を周囲から押える
ガイド部材を配設したことを特徴としている。
【0033】請求項3に記載された発明は、前記ガイド
部材には、前記外歯歯車に噛合う第1ガイド歯車及び前
記内歯歯車に噛合う第2ガイド歯車を形成したことを特
徴としている。
【0034】請求項4に記載された発明は、前記遊星歯
車は、前記遊星軸の上部と下部にそれぞれ2段づつ形成
して、上部に上側第1遊星歯車及び上側第2遊星歯車を
形成し、下部に下側第1遊星歯車及び下側第2遊星歯車
を形成し、前記内歯歯車を上下に一対形成して上側内歯
歯車及び下側内歯歯車を形成し、前記外歯歯車を上下に
一対形成して上側外歯歯車及び下側外歯歯車を形成し、
前記上側,下側第1遊星歯車を前記上側,下側外歯歯車
に、前記上側,下側第2遊星歯車を前記上側,下側内歯
歯車にそれぞれ噛み合わせ、前記ガイド部材は、該ガイ
ド部材の上部と下部にそれぞれ歯車を2段づつ形成し
て、上部に上側第1ガイド歯車及び上側第2ガイド歯車
を形成し、下部に下側第1ガイド歯車及び下側第2ガイ
ド歯車を形成し、前記上側,下側第1ガイド歯車を前記
上側,下側外歯歯車に、前記上側,下側第2ガイド歯車
を前記上側,下側内歯歯車にそれぞれ噛み合わせたこと
を特徴としている。
【0035】請求項5に記載された発明は、前記遊星歯
車は、前記遊星軸の軸方向に連なる2段歯車とし、該2
段歯車の第1遊星歯車を前記外歯歯車に噛み合わせ、該
2段歯車の第2遊星歯車を前記内歯歯車に噛み合わせ、
前記内筒の周囲に、前記遊星軸の公転により回転する回
転体を配設し、該回転体に前記ガイド部材を設けたこと
を特徴としている。
【0036】請求項6に記載された発明は、前記ガイド
部材には、前記内筒の周囲に巻かれた電気導体を周囲か
ら押圧する弾性体を設けたことを特徴としている。
【0037】請求項7に記載された発明は、各歯車の歯
数を、前記遊星軸の公転角度と、前記電気導体のU字状
反転部の移動角度とが一致するように設定したことを特
徴としている。
【0038】請求項8に記載された発明は、前記遊星軸
の周囲に回転自在なカラーを設け、該カラーに前記電気
導体のU字状反転部を巻き付けたことを特徴としてい
る。
【0039】
【作用】請求項1に記載された発明によれば、内筒の周
囲に巻き付けられた電気導体を周囲から押えるガイド部
材を配設したため、内筒の周囲に巻かれた電気導体が緩
むことながない。しかも、U字状反転部の移動角度と同
じ公転角度で移動するため、このガイド部材からU字状
反転部に無理な力が生じることがない。
【0040】請求項2に記載された発明によれば、遊星
歯車を遊星軸の軸方向に連なる2段歯車とし、この2段
歯車の第1遊星歯車を内筒の外歯歯車に噛み合わせ、第
2遊星歯車を外筒の内歯歯車に噛み合わせているため、
従来のように、外歯歯車と内歯歯車とのモジュールを一
致させる必要がなく、遊星軸の速比が外歯歯車と内歯歯
車の歯数のみによって決定されることがない。このた
め、遊星軸の速比の調整自由度が高まり、内歯歯車の歯
数と外歯歯車の歯数を変えることなく、第1遊星歯車の
歯数と第2遊星歯車の歯数とを調整することによって、
電気導体のU字状反転部の移動角度と、遊星軸の公転角
度とを一致させることができる。従って、従来のよう
に、装置を大きくしたり、遊星軸の配設空間を狭めるこ
となく、電気導体と遊星軸との動きを一致させることが
できる。
【0041】請求項4に記載された発明によれば、遊星
軸の各歯車を外筒,内筒の各歯車に、上部側と下部側と
で噛合させることにより、電気導体のU字状反転部から
遊星軸に外力が作用した場合でも、この外力が上下に均
等に負担されるため、遊星軸が傾くようなことがなく、
円滑な動作を行うことができる。
【0042】しかも、ガイド部材の上部と下部に歯車が
形成され、これらが内歯歯車と外歯歯車とに噛み合って
いるため、ガイド部材に作用する力のバランスも保つこ
とができる。
【0043】請求項5に記載された発明によれば、遊星
軸の公転により回転する回転体を配設し、この回転体に
ガイド部材を設けることにより、ガイド部材に歯車を形
成することなく、このガイド部材を遊星軸の公転角度と
同じ公転角度で移動させることができる。
【0044】請求項6に記載された発明によれば、ガイ
ド部材に弾性体を設けることにより、電気導体の内筒に
対する巻数が変化しても、弾性変形することにより、押
圧状態を良好に保つことができる。
【0045】請求項8に記載された発明によれば、遊星
軸の周囲に回転自在なカラーを設け、該カラーに前記電
気導体のU字状反転部を巻き付けることにより、遊星軸
が自転する場合の周速度と、電気導体が遊星軸上を移動
する速度とは異なるが、そのカラーが電気導体の移動に
伴って回転することから、電気導体とカラーとの間に、
無理な滑りを生じることなく、電気導体を損傷させるよ
うなことがない。
【0046】
【実施例】以下、この発明を実施例に基づいて説明す
る。
【0047】図1乃至図9は、この発明の第1実施例を
示すものである。
【0048】まず構成を説明すると、図中符号1は、固
定体である図示省略のステアリングコラムに固定される
ケースロアで、このケースロア1の上側には、ケースサ
イド2が取り付けられて一体となっている。このケース
サイド2には突起片2aが延設され、この突起片2aが
ケースロア1のボックス部1a内に挿入嵌合されること
により、ケースサイド2とケースロア1とが位置決めさ
れている。このケースサイド2とケースロア1とで外筒
3が構成されている。そして、このケースロア1とケー
スサイド2とには、それぞれ、「内歯歯車」としての上
側内歯歯車2b及び下側内歯歯車1bが上下に一対形成
されている。
【0049】また、図中符号5は、回転体である図示省
略のステアリングに取り付けられる円盤形状のケースア
ッパーで、このケースアッパー5には、中央部に開口5
aが形成され、この開口5aには、周縁部に切欠部5b
が数カ所形成されている。そして、これら切欠部5b
に、「内筒」としての円筒形状のケースインナー6の突
起部6aが挿入係止されるようになっている。このケー
スインナー6には、「外歯歯車」としての上側外歯歯車
6b及び下側外歯歯車6cが上下に一対形成されてい
る。そして、このケースインナー6の内側に、下方から
円筒形状のケースストッパー7が挿入され、このケース
ストッパー7の上部に形成された引掛け部7aが、ケー
スインナー6の内周面に形成された段差部6dに係止さ
れるようになっている。
【0050】さらに、ケースインナー6とケースサイド
2の間には、遊星軸8が配設されている。この遊星軸8
には、上部側に、上側第1遊星歯車8aと上側第2遊星
歯車8bとが形成され、下部側に、下側第1遊星歯車8
cと下側第2遊星歯車8dとが形成されている。また、
この遊星軸8の周囲には、図7に示すように低摩擦材料
で形成されたカラー8eが回転自在に設けられている。
【0051】そして、この上側,下側第1遊星歯車8
a,8cのそれぞれに前記上側,下側外歯歯車6b,6
cが噛合し、上側,下側第2遊星歯車8b,8dのそれ
ぞれに前記上側,下側内歯歯車2b,1bが噛合すると
共に、図6に示すようにケースアッパー5の裏面側に形
成されたリング状凹部5cに、遊星軸8の上部に設けら
れた凸部が嵌め合わされてガイドされるようになってい
る。
【0052】さらにまた、「電気導体」としてのフラッ
トケーブル9が以下のように配設されている。すなわ
ち、ケースインナー6の周囲で、両外歯歯車6b,6c
の間に巻き付けられると共に、ケースサイド2に内周面
に沿って配設され、途中にU字状反転部9aが設けられ
ている。
【0053】そして、このフラットケーブル9の一端部
9b側は、ケースサイド2に形成されたスリット2cか
ら外側に導出され、この一端部9bに複数本の端子10
が設けられ、これら端子10が、前記ケースロア1のボ
ックス部1aに下方に向けて挿入されるようになってい
る。そして、これら端子10が、エアバッグ装置を作動
させる車体側の一方の電気機器(図示省略)に接続され
るようになっている。
【0054】また、このフラットケーブル9のケースイ
ンナー6側の他端部9c側は、ケースインナー6に形成
されたスリット6eを介して内側に挿入され、ケースイ
ンナー6とケースストッパー7との間に挿入され、立上
げ部位11で、折り畳まれて上方に向けて導出され、こ
の他端部9cに複数本の電線12が接続されている。
【0055】これら電線12は、ケースアッパー7に電
線ストッパー13を装着することにより、図2及び図5
に示すように挟持されるようになっている。すなわち、
ケースアッパー7には、挟持部5cが上面部に突設され
ると共に、このケースアッパー7に電線ストッパー13
が装着されるようになっている。この電線ストッパー1
3と挟持部5cとには、複数の電線12を挟持するため
の、挟持凹凸部13a,5dが形成され、更に、電線ス
トッパー13には、電線12を曲げるための延設片13
bが形成されている。これら電線12は、図示省略のス
テアリング側に配設された「他方の電気機器」としての
エアバッグ装置に接続されるようになっている。
【0056】更に、フラットケーブル9のU字状反転部
9aは、前記遊星軸8のカラー8eの周囲に巻き付けら
れている。
【0057】そして、前記各歯車1b,2b…の歯数
は、遊星軸8の公転角度θ1と、前記フラットケーブル
9のU字状反転部9aの移動角度θ2とが一致するよう
に設定されている。
【0058】さらに、前記遊星軸8と略同形状のガイド
部材15が、ケースインナー6の周囲に3箇所等間隔で
配設されている。これらガイド部材15により、ケース
インナー6の周囲に巻き付けられたフラットケーブル9
が周囲から押えられるようになっている。これらガイド
部材15は、上部側に、上側第1ガイド歯車15aと上
側第2ガイド歯車8bとが形成され、下部側に、下側第
1ガイド歯車8cと下側第2ガイド歯車8dとが形成さ
れている。また、このガイド部材15の周囲には、図8
に示すように、低摩擦材料で形成されると共に弾力性を
有する筒状の弾性体15eが回転自在に設けられてい
る。
【0059】そして、この上側,下側第1ガイド歯車1
5a,15cのそれぞれに前記上側,下側外歯歯車6
b,6cが噛合し、上側,下側第2ガイド歯車15b,
15dのそれぞれに前記上側,下側内歯歯車2b,1b
が噛合するようになっていると共に、ケースアッパー5
の裏面側に形成されたリング状凹部5cに、ガイド部材
15の上部に設けられた凸部が嵌め合わされてガイドさ
れるようになっている。
【0060】これらガイド部材15の各歯車15a,1
5b,15c,15dの歯数は、遊星軸8のものと同じ
歯数に形成され、U字状反転部9aの移動角度と同じ公
転角度で移動するように設定されている。
【0061】次に、このような構成からなる通電装置の
作用について説明する。
【0062】ステアリングホイールを回転させることに
より、図4及び図9において、ケースアッパー5と共に
ケースインナー6を矢印G方向に回転させると、各歯車
1b,2b…の噛み合いによって、遊星軸8は、矢印I
方向に自転しながら、矢印H方向にケースインナー6の
周りを公転する。これによって、フラットケーブル9の
U字状反転部9aが、遊星軸8にて案内されながら、フ
ラットケーブル9はケースインナー6の外周面に巻き付
けられる。
【0063】一方、ケースインナー6を矢印Gと逆方向
に回転させると、遊星軸8が矢印Hと逆方向に公転し、
フラットケーブル9のU字状反転部9aが、遊星軸8に
て案内されながら、ケースインナー6の外周面からフラ
ットケーブル9が引き出されて行く。
【0064】かかる場合には、各歯車1b,2b…の歯
数が、前記遊星軸8の公転角度θ1と、前記フラットケ
ーブル9のU字状反転部9aの移動角度θ2とが一致す
るように設定されているため、遊星軸8で、U字状反転
部9aを良好に案内することができる。
【0065】すなわち、図9に示すように、両内歯歯車
2b,1bの歯数をZ1、両外歯歯車6b,6cの歯数
をZ2、両第1遊星歯車8a,8cの歯数をZ3、両第
2遊星歯車8b,8dの歯数をZ4とすると、歯車の回
転比T´は、次式(8)から求められる。
【0066】 T´=(Z2/Z3)×(Z4/Z1)………(8) 上式(8)から、ケースインナー6を1回転させた場合
の、遊星軸8の公転角度θ1は、式(2)と同様に次式
(9)が成立する。
【0067】 θ1=T´×360°……………………………(9) ここで、両内歯歯車2b,1bの歯数Z1=90、両外
歯歯車6b,6cの歯数Z2=40、両第1遊星歯車8
a,8cの歯数Z3=25とした場合における両第2遊
星歯車8b,8dの歯数Z4を求めることとする。
【0068】即ち、遊星軸8の公転角度θ1とU字状湾
曲部9aの移動角度θ2とを互いに追従させるから、こ
の場合は、式(6)及び式(9)から下式(10)が成
立する。
【0069】 θ1=T´×360°=θ2=111°………(10) 従って、式(8)及び式(10)から下式(11)が成
立する。
【0070】 θ1=(Z2/Z3)×(Z4/Z1)×360° =θ2=111° この式(11)にZ1=90,Z2=40,Z3=25
の各数値を代入すると、両第2遊星歯車8b,8dの歯
数Z4=17となる。
【0071】よって、両第2遊星歯車8b,8dの歯数
Z4=17とすることによって、前述と同様に各歯車の
モジュールを1として、外筒3の内径φA=90mm、
ケースインナー6の外径φB=40mmとした数値を変
えることなく、遊星軸8の公転角度θ1とU字状湾曲部
9aの移動角度θ2を互いに追従させることができるこ
ととなる。
【0072】このような構成の通電装置によれば、遊星
軸8に第1,第2遊星歯車8a,8b,8c,8dを設
け、両第1遊星歯車8a,8cを両外歯歯車6b,6c
に噛み合わせ、両第2遊星歯車8b,8dを両内歯歯車
1b,2bに噛み合わせているため、従来のように、外
歯歯車6b,6cと内歯歯車1b,2bとのモジュール
を一致させる必要がなく、遊星軸8の速比Tが、内歯歯
車1b,2bの歯数Z1と外歯歯車6b,6cの歯数Z
2のみによって決定されることがない。このため、遊星
軸8の速比Tの調整自由度が高まり、内歯歯車1b,2
bの歯数Z1と外歯歯車6b,6cの歯数Z2を変える
ことなく、第1遊星歯車8a,8cの歯数Z3と第2遊
星歯車8b,8dの歯数Z4とを調整することによっ
て、フラットケーブル9のU字状反転部9aの移動角度
θ2と、遊星軸8の公転角度θ1とを一致させることが
できる。従って、従来のように、装置を大きくしたり、
遊星軸8の配設空間を狭めることなく、フラットケーブ
ル9と遊星軸8の動きを一致させることができる。
【0073】また、このような動作時には、ガイド部材
15の弾性体15eがケースインナー6の周囲に巻き付
けられたフラットケーブル9に弾接するため、このケー
スインナー6の周囲に巻き付けられたフラットケーブル
9の緩みを防止できる。
【0074】しかも、このガイド部材15は、遊星軸8
と同期し、U字状反転部9aの移動角度θ2と同じ公転
角度で移動するため、このガイド部材15からU字状反
転部9aに無理な力が生じることがない。
【0075】さらに、弾性体15eは、所定の弾性力を
有しているため、回転により、フラットケーブル9の巻
数が変化したとしても、弾接状態を維持できる。さらに
また、このガイド部材15により、ケースサイド2の内
面に沿って配設されたフラットケーブル9の内側への倒
れ込みを防止することができる。
【0076】また、遊星軸8には、上下に各歯車8a,
8b,8c,8dが形成されて、上下の内歯歯車1b,
2b及び上下の外歯歯車6b,6cと噛合しているた
め、この遊星軸8にフラットケーブル9から外力が作用
しても、この外力が遊星軸8の上下側で均等に負担され
ることから、遊星軸8が傾いたりすることなく、円滑な
動作を確保することができる。
【0077】このことはガイド部材15についても同様
であり、フラットケーブル9を良好に押えることができ
る。
【0078】さらに、遊星軸8が自転する場合の周速度
と、フラットケーブル9が遊星軸8上を移動する速度と
は、異なるが、この遊星軸8には回転自在なカラー8e
が設けられているため、フラットケーブル9の移動に伴
ってカラー8eが回転することから、フラットケーブル
9とカラー8eとの間に、無理な滑りを生じることな
く、フラットケーブル9を損傷させるようなことがな
い。
【0079】さらにまた、電線12は、挟持凹凸部5
d,13aで挟持されると共に、延設片13bで曲げら
れているため、電線12に上方に向けて引抜き力が作用
した場合でも、その力が直接、電線12とフラットケー
ブル9との接続部に作用することなく、その接続部の切
断を未然に防止することができる。
【0080】また、図10及び図11には、この発明の
第2実施例を示す。
【0081】この実施例は、ガイド部材17の形状が第
1実施例のものと異なっていると共に、回転体18が新
たに配設されている点で第1実施例と異なっている。
【0082】このガイド部材17は、下部のみに下側第
1ガイド歯車17aと図示省略の下側第2ガイド歯車と
が設けられると共に、周囲にフラットケーブル9に弾接
する弾性体17cが回転自在に設けられている。
【0083】一方、回転体18は、略リング状を呈し、
4箇所等間隔に取付孔18aが形成され、ケースインナ
ー6上部の周囲に回転自在に配設されている。そして、
これら取付孔18aに、遊星軸8に形成された突部18
f、ガイド部材17に形成された突部17dが回転自在
に嵌合されている。。
【0084】これによれば、回転体18を配設すること
により、第1実施例のようにガイド部材17の上部に歯
車を形成なくても、その回転体18でガイド部材17の
上部を案内することができるため、ガイド部材17の倒
れ等を防止して円滑な動作を確保することができる。
【0085】他の構成及び作用は第1実施例と同様であ
るので説明を省略する。
【0086】図12及び図13には、この発明の第3実
施例を示す。
【0087】この実施例は、第2実施例と比較すると、
ガイド部材20の形状が異なっている点で相違する。
【0088】すなわち、このガイド部材20には、歯車
が形成されておらず、周囲にフラットケーブル9に弾接
する弾性体20aが設けられ、上部に突部20bが形成
されると共に、下部にも図示していないが突部が形成さ
れている。そして、この上部の突部20bが回転体18
の取付孔18aに回転自在に嵌合されると共に、下部の
突部がケースロア1の溝部1cに係合されている。な
お、ガイド部材20と回転体18とを、一体とすること
もできる。
【0089】これによれば、ケースインナー6の回転に
より、遊星軸8が公転すると、この遊星軸8からの力に
より、回転体18も回転することから、ガイド部材20
は遊星軸8と同期してケースインナー6の回りを回転す
る。このように回転体18を設けることにより、ガイド
部材20に歯車を形成しなくても、遊星軸8の公転角度
とガイド部材20の公転角度とを一致させることができ
る。
【0090】このようにしてもガイド部材20により、
フラットケーブル9の緩みや倒れを防止することができ
る。
【0091】なお、この実施例では、内筒としてのケー
スインナー6が回転し、外筒3が固定されるようになっ
ているが、ケースインナー6が固定され、外筒3が回転
するようなものにも、この発明に係わる通電装置を適用
することができる。また、この実施例は、ステアリング
側と車体側との通電を行うためのものであるが、これに
限らず、他の部材間の通電を行うものでも良い。さら
に、上記実施例では、ガイド部材を3つ設けているが、
これに限定されるものでない。
【0092】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1に記
載された発明によれば、内筒の周囲に巻き付けられた電
気導体を周囲から押えるガイド部材を配設したため、内
筒の周囲に巻かれた電気導体が緩むことながなく、又、
外筒の内面に沿って配設された電気導体の内側への倒れ
込みを防止することができる。しかも、U字状反転部の
移動角度と同じ公転角度で移動するため、このガイド部
材からU字状反転部に無理な力が生じることがない。
【0093】請求項2に記載された発明によれば、遊星
歯車を遊星軸の軸方向に連なる2段歯車とし、この2段
歯車の第1遊星歯車を内筒の外歯歯車に噛み合わせ、第
2遊星歯車を外筒の内歯歯車に噛み合わせているため、
従来のように、外歯歯車と内歯歯車とのモジュールを一
致させる必要がなく、遊星軸の速比が外歯歯車と内歯歯
車の歯数のみによって決定されることがない。このた
め、遊星軸の速比の調整自由度が高まり、内歯歯車の歯
数と外歯歯車の歯数を変えることなく、第1遊星歯車の
歯数と第2遊星歯車の歯数とを調整することによって、
電気導体のU字状反転部の移動角度と、遊星軸の公転角
度とを一致させることができる。従って、従来のよう
に、装置を大きくしたり、遊星軸の配設空間を狭めるこ
となく、電気導体と遊星軸との動きを一致させることが
できる。
【0094】請求項4に記載された発明によれば、遊星
軸の各歯車を外筒,内筒の各歯車に、上部側と下部側と
で噛合させることにより、電気導体のU字状反転部から
遊星軸に外力が作用した場合でも、この外力が上下に均
等に負担されるため、遊星軸が傾くようなことがなく、
円滑な動作を行うことができる。
【0095】しかも、ガイド部材の上部と下部に歯車が
形成され、これらが内歯歯車と外歯歯車とに噛み合って
いるため、ガイド部材に作用する力のバランスも保つこ
とができる。
【0096】請求項5に記載された発明によれば、遊星
軸の公転により回転する回転体を配設し、この回転体に
ガイド部材を設けることにより、ガイド部材に歯車を形
成することなく、このガイド部材を遊星軸の公転角度と
同じ公転角度で移動させることができる。
【0097】請求項6に記載された発明によれば、ガイ
ド部材に弾性体を設けることにより、電気導体の内筒に
対する巻数が変化しても、弾性変形することにより、押
圧状態を良好に保つことができる。
【0098】請求項8に記載された発明によれば、遊星
軸の周囲に回転自在なカラーを設け、該カラーに前記電
気導体のU字状反転部を巻き付けることにより、遊星軸
が自転する場合の周速度と、電気導体が遊星軸上を移動
する速度とは異なるが、そのカラーが電気導体の移動に
伴って回転することから、電気導体とカラーとの間に、
無理な滑りを生じることなく、電気導体を損傷させるよ
うなことがない、という実用上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す通電装置の分解斜視
図である。
【図2】同実施例を示す通電装置の斜視図である。
【図3】同実施例を示す通電装置を斜めから見た説明図
である。
【図4】同実施例を示す通電装置を上方から見た説明図
である。
【図5】同実施例を示す図4のA−A線に相当する部分
の断面図である。
【図6】同実施例を示す図4のB−B線に相当する部分
の断面図である。
【図7】同実施例を示す図6のC−C線に沿う断面図で
ある。
【図8】同実施例を示すガイド部材の水平方向に沿う断
面図である。
【図9】同実施例の歯車の噛合いを示す説明図である。
【図10】この発明の第2実施例を示す図1に相当する
分解斜視図である。
【図11】同第2実施例を示す図3に相当する説明図で
ある。
【図12】この発明の第3実施例を示す図1に相当する
斜視図である。
【図13】同第3実施例を示す図3に相当する説明図で
ある。
【図14】従来例のフラットケーブルの動きを示す説明
図である。
【図15】従来例の歯車の噛合いを示す説明図である。
【符号の説明】
1b 下側内歯歯車 2b 上側内歯歯車 3 外筒 6 ケースインナー 6b 上側外歯歯車 6c 下側外歯歯車 8 遊星軸 8a 上側第1遊星歯車 8b 上側第2遊星歯車 8c 下側第1遊星歯車 8d 下側第2遊星歯車 8e カラー 9 フラットケーブル(電気導体) 9a U字状反転部 9b 一端部 9c 他端部 15,17,20 ガイド部材 15a 上側第1ガイド歯車 15b 上側第2ガイド歯車 15c,17a 下側第1ガイド歯車 15d 下側第2ガイド歯車 15e,20a,17c 弾性体 18 回転体

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内筒とその外側に配設された外筒とが同
    心軸上に、両者が相対的に回転移動するように配設され
    ると共に、電気導体の一端部を前記外筒に取り付けて内
    周面に沿わせ、該一端部と一方の電気機器とを接続し、
    前記電気導体の他端部を前記内筒に取り付けて外周面に
    巻き付け、該他端部と他方の電気機器とを接続し、前記
    電気導体の前記内筒と外筒との間にU字状反転部を設け
    た通電装置において、 前記内筒の周囲に、前記U字状反転部の移動角度と同じ
    公転角度で移動して、該内筒の周囲に巻き付けられた電
    気導体を周囲から押えるガイド部材を配設したことを特
    徴とする通電装置。
  2. 【請求項2】 内筒とその外側に配設された外筒とが同
    心軸上に、両者が相対的に回転移動するように配設され
    ると共に、該内筒と外筒との間に、遊星軸を配設し、前
    記外筒に内歯歯車を設け、前記内筒には外歯歯車を設
    け、かつ、前記遊星軸には該外歯歯車と前記内歯歯車と
    に噛み合う遊星歯車を設けることにより、前記遊星軸が
    自転及び公転をするように設定され、電気導体の一端部
    を前記外筒に取り付けて内周面に沿わせ、該一端部と一
    方の電気機器とを接続し、前記電気導体の他端部を前記
    内筒に取り付けて外周面に巻き付け、該他端部と他方の
    電気機器とを接続し、更に、前記電気導体のU字状反転
    部を前記遊星軸に巻き付けた通電装置において、 前記遊星歯車は、前記遊星軸の軸方向に連なる2段歯車
    とし、該2段歯車の第1遊星歯車を前記外歯歯車に噛み
    合わせ、該2段歯車の第2遊星歯車を前記内歯歯車に噛
    み合わせ、 更に、前記内筒の周囲に、該遊星軸の公転角度と同じ公
    転角度で移動して、該内筒の周囲に巻き付けられた電気
    導体を周囲から押えるガイド部材を配設したことを特徴
    とする通電装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイド部材には、前記外歯歯車に噛
    合う第1ガイド歯車及び前記内歯歯車に噛合う第2ガイ
    ド歯車を形成したことを特徴とする請求項2記載の通電
    装置。
  4. 【請求項4】 前記遊星歯車は、前記遊星軸の上部と下
    部にそれぞれ2段づつ形成して、上部に上側第1遊星歯
    車及び上側第2遊星歯車を形成し、下部に下側第1遊星
    歯車及び下側第2遊星歯車を形成し、前記内歯歯車を上
    下に一対形成して上側内歯歯車及び下側内歯歯車を形成
    し、前記外歯歯車を上下に一対形成して上側外歯歯車及
    び下側外歯歯車を形成し、前記上側,下側第1遊星歯車
    を前記上側,下側外歯歯車に、前記上側,下側第2遊星
    歯車を前記上側,下側内歯歯車にそれぞれ噛み合わせ、 前記ガイド部材は、該ガイド部材の上部と下部にそれぞ
    れ歯車を2段づつ形成して、上部に上側第1ガイド歯車
    及び上側第2ガイド歯車を形成し、下部に下側第1ガイ
    ド歯車及び下側第2ガイド歯車を形成し、前記上側,下
    側第1ガイド歯車を前記上側,下側外歯歯車に、前記上
    側,下側第2ガイド歯車を前記上側,下側内歯歯車にそ
    れぞれ噛み合わせたことを特徴とする請求項2記載の通
    電装置。
  5. 【請求項5】 前記遊星歯車は、前記遊星軸の軸方向に
    連なる2段歯車とし、該2段歯車の第1遊星歯車を前記
    外歯歯車に噛み合わせ、該2段歯車の第2遊星歯車を前
    記内歯歯車に噛み合わせ、 前記内筒の周囲に、前記遊星軸の公転により回転する回
    転体を配設し、該回転体に前記ガイド部材を設けたこと
    を特徴とする請求項2記載の通電装置。
  6. 【請求項6】 前記ガイド部材には、前記内筒の周囲に
    巻かれた電気導体を周囲から押圧する弾性体を設けたこ
    とを特徴とする請求項1乃至5記載の通電装置。
  7. 【請求項7】 各歯車の歯数を、前記遊星軸の公転角度
    と、前記電気導体のU字状反転部の移動角度とが一致す
    るように設定したことを特徴とする請求項1乃至6記載
    の通電装置。
  8. 【請求項8】 前記遊星軸の周囲に回転自在なカラーを
    設け、該カラーに前記電気導体のU字状反転部を巻き付
    けたことを特徴とする請求項1乃至7記載の通電装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN118472681A (zh) * 2024-07-10 2024-08-09 山西中航锦恒科技有限公司 一种时钟弹簧二次锁结构

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN118472681A (zh) * 2024-07-10 2024-08-09 山西中航锦恒科技有限公司 一种时钟弹簧二次锁结构

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