JPH0822877A - 通電装置 - Google Patents

通電装置

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Publication number
JPH0822877A
JPH0822877A JP15702194A JP15702194A JPH0822877A JP H0822877 A JPH0822877 A JP H0822877A JP 15702194 A JP15702194 A JP 15702194A JP 15702194 A JP15702194 A JP 15702194A JP H0822877 A JPH0822877 A JP H0822877A
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JP
Japan
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gear
planetary
planetary shaft
inner cylinder
shaft
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Application number
JP15702194A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Matsui
秀行 松井
Susumu Hashimoto
進 橋本
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Marelli Corp
Original Assignee
Kansei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遊星軸の配設空間を確保し、かつ、装置の大
きさを変えることなく、フラットケーブルと遊星軸の動
きを互いに追従させることができる通電装置を提供す
る。 【構成】 相対的に回転移動する内筒4と外筒1とを有
し、これら両筒間に形成された空間内にフラットケーブ
ル6(電気導体)を複数回巻回収容した通電装置におい
て、両筒1,4に設けられた減速歯車機構1b,4aを
介して両筒間に自転及び公転するように遊星軸5を配設
し、この遊星軸5にフラットケーブル6のU字状湾曲部
6cを巻き付け、減速歯車機構1b,4aによって遊星
軸5の公転角度とフラットケーブル6のU字状湾曲部6
cの移動角度とが互いに追従するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車のステアリン
グ等の回転側と、車体等の固定側とを通電させる通電装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からこの種のものとしては、例え
ば、実公昭63−39907号公報に記載されている、
図5及び図6に示すようなものがある。なお、図5は、
この通電装置の平面概念図であり、図6は、この通電装
置の歯車の噛み合い状態を示している。
【0003】図中符号31は固定された外筒であり、こ
の外筒31と同心に、回転可能な内筒32が配設され、
この外筒31の内周面と内筒32の外周面との間に、遊
星軸33が配設されている。この外筒31には内歯歯車
(歯数Z1)が、内筒32には外歯歯車(歯数Z2)が
設けられ、かつ、遊星軸33には、この内歯歯車と外歯
歯車とに噛み合う一体の遊星歯車(歯数Z3)が設けら
れている。
【0004】一方、図中符号34はフラットケーブルで
あり、その両端部は、それぞれ外筒31と内筒32とに
取り付けられている。このフラットケーブル34の両端
部は、それぞれ固定側電気機器、及び回転側電気機器
(共に図示せず)に接続され、これによって、固定側電
気機器と回転側電気機器とが通電されるものである。そ
して、このフラットケーブル34が内筒32の周囲に巻
き付けられる一方、外筒31の内面に沿って配設され、
更に、中間部のU字状湾曲部34aが遊星軸33に巻き
付けられるようになっている。
【0005】そして、フラットケーブル34を図5の
(a)に示す状態から、内筒32を矢印F方向に回転さ
せると、遊星軸33が自転しながら、内筒32の周りを
公転する。これによって、フラットケーブル34が、内
筒32の外周面から巻き取られて外筒31の内周面に順
次沿わせられる(図5(b)参照)。一方、この図5
(b)に示す状態から、内筒32を矢印Fと逆方向に回
転させると、フラットケーブル34が、内筒32の外周
面に巻き付けられていくものである。かかる場合、遊星
軸33にフラットケーブル34のU字状湾曲部34aを
巻き付けることにより、この遊星軸33でU字状湾曲部
34aを案内して、動作の確実性を確保するようにして
いる。
【0006】なお、図5(a)では、説明上、フラット
ケーブル34を内筒32の周囲に1周しか巻き付けてい
ないが、ステアリングと車体との間の通電を行うもので
は、もっと多く巻き付けられることにより、数回転され
るステアリングの回転を吸収するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のものでは、内筒32を回転させた場合の、遊
星軸33の公転角度(図6中θ1)と、フラットケーブ
ル34のU字状湾曲部34aの移動角度(図5(b)中
θ2)とを一致させることが難しく、このため、遊星軸
33によるフラットケーブル34のU字状湾曲部34a
の案内性能を確保することが困難である。
【0008】即ち、この通電装置を自動車のステアリン
グ部に適応した場合について説明すると、外筒31の内
径φA、及び内筒32の外径φBは、ステアリングシャ
フト径及び、ステアリング径によってほぼ決定され、例
えば、φA=90mm、φB=40mmとされ、この場
合、遊星軸33の外径φCは、25mmとなる。
【0009】ここで、各歯車のモジュールを1とする
と、内歯歯車の歯数Z1、外歯歯車の歯数Z2及び、遊
星歯車の歯数Z3は、それぞれZ1=90,Z2=4
0,Z3=25となる。
【0010】(イ)遊星軸33の公転角度θ1。
【0011】一方、外筒31に設けられた内歯歯車(歯
数Z1)、内筒32に設けられた外歯歯車(歯数Z
2)、遊星軸33に設けられた遊星歯車(歯数Z3)と
すると、歯車の回転比Tは、次式(1)から求められ
る。
【0012】 T=(Z2/Z3)×(Z3/Z1)=Z2/Z1・・(1) また、内筒31を1回転させたときの図6に示す遊星軸
33の公転角度θ1は、同図から明かなように次式
(2)から求められる。
【0013】 θ1=T×360°・・・・・・・・・・・・・・・・(2) そこで、外筒31に設けられた内歯歯車の歯数Z1=9
0、内筒32に設けられた外歯歯車の歯数Z2=40、
遊星軸33に設けられた遊星歯車の歯数Z3=25とし
た場合において、遊星軸33の公転角度θ1は、式
(1)及び(2)から歯車の回転比T=0.44として
158°となる。
【0014】(ロ)U字状湾曲部34aの移動角度θ
2。
【0015】次に、外筒31の内径φA、内筒32の外
径φB、遊星軸33の外形φCとすると、図5(a)に
示す状態におけるフラットケーブル34の長さL、即ち
内筒32を矢印F方向と逆方向に1回転させることによ
って外筒32から離れたフラットケーブル34の長さL
は、同図から明かなように、内筒32に1巻き分巻き付
いた長さと遊星軸33に1/2巻き分巻き付いた長さと
の合計であるから、次式(3)が成立する。
【0016】 L=B×π+C×π/2・・・・・・・・・・・・・・(3) また、図5(b)は、図5(a)示の状態から内筒32
を矢印F方向に1回転させたときの状態を示しており、
図5(b)の状態におけるフラットケーブル34の長さ
は、内筒32を矢印F方向に1回転させただけなので上
記長さLに等しい。
【0017】そして、図5(b)から明かなように、図
5(a)示の状態から内筒32を矢印F方向に1回転さ
せたときのフラットケーブル34のU字状湾曲部34a
の移動角度をθ2とすると、この移動角度θ2と上記長
さLとの間には、次式(4)が成立する。
【0018】 L=(A×π×θ2/360°)+(B×π×θ2/360°) +C×π/2・・・・・・・・・・・・・・・・・(4) 従って、式(3)、及び式(4)から、U字状湾曲部3
4aの移動角度θ2は、次式(5)から求められる。
【0019】 θ2=B×360°/(A+B)・・・・・・・・・・(5) そこで、今仮に外筒31の内径φA=90mm、内筒3
2の外径φB=40mmとした場合(各歯車のモジュー
ルを1とする。)におけるU字状湾曲部34aの移動角
度θ2を式(5)から求めると、移動角度θ2は、11
1°となる。
【0020】これは、内筒32を1回転させたときの遊
星軸33の公転角度θ1が、前(イ)項から158°で
あるから、遊星軸33の公転角度θ1が、U字状湾曲部
34aの移動角度θ2と一致していないこと、即ち、遊
星軸33の動きは、U字状湾曲部34aの動きに追従し
ていないことを示すものである。
【0021】(ハ)遊星軸33の公転角度θ1をU字状
湾曲部34aの移動角度θ2に追従させた場合。
【0022】前述した不一致を解消するため、今仮に遊
星軸33の公転角度θ1をフラットケーブル34のU字
状湾曲部34aの移動角度θ2に追従させることとする
と、次式(6)が成立する。
【0023】 θ1=T×360°=θ2=111°・・・・・・・・(6) 従って、式(6)、及び式(1)から、外筒31に設け
られた内歯歯車の歯数Z1=90にした場合(前述と同
様に各歯車のモジュールを1とする。)には、内筒32
に設けられた外歯歯車の歯数Z2=28となり、内筒3
2の外径φB=28mmであり、これはステアリングシ
ャフト径(=40mm)と干渉を起こす結果となる。
【0024】また、内筒32に設けられた外歯歯車の歯
数Z2=40とした場合には、外筒31に設けられた内
歯歯車の歯数Z1=129となり、各歯車のモジュール
が1であるから、外筒31の内径φA=129mmとな
り、外筒31の外径が拡大してコラムカバーと干渉する
他、外観を損ねる結果となる。
【0025】(ニ)U字状湾曲部34aの移動角度θ2
を遊星軸33の公転角度θ1に追従させた場合。
【0026】一方、今仮にU字状湾曲部34aの移動角
度θ2を公転角度θ1(=158°)に追従させること
とすると、式(5)から次式(7)が成立する。
【0027】 158°=B×360°/(A+B)・・・・・・・・(7) ここで、仮に外筒31の内径φA=90mmに設定した
場合、上式(7)から内筒32の外形φB=70mmと
なり、またφC×2=φA−φBであるから、遊星軸3
3の外径φC=10となる。
【0028】また、仮に内筒32の外径φB=40mm
に設定した場合、上式(7)から外筒31の外径φA=
51mmとなり、遊星軸33の外径φC=5.5mmと
なる。
【0029】従って、これらいずれの場合にも、遊星軸
33の外径φCが小さくなり過ぎて、遊星軸33の製作
上、及び強度上の問題が発生する他、U字状湾曲部34
aの曲率半径が小さくなり過ぎフラットケーブル34が
折れ曲がりその導体が切損するおそれがある。
【0030】そこで、この発明は、遊星軸の配設空間を
確保しつつ、かつ、装置の大きさを変えることなく、フ
ラットケーブルと遊星軸の動きを互いに追従させること
ができる通電装置を提供することを課題としている。
【0031】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
課題を解決するためになされたものであり、請求項1の
発明は、相対的に回転移動する内筒と外筒とを有し、こ
れら両筒間に形成された空間内に電気導体を複数回巻回
収容した通電装置において、前記両筒に設けられた減速
歯車機構を介して前記両筒間に自転及び公転するように
遊星軸を配設し、この遊星軸に前記電気導体のU字状湾
曲部を巻き付け、前記減速歯車機構によって前記遊星軸
の公転角度と前記電気導体のU字状湾曲部の移動角度と
が互いに追従するようにしたことを特徴としている。
【0032】請求項2の発明は、前記内筒に外歯歯車
を、前記外筒に内歯歯車をそれぞれ設け、前記外歯歯車
と噛み合う第1遊星歯車、及び前記内歯歯車と噛み合う
第2遊星歯車を有する遊星軸を前記両筒間に自転及び公
転するように配設し、この遊星軸に前記電気導体のU字
状湾曲部を巻き付けたことを特徴としている。
【0033】請求項3の発明は、前記遊星軸の第1,第
2遊星歯車、前記外歯歯車、及び前記内歯歯車の歯数
を、前記遊星軸の公転角度と前記電気導体のU字状湾曲
部の移動角度とが互いに追従するように設定したことを
特徴としている。
【0034】
【作用】このような構成によれば、両筒に設けられた減
速歯車機構を介して両筒間に自転及び公転するように遊
星軸を配設し、この遊星軸に電気導体のU字状湾曲部を
巻き付け、減速歯車機構によって遊星軸の公転角度と電
気導体のU字状湾曲部の移動角度とが互いに追従するよ
うにしたため、従来のように、外歯歯車と内歯歯車との
モジュールを一致させる必要がなく、遊星軸の回転比が
外歯歯車と内歯歯車の歯数のみによって決定されること
がない。このため、遊星軸の回転比の調整自由度が高ま
り、内歯歯車の歯数と外歯歯車の歯数を変えることな
く、第1遊星歯車の歯数と第2遊星歯車の歯数とを調整
することによって、フラットケーブルのU字状湾曲部の
移動角度と、遊星軸の公転角度とを互いに追従させるこ
とができる。従って、従来のように、装置を大きくした
り、遊星軸の配設空間を狭めることなく、フラットケー
ブルと遊星軸との動きを互いに追従させることができ
る。
【0035】
【実施例】以下、この発明を実施例に基づいて説明す
る。
【0036】図1乃至図4は、この発明の一実施例を示
すものである。
【0037】まず構成を説明すると、図中符号1は、底
付円筒状を呈した外筒であり、この外筒1は、例えば、
ステアリングコラム(図示せず)に固定されている。こ
の外筒1の下端部内周面には、内歯歯車1bが形成され
ている。また、下端面1aの中心部には、段部1dが形
成され、さらに、その中心には、挿入孔1cが開けられ
ている。
【0038】この外筒1の上開口には、図2に示すよう
に、上蓋2が、この上蓋2の円筒軸2aが前記挿入孔1
cに挿入された状態で、設けられている。さらに、円筒
軸2aの中空部に、ほぼキャップ状を呈したケーススト
ッパー3が挿入されている。そして、このケースストッ
パー3の先端部に設けられた係止部3aが、円筒軸2a
の段差形状の被係止部2bに係止され、かつ、ケースス
トッパー3の底板3bが、外筒1の下端面1aに当接さ
れることによって、外筒1と上蓋2とが組み付けられて
いる。この上蓋2は回転体である図示省略のステアリン
グホイール側に取り付けられるようになっている。
【0039】一方、上蓋2の円筒軸2aには、内筒4
が、その突起4cが円弧状孔2dに挿入された状態(図
3参照)で、装着されている。また、この内筒4の下端
部には、外歯歯車4aが形成されており、外筒1の段部
1dによって、この外歯歯車4aと内歯歯車1bとの高
さが一致しないようになっている。
【0040】この内筒4と外筒1との間には、ほぼ円筒
状の遊星軸5が配設されている。この遊星軸5の下端部
には、軸方向に連ねて、第1遊星歯車5aと第2遊星歯
車5bとが形成され、第1遊星歯車5aは外歯歯車4a
に、第2遊星歯車5bは内歯歯車1bに噛み合うように
なっており、これらの歯車によって、「減速歯車機構」
が構成されている。さらに、上蓋2に形成された環状の
ガイド溝2cに、遊星軸5の上端部に形成されたガイド
ピン5cが挿入されている。
【0041】一方、図中符号6は「電気導体」としての
フラットケーブルであり、図3に示すように、その両端
部には、それぞれ接続部ケース6a,6bが取り付けら
れている。そして、図1に示すように、一方の接続部ケ
ース6aは内筒4に、また、他方の接続部ケース6bは
外筒1に装着されている。さらに、接続部ケース6aか
らは、上蓋2の通し孔2eを通してプラグ7が引き出さ
れ、このプラグ7が回転側電気機器(図示せず)に接続
されている。また、接続部ケース6bは、固定側電気機
器(図示せず)に接続され、これによって、固定側電気
機器と回転側電気機器とが通電されるようになってい
る。そして、このフラットケーブル6が内筒4の周囲に
巻き付けられる一方、外筒1の内面に沿って配設され、
更に、中間部のU字状湾曲部6cが遊星軸5に巻き付け
られるようになっている。
【0042】次に、このような構成からなる通電装置の
作用について説明する。
【0043】ステアリングホイールを回転させることに
より、図1において、内筒4を矢印G方向に回転させる
と、各歯車1b,4a,5a,5bの噛み合いによっ
て、遊星軸5は、矢印I方向に自転しながら、矢印H方
向に内筒4の周りを公転する。これによって、フラット
ケーブル6のU字状湾曲部6cが、遊星軸5にて案内さ
れながら、フラットケーブル6は内筒4の外周面4bに
巻き付けられる。
【0044】一方、内筒4を矢印Gと逆方向に回転させ
ると、遊星軸5が矢印Hと逆方向に公転し、フラットケ
ーブル6のU字状湾曲部6cが、遊星軸5にて案内され
ながら、フラットケーブル6が内筒4の外周面4bから
巻き出されて行く。
【0045】かかる場合には、各歯車1b,4a,5
a,5bの歯数が、前記遊星軸5の公転角度θ1と、前
記フラットケーブル6のU字状湾曲部6cの移動角度θ
2とが互いに追従するように設定されているため、遊星
軸5で、U字状湾曲部6cを良好に案内することができ
る。
【0046】即ち、図4において、内歯歯車1bの歯数
をZ1、外歯歯車4aの歯数をZ2、第1遊星歯車5a
の歯数をZ3、第2遊星歯車5bの歯数をZ4とする
と、歯車の回転比T’は、次式(8)から求められる。
【0047】 T’=(Z2/Z3)×(Z4/Z1)・・・・・・・(8) 上式(8)から、内筒4を1回転させた場合の、遊星軸
5の公転角度θ1は、式(2)と同様に次式(9)が成
立する。
【0048】 θ1=T’×360°・・・・・・・・・・・・・・・(9) ここで、外筒31に設けられた内歯歯車1bの歯数Z1
=90、内筒4に設けられた外歯歯車4aの歯数Z2=
40、遊星軸5に設けられた第1遊星歯車5aの歯数Z
3=25とした場合における第2遊星歯車5bの歯数Z
4を求めることとする。
【0049】即ち、遊星軸5の公転角度θ1とU字状湾
曲部6cの移動角度θ2とを互いに追従させるから、こ
の場合は、式(6)、及び式(9)から下式(10)が
成立する。
【0050】 θ1=T’×360°=θ2=111°・・・・・・・(10) 従って、式(8)、及び式(10)から下式(11)が
成立する。
【0051】 θ1=(Z2/Z3)×(Z4/Z1)×360° =θ2=111°・・・・・・・・・・・・・・・(11) この式(11)にZ1=90,Z2=40,Z3=25
の各数値を代入すると、第2遊星歯車5bの歯数Z4=
17となる。
【0052】よって、第2遊星歯車5bの歯数Z4=1
7とすることによって、前述と同様に各歯車のモジュー
ルを1として、外筒1の内径φA=90mm、内筒4の
外径φB=40mmとした数値を変えることなく、遊星
軸5の公転角度θ1とU字状湾曲部6cの移動角度θ2
とを互いに追従させることができることとなる。
【0053】このような構成の通電装置によれば、遊星
軸5に第1,第2遊星歯車5a,5bを設け、第1遊星
歯車5aを外歯歯車4aに噛み合わせ、第2遊星歯車5
bを内歯歯車1bに噛み合わせているため、従来のよう
に、外歯歯車4aと内歯歯車1bとのモジュールを一致
させる必要がなく、遊星軸5の回転比Tが、内歯歯車1
bの歯数Z1と外歯歯車4aの歯数Z2のみによって決
定されることがない。このため、遊星軸5の回転比Tの
調整自由度が高まり、内歯歯車1bの歯数Z1と外歯歯
車4aの歯数Z2を変えることなく、第1遊星歯車5a
の歯数Z3と第2遊星歯車5bの歯数Z4とを調整する
ことによって、フラットケーブル6のU字状湾曲部6c
の移動角度θ2と、遊星軸5の公転角度θ1とを互いに
追従させることができる。従って、従来のように、装置
を大きくしたり、遊星軸5の配設空間を狭めることな
く、フラットケーブル6と遊星軸5の動きを互いに追従
させることができる。
【0054】なお、この実施例では、内筒4が回転し、
外筒1が固定されるようになっているが、内筒4が固定
され、外筒1が回転するようなものにも、この発明に係
わる通電装置を適用することができる。また、この実施
例は、ステアリング側と車体側との通電を行うためのも
のであるが、これに限らず、他の部材間の通電を行うも
のでも良い。また、「電気導体」として、フラットケー
ブル6が説明されているが、それに限定されることな
く、丸電線でもよい。
【0055】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、両筒に設けられた減速歯車機構を介して両筒間に
自転及び公転するように遊星軸を配設し、この遊星軸に
電気導体のU字状湾曲部を巻き付け、減速歯車機構によ
って遊星軸の公転角度と電気導体のU字状湾曲部の移動
角度とが互いに追従するようにしたため、従来のよう
に、外歯歯車と内歯歯車とのモジュールを一致させる必
要がなく、遊星軸の回転比が外歯歯車と内歯歯車の歯数
のみによって決定されることがない。このため、遊星軸
の回転比の調整自由度が高まり、内歯歯車の歯数と外歯
歯車の歯数を変えることなく、第1遊星歯車の歯数と第
2遊星歯車の歯数とを調整することによって、フラット
ケーブルのU字状湾曲部の移動角度と、遊星軸の公転角
度とを互いに追従させることができる。従って、従来の
ように、装置を大きくしたり、遊星軸の配設空間を狭め
ることなく、フラットケーブルと遊星軸との動きを互い
に追従させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す、通電装置の横断面
図である。
【図2】同一実施例を示す、通電装置の縦断面図であ
る。
【図3】同一実施例を示す、通電装置の分解斜視図であ
る。
【図4】同一実施例における、歯車噛み合い状態を示す
概念図である。
【図5】従来例を示す通電装置の平面概念図である。
【図6】従来例における、図4に相当する概念図であ
る。
【符号の説明】
1 外筒 1b 内歯歯車(減速歯車機構) 4 内筒 4b 外歯歯車(減速歯車機構) 5 遊星軸 5a 第1遊星歯車 5b 第2遊星歯車 6 フラットケーブル(電気導体) 6c U字状湾曲部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対的に回転移動する内筒と外筒とを有
    し、これら両筒間に形成された空間内に電気導体を複数
    回巻回収容した通電装置において、 前記両筒に設けられた減速歯車機構を介して前記両筒間
    に自転及び公転するように遊星軸を配設し、この遊星軸
    に前記電気導体のU字状湾曲部を巻き付け、前記減速歯
    車機構によって前記遊星軸の公転角度と前記電気導体の
    U字状湾曲部の移動角度とが互いに追従するようにした
    ことを特徴とする通電装置。
  2. 【請求項2】 相対的に回転移動する内筒と外筒とを有
    し、これら両筒間に形成された空間内に電気導体を複数
    回巻回収容した通電装置において、 前記内筒に外歯歯車を、前記外筒に内歯歯車をそれぞれ
    設け、前記外歯歯車と噛み合う第1遊星歯車、及び前記
    内歯歯車と噛み合う第2遊星歯車を有する遊星軸を前記
    両筒間に自転及び公転するように配設し、この遊星軸に
    前記電気導体のU字状湾曲部を巻き付けたことを特徴と
    する通電装置。
  3. 【請求項3】 前記遊星軸の第1,第2遊星歯車、前記
    外歯歯車、及び前記内歯歯車の歯数を、前記遊星軸の公
    転角度と前記電気導体のU字状湾曲部の移動角度とが互
    いに追従するように設定したことを特徴とする請求項2
    記載の通電装置。
JP15702194A 1994-07-08 1994-07-08 通電装置 Pending JPH0822877A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018047481A1 (ja) * 2016-09-12 2018-03-15 株式会社東海理化電機製作所 回転コネクタ

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