JPH08315530A - 記録又は再生装置 - Google Patents

記録又は再生装置

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JPH08315530A
JPH08315530A JP13566895A JP13566895A JPH08315530A JP H08315530 A JPH08315530 A JP H08315530A JP 13566895 A JP13566895 A JP 13566895A JP 13566895 A JP13566895 A JP 13566895A JP H08315530 A JPH08315530 A JP H08315530A
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servo
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gain
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JP13566895A
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Hideo Obata
英生 小幡
Yasuaki Maeda
保旭 前田
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Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サーボゲイン等が常に適正な状態にが調整さ
れているようにするとともに、実際の再生等の動作まで
の時間がなるべくかからないようにする。 【構成】 例えば再生や記録操作がされた際に、原則的
にはその時点でサーボゲイン等のサーボ信号生成要素の
自動可変調整が行なわれるようにする。ただし、その際
に判別手段は、前回のサーボ信号生成要素の可変調整動
作以降の記録媒体の交換動作の有無、前回のサーボ信号
生成要素の可変調整動作からの経過時間、温度状況など
からサーボ信号生成要素を可変調整の必要性を判別し、
必要ないと判別されたときはサーボ信号生成要素の可変
調整は行なわないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えばディスク状記録媒
体に対して入力データを記録することができる記録装
置、又はディスク状記録媒体からデータを読み出して再
生出力することのできる再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば光磁気ディスクや光ディスクの再
生動作を実行する再生装置、又は光磁気ディスクに対し
て記録動作を実行する記録装置が知られており、例えば
CDプレーヤやミニディスクレコーダー/プレーヤとし
て普及している。
【0003】このような光(光磁気)記録媒体に対して
は、光学ヘッドがディスク記録面に対してレーザ光を照
射してその反射光を検出することによりデータを読み出
し、また同様のレーザ走査を用いてデータの記録を行な
うが、これらのレーザ光による走査が適正になされるよ
うにトラッキングサーボ及びフォーカスサーボが実行さ
れている。また光学ヘッド(及び磁気ヘッド)をディス
ク半径方向に大きく移動させるスレッドサーボや、ディ
スク回転数を線速度一定もしくは角速度一定に制御する
スピンドルサーボも行なわれる。
【0004】ところで、これらのサーボ回路におけるゲ
イン、即ちサーボドライブ信号を生成する際にサーボエ
ラー信号に与えられるゲインは、記録装置、再生装置に
応じて、良好なサーボが実現されるために適正な値に調
整されなければならい。このサーボゲインの調整によ
り、サーボ応答性、耐振性等のサーボ特性がそれぞれ所
定の状態に調整され、各装置の使用方法、使用環境や、
対象ディスクに応じた好適な状態を得ることができる。
さらに、サーボゲインだけでなく、サーボ信号に与えら
れるオフセット値の調整も必要となる。特にこれらの調
整はトラッキングサーボ及びフォーカスサーボについて
重要となる。
【0005】従来、このサーボゲインやオフセット値な
どのサーボ信号生成要素の調整は、例えば記録装置、再
生装置の製造後の調整工程において半固定抵抗の調整に
よってオペアンプの帰還抵抗値を変化させることなどに
より実行していた。また、サーボゲインの自動調整回路
を備えたものにおいては、例えばディスクをローディン
グした直後などの、再生音声が出力されていないで点、
もしくは記録信号が入力されていない時点でオートゲイ
ン調整を行なうようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、サーボゲイ
ン等の調整は、実際には、ユーザーの使用段階での使用
環境、記録/再生を行なうディスク、周囲温度、ディス
クや装置の経時変化等の種々の条件に基づいて調整され
なければ適正状態を保つことができないが、半固定抵抗
の調整等により出荷前に行なう方式では、もちろんサー
ボゲイン調整等は1回のみしか行なわれないため、これ
らの諸条件に応じた適正なサーボゲインが常に与えられ
ていることにはならない。
【0007】このため、ローディング時毎に毎回サーボ
ゲイン等の自動調整を行なうものがあり、これによって
使用時の周囲温度等の条件について、それに応じたサー
ボゲインやオフセット設定が行なわれるようにするもの
がある。ところがこのようにすると、サーボゲイン等の
自動調整を実行する時間分だけ、ユーザーが再生や記録
操作を行なってから、実際に再生音声が出力されたり、
録音動作が実行されるまでの時間が遅くなってしまうと
いう問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点にかんがみてなされたもので、サーボゲイン等が常に
適正な状態にが調整されているようにするとともに、実
際の再生等の動作までの時間がなるべくかからないよう
にする記録装置又は再生装置を提供することを目的とす
る。
【0009】このために記録装置又は再生装置として、
例えば再生や記録操作がされた際に、原則的にはその時
点でサーボゲイン等のサーボ信号生成要素の自動可変調
整が行なわれるようにする。ただし、その際に判別手段
は、前回のサーボ信号生成要素の可変調整動作以降の記
録媒体の交換動作の有無、前回のサーボ信号生成要素の
可変調整動作からの経過時間、温度状況などからサーボ
信号生成要素を可変調整の必要性を判別し、必要ないと
判別されたときはサーボ信号生成要素の可変調整は行な
わないようにする。
【0010】
【作用】必要性のある場合のみにサーボ信号生成要素の
自動可変調整が行なわれるようにすることにより、無駄
なサーボ信号生成要素の可変調整は行なわれず、実用
上、操作に応じて即座に記録動作や再生動作に移ること
ができる場合が多くなる。
【0011】
【実施例】以下、図1〜図3を用いて本発明の実施例を
説明する。この実施例は、例えばミニディスクレコーダ
として知られているような、光磁気ディスクを記録媒体
として用いた記録再生装置であり、図1はこのような記
録再生装置の要部のブロック図を示している。
【0012】図1に示すように、この記録再生装置にお
いて光磁気ディスクに対する記録/再生データの転送系
は大別して、光磁気ディスクに対してデータの書込/読
出を行なうデータ書込/読出部30、読み出されたデー
タ又は書込のために入力されたデータを一時的に蓄積す
るデータ一時記憶部40、音声圧縮処理やアナログ信号
とデジタル信号の変換を行なう記録/再生信号処理部5
0に大別される。
【0013】例えば音声データが記録されている光磁気
ディスク1は、データ書込/読出部30内に装填され、
スピンドルモータ2により回転駆動される。光学ヘッド
3は光磁気ディスク1に対して記録/再生時にレーザ光
を照射する。即ち、記録時には記録トラックをキュリー
温度まで加熱するための高レベルのレーザ出力をなし、
また再生時には磁気カー効果により反射光からデータを
検出するための比較的低レベルのレーザ出力をなす。
【0014】このため、光学ヘッド3にはレーザ出力手
段としてのレーザダイオード、偏光ビームスプリッタや
対物レンズ等からなる光学系、及び反射光を検出するた
めのディテクタが搭載されている。対物レンズ3aは2
軸機構4によってディスク半径方向(トラッキング方
向)及びディスクに接離する方向(フォーカス方向)に
変位可能に保持されている。
【0015】また、磁気ヘッド6aは記録動作時におい
て、供給されたデータによって変調された磁界を光磁気
ディスクに印加する動作を行なう。この磁気ヘッド6a
は光磁気ディスク1を挟んで光学ヘッド3と対向する位
置に配置されている。光学ヘッド3全体及び磁気ヘッド
6は、スレッド機構5によりディスク半径方向に移動可
能とされている。
【0016】再生動作によって、光学ヘッド3により光
磁気ディスク1から検出された情報はRFアンプ7に供
給される。RFアンプ7は供給された情報の演算処理に
より、再生RF信号、トラッキングエラー信号、フォー
カスエラー信号、グルーブ情報(光磁気ディスク1にプ
リグルーブ(ウォブリンググルーブ)として記録されて
いる絶対位置情報)等を抽出する。そして、抽出された
再生RF信号はエンコーダ/デコーダ部8に供給され
る。また、トラッキングエラー信号TE、フォーカスエ
ラー信号FEはサーボ回路9に供給され、グルーブ情報
はアドレスデコーダ10に供給される。アドレスデコー
ダ10ではグルーブ情報から絶対アドレスをデコードす
る。アドレスデコーダ10で得られた絶対アドレスや、
エンコーダ/デコーダ部8で再生データから抽出される
アドレス情報は、マイクロコンピュータによって構成さ
れるシステムコントローラ11に供給される。
【0017】サーボ回路9は供給されたトラッキングエ
ラー信号TE、フォーカスエラー信号FEや、システム
コントローラ11からのトラックジャンプ指令、アクセ
ス指令、スピンドルモータ2の回転速度検出情報等によ
り各種サーボ駆動信号を発生させ、2軸機構4及びスレ
ッド機構5を制御してフォーカス及びトラッキング制御
を行う。またスピンドルモータ2を一定線速度(CL
V)に制御する。また、このサーボ回路9はトラッキン
グサーボ及びフォーカスサーボのサーボゲインを自動調
整することができる回路部が設けられている。このサー
ボ回路9の構成については後述する。
【0018】再生RF信号はエンコーダ/デコーダ部8
でEFM復調、CIRC等のデコード処理され、データ
一時記憶部40に送られる。即ちメモリコントローラ1
2によって一旦バッファメモリ13に書き込まれる。な
お、光学ヘッド3による光磁気ディスク1からのデータ
の読み取り及び光学ヘッド3からバッファメモリ13ま
での系、即ちデータ書込/読出部30における再生デー
タの転送は1.41Mbit/secで、しかも間欠的に行なわれ
る。
【0019】バッファメモリ13に書き込まれたデータ
は、再生データの転送が0.3Mbit/sec となるタイミング
で読み出され、記録/再生信号処理部50に送られる。
即ちエンコーダ/デコーダ部14に供給される。そし
て、音声圧縮処理に対するデコード処理等の再生信号処
理を施され、D/A変換器15によってアナログ信号と
され、端子16から所定の増幅回路部へ供給されて再生
出力される。例えばL,Rオーディオ信号として出力さ
れる。
【0020】光磁気ディスク1に対して記録動作が実行
される際には、端子17に供給された記録信号(アナロ
グオーディオ信号)は、A/D変換器18によってデジ
タルデータとされた後、エンコーダ/デコーダ部14に
供給され、音声圧縮エンコード処理を施される。エンコ
ーダ/デコーダ部14によって圧縮された記録データは
メモリコントローラ12によって一旦バッファメモリ1
3に書き込まれ、また所定タイミングで読み出されてエ
ンコーダ/デコーダ部8に送られる。そしてエンコーダ
/デコーダ部8でCIRCエンコード、EFM変調等の
エンコード処理された後、磁気ヘッド駆動回路6に供給
される。
【0021】磁気ヘッド駆動回路6はエンコード処理さ
れた記録データに応じて、磁気ヘッド6aに磁気ヘッド
駆動信号を供給する。つまり、光磁気ディスク1に対し
て磁気ヘッド6によるN又はSの磁界印加を実行させ
る。また、このときシステムコントローラ11は光学ヘ
ッド3に対して、記録レベルのレーザ光を出力するよう
に制御信号を供給する。
【0022】操作部19にはユーザー操作に供される各
種キーが設けられている。例えば録音キー、再生キー、
停止キー、AMSキー、サーチキー等が設けられる。表
示部20は例えば液晶ディスプレイによって構成され、
システムコントローラ11の制御により動作状況等の表
示を行なう。
【0023】また例えばサーミスタ等により温度検出部
21が設けられる。温度検出部21は、例えば光学ヘッ
ド3の近辺に配置され、光学ヘッド3の周囲温度を検出
し、その検出値をシステムコントローラ11に供給する
ことができるように構成されている。
【0024】またディスク交換検出部22により、シス
テムコントローラ11はディスク1の排出/挿入動作の
有無を検出できるようにされている。さらに時計部23
が設けられ、システムコントローラ11は時間を把握し
ている。本実施例においては後述するように、前回にサ
ーボゲイン等を調整してからの経過時間を、時計部23
からの情報を用いて判別するようにしている。なお、シ
ステムコントローラ11内のRAM11bはサーボゲイ
ン等を調整した際にその調整値を記憶したり、調整時の
温度、時刻等を記憶する部位として用いられる。
【0025】ここで自動サーボゲイン調整が可能とされ
たサーボ回路9の構成を図2により説明する。なお、図
2においてはデジタル演算回路としてのサーボ回路9に
おけるトラッキング及びフォーカスのサーボドライブ信
号(PWM信号)の生成系のみを示し、スレッドサーボ
系、スピンドルサーボ系及びフォーカスサーチのための
回路系は省略してある。
【0026】60はトラッキングエラー信号TEの入力
端子を示し、光学ヘッド3における一対のサイドスポッ
ト用のディテクタの出力に対してRFアンプ7で減算処
理を行なって得られるトラッキングエラー信号TEが供
給される。
【0027】端子60から入力されたトラッキングエラ
ー信号TEはA/D変換器61においてデジタルデータ
化され、加算器62を介して位相補償回路63に供給さ
れる。そして位相補償処理がなされた後、乗算器64に
供給され、所定の係数演算処理がなされて所定のサーボ
ゲインが与えられたPWM(パルス幅変調)信号として
のトラッキングドライブ信号TE(PWM) が生成される。
なお、このトラッキングドライブ信号TE(PWM) は図示
しないローパスフィルタにより帯域制限された後、サー
ボドライブ回路を介して2軸機構4のトラッキングコイ
ルに印加され、対物レンズ3aのトラッキング制御が実
行されることになる。
【0028】また、65はフォーカスエラー信号FEの
入力端子を示し、光学ヘッド3における4分割ディテク
タの出力に対して、RFアンプ7で加算及び減算処理を
行なって得られるフォーカスエラー信号FEが供給され
る。
【0029】端子65から入力されたフォーカスエラー
信号FEはA/D変換器66においてデジタルデータ化
され、加算器67を介して位相補償回路68に供給され
る。そして位相補償処理がなされた後、乗算器69に供
給され、所定の係数演算処理がなされて所定のサーボゲ
インが与えられたPWM(パルス幅変調)信号としての
フォーカスドライブ信号FE(PWM) が生成される。そし
て、このフォーカスドライブ信号FE(PWM) は図示しな
いローパスフィルタにより帯域制限された後、サーボド
ライブ回路を介して2軸機構4のフォーカスコイルに印
加され、対物レンズ3aのフォーカス制御が実行される
ことになる。
【0030】通常のトラッキングサーボ動作及びフォー
カスサーボ動作は以上の構成部分で実行されることにな
るが、このサーボ回路9には自動サーボゲイン調整回路
部として以下の回路部が設けられている。
【0031】70は例えば1KHz の正弦波データが記憶
され、システムコントローラ11からの自動サーボゲイ
ン調整指令に応じて正弦波データを出力することになる
正弦波ROM、71はA/D変換器61でデジタルデー
タ化されたトラッキングエラー信号TEから1KHz の正
弦波データ成分を抽出するバンドパスフィルタ、72は
正弦波ROM70の出力とバンドパスフィルタ71の出
力に対して比較動作を行ない、その比較結果に応じて乗
算器64におけるサーボゲインを与えるための乗算係数
を可変制御することができる比較器を示す。
【0032】また、73はA/D変換器66でデジタル
データ化されたフォーカスエラー信号FEから1KHz の
正弦波データ成分を抽出するバンドパスフィルタ、74
は正弦波ROM70の出力とバンドパスフィルタ73の
出力に対して比較動作を行ない、その比較結果に応じて
乗算器69におけるサーボゲインを与えるための乗算係
数を可変制御することができる比較器を示す。
【0033】このような構成のサーボ回路9に対してシ
ステムコントローラ11は所定のタイミングで自動サー
ボゲイン調整実行指令を出力する。すると、正弦波RO
M70から正弦波データが出力され、この正弦波データ
はトラッキングサーボ系については加算器62及び比較
器72に供給されることになる。すると、加算器62に
おいてトラッキングエラー信号TEに対して正弦波デー
タが加算されて重畳され、この正弦波が加算された状態
のトラッキングエラー信号TEによりトラッキングドラ
イブ信号が生成されて2軸機構4が駆動される。
【0034】この正弦波成分を含むトラッキングドライ
ブ信号による2軸機構の動作に応じてRFアンプ7から
はトラッキングエラー信号TEが出力され、これはサー
ボ回路9においてA/D変換器61でデジタルデータ化
されるが、ここで、そのデジタルデータとしてのトラッ
キングエラー信号TEからはバンドパスフィルタ71に
より正弦波データ成分が抽出され、比較器72に供給さ
れる。
【0035】比較器72には正弦波ROM70からの正
弦波データも供給されているため、これらを比較するこ
とによりトラッキングサーボゲイン状態を検出(ゲイン
値を測定)できることになる。そして、比較器72はこ
のゲイン測定を行ないながら乗算器64におけるゲイン
係数を変化させていくことにより、トラッキングサーボ
ゲインの適正化を行なうことになる。
【0036】フォーカスサーボ系についても同様であ
り、システムコントローラ11から自動サーボゲイン調
整実行指令が供給され、正弦波ROM70から正弦波デ
ータが出力されると、この正弦波データは加算器67及
び比較器74に供給されることになる。すると、加算器
67においてフォーカスエラー信号FEに対して正弦波
データが加算されて重畳され、この正弦波が加算された
状態のフォーカスエラー信号FEによりフォーカスドラ
イブ信号が生成されて2軸機構4が駆動されることにな
る。
【0037】そして、この正弦波成分を含むフォーカス
ドライブ信号による2軸機構の動作に応じてRFアンプ
7からはフォーカスエラー信号FEが出力され、これは
サーボ回路9においてA/D変換器66でデジタルデー
タ化される。そしてバンドパスフィルタ73により正弦
波データ成分が抽出され、比較器74に供給される。
【0038】比較器74には正弦波ROM70からの正
弦波データも供給されているため、これらを比較するこ
とによりフォーカスサーボゲイン状態を検出(ゲイン値
を測定)できることになる。そして、比較器74はこの
ゲイン測定を行ないながら乗算器69におけるゲイン係
数を変化させていくことにより、フォーカスサーボゲイ
ンの適正化を行なう。
【0039】このようなサーボ回路9を備えた実施例の
記録再生装置によって実現される自動サーボゲイン調整
動作に関してのシステムコントローラ11の処理を図3
のフローチャートに従って説明する。なお、この説明は
再生動作中における自動サーボゲイン調整動作について
行なうが、自動サーボバイアス調整動作についても同様
に適用できるものである。
【0040】例えばユーザーが操作部19により再生操
作を行なうと、光磁気ディスク1の再生動作が開始され
るが、実際の再生動作に先立ってデータ書込/読出部3
0における各種立ち上げ処理が行なわれる。即ち、光学
ヘッド3のレーザ出力(再生レベル)をオンとした後、
サーボ回路9にフォーカスサーチの実行を指示し、2軸
機構4がドライブされてフォーカス引き込み領域に達し
た後及びフォーカスサーボループを閉じ、上記した回路
系によるフォーカスサーボをかける。また、スピンドル
モータ2の回転駆動を指示し、回転速度を所定速度にま
で制御する。さらに上記した回路系によるトラッキング
サーボをオンとする。
【0041】以上の立ち上げ処理が完了することによっ
て、各サーボがオン状態となり、即ち光磁気ディスク1
からデータの読み取りが可能になる。なお、立ち上げ動
作完了までの所要時間は1秒〜2秒程度である。この状
態において本実施例では図3の処理が行なわれる。
【0042】システムコントローラ11は、サーボオン
とされた状態で、前回のサーボゲイン調整時からディス
ク1が交換されているか否かを判別する(F101)。これ
は、ディスク交換検出手段22による検出情報を常に入
力していることで判別可能である。例えばサーボゲイン
調整時に交換フラグをオフとし、かつディスク交換時に
交換フラグをオンとする処理を行なうようにしておけ
ば、ステップF101の処理時点で、交換フラグを確認する
ことで、判別可能となる。そしてディスク1が交換され
ていた場合は、サーボ制御に関する条件が変化している
ことになるため、ステップF105でサーボゲイン自動調整
を実行させることになる。
【0043】ディスク1が交換されていなかった場合
は、ステップF102で前回のサーボゲイン調整時からの経
過時間が、或る所定の時間範囲内であるか否かを判別す
る。これは、時計部23からの時刻情報により判別す
る。例えばサーボゲイン調整を実行した際に、その時刻
をRAM11aに記憶しておく。そしてステップF102の
処理時点で現在時刻を確認し、その時間差を求めればよ
い。
【0044】前回の調整時から或る期間以上、時間が経
過していると判別された場合は、サーボ制御に関する条
件が変化している可能性が高いため、ステップF105に進
んでサーボゲイン自動調整を実行させることになる。前
回の調整時からの時間経過が所定範囲内であった場合
は、ステップF103で前回のサーボゲイン調整時での温度
と現在の温度の差が、或る所定の値以内であるか否かを
判別する。これは、温度検出部21からの情報により判
別する。即ちサーボゲイン調整を実行した際に、その時
の温度情報をRAM11aに記憶しておく。そしてステ
ップF103の処理時点で現在の温度情報を得、それを比較
すればよい。
【0045】温度差が或る値以上とされたときは、サー
ボ制御に関する条件が変化していると認められるため、
ステップF105に進んでサーボゲイン自動調整を実行させ
ることになる。しかしながら、ディスク交換がなく、ま
た前回の調整時からあまり時間が経過しておらず、さら
に温度変化もないという場合は、前回の調整値のままで
全く問題なく適正な動作が実行できると判断できる。
【0046】そこで、ステップF103で肯定結果が得られ
た場合は、ステップF104に進み、サーボゲインの自動調
整を実行せずに、即ち前回の調整値をそのまま用いてサ
ーボ動作を実行させるようにする。なお、この場合の動
作に必要となるため、システムコントローラ11はサー
ボゲイン調整を行なう毎に、そのときの調整値をRAM
11aに保持するようにしている。
【0047】以上の処理により、本実施例では記録/再
生動作を実行する場合において、必要最小限のときの
み、サーボゲインの自動調整が行なわれることになり、
多くの場合はサーボゲインの自動調整を実行せずに、そ
のまま記録/再生動作に移ることになる。これによっ
て、ユーザーの操作に対して迅速な応答性で動作が実行
される機会が非常に多くなるとともに、常にサーボゲイ
ン等は最適状態に調整されるものとなり、記録再生装置
としての性能は著しく向上することとなる。
【0048】なお、実施例ではディスク変化、温度変
化、経時変化の3つでサーボゲインの調整の必要性を判
断するようにしたが、このうちの1つ又は2つにより判
断を行なうようにしてもよい。もちろんこれ以外に判断
条件を設定してもよい。また、上記実施例では記録再生
装置において本発明を採用した例をあげたが再生専用装
置、記録専用装置であっても良い。また、光磁気ディス
クに限らず、CD等の光ディスクに対する再生装置であ
っても本発明を採用できる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明の記録又は再
生装置は、温度変化、経時変化、記録媒体変化などによ
り、必要と認められた時のみにサーボ信号生成要素の自
動可変調整が行なわれるようにしているため、無駄なサ
ーボ信号生成要素の可変調整は行なわれず、実用上、殆
どの場合は、操作に応じて即座に記録動作や再生動作に
移ることができる。これにより使用性が向上し、かつ常
に最適なサーボ状態で安定した動作が行なわれることに
なるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の記録再生装置の要部のブロッ
ク図である。
【図2】実施例の記録再生装置のサーボ回路のブロック
図である。
【図3】実施例の自動調整実行判断処理のフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 光磁気ディスク 3 光学ヘッド 4 2軸機構 8,14 エンコード/デコード部 9 サーボ回路 11 システムコントローラ 12 メモリコントローラ 13 バッファRAM 19 操作部 21 温度検出部 22 ディスク交換検出部 23 時計部 61,66 A/D変換器 62,67 加算器 64,69 乗算器 70 正弦波ROM 71,73 バンドパスフィルタ 72,74 比較器
【手続補正書】
【提出日】平成7年6月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 記録又は再生装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えばディスク状記録媒
体に対して入力データを記録することができる記録装
置、又はディスク状記録媒体からデータを読み出して再
生出力することのできる再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば光磁気ディスクや光ディスクの再
生動作を実行する再生装置、又は光磁気ディスクに対し
て記録動作を実行する記録装置が知られており、例えば
CDプレーヤやミニディスクレコーダー/プレーヤとし
て普及している。
【0003】このような光(光磁気)記録媒体に対して
は、光学ヘッドがディスク記録面に対してレーザ光を照
射してその反射光を検出することによりデータを読み出
し、また同様のレーザ走査を用いてデータの記録を行な
うが、これらのレーザ光による走査が適正になされるよ
うにトラッキングサーボ及びフォーカスサーボが実行さ
れている。また光学ヘッド(及び磁気ヘッド)をディス
ク半径方向に大きく移動させるスレッドサーボや、ディ
スク回転数を線速度一定もしくは角速度一定に制御する
スピンドルサーボも行なわれる。
【0004】ところで、これらのサーボ回路におけるゲ
イン、即ちサーボドライブ信号を生成する際にサーボエ
ラー信号に与えられるゲインは、記録装置、再生装置に
応じて、良好なサーボが実現されるために適正な値に調
整されなければならい。このサーボゲインの調整によ
り、サーボ応答性、耐振性等のサーボ特性がそれぞれ所
定の状態に調整され、各装置の使用方法、使用環境や、
対象ディスクに応じた好適な状態を得ることができる。
さらに、サーボゲインだけでなく、サーボ信号に与えら
れるオフセット値の調整も必要となる。特にこれらの調
整はトラッキングサーボ及びフォーカスサーボについて
重要となる。
【0005】従来、このサーボゲインやオフセット値な
どのサーボ信号生成要素の調整は、例えば記録装置、再
生装置の製造後の調整工程において半固定抵抗の調整に
よってオペアンプの帰還抵抗値を変化させることなどに
より実行していた。また、サーボゲインの自動調整回路
を備えたものにおいては、例えばディスクをローディン
グした直後などの、再生音声が出力されていないで点、
もしくは記録信号が入力されていない時点でオートゲイ
ン調整を行なうようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、サーボゲイ
ン等の調整は、実際には、ユーザーの使用段階での使用
環境、記録/再生を行なうディスク、周囲温度、ディス
クや装置の経時変化等の種々の条件に基づいて調整され
なければ適正状態を保つことができないが、半固定抵抗
の調整等により出荷前に行なう方式では、もちろんサー
ボゲイン調整等は1回のみしか行なわれないため、これ
らの諸条件に応じた適正なサーボゲインが常に与えられ
ていることにはならない。
【0007】このため、ローディング時毎に毎回サーボ
ゲイン等の自動調整を行なうものがあり、これによって
使用時の周囲温度等の条件について、それに応じたサー
ボゲインやオフセット設定が行なわれるようにするもの
がある。ところがこのようにすると、サーボゲイン等の
自動調整を実行する時間分だけ、ユーザーが再生や記録
操作を行なってから、実際に再生音声が出力されたり、
録音動作が実行されるまでの時間が遅くなってしまうと
いう問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点にかんがみてなされたもので、サーボゲイン等が常に
適正な状態にが調整されているようにするとともに、実
際の再生等の動作までの時間がなるべくかからないよう
にする記録装置又は再生装置を提供することを目的とす
る。
【0009】このために記録装置又は再生装置として、
例えば再生や記録操作がされた際に、原則的にはその時
点でサーボゲイン等のサーボ信号生成要素の自動可変調
整が行なわれるようにする。ただし、その際に判別手段
は、前回のサーボ信号生成要素の可変調整動作以降の記
録媒体の交換動作の有無、前回のサーボ信号生成要素の
可変調整動作からの経過時間、温度状況などからサーボ
信号生成要素を可変調整の必要性を判別し、必要ないと
判別されたときはサーボ信号生成要素の可変調整は行な
わないようにする。
【0010】
【作用】必要性のある場合のみにサーボ信号生成要素の
自動可変調整が行なわれるようにすることにより、無駄
なサーボ信号生成要素の可変調整は行なわれず、実用
上、操作に応じて即座に記録動作や再生動作に移ること
ができる場合が多くなる。
【0011】
【実施例】以下、図1〜図3を用いて本発明の実施例を
説明する。この実施例は、例えばミニディスクレコーダ
として知られているような、光磁気ディスクを記録媒体
として用いた記録再生装置であり、図1はこのような記
録再生装置の要部のブロック図を示している。
【0012】図1に示すように、この記録再生装置にお
いて光磁気ディスクに対する記録/再生データの転送系
は大別して、光磁気ディスクに対してデータの書込/読
出を行なうデータ書込/読出部30、読み出されたデー
タ又は書込のために入力されたデータを一時的に蓄積す
るデータ一時記憶部40、音声圧縮処理やアナログ信号
とデジタル信号の変換を行なう記録/再生信号処理部5
0に大別される。
【0013】例えば音声データが記録されている光磁気
ディスク1は、データ書込/読出部30内に装填され、
スピンドルモータ2により回転駆動される。光学ヘッド
3は光磁気ディスク1に対して記録/再生時にレーザ光
を照射する。即ち、記録時には記録トラックをキュリー
温度まで加熱するための高レベルのレーザ出力をなし、
また再生時には磁気カー効果により反射光からデータを
検出するための比較的低レベルのレーザ出力をなす。
【0014】このため、光学ヘッド3にはレーザ出力手
段としてのレーザダイオード、偏光ビームスプリッタや
対物レンズ等からなる光学系、及び反射光を検出するた
めのディテクタが搭載されている。対物レンズ3aは2
軸機構4によってディスク半径方向(トラッキング方
向)及びディスクに接離する方向(フォーカス方向)に
変位可能に保持されている。
【0015】また、磁気ヘッド6aは記録動作時におい
て、供給されたデータによって変調された磁界を光磁気
ディスクに印加する動作を行なう。この磁気ヘッド6a
は光磁気ディスク1を挟んで光学ヘッド3と対向する位
置に配置されている。光学ヘッド3全体及び磁気ヘッド
6は、スレッド機構5によりディスク半径方向に移動可
能とされている。
【0016】再生動作によって、光学ヘッド3により光
磁気ディスク1から検出された情報はRFアンプ7に供
給される。RFアンプ7は供給された情報の演算処理に
より、再生RF信号、トラッキングエラー信号、フォー
カスエラー信号、グルーブ情報(光磁気ディスク1にプ
リグルーブ(ウォブリンググルーブ)として記録されて
いる絶対位置情報)等を抽出する。そして、抽出された
再生RF信号はエンコーダ/デコーダ部8に供給され
る。また、トラッキングエラー信号TE、フォーカスエ
ラー信号FEはサーボ回路9に供給され、グルーブ情報
はアドレスデコーダ10に供給される。アドレスデコー
ダ10ではグルーブ情報から絶対アドレスをデコードす
る。アドレスデコーダ10で得られた絶対アドレスや、
エンコーダ/デコーダ部8で再生データから抽出される
アドレス情報は、マイクロコンピュータによって構成さ
れるシステムコントローラ11に供給される。
【0017】サーボ回路9は供給されたトラッキングエ
ラー信号TE、フォーカスエラー信号FEや、システム
コントローラ11からのトラックジャンプ指令、アクセ
ス指令、スピンドルモータ2の回転速度検出情報等によ
り各種サーボ駆動信号を発生させ、2軸機構4及びスレ
ッド機構5を制御してフォーカス及びトラッキング制御
を行う。またスピンドルモータ2を一定線速度(CL
V)に制御する。また、このサーボ回路9はトラッキン
グサーボ及びフォーカスサーボのサーボゲインを自動調
整することができる回路部が設けられている。このサー
ボ回路9の構成については後述する。
【0018】再生RF信号はエンコーダ/デコーダ部8
でEFM復調、CIRC等のデコード処理され、データ
一時記憶部40に送られる。即ちメモリコントローラ1
2によって一旦バッファメモリ13に書き込まれる。な
お、光学ヘッド3による光磁気ディスク1からのデータ
の読み取り及び光学ヘッド3からバッファメモリ13ま
での系、即ちデータ書込/読出部30における再生デー
タの転送は1.41Mbit/secで、しかも間欠的に行なわれ
る。
【0019】バッファメモリ13に書き込まれたデータ
は、再生データの転送が0.3Mbit/sec となるタイミング
で読み出され、記録/再生信号処理部50に送られる。
即ちエンコーダ/デコーダ部14に供給される。そし
て、音声圧縮処理に対するデコード処理等の再生信号処
理を施され、D/A変換器15によってアナログ信号と
され、端子16から所定の増幅回路部へ供給されて再生
出力される。例えばL,Rオーディオ信号として出力さ
れる。
【0020】光磁気ディスク1に対して記録動作が実行
される際には、端子17に供給された記録信号(アナロ
グオーディオ信号)は、A/D変換器18によってデジ
タルデータとされた後、エンコーダ/デコーダ部14に
供給され、音声圧縮エンコード処理を施される。エンコ
ーダ/デコーダ部14によって圧縮された記録データは
メモリコントローラ12によって一旦バッファメモリ1
3に書き込まれ、また所定タイミングで読み出されてエ
ンコーダ/デコーダ部8に送られる。そしてエンコーダ
/デコーダ部8でCIRCエンコード、EFM変調等の
エンコード処理された後、磁気ヘッド駆動回路6に供給
される。
【0021】磁気ヘッド駆動回路6はエンコード処理さ
れた記録データに応じて、磁気ヘッド6aに磁気ヘッド
駆動信号を供給する。つまり、光磁気ディスク1に対し
て磁気ヘッド6によるN又はSの磁界印加を実行させ
る。また、このときシステムコントローラ11は光学ヘ
ッド3に対して、記録レベルのレーザ光を出力するよう
に制御信号を供給する。
【0022】操作部19にはユーザー操作に供される各
種キーが設けられている。例えば録音キー、再生キー、
停止キー、AMSキー、サーチキー等が設けられる。表
示部20は例えば液晶ディスプレイによって構成され、
システムコントローラ11の制御により動作状況等の表
示を行なう。
【0023】また例えばサーミスタ等により温度検出部
21が設けられる。温度検出部21は、例えば光学ヘッ
ド3の近辺に配置され、光学ヘッド3の周囲温度を検出
し、その検出値をシステムコントローラ11に供給する
ことができるように構成されている。
【0024】またディスク交換検出部22により、シス
テムコントローラ11はディスク1の排出/挿入動作の
有無を検出できるようにされている。さらに時計部23
が設けられ、システムコントローラ11は時間を把握し
ている。本実施例においては後述するように、前回にサ
ーボゲイン等を調整してからの経過時間を、時計部23
からの情報を用いて判別するようにしている。なお、シ
ステムコントローラ11内のRAM11bはサーボゲイ
ン等を調整した際にその調整値を記憶したり、調整時の
温度、時刻等を記憶する部位として用いられる。
【0025】ここで自動サーボゲイン調整が可能とされ
たサーボ回路9の構成を図2により説明する。なお、図
2においてはデジタル演算回路としてのサーボ回路9に
おけるトラッキング及びフォーカスのサーボドライブ信
号(PWM信号)の生成系のみを示し、スレッドサーボ
系、スピンドルサーボ系及びフォーカスサーチのための
回路系は省略してある。
【0026】60はトラッキングエラー信号TEの入力
端子を示し、光学ヘッド3における一対のサイドスポッ
ト用のディテクタの出力に対してRFアンプ7で減算処
理を行なって得られるトラッキングエラー信号TEが供
給される。
【0027】端子60から入力されたトラッキングエラ
ー信号TEはA/D変換器61においてデジタルデータ
化され、加算器62を介して位相補償回路63に供給さ
れる。そして位相補償処理がなされた後、乗算器64に
供給され、所定の係数演算処理がなされて所定のサーボ
ゲインが与えられたPWM(パルス幅変調)信号として
のトラッキングドライブ信号TE(PWM) が生成される。
なお、このトラッキングドライブ信号TE(PWM) は図示
しないローパスフィルタにより帯域制限された後、サー
ボドライブ回路を介して2軸機構4のトラッキングコイ
ルに印加され、対物レンズ3aのトラッキング制御が実
行されることになる。
【0028】また、65はフォーカスエラー信号FEの
入力端子を示し、光学ヘッド3における4分割ディテク
タの出力に対して、RFアンプ7で加算及び減算処理を
行なって得られるフォーカスエラー信号FEが供給され
る。
【0029】端子65から入力されたフォーカスエラー
信号FEはA/D変換器66においてデジタルデータ化
され、加算器67を介して位相補償回路68に供給され
る。そして位相補償処理がなされた後、乗算器69に供
給され、所定の係数演算処理がなされて所定のサーボゲ
インが与えられたPWM(パルス幅変調)信号としての
フォーカスドライブ信号FE(PWM) が生成される。そし
て、このフォーカスドライブ信号FE(PWM) は図示しな
いローパスフィルタにより帯域制限された後、サーボド
ライブ回路を介して2軸機構4のフォーカスコイルに印
加され、対物レンズ3aのフォーカス制御が実行される
ことになる。
【0030】通常のトラッキングサーボ動作及びフォー
カスサーボ動作は以上の構成部分で実行されることにな
るが、このサーボ回路9には自動サーボゲイン調整回路
部として以下の回路部が設けられている。
【0031】70は例えば1KHz の正弦波データが記憶
され、システムコントローラ11からの自動サーボゲイ
ン調整指令に応じて正弦波データを出力することになる
正弦波ROM、71はA/D変換器61でデジタルデー
タ化されたトラッキングエラー信号TEから1KHz の正
弦波データ成分を抽出するバンドパスフィルタ、72は
正弦波ROM70の出力とバンドパスフィルタ71の出
力に対して比較動作を行ない、その比較結果に応じて乗
算器64におけるサーボゲインを与えるための乗算係数
を可変制御することができる比較器を示す。
【0032】また、73はA/D変換器66でデジタル
データ化されたフォーカスエラー信号FEから1KHz の
正弦波データ成分を抽出するバンドパスフィルタ、74
は正弦波ROM70の出力とバンドパスフィルタ73の
出力に対して比較動作を行ない、その比較結果に応じて
乗算器69におけるサーボゲインを与えるための乗算係
数を可変制御することができる比較器を示す。
【0033】このような構成のサーボ回路9に対してシ
ステムコントローラ11は所定のタイミングで自動サー
ボゲイン調整実行指令を出力する。すると、正弦波RO
M70から正弦波データが出力され、この正弦波データ
はトラッキングサーボ系については加算器62及び比較
器72に供給されることになる。すると、加算器62に
おいてトラッキングエラー信号TEに対して正弦波デー
タが加算されて重畳され、この正弦波が加算された状態
のトラッキングエラー信号TEによりトラッキングドラ
イブ信号が生成されて2軸機構4が駆動される。
【0034】この正弦波成分を含むトラッキングドライ
ブ信号による2軸機構の動作に応じてRFアンプ7から
はトラッキングエラー信号TEが出力され、これはサー
ボ回路9においてA/D変換器61でデジタルデータ化
されるが、ここで、そのデジタルデータとしてのトラッ
キングエラー信号TEからはバンドパスフィルタ71に
より正弦波データ成分が抽出され、比較器72に供給さ
れる。
【0035】比較器72には正弦波ROM70からの正
弦波データも供給されているため、これらを比較するこ
とによりトラッキングサーボゲイン状態を検出(ゲイン
値を測定)できることになる。そして、比較器72はこ
のゲイン測定を行ないながら乗算器64におけるゲイン
係数を変化させていくことにより、トラッキングサーボ
ゲインの適正化を行なうことになる。
【0036】フォーカスサーボ系についても同様であ
り、システムコントローラ11から自動サーボゲイン調
整実行指令が供給され、正弦波ROM70から正弦波デ
ータが出力されると、この正弦波データは加算器67及
び比較器74に供給されることになる。すると、加算器
67においてフォーカスエラー信号FEに対して正弦波
データが加算されて重畳され、この正弦波が加算された
状態のフォーカスエラー信号FEによりフォーカスドラ
イブ信号が生成されて2軸機構4が駆動されることにな
る。
【0037】そして、この正弦波成分を含むフォーカス
ドライブ信号による2軸機構の動作に応じてRFアンプ
7からはフォーカスエラー信号FEが出力され、これは
サーボ回路9においてA/D変換器66でデジタルデー
タ化される。そしてバンドパスフィルタ73により正弦
波データ成分が抽出され、比較器74に供給される。
【0038】比較器74には正弦波ROM70からの正
弦波データも供給されているため、これらを比較するこ
とによりフォーカスサーボゲイン状態を検出(ゲイン値
を測定)できることになる。そして、比較器74はこの
ゲイン測定を行ないながら乗算器69におけるゲイン係
数を変化させていくことにより、フォーカスサーボゲイ
ンの適正化を行なう。
【0039】このようなサーボ回路9を備えた実施例の
記録再生装置によって実現される自動サーボゲイン調整
動作に関してのシステムコントローラ11の処理を図3
のフローチャートに従って説明する。なお、この説明は
再生動作中における自動サーボゲイン調整動作について
行なうが、自動サーボバイアス調整動作についても同様
に適用できるものである。
【0040】例えばユーザーが操作部19により再生操
作を行なうと、光磁気ディスク1の再生動作が開始され
るが、実際の再生動作に先立って本実施例では図3の処
理が行なわれる。
【0041】システムコントローラ11は、前回のサー
ボゲイン調整時からディスク1が交換されているか否か
を判別する(F101) 。これは、ディスク交換検出手段22
による検出情報を常に入力していることで判別可能であ
る。例えばサーボゲイン調整時に交換フラグをオフと
し、かつディスク交換時に交換フラグをオンとする処理
を行なうようにしておけば、ステップF101の処理時点
で、交換フラグを確認することで、判別可能となる。そ
してディスク1が交換されていた場合は、サーボ制御に
関する条件が変化していることになるため、ステップF1
05であらかじめ設定しておいた値でサーボ動作を実行
し、サーボゲイン自動調整を実行させることになる
【0042】 ディスク1が交換されていなかった場合
は、ステップF102で前回のサーボゲイン調整時からの経
過時間が、或る所定の時間範囲内であるか否かを判別す
る。これは、時計部23からの時刻情報により判別す
る。例えばサーボゲイン調整を実行した際に、その時刻
をRAM11aに記憶しておく。そしてステップF102の
処理時点で現在時刻を確認し、その時間差を求めればよ
い。
【0043】 前回の調整時から或る期間以上、時間が経
過していると判別された場合は、サーボ制御に関する条
件が変化している可能性が高いため、ステップF105に進
んであらかじめ設定しておいた値でサーボ動作を実行
し、サーボゲイン自動調整を実行させることになる。
回の調整時からの時間経過が所定範囲内であった場合
は、ステップF103で前回のサーボゲイン調整時での温度
と現在の温度の差が、或る所定の値以内であるか否かを
判別する。これは、温度検出部21からの情報により判
別する。即ちサーボゲイン調整を実行した際に、その時
の温度情報をRAM11aに記憶しておく。そしてステ
ップF103の処理時点で現在の温度情報を得、それを比較
すればよい。
【0044】 温度差が或る値以上とされたときは、サー
ボ制御に関する条件が変化していると認められるため、
ステップF105に進んであらかじめ設定しておいた値でサ
ーボ動作を実行し、サーボゲイン自動調整を実行させる
ことになる。しかしながら、ディスク交換がなく、また
前回の調整時からあまり時間が経過しておらず、さらに
温度変化もないという場合は、前回の調整値のままで全
く問題なく適正な動作が実行できると判断できる。
【0045】 そこで、ステップF103で肯定結果が得られ
た場合は、ステップF104に進み、サーボゲインの自動調
整を実行せずに、即ち前回の調整値をそのまま用いてサ
ーボ動作を実行させるようにする。このサーボ動作とは
F105で行なわれるサーボ動作と同じであるがその内容を
以下に示す。光学ヘッド3のレーザ出力(再生レベル)
をオンとした後、サーボ回路9にフォーカスサーチの実
行を指示し、2軸機構4がドライブされてフォーカス引
き込み領域に達した後フォーカスサーボループを閉じ、
上記した回路系によるフォーカスサーボをかける。ま
た、スピンドルモータ2の回転駆動を指示し、回転速度
を所定速度にまで制御する。さらに上記した回路系によ
るトラッキングサーボをオンとする。
【0046】以上の立ち上げ処理が完了することによっ
て、各サーボがオン状態となり、即ち光磁気ディスク1
からデータの読み取りが可能になる。なお、立ち上げ動
作完了までの所要時間は1秒〜2秒程度である。 なお、
この場合の動作に必要となるため、システムコントロー
ラ11はサーボゲイン調整を行なう毎に、そのときの調
整値をRAM11aに保持するようにしている。
【0047】以上の処理により、本実施例では記録/再
生動作を実行する場合において、必要最小限のときの
み、サーボゲインの自動調整が行なわれることになり、
多くの場合はサーボゲインの自動調整を実行せずに、そ
のまま記録/再生動作に移ることになる。これによっ
て、ユーザーの操作に対して迅速な応答性で動作が実行
される機会が非常に多くなるとともに、常にサーボゲイ
ン等は最適状態に調整されるものとなり、記録再生装置
としての性能は著しく向上することとなる。
【0048】なお、実施例ではディスク変化、温度変
化、経時変化の3つでサーボゲインの調整の必要性を判
断するようにしたが、このうちの1つ又は2つにより判
断を行なうようにしてもよい。もちろんこれ以外に判断
条件を設定してもよい。またF105で使用するあらかじめ
設定しておいた値は工場出荷調整時のものでもよいし、
装置のデフォルト値でもよい。又は前回の調整値でもよ
い。また、上記実施例では記録再生装置において本発明
を採用した例をあげたが再生専用装置、記録専用装置で
あっても良い。また、光磁気ディスクに限らず、CD等
の光ディスクに対する再生装置であっても本発明を採用
できる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明の記録又は再
生装置は、温度変化、経時変化、記録媒体変化などによ
り、必要と認められた時のみにサーボ信号生成要素の自
動可変調整が行なわれるようにしているため、無駄なサ
ーボ信号生成要素の可変調整は行なわれず、実用上、殆
どの場合は、操作に応じて即座に記録動作や再生動作に
移ることができる。これにより使用性が向上し、かつ常
に最適なサーボ状態で安定した動作が行なわれることに
なるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の記録再生装置の要部のブロッ
ク図である。
【図2】実施例の記録再生装置のサーボ回路のブロック
図である。
【図3】実施例の自動調整実行判断処理のフローチャー
トである。
【符号の説明】 1 光磁気ディスク 3 光学ヘッド 4 2軸機構 8,14 エンコード/デコード部 9 サーボ回路 11 システムコントローラ 12 メモリコントローラ 13 バッファRAM 19 操作部 21 温度検出部 22 ディスク交換検出部 23 時計部 61,66 A/D変換器 62,67 加算器 64,69 乗算器 70 正弦波ROM 71,73 バンドパスフィルタ 72,74 比較器
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に対してデータの書込又は読出
    を行なうデータ書込又は読出手段と、 前記データ書込又は読出手段に対して各種サーボ信号を
    供給するとともに、所定のサーボ信号生成要素を可変調
    整することができるサーボ手段と、 サーボ信号生成要素を可変調整の必要性を判別する判別
    手段と、 前記サーボ手段によるサーボ動作を実行させる際に、前
    記判別手段による判別結果としてサーボ信号生成要素を
    可変調整の必要性が認められた場合のみに、前記サーボ
    手段にサーボ信号生成要素の可変調整動作を実行させる
    制御手段と、 を備えて構成されることを特徴とする記録又は再生装
    置。
  2. 【請求項2】 前記判別手段は、前回のサーボ信号生成
    要素の可変調整動作以降の記録媒体の交換動作の有無、
    前回のサーボ信号生成要素の可変調整動作からの経過時
    間、温度状況、の全部又は一部を検出してサーボ信号生
    成要素を可変調整の必要性を判別することを特徴とする
    請求項1に記載の記録又は再生装置。
JP13566895A 1995-05-11 1995-05-11 記録又は再生装置 Withdrawn JPH08315530A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010015633A (ja) * 2008-07-02 2010-01-21 Sharp Corp 光ディスク装置
EP2276164A3 (en) * 2009-06-30 2016-01-27 Canon Kabushiki Kaisha Motor control apparatus and image forming apparatus

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