JPH08315765A - 静電スキャン式イオン注入方法 - Google Patents
静電スキャン式イオン注入方法Info
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- JPH08315765A JPH08315765A JP7145679A JP14567995A JPH08315765A JP H08315765 A JPH08315765 A JP H08315765A JP 7145679 A JP7145679 A JP 7145679A JP 14567995 A JP14567995 A JP 14567995A JP H08315765 A JPH08315765 A JP H08315765A
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- ion
- axis direction
- scanning
- ion beam
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Abstract
(57)【要約】
【目 的】 半導体ウエハの中心部と周縁部とのイオン
注入による不純物分布濃度の不均一性を抑制することが
でき、特性の均一な半導体装置を製造することができる
静電スキャン式イオン注入方法を提供すること。 【構 成】 Y軸走査電極11a,11bに鋸波発生回
路14から一定周波数の鋸波電圧を印加した状態で、X
軸走査電極10a,10bに三角波発生回路15から発
生する可変周波数の三角は電圧を印加するこにより、イ
オン・ビーム3のY軸方向の走査が前記イオン注入面8
aのY軸方向の上端側から下端側行くにしたがいイオン
・ビーム3のX軸方向の走査速度を漸減させることを特
徴とする。
注入による不純物分布濃度の不均一性を抑制することが
でき、特性の均一な半導体装置を製造することができる
静電スキャン式イオン注入方法を提供すること。 【構 成】 Y軸走査電極11a,11bに鋸波発生回
路14から一定周波数の鋸波電圧を印加した状態で、X
軸走査電極10a,10bに三角波発生回路15から発
生する可変周波数の三角は電圧を印加するこにより、イ
オン・ビーム3のY軸方向の走査が前記イオン注入面8
aのY軸方向の上端側から下端側行くにしたがいイオン
・ビーム3のX軸方向の走査速度を漸減させることを特
徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、所定のチルト角度を
有する半導体ウエハにイオンを注入するに際し、そのイ
オン注入面のY軸方向の一端から下端に行くにつれてX
軸方向のイオン・ビームの走査速度を変化させることに
より、イオン注入面に均一にイオンを注入できるように
した静電スキャン式イオン注入方法に関する。
有する半導体ウエハにイオンを注入するに際し、そのイ
オン注入面のY軸方向の一端から下端に行くにつれてX
軸方向のイオン・ビームの走査速度を変化させることに
より、イオン注入面に均一にイオンを注入できるように
した静電スキャン式イオン注入方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、CMOS集積回路の製造
に際し、半導体ウエハにおけるイオンを打ち込む工程で
は、リンをドープしたN型シリコン単結晶を薄いウエハ
に切り出して、表面を鏡面研磨した半導体ウエハを高温
の酸素雰囲気で表面を酸化させ、Si O2 の酸化膜を成
長させ、この酸化膜上にフォトレジストを塗布した後、
写真蝕刻法により酸化膜上にPウエルの領域となる部位
にパターンを形成し、このパターン化されたフオトレジ
ストをマスクにしてイオン注入装置によりホウ素などの
イオンをシリコン基板内に打ち込む。
に際し、半導体ウエハにおけるイオンを打ち込む工程で
は、リンをドープしたN型シリコン単結晶を薄いウエハ
に切り出して、表面を鏡面研磨した半導体ウエハを高温
の酸素雰囲気で表面を酸化させ、Si O2 の酸化膜を成
長させ、この酸化膜上にフォトレジストを塗布した後、
写真蝕刻法により酸化膜上にPウエルの領域となる部位
にパターンを形成し、このパターン化されたフオトレジ
ストをマスクにしてイオン注入装置によりホウ素などの
イオンをシリコン基板内に打ち込む。
【0003】このようなイオンの打ち込みに際し、シリ
コン基板内にイオンが均一に打ち込まれるために静電ス
キャン式イオン注入装置を使用し、半導体ウエハを所定
角度傾斜させてイオン注入装置からイオン・ビームを半
導体ウエハのイオン注入面に照射してイオンの注入を行
うようにしている。
コン基板内にイオンが均一に打ち込まれるために静電ス
キャン式イオン注入装置を使用し、半導体ウエハを所定
角度傾斜させてイオン注入装置からイオン・ビームを半
導体ウエハのイオン注入面に照射してイオンの注入を行
うようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、イオン
注入すべき半導体ウエハを所定のチルト角度に傾斜させ
てイオン注入を行うと、半導体ウエハのイオン注入面で
のイオン・ビームの入射角度が中心部と周縁部とでは異
なり、そのためにイオン注入面の中心部から周縁部に行
くにつれて半導体ウエハ内でのイオン注入による不純物
分布濃度が漸減する傾向にある。つまり、半導体ウエハ
内での不純物分布濃度が均一性に欠ける嫌いがある。半
導体ウエハのチルト角度が小さい場合には、その注入イ
オン濃度の不均一性がそれほど問題にはならないが、半
導体ウエハのチルト角度が大きい場合には、半導体ウエ
ハのイオン注入面でのイオン・ビームの入射角度が中心
部と周縁部とでは、大きく異なってくることになり、イ
オン注入面の中心部での半導体ウエハ内のイオン注入に
よる不純物分布濃度が大きく、周縁部では逆に不純物分
布濃度が小さくなる。その結果、半導体装置の特性の不
揃いによる製品歩留の低下、ひいては、半導体装置の価
格の低減化を阻害することになる。
注入すべき半導体ウエハを所定のチルト角度に傾斜させ
てイオン注入を行うと、半導体ウエハのイオン注入面で
のイオン・ビームの入射角度が中心部と周縁部とでは異
なり、そのためにイオン注入面の中心部から周縁部に行
くにつれて半導体ウエハ内でのイオン注入による不純物
分布濃度が漸減する傾向にある。つまり、半導体ウエハ
内での不純物分布濃度が均一性に欠ける嫌いがある。半
導体ウエハのチルト角度が小さい場合には、その注入イ
オン濃度の不均一性がそれほど問題にはならないが、半
導体ウエハのチルト角度が大きい場合には、半導体ウエ
ハのイオン注入面でのイオン・ビームの入射角度が中心
部と周縁部とでは、大きく異なってくることになり、イ
オン注入面の中心部での半導体ウエハ内のイオン注入に
よる不純物分布濃度が大きく、周縁部では逆に不純物分
布濃度が小さくなる。その結果、半導体装置の特性の不
揃いによる製品歩留の低下、ひいては、半導体装置の価
格の低減化を阻害することになる。
【0005】本発明は、上述の問題に鑑みなされたもの
であり、半導体ウエハの中心部と周縁部とのイオン注入
による不純物分布濃度の不均一性を抑制することがで
き、特性の均一な半導体装置を製造することができる静
電スキャン式イオン注入方法を提供することを目的とす
る。
であり、半導体ウエハの中心部と周縁部とのイオン注入
による不純物分布濃度の不均一性を抑制することがで
き、特性の均一な半導体装置を製造することができる静
電スキャン式イオン注入方法を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、所定のチルト角度を有する半導体ウエハの
イオン注入面にイオン発生源からのイオン・ビームをX
Y軸方向に走査することにより注入する静電スキャン式
イオン注入方法であって、前記イオン・ビームのX軸方
向の走査速度を、前記半導体ウエハのイオン注入面にお
けるY軸方向のイオン・ビーム入射角度の小さい側から
イオン・ビーム入射角度の大きい側に行くにしたがい漸
減したものである。また、本発明は、前記イオン発生源
のX軸走査電極に三角波電圧を印加することにより、前
記イオン発生源からのイオン・ビームをX軸方向に走査
するとともに前記三角波電圧の周波数をイオン注入面に
おけるY軸方向のイオン・ビーム入射角度の小さい側か
らイオン・ビーム入射角度の大きい側に行くにしたがい
漸減したことを特徴とする。
に本発明は、所定のチルト角度を有する半導体ウエハの
イオン注入面にイオン発生源からのイオン・ビームをX
Y軸方向に走査することにより注入する静電スキャン式
イオン注入方法であって、前記イオン・ビームのX軸方
向の走査速度を、前記半導体ウエハのイオン注入面にお
けるY軸方向のイオン・ビーム入射角度の小さい側から
イオン・ビーム入射角度の大きい側に行くにしたがい漸
減したものである。また、本発明は、前記イオン発生源
のX軸走査電極に三角波電圧を印加することにより、前
記イオン発生源からのイオン・ビームをX軸方向に走査
するとともに前記三角波電圧の周波数をイオン注入面に
おけるY軸方向のイオン・ビーム入射角度の小さい側か
らイオン・ビーム入射角度の大きい側に行くにしたがい
漸減したことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明においては、イオン・ビームのX軸方向
の走査速度を、半導体ウエハのイオン注入面におけるY
軸方向のイオン・ビーム入射角度の小さい側からイオン
・ビーム入射角度の大きい側に行くにしたがい漸減する
ことにより、イオン注入による半導体ウエハ内の中心部
と周縁部とのイオン注入による不純物分布濃度の不均一
性を抑制することができ、特性の均一な半導体装置を製
造することができる。
の走査速度を、半導体ウエハのイオン注入面におけるY
軸方向のイオン・ビーム入射角度の小さい側からイオン
・ビーム入射角度の大きい側に行くにしたがい漸減する
ことにより、イオン注入による半導体ウエハ内の中心部
と周縁部とのイオン注入による不純物分布濃度の不均一
性を抑制することができ、特性の均一な半導体装置を製
造することができる。
【0008】
【実施例】以下、発明の一実施例について図面に基づき
説明する。図1は本発明の方法を適用したイオン注入装
置の概略的構成を示す構成説明図であり、図2は本発明
を実施するためのこのイオン注入装置における走査系の
概略的構成を示すブッロク図である。
説明する。図1は本発明の方法を適用したイオン注入装
置の概略的構成を示す構成説明図であり、図2は本発明
を実施するためのこのイオン注入装置における走査系の
概略的構成を示すブッロク図である。
【0009】この図1、図2の両図において、まず図1
のイオン注入装置の全体的構成から概述する。図1にい
て、1はイオン源であり、このイオン源1で目的のイオ
ンを含んだプラズマを生成する。イオン源1の前方に
は、引出し電極2が配設されており、引出し電極2には
20〜30KV程度の電位を印加してイオン・ビーム3
をイオン源1から引き出す。引出し電極2は、単一収束
レンズで構成されている場合が多い。引き出されたイオ
ン・ビームは、一般に目的とするイオンの他に多くの不
要イオンが含まれているので、分離電磁石4により、目
的イオンのみを分離するようにしている。
のイオン注入装置の全体的構成から概述する。図1にい
て、1はイオン源であり、このイオン源1で目的のイオ
ンを含んだプラズマを生成する。イオン源1の前方に
は、引出し電極2が配設されており、引出し電極2には
20〜30KV程度の電位を印加してイオン・ビーム3
をイオン源1から引き出す。引出し電極2は、単一収束
レンズで構成されている場合が多い。引き出されたイオ
ン・ビームは、一般に目的とするイオンの他に多くの不
要イオンが含まれているので、分離電磁石4により、目
的イオンのみを分離するようにしている。
【0010】分離電磁石4はイオンの分離度向上のため
に、イオンの立体収束を行い、しかもイオンの輸送効率
を上げるために、磁場の端面に対して斜めにイオン・ビ
ーム3を入射させ、かつイオン・ビーム3を斜めに磁場
の端面から射出する所謂2重収束形態を採っている。
に、イオンの立体収束を行い、しかもイオンの輸送効率
を上げるために、磁場の端面に対して斜めにイオン・ビ
ーム3を入射させ、かつイオン・ビーム3を斜めに磁場
の端面から射出する所謂2重収束形態を採っている。
【0011】前記イオン源1、引出し電極2、分離電磁
石4は高電圧端子(図示しない)上に置き、スリット5
によりイオン・ビーム3を完全に分離し、この分離され
たイオン・ビームを加速管6に導く。加速管6には、高
電圧が印加されており、分離されたイオン・ビームに大
きなエネルギを与え、イオン・ビームが加速され、収束
系7に導かれて、そこで半導体ウエハ8のイオン注入面
8aに収束点を持つように収束される。収束系7で収束
されたイオン・ビーム3は、走査系9を構成するX軸走
査電極10とY軸走査電極11とによりXY方向に走査
される。なお、上記の加速管6から収束系7、走査系9
の間において、イオン・ビームがイオン源1で使用した
ガスと空気を主体とする残留ガスと衝突して中性粒子を
発生する。この中性粒子を除去するために偏向電極12
が設けられている。
石4は高電圧端子(図示しない)上に置き、スリット5
によりイオン・ビーム3を完全に分離し、この分離され
たイオン・ビームを加速管6に導く。加速管6には、高
電圧が印加されており、分離されたイオン・ビームに大
きなエネルギを与え、イオン・ビームが加速され、収束
系7に導かれて、そこで半導体ウエハ8のイオン注入面
8aに収束点を持つように収束される。収束系7で収束
されたイオン・ビーム3は、走査系9を構成するX軸走
査電極10とY軸走査電極11とによりXY方向に走査
される。なお、上記の加速管6から収束系7、走査系9
の間において、イオン・ビームがイオン源1で使用した
ガスと空気を主体とする残留ガスと衝突して中性粒子を
発生する。この中性粒子を除去するために偏向電極12
が設けられている。
【0012】上記のように構成されたイオン注入装置を
用いて半導体ウエハ8のイオン注入面にイオンを打ち込
むわけであるが、本発明では、特にこのイオン注入装置
における走査系9を図2に示すように構成したイオン注
入装置を用いてイオン注入を実施するようにしている。
図2において、13は前記図1に示したイオン注入装置
における走査系9を除くイオン源1から収束系7までの
構成を含めて一括して示すものであり、ここでは、便宜
上「イオン・ビーム発生系」と称することにする。イオ
ン・ビーム発生系13を出たイオン・ビームは走査系9
に入射するが、この走査系9における相対向する1対の
Y軸走査電極11a,11bには、振幅および周波数と
もに一定の鋸波状のY軸走査用電圧が鋸波発生回路14
から印加される。これにより、イオン・ビーム発生系1
3から走査系9に入射されたイオン・ビームは半導体ウ
エハ8のイオン注入面8aにおいてY軸方向に走査され
る。
用いて半導体ウエハ8のイオン注入面にイオンを打ち込
むわけであるが、本発明では、特にこのイオン注入装置
における走査系9を図2に示すように構成したイオン注
入装置を用いてイオン注入を実施するようにしている。
図2において、13は前記図1に示したイオン注入装置
における走査系9を除くイオン源1から収束系7までの
構成を含めて一括して示すものであり、ここでは、便宜
上「イオン・ビーム発生系」と称することにする。イオ
ン・ビーム発生系13を出たイオン・ビームは走査系9
に入射するが、この走査系9における相対向する1対の
Y軸走査電極11a,11bには、振幅および周波数と
もに一定の鋸波状のY軸走査用電圧が鋸波発生回路14
から印加される。これにより、イオン・ビーム発生系1
3から走査系9に入射されたイオン・ビームは半導体ウ
エハ8のイオン注入面8aにおいてY軸方向に走査され
る。
【0013】また、走査系9のX軸走査電極10a,1
0bには、振幅が一定で周波数が変化する三角波のX軸
走査用電圧が三角波発生回路15から印加される。この
三角波発生回路15は、半導体ウエハ8のイオン注入面
8aにおけるイオン・ビームの走査時に、イオン注入面
8aのY軸方向の上端からY軸方向の下端に走査が進行
するにつれて、イオン注入面8aに対するイオン・ビー
ムの入射角度の漸増に伴い、X軸方向の走査速度が漸減
するように、周波数が漸次低くなるように周波数制御さ
れる構成になっている。
0bには、振幅が一定で周波数が変化する三角波のX軸
走査用電圧が三角波発生回路15から印加される。この
三角波発生回路15は、半導体ウエハ8のイオン注入面
8aにおけるイオン・ビームの走査時に、イオン注入面
8aのY軸方向の上端からY軸方向の下端に走査が進行
するにつれて、イオン注入面8aに対するイオン・ビー
ムの入射角度の漸増に伴い、X軸方向の走査速度が漸減
するように、周波数が漸次低くなるように周波数制御さ
れる構成になっている。
【0014】次に、このような走査系9を有するイオン
注入装置を用いて半導体ウエハ8のイオン注入面8aに
イオンを注入する方法について説明する。図3は、半導
体ウエハ8のイオン注入面8aを拡大して示した説明図
であり、図4はイオン注入面8aを拡大して示した説明
用側面図であり、ともに酸化膜のマスク等を図示省略し
て概略的に示している。図4からも明らかなように、半
導体ウエハ8のイオン注入面8aはあらかじめ所定の角
度、例えば、7°のチルト角度をもって設置されてい
る。
注入装置を用いて半導体ウエハ8のイオン注入面8aに
イオンを注入する方法について説明する。図3は、半導
体ウエハ8のイオン注入面8aを拡大して示した説明図
であり、図4はイオン注入面8aを拡大して示した説明
用側面図であり、ともに酸化膜のマスク等を図示省略し
て概略的に示している。図4からも明らかなように、半
導体ウエハ8のイオン注入面8aはあらかじめ所定の角
度、例えば、7°のチルト角度をもって設置されてい
る。
【0015】このイオン注入面8aにイオンの注入を行
うに際し、図2で示した走査系9を有するイオン注入装
置のイオン源1から発生したプラズマを含むイオンが、
高電圧を印加した引出し電極2でイオン・ビーム3とし
てイオン源1から引き出される。このイオン・ビーム3
は、分離電磁石4に入り、そこで目的とするイオンのみ
が分離され、この分離された目的とするイオンはスリッ
ト5により目的とするイオン・ビームとして、引き出さ
れて加速管6に導かれ、加速管6でイオン・ビームが加
速され、さらに収束系7で半導体ウエハ8のイオン注入
面8aに収束点を持つように収束された後に走査系9に
入射される。
うに際し、図2で示した走査系9を有するイオン注入装
置のイオン源1から発生したプラズマを含むイオンが、
高電圧を印加した引出し電極2でイオン・ビーム3とし
てイオン源1から引き出される。このイオン・ビーム3
は、分離電磁石4に入り、そこで目的とするイオンのみ
が分離され、この分離された目的とするイオンはスリッ
ト5により目的とするイオン・ビームとして、引き出さ
れて加速管6に導かれ、加速管6でイオン・ビームが加
速され、さらに収束系7で半導体ウエハ8のイオン注入
面8aに収束点を持つように収束された後に走査系9に
入射される。
【0016】走査系9において、Y軸走査電極11a,
11bに鋸波発生回路14から一定周波数の鋸波電圧を
印加した状態で、X軸走査電極10a,10bに三角波
発生回路15から発生する可変周波数の三角は電圧が印
加されると、X軸方向のイオン・ビーム3は、イオン注
入面8aのY軸方向上端側からY軸方向の下端側に向け
て、図3に示す軌跡で走査される。
11bに鋸波発生回路14から一定周波数の鋸波電圧を
印加した状態で、X軸走査電極10a,10bに三角波
発生回路15から発生する可変周波数の三角は電圧が印
加されると、X軸方向のイオン・ビーム3は、イオン注
入面8aのY軸方向上端側からY軸方向の下端側に向け
て、図3に示す軌跡で走査される。
【0017】この場合、イオン注入面8aのY軸方向上
端側近傍では、例えば、図5に示すように、周期T1の
三角波電圧を三角波発生回路15から発生してX軸走査
電極10a,10bに印加し、イオン注入面8aのY軸
方向の下端側では、図6に示すように、周期T1より周
期の大きい周期T2(すなわち、周期T1<周期T2)
の三角波電圧をX軸走査電極10a,01bに印加す
る。換言すれば、イオン注入面8aのY軸方向の下端側
では、周波数が漸次低くなって最低周波数の三角波電圧
による周波数制御を行うことにより、X軸方向の走査速
度を制御する。また、イオン注入面8aでのY軸方向の
上端側と下端側との間の中間部位では、前記周期T1と
T2間の周期で漸次変化する三角波電圧によりX軸方向
の走査速度を制御する。
端側近傍では、例えば、図5に示すように、周期T1の
三角波電圧を三角波発生回路15から発生してX軸走査
電極10a,10bに印加し、イオン注入面8aのY軸
方向の下端側では、図6に示すように、周期T1より周
期の大きい周期T2(すなわち、周期T1<周期T2)
の三角波電圧をX軸走査電極10a,01bに印加す
る。換言すれば、イオン注入面8aのY軸方向の下端側
では、周波数が漸次低くなって最低周波数の三角波電圧
による周波数制御を行うことにより、X軸方向の走査速
度を制御する。また、イオン注入面8aでのY軸方向の
上端側と下端側との間の中間部位では、前記周期T1と
T2間の周期で漸次変化する三角波電圧によりX軸方向
の走査速度を制御する。
【0018】このようにすることにり、イオン注入面8
aのY軸方向のイオン・ビームは一定速度で走査される
が、X軸方向のイオン・ビームの走査速度は、イオン注
入面8aのY軸方向の上端側からY軸方向の下端側に向
けて進行するにつれて漸減される。このX軸方向のイオ
ン・ビームの走査の走査速度の変化は、半導体ウエハ8
のチルト角度により適宜制御する。例えば、図4に示す
ように、半導体ウエハ8のイオン注入面8aが所定のチ
ルト角度で傾斜している状態でイオン・ビーム3が入射
する場合に、イオン注入面8aのY軸方向の上端側での
イオン・ビーム3の入射角をθ1、イオン注入面8aの
中央部位でのイオン・ビーム3の入射角をθ2、イオン
注入面8aのY軸方向の下端側でのイオン・ビーム3の
入射角をθ3とし、θ1<θ2<θ3とした場合には、
前記従来のようにX軸方向の走査速度を変えなければ、
イオン注入面8aのイオンの注入量は、下端側で多くな
り、上端側に行くにしたがい少なくなり、イオン注入面
8aの不純物の濃度分布は不均一となってしまう。
aのY軸方向のイオン・ビームは一定速度で走査される
が、X軸方向のイオン・ビームの走査速度は、イオン注
入面8aのY軸方向の上端側からY軸方向の下端側に向
けて進行するにつれて漸減される。このX軸方向のイオ
ン・ビームの走査の走査速度の変化は、半導体ウエハ8
のチルト角度により適宜制御する。例えば、図4に示す
ように、半導体ウエハ8のイオン注入面8aが所定のチ
ルト角度で傾斜している状態でイオン・ビーム3が入射
する場合に、イオン注入面8aのY軸方向の上端側での
イオン・ビーム3の入射角をθ1、イオン注入面8aの
中央部位でのイオン・ビーム3の入射角をθ2、イオン
注入面8aのY軸方向の下端側でのイオン・ビーム3の
入射角をθ3とし、θ1<θ2<θ3とした場合には、
前記従来のようにX軸方向の走査速度を変えなければ、
イオン注入面8aのイオンの注入量は、下端側で多くな
り、上端側に行くにしたがい少なくなり、イオン注入面
8aの不純物の濃度分布は不均一となってしまう。
【0019】しかし、本発明では、上述のように、イオ
ン注入面8aのY軸方向の上端側から下端側にいくにし
たがってX軸方向の走査速度を漸減するようにしている
から、この下端側においては、イオン注入面8aへのイ
オンの注入量が少なくなり、またイオン注入面8aの上
端側に行くにしたがい多くなる。したがって、イオン注
入面8aの全体に亘ってイオン注入による不純物の濃度
分布が均一になる。
ン注入面8aのY軸方向の上端側から下端側にいくにし
たがってX軸方向の走査速度を漸減するようにしている
から、この下端側においては、イオン注入面8aへのイ
オンの注入量が少なくなり、またイオン注入面8aの上
端側に行くにしたがい多くなる。したがって、イオン注
入面8aの全体に亘ってイオン注入による不純物の濃度
分布が均一になる。
【0020】なお、前記実施例の説明では、イオン・ビ
ームのX方向の走査速度をイオン注入面8aのY軸方向
の上端側から下端側にいくにしたがって漸減させるよう
にした場合について説明をしたが、イオン注入面8aの
チルト角度によって、前記実施例とは逆にイオン・ビー
ムのX方向の走査速度をイオン注入面8aのY軸方向の
上端側から下端側にいくにしたがって漸増させるように
してもよい。要は、イオン注入面8aのチルト角度によ
ってX軸方向の走査速度を漸次可変するようにすればよ
い。また、本発明におけるX軸方向の走査速度の制御方
式は、上記実施例に示す構成のものに限定されず、請求
項に記載した範囲を逸脱しない限り、種々の変形が可能
である。
ームのX方向の走査速度をイオン注入面8aのY軸方向
の上端側から下端側にいくにしたがって漸減させるよう
にした場合について説明をしたが、イオン注入面8aの
チルト角度によって、前記実施例とは逆にイオン・ビー
ムのX方向の走査速度をイオン注入面8aのY軸方向の
上端側から下端側にいくにしたがって漸増させるように
してもよい。要は、イオン注入面8aのチルト角度によ
ってX軸方向の走査速度を漸次可変するようにすればよ
い。また、本発明におけるX軸方向の走査速度の制御方
式は、上記実施例に示す構成のものに限定されず、請求
項に記載した範囲を逸脱しない限り、種々の変形が可能
である。
【0021】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明は、
イオン・ビームのX軸方向の走査速度を、半導体ウエハ
のイオン注入面におけるY軸方向のイオン・ビーム入射
角度の小さい側からイオン・ビーム入射角度の大きい側
に行くにしたがい漸減することにより、イオン注入によ
る半導体ウエハ内の中心部と周縁部とのイオン注入によ
る不純物分布濃度の不均一性を抑制することができ、特
性の均一な半導体装置を製造することができる。
イオン・ビームのX軸方向の走査速度を、半導体ウエハ
のイオン注入面におけるY軸方向のイオン・ビーム入射
角度の小さい側からイオン・ビーム入射角度の大きい側
に行くにしたがい漸減することにより、イオン注入によ
る半導体ウエハ内の中心部と周縁部とのイオン注入によ
る不純物分布濃度の不均一性を抑制することができ、特
性の均一な半導体装置を製造することができる。
【図1】本発明の静電スキャン式イオン注入方法を適用
したイオン注入装置の概略構成図である。
したイオン注入装置の概略構成図である。
【図2】本発明の静電スキャン式イオン注入方法に適用
されるイオン注入装置における走査系の概略構成を示す
ブロック図である。
されるイオン注入装置における走査系の概略構成を示す
ブロック図である。
【図3】本発明の静電スキャン式イオン注入方法による
イオン・ビームの走査方法を説明するための半導体ウエ
ハのイオン注入面の説明図である。
イオン・ビームの走査方法を説明するための半導体ウエ
ハのイオン注入面の説明図である。
【図4】本発明の静電スキャン式イオン注入方法による
イオン・ビームの走査方法を説明するための半導体ウエ
ハのイオン注入面の説明図である。
イオン・ビームの走査方法を説明するための半導体ウエ
ハのイオン注入面の説明図である。
【図5】本発明の静電スキャン式イオン注入方法に適用
されるイオン注入装置のX軸走査電極に早い走査速度の
領域で印加される三角波電圧を示す波形図である。
されるイオン注入装置のX軸走査電極に早い走査速度の
領域で印加される三角波電圧を示す波形図である。
【図6】本発明の静電スキャン式イオン注入方法に適用
されるイオン注入装置のX軸走査電極に遅い走査速度の
領域で印加される三角波電圧を示す波形図である。
されるイオン注入装置のX軸走査電極に遅い走査速度の
領域で印加される三角波電圧を示す波形図である。
1 イオン源 2 引出し電極 3 イオン・ビーム 4 分離電磁石 5 スリット 6 加速管 7 収束系 8 半導体装置 8a イオン注入面 9 走査系 10,10a,10b X軸走査電極 11,11a,11b Y軸走査電極 12 偏向電極 13 イオン・ビーム発生系 14 鋸波発生回路 15 三角波発生回路
Claims (2)
- 【請求項1】 所定のチルト角度を有する半導体ウエハ
のイオン注入面にイオン発生源からのイオン・ビームを
XY軸方向に走査することにより注入する静電スキャン
式イオン注入方法であって、 前記イオン・ビームのX軸方向の走査速度を、前記半導
体ウエハのイオン注入面におけるY軸方向のイオン・ビ
ーム入射角度の小さい側からイオン・ビーム入射角度の
大きい側に行くにしたがい漸減した、 ことを特徴とする静電スキャン式イオン注入方法。 - 【請求項2】 前記イオン発生源のX軸走査電極に三角
波電圧を印加することにより、前記イオン発生源からの
イオン・ビームをX軸方向に走査するとともに前記三角
波電圧の周波数をイオン注入面におけるY軸方向のイオ
ン・ビーム入射角度の小さい側からイオン・ビーム入射
角度の大きい側に行くにしたがい漸減したことを特徴と
する請求項1記載の静電スキャン式イオン注入方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7145679A JPH08315765A (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | 静電スキャン式イオン注入方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7145679A JPH08315765A (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | 静電スキャン式イオン注入方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08315765A true JPH08315765A (ja) | 1996-11-29 |
Family
ID=15390589
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7145679A Pending JPH08315765A (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | 静電スキャン式イオン注入方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08315765A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100689673B1 (ko) * | 2004-05-10 | 2007-03-09 | 주식회사 하이닉스반도체 | 반도체소자의 불균일 이온주입 방법 |
| KR100713000B1 (ko) * | 2006-04-03 | 2007-05-02 | 주식회사 하이닉스반도체 | 불균일 이온주입 장치 및 방법 |
| US7825015B2 (en) | 2004-05-10 | 2010-11-02 | Hynix Semiconductor, Inc. | Method for implanting ions in semiconductor device |
| CN114975765A (zh) * | 2022-07-19 | 2022-08-30 | 济南晶正电子科技有限公司 | 复合单晶压电薄膜及其制备方法 |
-
1995
- 1995-05-19 JP JP7145679A patent/JPH08315765A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100689673B1 (ko) * | 2004-05-10 | 2007-03-09 | 주식회사 하이닉스반도체 | 반도체소자의 불균일 이온주입 방법 |
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| US8951857B2 (en) | 2004-05-10 | 2015-02-10 | SK Hynix Inc. | Method for implanting ions in semiconductor device |
| DE102004063691B4 (de) * | 2004-05-10 | 2019-01-17 | Hynix Semiconductor Inc. | Verfahren zum Implantieren von Ionen in einem Halbleiterbauelement |
| KR100713000B1 (ko) * | 2006-04-03 | 2007-05-02 | 주식회사 하이닉스반도체 | 불균일 이온주입 장치 및 방법 |
| CN114975765A (zh) * | 2022-07-19 | 2022-08-30 | 济南晶正电子科技有限公司 | 复合单晶压电薄膜及其制备方法 |
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